JPS63896Y2 - - Google Patents

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JPS63896Y2
JPS63896Y2 JP1976022046U JP2204676U JPS63896Y2 JP S63896 Y2 JPS63896 Y2 JP S63896Y2 JP 1976022046 U JP1976022046 U JP 1976022046U JP 2204676 U JP2204676 U JP 2204676U JP S63896 Y2 JPS63896 Y2 JP S63896Y2
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sheet
corrugated
foam
corrugated sheet
board
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JP1976022046U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は建築物の内外装材、または屋根材の下
地材として有用な建築下地用断熱、防音板に係
り、さらに詳しくは軽量にして、断熱性、防音
性、耐火性、施工性に富み、かつ建築下地用断
熱、防音板相互の継目の重合を完全にし、上記性
能を大幅に改善すると共に防水性等を確実にした
建築下地用断熱、防音板に関する。
従来、例えば建築用の下地材にはベニヤ板にア
スフアルトフエルト等のシート状物をベニヤ板よ
り一部突出して重合した部材が存在する。しかし
ながら、この下地材は構造的に見て断熱性、防水
性、耐火性、および防音性に欠ける不利があつ
た。すなわち、断熱性は約0.13kcal/m・h・℃
の熱伝導率であるベニヤ板(9mm)と
0.095kcal/m・h・℃のアスフアルトフエルト
(厚さ2mm)とを積層したものであるため、両部
材を積層した下地材の熱抵抗値は0.269m・h・
℃/kcal程度のものである。これはポリウレタン
フオーム20mm単体の熱抵抗値8m・h・℃/kcal
に比して、はるかに低い値である。また、アスフ
アルトフエルト等のシート状物を単に重合した場
合は毛細管現象により防水性に欠ける不利があつ
た。さらに、防音性は合成板のみの低い性能であ
り、耐火、耐熱性に至つては合板を主体としてい
るためJIS−A−1321号(準不燃試験)に合格で
きるものではなかつた。
本考案はこのような欠点を除去するため、鋭意
研究して、これらの欠点を一挙に改善した建築下
地用断熱、防音板(以下、単に建築用板という)
を提案する。
以下に図面を用いて本考案に係る建築用板の一
実施例について詳細に説明する。
第1図は本考案に係る建築用板の一例を示す斜
視図であり、1はポリイソシアヌレートフオーム
(以下、単にフオームという)、2は波板で丸型、
角形、三角形、台形、およびこれら変形形状の断
面とするものであり、これをフオーム1の片面に
フオーム1発泡時の自己接着性によりフオーム1
と波板2間に空隙なく密着して一体に固設され
る。さらに詳説すると、波板2は前記したような
波形に形成しているため、屋根下地、あるいは壁
形成の際の下地として建築用板を使用した際に
は、外装材と建築用板の波板2間に波板2の波形
に合つた間隙を形成し、外装材と波板2間の結露
防止、間隙形成による防音効果の向上を図ると共
に、万が一、外装材側から漏水しても水の拡散防
止を図ることができる。勿論、波板2による間隙
が上下方向に連通するように建築用板を配列して
建築下地を形成するものである。フオーム1は主
に断熱材、防音材、軽量なバツクアツプ材、防水
材、耐火、耐熱材、芯材として機能するものであ
る。また、このフオーム1の形成は原料を波板2
に吐出し、発泡成形する方法により行われる。す
なわち、上記方法はフオーム1と波形2の一体化
にフオーム1形成の際の自己接着性を利用するも
のである。なお、フオーム1の厚さは断熱性、防
音性、耐火性、および重合部の組合せ構造、波板
2の高さ等からして5〜200mm位が適当である。
また、前記波板2は不燃性シート3と鉛箔4を一
体にラミネートしたシート状物であり、不燃性シ
ート3面をフオーム1と一体化することにより、
主に防水性、断熱性、耐火、耐熱性、接着性およ
び遮音性の機能を発揮するものである。しかも、
その大きさはフオーム1の少なくとも一辺より外
側方に突出した重合片、図では二辺の重合片2
a,2bを有し、建築用板同士の連結の際に目地
部の防水性、断熱性を確実にするものである。特
に、波形方向の重合片2aは、万が一外装材から
雨水等が建築用板上に浸入した際に、建築用板間
の目地部から雨水が浸入するのを防止するため、
少なくとも1山以上の重合幅を有する。さらに、
この波形の高さhは上記理由等により3mm以上に
形成する。また、不燃性シート3としてはアスベ
スト紙、ガラスクロス、テフロンシート等であ
る。
次に製造方法の一例について簡単に説明する
と、まず波板2としてアスベスト紙3(0.5mm)
に50ミクロンの鉛箔4をラミネートし、これをh
=5mm、ピツチP=20mmとして成形した。そこで
大きさが第1図に示すフオーム1の外形L1×S1
×Hであり、かつ上端面が波板2と合致する形状
の下型(図示せず)を用意し、波板2の不燃性シ
ート3面にフオーム1原料を注入すると共に、波
板2の波形を下型に合致させ、その上から上型
(図示せず)をのせ、加圧した。なお、型は90℃
