JP7145458B2 - 内装パネル及び内装パネルの製造方法 - Google Patents
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Description
例えば、下記特許文献1には、樹脂発泡体からなる断熱性基材に、化粧層及び金属層を含む不燃補強層を設けた不燃積層材が開示されている。
上記目的を達成するために、本発明に係る内装パネルは、裏面側を内装下地側に向けて施工される内装パネルであって、発泡樹脂層と、該発泡樹脂層の室内側に設けられた難燃層と、該難燃層の前記発泡樹脂層側に設けられたガラス繊維強化樹脂層と、該難燃層の室内側に設けられた化粧層と、を備えており、少なくとも一側端部において、前記ガラス繊維強化樹脂層、前記難燃層及び前記化粧層を含む表面層の延出部位が該一側端部の端面及び裏面に一連状に設けられており、当該内装パネルの厚さ寸法が3.0mm~12.0mmであり、前記延出部位が前記一側端部の裏面に設けられて形成された端部裏面層の幅寸法が当該内装パネルの厚さ寸法の3倍~10倍であり、前記難燃層が箔状のシートであることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る内装パネルは、厚さ方向に見て略方形状とされ、裏面側を内装下地側に向けて施工される内装パネルであって、発泡樹脂層と、該発泡樹脂層の室内側に設けられた難燃層と、該難燃層の室内側に設けられた化粧層と、を備えており、前記難燃層及び前記化粧層を含む表面層の延出部位が当該内装パネルの四周の側端部のそれぞれの端面及び裏面に一連状に折り曲げられて設けられており、該延出部位のコーナー部に、隣り合う側端部の裏面に形成された前記延出部位の端部裏面層の縁部同士が当接または近接対面するように、展開状態で対角方向外側に向けて開口する切欠状凹所が設けられていることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る内装パネルは、裏面側を内装下地側に向けて施工される内装パネルであって、発泡樹脂層と、該発泡樹脂層の室内側に設けられた難燃層と、該難燃層の室内側に設けられた化粧層と、を備えており、少なくとも一側端部において、前記難燃層及び前記化粧層を含む表面層の延出部位が該一側端部の端面及び裏面に一連状に設けられ、前記一側端部には、前記表面層の延出部位によって覆われ、かつ前記発泡樹脂層よりも高剛性の補強部材が該発泡樹脂層に隣接して埋込状に設けられ、前記補強部材は、全体または一部に磁石を含んでいることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る内装パネルは、裏面側を内装下地側に向けて施工される内装パネルであって、発泡樹脂層と、該発泡樹脂層の室内側に設けられた難燃層と、該難燃層の室内側に設けられた化粧層と、を備えており、少なくとも一側端部において、前記難燃層及び前記化粧層を含む表面層の延出部位が該一側端部の端面及び裏面に一連状に設けられ、前記一側端部の裏面側には、前記表面層の延出部位によって覆われるようにシート状磁石が埋込状に設けられていることを特徴とする。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の各実施形態では、各実施形態に係る内装パネルの一例としての天井パネルを施工した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
図1~図4は、第1実施形態に係る内装パネルの一例及び第1実施形態に係る内装パネルの製造方法の一例を模式的に示す図である。
この天井パネル1が固定される天井下地5としては、木造天井下地でもよく、鋼製天井下地でもよい。また、天井下地5を、軽鉄材を用いたいわゆる軽天下地としてもよい。図例では、天井下地5を、吊木や吊ボルト等の吊部材6に野縁7を吊り下げた構成としたいわゆる吊天井とした例を示しているが、種々の構成とされたものでもよい。
また、この天井パネル1は、隣り合う天井パネル1,1の一方向両側端部2,2の端面3,3同士が突き合わせられ、これら側端部2,2を貫通させるように止着された止具8,8によって天井下地5の野縁7に固定されるものでもよい。このように止具8によって天井パネル1を固定する構成とすれば、ジョイナー等の接合部材を用いて施工する必要があるものと比べて、施工性を向上させることができる。
