JPH055351A - 建築用パネル - Google Patents

建築用パネル

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JPH055351A
JPH055351A JP18357691A JP18357691A JPH055351A JP H055351 A JPH055351 A JP H055351A JP 18357691 A JP18357691 A JP 18357691A JP 18357691 A JP18357691 A JP 18357691A JP H055351 A JPH055351 A JP H055351A
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JP
Japan
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panel
surface material
core material
core
piece
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JP18357691A
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English (en)
Inventor
Minoru Saito
実 斉藤
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IG Technical Research Inc
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IG Technical Research Inc
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Publication date
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的強度に優れ樹脂洩れのない建築用パネ
ルを提供することである。 【構成】 金属製で長尺板状の表面材と裏面材間に合成
樹脂発泡体からなる芯材をサンドイッチし、パネル両サ
イドに露出している芯材を金属製の左、右側面材で覆っ
たパネルとしたことで、パネル製造時のパネル両サイド
からの芯材の洩れを防止すると共に、左、右側面材が補
強スタッドとして機能し、パネルの強度を向上するの
で、パネルを壁下地に取り付ける際の固定具のスパンを
延長することができる建築用パネルである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築、構築物の外壁、内
壁、間仕切り壁、屋根に使用する建築用パネル(以下、
単にパネルという)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパネルとしては、金属板
間に合成樹脂発泡体を充填し、幅方向の端部に露出した
合成樹脂発泡体が製造時に洩れ出さないようにシート状
物でカバーしているのが普通であり、さらに、この種パ
ネルを用いて形成した目地部は、実公昭52−3047
号公報に記載されているように雄、雌型連結部を実結合
し、かつ連結部表面からボルトを貫通し、下地にナット
を介して固定する構造となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シート
状物は強度に劣り、合成樹脂発泡体の発泡圧が高まると
パネルサイドに合成樹脂発泡体が洩れてしまうことが多
々あった。さらに、固定具の頭部が外観に露出している
と防水性、防食性および外観の意匠性に劣る不利があっ
た。また、芯材に合成樹脂発泡体を用いるとパネル自体
の機械的強度が弱くなり、パネルを壁下地へ取り付ける
際の固定具間の距離(スパン)が短くなる欠点があっ
た。また、耐火性にも問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するために、パネルの幅方向両側面を金属製の
左、右側面材で覆ったことにより、芯材である合成樹脂
発泡体の洩れを防止すると共に、左、右側面材は補強ス
タッドとして機能してパネルの機械的強度を向上し取り
付けるスパンを延長させ、施工性を向上し、さらに耐火
性をも向上させたパネルを提供するものである。
【0005】
【実施例】以下に図面を用いて本発明に係るパネルの一