に加温されており、しかもフオーム1原料の型か
らの漏洩は全くないように構成されている。次に
フオーム1原料注入後5分経過した後に脱形し
た。このようにして形成した建築用板はH=10mm
以上で準不燃材として合格できた。この場合、フ
オーム1は炭化層となつて確実に残存していた。
以上説明したのは本考案の一実施例にすぎず、
波板2を第2図に示すように形成することもでき
る。また内、外装材として使用する場合は表面に
化粧紙等の貼着も可能である。
さらに、フオーム1内には難燃剤を添加混合す
ることにより、大幅に難燃性を改善することもで
きる。この難燃化法には、○イ反応型、○ロ添加型の
二種があり、○イとしてはビニル化合物、酸基を有
するもの、水酸基を有するもの、含リンポリオー
ル等である。○ロとしてはリン酸エステル、含ハロ
ゲンリン酸エステル等、アンチモン系、硼素系、
アルミニウム系、ジルコニウム系等、および不燃
物を添加したものなどである。この不燃物として
はパーライト粒、バーミキユライト、シラスバル
ーン、および無機粉末の造粒物、または上記粒状
物の加工物、すなわちパーライト粒等に硼酸塩、
珪酸塩、炭酸塩等の1種以上を含浸、半含浸、コ
ーテング、およびこれら粒子表面に樹脂コーテン
グ等したものなどである。これらの添加方法は反
応型では原料に注入することであり、添加型では
散布、スプレーした原料と共に、ミキサーにより
混合するものである。さらに、これら添加物の量
は反応型で原料100重量部に対し、約3重量部以
下位、添加型で約10〜300重量部位である。なお、
好ましくは添加型においては50重量部位である。
また、不燃性シート3としては、アスベスト紙
を防水処理したもの、ポリエチレンシート、アル
ミニウム箔を一体化したものも可能である。さら
に不燃性シート3自体に前記した如き難燃剤、お
よび周知の難燃剤を含浸、あるいはコーテングし
たシート状物も含むものである。
上述したように本考案に係る建築用板によれば
波板として不燃性シートと鉛箔をラミネートし
たものを使用し、この不燃性シート面にポリイソ
シアヌレートフオームを一体に形成したため、軽
量にしてクツシヨン性、断熱性、耐火、耐熱性、
防音性、機械強度、防水性を具備した建築用板と
なる。波板は不燃性シートと鉛箔をラミネート
し、さらに波形を形成したものであるため、遮音
性、耐火性、防水性にすぐれる。ポリイソシア
ヌレートフオームと不燃性の波板を一体に形成し
たため、フオームとの相乗効果により、さらに耐
火性を向上できると共に、フエルト等の敷設作業
を排除できる。建築用板連結部(目地部)に波
形を確実に1波以上形成する重合片を形成したた
め目地部の防水性、および断熱性が大幅に改善さ
れる。フオームの施工面が平坦であるため、装
着が容易で、かつ、下地との間隙も形成されず、
安定した施工ができる。製造が簡単である。等
の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、および第2図は本考案に係る建築下地
用断熱、防音板の一実施例を示す斜視図である。 1……ポリイソシアヌレートフオーム、2……
波板、3……不燃性シート、4……鉛箔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 不燃性シートの少なくとも片面に鉛箔をラミ
    ネートしたシート状物を波形に成形した波板
    と、該波板と対面する表面を上記波板と相応す
    る波形に形成し、該波形の反対の面を平担にし
    たポリイソシアヌレートフオームを該フオーム
    形成時の自己接着性により前記波板の不燃性シ
    ート面と一体に形成すると共に、前記波板の少
    なくとも一辺をポリイソシアヌレートフオーム
    端縁より突出して突出片を形成し、かつ波形方
    向の突出片の長さを1波以上としたことを特徴
    とする建築下地用断熱、防音板。 (2) 波形の高さが少なくとも3mm以上である実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の建築下地用断
    熱、防音板。
JP1976022046U 1976-02-25 1976-02-25 Expired JPS63896Y2 (ja)

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JP1976022046U JPS63896Y2 (ja) 1976-02-25 1976-02-25

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JP1976022046U JPS63896Y2 (ja) 1976-02-25 1976-02-25

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Publication Number Publication Date
JPS52113881U JPS52113881U (ja) 1977-08-30
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ID=28482018

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JPS4826270A (ja) * 1971-08-10 1973-04-06

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