JPH1082122A - 耐火断熱パネル - Google Patents
耐火断熱パネルInfo
- Publication number
- JPH1082122A JPH1082122A JP23874296A JP23874296A JPH1082122A JP H1082122 A JPH1082122 A JP H1082122A JP 23874296 A JP23874296 A JP 23874296A JP 23874296 A JP23874296 A JP 23874296A JP H1082122 A JPH1082122 A JP H1082122A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- surface material
- sheet
- fire
- core material
- back face
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Building Environments (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は建築、構築物の外装材、間仕切り
材、防火戸等として使用でき、かつ施工後に膨れ、反
り、表面材の剥離等の不都合がなく、しかも耐火性、機
械強度に優れた耐火断熱パネルに関するものである。 【構成】 金属製の表面材1と裏面材4間に高熱下で炭
化する合成樹脂発泡体からなる芯材5を一体に設けた耐
火断熱パネルAにおいて、少なくとも表面材1の裏面1
aに通気性シート2を粘着テープ3により一体に形成
し、この通気性シート2、粘着テープ3に芯材5を一体
に形成した耐火断熱パネルAである。
材、防火戸等として使用でき、かつ施工後に膨れ、反
り、表面材の剥離等の不都合がなく、しかも耐火性、機
械強度に優れた耐火断熱パネルに関するものである。 【構成】 金属製の表面材1と裏面材4間に高熱下で炭
化する合成樹脂発泡体からなる芯材5を一体に設けた耐
火断熱パネルAにおいて、少なくとも表面材1の裏面1
aに通気性シート2を粘着テープ3により一体に形成
し、この通気性シート2、粘着テープ3に芯材5を一体
に形成した耐火断熱パネルAである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築、構築物の外壁材、
間仕切り材、防火戸等として使用でき、かつ施工後に膨
れ、反り、芯材成分による塗膜の破壊による表面材の剥
離等の不都合がなく、しかも耐火性、機械強度に優れた
耐火断熱パネルに関するものである。
間仕切り材、防火戸等として使用でき、かつ施工後に膨
れ、反り、芯材成分による塗膜の破壊による表面材の剥
離等の不都合がなく、しかも耐火性、機械強度に優れた
耐火断熱パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のサンドイッチパネルとし
ては、(a)不燃性の表面材、裏面材間に合成樹脂発泡
層のみを介在させたパネル、(b)合成樹脂発泡層中に
無機物質を混在させたパネル、(c)合成樹脂発泡層の
代わりに無機発泡層のみで形成したパネル、等が知られ
ている。
ては、(a)不燃性の表面材、裏面材間に合成樹脂発泡
層のみを介在させたパネル、(b)合成樹脂発泡層中に
無機物質を混在させたパネル、(c)合成樹脂発泡層の
代わりに無機発泡層のみで形成したパネル、等が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
パネルは種々の不都合を有し、例えば(a)のパネルの
場合は軽量であるが耐熱性、耐火性に劣り、(b)のパ
ネルの場合は合成樹脂発泡層に介在した無機物質が、表
面材、裏面材と合成樹脂発泡層との接着強度を低下させ
る問題があり、しかも日射による伸縮により表面材と合
成樹脂発泡層が剥離し、外観をひどく損ね、その上、無
機物質の添加量が大量となり、熱伝導率の低下、コスト
アップ、生産性のダウン等が避けられず、(c)のパネ
ルの場合は、耐火性に優れているが、高熱下における断
熱性に劣ると共に、機械強度(曲げ、切断、衝撃、剥
離)等に欠けると共に、パネル自体の重量が増し、扱い
にくく、施工性に欠ける欠点があった。勿論、JIS−
A−1304(建築構造部分の耐火試験方法)には合格
できなかった。
