JPH1088697A - 耐火断熱パネル - Google Patents
耐火断熱パネルInfo
- Publication number
- JPH1088697A JPH1088697A JP24009396A JP24009396A JPH1088697A JP H1088697 A JPH1088697 A JP H1088697A JP 24009396 A JP24009396 A JP 24009396A JP 24009396 A JP24009396 A JP 24009396A JP H1088697 A JPH1088697 A JP H1088697A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- heat
- core material
- fire
- surface material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は建築、構築物の内壁材、外壁材、屋
根材、天井材、床材、間仕切り材、あるいは防火戸等と
して使用でき、かつ、製造後に膨れ、反り、剥離等の変
化がなく、しかも強度に優れた耐火断熱パネルに関する
ものである。 【構成】 表面材１と裏面材７間に高熱下において炭化
する合成樹脂発泡体からなる芯材８と一体に介在した耐
火断熱パネルＡにおいて、シート材３にアスファルト成
分４を付着、含浸等した通気性シート２を一体に介在さ
せ、または芯材８を厚さ方向で分割する耐火シート１１
を介在させた耐火断熱パネルＡである。
根材、天井材、床材、間仕切り材、あるいは防火戸等と
して使用でき、かつ、製造後に膨れ、反り、剥離等の変
化がなく、しかも強度に優れた耐火断熱パネルに関する
ものである。 【構成】 表面材１と裏面材７間に高熱下において炭化
する合成樹脂発泡体からなる芯材８と一体に介在した耐
火断熱パネルＡにおいて、シート材３にアスファルト成
分４を付着、含浸等した通気性シート２を一体に介在さ
せ、または芯材８を厚さ方向で分割する耐火シート１１
を介在させた耐火断熱パネルＡである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は建築物、構築物の外壁
材、間仕切り材、防火戸等として使用でき、かつ施工後
に膨れ、反り、表面材の剥離等の変化がなく、しかも耐
火性、機械強度に優れた耐火断熱パネルに関するもので
ある。
材、間仕切り材、防火戸等として使用でき、かつ施工後
に膨れ、反り、表面材の剥離等の変化がなく、しかも耐
火性、機械強度に優れた耐火断熱パネルに関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のサンドイッチパネルとし
ては、（ａ）不燃性の表面材、裏面材間に合成樹脂発泡
層のみを介在させたパネル、（ｂ）合成樹脂発泡層中に
無機物質を混在させたパネル、（ｃ）合成樹脂発泡層の
代わりに無機発泡層のみで形成したパネル、等が知られ
ている。
ては、（ａ）不燃性の表面材、裏面材間に合成樹脂発泡
層のみを介在させたパネル、（ｂ）合成樹脂発泡層中に
無機物質を混在させたパネル、（ｃ）合成樹脂発泡層の
代わりに無機発泡層のみで形成したパネル、等が知られ
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
パネルは種々の不都合を有し、例えば（ａ）のパネルの
場合は軽量であるが耐熱性、耐火性に劣り、（ｂ）のパ
ネルの場合は合成樹脂発泡層に介在した無機物質が、表
面材、裏面材と合成樹脂発泡層との接着強度を低下させ
る問題があり、しかも日射により伸縮により表面材と合
成樹脂発泡層が剥離し、外観をひどく損ね、その上、無
機物質の添加量が大量となり、熱伝導率の低下、コスト
アップ、生産性のダウン等が避けられず、（ｃ）のパネ
ルの場合は、耐火性に優れているが、高熱下における断
熱性に劣ると共に、機械強度（曲げ、切断、衝撃、剥
離）等に欠けると共に、パネル自体に重量が増し、扱い
にくく、施工性に欠ける点があった。勿論、ＪＩＳ−Ａ
−１３０４（建築構造部分の耐火試験方法）には合格で
きなかった。
パネルは種々の不都合を有し、例えば（ａ）のパネルの
場合は軽量であるが耐熱性、耐火性に劣り、（ｂ）のパ