実施例について詳細に説明する。すなわち、図1は上記
パネルAを示す一部切り欠き断面図である。パネルAは
図1に示すように横断面がハット状で、かつ、長尺体と
した表面材1と、表面材1の裏面に形成した横断面ハッ
ト状の芯材23と、芯材23の長手方向の少なくとも裏
面を被覆した裏面材19と、表面材1、裏面材19の幅
方向の端部に形成した左側面材7と右側面材13とから
サンドイッチ構造に形成したものである。さらに説明す
ると、表面材1、裏面材19は金属材、例えばAl、F
e、Cu、ステンレス、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、
カラー鋼板、クラッド鋼板、制振鋼板(サンドイッチ鋼
板)、フッ素塗膜鋼板などの1種をロール成形、あるい
はプレス加工、押出成形等により成形したものである。
【0006】すなわち表面材1は図2(a)に示すよう
に長尺状の化粧面2と、化粧面2の両側縁を下方へ、化
粧面2と垂直に、あるいは内方、外方に傾斜して屈曲し
た側壁3と、側壁3の下端を外側方へ屈曲し延長した突
出片4と、その先端を下方に傾斜して屈曲したガイド部
5と、ガイド部5の端縁を内方に屈曲した補強兼係止片
6とから構成したものである。
【0007】上記ガイド部5は図4に示すように、中央
に安定片D1 を持つ図6に示すような目地カバー取付具
Dを装着する際のガイドとなるものである。また、補強
片6は芯材23の原料を充填する際、芯材23がガイド
部5、および突出片4の表面側に漏れないようにすると
共に、パネルAの側縁を直線状にし、パネルA自体の補
強としても機能するものである。なお図1では突出片4
の途中にパネルAを壁下地αに固定する固定具βの位置
決めガイドとして機能するガイド溝4aを形成したもの
である。
【0008】左側面材7、および右側面材13はそれぞ
れ図2(b)、(c)に示すように金属製の長尺状板材
を略断面凹状に成形して上面8、14、左面9、右面1
5、下面10、16を形成したものであり、上面8、1
4の先端をそれぞれ外方、内方に屈曲した上舌片11、
17と下面10、16をそれぞれ内方、外方に屈曲した
下舌片12、18を形成したものである。この左、右側
面材7、13はパネルAの後記する芯材23の原料がパ
ネルAサイドから洩れるのを防止すると共に、パネルA
全体の機械的強度を向上させるものである。
【0009】裏面材19は図2(d)に示すように、主
に後記する芯材23の裏面を被覆し、補強材、防水材、
防湿材、防火材の機能を有すると共に、芯材23が壁下
地αに直接接触するのを防止する隔離材として役立つも
のである。また、裏面材19の形状としては、幅方向の
両端縁近傍を窪ませた切り欠き20と、切り欠き20の
先端を上方に屈曲した側壁21と、側壁21の先端を内
方に屈曲した補強片22よりなるものである。
【0010】さらに詳説すると、切り欠き20は図5に
示すような敷目板Bの固定片B1 によりパネルA間、壁
下地αと裏面材19間に段差、間隙が形成されるのを阻
止するためのものであり、補強兼係止片22は裏面材1
9の端部の波打ちを防止するものである。
【0011】また、表面材1と裏面材19の装着は後記
する芯材23の自己接着性と、左、右側面材7、13の
上舌片11、17を表面材1の補強片6および下舌片1
2、18と裏面材19の補強兼係止片22とをかしめる
ことにより行われるものである。
【0012】芯材23は表面材1、裏面材19および
左、右側面材7、13により形成される空隙を充填する
ものである。すなわち、芯材23は主に合成樹脂発泡体
24を用い、断熱材、補強材、防音材、緩衝材、防火
材、接着材等として機能するものであり、例えばポリイ
ソシアヌレートフォーム、フェノールフォーム、ポリウ
レアフォーム、ポリイミドフォーム、塩化ビニルフォー
ム等の合成樹脂発泡体、およびこれら合成樹脂発泡体に
難燃剤(硼酸塩、珪酸塩、リン酸塩等)、難燃助剤(石
膏スラグ、タルク、シラスバルーン等)、骨材(パーラ
イト、ガラスビーズ等)、繊維状物(長、短繊維)等を
混入したもの、パーライトの周囲にフェノールフォーム
粉末をコーティングし、これを加温、加圧して発泡させ
たもの、あるいは石膏ボード、岩綿ボード、グラスウー
ルボード、ALC、インシュレーションボード、木片チ
ップボード、グラスウール等よりなり、単一素材、ある
いは複数の素材を組み合わせて形成するものである。
【0013】すなわち芯材23の例として図3に示すよ
