JP3170419U - 足場用敷板 - Google Patents

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Abstract

【課題】ジャッキベースの上部を固定する引っかけ部を設けたとしても、嵩張らずに上下に積み重ねることができる足場用敷板を提供する。【解決手段】ジャッキベース3を下側から支持するジャッキベース受け部10、20と、このジャッキベース受け部10、20よりも上側に位置する本体上面30と、ジャッキベース受け部10、20がジャッキベース3を支持している状態で、ジャッキベース3の上面の上側に被さる態様で設けられ、上面が本体上面30と略同一な平面を成す引っかけ部31、32、33、34、35、36とを備えている。【選択図】図1

Description

本考案は、建築などの工事現場で仮設足場を立設する際に、この仮設足場の下側に敷設して仮設足場を安定して設置できるようにするための足場用敷板に関する。
従来、建築などの工事現場では、建屋周りに仮設足場を立設する際に、この足場の下側に敷設する足場用敷板が用いられている。この仮設足場の脚部は、上下方向の長さを調整するジャッキ部(足場支柱)と、このジャッキ部の下側に取り付けられる平板状のジャッキベースとで構成されており、上述した足場用敷板は、この平板状のジャッキベースの下全面を受けることができるようになっている。
従来の足場用敷板は、ジャッキベースが上側から載置され、段差を利用してジャッキベースの前後左右の水平位置を規制するものであった(例えば、特許文献1、2参照)。また、足場をより安定的に支持するために(特に高層用の足場を支持するために)、ジャッキベースの前後左右のみならず、上下方向も規制する構造のものが開発され、現状では、これが主流になっている。
この上下方向を規制する構造としては、例えば、ジャッキベースの上側を押さえるための引っかけ部を敷板に設けたものがある。ジャッキベースは、この引っかけ部を避けるようにして側方からスライドさせて取り付けられる(例えば、特許文献3、4参照)。
特開平10−331451号公報 特開平10−331452号公報 特開平10−121715号公報 特開2010−95974号公報
上述した特許文献1に記載されている足場用敷板には、その上面に位置決め用の突起が設けられ、底面にはこの突起を受ける受け部が設けられている。これらの突起および受け部は、複数の足場用敷板を上下に積み重ねて収納する際に嵌合させることで、積み重ねた足場用敷板の荷崩れを防止している。
しかしながら、特許文献3、4のように敷板の上側に引っかけ部を設けたものでは、引っかけ部が上面よりも上側に突出してしまうので、上手く積み上げることができず、荷崩れが生じる場合がある。また、敷板を上下に積み重ねたときに、この引っかけ部が突出している分だけ嵩張ってしまい荷姿が大きくなってしまう。他方、敷板の底面を工夫して、引っかけ部が上側に突出している部分を避ける構造にすることも考えられるが、構造が繁雑になるばかりか、引っかけ部の位置が不規則なため、敷板の向きを全て同じにして積み重ねなければならず、積み上げ作業が煩わしい。
本考案は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、ジャッキベースの上部を固定する引っかけ部を設けたとしても、嵩張らずに上下に積み重ねることができる足場用敷板を提供するためのものである。
上述課題を解決するため、本考案は、足場支柱の下端部に装着されるジャッキベースを支持する足場用敷板において、前記ジャッキベースを下側から支持するジャッキベース受け部と、このジャッキベース受け部よりも上側に位置する本体上面と、この本体上面と略平行に形成された本体底面と、前記ジャッキベース受け部が前記ジャッキベースを支持している状態で、前記ジャッキベースの上面の上側に被さる態様で設けられ、上面が前記本体上面と略同一な平面を成す引っかけ部とを備えていることを特徴とする。
この構成によれば、引っかけ部の上面が上側に積み上げられる足場用敷板の本体底面と干渉せず、足場用敷板を嵩張らずに積み上げることができるようになる。
また、前記本体上面から突出する位置決め部と、前記本体底面に形成され、複数の前記足場用敷板を上下に積み重ねた状態で、下側の前記位置決め部が係合すると共に、前記位置決め部が収容されて、前記本体表面および前記引っかけ部の上面と前記本体底面とが接するように形成された受け部とを備えるようにしてもよい。
この構成によれば、複数の足場用敷板を嵩張らずに積み上げることができるとともに、積み上げた足場用敷板の左右方向の積載位置を規制することができるようになる。
