JP6418524B2 - 断熱型枠を用いた基礎構造、施工方法及び耐圧版式グリッドポスト基礎の形成方法 - Google Patents

断熱型枠を用いた基礎構造、施工方法及び耐圧版式グリッドポスト基礎の形成方法 Download PDF

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本発明は、断熱性能を有した断熱型枠を捨て型枠として外周基礎梁を構築した断熱型枠を用いた基礎構造、施工方法及び耐圧版式グリッドポスト基礎の形成方法に関するものである。
特許文献1に、家屋の基礎などに埋め込み施工される断熱型枠(型枠ブロックともよばれる)の例と、その断熱型枠を用いて基礎梁を施工する方法の例が記載されている。この特許文献1に記載された断熱型枠は、一定間隔をあけて平行配置された一対の合成樹脂発泡体からなる型枠板を連結部でつないだ樹脂一体成形の断熱型枠である。
ところで、このような断熱型枠を使用して家屋の基礎梁を構築する場合、シロアリ駆除用の薬品を注入することがあるが、この薬品が樹脂同士の結合力を弱める懸念があった。
特許第3700327号公報
このため、施工時に最も負荷がかかる型枠板と連結部との接合部が損傷するおそれがあり、断熱型枠が損傷した場合には施工品質が悪くなる可能性があった。
また、樹脂で一体成形された断熱型枠の連結部は、連結強度の確保のために断面寸法が大きくならざるを得ないので、その分コンクリートの打設容積が減り、コンクリート強度の低下を招くおそれがあった。
本発明は、上記事情を考慮し、シロアリ駆除用の薬品を注入して製造しても断熱型枠が損傷するような懸念がなく、しかも、コンクリートの打設容積を十分に確保でき、それにより、鉄筋コンクリート断面性能の確保と高い施工品質・断熱性能を保持することのできる断熱型枠を用いた基礎構造、施工方法及び耐圧版式グリッドポスト基礎の形成方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明の断熱型枠を用いた基礎構造は、一定間隔をあけて互いに平行に配置され、両者間がコンクリートの打設空間とされた一対の合成樹脂発泡体製の型枠板と、両端が前記一対の型枠板の中にそれぞれ埋設固定されることで、前記両型枠板を前記一定間隔をあけた状態で連結する金属製の連結部材と、を有する断熱型枠が、外周基礎梁の捨て型枠として利用され、当該捨て型枠として利用された前記断熱型枠の内周側の前記型枠板の耐圧版の高さに相当する位置に、耐圧版下型枠の上側の耐圧版コンクリート打設空間に連通する開口部が確保され、前記断熱型枠の内部に外周基礎梁用の鉄筋が配置され、前記耐圧版下型枠の上側に耐圧版用の鉄筋が配置され、更に前記開口部を通して前記耐圧版下型枠の上側から前記断熱型枠の内部まで繋ぎの鉄筋が配置され、その上で、前記断熱型枠の内部空間及び耐圧版下型枠の上側の耐圧版コンクリート打設空間にコンクリートが打設されることにより、外周基礎梁と耐圧版とが一体に構築されており、前記耐圧版の上面の所定位置に、該耐圧版の施工後に後付けでグリッドポストとして束石用柱状体が設置されており、前記外周基礎梁の延在方向を前記断熱型枠の長手方向とするとき、前記断熱型枠が長手方向に多数接続されると共に上下方向に積段されており、積段された複数の前記断熱型枠のうちの1段の断熱型枠の内周側の型枠板の高さ方向寸法が外周側の型枠板の高さ方向寸法より短く設定されていることにより、積段された前記上下の断熱型枠の内周側の型枠板間に前記開口部が確保され、その開口部を確保するために、前記上下の断熱型枠の内周側の型枠板間に、下側の断熱型枠の内周側の型枠板に上側の断熱型枠の内周側の型枠板の荷重を伝える支持部材が設けられており、積段された上段の前記断熱型枠の長手方向の接続位置と、その下段の前記断熱型枠の長手方向の接続位置とが長手方向にずれており、前記支持部材は、その上端と下端に配され前記断熱型枠に嵌合する嵌合部を有し、上端と下端の前記嵌合部間の長さを調節可能に構成されていることを特徴としている。
請求項1の発明の断熱型枠を用いた基礎構造によれば、断熱型枠を捨て型枠として施工する外周基礎梁と、耐圧版とを、断熱型枠に設けた開口部を通して、1回のコンクリート打設によって一体に形成することができるため、施工の容易化が図れる。また、断熱型枠の内周側の型枠板に確保した開口部の高さに耐圧版が構築されるため、外周基礎梁の上端の位置に建物の床の高さを合わせた場合、耐圧版と床との間に床下空間を確保することができる。
また、この断熱型枠を用いた基礎構造において外周基礎梁の捨て型枠として利用する断熱型枠は、一対の合成樹脂発泡体製の型枠板を連結するための連結部材が金属製とされているため、小さな断面積で十分な連結強度を発揮することができる。また、その連結部材の両端を合成樹脂発泡体製の型枠板の中に埋設固定しているため、型枠板と連結部材の接合強度を十分に発揮することができる。したがって、両型枠板を一定間隔をあけて確実に保持することができ、施工時に損傷するおそれがなく、施工品質を高めることができる。また、金属製の連結部材は、強度の点から断面積が小さくて済むため、コンクリートの打設容積を大きく確保することができ、高い鉄筋コンクリート強度を持つ外周基礎梁を構築することができる。その結果、外周基礎梁と耐圧版とが一体になった断熱型枠を用いた基礎構造、特に水平力に対する剛性や不同沈下に対する剛性の高い断熱型枠を用いた基礎構造を、簡単な施工方法でコストをかけずに得ることができる。