うに、表面材1、裏面材19の芯材23面側に不織布2
5を接着介在させると共に、軽量骨材26を細密充填
し、そのバインダーとしてフェノールフォームからなる
合成樹脂発泡体24を用いることにより、非耐力壁の耐
火構造1時間試験に合格するパネルAとすることもでき
る。
【0014】図3に示す不織布25としては、ポリエス
テル系、ナイロン系、ボロン系、炭素系、アルミナ系、
炭化ケイ素系、アラミド系の繊維からなるシート状物で
あり、パネルAの機械的強度の向上、表面材1、裏面材
19と芯材23の接着性の強化、表面材1、裏面材19
のフラット性を向上させる機能を持つものである。
【0015】軽量骨材26としては、パーライト粒、ガ
ラスビーズ、石膏スラグ、タルク石、シラスバルーン等
からなり、図3では直径5〜20mm程度のパーライト粒
を用いており、芯材23に対し防火性、耐火性を向上さ
せると共に、パネルAの機械的強度をも向上させるもの
である。さらにフェノールフォームからなる合成樹脂発
泡体24はパネルAの断熱性の向上、芯材23の難燃
剤、軽量骨材26のバインダー、不織布25の接着剤と
して機能するものである。また芯材23の形成は、図1
では表面材1と裏面材19の樋状部に充填し、耐火性、
断熱性、耐結露性の向上を図るものである。
【0016】さらに、図1に示すように、パネルAの木
口面に位置する表面材1の先端部分を芯材23側に折り
曲げて、折曲舌片27を形成することもできる。この折
曲舌片27は図8に示すように上下のパネルA同士によ
り形成される横目地部に、コーキング材を充填する際の
コーキング材の接着部分として機能すると共に、表面材
1の機械的補強度、フラット性を向上させるものであ
る。
【0017】ここで寸法関係について図2、図5を用い
て簡単に説明すると、表面材1の長さは4000〜10
000mm位、幅W1 (化粧面2の幅)は400〜900
mm程度、全幅W2 は450〜1200mm位、側壁3下端
縁から補強兼係止片6までの幅W3 は20〜100mm
位、化粧面2から突出片4までの高さH1 は10〜10
0mm位である。また裏面材19において、全幅をW4
切り欠き9の幅をW5 、W6 、敷目板Bにおいて固定片
1 の幅をW7 、W8 、立ち上がり片B2 の幅をW9
すると、W4 ≒W2 、W5 ≒W7 、W6 ≒W8 、W9
0.5〜10mm位である。
【0018】いま図4に示すような外壁を構成するため
に、C型鋼よりなる壁下地αに図5に示すような敷目板
Bを600mm+2 〜3mmピッチで縦に複数本、ビス等に
より固定する。次に図1に示すような600mm幅の左右
のパネルA1 、A2 の切り欠き20を固定片B1 上に載
置し、敷目板Bの立ち上がり片B2 に左、右側面材7、
13の左面9と右面15を当接するようにして装着し、
突出片4をスクリュービス等よりなる固定具βにより壁
下地αに固定する。次に、コーキング材Cをパネル
1 、A2 間の目地部に植設し、その後、図6に示すよ
うな目地カバー取付具Dを固定具βにより複数個固定す
る。目地カバー取付具Dの取り付けが全て完了したら、
この目地カバー取付具Dの係止部D2 に、図7に示すよ
うな長尺状の目地カバーEの係合部E1 を嵌着し、パネ
ルA同士の縦目地部を目地カバーEにより被覆するもの
である。
【0019】さらに図8に示すように上下のパネル
3 、A4 により形成される横目地部は、C型鋼からな
る壁下地αに固定具βを介して固定されたハット型ジョ
イナーFにより連結されており、バックアップ材Gおよ
びコーキング材Cにより充填するものである。
【0020】以上説明したのは本発明に係るパネルの一
実施例であり、図9(a)〜(e)、図10(a)〜
(e)に示すようなパネルAとすることもできる。すな
わち、図9(b)、(c)は表面材1の両端に上方に突
出させた差込縁28を形成し目地カバー取付具Dを嵌合
することのできるパネルAである。図9(d)、(e)
は表面材1の一端に上方に突出させた差込縁28と他端
に差込縁28に係合する係合溝29を形成して連結を強
化したパネルAである。図10(a)〜(c)は表面材
19の一端を外方に突出した敷目部30を形成し、敷目
板Bの機能を付加したパネルAであり、図10(c)で
はパネルA両サイドに軟質のパッキン31を植設したパ
ネルAである。図10(d)、(e)はパネルA両サイ
ドに雄部32と雌部33を形成し、雄雌嵌合式に形成し
たパネルAである。