ネルの場合は合成樹脂発泡層に介在した無機物質が、表
面材、裏面材と合成樹脂発泡層との接着強度を低下させ
る問題があり、しかも日射により伸縮により表面材と合
成樹脂発泡層が剥離し、外観をひどく損ね、その上、無
機物質の添加量が大量となり、熱伝導率の低下、コスト
アップ、生産性のダウン等が避けられず、（ｃ）のパネ
ルの場合は、耐火性に優れているが、高熱下における断
熱性に劣ると共に、機械強度（曲げ、切断、衝撃、剥
離）等に欠けると共に、パネル自体に重量が増し、扱い
にくく、施工性に欠ける点があった。勿論、ＪＩＳ−Ａ
−１３０４（建築構造部分の耐火試験方法）には合格で
きなかった。
【０００４】さらに、芯材としてレゾール型フェノール
フォーム樹脂からなるフォームを用いた際には、残留酸
硬化剤が表面材と裏面材の背面の塗膜、さらに亜鉛メッ
キを腐食し、表面材と裏面材が芯材から剥離する等の不
利があった。
フォーム樹脂からなるフォームを用いた際には、残留酸
硬化剤が表面材と裏面材の背面の塗膜、さらに亜鉛メッ
キを腐食し、表面材と裏面材が芯材から剥離する等の不
利があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、芯材として高熱下で炭化する合成樹脂
からなる芯材を、不燃材、金属材からなる表面材と裏面
材でサンドイッチして一体に形成し、かつ少なくとも上
記表面材の背面と芯材間に通気性があり、かつアスファ
ルトフェルト成分を粘着、含浸等したシートを一体に介
在し、温度差による表面材と芯材の剥離、それによる美
観を損ねる表面材の変形を排除し、かつ耐溶剤性、耐酸
性を改善すると共に、表面材と芯材間のアンカー材、緩
衝材、余剰ガス抜き材としても機能し、また芯材を分割
するごとく高熱下で炭化層を形成する耐火シートを一体
に介在させ、ＪＩＳ−Ａ−１３０４の耐火３０分〜耐火
２時間の試験に合格でき、軽量で断熱性、機械強度に富
む耐火断熱パネルを提案するものである。
を除去するため、芯材として高熱下で炭化する合成樹脂
からなる芯材を、不燃材、金属材からなる表面材と裏面
材でサンドイッチして一体に形成し、かつ少なくとも上
記表面材の背面と芯材間に通気性があり、かつアスファ
ルトフェルト成分を粘着、含浸等したシートを一体に介
在し、温度差による表面材と芯材の剥離、それによる美
観を損ねる表面材の変形を排除し、かつ耐溶剤性、耐酸
性を改善すると共に、表面材と芯材間のアンカー材、緩
衝材、余剰ガス抜き材としても機能し、また芯材を分割
するごとく高熱下で炭化層を形成する耐火シートを一体
に介在させ、ＪＩＳ−Ａ−１３０４の耐火３０分〜耐火
２時間の試験に合格でき、軽量で断熱性、機械強度に富
む耐火断熱パネルを提案するものである。
【０００６】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明に係る耐火断熱
パネルの一実施例について詳細に説明する。図１〜図３
は、本発明に係る代表的な耐火断熱パネルの一例を示す
説明図であり、図において、Ａは本発明に係る耐火断熱
パネルで表面材１と裏面材７間に芯材８を一体に介在
し、かつ、表面材１の少なくとも背面１ａに通気性シー
ト２を接着により一体化した耐火断熱パネルＡである。
パネルの一実施例について詳細に説明する。図１〜図３
は、本発明に係る代表的な耐火断熱パネルの一例を示す
説明図であり、図において、Ａは本発明に係る耐火断熱
パネルで表面材１と裏面材７間に芯材８を一体に介在
し、かつ、表面材１の少なくとも背面１ａに通気性シー
ト２を接着により一体化した耐火断熱パネルＡである。
【０００７】さらに説明すると、表面材１、裏面材７と
しては、金属薄板、例えば鉄、アルミニウム、銅、ステ
ンレス、チタン、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、ホーロ
ー鋼板、クラッド鋼板、ラミネート鋼板（塩ビ鋼板
等）、サンドイッチ鋼板（制振鋼板等）、ガルバリウム
鋼板、等（勿論、これらを各種色調に塗装したカラー金
属板を含む）の一種をロール成形、プレス成形、押出成
形等によって各種形状に形成したもの、あるいは無機質
材、チップボードを固めた木質材、もしくは裏面材７の
その他の材質として炭酸カルシウム紙、アスベスト紙、