また、耐圧版の上面にグリッドポストとしての束石用柱状体を設置しているため、中布基礎のような立上がり壁を無くすことができて、床下の空間を広げることができる。その結果として、床下の通風性を良くすることができると共に、床下のメンテナンス性を高めることができる。また、耐圧版の施工後に束石用柱状体を設置するだけでよいため、中布基礎を設ける場合のように、余計な型枠の設置や撤去が不要であり、広い作業スペースを確保できて作業性の向上が図れる共に、工期短縮とコストダウンを図ることができる。
さらに、断熱型枠の内周側の上下型枠板間に支持部材を配置して開口部を確保しているため、その開口部を通して外周基礎梁と耐圧版とを鉄筋コンクリートでスムーズに繋ぐことができる。
そして、上段の断熱型枠の長手方向の接続位置と下段の断熱型枠の長手方向の接続位置とをずらしているため、上段の断熱型枠(下段の断熱型枠)の接続箇所を、下段の断熱型枠(上段の断熱型枠)が繋ぐことができる。したがって、上段と下段の断熱型枠の接続位置が重なることによる、型枠の組立強度の低下を回避することができる。また、型枠間に無用な隙間ができにくくなり、施工品質の向上に貢献することができる。
請求項の発明の断熱型枠を用いた基礎構造は、請求項に記載の断熱基礎構造であって、少なくとも1箇所の前記束石用柱状体の下側の前記耐圧版の内部に地中梁が構築されていることを特徴としている。
請求項の発明の断熱型枠を用いた基礎構造によれば、少なくとも1箇所の束石用柱状体の下側の耐圧版の内部に地中梁を構築しているため、当該部分の支持強度を充分に高めることができる。
請求項の発明の断熱型枠を用いた基礎構造は、請求項1または2に記載の断熱型枠を用いた基礎構造であって、前記耐圧版下型枠として、砕石により形成された型枠が用いられており、その上に防湿シートを介してコンクリートが打設されることで、前記耐圧版が構築されていることを特徴としている。
請求項の発明の断熱型枠を用いた基礎構造によれば、耐圧版下型枠として、砕石により形成された型枠を用いており、その上に防湿シートを介してコンクリートを打設することで耐圧版を構築しているため、特別に作製した型枠が不要であり、施工コストの低減が図れる。
請求項の発明の断熱型枠を用いた基礎構造は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の断熱型枠を用いた基礎構造であって、直線状に前記外周基礎梁が延びる直線部に対応した直線状の前記断熱型枠と、L字状に前記外周基礎梁が曲がるコーナー部に対応したL字状の前記断熱型枠とが利用され、前記直線部に前記直線状の断熱型枠が配置され、前記コーナー部に前記L字状の断熱型枠が配置されていることを特徴としている。
請求項の発明の断熱型枠を用いた基礎構造によれば、直線状の断熱型枠とL字状の断熱型枠を予め用意して外周基礎梁の型枠を構築するため、型枠施工の容易化を図ることができる。
請求項5の発明の断熱型枠を用いた基礎構造の施工方法は、一定間隔をあけて互いに平行に配置され、両者間がコンクリートの打設空間とされた一対の合成樹脂発泡体製の型枠板と、両端が前記一対の型枠板の中にそれぞれ埋設固定されることで、前記両型枠板を前記一定間隔をあけた状態で連結する金属製の連結部材と、を有する断熱型枠を、外周基礎梁の施工箇所に捨て型枠として設置し、その際、前記断熱型枠の内周側の前記型枠板の耐圧版の高さに相当する位置に、耐圧版下型枠の上側の耐圧版コンクリート打設空間に連通する開口部を確保し、前記断熱型枠の内部に外周基礎梁用の鉄筋を配置すると共に耐圧版下型枠の上側に耐圧版の鉄筋を配置し、更に前記開口部を通して前記耐圧版下型枠の上側から前記断熱型枠の内部まで繋ぎの鉄筋を配置し、その上で、前記断熱型枠の内部空間及び耐圧版下型枠の上側の耐圧版コンクリート打設空間にコンクリートを打設することにより、外周基礎梁と耐圧版とが一体になった基礎を構築し、前記耐圧版の上面の所定位置に、該耐圧版の施工後に後付けでグリッドポストとして束石用柱状体を設置し、前記外周基礎梁の延在方向を前記断熱型枠の長手方向とするとき、前記断熱型枠を長手方向に多数接続すると共に上下方向に積段し、積段された複数の前記断熱型枠のうちの1段の断熱型枠の内周側の型枠板の高さ方向寸法が外周側の型枠板の高さ方向寸法より短く設定することにより、積段された前記上下の断熱型枠の内周側の型枠板間に前記開口部を確保し、その開口部を確保するために、前記上下の断熱型枠の内周側の型枠板間に、下側の断熱型枠の内周側の型枠板に上側の断熱型枠の内周側の型枠板の荷重を伝える支持部材を設け、該支持部材の上端と下端に配された嵌合部を前記断熱型枠にそれぞれ嵌合し、上端と下端の前記嵌合部間の長さを調節して前記開口部を確保し、積段された上段の前記断熱型枠の長手方向の接続位置と、その下段の前記断熱型枠の長手方向の接続位置とが長手方向にずれるように配置することを特徴としている。