また、この天井パネル1は、単位面積(1m2)当たりの質量が2.0kg以下とされたものでもよい。また、この天井パネル1の質量を、上記のような軽天下地からなる天井下地5を含んだ天井システム全体の質量が2.0kg/m2以下となるような質量としてもよい。なお、本実施形態に係る内装パネルとしては、天井パネル1を構成するものに限られず、壁パネルを構成するものでもよい。この場合は、間柱やスタッド等の壁下地を内装下地として把握するようにすればよい。
化粧層11は、厚さが0.1mm~0.5mm程度の薄シート状とされ、当該天井パネル1の化粧面を構成する。本実施形態では、この化粧層11を、ガラス繊維シートとしている。このような構成とすれば、化粧層11を印刷紙や突板としたものと比べて、剛性及び難燃性を向上させることができる。この化粧層11としては、ガラス不織布(ガラスペーパー)でもよく、目付が20g/m2~250g/m2程度とされたものでもよく、好ましくは、目付が30g/m2~100g/m2程度とされたものでもよい。
また、この化粧層11は、ガラス繊維シートの表面に印刷や塗装等の適宜の表面化粧処理が施されたものでもよい。なお、化粧層11としては、ガラス繊維シートに限られず、印刷や塗装等の適宜の表面化粧処理が施された他のシート材でもよく、また、印刷、塗装等によって形成されたものでもよい。また、化粧層11の印刷に用いる塗料に含まれる顔料、添加物等は、難燃性を確保する観点から、無機系であることが好ましい。
なお、難燃層12としては、上記のような構成とされたものに限られず、その他、種々の構成とされたものの採用が可能である。例えば、吸熱性金属水酸化物を含む樹脂含浸ガラス繊維不織布板等としてもよい。
これら化粧層11と難燃層12とは、適宜の接着剤等によって積層一体化されたものでもよい。
このガラス繊維強化樹脂層13は、樹脂主成分が発泡樹脂層20の樹脂主成分と同一とされている。このような構成とすれば、各層における馴染み性が良好となり、境界剥離等を生じ難くすることができる。
この下地側のガラス繊維強化樹脂層17は、上記した表面層10を構成するガラス繊維強化樹脂層13と概ね同様、発泡樹脂層20の樹脂主成分と樹脂主成分が同一とされている。また、上記同様、この下地側のガラス繊維強化樹脂層17は、ガラス繊維シート18に発泡樹脂層20を構成する樹脂組成物が含浸されて形成されている。
この滲出抑制層16としては、ガラス繊維強化樹脂層17を構成する樹脂組成物の滲出の抑制が可能なものであればよく、樹脂シートや金属シートでもよい。滲出抑制層16を、金属シートとすれば、難燃性を向上させることができ、また、遮熱性や電磁波遮蔽性の向上も期待できる。
例えば、滲出抑制層16を、上記した難燃層12と同様のアルミシートとしてもよく、難燃層12よりも薄いシートとしてもよい。例えば、滲出抑制層16の厚さを、難燃層12の厚さの2/5~3/5程度の厚さとしてもよい。
また、本実施形態では、一側端部2の裏面に、この端部裏面層10dと下地側層15とが重ね合わせられた部位を設けた構成としている。このような構成とすれば、一側端部2における曲げ剛性をより向上させることができる。このように重ね合わせられた部位に止具8が止着される構成としてもよい。この端部裏面層10dの延出方向に沿う寸法(幅寸法)は、一側端部2の強度上の観点や、剥離を抑制する観点、軽量化を図る観点等から適宜の寸法としてもよい。例えば、この端部裏面層10dの幅寸法を、当該天井パネル1の厚さ寸法の1倍~15倍程度としてもよく、好ましくは、3倍~10倍程度としてもよい。
つまり、本実施形態では、表面層10は、天井パネル1の室内側面を構成する室内側面層10aと、面取部4を構成する面取表面層10bと、端面3を構成する端面層10cと、一側端部2の裏面を構成する端部裏面層10dと、を備えている。
この補強部材22は、図1及び図3(b)に示すように、室内側に向く室内側面23と、パネル外方側に向く発泡樹脂層20の端面21に突き合わせられる内側面27と、天井下地5側に向く下地側面26と、パネル外方側に向く外側面25と、を備えている。また、本実施形態では、この補強部材22の室内側面23と外側面25との縁部に、面取部4に対応させて、C面取状の面取部24を設けた構成としている。