パネルは種々の不都合を有し、例えば(a)のパネルの
場合は軽量であるが耐熱性、耐火性に劣り、(b)のパ
ネルの場合は合成樹脂発泡層に介在した無機物質が、表
面材、裏面材と合成樹脂発泡層との接着強度を低下させ
る問題があり、しかも日射による伸縮により表面材と合
成樹脂発泡層が剥離し、外観をひどく損ね、その上、無
機物質の添加量が大量となり、熱伝導率の低下、コスト
アップ、生産性のダウン等が避けられず、(c)のパネ
ルの場合は、耐火性に優れているが、高熱下における断
熱性に劣ると共に、機械強度(曲げ、切断、衝撃、剥
離)等に欠けると共に、パネル自体の重量が増し、扱い
にくく、施工性に欠ける欠点があった。勿論、JIS−
A−1304(建築構造部分の耐火試験方法)には合格
できなかった。
【0004】さらに、芯材としてレ−ゾール型フェノー
ルフォーム樹脂からなるフォームを用いた際には、残留
酸硬化剤が表面材と裏面材の背面の塗膜、さらに亜鉛メ
ッキを腐食し、表面材と裏面材が芯材から剥離する等の
不利があった。
ルフォーム樹脂からなるフォームを用いた際には、残留
酸硬化剤が表面材と裏面材の背面の塗膜、さらに亜鉛メ
ッキを腐食し、表面材と裏面材が芯材から剥離する等の
不利があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、芯材として高熱下で炭化する合成樹脂
からなる芯材を、不燃材、金属材からなる表面材と裏面
材でサンドイッチして一体に形成し、かつ少なくとも上
記表面材の裏面と芯材間に通気性シート、ネット材をア
スファルト成分を主成分とする粘着テープで部分的に表
面材裏面に接着させて一体に介在し、温度差による表面
材と芯材の剥離、それによる美観を損ねる表面材の変形
を排除し、かつ耐溶剤性、耐酸性を改善すると共に、表
面材と芯材間のアンカー材、緩衝材、余剰ガス抜き材と
しても機能し、耐火断熱性に優れ、その上、JIS−A
−1304における耐火30分〜耐火1時間の試験に合
格できる耐火断熱パネルを提案するものである。
を除去するため、芯材として高熱下で炭化する合成樹脂
からなる芯材を、不燃材、金属材からなる表面材と裏面
材でサンドイッチして一体に形成し、かつ少なくとも上
記表面材の裏面と芯材間に通気性シート、ネット材をア
スファルト成分を主成分とする粘着テープで部分的に表
面材裏面に接着させて一体に介在し、温度差による表面
材と芯材の剥離、それによる美観を損ねる表面材の変形
を排除し、かつ耐溶剤性、耐酸性を改善すると共に、表
面材と芯材間のアンカー材、緩衝材、余剰ガス抜き材と
しても機能し、耐火断熱性に優れ、その上、JIS−A
−1304における耐火30分〜耐火1時間の試験に合
格できる耐火断熱パネルを提案するものである。
【0006】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明に係る耐火断熱
パネルの一実施例について詳細に説明する。図1は、本
発明に係る耐火断熱パネルの代表的な一例を示す説明図
であり、図において、Aは本発明に係る耐火断熱パネル
で表面材1と裏面材4間に芯材5を一体に介在し、か
つ、表面材1の少なくとも裏面1aに通気性シート2を
粘着テープ3により接着一体化した耐火断熱パネルAで
ある。
パネルの一実施例について詳細に説明する。図1は、本
発明に係る耐火断熱パネルの代表的な一例を示す説明図
であり、図において、Aは本発明に係る耐火断熱パネル
で表面材1と裏面材4間に芯材5を一体に介在し、か
つ、表面材1の少なくとも裏面1aに通気性シート2を
粘着テープ3により接着一体化した耐火断熱パネルAで
ある。
【0007】さらに説明すると、表面材1、裏面材4と
しては、金属薄板、例えば鉄、アルミニウム、銅、ステ
ンレス、チタン、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、ホーロ
ー鋼板、クラッド鋼板、ラミネート鋼板(塩ビ鋼板
等)、サンドイッチ鋼板(制振鋼板等)、ガルバリウム
鋼板、等(勿論、これらを各種色調に塗装したカラー金
属板を含む)の一種をロール成形、プレス成形、押出成
形等のよって各種形状に形成したもの、あるいは無機質
材、もしくは裏面材4のその他の材質として炭酸カルシ
ウム紙、アスベスト紙、クラフト紙、アスファルトフェ
ルト、金属箔(Al、Fe、Pb、Cu)、合成樹脂シ
