JPH09209547A - 建築用パネル - Google Patents

建築用パネル

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Publication number
JPH09209547A
JPH09209547A JP1487896A JP1487896A JPH09209547A JP H09209547 A JPH09209547 A JP H09209547A JP 1487896 A JP1487896 A JP 1487896A JP 1487896 A JP1487896 A JP 1487896A JP H09209547 A JPH09209547 A JP H09209547A
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JP
Japan
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surface material
building panel
core material
sheet
core
Prior art date
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Pending
Application number
JP1487896A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Umetsu
浩之 梅津
Hideki Takiguchi
英喜 滝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IG Technical Research Inc
Original Assignee
IG Technical Research Inc
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Publication date
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Priority to JP1487896A priority Critical patent/JPH09209547A/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造後に膨れ、反り等の変形がなく、しかも
機械強度に優れた建築用パネルとすることである。 【構成】 表面材1と裏面材2間に合成樹脂発泡体を主
成分とする芯材3をサンドイッチした建築用パネルAに
おいて、前記表面材1もしくは裏面材2の少なくとも一
方と芯材3間にハニカム構造を有するハニカムシート4
を積層した。 【効果】 表面材、裏面材と芯材との接着強度をハニカ
ムシートのコアによるアンカー効果にて大幅に向上でき
る。建築用パネル全体の機械強度が向上し、製造後の建
築用パネルに反り等の変形を防止できる。表面材、裏面
材のフラット性を向上し、建築用パネル表面の美観性を
向上できる。ハニカムシートを不燃材で形成することに
より建築用パネルの防火性能、耐火性能を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築、構築物の内壁材、
外壁材、屋根材、天井材、床材、間仕切り材、あるいは
防火戸等として使用でき、かつ、製造後に膨れ、反り等
の変形がなく、しかも防火性、耐火性、機械強度に優れ
た建築用パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、薄板状の表面材と裏面材にて合
成樹脂発泡体からなる芯材をサンドイッチした建築用パ
ネルは数多く発明、考案されて上市されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように芯材として合成樹脂発泡体からなる芯材を用いた
建築用パネルでは、一般的に合成樹脂の自己接着性が
弱く、表、裏面材と芯材との接着性に劣り、剥離が生じ
やすいものであった。また、芯材形成時には合成樹脂
原料と硬化剤、発泡剤を混合し、吐出させ、反応発泡し
て形成するので、反応ガスが発生して芯材内に残留した
り、製品の養生期間、あるいは建築用パネルの施工後
に、外気温等の変化により、芯材内の水分が水蒸気化
し、同じく逃げ道が無いために、建築用パネルの表面材
もしくは裏面材と芯材の間に残留し、建築用パネルの表
面材と裏面材の裏面にガス膨れが発生したり、反ったり
する等、経時的に建築用パネルに悪影響を及ぼす場合も
あった。万一の火災等で建築用パネルが高温化に曝せ
られた際には、表面材と裏面材と芯材との境界面が防火
性、耐火性能の弱点部分となり易いものであった。さ
らに、一般に芯材を各種合成樹脂発泡体とした際には、
建築用パネル自体の機械強度に劣り、しかも合成樹脂発
泡体の経時変化により、建築用パネル表面に凹凸が生じ
たり、反ったりする不具合が生じることがある場合もあ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するために、表面材又は/および裏面材と芯材間