なお、表面層10の延出部位10Bは、少なくとも化粧層11及び難燃層12を含んだものであればよいが、本実施形態では、ガラス繊維強化樹脂層13を含んだ構成としている。なお、この表面層10の延出部位10Bの裏面側に発泡樹脂層20の一部を含んだ構成としてもよい。
この切欠状凹所19は、展開状態で対角方向外側に向けて開口するように設けられている。また、切欠状凹所19は、隣り合う側端部2,2の面取表面層10b,10b同士の重なり合いを低減するように、補強部材22,22の室内側面23,23同士が交差する部位から拡開状に設けられた第1縁部19a,19aによって両側縁の基端側部位が区画されている。これら第1縁部19a,19aは、各補強部材22,22の室内側面23,23と面取部24,24との境界部で各延出部位10B,10Bが折り曲げられれば、これら第1縁部19a,19a同士が当接または近接対面し、面取部4,4同士が交差するコーナー部を構成する。
なお、コーナー部において折り曲げられた延出部位10B,10Bの重なり合いを低減する構成としては、上記のような構成に限られず、その他、種々の変形が可能である。
また、上記した例では、面取部4を、C面取状の傾斜面とした例を示しているが、R面取状の突湾曲面としてもよい。この場合は、補強部材22の面取部24の形状等を適宜、変形すればよい。
同製造方法は、図2に示すように、化粧層11及び難燃層12を含む表面層10Aの裏面側に発泡樹脂層20Aが設けられたパネル体1Aの少なくとも一側端部2Aにおいて、表面層10Aを少なくとも残存させるように発泡樹脂層20Aを切除して表面層10Aを延出させた延出部位10Bを形成する工程を備えている。また、同製造方法は、図3(c)及び図4(a)に示すように、延出部位10Bを折り曲げて一側端部2Aの端面3及び裏面に一連状に表面層(端面層及び端部裏面層)10c,10dを設ける工程を備えている。このような構成とすれば、上記のような天井パネル1を好適に製造することができる。
また、図2(c)に示すように、側端部2Aの裏面側の発泡樹脂層20A及び下地側層15Aを切除して延出部位10Bを形成する。この延出部位10Bの裏面における上記した補強部材22の各境界部に応じた位置に、へら状治具等によって折罫等の折曲癖を施すようにしてもよい(図3(a)の二点鎖線参照)。
そして、図3(b)に示すように、補強部材22を発泡樹脂層20の端面21に隣接させて配置する。また、図3(c)及び図4(a)に示すように、適宜のガイドローラーによって延出部位10Bを補強部材22の外周に沿わせるように各境界部において折り曲げ、更に下地側層15に重ね合わせるように折り返し、接着剤9を硬化させる。
このような工程を経て、図1及び図4(b)に示すように、天井パネル1が製造される。
また、本実施形態では、発泡樹脂層20の厚さ方向両側のガラス繊維強化樹脂層13,17を、ガラス繊維シート14,18に発泡樹脂層20を構成する樹脂組成物が含浸されて形成されたものとした例を示しているが、このような態様に限られない。発泡樹脂層20の厚さ方向両側のガラス繊維強化樹脂層13,17のうちの両方または一方を、発泡樹脂層20とは別体的に形成されて適宜の接着剤によって積層一体化されたものとしてもよい。また、難燃層12及び滲出抑制層16も同様、これらのうちの両方または一方がガラス繊維強化樹脂層13,17に対して適宜の接着剤によって積層一体化されたものとしてもよい。
なお、以下の各実施形態では、第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。また、製造方法についても同様の構成については、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る天井パネル1Bは、補強部材22Aの全体または一部に磁石28を含んだ構成としている。このような構成とすれば、隣り合う天井パネル1B,1B同士を磁石28,28による吸着によって密着させたり、天井下地5側に磁石に吸着される被吸着部を設けて天井下地5に密着させたり、固定したりすることができる。この磁石28を含んだ補強部材22Aは、天井下地5の野縁7に止具8によって固定されない側の側端部2B,2Bのみに設けた構成としてもよく、四周の側端部に設けた構成としてもよい。
