JPS625315Y2 - - Google Patents

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JPS625315Y2
JPS625315Y2 JP11547180U JP11547180U JPS625315Y2 JP S625315 Y2 JPS625315 Y2 JP S625315Y2 JP 11547180 U JP11547180 U JP 11547180U JP 11547180 U JP11547180 U JP 11547180U JP S625315 Y2 JPS625315 Y2 JP S625315Y2
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JP
Japan
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sheet
layer
heat
fireproof
foam
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JP11547180U
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JPS5655417U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は断熱性と耐火性および生産性にすぐれ
た軽量な建築用板に関する。 一般に合成樹脂発泡体は軽量であると共に、断
熱性、加工性、耐食性にすぐれているため、建築
部材の芯材として非常に多く使用されている。し
かし、この種芯材は易燃性である最大の欠点があ
つた。 本考案はこのような欠点を除去して準不燃材料
クラスの耐火、耐熱性、断熱性、生産性を大きく
改善した軽量な建築用板を提案する。 以下に図面を用いて本考案に係る建築用板の一
実施例を詳細に説明する。第1図〜第4図は本考
案に係る建築用板の基本的な一例を示す説明図で
あり、図において1は建築用板で、高熱にさらさ
れると炭化する合成樹脂発泡体2の少なくとも片
面にシート状の耐火・防水層3を貼着した構成で
ある。さらに説明すると、合成樹脂発泡体2(以
下、単にフオーム2という)は主に芯材、断熱
材、耐熱材、接着剤、防水材として機能するもの
であり、具体的にはポリイソシアヌレートフオー
ム、フエノールフオーム、ユリアフオームからな
る。また、耐火・防水層3は発泡性不燃シート層
4と防水層7とを一体にラミネートしたシート状
物である。さらに発泡不燃シート層4(以下、単
にシート4という)は無機質発泡層形成の際の芯
材、補強材となる不燃性シート5と高温下で結晶
水を放出し、次第に発泡膨脹して高融点の無機質
発泡層を形成する硼酸ナトリウム化合物6とから
なる。その構造は不燃性シート5に上記化合物6
を含浸、またはコーテングしたものである。従つ
て、このシート4は高熱にさらされた際に不燃性
シート5を面状の補強材および芯材として断熱
性、耐火性、高融点であると共に大規模となる無
機質発泡層を形成し、これが耐火不燃断熱層およ
び熱変形の隔離層、冷却層として機能して高熱、
火炎の侵入を確実に阻止するものである。また、
上記不燃性シート5の具体例としてはガラス繊維
布(ガラスクロス)、アスベスト紙、ロツクウー
ル紙、その他の不織布等であり、その厚さは用
途、耐熱度合によつて選択する。さらに棚酸ナト
リウム化合物6としては(二,四,五,六,八)
棚酸ナトリウム、メタ棚酸ナトリウムおよび、一
般式XNa2O・YB2O3・zH2Oで表わしたとき、
0.25≦X/Y≦1.50、0.8(x+y)≦z<5(x
+y)なる範囲内の組成物、その他の棚素化合物
の一種以上からなる。なお、棚酸ナトリウム化合
物を用いたのは、○イ含侵またはコーテングが容易
である。○ロ結晶水が十分あり、曝熱時に大量の不
燃ガス(水蒸気)を放出し、防火性、耐火性、耐
熱性を向上する。○ハ結晶水が次第に減少するに従
つてある粘度になると無機質発泡層を形成する。
また、一般式で示した前記組成物を簡単に得るに
は、例えば硼砂(10水塩)380重量部に対し、苛
性ソーダを70重量部、水を80重量部の配合比に
し、それを容器内で混合加熱し、冷風等で乾燥さ
せ、その塊を破砕すればよい。なお、これら棚酸
ナトリウムを溶解し、含浸、コーテングする時
に、その他の無機粉末を添加することもできる。
その粉末としては、パーライト粉末、タルク、ベ
ントナイト、ゼオライト、水酸化アルミニウム粉
末、カルシウム粉末、石膏粉末、燐酸塩粉末等で
ある。また、前記した防水層7はシート4を水、
雨水、外気などから保護すると共に、補強材、遮
熱材、面材として機能するものである。具体的な
一例としては金属箔(アルミニウム)、またはこ
れにポリエチレンシート7aをラミネートした金
属箔などである。さらに、8は接着剤でシート4
と防水層7とを貼着するとき、または成形のフオ
ーム2とシート4とを一体に貼着するときに用い