さらに、前記受け部は、前記本体底面に形成された十字状に交差する複数のリブであり、前記位置決め部は、前記リブの交差部分と係合するように略L字形状に形成されていてもよい。
この構成によれば、リブによる補強および全体の軽量化が実現できると共に、簡単な構造で位置決め部および受け部を構成することができるようになる。
また、前記位置決め部および前記受け部は、中央からほぼ等しい距離でそれぞれ配設されていてもよい。
この構成によれば、複数の足場用敷板の向きを気にせずに積み上げることができるようになる。
さらにまた、前記ジャッキベースを支持するジャッキベース受け部が少なくとも2つ以上形成され、これらのジャッキベース受け部と対応する前記引っかけ部がそれぞれに設けられていてもよい。
この構成によれば、ジャッキベースの受け部が少なくとも2つ以上の位置で選択できるようになり、利便性が向上する。
本考案に係る足場用敷板では、前記ジャッキベースを下側から支持するジャッキベース受け部と、このジャッキベース受け部よりも上側に位置する本体上面と、この本体上面と略平行に形成された本体底面と、前記ジャッキベース受け部が前記ジャッキベースを支持している状態で、前記ジャッキベースの上面の上側に被さる態様で設けられ、上面が前記本体上面と略同一な平面を成す引っかけ部とを備えているので、複数の足場用敷板を上下に積み重ねたとしても、積み重ねた上側の足場用敷板の本体底面と下側の足場用敷板の引っかけ部が上下方向で干渉しない。そのため、複数の足場用敷板を上下に嵩張らずに積み重ねることができる。
本考案の実施の形態に係る足場用敷板を斜め上側から見た斜視図であって、足場用敷板の中央にジャッキベースを取り付けた状態を示したものである。 本考案の実施の形態に係る足場用敷板の斜視図であって、足場用敷板の側端部にジャッキベースを取り付けた状態を示したものである。 足場用敷板を斜め下側から見た斜視図である。 足場用敷板の平面図である。 足場用敷板の正面図である。 図4のA−A断面図である。 足場用敷板を上下に複数積み重ねた状態を示す斜視図である。
以下、本考案の実施の形態に係る足場用敷板について、図1〜図6を用いて詳細に説明する。
図1および図2は、本実施の形態に係る足場用敷板1を斜め上側から見た斜視図、図3は、足場用敷板1を斜め下側から見た斜視図である。また、図4は足場用敷板1の平面図、図5は正面図、図6は図4のA−A断面図である。なお、以下の説明において、上下の方向は、図1の足場用敷板を見た状態を基準にしたものをいう。また、正面、および左右の方向は、図1の足場用敷板を左斜め下側から見た状態を基準にする。
足場用敷板1は、図1〜図6に示すように、所定の厚みを有する略正方形の形状に形成されている。この足場用敷板1は、樹脂材料で一体に成型されたものであり、特に、樹脂成型用金型を上下方向に2分割して全体が成型できるように、各々の構造が工夫されている。
足場用敷板1は、図1および図2に示すように、ジャッキベース3を受けるための、略正方形の第1受け部10および第2受け部20(これらを総称して、ジャッキベース受け部という)を備えている。なお、第1受け部10と第2受け部20との略正方形の平面は、図1、図2および図4に示すように、その一部の面積が重なっており、この重複した平面部分が共有して使用されるようになっている。
また、足場用敷板1には、これらの受け部10、20よりも上側に段差状に位置し、足場用敷板1の上側の平面を構成する本体上面30と、図3に示すように、足場用敷板1の下側の面を構成する本体底面40とを備えている。これらの本体上面30、本体底面40および受け部10,20の平面は、詳細は後述するが、道路などの接地面に置かれた状態で、いずれも接地面と略平行な面となるように形成されている。
さらに、足場用敷板1の正方形の四方には、足場用敷板1の厚み分の側面1a〜1dが形成されている。より詳細には、正面から見た側を側面1a、側面1aの右側に位置する面を側面1b、奥側の面を側面1c、側面1aの左側に位置する面を側面1dを有している。
第1受け部10は、図1に示すように、足場用敷板1の略中央部に形成された略正方形の領域を有する平面である。この第1受け部10には、足場支柱2の下端部2aに装着されたジャッキベース3が取り付けられるようになっている。このジャッキベース3は、鋼板製の略正方形の平板で構成されており、足場支柱2から作用する荷重を受け、その広い面積で接地面への圧力を緩和する機能を果たしている。そして、第1受け部10は、このジャッキベース3の下面の全面と接するようになっている。
また、第1受け部10の側面1a側には、図1に示すように、挿入面11が形成されている。この挿入面11は、第1受け部10が側面1aまで延びるような態様で形成されており、この第1受け部10の平面と略面一になっている。この挿入面11は、上述したジャッキベース3を側面1a側から第1受け部10までスライドさせて挿入するためのものであり、ジャッキベース3は、この挿入面11に沿って略水平に移動することによって、第1受け部10に取り付けられる。
