JPS625446Y2 - - Google Patents

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JPS625446Y2
JPS625446Y2 JP16338578U JP16338578U JPS625446Y2 JP S625446 Y2 JPS625446 Y2 JP S625446Y2 JP 16338578 U JP16338578 U JP 16338578U JP 16338578 U JP16338578 U JP 16338578U JP S625446 Y2 JPS625446 Y2 JP S625446Y2
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JP
Japan
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foam
back surface
adhesive
synthetic resin
retardant
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JP16338578U
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JPS5582309U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は建築、構築物等の外装材として有用な
防火パネルに関する。さらに詳しくは防火構造
(建設省告示、昭和34年第2545号)に好適な防火
パネルに係る。
建築用外壁材としては、例えば実開昭53−
96328号、実開昭53−98725号、実公昭53−39062
号等が知られている。しかし、この種ボードを用
いた壁構造では屋外加熱曲線(JIS−A−1301)
に曝された際、裏面温度が260℃以上となる。す
なわち、この種壁の目地構造は胴縁等に金属板自
体を直接接触したものであり、しかも防火構造試
験における裏面温度の測定点の1つに、この部分
が該当するため、素材から推しても260℃以下に
なることなどあり得ないものであつた。
本考案はこのような欠点を除去するため、防火
パネルの少なくとも雌型連結部の裏面に対し、断
熱性、クツシヨン性、およびパツキング機能を有
する不燃性断熱材を接着剤を介して一体に設け、
定常状態、および高熱下における断熱性を発揮
し、防火構造に合格しうる壁体を安価に、かつ、
容易に形成しうる防火パネルを提案するものであ
る。
以下に図面を用いて本考案に係る防火パネルの
一実施例について詳細に説明する。第1図は上記
パネルを示す縦断面図であり、1は金属薄板から
なる表面材で断面を凹状とした主体2とその1つ
の側壁下端を外方へ延ばした雄型連結部3と他側
壁下端を内方に屈曲し、再び外方に延ばした雌型
連結部4とからなり、雌型連結部4は差込溝5と
延長部6、必要により延長部途中に設ける突条6
aと舌片7とから形成したものである。8は難燃
性の合成樹脂発泡体(以下、単にフオームとい
う)で主体2に原料状態で吐出し、その上に後記
する裏打材を積層すると共に、原料を反応、発泡
させ、その際の自己接着性で、これら構成材を一
体に固着するものである。上記、フオーム8とし
ては、ポリウレタンフオーム、ポリイソシアヌレ
ートフオームに硼酸塩、珪酸塩、パーライト粒な
どの1種以上を混合したものであり、しかもJIS
−A−1321に示す準不燃材料に合格しうるもので
ある。なお、フオーム8自体の熱伝導体は0.095
(kcal/m.h.c)以下で、厚さは10mm以上である。
9は裏面材でアルミニウム箔、アスベスト紙の1
種、もしくはクラフト紙、アスベスト紙、アスフ
アルトフエルトにアルミニウム箔をラミネート、
蒸着により一体に形成したものである。この裏面
材9は少なくともフオーム8の裏面を被覆すると
共に、雄型連結部3の一部、および雌型連結部4
の裏面に貼着し、フオーム8を表面材1とでサン
ドイツチすることにより機械強度を強化し、か
つ、フオーム8形成時の離型材、熱輻射材として
機能するものである。10は不燃性断熱材(以
下、単に断熱材という)で少なくとも雌型連結部
4の裏面全部を被覆し、表面材1が胴縁(図示せ
ず)と直接接触するのを阻止し、目地部(第2図
に示す)A裏面の温度を260℃以下にするもので
ある。すなわち、断熱材10としては、鉱物繊維
シート等であり、圧縮した際の厚さが、例えば約
4mm以下位の厚さである。これはあまり厚いと、
装着した際に段差を生ずるのでそれを防止すると
共にパツキングとしても機能される弾力を発揮す
る厚さである。さらに詳しく説明すると、鉱物繊
維シートとしては、ガラスウール、アスベスト、
ロツクウール等であり、石膏フオームシート等の
1種からなるものである。特に、石膏フオームシ
ートは実開昭53−117013号公報で使用されている
シート層であり、その成分としては二水石膏を主
成分とする無機質粉体とアスベスト、ロツクウー
ル、ガラス繊維等の無機質繊維等と、バインダー
として例えばポリビニルアルコール、ポリエチレ
ンオキサイド、カゼイン、澱粉、セルロース等の
水溶性高分子等を混合し、厚さ4mm程度のシート
状に形成し、その片面に必要により接着剤を介し
てポリエステル系繊維不織布をクロロプレンゴム
系からなる接着剤で一体に固着したものである。
11は接着剤で合成樹脂系、ゴム系、およびこれ
に防火塗料、発泡塗料、無機質塗料の1種からな
るものである。上記合成樹脂系としてはアクリル
樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、フラ
ン樹脂、ブチルゴム、ニトリルゴム等の1種に硼
砂、その他の難燃剤を含有したものである。ま
た、防火塗料としては発泡型防火塗料、例えばポ
リリン酸塩をベースとする塗料、あるいは水ガラ
スと焼成マグネシアと活性炭と酸化チタンとシリ
カ末と水とCMCからなる組成物等からなるもの
である。
