JP2015082642A - 粘着テープ貼着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用される粘着テープの大きさに関わらず、貼着時のしわの発生を抑制できる粘着テープ貼着装置を提供する。
【解決手段】ウェーハ(21)及び環状フレーム(33)に粘着テープ(11)を貼着する粘着テープ貼着装置(2)であって、粘着テープをチャックテーブル(22)の保持面と平行に位置付けるとともに、粘着テープの送り方向(D1)に沿った張力(F1)を粘着テープに付加する複数のローラーから構成された第1の張力付加手段と、粘着テープの外縁部(11a,11b)を挟持する一対の粘着テープ挟持部(44a,44b)を含み、第1の張力付加手段によって張力が付加された粘着テープに対して、粘着テープの送り方向に直交するとともにチャックテーブルの保持面に平行な方向に張力(F2)を付加する第2の張力付加手段と、を備える構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ダイシング前のウェーハ及びウェーハを囲むフレームに粘着テープを貼着する粘着テープ貼着装置に関する。
表面にIC等のデバイスが形成された円盤状のウェーハは、例えば、回転可能な円形の切削ブレードを備える切削装置や、レーザー照射用の加工ヘッドを備えるレーザー加工装置でダイシングされて、各デバイスに対応する複数のチップへと分割される。
ウェーハをダイシングする際には、あらかじめウェーハの裏面に粘着テープを貼着するとともに、粘着テープの外周部分にウェーハを囲む環状のフレームを固定しておく。これにより、ダイシング後におけるチップの分散を防いで、ハンドリング性を維持できる。
ウェーハ及びフレームへの粘着テープの貼着には、例えば、ウェーハ及びフレームに対応する大きさの円形の粘着テープを剥離シート上に配置したテープ体が用いられる。このテープ体は、ロール状に巻回された状態で、粘着テープを貼着する粘着テープ貼着装置の送り出しローラーにセットされる(例えば、特許文献1参照)。
上述した粘着テープ貼着装置は、送り出しローラーで送り出されたテープ体の剥離シートを鋭角に折り返す剥離プレートを備えている。この剥離プレートによって粘着テープを支持する剥離シートのみを折り返すことで、粘着テープから剥離シートを剥離して、ウェーハ及びフレームに粘着テープを貼着できる。
特開2007−158037号公報
ところで、上述した粘着テープ貼着装置では、粘着テープに対して、送り出し方向と平行な方向の張力を加えることで、ウェーハ又はフレームに粘着テープをしわなく貼着している。
しかしながら、近年では、ウェーハの大型化とともに粘着テープも大面積化されており、送り出し方向と平行な方向の張力を加える上述の粘着テープ貼着装置を用いても、貼着時のしわの発生を十分に抑制できないという問題が生じていた。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、使用される粘着テープの大きさに関わらず、貼着時のしわの発生を抑制できる粘着テープ貼着装置を提供することである。
本発明によれば、ウェーハと環状フレームとを粘着テープを介して一体とする粘着テープ貼着装置であって、ウェーハと環状フレームとを該環状フレームがウェーハを囲繞した状態で保持する保持面を有するチャックテーブルと、該環状フレームの直径よりも長い幅を有するとともに粘着面に該粘着面を保護する剥離シートが貼着された粘着テープがロール状に巻かれた状態でセットされ、該剥離シート側が下側になる向きで該粘着テープを送り出すテープ送り出し部と、該テープ送り出し部から送り出された該粘着テープから該剥離シートを剥離するシート剥離部と、該シート剥離部で剥離された該剥離シートを巻き取る剥離シート巻き取り部と、複数のローラーから構成され、該剥離シートが剥離された該粘着テープの該粘着面を、該チャックテーブルの保持面と平行に対向させて位置付けるとともに、該粘着テープの送り方向に沿った張力を該粘着テープに付加する第1の張力付加手段と、該チャックテーブルを挟んで該粘着テープの幅方向両側に配設され該粘着テープの外縁部を挟持する一対の粘着テープ挟持部から構成され、該第1の張力付加手段によって張力が付加された該粘着テープに対して、該粘着テープの送り方向に直交するとともに該チャックテーブルの保持面に平行な方向に張力を付加する第2の張力付加手段と、該第1の張力付加手段と該第2の張力付加手段とによって直交する2方向に張力が付加された該粘着テープの該粘着面と逆側の面を押圧しながら移動して該粘着テープを該チャックテーブルの保持面に保持されたウェーハと該環状フレームとに貼着する押圧ローラーと、ウェーハと該環状フレームとに貼着された該粘着テープを該環状フレームに沿って切断するテープカッターと、該テープカッターによってウェーハと該環状フレームとに貼着された部分を切断した後の該粘着テープを巻き取るテープ巻き取り部と、を少なくとも有することを特徴とする粘着テープ貼着装置が提供される。