また、補強部材22Aの全体を磁石28としてもよいが、本実施形態では、補強部材22Aに部分的に埋込状に磁石28を設けた構成としている。図例では、補強部材22Aの外側面25と下地側面26との角部側部位に位置するように磁石28を設けた例を示している。
また、磁石28は、隣り合う天井パネル1Bに設けられた磁石28と吸着し合うように磁極が配されている。例えば、磁石28のパネル厚さ方向に異極が配されるように各側端部2B,2Bに磁石28を設けたり、パネル内外方向に異極が配されるように各側端部2B,2Bに磁石28を設けたりしてもよい。
なお、図例では、天井下地5の野縁7に磁石28の被吸着部を設けていない例を示しているが、後記する第3実施形態のように被吸着部を設けた態様としてもよい。
本実施形態に係る天井パネル1Bにおいても、上記第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。また、本実施形態に係る天井パネル1Bも上記同様にして製造可能である。
本実施形態に係る天井パネル1Cは、側端部2Cの裏面側に、表面層10の延出部位10Bによって覆われるようにシート状磁石29を埋込状に設けた構成としている。このような構成とすれば、天井下地5側に、このシート状磁石29に吸着される被吸着部7Aを設けて天井下地5に密着させたり、固定したりすることができる。図例では、天井下地5の野縁7の下面側に、シート状の被吸着部7Aを設けた構成としている。この被吸着部7Aは、鉄板等の強磁性体を含んだものでもよく、野縁7の長手方向に略直交する方向に向けて延びるように設けられたものでもよい。
また、シート状磁石29は、側端部2Cの全長に亘って延びるように設けられたものでもよく、側端部2Cの長手方向途中部位に設けられたものでもよく、長手方向に沿って間隔を空けて複数箇所に設けられたものでもよい。
また、本実施形態では、天井パネル1Cの側端部2Cに、面取部を設けていない構成としている。つまり、本実施形態では、側端部2Cの端面3Aは、パネル厚さ方向の全体に亘って平坦面状とされている。また、表面層10は、室内側面層10aと端面層10cとが略直交状にかつ連なるように設けられている。
また、このような天井パネル1Cを製造する製造方法は、補強部材に代えて、側端部2Cの裏面にシート状磁石29を配置する以外は、上記と概ね同様にして製造可能である。
また、本実施形態においても、四周の側端部2Cの端面3Aに端面層10c及び端部裏面層10dを設ける場合には、上記のような切欠状凹所を展開状態におけるコーナー部に設けた構成としてもよい。
本実施形態に係る天井パネル1Dは、側端部2Dに、隣り合う天井パネル1Dの磁石28に吸着し合う磁石28と、天井下地5側の被吸着部7Aに吸着するシート状磁石29と、を埋込状に設けた構成としている。また、四周の側端部2D,2D,2D,2Dのうち、天井下地5の野縁7に止具8によって固定されない側の側端部2D,2Dに磁石28を設けた構成としている。また、各側端部2Dに、複数の磁石28,28を側端部2Dの長手方向に間隔を空けて設けた構成としている。これら磁石28は、上記同様、補強部材22A(図5(a)参照)に設けられたものでもよく、発泡樹脂層20B(図5(b)参照)に埋込状に設けられたものでもよい。
また、シート状磁石29を、四周の側端部2D,2D,2D,2Dの長手方向途中部位と当該天井パネル1Dの四隅部とに設けた構成としている。これらシート状磁石29は、上記同様、各側端部2Dの裏面側に埋込状に設けられたものでもよく、補強部材に埋込状に設けられたものでもよい。
本実施形態に係る天井パネル1Dにおいても、上記した各実施形態と概ね同様の効果を奏する。また、このような天井パネル1Dも上記と概ね同様にして製造可能である。
また、上記各実施形態では、表面層10を、ガラス繊維強化樹脂層13を含む構成とした例を示しているが、少なくとも化粧層11と難燃層12とを含むものとすればよい。
また、上記各実施形態では、発泡樹脂層20,20Bの天井下地5側にガラス繊維強化樹脂層17と滲出抑制層16とを含む下地側層15を設けた例を示しているが、ガラス繊維強化樹脂層17及び滲出抑制層16の両方または一方を設けていない構成としてもよい。上記各実施形態に係る天井パネル1,1B~1Dの上記した各部の構成は、一例に過ぎず、その他、種々の変形が可能である。
1A パネル体
2,2A~2D 側端部
3,3A 端面
4 面取部