また、第1受け部10の四方の側部には、図1に示すように、3つの壁部12、13、14と、ストッパー15とが形成されている。これらの壁部12、13、14は、本体上面30に向かって略垂直に延びる起立面を備えており、この起立面がジャッキベース3の略正方形の側辺の縁部と当接することでジャッキベース3の水平方向の取付位置を規制している。
ストッパー15は、図1に示すように、上述した挿入面11上に設けられており、漢字の山の字のような形状を有している。このストッパー15の上面には、側面1a側(前側)からジャッキベース受け面10側(後側)に向かって斜め上方に傾斜する傾斜面15aが形成されている。また、ストッパー15の後側には、傾斜面15aの上端から下側に向けて延びる垂直面15bが形成されている。傾斜面15aは、上述したジャッキベース3が第1受け部10へと挿入し易いように傾斜している。また、垂直面15bは、上述した壁部12、13、14の機能と同様に、ジャッキベース3の縁部と当接することで、ジャッキベース3が側面1a側へ移動しないようにその取付位置を規制している。
すなわち、3つの壁部12、13、14およびストッパー15は、第1受け部10に取り付けられたジャッキベース3が水平方向(4方向)のいずれにもずれないようにする機能を果たしている。
また、第1受け部10の中央(足場用敷板1の中央)には、図1、図2、特に図4に示すように、上下方向に貫通する丸形の水抜き穴16が形成されている。この水抜き穴16は、第1受け部10および第2受け部20に雨水が溜まったとしても、この水抜き穴16から足場用敷板1の下側に排水する機能を果たしている。
一方、第2受け部20は、図2に示すように、第1受け部10を側面1cおよび側面1d側に斜め方向にずらした位置に形成されている。この第2受け部20は、第1受け部10でジャッキベース3を受けられない場合、例えば、足場を立設する建屋とジャッキベース3が近くて第1受け部10で受けると足場用敷板1と建屋とが干渉してしまう場合に使用される。この第2受け部20も第1受け部10と同様に、略正方形の平面にジャッキベース3を取り付けることができるようになっており、ジャッキベース3の下面の全面と接するような平面として形成されている。
また、第2受け部20の側辺1c側を除く三方の側部には、図2に示すように、3つの壁部21、22、23が形成されている。これらの壁部21、22、23は、上述した壁部12、13、14と同様に、本体上面30に向かって略垂直に延びる起立面を備えており、この起立面がジャッキベース3の略正方形の側辺の縁部と当接することでジャッキベース3の水平方向の取付位置が規制される。
なお、第2受け部20の側辺1c側には、壁部が設けられておらず、この側辺1c側からジャッキベース3がスライドして挿入される。この側面1cは、例えば、建屋と隣接するように配置されるので、この建屋によってジャッキベース3の側辺1c側の位置が規制されることになる。
本体上面30は、図1、図2、図4〜図6に示すように、第1受け部10および第2受け部20の平面よりも上側に位置しており、その全面が面一に形成されている。この本体上面30には、取り付けられたジャッキベース3の上方向への位置を規制(ジャッキベース3が上側に抜けないように規制)する引っかけ部31、32、33、34、35、36が設けられている。また、本体上面30には、足場用敷板1を積み重ねて保管する際に、複数の足場用敷板1の前後左右の位置を規制する位置決め部37、38、39が形成されている。
引っかけ部31は、図1および図4に示すように、壁部12の上側に設けられており、第1受け部10の内側に向けて略水平に突出し、ジャッキベース3が取り付けられた状態で、ジャッキベース3の上面に被さるようになっている。また、2つの引っかけ部32、33も同様に、壁部13の上側に設けられており、第1受け部10の内側に向けて略水平に突出し、ジャッキベース3が取り付けられた状態で、ジャッキベース3の上面に被さるようになっている。これらの引っかけ部31、32、33の上面は、本体上面30の平面と略面一(ほぼ同一な平面)になるように形成されている。これにより、ジャッキベース3は、上方向への力が作用したときに、引っかけ部31、32、33に引っかかり、上方向に抜けないようになる。
この引っかけ部31、32、33の個数は3つで構成されているが、ジャッキベース3の上側への位置を規制することができれば、その個数は、2つ或いは4つ以上であってもかまわない。また、引っかけ部31、32、33は、図1に示すように、ジャッキベース3のそれぞれの角部付近に設けることが好ましいが、上下方向を規制することができれば、それ以外の位置に設けてあってもかまわない。