クラフト紙、アスファルトフェルト、金属箔（Ａｌ、Ｆ
ｅ、Ｐｂ、Ｃｕ）、合成樹脂シート、ゴムシート、布シ
ート、石膏紙、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不繊布等の
１種、または２種以上をラミネートしたもの、あるいは
防水処理、難燃処理されたシート等の１種からなるもの
である。
しては、金属薄板、例えば鉄、アルミニウム、銅、ステ
ンレス、チタン、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、ホーロ
ー鋼板、クラッド鋼板、ラミネート鋼板（塩ビ鋼板
等）、サンドイッチ鋼板（制振鋼板等）、ガルバリウム
鋼板、等（勿論、これらを各種色調に塗装したカラー金
属板を含む）の一種をロール成形、プレス成形、押出成
形等によって各種形状に形成したもの、あるいは無機質
材、チップボードを固めた木質材、もしくは裏面材７の
その他の材質として炭酸カルシウム紙、アスベスト紙、
クラフト紙、アスファルトフェルト、金属箔（Ａｌ、Ｆ
ｅ、Ｐｂ、Ｃｕ）、合成樹脂シート、ゴムシート、布シ
ート、石膏紙、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不繊布等の
１種、または２種以上をラミネートしたもの、あるいは
防水処理、難燃処理されたシート等の１種からなるもの
である。
【０００８】通気性シート２は、図４（ａ）〜（ｄ）に
示すようなものであり、例えばシート材３とアスファル
ト成分４と剥離紙６、またはシート材３とアスファルト
成分４とネット状物５と剥離紙６とから構成したもので
ある。
示すようなものであり、例えばシート材３とアスファル
ト成分４と剥離紙６、またはシート材３とアスファルト
成分４とネット状物５と剥離紙６とから構成したもので
ある。
【０００９】さらに説明すると、シート材３は綿、合成
繊維、無機繊維の１種以上の長、短繊維を単体、もしく
は束状の紐、不繊布、繊布等した厚さ１０ｍｍ以下、重
さが１０〜６００ｇ／ｍ2 位としたものであり、主にア
ンカー効果、アスファルト成分４の保持体、芯材８形成
時に発生する余剰ガスを外部へ放散する通気路、耐火層
骨核材、クッション材、耐酸物、不要液体の吸収等を図
るものである。
繊維、無機繊維の１種以上の長、短繊維を単体、もしく
は束状の紐、不繊布、繊布等した厚さ１０ｍｍ以下、重
さが１０〜６００ｇ／ｍ2 位としたものであり、主にア
ンカー効果、アスファルト成分４の保持体、芯材８形成
時に発生する余剰ガスを外部へ放散する通気路、耐火層
骨核材、クッション材、耐酸物、不要液体の吸収等を図
るものである。
【００１０】アスファルト成分４は粘着剤、アンカー
材、耐酸材、耐熱材、緩衝材、として機能し、アスファ
ルト成分のほかにゴム成分等をも添加することもある。
材、耐酸材、耐熱材、緩衝材、として機能し、アスファ
ルト成分のほかにゴム成分等をも添加することもある。
【００１１】ネット状物５は緩衝材、ガス排気材として
機能し、通気性シート２の機能を強化するものである。
なお、材質としては前記シート２と同質材でもよく、厚
さは１ｍｍ位、密度は３０〜２００ｇ／ｍ2 である。
機能し、通気性シート２の機能を強化するものである。
なお、材質としては前記シート２と同質材でもよく、厚
さは１ｍｍ位、密度は３０〜２００ｇ／ｍ2 である。
【００１２】芯材８は少なくとも高熱下で炭素骨格を形
成し、かつ通常状態においても断熱性、耐熱性、寸法安
定性、自己接着性を有する合成樹脂発泡体の単体、もし
くは必要により耐火材９を混合した組成であり、主に補
強剤、耐火材、断熱材、接着剤、緩衝材、寸法安定材、
嵩上材として機能するものである。
成し、かつ通常状態においても断熱性、耐熱性、寸法安
定性、自己接着性を有する合成樹脂発泡体の単体、もし
くは必要により耐火材９を混合した組成であり、主に補
強剤、耐火材、断熱材、接着剤、緩衝材、寸法安定材、
嵩上材として機能するものである。
【００１３】芯材８の具体例としては、ポリイソシアヌ
レートフォーム、レゾール型フェノールフォーム、フェ
ノール変性ポリウレタンフォーム、またはこれら合成樹
脂発泡層にポリリン酸アンモニウム、触媒、製泡剤、酸
硬化剤等を添加したものである。
レートフォーム、レゾール型フェノールフォーム、フェ