るものであり、その素材としては通常使用されて
いる。例えば合成樹脂系が最適である。9は防水
シートでクラフト紙10とアルミニウム箔7からな
り、11は金属板材で硬質基板からなり、防水
材、耐火材として必要によりフオーム2の裏面に
貼着する。 次に本考案に係る建築用板の耐火性(JIS−A
−1321号による準不燃材表面試験)の結果を下表
に示す。
【表】 なお、試験体の構造は実施例1が第1図、実施
例2が第2図、実施例3が第3図に対応し、フオ
ーム2としてはいずれもポリイソシアヌレートフ
オーム(密度49Kg/m3)、不燃性シート5として
は厚さ0.3mmのアスベスト紙、硼酸ナトリウム化
合物6としては全実施例ともメタ硼酸ナトリウム
をスプレーにより約100g/m2の割合で塗布、含
浸して硬化させた。また、防水層7としてはアル
ミニウム箔0.2mmを用いた。換言すれば、耐火、
防水層3はアスベスト紙とアルミニウム箔とがラ
ミネートされたシート状物のアスベスト紙面にメ
タ硼酸ナトリウムをスプレーにより含浸したもの
である。また、比較例はフオーム2としてはポリ
ウレタンフオーム(密度52Kg/m3)の両面にアス
ベスト紙(厚さが0.3mm)を貼着した建築用板で
ある。なお、加熱面はいずれもシート3が存在す
る面である。さらに、前記試験体に対し、第5図
に示すような高温下における断熱性を比較するた
めの試験を行なつた。まず、実施例等のシート3
が存在する面をブンゼンバーナAの先端(850
℃)と直交するようにさらし、その延長線上のB
点の10分後の温度を測定した。その結果は実施例
1では131℃、実施例2では82℃実施例3では114
℃、比較例は420℃であつた。 上述したように、本考案に係る建築用板によれ
ば、前記した○イ〜○ハの作用効果により、準不燃材
に合格する耐火・耐熱性を有する建築用板である
特徴がある。また、合成樹脂発泡体の断熱性、軽
量、施工性を損うことなく、有効に利用しうる特
徴がある。さらに、高熱下でのフオーム2の炭化
層とシート3を芯材とした無機質発泡層により高
熱にさらされた際の断熱性は抜群である特徴があ
る。また、耐火・防水層として一体のラミネート
材を使用したために製造が容易である利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案に係る建築用板の一例
を示す断面図、第5図は上記建築用板の高温下に
おける断熱性を測定するための試験法を示す説明
図である。 1……建築用板、2……合成樹脂発泡体、3…
…耐火・防水層、4……発泡性不燃シート層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高熱にさらされると炭化する合成樹脂発泡体の
    少なくとも片面に、高温下で結晶水を放出し、次
    第に発泡膨脹して無機質発泡層を形成する硼酸ナ
    トリウム化合物を不燃性シートに含浸、またはコ
    ーテングした発泡性シート層と金属箔とを一体に
    ラミネートしたシート状の耐火・防水層を貼着し
    たことを特徴とする建築用板。
JP11547180U 1980-08-13 1980-08-13 Expired JPS625315Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11547180U JPS625315Y2 (ja) 1980-08-13 1980-08-13

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11547180U JPS625315Y2 (ja) 1980-08-13 1980-08-13

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JPS5655417U JPS5655417U (ja) 1981-05-14
JPS625315Y2 true JPS625315Y2 (ja) 1987-02-06

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ID=29347706

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JP11547180U Expired JPS625315Y2 (ja) 1980-08-13 1980-08-13

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JPS6042629U (ja) * 1983-08-31 1985-03-26 株式会社アイジー技術研究所 防火、断熱パネル

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JPS5655417U (ja) 1981-05-14

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