同様に、引っかけ部34、35、36は、図2に示すように、第2受け部20の内側に向けて略水平に突出し、ジャッキベース3が取り付けられた状態で、ジャッキベース3の上面に被さるように設けられている。より詳細には、引っかけ部34、36は、壁部23の上側に設けられており、引っかけ部35は、壁部22の上側に設けられている。また、引っかけ部34、35、36の上面も同様に、本体上面30の平面と略面一になるように形成されている。
なお、上述した引っかけ部31、32、33、34、35、36の上面と本体上面30の平面とが「略面一」と記載したが、この「略」は、完全に面一な状態でなくてもよいという意味である。すなわち、詳細は後述するが、複数の足場用敷板1を上下に積み重ねたときに、足場用敷板1の本体底面40と各引っかけ部31、32、33、34、35、36の上面とが、本体表面30の平面と同じように接する程度に面一であればよい。そのため、多少の凹凸(例えば、製造上で生じる引けや隆起)或いは製造上の段差があったとしても、足場用敷板1が嵩張らないように積み重ねられる程度のものであれば、略面一な状態であると言える。
また、第1受け部10および第2受け部20には、図4に示すように、引っかけ部31、32、33、34、35、36のそれぞれの下側に、抜き穴31a、32a、33a、34a、35a、36aが形成されている。この抜き穴31a、32a、33a、34a、35a、36aの形状(大きさ)は、平面視(図4参照)において、引っかけ部31、32、33、34、35、36の形状よりも大きく形成されている。また、これらの抜き穴31a、32a、33a、34a、35a、36aは、第1受け部10および第2受け部20を上下方向に貫通する態様で形成されている。
これらの抜き穴31a、32a、33a、34a、35a、36aは、金型を上下に2分割する際に、抜き穴31a、32a、33a、34a、35a、36aを通して金型を引き抜いて、引っかけ部31、32、33、34、35、36を成型するためのものである。
位置決め部37、38、39は、図1、図2、図4〜図6に示すように、平面視において略L字形状にそれぞれ形成されている。この位置決め部37、38、39は、角部角部37a、38a、39aと、この角部37a、38a、39aを挟んで直交する2つの外側面37b、38b、39bとで構成されている。これらの位置決め部37、38、39は、詳細は後述するが、本体底面40に形成された受け部(縦リブ41と横リブ42)内に収容され、足場用敷板1を上下に重ね合わせたときの左右方向の位置決めとして機能する。
また、3つの位置決め部37、38、39は、足場用敷板1の中央(図4における水抜き穴16の中心)からほぼ等しい距離で(所定の間隔をあけて)それぞれ配設されている。より詳細には、図4において、水抜き穴16の中心を基準にして、位置決め部37を反時計回りに90°回転させた位置に位置決め部38が配設されている。同様に、位置決め部38を反時計回りに90°回転させた位置に位置決め部39が配設されている。この構成によれば、詳細は後述するが、足場用敷板1を積み上げる際に、足場用敷板1の向きが異なっていても同じように積み上げることができるようになる。
なお、上述した「ほぼ等しい距離」というのは、各受け部に位置決め部が対応して係合可能であればよく、厳密に等しい距離でなくてもよいという意味である。
本体底面40には、図3に示すように、軽量化のために複数の縦リブ41および横リブ42が十字状に交差する態様で設けられている。この縦リブ41および横リブ42で構成された部分には、足場用敷板1を積み重ねたときに位置決め部37、38、39と対応する位置に、受け部43a、43b、43c、43dを備えている。
この受け部43a、43b、43c、43dは、交差する縦リブ41および横リブ42で構成される角部と、この角部を挟む縦リブ41および横リブ42の側面で構成されている。この受け部43a、43b、43c、43dには、足場用敷板1を上下に積み重ねる際に、位置決め部37、38、39が上側に収容される態様で入り込み、かつ、位置決め部の外側面37b、38b、39bが、受け部43a、43b、43c、43dを構成する縦リブ41および横リブ42の内側面で接触するようになる。これにより、積み重ねられた上側の足場用敷板1は、その水平方向において位置が規制されるようになる。
また、複数の縦リブ41および横リブ42のそれぞれの下端部は、本体底面40が一様な平面を構成するように形成されている。これにより、例えば、足場用敷板1を道路などの平面に載置したときに、本体底面40の縦リブ41および横リブ42の下端部の全体が道路と接触し、安定して荷重を受けることができることになる。また、本体底面40の平面は、本体上面の平面と略平行に形成されている。