ノール変性ポリウレタンフォーム、またはこれら合成樹
脂発泡層にポリリン酸アンモニウム、触媒、製泡剤、酸
硬化剤等を添加したものである。
【００１４】耐火材９は芯材８に分散、もしくは高密度
に分布し、芯材８自体の耐火性、耐熱性を強化するもの
であり、例えばカーボンブラック、グラファイト、炭素
繊維、ロックウール、水酸化アルミニウム、パーライト
粒、ガラスビーズ、もみ殻、レゾール型フェノール樹脂
粉、膨脹性グラファイト、樹脂コーティングした大きさ
約１０〜１００ミクロン位の水酸化アルミニウム、等の
１種以上であり、高熱下で発泡膨脹して無機炭化層を形
成し、また水酸化アルミニウムは水分を放出し、温度を
冷却する機能等を有するものである。
に分布し、芯材８自体の耐火性、耐熱性を強化するもの
であり、例えばカーボンブラック、グラファイト、炭素
繊維、ロックウール、水酸化アルミニウム、パーライト
粒、ガラスビーズ、もみ殻、レゾール型フェノール樹脂
粉、膨脹性グラファイト、樹脂コーティングした大きさ
約１０〜１００ミクロン位の水酸化アルミニウム、等の
１種以上であり、高熱下で発泡膨脹して無機炭化層を形
成し、また水酸化アルミニウムは水分を放出し、温度を
冷却する機能等を有するものである。
【００１５】１０は排気材で、図３に示すように表面材
１の通気性シート２と、芯材８間に必要により接着剤
（図示せず）を介して一体に介在させるものであり、主
に芯材８との接着強化補助材、緩衝材、クッション材と
芯材８内の余剰気体、液体を芯材８外へ排気する機能を
有する連通空隙を形成したものであり、具体的にはガラ
ス繊維、綿、膨脹性グラファイト、非膨脹性グラファイ
ト、合成樹脂繊維、カーボンブラック等の１種以上から
なる紐状物、シート状物、ネット状物である。なお、紐
状物は１〜１０ｍｍφ位、シート状物（不繊布も含む）
は０．５〜１０ｍｍ厚位、ネット状物は任意寸法であ
る。なお、排気能力は綿（５ｍｍφ）で芯材８の内部ガ
ス圧を約１／１０以下に低減できる。
１の通気性シート２と、芯材８間に必要により接着剤
（図示せず）を介して一体に介在させるものであり、主
に芯材８との接着強化補助材、緩衝材、クッション材と
芯材８内の余剰気体、液体を芯材８外へ排気する機能を
有する連通空隙を形成したものであり、具体的にはガラ
ス繊維、綿、膨脹性グラファイト、非膨脹性グラファイ
ト、合成樹脂繊維、カーボンブラック等の１種以上から
なる紐状物、シート状物、ネット状物である。なお、紐
状物は１〜１０ｍｍφ位、シート状物（不繊布も含む）
は０．５〜１０ｍｍ厚位、ネット状物は任意寸法であ
る。なお、排気能力は綿（５ｍｍφ）で芯材８の内部ガ
ス圧を約１／１０以下に低減できる。
【００１６】１１は耐火シートで芯材８を少なくとも２
分割するように一層、例えば厚さの半分位の位置に一体
に介在させ、芯材８の耐熱性、耐火性、機械強度、遮音
性、耐薬品性、通気性、等を強化するものであり、図
３、図５に示すようにその厚さは約０．３〜１０ｍｍ位
のシート状物、もしくはネット状、不繊布状である。
分割するように一層、例えば厚さの半分位の位置に一体
に介在させ、芯材８の耐熱性、耐火性、機械強度、遮音
性、耐薬品性、通気性、等を強化するものであり、図
３、図５に示すようにその厚さは約０．３〜１０ｍｍ位
のシート状物、もしくはネット状、不繊布状である。
【００１７】耐火シート１１の材料としては合成樹脂
（フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹
脂、ポリウレタン樹脂、等）、紙（炭酸カルシウム紙、
水酸化アルミニウム紙、ロックウール紙、等）、パル
プ、ロックウール、グラファイト、炭素繊維、等の一種
以上で、単体、２層、もしくは３層に形成した構造であ
る。
（フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹
脂、ポリウレタン樹脂、等）、紙（炭酸カルシウム紙、
水酸化アルミニウム紙、ロックウール紙、等）、パル
プ、ロックウール、グラファイト、炭素繊維、等の一種
以上で、単体、２層、もしくは３層に形成した構造であ
る。
【００１８】さらに、雄型連結部Ｂ、雌型連結部Ｃを設
けた耐火断熱パネルＡとしては図６（ａ）〜（ｃ）、図
７（ａ）〜（ｅ）に示すように形成し、石膏ボード、炭