ート、ゴムシート、布シート、石膏紙、水酸化アルミ
紙、ガラス繊維不繊布等の1種、または2種以上をラミ
ネートしたもの、あるいは防水処理、難燃処理されたシ
ート等の一種からなるものである。
しては、金属薄板、例えば鉄、アルミニウム、銅、ステ
ンレス、チタン、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、ホーロ
ー鋼板、クラッド鋼板、ラミネート鋼板(塩ビ鋼板
等)、サンドイッチ鋼板(制振鋼板等)、ガルバリウム
鋼板、等(勿論、これらを各種色調に塗装したカラー金
属板を含む)の一種をロール成形、プレス成形、押出成
形等のよって各種形状に形成したもの、あるいは無機質
材、もしくは裏面材4のその他の材質として炭酸カルシ
ウム紙、アスベスト紙、クラフト紙、アスファルトフェ
ルト、金属箔(Al、Fe、Pb、Cu)、合成樹脂シ
ート、ゴムシート、布シート、石膏紙、水酸化アルミ
紙、ガラス繊維不繊布等の1種、または2種以上をラミ
ネートしたもの、あるいは防水処理、難燃処理されたシ
ート等の一種からなるものである。
【0008】通気性シート2は不繊布、ネット状物で
綿、合成繊維、無機繊維の短、長繊維を多数本収束、も
しくは単繊維の紐状としたり、これらを素材として上記
のような不繊布状(厚さ1mm以下、約10〜100g
/m2 位)としたものである。この通気性シート2は主
に芯材5の発泡時の余剰ガスを外部へ放散する通気路、
表面材1と芯材5間のアンカー効果、芯材5の酸等の不
要液体の吸収等を図るものである。
綿、合成繊維、無機繊維の短、長繊維を多数本収束、も
しくは単繊維の紐状としたり、これらを素材として上記
のような不繊布状(厚さ1mm以下、約10〜100g
/m2 位)としたものである。この通気性シート2は主
に芯材5の発泡時の余剰ガスを外部へ放散する通気路、
表面材1と芯材5間のアンカー効果、芯材5の酸等の不
要液体の吸収等を図るものである。
【0009】粘着テープ3は例えば図2に示すように通
気性シート2を表面材1等の裏面に線状に、点線状に、
あるいはランダムに貼着するものであり、その幅は5〜
100mm位である。また、粘着テープ3の粘着剤はア
スファルト成分を主成分とした、例えば(商品名RAテ
ープ、日東電工社製)等である。
気性シート2を表面材1等の裏面に線状に、点線状に、
あるいはランダムに貼着するものであり、その幅は5〜
100mm位である。また、粘着テープ3の粘着剤はア
スファルト成分を主成分とした、例えば(商品名RAテ
ープ、日東電工社製)等である。
【0010】上記粘着剤はアスファルト、ゴム等の成分
のため耐熱性、耐久性、緩衝性、耐薬品性、耐溶剤性、
耐酸性、接着性に優れ、しかも粘着剤が布、紙、不繊
布、プラスチックフィルム等のシートに積層されている
ため、より前記した性能が強化されたものである。
のため耐熱性、耐久性、緩衝性、耐薬品性、耐溶剤性、
耐酸性、接着性に優れ、しかも粘着剤が布、紙、不繊
布、プラスチックフィルム等のシートに積層されている
ため、より前記した性能が強化されたものである。
【0011】芯材5はレゾール型フェノールフォーム
に、発泡剤、水酸化アルミニウム(Al(OH)3 )、
を主成分とし、必要によりこれにポリリン酸アンモニウ
ム、グラファイト、硬化剤、珪酸カルシウムあるいは炭
酸カルシウム等の無機材等を混入し、発泡、硬化させ、
仕上がり密度で50〜300Kg/m3 位に形成したも
のである。
に、発泡剤、水酸化アルミニウム(Al(OH)3 )、
を主成分とし、必要によりこれにポリリン酸アンモニウ
ム、グラファイト、硬化剤、珪酸カルシウムあるいは炭
酸カルシウム等の無機材等を混入し、発泡、硬化させ、
仕上がり密度で50〜300Kg/m3 位に形成したも
のである。
【0012】レゾール型のフェノールフォーム(以下、
単にフェノールフォームという)は、主に連続式の発泡
成形方法により製造されるものであり、他の合成樹脂発
泡体(プラスチックフォーム)に比べて不燃性、低発煙
性、低毒性の性能を有するものである。また、このフェ
ノールフォームを金属板にサンドイッチして形成された
金属サイディング材は、単体でJIS−A−1301
(建築物の木造部分の防火試験方法)、JIS−A−1
302(建築物の不燃構造部分の防火試験方法)の防火
構造試験に合格する防火性能を有するものである。