の境界面にハニカム構造を有するハニカムシートを積層
することによって、表面材と裏面材と芯材との接着強度
をハニカムによるアンカー効果にて向上し、しかも、建
築用パネル自体の機械強度を向上させ、かつ、表面材と
裏面材のフラット性をも向上させた建築用パネルを提案
するものである。
【0005】
【実施例】以下に図面を用いて、本発明に係る建築用パ
ネルの一実施例について詳細に説明する。すなわち、建
築用パネルAは一部切り欠き斜視図である図1(a)、
およびその断面図である図1(b)に示すように、表面
材1と裏面材2とで合成樹脂発泡体を主原料とする芯材
3をサンドイッチして形成した建築用パネルAである。
さらに詳説すると、表面材1と裏面材2の1方、もしく
は両方と芯材3との間の境界面に、ハニカム構造を有す
るハニカムシート4を積層した建築用パネルAである。
【0006】表面材1と裏面材2は耐火性、防火性に優
れる金属薄板、例えば鉄、アルミニウム、銅、ステンレ
ス、チタン、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、ガルバリウ
ム鋼板、ホーロー鋼板、クラッド鋼板、ラミネート鋼板
(塩ビ鋼板等)、サンドイッチ鋼板(制振鋼板等)、
(勿論、これらを各種色調に塗装したカラー板を含む)
の一種をロール成形、プレス成形して形成したもの、も
しくは塩化ビニル樹脂、ポリカーボネイト樹脂、FRP
樹脂等の合成樹脂板からなるものである。
【0007】また、特に裏面材2としてはアルミニウム
蒸着紙、アスベスト紙、クラフト紙、アスファルトフェ
ルト、金属箔(Al、Fe、Pb、Cu)、合成樹脂シ
ート、ゴムシート、布シート、石膏紙、水酸化アルミ
紙、ガラス繊維不織布等の1種、または2種以上をラミ
ネートしたもの、あるいは防水処理、難燃処理されたシ
ート状物から形成することもできる。
【0008】また、芯材3は主に建築用パネルAの嵩上
材、断熱材、防火材、表面材1および裏面材2との接着
剤として機能するものであり、ポリウレタンフォーム、
ポリイソシアヌレートフォーム、フェノールフォーム、
塩化ビニルフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリスチ
レンフォーム、ユリアフォーム等の合成樹脂発泡体から
なるものである。
【0009】また、芯材3中には各種難燃材(水酸化ア
ルミニウム、炭酸バリウム、ガラスビーズ、水ガラス、
シラスバルーン、パーライト粒、ブラックカーボン、発
泡性グラファイト、無機繊維等)を混入して防火性能を
向上することもできる。
【0010】ハニカムシート4は表面材1および裏面材
2の一方以上の裏面側(芯材3側)の面に接着剤層5を
介して一体に固着するものであり、芯材3と表面材1、
裏面材2の接着力の向上、建築用パネルAの機械強度の
向上、表面材1、裏面材2のフラット性の向上を目的に
積層されるものである。
【0011】その形状は例えば図2(a)、(b)に示
すように、多角形状や円状、楕円状の任意形状に連続的
に形成したコア5を備えたハニカム状に形成したもので
あり、これに、例えば図2(a)に示すように、コア5
の一方面にシート状物6を固着して一体に形成すること
もできる。シート状物6は表面材1、裏面材2との接着
面積を拡大するのに有用である。
【0012】ハニカムシート4の材質は、コア5および
シート状物6共に、例えば鋼板、アルミニウム合金、金
属箔(Al、Fe、Pb、Cu)、合成樹脂(塩化ビニ
ル樹脂、ポリカーボネイト、FRP樹脂等)、紙(アル
ミニウム蒸着紙、アスベスト紙、クラフト紙、石膏紙、
水酸化アルミ紙)等からなり、接着剤層7を介して表面
材1、裏面材2に一体に固着されるものである。
【0013】また、建築用パネルAの形成後には、ハニ
カムシート4のコア5内には、発泡の完了した芯材3が
充填されることになり、アンカー効果により、表面材
1、裏面材2と芯材3の接着力を大幅に向上させること
となる。勿論、建築用パネルAの機械強度や表面材1、
裏面材2のフラット性の向上に役立つばかりでなく、ハ
ニカムシート4を不燃物で形成した際には、建築用パネ
ルAの難燃化にも有効に作用するものである。
【0014】なお、接着剤層7としては、エラストマー
型エポキシ樹脂、イソシアネート、例えばメチレンジイ
ソシアネート(略称MDI)等のエマルジョンタイプ、
ホットメルトタイプ、および、その変性イソシアネー
ト、例えばウレタン変性、ビュレット変性イソシアネー
ト、イソシアヌレート変性イソシアネート等の1種を任
意に選択し用いるものである。
【0015】また、建築用パネルAの全体形状の例とし
ては図3に示すように、金属製長尺状の薄板からなる表
面材1、裏面材2と幅方向の一端に雄型連結部8、他端
に雌型連結部9を形成した、落とし込み雄雌嵌合構造に
形成したものである。また、図では特に建築用パネルA
同士の連結で生じる目地部に無機ボード10、無機系パ
ッキング材11を介在し、さらに芯材3をフェノールフ
ォームから形成して、防火性、耐火性の向上を図り、耐
火1時間試験(JIS−A−1304)に合格する建築
用パネルAとしたものである。
【0016】
【その他の実施例】以上説明したのは、本発明に係る建
築用パネルAの一実施例であり、図4〜図6に示すよう
な建築用パネルAとしたり、建築用パネルAを構成する
部材とすることもできる。すなわち、図4(a)は表面
材1および裏面材2の両側にハニカムシート4を積層し
た例である。図4(b)は芯材3の中間部分にもハニカ
ムシート4を積層した建築用パネルAの例である。
【0017】図5、図6は建築用パネルAの形状の変形
例(シート状物6、接着剤層7等は省略して示す)であ
り、特に図5(c)は表面材1の裏面側にハニカムシー
ト4を一定ピッチの間隔をおいて積層した例である。図
6(a)〜(c)は連結部の形状を各々変形した例であ
り、表面材1と裏面材2とを直接触れないように形成
し、熱橋の防止に努めた建築用パネルAの例である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る建築用
パネルよれば、表面材又は/および裏面材と芯材間の境
界面にハニカム構造を有するハニカムシートを積層する
ことによって、表面材、裏面材と芯材との接着強度を
コアによるアンカー効果にて大幅に向上し、芯材と表面
材、裏面材の剥離やガス膨れ発生を防止できる。建築
用パネル全体の機械強度が向上し、製造後の建築用パネ
ルに反り等の変形を防止できる。表面材、裏面材のフ
ラット性を向上し、建築用パネル表面の美観性が向上す
る。ハニカムシートを不燃材で形成することにより建
築用パネルの防火性能、耐火性能が向上する。等の特
徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建築用パネルの代表例を示す説明
図である。
【図2】図1で用いられたハニカムシートの例を示す説
明図である。
【図3】本発明に係る建築用パネルの全体形状の例を示
す説明図である。
【図4】本発明に係る建築用パネルのその他の例を示す
説明図である。
【図5】本発明に係る建築用パネルのその他の例を示す
説明図である。
【図6】本発明に係る建築用パネルのその他の例を示す
説明図である。
【符号の説明】
A 建築用パネル 1 表面材 2 裏面材 3 芯材 4 ハニカムシート 5 コア 6 シート状物 7 接着剤層 8 雄型連結部 9 雌型連結部 10 無機ボード 11 無機系パッキング材
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04C 2/36 E04C 2/36 G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面材と裏面材間に合成樹脂発泡体を主
    成分とする芯材をサンドイッチした建築用パネルにおい
    て、前記表面材もしくは裏面材の少なくとも一方と芯材
    間にハニカム構造を有するハニカムシートを積層したこ
    とを特徴とする建築用パネル。
JP1487896A 1996-01-31 1996-01-31 建築用パネル Pending JPH09209547A (ja)

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JP1487896A JPH09209547A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 建築用パネル

Applications Claiming Priority (1)

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JPH09209547A true JPH09209547A (ja) 1997-08-12

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JP1487896A Pending JPH09209547A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 建築用パネル

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JP (1) JPH09209547A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006045723A1 (en) * 2004-10-20 2006-05-04 Solvay (Société Anonyme) Method for manufacturing a multilayer insulating panel
JP2013227817A (ja) * 2012-04-26 2013-11-07 Kawakami Sangyo Co Ltd 剛性板
WO2018151365A1 (ko) * 2017-02-16 2018-08-23 정성근 고단열 건축자재 및 이를 이용한 건축물 시공방법
JP2019073890A (ja) * 2017-10-16 2019-05-16 昭和飛行機工業株式会社 断熱材の施工方法

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