本発明において、該チャックテーブルを該保持面に垂直な方向に移動させるチャックテーブル位置付け手段を有し、該チャックテーブル位置付け手段は、該押圧ローラーが該粘着テープを該チャックテーブルに保持されたウェーハと該環状フレームとに貼着する前に、該チャックテーブルを該粘着テープ近傍のテープ貼着位置に位置付けるとともに、該粘着テープが該チャックテーブルに保持されたウェーハと該環状フレームとに貼着され、該テープカッターが該粘着テープを該環状フレームに沿って切断した後に、該チャックテーブルを該テープ貼着位置の下方の待機位置に位置付けることが好ましい。
また、本発明において、該第1の張力付加手段は、該チャックテーブルと該シート剥離部との間に配設された第1のドライブローラーと、該チャックテーブルと該テープ巻き取り部との間に配設された第2のドライブローラーとを有し、該第1のドライブローラーと該第2のドライブローラーとが互いに順方向に回転する事で該テープ送り出し部から該粘着テープが送り出され、次いで該第1のドライブローラーと該第2のドライブローラーとが停止する事によって該粘着テープの送り出しが停止し、該粘着テープの送り出しが停止した後に該第2のドライブローラーが順方向に回転するとともに該第1のドライブローラーが順方向とは逆の方向に回転する事によって該チャックテーブルの上方において該粘着テープに対して粘着テープの送り方向に沿った張力を付加することが好ましい。
また、本発明において、該粘着テープ挟持部は、下面に該粘着テープを挟持する略矩形の挟持面を有する第1の挟持ブロックと、上面に該粘着テープを挟持する略矩形の挟持面を有する第2の挟持ブロックとを有し、該第1の挟持ブロックの挟持面の長軸と該第2の挟持ブロックの挟持面の長軸とは、該粘着テープの外縁部と平行に配設され、該長軸の長さは、該チャックテーブルに保持された環状フレームの直径よりも長く、該第1のドライブローラーと該第2のドライブローラーとの間の距離よりも短く形成され、該第1の挟持ブロックと該第2の挟持ブロックとが相対的に上下に移動することによって該粘着テープを挟持するように構成されていることが好ましい。
また、本発明において、該第2の張力付加手段は、該チャックテーブルを挟んで該粘着テープの幅方向両側に配設された一対の該粘着テープ挟持部を、該粘着テープの外縁部を挟持する挟持位置と、該挟持位置から該粘着テープの幅方向外側に離間した離間位置とに位置付ける挟持部位置付け手段を有し、該一対の粘着テープ挟持部が、該粘着テープの幅方向両側において該粘着テープの外縁部をそれぞれ挟持した状態で該挟持部位置付け手段が該粘着テープ挟持部を挟持位置から離間位置に向けて移動させる事によって、該粘着テープに対して、該粘着テープの送り方向に直交するとともに該チャックテーブルの該保持面に平行な方向に張力を付加することが好ましい。
本発明の粘着テープ貼着装置は、送り方向に沿った張力を粘着テープに付加する第1の張力付加手段に加え、チャックテーブルの保持面と平行かつ送り方向に直交する方向に張力を付加する第2の張力付加手段を備えるので、使用される粘着テープの大きさに関わらず、貼着時のしわの発生を抑制できる。
粘着テープ貼着装置の構成を模式的に示す斜視図である。 粘着テープ貼着装置の構成を模式的に示す一部断面側面図である。 粘着テープ貼着装置の構成を模式的に示す図である。 粘着テープ貼着装置において粘着テープが貼着されるウェーハ等の構成を模式的に示す斜視図である。 粘着テープに張力を付加する様子を模式的に示す側面図である。 粘着テープが円形にカットされる様子を模式的に示す一部断面側面図である。 マウンターの構成を模式的に示す平面図である。 ウェーハ加工システムの構成を模式的に示す平面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態に係る粘着テープ貼着装置の構成を模式的に示す斜視図であり、図2は、粘着テープ貼着装置の構成を模式的に示す一部断面側面図である。
図3は、粘着テープ貼着装置の構成を模式的に示す図であり、図4は、粘着テープ貼着装置において粘着テープが貼着されるウェーハ等の構成を模式的に示す斜視図である。なお、図1から図3の各図においては、粘着テープ貼着装置の構成の一部が省略されている。
図1から図3に示すように、本実施の形態に係る粘着テープ貼着装置2は、各構成を支持する基台4を備えている。基台4の上方には、ロール状に巻回された粘着テープ11がセットされて送り出される送り出しローラー(テープ送り出し部)6が配置されている。
送り出しローラー6にセットされる粘着テープ11は、柔軟性のある樹脂製のフィルム状基材と、フィルム状基材の片面に設けられた糊層とで構成されており、糊層によって形成される粘着面に剥離シート13が貼着された状態でロール状に巻回されている。
剥離シート13は、粘着テープ11をウェーハ21及び環状のフレーム(環状フレーム)33へと貼着する際に剥離される。この剥離シート13によって、貼着前の粘着テープ11の粘着面は保護されている。