次に、実施例につき説明する。
まず、表面材1としては0.3mm厚の亜鉛鉄板を
H=15mm、W1=300mmとした第1図に示す形状に
成形した。また、フオーム8はポリイソシアヌレ
ートフオーム原料100重量部に硼砂100重量部、パ
ーライト30重量部を混合した原料を表面材1の凹
部に吐出し、その上にアスベスト紙にアルミニウ
ム箔20ミクロンをラミネートした裏面材9を積層
し、フオーム原料の自己接着性を介してこれら構
成材を一体に固着した。次に酢酸ビニル樹脂100
重量部に硼砂を40重量部混合した接着剤11を雌
型連結部4に存在する裏面材9の全裏面に塗布す
る。そこで、非圧縮下での嵩高(厚さ)が6mm
で、装着時に圧縮されて2mm厚さになる幅W2
40mmの断熱材10、例えば商品名KGシート(比
重0.24、熱伝導率0.05kcal/mh℃、含水率0.2%
の株式会社クラレ社製)を貼着して第1図に示す
ような防火パネルを製造した。そこで、この防火
パネルを第2図に示すように組み立て、防火構造
の試験体を製作した。次ぎに、この構造体に対し
て火源Bにより屋外2級の加熱試験を行つた。そ
の結果は、○イ点における温度が約230℃、○ロ点に
おける温度が200℃であつた。これは加熱と同時
にフオーム8内の硼砂が溶融して結晶水を放出し
てフオーム8自体、および表面材1、目地部Aを
冷却し、かつ、接着剤11の硼砂も加熱によつて
溶融すると共に、その一部が断熱材10に浸入
し、さらに温度が上昇すると硼砂が断熱材10を
骨格として無機質発泡体を形成し、目地部Aの間
隙が閉塞されたためである。しかも、この無機質
発泡体の融点は741℃である。
以上、説明したのは本考案に係る防火パネルの
一実施例にすぎず、第3図に示すように構成する
こともできる。すなわち、第3図は断熱材10を
両連結部に設けた防火パネルである。
上述したように本考案に係る防火パネルは金属
板からなる表面材と準不燃材からなるフオームと
アルミニウム箔を有するか、不燃材からなる裏面
材をサンドイツチ構造に形成すると共に、防火上
の最弱点部となる目地部、所謂、雌型連結部の裏
面に断熱材を難燃性を有する接着剤によつて一体
に固着したものであり、この防火パネルを用いた
壁体は、厳しい防火構造試験に合格できる特徴が
ある。また、市販の準不燃材からなるパネルに断
熱材を単に接着するだけで、防火構造用のパネル
に性能をアツプできる特徴である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る防火パネルの一実施例を
示す縦断面図、第2図は防火パネルを組み立てた
防火構造体を示す説明図、第3図はその他の実施
例を示す縦断面図である。 1……表面材、8……合成樹脂発泡体、10…
…不燃性断熱材、11……接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面凹状に形成すると共に、その左右側面に雄
    型連結部、雌型連結部を有する金属板からなる表
    面材の凹状部に難燃性の合成樹脂発泡体原料を吐
    出し、反応、発泡させて一体に充填し、該発泡体
    の裏面をシート状の裏面材で被覆したパネルにお
    いて、上記裏面材を少なくとも雄型連結部裏面の
    一部、および雌型連結部裏面に延長すると共に、
    前記合成樹脂発泡体形成時の自己接着性で一体に
    固着し、また、少なくとも雌型連結部の裏面部分
    に難燃性を有する接着剤を介してクツシヨン性を
    有する不燃性断熱材を貼着したことを特徴とする
    防火パネル。
JP16338578U 1978-11-27 1978-11-27 Expired JPS625446Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16338578U JPS625446Y2 (ja) 1978-11-27 1978-11-27

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JP16338578U JPS625446Y2 (ja) 1978-11-27 1978-11-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5582309U JPS5582309U (ja) 1980-06-06
JPS625446Y2 true JPS625446Y2 (ja) 1987-02-07

Family

ID=29159983

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JP16338578U Expired JPS625446Y2 (ja) 1978-11-27 1978-11-27

Country Status (1)

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JP (1) JPS625446Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006274649A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Daiwa House Ind Co Ltd 外壁パネル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006274649A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Daiwa House Ind Co Ltd 外壁パネル

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Publication number Publication date
JPS5582309U (ja) 1980-06-06

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