単にフェノールフォームという)は、主に連続式の発泡
成形方法により製造されるものであり、他の合成樹脂発
泡体(プラスチックフォーム)に比べて不燃性、低発煙
性、低毒性の性能を有するものである。また、このフェ
ノールフォームを金属板にサンドイッチして形成された
金属サイディング材は、単体でJIS−A−1301
(建築物の木造部分の防火試験方法)、JIS−A−1
302(建築物の不燃構造部分の防火試験方法)の防火
構造試験に合格する防火性能を有するものである。
【0013】発泡剤はフェノールフォームの原液を10
0重量部とすると、このフェノールフォームの原液に対
して2〜50重量部混入させるものであり、例えば、メ
チレンクロライド、炭酸塩(粉末)、代替フロン141
b等である。
0重量部とすると、このフェノールフォームの原液に対
して2〜50重量部混入させるものであり、例えば、メ
チレンクロライド、炭酸塩(粉末)、代替フロン141
b等である。
【0014】水酸化アルミニウムはフェノールフォーム
の原液を100重量部とすると、このフェノールフォー
ムの原液に対して50〜300重量部混入させるもので
あり、難燃材、耐火材、耐熱材として有用なものであ
る。例えば、その組成としては水分率が0〜30%、粒
度が10〜100μ、純度90%以上のものである。
の原液を100重量部とすると、このフェノールフォー
ムの原液に対して50〜300重量部混入させるもので
あり、難燃材、耐火材、耐熱材として有用なものであ
る。例えば、その組成としては水分率が0〜30%、粒
度が10〜100μ、純度90%以上のものである。
【0015】ポリリン酸アンモニウムはフェノールフォ
ームの原液を100重量部とすると、このフェノールフ
ォームの原液に対して1〜25重量部混入させるもので
あり、反応調整材、難燃化材として有用なもので粒度は
30〜100μである。
ームの原液を100重量部とすると、このフェノールフ
ォームの原液に対して1〜25重量部混入させるもので
あり、反応調整材、難燃化材として有用なもので粒度は
30〜100μである。
【0016】グラファイトはフェノールフォームの原液
を100重量部とすると、このフェノールフォームの原
液に対して2〜30重量部混入させるものである。その
効果としては、火災時にフェノールフォームが炭化し空
隙が形成されるが、この空隙を加熱により膨張したグラ
ファイトにより塞ぎ、肉痩せによる耐火性能の低下を防
止するものである。
を100重量部とすると、このフェノールフォームの原
液に対して2〜30重量部混入させるものである。その
効果としては、火災時にフェノールフォームが炭化し空
隙が形成されるが、この空隙を加熱により膨張したグラ
ファイトにより塞ぎ、肉痩せによる耐火性能の低下を防
止するものである。
【0017】硬化剤はフェノールフォームの原液を10
0重量部とすると、このフェノールフォームの原液に対
して10〜50重量部混入させるものであり、有機リン
酸系、あるいはリン酸系とPSA系の混合物である。
0重量部とすると、このフェノールフォームの原液に対
して10〜50重量部混入させるものであり、有機リン
酸系、あるいはリン酸系とPSA系の混合物である。
【0018】以上説明したのは本発明に係る耐火断熱パ
ネルの一実施例にすぎず、図3は通気性シート2を不繊
布2aにアスファルト成分2bを含浸した構造であり、
6は剥離紙である。
ネルの一実施例にすぎず、図3は通気性シート2を不繊
布2aにアスファルト成分2bを含浸した構造であり、
6は剥離紙である。
【0019】図4は耐火断熱パネルAの主要構造に長手
方向の側面に雄型連結部B、雌型連結部C、不燃ボード
D、防火パッキングE、パッキング材Fを形成し、JI
S−A−1304の耐火1時間の試験に合格し得る構成
としたものである。
方向の側面に雄型連結部B、雌型連結部C、不燃ボード
D、防火パッキングE、パッキング材Fを形成し、JI
S−A−1304の耐火1時間の試験に合格し得る構成
としたものである。
【0020】(実施例1) フェノールフォームの場合 (a)レゾール型フェノール樹脂(一般品でPH2〜3) 100重量部 (不揮発分80%、粘度2000CPS/20℃) (b)硬化剤 20重量部 (65%パラトルエンスルホン酸水溶液) (c)発泡剤 13重量部 (代替フロン141b) (d)添加剤 5重量部 (シリコーン、ポリリン酸アンモニウム) (e)通気性シート2 ポリエステル繊維の紐からなるネット(厚さ1mm) 重さ100g/m2 である。 (f)粘着テープ(幅500mm、厚さ0.5mm、日東電工社製、商品名R Aテープ40)
【0021】(実施例2) フェノールフォームの場合 (a)レゾール型フェノール樹脂(低吸水品でPH4〜5) 100重量部 (不揮発分80%、粘度2000CPS/20℃) (b)硬化剤 10重量部 (65%パラトルエンスルホン酸水溶液) (c)発泡剤 15重量部 (代替フロン141b) (d)添加剤 10重量部 (シリコーン、ポリリン酸アンモニウム) (e)通気性シート2 ポリエステル繊維の紐からなるネット(厚さ1mm) 重さ100g/m2 である。 (f)粘着テープ(これは幅500mm、厚さ0.5mm、日東電工社製、商 品名RAテープ40)
【0022】(実施例3) フェノールフォームの場合 (a)レゾール型フェノール樹脂(一般品でPH2〜3) 100重量部 (不揮発分80%、粘度1500CPS/20℃) (b)硬化剤 20重量部 (65%パラトルエンスルホン酸水溶液) (c)発泡剤 13重量部 (代替フロン141b) (d)添加剤 5重量部 (シリコーン、ポリリン酸アンモニウム) (e)通気性シート2 ポリエステル繊維の紐からなるネット(厚さ1mm) 重さ100g/m2 である。 (f)粘着テープ(幅500mm、厚さ0.5mm、日東電工社製、商品名R Aテープ40)
【0023】さらに、実施例1〜3では表面材1、裏面
材4を厚さ0.5mmのカラー鋼板とし、実施例3では
表面材1と裏面材4に深さ0.5mmのスタッコ調のエ
ンボス加工を施したものである。芯材5のトータル密度
は図5のように設定し、耐火断熱パネルAの総厚さを5
0mmとした。なお、粘着テープ3は実施例1では点線
状、実施例2では直線状、実施例3では直線状で分布を
実施例2の1.5倍とした。その試験結果は図5に示
す。
材4を厚さ0.5mmのカラー鋼板とし、実施例3では
表面材1と裏面材4に深さ0.5mmのスタッコ調のエ
ンボス加工を施したものである。芯材5のトータル密度
は図5のように設定し、耐火断熱パネルAの総厚さを5
0mmとした。なお、粘着テープ3は実施例1では点線
状、実施例2では直線状、実施例3では直線状で分布を
実施例2の1.5倍とした。その試験結果は図5に示
す。
【0024】なお、は10%歪における強度、はJ
IS−A−1613(壁用ボード類接着剤の接着強さ及
びその接着工法の接着強さ試験方法)に準じて行う(テ
ストピースの大きさは50mm×50mm)。は90
℃〜−30℃で湿気は外気と同じとし、12時間のサイ
クルで60日間行った。
IS−A−1613(壁用ボード類接着剤の接着強さ及
びその接着工法の接着強さ試験方法)に準じて行う(テ
ストピースの大きさは50mm×50mm)。は90
℃〜−30℃で湿気は外気と同じとし、12時間のサイ
クルで60日間行った。
【0025】また、比較例は通気性シート2、粘着テー
プ3を除いた実施例1の構成である。
プ3を除いた実施例1の構成である。
【0026】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る耐火断熱
パネルによれば、表面材と裏面材の少なくとも芯材と
接する面(裏面)との間に通気性シートを粘着テープで
確実に固着した構造で介在したため、芯材と表面材と裏
面材との一体化が強化される。通気性シートは芯材の
余剰ガスを芯材外に放出する通気路となり、余剰ガスが
熱膨張により表面材を変形し、表面材、芯材間に空隙を
生じさせず、表面材、芯材間の剥離を防止する。通気
性シート、粘着テープは芯材と表面材間のアンカー効果
として有効に作用する。粘着テープは耐熱、耐久性に
富み、伸縮性もあるため、長期に亘る温熱環境の変化に
よる表面材の伸縮によっても表面材から剥離することが
ない。等の特徴、効果がある。
パネルによれば、表面材と裏面材の少なくとも芯材と
接する面(裏面)との間に通気性シートを粘着テープで
確実に固着した構造で介在したため、芯材と表面材と裏
面材との一体化が強化される。通気性シートは芯材の
余剰ガスを芯材外に放出する通気路となり、余剰ガスが
熱膨張により表面材を変形し、表面材、芯材間に空隙を
生じさせず、表面材、芯材間の剥離を防止する。通気
性シート、粘着テープは芯材と表面材間のアンカー効果