図4(A)に示すように、本実施の形態の粘着テープ貼着装置2において粘着テープ11が貼着されるウェーハ21は、例えば、円盤状の外形を有する半導体ウェーハであり、その表面21aは、中央のデバイス領域23と、デバイス領域23を囲む外周余剰領域25とに分けられている。
デバイス領域23は、格子状に配列されたストリート(分割予定ライン)27でさらに複数の領域に区画されており、各領域にはIC等のデバイス29が形成されている。ウェーハ21の外周面は面取り加工されており、その断面形状は円弧状である。
このウェーハ21の表面21a側には、裏面21b側を研削、研磨する際にデバイス29を保護するための保護部材31が貼着されている。保護部材31は、例えば、柔軟性のある樹脂製のフィルムであり、表面31a側には、ウェーハ21に対して接着性を示す糊層が設けられている。
図4(A)に示すように、糊層が設けられた保護部材31の表面31a側をウェーハ21の表面21a側に密着させることで、保護部材31はウェーハ21に貼着される。ウェーハ21を研削、研磨する際には、この保護部材31の裏面31b側を、研削装置、研磨装置の保持テーブルに吸引保持させる。ただし、デバイス29の保護が不要な場合等には、ウェーハ21に保護部材31を貼着しなくても良い。
本実施の形態の粘着テープ貼着装置2では、例えば、研削、研磨後のウェーハ21の裏面21b側に粘着テープ11を貼着する。具体的には、ウェーハ21の周囲にウェーハ21を囲む環状のフレーム33を配置した状態で、ウェーハ21の裏面21b及びフレーム33の裏面33bに粘着テープ11を貼着し、当該粘着テープ11をフレーム33の大きさに合わせて円形にカットする。
その結果、図4(B)に示すように、ウェーハ21は、粘着テープ11を介してフレーム33に支持される。言い換えれば、ウェーハ21とフレーム33とが、粘着テープ11を介して一体となる。なお、カット前の粘着テープ11は、フレーム33の裏面33b全体に貼着できるように、フレーム33の直径より幅広に構成されている。
図1及び図2に示すように、ロール状の粘着テープ11がセットされる送り出しローラー6の下方には、剥離シート13を粘着テープ11から剥離する剥離ローラー(シート剥離部)8と、粘着テープ11から剥離された剥離シート13を巻き取る剥離シート巻き取りローラー(剥離シート巻き取り部)10とが配置されている。
剥離ローラー8は、鉛直方向において互いに接するように配置された2個のローラー8a,8bを備える。この2個のローラー8a,8bの間には、送り出しローラー6から送り出された粘着テープ11及び剥離シート13が挿通されている。
すなわち、2個のローラー8a,8bは、粘着テープ11及び剥離シート13を介して接している。なお、粘着テープ11は、粘着面側(剥離シート13側)を下側に位置付けるように送り出しローラー6から送り出される。
剥離ローラー8において剥離シート13を剥離された粘着テープ11は、剥離ローラー8の下方に送られる。一方、粘着テープ11から剥離された剥離シート13は、水平方向に送られ、剥離ローラー8と同等の高さに位置付けられた剥離シート巻き取りローラー10によって巻き取られる。
図1から図3に示すように、剥離ローラー8の下方には、第1のドライブローラー12が配置されている。第1のドライブローラー12は、モータ等の駆動機構(不図示)と連結されており、粘着テープ11の送り方向D1(図2)と垂直な回転軸の周りに回転する。
第1のドライブローラー12と近接する水平位置には、粘着テープ11を介して第1のドライブローラー12と接する第1の従動ローラー14が配置されている。すなわち、剥離ローラー8から送られた粘着テープ11は、第1のドライブローラー12と第1の従動ローラー14との間に挿通される。
第1のドライブローラー12と第1の従動ローラー14とは、円筒状の外周面において間接的に接しており、第1の従動ローラー14は、第1のドライブローラー12の回転に従い回転する。
第1のドライブローラー12及び第1の従動ローラー14から、水平方向においてフレーム33の直径以上離れた位置には、第2のドライブローラー16が配置されている。第2のドライブローラー16は、モータ等の駆動機構(不図示)と連結されており、粘着テープ11の送り方向D1と垂直な回転軸の周りに回転する。
第2のドライブローラー16と近接する水平位置には、粘着テープ11を介して第2のドライブローラー16と接する第2の従動ローラー18が配置されている。すなわち、第1のドライブローラー12から送られた粘着テープ11は、第2のドライブローラー16と第2の従動ローラー18との間に挿通される。
第2のドライブローラー16と第2の従動ローラー18とは、円筒状の外周面において間接的に接しており、第2の従動ローラー18は、第2のドライブローラー16の回転に従い回転する。