酸カルシウム板、ケイ酸カルシウム板等の不燃軽量材
Ｄ、ロックウールフェルト等の防火パッキング材Ｅ、パ
ッキング材Ｆを設け、連結部の耐火性、防水性を強化し
た構造とすることもできる。
けた耐火断熱パネルＡとしては図６（ａ）〜（ｃ）、図
７（ａ）〜（ｅ）に示すように形成し、石膏ボード、炭
酸カルシウム板、ケイ酸カルシウム板等の不燃軽量材
Ｄ、ロックウールフェルト等の防火パッキング材Ｅ、パ
ッキング材Ｆを設け、連結部の耐火性、防水性を強化し
た構造とすることもできる。
【００１９】（実施例１） フェノールフォームの場合 （ａ）レゾール型フェノール樹脂（一般品でＰＨ２〜３） １００重量部 （不揮発分８０％、粘度２０００ＣＰＳ／２０℃） （ｂ）硬化剤 ２０重量部 （６５％パラトルエンスルホン酸水溶液） （ｃ）発泡剤 １３重量部 （代替フロン１４１ｂ） （ｄ）添加剤 ５重量部 （シリコーン、ポリリン酸アンモニウム） （ｅ）水酸化アルミニウム（リン片状のもの） ５０重量部 （ｆ）通気性シート２ ３００ｇ／ｍ2 ポリエステル長繊維を不繊布化し、厚さ１ｍｍ、密度３
００ｇ／ｍ2 で内アスファルト成分４は約１５０ｇ／ｍ
2 で、約厚さの７割に全面的に含浸した状態である。
００ｇ／ｍ2 で内アスファルト成分４は約１５０ｇ／ｍ
2 で、約厚さの７割に全面的に含浸した状態である。
【００２０】（実施例２） フェノールフォームの場合 （ａ）レゾール型フェノール樹脂（低吸水品でＰＨ４〜５） １００重量部 （不揮発分８０％、粘度２０００ＣＰＳ／２０℃） （ｂ）硬化剤 １０重量部 （６５％パラトルエンスルホン酸水溶液） （ｃ）発泡剤 １５重量部 （代替フロン１４１ｂ） （ｄ）添加剤 １０重量部 （シリコーン、ポリリン酸アンモニウム） （ｅ）水酸化アルミニウム（リン片状のもの） ７０重量部 （ｆ）通気性シート２ 図４（ｂ）に示すシートで厚さ２ｍｍ、密度は２５０ｇ
／ｍ2 、アスファルト成分４として線状、点状で全面含
浸したものである。
／ｍ2 、アスファルト成分４として線状、点状で全面含
浸したものである。
【００２１】（実施例３） フェノールフォームの場合 （ａ）レゾール型フェノール樹脂（一般品でＰＨ２〜３） １００重量部 （不揮発分８０％、粘度１５００ＣＰＳ／２０℃） （ｂ）硬化剤 ２０重量部 （６５％パラトルエンスルホン酸水溶液） （ｃ）発泡剤 １３重量部 （代替フロン１４１ｂ） （ｄ）添加剤 ５重量部 （シリコーン、ポリリン酸アンモニウム） （ｅ）水酸化アルミニウム（リン片状のもの） ３０重量部 （ｆ）通気性シート２（構成は実施例１と同じ） ２００ｇ／ｍ2 （ｇ）耐火材９ ９０重量部 （イ）水酸化アルミニウム約２０〜３０μをレゾール型フェノール樹 脂でコーティングしたもの （ロ）グラファイト（０．５ｍｍ位の粉粒状としたもの）５重量部 （ハ）ガス吸着剤（活性炭） ３重量部 （ｈ）排気材１０ （ガラス繊維と綿の混合物の８ｍｍφとしたもの１００ｍｍピッチで 耐火断熱パネルＡの長手方向と平行に配列） （ｉ）耐火シート１１ １ｍｍ厚 なお、耐火シート１１は熱を水平方向に伝導する炭素繊
維の不繊布間に水酸化アルミニウム粒（２０μ位）、レ
ゾール型フェノール樹脂粒（５〜３０μ位）、グラファ
イト粒、ポリイソシアヌレートでバインドし、これらを
一体に形成したものである。
維の不繊布間に水酸化アルミニウム粒（２０μ位）、レ
ゾール型フェノール樹脂粒（５〜３０μ位）、グラファ
イト粒、ポリイソシアヌレートでバインドし、これらを
一体に形成したものである。
【００２２】（比較例） フェノールフォームの場合 （ａ）レゾール型フェノール樹脂 １００重量部 （不揮発分８０％、粘度２０００ＣＰＳ／２０℃） （ｂ）硬化剤 ２０重量部 （６５％パラトルエンスルホン酸水溶液） （ｃ）発泡剤 １３重量部 （代替フロン１４１ｂ） （ｄ）添加剤 ５重量部 （シリコーン、ポリリン酸アンモン等）
【００２３】さらに、実施例１〜３では表面材１、裏面
材７を厚さ０．５ｍｍのカラー鋼板とし、また、実施例
２では表面材１と裏面材７に深さ０．５ｍｍのスタッコ
調のエンボス加工を施したものである。また、芯材８の
トータル密度を図９のように設定し、耐火断熱パネルＡ
の総厚さを５０ｍｍとした。比較例の表面材１と裏面材
７としては０．５ｍｍ厚のカラー鋼板を用いた。