請求項の発明の断熱型枠を用いた基礎構造の施工方法によれば、コンクリートの打設容積の拡大を図りながら十分な強度を発揮できる断熱型枠を用いて外周基礎梁を施工するため、高いコンクリート強度を確保することができると共に、施工品質を高めることができる。また、外周基礎梁と耐圧版とを1回のコンクリート打設によって施工できることから、施工の容易化が図れる。
請求項の発明の耐圧版式グリッドポスト基礎の形成方法は、請求項に記載の断熱基礎構造の施工方法であって、前記耐圧版を地盤面下で施工し、耐圧版内における束石用柱状体の配設予定箇所の下面に補強用の地中梁を構築することを特徴としている。
請求項の発明の耐圧版式グリッドポスト基礎の形成方法によれば、外周基礎梁の内周側で耐圧版を地盤面下で施工し、耐圧版内に補強用の地中梁を構築し、その地中梁の上に、グリッドポストとしての束石用柱状体を設置することにより、床下空間の通気性を確保しながら、高い強度を発揮し得る耐圧版式グリッドポスト基礎構造を作ることができる。
本発明によれば、断熱型枠が損傷するような懸念がなく、しかも、コンクリートの打設容積を十分に確保でき、それにより、鉄筋コンクリート断面性能の確保と高い施工品質・断熱性能を保持することのできる断熱型枠を用いた基礎構造、断熱型枠を用いた基礎構造の施工方法及び耐圧版式グリッドポスト基礎の形成方法を提供することができる。
本発明の実施形態の断熱型枠を用いた基礎構造の外観を示す概略斜視図である。 同断熱型枠を用いた基礎構造の概略平面図である。 (a)は図2のA−A矢視断面図の一の例であり、(b)は図2のA−A矢視断面図の他の例である。 同実施形態で用いる断熱型枠を示す正面図で、(a)は左右の型枠板の上端の高さが同一に設定されたタイプAの断熱型枠の正面図、(b)は一方の型枠板の上端が他方の型枠板の上端よりも高くなるように設定されたタイプBの断熱型枠の正面図、(c)は左右の型枠板の上端の高さがタイプAよりも低い位置で同一に設定されたタイプCの断熱型枠の正面図である。 前記断熱型枠に使用されている金属製の連結部材(橋渡し材ともいう)の構成を示す斜視図である。 同実施形態で用いるコーナー部用のEタイプとFタイプの2種類の上から見た形状がL字状の断熱型枠の例を示す斜視図である。 同実施形態の断熱型枠を用いた基礎構造の施工時の状態を示す側断面図である。 図7に示す支持部材の説明図である。 同実施形態の断熱型枠を用いた基礎構造の施工手順の説明用の斜視図(1)である。 図9の次の工程内容の説明用の斜視図(2)である。 図10の次の工程内容の説明用の斜視図(3)である。 同実施形態の断熱型枠を用いた基礎構造のコーナー部における断熱型枠の積段の仕方の説明用の斜視図である。 図7に示した場合よりも深い位置まで外周基礎梁の下端を延ばす場合の施工時の状態を示す側断面図である。 本実施形態における断熱型枠の別の態様を示す正面図((a)〜(c))および斜視図((d)〜(e))。 本実施形態の別の態様における断熱型枠を用いた基礎構造の施工途中の状態を示す斜視図である。 本実施形態の別の態様における断熱型枠を用いた基礎構造の施工途中の状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本実施形態の断熱型枠を用いた基礎構造の外観を示す概略斜視図、図2は同断熱基礎構造の概略平面図、図3は図2のA−A矢視断面図であり、(a)、(b)の2例を図示している。
図1〜図3に示すように、本実施形態の断熱型枠を用いた基礎構造1(以下、断熱基礎構造1ともいう)では、断熱型枠10(図3(a)、(b)参照)を外周基礎梁2の施工箇所に捨て型枠として設置し、外周基礎梁2の施工と同時に、外周基礎梁2の内側に地盤面GL下で耐圧版3を施工し、それにより、耐圧版3と外周基礎梁2とを一体に形成している。また、耐圧版3の施工後に、耐圧版3上の所定箇所に、後付けでグリッドポストとしての束石用柱状体4を設置固定している。
この断熱基礎構造1の施工の際に、断熱型枠10の内周側の型枠板12の耐圧版3の高さに相当する位置に、耐圧版下型枠32の上側の耐圧版コンクリート打設空間3Aに連通する開口部20を確保する。そして、断熱型枠10の内部に外周基礎梁用の鉄筋26を配置し、耐圧版下型枠32の上側に耐圧版用の鉄筋27を配置し、更に開口部20を通して耐圧版下型枠32の上側から断熱型枠10の内部まで繋ぎの鉄筋27aを配置する。繋ぎの鉄筋27aは、例えば、耐圧版用の鉄筋27の一部を、断熱型枠10の内部に届く位置まで延長して、曲げたりすることで構成する。