上述した第1のドライブローラー12を粘着テープ11の送り方向D1に対応する順方向R1(図2)に回転させるとともに、第2のドライブローラー16を粘着テープ11の送り方向D1に対応する順方向R1(図2)に回転させることで、粘着テープ11は送り方向D1に送られる。
なお、第1のドライブローラー12と第2のドライブローラー16との回転を停止させることで、粘着テープ11の送り方向D1への送り出しは停止する。ここで、第1のドライブローラー12は、回転方向を切り替えることができるように構成されている。
図5は、粘着テープ11に張力を付加する様子を模式的に示す側面図である。図5に示すように、第1のドライブローラー12を逆方向R2に回転させつつ、第2のドライブローラー16を順方向R1に回転させることで、送り方向D1に沿う張力F1を粘着テープ11に付加できる。
このように、第1のドライブローラー12と第2のドライブローラー16とは、粘着テープ11の送り出しを制御するとともに、粘着テープ11に張力を付加する第1の張力付加機構(第1の張力付加手段)として機能する。
また、第1のドライブローラー12と第2のドライブローラー16とによって、後述するように、粘着テープ11の粘着面を、ウェーハ21及びフレーム33と平行に位置付けることができる。
図1及び図2に示すように、第2のドライブローラー16及び第2の従動ローラー18の上方には、第2のドライブローラー16から送られた粘着テープ11を巻き取る粘着テープ巻き取りローラー(テープ巻き取り部)20が配置されている。ウェーハ21及びフレーム33に貼着されて円形に切り出された残りの粘着テープ11は、この粘着テープ巻き取りローラー20で巻き取られる。
第1のドライブローラー12及び第2のドライブローラー16の下方の位置には、ウェーハ21、及びウェーハ21を囲繞するフレーム33を吸引保持するチャックテーブル22が配置されている。
このチャックテーブル22は、第1のドライブローラー12と第2のドライブローラー16との間に位置付けられている。第1のドライブローラー12は、チャックテーブル22と剥離ローラー8との間に配設されており、第2のドライブローラー16は、チャックテーブル22と粘着テープ巻き取りローラー20との間に配設されている。
チャックテーブル22の上面は、ウェーハ21及びフレーム33を吸引保持する保持面となっている。この保持面は、チャックテーブル22の内部に形成された流路(不図示)を通じて吸引源(不図示)と接続されている。ウェーハ21及びフレーム33は、保持面に作用する吸引源の負圧でチャックテーブル22に吸引保持される。
第1のドライブローラー12及び第2のドライブローラー16は、チャックテーブル22の保持面に対して粘着面を対向させるように粘着テープ11を平行に位置付ける。これにより、粘着テープ11を、チャックテーブル22に吸引保持されたウェーハ21及びフレーム33に貼着できるようになる。
図2及び図3(B)に示すように、チャックテーブル22の下方には、保持面と垂直な方向にチャックテーブル22を移動させるチャックテーブル移動機構(チャックテーブル位置付け手段)24が設けられている。
チャックテーブル移動機構24は、例えば、圧縮空気によって動作するエアシリンダであり、基台4に固定されたシリンダケース26と、シリンダケース26に挿通されたピストンロッド28とを備えている。
チャックテーブル22は、このチャックテーブル移動機構24によって、粘着テープ11に近いテープ貼着位置、及びテープ貼着位置から下方に離れた待機位置に位置付けられる。なお、チャックテーブル移動機構24は、チャックテーブル22の保持面の傾斜を調整できるように複数(例えば、3組)のエアシリンダで構成されることが好ましい。
チャックテーブル22は、ウェーハ21及びフレーム33に粘着テープ11を貼着する際に、待機位置からテープ貼着位置へと移動される。また、チャックテーブル22は、粘着テープ11を貼着してカットした後に、テープ貼着位置から待機位置へと移動される。
粘着テープ11の送り方向D1と直交する方向においてチャックテーブル22と隣接する位置には、図3(B)に示すように、一対の水平移動機構(挟持部位置付け手段)30a,30bが配置されている。
水平移動機構30a,30bは、例えば、エアシリンダであり、基台4に固定されたシリンダケース32a,32bと、シリンダケース32a,32bに挿通されたピストンロッド34a,34bと、をそれぞれ備えている。
ピストンロッド34a,34bのチャックテーブル22側には、移動テーブル36a,36bが固定されている。この移動テーブル36a,36bは、水平移動機構30a,30bによって水平方向に移動する。
移動テーブル36a,36bの上面には、垂直移動機構38a,38bが配置されている。垂直移動機構38a,38bは、例えば、エアシリンダであり、移動テーブル36a,36bに固定されたシリンダケース40a,40bと、シリンダケース40a,40bに挿通されたピストンロッド42a,42bと、をそれぞれ備えている。
垂直移動機構38a,38bの上方には、粘着テープ11の幅方向における外縁部11a,11b(図3(A)、図3(B))を上下に挟持する粘着テープ挟持機構(粘着テープ挟持部)44a,44bが配置されている。すなわち、粘着テープ挟持機構44a,44bは、水平方向においてチャックテーブル22を挟むように、粘着テープ11の幅方向両側に相当する位置に設けられている。
粘着テープ挟持機構44a,44bは、上方に位置する第1の挟持ブロック46a,46bと、下方に位置する第2の挟持ブロック48a,48bと、を備える。第2の挟持ブロック48a,48bの下面には、ピストンロッド42a,42bの上端部が連結されている。
第1の挟持ブロック46a,46bは、移動テーブル36a,36bの上面に立設されたガイド部材50a,50bの上部に固定されている。一方、第2の挟持ブロック48a,48bは、鉛直方向に貫通する開口部においてガイド部材50a,50bと係合されており、下面に連結された垂直移動機構38a,38bによって上下に移動する。
第1の挟持ブロック46a,46bの矩形状の下面は、粘着テープ11の上面(粘着面とは逆側の面)と当接する当接面(挟持面)となる。また、第2の挟持ブロック48a,48bの矩形状の上面は、粘着テープ11の下面(粘着面)と当接する当接面(挟持面)となる。
なお、第2の挟持ブロック48a,48bの矩形状の当接面は、粘着テープ11の粘着面が貼着され難くなるように、テフロン(登録商標)等で表面加工されていることが好ましい。また、第2の挟持ブロック48a,48bの矩形状の当接面には、粘着テープ11を容易に剥離できるように、上方にエアを噴射する噴射口を設けることが好ましい。
上述した当接面の長辺(長軸)は、チャックテーブル22に保持されるフレーム33の直径より長くなっている。一方、当接面の長辺は、第1のドライブローラー12と第2のドライブローラー16との距離より短くなっている。
第1の挟持ブロック46a,46b及び第2の挟持ブロック48a,48bは、粘着テープ11の外縁部11a,11bに対して当接面の長辺が平行になるように配置されている。
このように構成された粘着テープ挟持機構44a,44bは、水平移動機構30a,30bによって、粘着テープ11の外縁部11a,11bを挟持可能な挟持位置、及び挟持位置より粘着テープ11の幅方向において外側に位置する離間位置に位置付けられる。
粘着テープ挟持機構44a,44bを挟持位置に位置付け、垂直移動機構38a,38bで第2の挟持ブロック48a,48bを上方に移動させると、粘着テープ11は、第1の挟持ブロック46a,46bと第2の挟持ブロック48a,48bとで挟持される。
この状態において、粘着テープ挟持機構44a,44bを離間位置に位置付けると、粘着テープ11には、粘着テープ11の送り方向D1に直交するとともに、チャックテーブル22の保持面に平行な方向の張力F2(図3(A))が付加される。このように、粘着テープ挟持機構44a,44bは、粘着テープ11に張力を付加する第2の張力付加機構(第2の張力付加手段)として機能する。
図1及び図2に示すように、第1のドライブローラー12及び第2のドライブローラー16の上方の位置には、直交する2方向の張力F1,F2が付加された粘着テープ11を上方から押圧してウェーハ21及びフレーム33に貼着する押圧ローラー52が配置されている。
この押圧ローラー52は、移動機構(不図示)を備えており、上下方向及び水平方向に移動できる。押圧ローラー52で粘着テープ11の上面(粘着面と逆側の面)を押圧しながら、押圧ローラー52を水平方向に移動させることで、粘着テープ11はウェーハ21及びフレーム33に貼着される。
図6は、粘着テープ11が円形にカットされる様子を模式的に示す一部断面側面図である。図6に示すように、第1のドライブローラー12及び第2のドライブローラー16の上方において、押圧ローラー52(図6において不図示)と干渉しない位置には、粘着テープ11を円形に切断するカッターアセンブリ54が設けられている。
カッターアセンブリ54は、移動機構(不図示)によって上下方向に移動するカッターベース(不図示)を備える。カッターベースの下部には、回転機構(不図示)によって回転する回転軸56が設けられており、この回転軸56にはアーム58が連結されている。
アーム58の下部には、テープカッター60が取り付けられている。テープカッター60は、回転軸56を中心とするアーム58の旋回によって、円を描くように移動する。このテープカッター60により、ウェーハ21とフレーム33とに貼着された粘着テープ11をフレーム33に沿って切断できる。なお、テープカッター60の取り付け位置は、フレーム33の径に応じて調整される。
このように構成された粘着テープ貼着装置2は、例えば、各種搬送機構等と組み合わせて用いることができる。図7は、本実施の形態に係る粘着テープ貼着装置2を含むマウンター70の構成を模式的に示す平面図である。
マウンター70の送り出しローラー6側には、複数のフレーム33を収容したフレームカセット72を載置するカセット載置機構74が設けられている。カセット載置機構74と隣接する位置には、フレームカセット72に収容されたフレーム33を搬出するフレーム搬出機構76が配置されている。
このマウンター70において、チャックテーブル22は、水平方向に移動可能に構成されている。これにより、チャックテーブル22を、送り出しローラー6側のフレーム載置位置と、粘着テープ巻き取りローラー20側のウェーハ載置位置と、中央の粘着テープ貼着位置とに位置付けることができる。
粘着テープ11の貼着工程においては、まず、チャックテーブル22にフレーム33を載置するフレーム載置ステップを実施する。フレーム載置ステップでは、チャックテーブル22をフレーム載置位置に位置付け、このチャックテーブル22上にフレームカセット72から搬出されたフレーム33を載置する。
フレーム載置ステップの後には、チャックテーブル22にウェーハ21を載置するウェーハ載置ステップを実施する。ウェーハ載置ステップでは、チャックテーブル22をウェーハ載置位置に位置付け、フレーム33によって囲繞される領域にウェーハ21を載置する。
ウェーハ載置ステップの後には、ウェーハ21及びフレーム33に粘着テープ11を貼着する粘着テープ貼着ステップを実施する。粘着テープ貼着ステップでは、まず、第1のドライブローラー12及び第2のドライブローラー16を順方向R1に回転させて、粘着テープ11を送り方向D1に送る。
次に、第1のドライブローラー12及び第2のドライブローラー16の回転を停止させて、粘着テープ11をウェーハ21及びフレーム33の上方に位置付ける。また、この状態で、第2のドライブローラー16を順方向R1に回転させるとともに、第1のドライブローラー12を逆方向R2に回転させ、送り方向D1に沿う張力F1を粘着テープ11に付加する。
次に、粘着テープ挟持機構44a,44bを挟持位置に位置付け、粘着テープ挟持機構44a,44bに粘着テープ11を挟持させる。そして、粘着テープ挟持機構44a,44bを離間位置に移動させ、粘着テープ11の送り方向D1に直交するとともに、チャックテーブル22の保持面に平行な方向の張力F2を粘着テープ11に付加する。
その後、チャックテーブル22を待機位置からテープ貼着位置へと移動させ、直交する2方向の張力F1,F2が付加された粘着テープ11を押圧ローラー52で押圧する。これにより、粘着テープ11は、ウェーハ21及びフレーム33に貼着される。
また、テープカッター60を用い、粘着テープ11をフレーム33に対応した円形に切断する。粘着テープ11を切断した後には、チャックテーブル22をテープ貼着位置から待機位置へと移動させる。
上述した粘着テープ貼着ステップの後には、粘着テープ11が貼着されたウェーハ21及びフレーム33を搬出する搬出ステップを実施する。搬出ステップでは、チャックテーブル22をウェーハ載置位置に位置付け、粘着テープ11が貼着されたウェーハ21及びフレーム33をマウンター70外に搬出する。
上述した粘着テープ貼着装置2(又はマウンター70)は、単独で用いられても良いし、ウェーハ21を加工するウェーハ加工システム(クラスタ加工装置)に組み込まれても良い。図8は、粘着テープ貼着装置2(マウンター70)が組み込まれたウェーハ加工システムの構成を模式的に示す平面図である。
図8に示すように、ウェーハ加工システム80は、それぞれ複数のウェーハ21を収容したカセット82を載置する複数のカセット載置機構84を備えている。各カセット載置機構84は、互いに独立して昇降できるように構成されており、各カセット82に収容されたウェーハ21の高さを調整する。なお、ウェーハ21の表面21a側には、保護部材31が貼着されている(図4)。
カセット載置機構84と隣接する位置には、各カセット82からウェーハ21を搬出し、又は、ウェーハ21を各カセット82に搬入するウェーハ搬出入機構86が配置されている。このウェーハ搬出入機構86は、カセット載置機構84の配列方向と平行なガイドレール88に沿って移動する。
ウェーハ搬出入機構86及びガイドレール88と近接する位置には、ウェーハ21の中心位置を合せる位置合わせテーブル90が配置されている。この位置合わせテーブル90は、載置されるウェーハ21の半径方向に移動する複数の位置合わせピンを備えている。
ウェーハ搬出入機構86によってカセット82から搬出されたウェーハ21が位置合わせテーブル90に載置されると、ウェーハ21の中心に向かって複数の位置合わせピンが同時に移動する。これにより、ウェーハ21の中心位置が合わせられる。なお、ウェーハ21は、裏面21b側が上方に露出するように位置合わせテーブル90に載置される。
位置合わせテーブル90と近接する位置には、ウェーハ21を搬送するウェーハ搬送機構92が配置されている。このウェーハ搬送機構92は、ガイドレール88に対して垂直なガイドレール94に沿って移動し、移動経路(搬送経路)に隣接する各種装置にウェーハ21を搬送する。
ウェーハ搬送機構92の移動経路を挟んで位置合わせテーブル90と対面する位置には、ウェーハ21を研削する研削装置96が配置されている。位置合わせテーブル90によって位置合わせされたウェーハ21は、ウェーハ搬送機構92で搬送され、研削装置96で研削される。
ウェーハ搬送機構92の移動経路及び研削装置96と隣接する位置には、ウェーハ21を研磨する研磨装置98が配置されている。研削装置96で研削されたウェーハ21は、ウェーハ搬送機構92で搬送され、研磨装置98で研磨される。
ウェーハ搬送機構92の移動経路及び研磨装置98と隣接する位置には、ウェーハ21を洗浄する洗浄装置100が配置されている。研磨装置98で研磨されたウェーハ21は、ウェーハ搬送機構92で搬送され、洗浄装置100で洗浄される。
ウェーハ搬送機構92の移動経路を挟んで研磨装置98及び洗浄装置100と対面する位置には、本実施の形態に係る粘着テープ貼着装置2(マウンター70)が配置されている。洗浄装置100で洗浄されたウェーハ21は、ウェーハ搬送機構92で搬送され、粘着テープ貼着装置2(マウンター70)のチャックテーブル22に載置される。
ウェーハ搬送機構92の移動経路及び粘着テープ貼着装置2(マウンター70)と隣接する位置には、ウェーハ21に貼着された保護部材31を剥離する剥離装置102が配置されている。
粘着テープ11が貼着されたウェーハ21及びフレーム33は、ウェーハ21の表面21a(図4(A))及びフレーム33の表面33a(図4(B))を上方に位置付けるように上下を反転され、ウェーハ搬送機構92で搬送された後に、剥離装置102で保護部材31を剥離される。保護部材31が剥離されたウェーハ21及びフレーム33は、ウェーハ搬出入機構86等によりカセット82に搬入される。
以上のように、本実施の形態に係る粘着テープ貼着装置2は、送り方向D1に沿った張力F1を粘着テープ11に付加する第1の張力付加機構(第1の張力付加手段)に加え、チャックテーブル22の保持面と平行かつ送り方向D1に直交する方向に張力F2を付加する第2の張力付加機構(第2の張力付加手段)を備えるので、使用される粘着テープ11の大きさに関わらず、貼着時のしわの発生を抑制できる。
上記実施の形態に係る構成、方法などは、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
2 粘着テープ貼着装置
4 基台
6 送り出しローラー(テープ送り出し部)
8 剥離ローラー(シート剥離部)
8a ローラー
8b ローラー
10 剥離シート巻き取りローラー(剥離シート巻き取り部)
12 第1のドライブローラー
14 第1の従動ローラー
16 第2のドライブローラー
18 第2の従動ローラー
20 粘着テープ巻き取りローラー(テープ巻き取り部)
22 チャックテーブル
24 チャックテーブル移動機構(チャックテーブル位置付け手段)
26 シリンダケース
28 ピストンロッド
30a 水平移動機構(挟持部位置付け手段)
30b 水平移動機構(挟持部位置付け手段)
32a シリンダケース
32b シリンダケース
34a ピストンロッド
34b ピストンロッド
36a 移動テーブル
36b 移動テーブル
38a 垂直移動機構
38b 垂直移動機構
40a シリンダケース
40b シリンダケース
42a ピストンロッド
42b ピストンロッド
44a 粘着テープ挟持機構(粘着テープ挟持部)
44b 粘着テープ挟持機構(粘着テープ挟持部)
46a 第1の挟持ブロック
46b 第1の挟持ブロック
48a 第2の挟持ブロック
48b 第2の挟持ブロック
50a ガイド部材
50b ガイド部材
52 押圧ローラー
54 カッターアセンブリ
56 回転軸
58 アーム
60 テープカッター
70 マウンター
72 フレームカセット
74 カセット載置機構
76 フレーム搬出機構
80 ウェーハ加工システム
82 カセット
84 カセット載置機構
86 ウェーハ搬出入機構
88 ガイドレール
90 位置合わせテーブル
92 ウェーハ搬送機構
94 ガイドレール
96 研削装置
98 研磨装置
100 洗浄装置
102 剥離装置
11 粘着テープ
13 剥離シート
21 ウェーハ
21a 表面
21b 裏面
23 デバイス領域
25 外周余剰領域
27 ストリート(分割予定ライン)
29 デバイス
31 保護部材
31a 表面
31b 裏面
33 フレーム(環状フレーム)
33a 表面
33b 裏面
D1 送り方向
F1 張力
F2 張力
R1 順方向
R2 逆方向

Claims (5)

  1. ウェーハと環状フレームとを粘着テープを介して一体とする粘着テープ貼着装置であって、
    ウェーハと環状フレームとを該環状フレームがウェーハを囲繞した状態で保持する保持面を有するチャックテーブルと、
    該環状フレームの直径よりも長い幅を有するとともに粘着面に該粘着面を保護する剥離シートが貼着された粘着テープがロール状に巻かれた状態でセットされ、該剥離シート側が下側になる向きで該粘着テープを送り出すテープ送り出し部と、
    該テープ送り出し部から送り出された該粘着テープから該剥離シートを剥離するシート剥離部と、
    該シート剥離部で剥離された該剥離シートを巻き取る剥離シート巻き取り部と、
    複数のローラーから構成され、該剥離シートが剥離された該粘着テープの該粘着面を、該チャックテーブルの保持面と平行に対向させて位置付けるとともに、該粘着テープの送り方向に沿った張力を該粘着テープに付加する第1の張力付加手段と、
    該チャックテーブルを挟んで該粘着テープの幅方向両側に配設され該粘着テープの外縁部を挟持する一対の粘着テープ挟持部から構成され、該第1の張力付加手段によって張力が付加された該粘着テープに対して、該粘着テープの送り方向に直交するとともに該チャックテーブルの保持面に平行な方向に張力を付加する第2の張力付加手段と、
    該第1の張力付加手段と該第2の張力付加手段とによって直交する2方向に張力が付加された該粘着テープの該粘着面と逆側の面を押圧しながら移動して該粘着テープを該チャックテーブルの保持面に保持されたウェーハと該環状フレームとに貼着する押圧ローラーと、
    ウェーハと該環状フレームとに貼着された該粘着テープを該環状フレームに沿って切断するテープカッターと、
    該テープカッターによってウェーハと該環状フレームとに貼着された部分を切断した後の該粘着テープを巻き取るテープ巻き取り部と、を少なくとも有することを特徴とする粘着テープ貼着装置。
  2. 該チャックテーブルを該保持面に垂直な方向に移動させるチャックテーブル位置付け手段を有し、
    該チャックテーブル位置付け手段は、該押圧ローラーが該粘着テープを該チャックテーブルに保持されたウェーハと該環状フレームとに貼着する前に、該チャックテーブルを該粘着テープ近傍のテープ貼着位置に位置付けるとともに、該粘着テープが該チャックテーブルに保持されたウェーハと該環状フレームとに貼着され、該テープカッターが該粘着テープを該環状フレームに沿って切断した後に、該チャックテーブルを該テープ貼着位置の下方の待機位置に位置付けることを特徴とする請求項1に記載の粘着テープ貼着装置。
  3. 該第1の張力付加手段は、該チャックテーブルと該シート剥離部との間に配設された第1のドライブローラーと、該チャックテーブルと該テープ巻き取り部との間に配設された第2のドライブローラーとを有し、該第1のドライブローラーと該第2のドライブローラーとが互いに順方向に回転する事で該テープ送り出し部から該粘着テープが送り出され、次いで該第1のドライブローラーと該第2のドライブローラーとが停止する事によって該粘着テープの送り出しが停止し、該粘着テープの送り出しが停止した後に該第2のドライブローラーが順方向に回転するとともに該第1のドライブローラーが順方向とは逆の方向に回転する事によって該チャックテーブルの上方において該粘着テープに対して粘着テープの送り方向に沿った張力を付加することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の粘着テープ貼着装置。
  4. 該粘着テープ挟持部は、下面に該粘着テープを挟持する略矩形の挟持面を有する第1の挟持ブロックと、上面に該粘着テープを挟持する略矩形の挟持面を有する第2の挟持ブロックとを有し、
    該第1の挟持ブロックの挟持面の長軸と該第2の挟持ブロックの挟持面の長軸とは、該粘着テープの外縁部と平行に配設され、
    該長軸の長さは、該チャックテーブルに保持された環状フレームの直径よりも長く、該第1のドライブローラーと該第2のドライブローラーとの間の距離よりも短く形成され、
    該第1の挟持ブロックと該第2の挟持ブロックとが相対的に上下に移動することによって該粘着テープを挟持するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の粘着テープ貼着装置。
  5. 該第2の張力付加手段は、該チャックテーブルを挟んで該粘着テープの幅方向両側に配設された一対の該粘着テープ挟持部を、該粘着テープの外縁部を挟持する挟持位置と、該挟持位置から該粘着テープの幅方向外側に離間した離間位置とに位置付ける挟持部位置付け手段を有し、
    該一対の粘着テープ挟持部が、該粘着テープの幅方向両側において該粘着テープの外縁部をそれぞれ挟持した状態で該挟持部位置付け手段が該粘着テープ挟持部を挟持位置から離間位置に向けて移動させる事によって、該粘着テープに対して、該粘着テープの送り方向に直交するとともに該チャックテーブルの該保持面に平行な方向に張力を付加することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の粘着テープ貼着装置。
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