材７を厚さ０．５ｍｍのカラー鋼板とし、また、実施例
２では表面材１と裏面材７に深さ０．５ｍｍのスタッコ
調のエンボス加工を施したものである。また、芯材８の
トータル密度を図９のように設定し、耐火断熱パネルＡ
の総厚さを５０ｍｍとした。比較例の表面材１と裏面材
７としては０．５ｍｍ厚のカラー鋼板を用いた。
【００２４】そこで、実施例１、２を図１に示すように
基本構成の耐火断熱パネルＡに構成した。なお、比較例
は図１において通気性シート２、耐火材９を除いた構成
である。次に、この耐火断熱パネルＡに対し、はＪＩ
Ｓ−Ａ−１３２１（建築物の内装材料及び工法の難燃性
試験方法）による試験。は１０％歪における強度。
は投光機にて加熱、表面温度を８５〜９５℃に上昇させ
３日間維持する。圧力センサーは（株）クローネル製、
ＡＢ型５０ＰＳＩ、導管系１．５ｍｍφである。なお、
比較例におけるガス圧は常温において製造後、数時間の
間は０．３ｋｇ／ｍ2 になり、後に加温により図９のよ
うになった。はＪＩＳ−Ａ−１６１３（壁用ボード類
接着剤の接着強さ及びその接着工法の接着強さ試験方
法）に準じて行う（テストピースの大きさは５０ｍｍ×
５０ｍｍ）。は９０℃〜−３０℃で湿度は外気と同じ
とし、１２時間づつの６０日間行った。はＪＩＳ−Ａ
−１３０４で裏面温度２６０℃以下、残炎１０分以下の
基準をクリアすることである。その結果は図９のように
なる。
基本構成の耐火断熱パネルＡに構成した。なお、比較例
は図１において通気性シート２、耐火材９を除いた構成
である。次に、この耐火断熱パネルＡに対し、はＪＩ
Ｓ−Ａ−１３２１（建築物の内装材料及び工法の難燃性
試験方法）による試験。は１０％歪における強度。
は投光機にて加熱、表面温度を８５〜９５℃に上昇させ
３日間維持する。圧力センサーは（株）クローネル製、
ＡＢ型５０ＰＳＩ、導管系１．５ｍｍφである。なお、
比較例におけるガス圧は常温において製造後、数時間の
間は０．３ｋｇ／ｍ2 になり、後に加温により図９のよ
うになった。はＪＩＳ−Ａ−１６１３（壁用ボード類
接着剤の接着強さ及びその接着工法の接着強さ試験方
法）に準じて行う（テストピースの大きさは５０ｍｍ×
５０ｍｍ）。は９０℃〜−３０℃で湿度は外気と同じ
とし、１２時間づつの６０日間行った。はＪＩＳ−Ａ
−１３０４で裏面温度２６０℃以下、残炎１０分以下の
基準をクリアすることである。その結果は図９のように
なる。
【００２５】また、図８（ａ）、（ｂ）は通気性シート
２に貫通孔２ａを多数個穿設し、芯材８の一部が表面材
１の背面１ａに直接的に一部分のみ接着する構造とした
ものであり、（ａ）図は円形、（ｂ）図は楕円形であ
り、この貫通孔２ａの形状は任意に形成できる。
２に貫通孔２ａを多数個穿設し、芯材８の一部が表面材
１の背面１ａに直接的に一部分のみ接着する構造とした
ものであり、（ａ）図は円形、（ｂ）図は楕円形であ
り、この貫通孔２ａの形状は任意に形成できる。
【００２６】
【発明の効果】上述したように本発明に係る耐火断熱パ
ネルによれば、通気性シートにアスファルト成分を貼
着、含浸等して表面材の背面と芯材間に一体に介在した
ため、アスファルト成分の接着と通気性シートのクッシ
ョン性と排気性能とアンカー効果により構成材間の一体
化が強力である。アスファルト成分は耐熱性があり、
長期の温熱変化にも変化の少ない接着力を維持すること
ができる。通気性シートは余剰ガスを芯材外に排出す
る機能が大である。表面材と芯材間の剥離がない。
耐火シートは芯材を分割すると共に、表面材と裏面材間
との間で熱反射を行い、熱の伝播を抑制し、しかも、耐
火シートは熱を水平方向に伝導し、垂直方向の熱伝導を
大幅に低減でき、耐火３０分〜２時間の試験に合格でき
る。芯材に混入した耐火材は高熱下で結晶水の放出に
よる周囲の冷却、グラファイトによる炭化層の形成等で
耐火断熱層が形成できる。排気材を表面材と芯材間に
介在したため、施工後に日射等で表面材が加熱され、芯
材の余剰ガスが膨脹し、表面材と芯材の剥離、それに伴
う表面材の凹凸の変形と美観の低下をガス抜きにより防
止できる。等の特徴、効果がある。
ネルによれば、通気性シートにアスファルト成分を貼
着、含浸等して表面材の背面と芯材間に一体に介在した
ため、アスファルト成分の接着と通気性シートのクッシ