その上で、断熱型枠10の内部空間(外周基礎梁コンクリート打設空間)2A及び耐圧版下型枠32の上側の耐圧版コンクリート打設空間3Aにコンクリート50を打設することにより、外周基礎梁2と耐圧版3とが一体に構築された、実施形態の断熱基礎構造1が構築されている。また、本実施形態では、コンクリート50を打設する前に、耐圧版下型枠32の上面にポリエチレンフィルム60を敷設し、その後、コンクリート50を打設している。このようにポリエチレンフィルム60を敷設することにより、コンクリート50打設前の捨てコンクリートを省略することができ、工期短縮・コスト削減を図ることができる。また、ポリエチレンフィルム60により、コンクリートのノロ流出を防止することができ、設計上の耐圧版厚さを確実に確保することができる。なお、ポリエチレンフィルム60は敷設しなくてもよい。
耐圧版下型枠32としては、本実施形態では、砕石により構成した型枠を直接用いており、その上にポリエチレンフィルム(防湿シート)60を敷いてコンクリート50を打設することで、耐圧版3を構築している。このように耐圧版3の型枠(耐圧版下型枠32)を砕石のみで構成した場合、その他の特別な型枠が不要になる利点がある。
ここで、耐圧版3の内部には、図3に示すように、束石用柱状体4の配設予定箇所の下面に位置させて、必要に応じて、補強用の地中梁8を構築しておく。そして、束石用柱状体の配設予定箇所に予めアンカー材6を配置しておき、そのアンカー材を用いて後付けした束石用柱状体4を固定する。なお、束石用柱状体4の上端には、建物の土台や大引5などを固定するためのアンカー材を配置しておく。
束石用柱状体4の断面形状は、十字型、T字型、L字型、I字型、O字型などから任意に選択可能である。また、束石用柱状体4の素材も、PC材、塩化ビニール、硬質プラスチック、鉄等から任意に選択可能である。また、耐圧版3の上に筒体を配置し、その筒体の内部にコンクリートを打設することで、束石用柱状体4を形成してもよい。
次に上記断熱基礎構造1の施工方法について説明する。
図4は本実施形態で用いる断熱型枠を示す正面図で、(a)は左右の型枠板の上端の高さが同一に設定されたタイプAの断熱型枠の正面図、(b)は一方の型枠板の上端が他方の型枠板の上端よりも高くなるように設定されたタイプBの断熱型枠の正面図、(c)は左右の型枠板の上端の高さがタイプAよりも低い位置で同一に設定されたタイプCの断熱型枠の正面図、図5は同断熱型枠に使用されている金属製の連結部材(橋渡し材とも言う)の構成を示す斜視図、図6は本実施形態で用いるコーナー部用のEタイプとFタイプの2種類の上から見た形状がL字状の断熱型枠の例を示す斜視図である。
ここでは、外周基礎梁2を構築するための捨て型枠として、基本的に、図4に示すように、高さの異なる3種類の断熱型枠10A、10B、10Cを使用している。これらは、直線状に外周基礎梁2が延びる直線部に対応した直線状の断熱型枠10A、10B、10Cである。これらの他に、L字状に外周基礎梁2が曲がるコーナー部に対応した図6に示すような、上から見た形状がL字状の断熱型枠10E、10Fも使用している。また、図4や図6には示さないが、高さ合わせのための、より小さい高さの断熱型枠も必要に応じて使用している。
図4に示すタイプA、B、Cの断熱型枠10A、10B、10Cは、一対の型枠板11、12と連結部材13とを有している。一対の型枠板11、12は、一定間隔をあけて互いに平行に配置され、両者間がコンクリートの打設空間16とされたものである。連結部材13は、両端が一対の型枠板11、12の中にそれぞれ埋設固定されることで、両型枠板11、12を前記一定間隔をあけた状態で連結する金属製の橋渡し材である。
タイプA、B、Cの断熱型枠10A、10B、10Cの型枠板11、12の上端面には、少なくともコンクリートの打設空間16側に開口しないように嵌合凹部14が形成されている。また、タイプA、B、Cの断熱型枠10A、10B、10Cの型枠板11、12の下端面には、下段の断熱型枠10A、10B、10Cの上端面に形成された嵌合凹部14に嵌合する嵌合凸部15が形成されている。なお、最上段に配置する断熱型枠の上端面には、タイプによらず、嵌合凹部14は設けないようにする。また、最下段に配置する断熱型枠の下端面には、場合によって嵌合凸部15を形成しないでもよい。
連結部材13は、図5に示すように、プレス加工された1枚の金属板よりなり、両型枠板11、12を橋渡しするウェブ部13aと、ウェブ部13aの両端13b、13bに直角に折り曲げ形成されたフランジ部13cとを有している。連結部材13の両端であるウェブ部13aの両端13b、13bとフランジ部13cには、合成樹脂発泡体で構成される型枠板11、12の成形時に金型内に挿入されることで、型枠板11、12の中に埋設される部分であり、それぞれ埋設された際の固定強度を高めるためのアンカー孔13dが形成されている。また、ウェブ部13aの中央上縁には間隔をあけて一対の鉄筋受け溝13eが形成され、ウェブ部13aの中央下縁には不要部カットのための切欠13fが形成されている。鉄筋受け溝13eは、必要に応じて配筋した横筋を受けることのできる部分に形成されている。
一方、型枠板11、12は、軽量で断熱性及び耐久性、成形性及び量産性に優れた合成樹脂発泡体で構成されている。具体的には、ポリスチレン発泡体の独立気泡を有する合成樹脂発泡体で構成されていることが好ましいが、ポリエチレン(共重合体を含む)、ポリプロピレン(共重合体を含む)、ポリエチレン/ポリスチレン複合樹脂、アクリロニトリル/スチレン共重合体などからなる合成樹脂発泡体で構成されていてもよい。
連結部材13は、両型枠板11、12の長手方向に一定間隔おきに複数個設けられている。連結部材13の無い箇所は、上下方向及び長手方向にコンクリート打設空間16が貫通している。なお、長手方向とは、構築すべき外周基礎梁2の延在する方向である。断熱型枠10A、10B、10Cは、長手方向の長さが適当な単位長さに設定されたブロックとして構成されている。
ここで、図4(a)に示すタイプAの断熱型枠10Aは、左右の型枠板11、12の上端の高さが同一に設定されたものである。また、図4(b)に示すタイプBの断熱型枠10Bは、一方の型枠板11の上端が他方の型枠板12の上端よりも高くなるように設定されたものである。また、図4の(c)に示すタイプCの断熱型枠10Cは、左右の型枠板11、12の上端の高さが、タイプAよりも低い位置で同一に設定されたものである。タイプBの断熱型枠10Bの左右の型枠板11の上端の高さの差は、後述する耐圧版(スラブ)の厚さと同等かそれよりも大きく設定されている。
図4(a)、(b)、(c)に示したタイプA、B、Cの断熱型枠10A、10B、10Cは、直線状に外周基礎梁2が延びる直線部に対応した直線状の断熱型枠であるが、L字状に外周基礎梁2が曲がるコーナー部には、図6に示すように、L字状に曲がったEタイプとFタイプの2種類の断熱型枠10E、10Fが使用されている。
これらタイプE、Fの断熱型枠10E、10Fも、タイプA、Bの断熱型枠10A、10Bと同様に、左右一対の型枠板11、12と、それらを連結する連結部材13とからなるものである。タイプEの断熱型枠10Eは、タイプAの断熱型枠10Aと同様に、左右の型枠板11、12の上端の高さが等しく設定されている。一方、タイプFの断熱型枠10Fは、タイプBの断熱型枠10Bと同様に、左右の型枠板11、12の上端の高さが段違いに設定されている。
また、左右の型枠板11、12は、図6に示すように、上から見た形状がL字状に曲がっており、曲がり部の両側の直線部分を両袖部10Ea、10Eb、10Fa、10Fbと呼ぶとき、両袖部10Ea、10Eb、10Fa、10Fbの長さが互いに異なっている。即ち、タイプEの断熱型枠10Eでは、図中左側の袖部10Eaの長さa1が、右側の袖部10Ebの長さb1よりも短くなっている。一方、タイプFの断熱型枠10Fでは、タイプEと反対に、図中左側の袖部10Faの長さa2が、右側の袖部10Fbの長さb2よりも長くなっている。
このように、左右両袖部10Ea、10Eb、10Fa、10Fbの長さの異なるタイプの断熱型枠10E、10Fを用意するのであるが、その際、左右両袖部10Ea、10Eb、10Fa、10Fbの長さが逆に設定された、いわゆる左右勝手違いタイプの断熱型枠(同じ符号10E、10Fで示す)も必要に応じて用意する。そして、左右両袖部10Ea、10Eb、10Fa、10Fbの長さが違う断熱型枠10E、10Fを上下に積段するときに、図12に示すように、上段の断熱型枠10E、10Fの長手方向の接続位置Pと、その下段の断熱型枠10E、10Fの長手方向の接続位置Pとが、長手方向にずれるように積み重ねる。そうすることで、外周基礎梁2の長手方向のどの位置(直線部)でも、上下の断熱型枠の接続位置Pがずれることになる。
本実施形態の断熱基礎構造を施工する場合は、例えば、図7及び図9に示すように、まず、外周地中梁の構築箇所の根掘り・砕石地業を行う。即ち、地面に溝を掘って、溝内に砕石31を敷設し、その上に捨てコンクリート25を打設する。次に、断熱型枠設置のための墨出しを行い、墨出しに沿って断熱型枠の固定のためのプラスチックアングル29を設置する。また、コンクリートのかぶり厚さを確保するためスペーサブロック33を設置し、捨てコンクリート25から一定距離浮き上がらせた状態で、下端鉄筋(下端主筋)34などを配筋する。なお、砕石31の上面にポリエチレンフィルム60を敷設して、捨てコンクリート25の打設を省略する構成としてもよい。
次に、1段目の直線部については、図4(b)に示したタイプBの断熱型枠10Bを設置する。また、外周基礎梁のコーナー部については、図6に示したタイプFの断熱型枠10Fを設置する。これらのタイプの断熱型枠10B、10Fは、外周側の型枠板11の高さに対して、内周側の型枠板12の高さが低く設定されたものである。
また、外周基礎梁のT字部や十字部については、タイプBの断熱型枠10Bの型枠板11、12を適当に切り取って開口させ、その開口の縁に、交差する断熱型枠10Bの型枠板11、12の端部を接続する。なお、1段目の断熱型枠10B、10Fの設置の際には、コーナー部やT字部、十字部をスタートとして型枠の組み立てを順番に進める。
一方、耐圧版3の施工面にも、図7に示すように、根掘り・砕石地業を行い、砕石により、上側が耐圧版コンクリート打設空間3Aとなった耐圧版下型枠32を作る。
次に、図7及び図10に示すように、2段目の断熱型枠10C(コーナー部については断熱型枠10E)を、1段目の断熱型枠10B(コーナー部については断熱型枠10F)の上に積段する。積段のスタート位置は1段目と同様とする。2段目の断熱型枠10Cを積み上げるときには、自身の外周側の型枠板11の下端面に形成した嵌合凸部15を、下段の断熱型枠10Bの外周側の型枠板11の上端面に形成した嵌合凹部14に嵌める。同時に、下段の断熱型枠10Bの内周側の高さの低い型枠板11の上に、支持金物(支持部材)28を介して、2段目の断熱型枠10Cを積み上げる。
ここで用いる支持金物28は、図8に示すように、上端と下端に、上下の型枠板12の下端と上端にそれぞれ嵌まるコ字状の嵌合部28a、28bを有し、それら上端と下端のコ字状の嵌合部28a、28bを長さ調節可能なボルト28cで連結したものである。
この支持金物28の下端の嵌合部28bを、1段目の断熱型枠10Bの内周側の型枠版12の上端に嵌める。そして、支持金物28の上端の嵌合部28aを、2段目の断熱型枠10Cの内周側の型枠版12の下端に嵌めることで、下段の断熱型枠10Bの内周側の型枠板12によって上段の断熱型枠10Cの内周側の型枠板12の荷重を支持する。これにより、積段された上下の断熱型枠10B、10Cの内周側の型枠板12、12間に、断熱型枠10の内部空間2Aと耐圧版コンクリート打設空間3A戸を連通する開口部20が確保される。
続いて、図11に示すように、2段目の断熱型枠10Cの上に3段目の断熱型枠10Aを積段し、最上段(本実施形態では3段目)の断熱型枠10Aの上端余長分10x(図7参照)を、外周基礎梁2の施工上端ラインの位置でカットする。また、このような断熱型枠の積段に合わせて、外周基礎梁用の鉄筋26を断熱型枠10(10B、10C、10A)の内部に配筋する。また、耐圧版下型枠32の上側にも、この段階までに耐圧版用の鉄筋27を配筋しておく。
以上の要領で断熱型枠10の組み立てが完了したら、耐圧版下型枠32の上側の耐圧版コンクリート打設空間3Aと断熱型枠10の内部空間2Aとにコンクリート50を打設する。打設したコンクリート50は、断熱型枠10の内部に充填されると共に、耐圧版下断熱型枠45の上側に充填される。コンクリートが硬化することにより、外周基礎梁2と耐圧版3とが一体化される。その後、耐圧版3の上面の所定箇所に束石用柱状体4を設置固定することにより、実施形態の断熱基礎構造1が出来上がる。
この断熱基礎構造1では、断熱型枠10が捨て型枠として残置されているので、建築物の床下の断熱性を高めることが可能となる。
以上説明した断熱基礎構造1によれば、断熱型枠10(10A、10B、10C、10E、10F)を捨て型枠として施工する外周基礎梁2と、耐圧版3とを、断熱型枠10に設けた開口部20を通して、1回のコンクリート打設によって一体に形成することができるので、施工の容易化が図れる。また、断熱型枠10の内周側の型枠板12に確保した開口部20の高さに耐圧版3が構築されるので、外周基礎梁2の上端の位置に建物の床の高さを合わせた場合、耐圧版3と床との間に床下空間を確保することができる。
また、この断熱基礎構造1において外周基礎梁2の捨て型枠として利用する断熱型枠10は、一対の合成樹脂発泡体製の型枠板11、12を連結するための連結部材13が金属製とされているので、小さな断面積で十分な連結強度を発揮することができる。また、その連結部材13の両端を合成樹脂発泡体製の型枠板11、12の中に埋設固定しているので、型枠板11、12と連結部材13の接合強度を十分に発揮することができる。従って、両型枠板11、12を一定間隔をあけて確実に保持することができ、施工時に損傷するおそれがなく、施工品質を高めることができる。また、金属製の連結部材13は、強度の点から断面積が小さくて済むので、コンクリートの打設容積をできるだけ大きくとることができ、高い鉄筋コンクリート強度を持つ外周基礎梁2を構築することができる。その結果、外周基礎梁2と耐圧版3とが一体になった断熱基礎構造1、特に水平力に対する剛性や不同沈下に対する剛性の高い断熱基礎構造1を、簡単な施工方法でコストをかけずに得ることができる。
また、上記断熱基礎構造1によれば、耐圧版3の上面にグリッドポストとしての束石用柱状体4を設置しているので、中布基礎のような立上がり壁を無くすことができて、床下の空間を広げることができる。その結果として、床下の通風性を良くすることができると共に、床下のメンテナンス性を高めることができる。また、耐圧版3の施工後に束石用柱状体4を設置するだけでよいので、中布基礎を設ける場合のように、余計な型枠の設置や撤去が不要であり、広い作業スペースを確保できて作業性の向上が図れる共に、工期短縮とコストダウンを図ることができる。
また、上記断熱基礎構造1によれば、少なくとも1箇所の束石用柱状体4の下側の耐圧版3の内部に地中梁8を構築しているので、当該部分の支持強度を充分に高めることができる。
また、上記断熱基礎構造1によれば、耐圧版下型枠32として、砕石により形成された型枠を用いており、その上に防湿シートを介してコンクリートを打設することで耐圧版3を構築しているので、特別に作製した型枠が不要であり、施工コストの低減が図れる。
また、上記断熱基礎構造1によれば、断熱型枠10の内周側の上下型枠板12間に支持金物28を配置して開口部20を確保しているので、その開口部20を通して外周基礎梁2と耐圧版3とを鉄筋コンクリートでスムーズに繋ぐことができる。
また、上記断熱基礎構造1によれば、上段の断熱型枠10E(10F)の長手方向の接続位置Pと下段の断熱型枠10E(10F)の長手方向の接続位置Pとをずらしているので、上段の断熱型枠(下段の断熱型枠)の接続箇所を、下段の断熱型枠(上段の断熱型枠)が繋ぐことができる。従って、上段と下段の断熱型枠10E(10F)の接続位置Pが重なることによる、型枠の組立強度の低下を回避することができる。また、型枠間に無用な隙間ができにくくなり、施工品質の向上に貢献することができる。
また、上記断熱基礎構造1によれば、直線状の断熱型枠10A、10B、10CとL字状の断熱型枠10E、10Fを予め用意して外周基礎梁2の型枠を構築するので、型枠施工の容易化を図ることができる。
また、上記断熱基礎構造1の施工方法によれば、コンクリート50の打設容積の拡大を図りながら十分な強度を発揮できる断熱型枠10を用いて外周基礎梁2を施工するので、高いコンクリート強度を確保することができると共に、施工品質を高めることができる。また、外周基礎梁2と耐圧版3とを1回のコンクリート打設によって施工できることから、施工の容易化が図れる。
また、上記断熱基礎構造1の施工方法によれば、外周基礎梁2の内周側で耐圧版3を地盤面GL下で施工し、耐圧版3の内部に補強用の地中梁8を構築し、その地中梁8の上にグリッドポストとしての束石用柱状体4を設置することにより、床下空間の通気性を確保しながら、高い強度を発揮し得る基礎構造を作ることができる。
なお、上記した基礎構造では、図7に示すように、タイプBの断熱型枠10Bを1段目に設置し、その上に、タイプCの断熱型枠10CやタイプAの断熱型枠10Aを2段目、3段目として積み上げた場合を示したが、必要に応じて、より多段に断熱型枠10A、10B、10E、10Fを積み上げて基礎を施工してもよい。
例えば、上へ積段数を増やすのではなく、図13に示すように、下に積段数を増やしてもよい。この図13に示す例では、外周基礎梁2の下端を更に地中深くに延ばすために、断熱型枠10Bの更に下段に断熱型枠10A、10Cを積み増している。このように構成することで、凍結深度が深い寒冷地などにおいても高性能の外周基礎梁2を構築することが可能となる。
また、上記実施形態で用いた断熱型枠10A〜10Fの別の態様として、図14に示すような断熱型枠10G〜10Lを用いてもよい。断熱型枠10A〜10Fと断熱型枠10G〜10Lとは、連結部材13の向きが上下反転して配されている点のみが異なっている。つまり、断熱型枠10A〜10Fは連結部材13のウェブ部13aの切欠13f(図2参照)が中央下縁に位置するように配されているのに対して、断熱型枠10G〜10Lは切欠13fが中央上縁に位置するように配されている。このように構成された断熱部材10A〜10Fおよび断熱型枠10G〜10Lを組み合せて使用してもよい。
具体的には、図15、図16に示すように、断熱型枠10G〜10L(図15、図16では10Kを示す)を下側に配置し、断熱型枠10A〜10F(図15、図16では10Fを示す)を上側に配置する。このように配することにより、下側の断熱型枠10G〜10Lの連結部材13と、上側の断熱型枠10A〜10Fの連結部材13との間のスペースを大きく確保することができる。その結果、下端鉄筋37をこの互いの連結部材13,13同士の間に配筋しても地中梁の強度を確保することができる。
このように構成することにより、鉄筋を現場組みするのではなく、予め格子状に組んだ鉄筋をこの連結部材13,13同士の間に配するだけで下端鉄筋37の配筋が完了するため、施工手順を簡略化することができる。
また、本実施形態では、耐圧版3の上面にグリッドポストとしての束石用柱状体4を設置したが、布状の基礎であってもよい。
1 断熱型枠を用いた基礎構造(断熱基礎構造)
2 外周基礎梁
2A 内部空間(外周基礎梁コンクリート打設空間)
3 耐圧版
3A 耐圧版コンクリート打設空間
4 束石用柱状体
8 地中梁
10,10A,10B,10C,10E,10F,10G,10H,10I,10K,10L 断熱型枠
11,12 型枠板
13 連結部材
20 開口部
26 外周基礎梁用の鉄筋
27 他圧版用の鉄筋
27a 繋ぎ鉄筋
28 支持金物(支持部材)
32 耐圧版下型枠
50 コンクリート
P 接続位置

Claims (6)

  1. 一定間隔をあけて互いに平行に配置され、両者間がコンクリートの打設空間とされた一対の合成樹脂発泡体製の型枠板と、両端が前記一対の型枠板の中にそれぞれ埋設固定されることで、前記両型枠板を前記一定間隔をあけた状態で連結する金属製の連結部材と、を有する断熱型枠が、外周基礎梁の捨て型枠として利用され、