なお、上述した縦リブ41および横リブ42の上下方向の高さは、図3に示すように、本体表面30、第1受け部10、第2受け部20の高さに合わせて形成されている。
次に、足場用敷板1の作用について、図1〜図7を用いて説明する。図7は、足場用敷板1を上下に複数積み重ねた状態を示す斜視図である。
足場用敷板1は、図7に示すように、運搬時および収納時に、複数が上下に積み重ねられた荷姿となる。この足場用敷板1の本体上面30には、上側に積み重ねられた足場用敷板1の本体底面40が密着するように積み重ねられる。これは、本体底面40が水平な面を構成するとともに、6つの引っかけ部31、32、33、34、35、36の上面が本体上面30と略同一な平面で構成されているためである。また、位置決め部37、38、39は、図7に示すように、本体底面40から上側に収容される態様で積み上げられるので、本体上面30と本体底面40とが密着するのを妨げない。
また、位置決め部37、38、39は、本体底面40の受け部43a、43b、43c、43dのどの位置とも対応しており、積み上げられる足場用敷板1の向きを90°(或いは、180°、270°)回転させた状態であっても荷姿が同じになるように積み重ねることができる。例えば、図7において、一番下側の足場用敷板1は、側面1aが右方向を向いているが、二番目に積載した足場用敷板1は、側面1aが左方向を向いている。このように上下の足場用敷板1が90°回転した状態であっても、位置決め部37、38、39と受け部43a、43b、43c、43dとがそれぞれと対応して係合し、足場用敷板1の左右方向の位置を規制するようになる。また、このように積み上げた場合であっても、図7に示すように、本体上面30と本体底面40とを密着させて複数積み上げることができる。
なお、二番目と三番目のように、側面1aが同じ方向に向いているものであっても、当然に同じように積み上げることができる。
本考案の実施の形態に係る足場用敷板によれば、足場支柱2の下端部2aに装着されるジャッキベース3を支持する足場用敷板1において、ジャッキベース3を下側から支持する第1受け部10および第2受け部20と、この第1受け部10および第2受け部20よりも上側に位置する本体上面30と、この本体上面30と略平行に形成された本体底面40と、第1受け部10および第2受け部20がジャッキベース3を支持している状態で、ジャッキベース3の上面の上側に被さる態様で設けられ、上面が本体上面30と略同一な平面を成す引っかけ部31、32、33、34、35、36とを備えているので、複数の足場用敷板1を上下に積み重ねたとしても、積み重ねた上側の足場用敷板1の本体底面40と下側の足場用敷板の引っかけ部31、32、33、34、35、36が上下方向で干渉しない。そのため、複数の足場用敷板1を嵩張らずに積み重ねることができる。さらには、6つの引っかけ部31、32、33、34、35、36が平面上で不規則な配置で設けられていたとしても、本体底面40の構造を複雑にすることなく嵩張らずに積み上げることができる。
また、本体上面30から突出する位置決め部37、38、39と、本体底面40に形成され、複数の足場用敷板1を上下に積み重ねた状態で、位置決め部37、38、39が係合すると共に、位置決め部37、38、39が収容されて、本体表面30および引っかけ部31、32、33、34、35、36の上面と本体底面40とが接するように形成された受け部43a、43b、43c、43dとを備えており、この受け部43a、43b、43c、43dは、本体底面40に形成された十字状に交差する複数の縦リブ41および横リブ42であり、位置決め部37、38、39は、縦リブ41および横リブ42の交差部分と係合するように略L字形状に形成されているので、積み重ねられた足場用敷板1の左右方向の位置を規制することができる。また、位置決め部37、38、39は、受け部43a、43b、43c、43d内に収容されるので、足場用敷板1が上下方向で嵩張ることなく積み重ねることができる。
さらに、位置決め部37、38、39および受け部43a、43b、43c、43dは、足場用敷板1の中央からほぼ等しい距離でそれぞれ配設されているので、下側の足場用敷板1の向きと上側の足場用敷板1の向きが揃っていなくても(例えば、向きが90°、180°、270°異なっていても)、上下に整然と積み上げることができる。また、このような状態であっても、上下に位置する足場用敷板1の水平方向の位置を規制することができる。そのため、作業者は、足場用敷板1の向きを気にせずに積み上げ作業を行えるので、作業性が良い。