ョン性と排気性能とアンカー効果により構成材間の一体
化が強力である。アスファルト成分は耐熱性があり、
長期の温熱変化にも変化の少ない接着力を維持すること
ができる。通気性シートは余剰ガスを芯材外に排出す
る機能が大である。表面材と芯材間の剥離がない。
耐火シートは芯材を分割すると共に、表面材と裏面材間
との間で熱反射を行い、熱の伝播を抑制し、しかも、耐
火シートは熱を水平方向に伝導し、垂直方向の熱伝導を
大幅に低減でき、耐火３０分〜２時間の試験に合格でき
る。芯材に混入した耐火材は高熱下で結晶水の放出に
よる周囲の冷却、グラファイトによる炭化層の形成等で
耐火断熱層が形成できる。排気材を表面材と芯材間に
介在したため、施工後に日射等で表面材が加熱され、芯
材の余剰ガスが膨脹し、表面材と芯材の剥離、それに伴
う表面材の凹凸の変形と美観の低下をガス抜きにより防
止できる。等の特徴、効果がある。
【図１】本発明に係る耐火断熱パネルの代表的一例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図２】本発明に係る耐火断熱パネルの代表的一例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図３】本発明に係る耐火断熱パネルの代表的一例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図４】本発明に係る耐火断熱パネルに用いる通気性シ
ートの一例を示す斜視図である。
ートの一例を示す斜視図である。
【図５】本発明に係る耐火断熱パネルのその他の例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図６】本発明に係る耐火断熱パネルのその他の一例を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図７】本発明に係る耐火断熱パネルのその他の例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図８】本発明に係る耐火断熱パネルに用いる通気性シ
ートのその他の例を示す説明図である。
ートのその他の例を示す説明図である。
【図９】本発明に係る耐火断熱パネルの試験結果を示す
説明図である。
説明図である。
Ａ 耐火断熱パネル Ｂ 雄型連結部 Ｃ 雌型連結部 Ｄ 不燃軽量材 Ｅ 防火パッキング材 Ｆ パッキング材 １ 表面材 １ａ 背面 ２ 通気性シート ２ａ 貫通孔 ３ シート材 ４ アスファルト成分 ５ ネット状物 ６ 剥離紙 ７ 裏面材 ８ 芯材 ９ 耐火材 １０ 排気材 １１ 耐火シート
Claims (3)
- 【請求項１】 金属製の表面材と裏面材間に高熱下で炭
化する合成樹脂発泡体からなる芯材を一体に設けた耐火
断熱パネルにおいて、少なくとも表面材の背面にアスフ
ァルト成分を一部、または全部を付着、もしくは含浸等
した通気性シートを前記芯材と共に一体に介在したこと
を特徴とする耐火断熱パネル。 - 【請求項２】 通気性シートの表面にネット状の紐が一
体に接着されている請求項１記載の耐火断熱パネル。 - 【請求項３】 金属製の表面材と裏面材間に高熱下で炭
化する合成樹脂発泡体からなる芯材を一体に設けた耐火
断熱パネルにおいて、少なくとも表面材の背面にアスフ
ァルト成分を一部、または全部を付着、もしくは含浸等
した通気性シートを前記芯材と共に一体に介在し、また
前記芯材を厚さ方向で分割する耐火シートを一体に介在
させたことを特徴とする耐火断熱パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24009396A JPH1088697A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 耐火断熱パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24009396A JPH1088697A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 耐火断熱パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1088697A true JPH1088697A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17054393