    当該捨て型枠として利用された前記断熱型枠の内周側の前記型枠板の耐圧版の高さに相当する位置に、耐圧版下型枠の上側の耐圧版コンクリート打設空間に連通する開口部が確保され、
    前記断熱型枠の内部に外周基礎梁用の鉄筋が配置され、前記耐圧版下型枠の上側に耐圧版用の鉄筋が配置され、更に前記開口部を通して前記耐圧版下型枠の上側から前記断熱型枠の内部まで繋ぎの鉄筋が配置され、
    その上で、前記断熱型枠の内部空間及び耐圧版下型枠の上側の耐圧版コンクリート打設空間にコンクリートが打設されることにより、外周基礎梁と耐圧版とが一体に構築されており、
    前記耐圧版の上面の所定位置に、該耐圧版の施工後に後付けでグリッドポストとして束石用柱状体が設置されており、
    前記外周基礎梁の延在方向を前記断熱型枠の長手方向とするとき、前記断熱型枠が長手方向に多数接続されると共に上下方向に積段されており、積段された複数の前記断熱型枠のうちの1段の断熱型枠の内周側の型枠板の高さ方向寸法が外周側の型枠板の高さ方向寸法より短く設定されていることにより、積段された前記上下の断熱型枠の内周側の型枠板間に前記開口部が確保され、その開口部を確保するために、前記上下の断熱型枠の内周側の型枠板間に、下側の断熱型枠の内周側の型枠板に上側の断熱型枠の内周側の型枠板の荷重を伝える支持部材が設けられており、
    積段された上段の前記断熱型枠の長手方向の接続位置と、その下段の前記断熱型枠の長手方向の接続位置とが長手方向にずれており、
    前記支持部材は、その上端と下端に配され前記断熱型枠に嵌合する嵌合部を有し、上端と下端の前記嵌合部間の長さを調節可能に構成されていることを特徴とする断熱型枠を用いた基礎構造。
  2. 少なくとも1箇所の前記束石用柱状体の下側の前記耐圧版の内部に地中梁が構築されていることを特徴とする請求項に記載の断熱型枠を用いた基礎構造。
  3. 前記耐圧版下型枠として、砕石により形成された型枠が用いられており、その上に防湿シートを介してコンクリートが打設されることで、前記耐圧版が構築されていることを特徴とする請求項1または2に記載の断熱型枠を用いた基礎構造。
  4. 直線状に前記外周基礎梁が延びる直線部に対応した直線状の前記断熱型枠と、L字状に前記外周基礎梁が曲がるコーナー部に対応したL字状の前記断熱型枠とが利用され、前記直線部に前記直線状の断熱型枠が配置され、前記コーナー部に前記L字状の断熱型枠が配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の断熱型枠を用いた基礎構造。
  5. 一定間隔をあけて互いに平行に配置され、両者間がコンクリートの打設空間とされた一対の合成樹脂発泡体製の型枠板と、両端が前記一対の型枠板の中にそれぞれ埋設固定されることで、前記両型枠板を前記一定間隔をあけた状態で連結する金属製の連結部材と、を有する断熱型枠を、外周基礎梁の施工箇所に捨て型枠として設置し、その際、前記断熱型枠の内周側の前記型枠板の耐圧版の高さに相当する位置に、耐圧版下型枠の上側の耐圧版コンクリート打設空間に連通する開口部を確保し、
    前記断熱型枠の内部に外周基礎梁用の鉄筋を配置すると共に耐圧版下型枠の上側に耐圧版の鉄筋を配置し、更に前記開口部を通して前記耐圧版下型枠の上側から前記断熱型枠の内部まで繋ぎの鉄筋を配置し、
    その上で、前記断熱型枠の内部空間及び耐圧版下型枠の上側の耐圧版コンクリート打設空間にコンクリートを打設することにより、外周基礎梁と耐圧版とが一体になった基礎を構築し、
    前記耐圧版の上面の所定位置に、該耐圧版の施工後に後付けでグリッドポストとして束石用柱状体を設置し、
    前記外周基礎梁の延在方向を前記断熱型枠の長手方向とするとき、前記断熱型枠を長手方向に多数接続すると共に上下方向に積段し、積段された複数の前記断熱型枠のうちの1段の断熱型枠の内周側の型枠板の高さ方向寸法が外周側の型枠板の高さ方向寸法より短く設定することにより、積段された前記上下の断熱型枠の内周側の型枠板間に前記開口部を確保し、その開口部を確保するために、前記上下の断熱型枠の内周側の型枠板間に、下側の断熱型枠の内周側の型枠板に上側の断熱型枠の内周側の型枠板の荷重を伝える支持部材を設け、
    該支持部材の上端と下端に配された嵌合部を前記断熱型枠にそれぞれ嵌合し、上端と下端の前記嵌合部間の長さを調節して前記開口部を確保し、
    積段された上段の前記断熱型枠の長手方向の接続位置と、その下段の前記断熱型枠の長手方向の接続位置とが長手方向にずれるように配置することを特徴とする断熱型枠を用いた基礎構造の施工方法。
  6. 請求項に記載の断熱型枠を用いた基礎構造の施工方法において、
    前記耐圧版を地盤面下で施工し、耐圧版内における束石用柱状体の配設予定箇所の下面に補強用の地中梁を構築することを特徴とする耐圧版式グリッドポスト基礎の形成方法。
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