10 表面層
10B 延出部位
10a 室内側面層(表面層)
10b 面取表面層(表面層)
10c 端面層(表面層)
10d 端部裏面層(表面層)
11 化粧層
12 難燃層
13 ガラス繊維強化樹脂層
20,20B 発泡樹脂層
22,22A 補強部材
28 磁石
29 シート状磁石
5 天井下地(内装下地)
Claims (7)
- 裏面側を内装下地側に向けて施工される内装パネルであって、
発泡樹脂層と、該発泡樹脂層の室内側に設けられた難燃層と、該難燃層の前記発泡樹脂層側に設けられたガラス繊維強化樹脂層と、該難燃層の室内側に設けられた化粧層と、を備えており、
少なくとも一側端部において、前記ガラス繊維強化樹脂層、前記難燃層及び前記化粧層を含む表面層の延出部位が該一側端部の端面及び裏面に一連状に設けられており、
前記ガラス繊維強化樹脂層を構成するガラス繊維シートがガラスクロスであり、前記難燃層が箔状のシートであることを特徴とする内装パネル。 - 裏面側を内装下地側に向けて施工される内装パネルであって、
発泡樹脂層と、該発泡樹脂層の室内側に設けられた難燃層と、該難燃層の前記発泡樹脂層側に設けられたガラス繊維強化樹脂層と、該難燃層の室内側に設けられた化粧層と、を備えており、
少なくとも一側端部において、前記ガラス繊維強化樹脂層、前記難燃層及び前記化粧層を含む表面層の延出部位が該一側端部の端面及び裏面に一連状に設けられており、
当該内装パネルの厚さ寸法が3.0mm~12.0mmであり、前記延出部位が前記一側端部の裏面に設けられて形成された端部裏面層の幅寸法が当該内装パネルの厚さ寸法の3倍~10倍であり、前記難燃層が箔状のシートであることを特徴とする内装パネル。 - 厚さ方向に見て略方形状とされ、裏面側を内装下地側に向けて施工される内装パネルであって、
発泡樹脂層と、該発泡樹脂層の室内側に設けられた難燃層と、該難燃層の室内側に設けられた化粧層と、を備えており、
前記難燃層及び前記化粧層を含む表面層の延出部位が当該内装パネルの四周の側端部のそれぞれの端面及び裏面に一連状に折り曲げられて設けられており、該延出部位のコーナー部に、隣り合う側端部の裏面に形成された前記延出部位の端部裏面層の縁部同士が当接または近接対面するように、展開状態で対角方向外側に向けて開口する切欠状凹所が設けられていることを特徴とする内装パネル。 - 裏面側を内装下地側に向けて施工される内装パネルであって、
発泡樹脂層と、該発泡樹脂層の室内側に設けられた難燃層と、該難燃層の室内側に設けられた化粧層と、を備えており、
少なくとも一側端部において、前記難燃層及び前記化粧層を含む表面層の延出部位が該一側端部の端面及び裏面に一連状に設けられ、前記一側端部には、前記表面層の延出部位によって覆われ、かつ前記発泡樹脂層よりも高剛性の補強部材が該発泡樹脂層に隣接して埋込状に設けられ、前記補強部材は、全体または一部に磁石を含んでいることを特徴とする内装パネル。 - 請求項4において、
前記補強部材の室内側縁部には、当該内装パネルの一側端部の室内側縁部に面取部が形成されるように面取部が設けられていることを特徴とする内装パネル。 - 裏面側を内装下地側に向けて施工される内装パネルであって、
発泡樹脂層と、該発泡樹脂層の室内側に設けられた難燃層と、該難燃層の室内側に設けられた化粧層と、を備えており、
少なくとも一側端部において、前記難燃層及び前記化粧層を含む表面層の延出部位が該一側端部の端面及び裏面に一連状に設けられ、前記一側端部の裏面側には、前記表面層の延出部位によって覆われるようにシート状磁石が埋込状に設けられていることを特徴とする内装パネル。 - 裏面側を内装下地側に向けて施工される内装パネルの製造方法であって、
化粧層、難燃層を構成する箔状のシート及びガラス繊維強化樹脂層を含む表面層の裏面側に発泡樹脂層が設けられたパネル体の少なくとも一側端部において、前記表面層を少なくとも残存させるように前記発泡樹脂層を切除して前記表面層を延出させた延出部位を形成する工程と、
前記延出部位を折り曲げて前記一側端部の端面及び裏面に一連状に表面層を設ける工程と、
を備えており、
前記ガラス繊維強化樹脂層を構成するガラス繊維シートがガラスクロスであることを特徴とする内装パネルの製造方法。
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