JPS5935728Y2 - 建築用複合板 - Google Patents

建築用複合板

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JPS5935728Y2
JPS5935728Y2 JP10783979U JP10783979U JPS5935728Y2 JP S5935728 Y2 JPS5935728 Y2 JP S5935728Y2 JP 10783979 U JP10783979 U JP 10783979U JP 10783979 U JP10783979 U JP 10783979U JP S5935728 Y2 JPS5935728 Y2 JP S5935728Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は金属板からなる表面材と、断熱材と、高温下に
おける嵩上村として機能する間隔保持材とを一体に形成
した建築用複合板に関する。
例えば、建築、構造物の外壁はパネルを用いた、所謂乾
式1法で形成することが多くなりつつある。
特に、軽量化を図った、例えば金属板と合成樹脂発泡体
からなる複合板やサンドイッチ構造板が増加の一途を辿
っている。
しかしながら、この種パネルは、金属面が火炎等にさら
された際には高熱によって金属板が膨張し、大きく歪み
、これらパネルの連結がはずれたり、間隙が生じたりす
ると共に、この弱点部分から火炎、熱が内部へ侵入する
欠点があった。
また、この種パネルの断熱材は軽量化と高断熱性の関係
から合成樹脂発泡体か、これに防火剤等を添加した構成
となっていた。
そのため、高熱下では断熱材が収縮、溶解したり、燃焼
する欠点があった。
本考案はこのような欠点を除去するため、複合板の目地
部からの火炎、熱の侵入を胴縁等に直接伝導しないよう
に、不燃材からなる間隔保持材を目地部裏面に介在させ
た構造とすると共に、他部分は軽量で、高断熱性の合成
樹脂発泡体等からなる断熱材で形成し、目地部からの火
炎、熱気の侵入を阻止することができ、かつ、軽量で断
熱性にすぐれた建築用複合板を提案するものである。
以下に、図面を用いて本考案に係る建築用複合板の一実
施例について詳細に説明する。
第1図は上記複合板の一例を示す縦断面図であり、1は
金属板からなる表面材で断面を凹状とした主体2とその
一側端縁を外側方へ突出した差込縁3と他側端縁を内方
に屈曲し、次ぎに外方へ屈曲し、そのまま外側方へ延長
して逆コ字状の断面とした差込溝4と延長部5を形成し
、また延長部5の途中に形成した突条6と延長部5の先
端を外方へ屈曲した舌片7とから構成したものである。
なお、舌片8は差込縁3の先端を外方に屈曲したもので
あるが、これは必要に応して形成するものである。
さらに説明すると、主体2は後記する断熱材を充填する
ためのものであると共に、断熱材充填時の型材としても
機能するものであり、突条6は目地部における係合力の
強化と毛細管現象の防止、および雨返しとして機能し、
また舌片7は両返しと下記する断熱材の裏面の一部と接
触してバッキング機能を発揮するものである。
9は断熱材で表面材1の主体2に原料状態で吐出し、断
面をT字状に形成すると共に、表面材1と一体に自己接
着性で固着するものである。
さらに説明すると、断熱材9は主に建築用複合板の軽量
化を図ると共に、高断熱性と強度を得るに役立つもので
ある。
その具体例としては、ポリウレタンフォーム、ポリイソ
シアヌレートフオーム、フェノールフオーム等であり、
もちろんウレタン変性ポリイソシアヌレート、フェノー
ル変性ポリイソシアヌレートフオーム、あるいはこの種
フオーム内に硼酸塩、珪酸塩、繊維状物、無機質多孔粒
等の1種以上を添加混在させた発泡体などの1種からな
るものである。
また、上記硼酸塩としては硼砂、メタ硼酸ソーダであり
、珪酸塩としては粉末水ガラス、メタ珪酸ソーダである
また、無機質多孔粒としてはパーライト粒、バーミキュ
ライト、シラスバルーン等の1種以上からなるものであ
る。
なお、上記添加物は合成樹脂発泡体原料100重量部に
対し、50〜300重量部の範囲であり、JIS−A−
1321号の試験に合格できる防火性能を有する断熱材
である。
さらに断熱材9としては、上記無機質多孔粒と水ガラス
を主成分とするバインダを混合して主体2に吐出し、成
形した場合も含むものである。
10は間隔保持材で断熱材9の膨出部9aの一側面、下
縁4a、延長部5で形成される長方形状の窪部に接着し
、延長部5裏面に剛性、防火性、断熱性を具備せしめた
ものである。
すなわち、釘の打設が容易となり、かつ、高熱下でも目
地部において建築用複合板が変形しないことにより、目
地部αからの熱気、火炎の侵入を防止でき、しかも熱伝
導率も低くしたものである。
その形状としては長方形の断面で、長尺であり、厚さt
が断熱材9の膨出部9aと同じで、幅Wは差込溝4の最
奥から舌片7よりも突出した打法である。
これは第2図に示すように目地部αに3つの空隙■、O
,Oを形成することと、断熱材9と表面材1とが直接的
に接触するのを避けて、より防火性、断熱性を強化する
ためである。
その材料としては、フェノール樹脂発泡体(フオーム)
、高密度グラスウール、ロックウール、珪酸カルシウム
板、石膏ボード、可撓性のあるスレート板、塩化ビニー
ルと炭酸カルシウムを主成分とする準不燃クラスの発泡
体等の1種以上からなるものである。
11はシート状物で断熱材9の裏面の露出した長手方向
の3面を被覆すると共に、一端11aを差込縁3の裏面
に、他端11bを下端4aに接着し、断熱材9形成時の
離型材とサンドイッチ構造により建築用複合板の機械強
度を強化するのに役立つものである。
シート状物11を具体的に例示すれば、−例としてはク
ラフト紙、アスベスト紙、石膏紙、ガラス繊維等、合成
樹脂等の不織布、金属箔(AI、 Pb)、発泡シート
(3〜4mm)、アスファルトフェルト等の1種以上を
ラミネートしたもの、あるいは高温時に保形性を得るた
めに金網を両面からシートでサンドイッチし、これを成
形したシート状物等からなるものである。
なお、シート状物11は成形体、あるいは断熱材9の注
入時に型内で断熱材9の発泡と同時に成形することもあ
る。
次ぎに本考案に係る建築用複合板の装着状態について説
明する。
第2図において、Aは胴縁、Bは釘、■、■は本考案に
係る建築用複合板であり、胴縁Aに建築用複合板■を釘
Bを介して固着する。
この建築用複合板■の係合溝4に相隣接する建築用複合
板■の差込縁3を挿入し、連結する。
そして壁体を形成するには、このような工程を順次、桁
方向に行えばよい。
この目地部においてはシート状物11と突条6とが線接
触状で接触し、雨水等の侵入および火炎の侵入を阻止し
、次ぎに舌片7とシート状物11、間隔保持片10の側
壁とシート状物11 とで阻止するものである。
以上説明したのは本考案の一実施例にすぎず、第3図a
−dに示すように構成することもできる。
すなわち、aはロックウール等の間隔保持材10を延長
部5に針金、ステーブル等12で機械的に一体にしたも
のであり、特に耐火、耐熱性にすぐれた複合板となる。
b図は膨出部9aの部分に無機質多孔粒13を高密度に
分布し、かつ断熱材9の形成時に一挙にバインドしたも
のであり、圧縮性と耐火性に富む。
さらに、C図は断熱材9全部に無機質多孔粒13を分布
したもの、d図は間隔保持材10を台形状に形成したも
のである。
上述したように本考案に係る建築用複合板によれば、外
部から目地部を介して侵入する熱、火炎は不燃性の表面
材と間隔保持材とシート状物によって形成される3つの
空隙で阻止され、これにより内部への熱の伝導を抑制す
ることができる特徴がある。
また、表面材と間隔保持材が不燃性であるため、熱、炎
を遮断する層を連続して形成することができる特徴があ
る。
さらに、通常状態においては断熱性にすぐれ、しかも軽
量で、その上、製造が極めて容易であり、かつ、サンド
イッチ構造状のため金属板、シート状物のような部材を
用いても相当の強度を有する特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る建築用複合板の一実施例を示す縦
断面図、第2図は上記複合板の連結状態を示す説明図、
第3図a−dはその他の実施例を示す説明図で゛ある。 1・・・・・・表面材、4・・・・・・差込溝、9・・
・・・・断熱材、10・・・・・・間隔保持材、11・
・・・・・シート状物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面凹状とした主体の一側端縁を外側方へ突出して差込
    縁を形成し、他側端縁を内方に屈曲し、次ぎに外方へ屈
    曲し、そのまま外側方へ延長して逆コ字状の断面とした
    差込溝と延長部と、その先端を外方へ屈曲した舌片を設
    けると共に、延長部途中に突条を形成した金属板からな
    る表面材と、前記主体の凹状部に原料状態で吐出し、表
    面材を一体に固着すると共に、断面をT字状に形成した
    断熱材と、該断熱材の裏面を被覆すると共に、断熱材形
    成時の自己接着性で一体に固着され、かつ、前記差込縁
    の裏面および差込溝の下縁に端部を固着したシート状物
    と、前記断熱材の一側面と前記下縁、および延長部の裏
    面に固着すると共に、−側壁を延長部の舌片より突出し
    、裏面を断熱材の膨出部表面と面一に形成した不燃性と
    剛性と断熱性を有する間隔保持材とから構成したことを
    特徴とする建築用複合板。
JP10783979U 1979-08-03 1979-08-03 建築用複合板 Expired JPS5935728Y2 (ja)

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JP10783979U JPS5935728Y2 (ja) 1979-08-03 1979-08-03 建築用複合板

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JP10783979U JPS5935728Y2 (ja) 1979-08-03 1979-08-03 建築用複合板

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Publication Number Publication Date
JPS5625141U JPS5625141U (ja) 1981-03-07
JPS5935728Y2 true JPS5935728Y2 (ja) 1984-10-02

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ID=29340450

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JP10783979U Expired JPS5935728Y2 (ja) 1979-08-03 1979-08-03 建築用複合板

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JPS5922841U (ja) * 1982-08-04 1984-02-13 株式会社アイジ−技術研究所 サイデイングボ−ド

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JPS5625141U (ja) 1981-03-07

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