として有効に作用する。粘着テープは耐熱、耐久性に
富み、伸縮性もあるため、長期に亘る温熱環境の変化に
よる表面材の伸縮によっても表面材から剥離することが
ない。等の特徴、効果がある。
【図1】本発明に係る耐火断熱パネルの代表的一例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図2】本発明に係る耐火断熱パネルの要部の一例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図3】本発明に係る耐火断熱パネルの要部である粘着
テープのその他の例を示す説明図である。
テープのその他の例を示す説明図である。
【図4】本発明に係る耐火断熱パネルのその他の実施例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図5】本発明に係る耐火断熱パネルの試験結果を示す
説明図である。
説明図である。
A 耐火断熱パネル B 雄型連結部 C 雌型連結部 D 不燃ボード E 防火パッキング材 F パッキング材 1 表面材 1a 裏面 2 通気性シート 2a 不織布 2b アスファルト成分 3 粘着テープ 4 裏面材 5 芯材 6 剥離紙
Claims (1)
- 【請求項1】 金属製の表面材と裏面材間に高熱下で炭
化する合成樹脂発泡体からなる芯材を一体に設けた耐火
断熱パネルにおいて、表面材裏面と芯材間に通気性シー
トと該通気性シートを表面材裏面に接着する粘着テープ
を部分的に介在したことを特徴とする耐火断熱パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23874296A JPH1082122A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 耐火断熱パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23874296A JPH1082122A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 耐火断熱パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1082122A true JPH1082122A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17034590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23874296A Pending JPH1082122A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 耐火断熱パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1082122A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102182283A (zh) * | 2011-04-14 | 2011-09-14 | 江苏德一新型建筑材料科技有限公司 | 保温装饰一体板 |
KR101458672B1 (ko) * | 2011-07-11 | 2014-11-06 | (주)엘지하우시스 | 페놀 수지 경화 발포체로 이루어진 샌드위치 판넬 및 그 제조 방법 |
-
1996
- 1996-09-10 JP JP23874296A patent/JPH1082122A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102182283A (zh) * | 2011-04-14 | 2011-09-14 | 江苏德一新型建筑材料科技有限公司 | 保温装饰一体板 |
KR101458672B1 (ko) * | 2011-07-11 | 2014-11-06 | (주)엘지하우시스 | 페놀 수지 경화 발포체로 이루어진 샌드위치 판넬 및 그 제조 방법 |
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Legal Events
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