さらにまた、ジャッキベース3を支持するジャッキベース受け部(第1受け部10および第2受け部20)が少なくとも2つ以上形成され、これらのジャッキベース受け部と対応する前記引っかけ部がそれぞれに設けられているので、例えば、建屋があってジャッキベース3を第1受け部10で受けられない場合であっても、第2受け部20で対応することができる。そのため、足場用敷板1の利便性が向上する。
以上、本考案の実施の形態に係る足場用敷板について述べたが、本考案は既述の実施形態に限定されるものではなく、本考案の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、本実施の形態の足場用敷板1には、2つの受け部(第1受け部10、第2受け部20)を設けているが、1つ(いずれか一方のみ)が設けられているものであってもよい。逆に、受け部が3つ以上設けられていてもよい。すなわち、受け部に対応する引っかけ部が設けられ、かつ、この引っかけ部が本体上面と略同一な平面を成していれば、本考案の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、位置決め部37、38、39をL字形状に形成しているが、これに限定されるものではない。例えば、円柱状、四角形状など、他の形状であっても、かまわない。この場合、受け部の形状も、この位置決め部の形状に合わせて形成する必要がある。
さらに、本実施の形態では、本体底面40に縦リブ41および横リブ42を形成し、これらのリブで受け部43a、43b、43c、43dを構成しているが、他の構造で受け部を構成してもよい。例えば、位置決め部の形状に合わせ、その内部に位置決め部が収容可能な穴であってもかまわない。
また、本実施の形態では、3つの位置決め部37、38、39を設けているが、3つに限定するものではない。すなわち、積み重ねた足場用敷板1の前後左右の水平方向への位置が規制されるのであれば、2つ、または、4つ以上の位置決め部を設けていてもよい。
1 足場用敷板
1a、1b、1c、1d 足場用敷板の側面
2 足場支柱
2a 下端部
3 ジャッキベース
10 第1受け部(ジャッキベース受け部)
20 第2受け部(ジャッキベース受け部)
11 挿入面
12、13、14 壁部
15 ストッパー
15a 傾斜面
15b 垂直面
16 水抜き穴
21、22、23 壁部
30 本体上面
31、32、33、34、35、36 引っかけ部
31a、32a、33a、34a、35a、36a 抜き穴
37、38、39 位置決め部
37a、38a、39a 角部
37b、38b、39b 外側面
40 本体底面
41 縦リブ
42 横リブ
43a、43b、43c、43d 受け部

Claims (5)

  1. 足場支柱の下端部に装着されるジャッキベースを支持する足場用敷板において、
    前記ジャッキベースを下側から支持するジャッキベース受け部と、
    このジャッキベース受け部よりも上側に位置する本体上面と、
    この本体上面と略平行に形成された本体底面と、
    前記ジャッキベース受け部が前記ジャッキベースを支持している状態で、前記ジャッキベースの上面の上側に被さる態様で設けられ、上面が前記本体上面と略同一な平面を成す引っかけ部と、
    を備えていることを特徴とする足場用敷板。
  2. 前記本体上面から突出する位置決め部と、
    前記本体底面に形成され、複数の前記足場用敷板を上下に積み重ねた状態で、下側の前記位置決め部が係合すると共に、前記位置決め部が収容されて、前記本体表面および前記引っかけ部の上面と前記本体底面とが接するように形成された受け部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の足場用敷板。
  3. 前記受け部は、前記本体底面に形成された十字状に交差する複数のリブであり、前記位置決め部は、前記リブの交差部分と係合するように略L字形状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の足場用敷板。
  4. 前記位置決め部および前記受け部は、中央からほぼ等しい距離でそれぞれ配設されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の足場用敷板。
  5. 前記ジャッキベースを支持するジャッキベース受け部が少なくとも2つ以上形成され、これらのジャッキベース受け部と対応する前記引っかけ部がそれぞれに設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の足場用敷板。
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