【0021】さらに図11(a)〜(f)は芯材23の
その他の例であり、図11(a)は軽量骨材26として
粒径の大きいパーライト粒26aと粒径の小さいパーラ
イト粒26bを細密充填して、芯材23の密度を高めた
芯材23である。図11(b)は軽量骨材26としてパ
ーライト粒26aと、高温下で膨脹発泡する膨脹性グラ
ファイト26cを混在させ、耐火性能を高めた芯材23
である。図11(c)は、軽量骨材26として、高吸水
性高分子でコーティングしたパーライト粒26d、およ
び高吸水性高分子を含浸させた不織布25aを用いたも
ので、合成樹脂発泡体24としてフェノールフォームを
用いた際の原料硬化時に発生する縮合水を吸着、保持
し、その水分により耐火性を向上させると共に、製造時
におけるキュア時間を短縮できる芯材23である。
【0022】また、図11(d)は軽量骨材26とし
て、パーライト粒26aのチョップドストランド等のガ
ラス繊維26eを介在させ、耐火性のアップと同時に芯
材23の曲げ強度を強化した芯材23である。図11
(e)は不織布25として、ガラス長繊維25bを接着
介在させた芯材23である。図11(f)は不織布25
として短繊維25cを静電気を利用して植毛した芯材2
3である。勿論、これらの例を各々組み合わせたパネル
Aとすることもできる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るパネル
によれば、表面材および裏面材でサンドイッチされた
芯材の両端を左側面材と右側面材で被覆したことによ
り、パネルの製造時にパネルの両端から芯材として用い
られる合成樹脂発泡体が洩れることがない。左側面
材、右側面材が補強部材として機能し、パネルAの機械
的強度を向上させ、パネルAを壁下地に取り付ける際の
固定具のピッチを延長することができる。横断面をハ
ット状としたため広幅のパネルを壁下地に確実に、か
つ、化粧面の両側を強固に固定できる。パネルを用い
て壁体を形成した際には釘頭がパネルの化粧面に現れず
美しい外観に形成できる。パネルを両側で固定する構
造のため、化粧面が山状となることがない利点がある。
防水性、気密性、耐震性、断熱性、耐火性、防音性、
施工性を向上したパネルとなる。等の特徴、効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建築用パネルの代表的な一例を示
す説明図である。
【図2】図1で用いられた建築用パネルの表面材、左側
面材、右側面材、裏面材を示す説明図である。
【図3】図1で用いられた建築用パネルの芯材の一例を
示す説明図である。
【図4】図1で用いられた建築用パネルの左右の連結状
態を示す説明図である。
【図5】敷目板の一例を示す説明図である。
【図6】目地カバー取付具の一例を示す説明図である。
【図7】目地カバーの一例を示す説明図である。
【図8】図1で用いられた建築用パネルの上下の連結状
態を示す説明図である。
【図9】本発明に係る建築用パネルのその他の例を示す
説明図である。
【図10】本発明に係る建築用パネルのその他の例を示
す説明図である。
【図11】本発明に係る建築用パネルの芯材のその他の
例を示す説明図である。
【符号の説明】
A 建築用パネル 1 表面材 2 化粧面 3 側壁 4 突出片 5 ガイド部 7 左側面材 13 右側面材 19 裏面材 22 補強兼係止片 23 芯材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 金属製で長尺板状の表面材および裏面材
    間に合成樹脂発泡体からなる芯材をサンドイッチした建
    築用パネルにおいて、前記表面材は長尺状の化粧面と該
    化粧面の両側縁に設けた側壁と、該側壁の下端を外方に
    屈曲して延長した釘打設兼用の突出片と、該突出片の端
    縁を下方に傾斜して内方に屈曲したガイド部とから断面
    をハット状に形成し、前記裏面材は幅方向の両端縁を内
    方にコ字状に屈曲した補強片を形成したものであり、建
    築用パネルの幅方向の両側面に露出する芯材が、金属製
    で長尺板状の右側面材および左側面材で覆われているこ
    とを特徴とする建築用パネル。
JP18357691A 1991-06-27 1991-06-27 建築用パネル Pending JPH055351A (ja)

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