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24009396A Pending JPH1088697A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 耐火断熱パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1088697A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006218797A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Cci Corp | 不燃性吸音フォーム |
| JP2011190585A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Sk Kaken Co Ltd | カーテンウォール |
-
1996
- 1996-09-11 JP JP24009396A patent/JPH1088697A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006218797A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Cci Corp | 不燃性吸音フォーム |
| JP2011190585A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Sk Kaken Co Ltd | カーテンウォール |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH09228510A (ja) | 耐火パネル | |
| JPH1088697A (ja) | 耐火断熱パネル | |
| JPH10231568A (ja) | 耐火複合パネル | |
| JPH0960154A (ja) | 耐火パネル | |
| JPH0932153A (ja) | 耐火パネル | |
| JPH09228509A (ja) | 耐火断熱パネル | |
| JPH09151554A (ja) | 耐火パネル | |
| JP4020174B2 (ja) | 建築用パネル | |
| JPH09144159A (ja) | 耐火断熱パネル | |
| JPH1082122A (ja) | 耐火断熱パネル | |
| JPH09317052A (ja) | 耐火断熱パネル | |
| JP3678314B2 (ja) | 耐火パネル | |
| JP3702914B2 (ja) | 耐火パネル | |
| JP3700873B2 (ja) | 耐火パネル | |
| JPH11293894A (ja) | 建築用パネル | |
| JPH09228508A (ja) | 耐火断熱パネル | |
| JPS6116116Y2 (ja) | ||
| JPH11152873A (ja) | 建築用パネル | |
| JPH0972021A (ja) | 耐火パネル | |
| JPH09209475A (ja) | 建築用パネル | |
| JPH09105186A (ja) | 耐火・断熱パネル | |
| JP3702912B2 (ja) | 建築用パネル | |
| JPS6030352Y2 (ja) | 建築用複合板 | |
| JPH0932154A (ja) | 建築用パネル | |
| JPH10227086A (ja) | 耐火パネル |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050722 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050802 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060328 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |