JP2015078712A - 能動型防振装置及びエンジンマウント制御装置 - Google Patents

能動型防振装置及びエンジンマウント制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】エンジン再始動時のエンジン振動を好適に抑制することが可能な能動型防振装置及びエンジンマウント制御装置を提供する。【解決手段】能動型防振装置200の空気管212には、負圧源210と制御弁214との間においてワンウェイバルブ216が設けられる。ワンウェイバルブ216は、エンジンマウント202側から負圧源210側に向けての空気の流入を許容し、負圧源210側からエンジンマウント202側に向けての空気の流入を遮蔽する。【選択図】図2

Description

本発明は、負圧を用いてエンジンマウントの制振特性を切り替える能動型防振装置及びエンジンマウント制御装置に関する。
特許文献1では、自動車の能動型マウントや能動型制振器(加振器)等として用いられる能動型流体封入式防振装置(以下、単に「防振装置」ともいう。)が開示されている([0001])。特許文献1では、防振装置としての自動車用エンジンマウント10においてエンジン振動の周波数に応じた振動抑制が行われる。
すなわち、車両の停車時においてアイドリング振動(中周波振動)が発生する際には、第二の圧力制御弁128により第二の作用空気室118を負圧源82に接続させて、中周波用オリフィス通路66を連通状態とする。これにより、受圧室52と平衡室54の相対的な内圧差が発生し、両室52、54の間でオリフィス通路66を通じての流体流動が生じることで、アイドリング振動を受動的に減衰させる([0039])。
また、車両の走行時には、第一の圧力制御弁84を防振すべき走行こもり音等の高周波振動に対応した周期と位相で切換制御し、大気中と負圧源82に対して第一の作用空気室74を交互に接続させる。この状態で、エンジンシェイク等の低周波振動によって受圧室52に内圧振動が惹起されると、受圧室52と平衡室54の間の相対的な内圧差が発生し、両室52、54の間でオリフィス通路66を通じての流体流動が生じることで、低周波振動を受動的に減衰させる。加えて、第一の作用空気室74が大気中と負圧源82に対して交互に切換接続される状態では、第一の作用空気室74に走行こもり音等の高周波振動に対応した周期の空気圧変動が作用し、加振ゴム68が加振振動する。従って、加振室96に生じた内圧変動が高周波用オリフィス通路98を通じて受圧室52に作用することで、高周波振動を能動的に減衰させる([0040]、[0041])。
なお、負圧源82としては、例えば、自動車の内燃機関におけるエアインテーク部分に発生する負圧を利用した負圧タンクや、内燃機関によって駆動される負圧力発生ポンプ等が採用される([0031])。
特開2003−130124号公報
近年、燃料消費を低減させることを目的に、エンジンをアイドル停止させる技術が用いられている。アイドル停止は、例えば、車両の停止中(車速がゼロであるとき)に用いられる。或いは、エンジンと走行モータを有するハイブリッド車両であれば、モータのみで走行する際にアイドル停止が利用される場合もある。
特許文献1のように、自動車の内燃機関の駆動により発生する負圧を用いる構成では、アイドル停止の後、エンジンを再始動させる場合、エンジン振動(例えば、特許文献1にいうアイドリング振動等の中周波振動)が即座に生じる一方、十分な負圧を発生させるためにはある程度の時間を要することとなる。このため、エンジン再始動時のエンジン振動を十分に抑制できないおそれがある。
本発明は上記のような課題を考慮してなされたものであり、エンジン再始動時のエンジン振動を好適に抑制することが可能な能動型防振装置及びエンジンマウント制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る能動型防振装置は、エンジンの作動に応じて負圧を発生させる負圧源と、前記エンジンを車体に支持すると共に、前記負圧に応じて制振特性を切り替えるエンジンマウントと、前記負圧源と前記エンジンマウントとの間に配置され、前記負圧源からの負圧を前記エンジンマウントに供給する空気管と、前記空気管に設けられ、大気開放状態と開放遮断状態とを切り替える制御弁とを備えるものであって、前記空気管には、前記負圧源と前記制御弁との間においてワンウェイバルブが設けられ、前記ワンウェイバルブは、前記エンジンマウント側から前記負圧源側に向けての空気の流入を許容し、前記負圧源側から前記エンジンマウント側に向けての空気の流入を遮蔽することを特徴とする。
本発明によれば、負圧源とエンジンマウントの間に配置された空気管にはワンウェイバルブが設けられる。そして、ワンウェイバルブにより、エンジンマウント側では負圧状態を維持すること又は負圧の低下を抑制することが可能となる。このため、アイドル停止に伴って負圧源からエンジンマウントへの負圧の供給が中断した後、エンジンが再始動した場合でも、エンジンマウントによる振動抑制を直ちに機能させることが可能となる。
また、ワンウェイバルブは、空気管の中でも負圧源と制御弁との間に配置される。このため、負圧源からエンジンマウントへの負圧の供給が停止した状態において、エンジンマウント側で負圧状態が維持されていたとしても、開放遮断状態から大気開放状態へと制御弁を切り替えることでエンジンマウント側を大気圧に戻すことが可能となる。従って、大気圧状態を要する場面では、負圧状態から大気圧状態へと切り替えて、エンジンマウントの制振特性を迅速に切り替えることが可能となる。
前記エンジンマウントは、前記エンジンが駆動している状態で前記制御弁が閉とされると、前記エンジンの再始動時又はアイドリング時のエンジン振動に対応した第1制振特性となり、前記エンジンが駆動している状態で前記制御弁が開とされると、車両の走行時のエンジン振動に対応した第2制振特性となってもよい。或いは、前記エンジンマウントは、前記エンジンが駆動している状態で前記制御弁が閉とされると、所定の振動周波数を下回るエンジン振動に対応した第1制振特性となり、前記エンジンが駆動している状態で前記制御弁が開とされると、前記所定の振動周波数を上回るエンジン振動に対応した第2制振特性となってもよい。さらに、前記能動型防振装置は、前記制御弁を制御する弁制御部を備え、前記弁制御部は、前記エンジンがアイドル停止状態であると判定した場合、前記制御弁の前記開放遮断状態を維持してもよい。
上記構成によれば、アイドル停止状態では制御弁を閉じて開放遮断状態とすることで、アイドル停止前のエンジン駆動によるエンジンマウントの負圧状態を保持し、第1制振特性とすることができる。このため、アイドル停止からエンジンが再始動する場合には、エンジンマウントを第1制振特性にすることができ、エンジン再始動時に生じる振動伝達を適切に防振することが可能となる。
本発明に係るエンジンマウント制御装置は、エンジンを車体に支持させるエンジンマウントに対して、ワンウェイバルブ及び制御弁を介して負圧源からの負圧を選択的に供給させることで前記エンジンマウントの制振特性を切り替えるものであって、前記エンジンマウント制御装置は、大気開放状態と開放遮断状態との間で前記制御弁を切り替え、前記エンジンがアイドル停止状態であると判定した場合、前記制御弁の前記開放遮断状態を維持することを特徴とする。
本発明によれば、エンジン再始動時のエンジン振動を好適に抑制することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る能動型防振装置を搭載した車両の概略構成図である。 前記能動型防振装置の一部を詳細に示す図である。 エンジンマウントの第1制振特性及び第2制振特性の一例を示す図である。 エンジン振動周波数が低い場合(例えば、アイドル停止後にエンジンを再始動する場合)におけるソレノイドバルブの制御状態である開放遮断状態を示す図である。 前記エンジン振動周波数が高い場合(例えば、前記車両が所定速度以上で走行している場合)における前記ソレノイドバルブの制御状態である大気開放状態を示す図である。 前記実施形態における振動抑制制御のフローチャートである。 前記実施形態と比較例の車体振動を比較した場合の一例を示す図である。
A.一実施形態
1.構成
[1−1.概要]
図1は、本発明の一実施形態に係る能動型防振装置200を搭載した車両10の概略構成図である。図2は、能動型防振装置200の一部を詳細に示す図である。図1に示すように、車両10は、駆動源(原動機)としてエンジン12を有するいわゆるエンジン車両である。後述するように、車両10は、エンジン12に加えて、走行モータを有するいわゆるハイブリッド車両であってもよい。
エンジン12は、その回転軸が車幅方向とされた状態において、エンジンマウント202f、202rを介して車体14に支持されている。後に詳述するように、エンジンマウント202f、202rは、エンジン12からの振動(以下「エンジン振動」ともいう。)を能動的に抑制する能動型防振装置200の一部を構成する。以下では、エンジンマウント202f、202rをエンジンマウント202と総称する。
車両10は、能動型防振装置200に加え、エンジン12の制御に関連するエンジン制御系100と、アクセル開度センサ16とを有する。なお、車両10の基本的な構成要素については、例えば、特許文献1と同様のものを用いることができる。
[1−2.エンジン制御系100]
エンジン制御系100は、エンジン12に関連する構成要素として、クランクセンサ102と、上死点センサ104(以下「TDCセンサ104」ともいう。)と、スタータモータ106と、燃料噴射電子制御装置108(以下「FI ECU108」という。)とを有する。
クランクセンサ102は、図示しないクランクシャフトの回転位置(以下「クランク回転位置θcrk」という。)を検出し、クランク回転位置θcrkを示す信号(クランクパルス信号Scrk)をFI ECU108に出力する。TDCセンサ104は、図示しないエンジンピストンが上死点に来たこと(上死点タイミング)を検出し、上死点タイミングを示す信号(以下「TDCパルス信号Stdc」という。)をFI ECU108に出力する。
スタータモータ106は、エンジン12のモータリングに用いられるモータ(電動機)であり、図示しない低電圧バッテリからの電力に基づいてエンジン12に対して駆動力を伝達する。
FI ECU108は、クランクパルス信号Scrk、TDCパルス信号Stdc等の各種入力信号に基づいてエンジン12を制御する。例えば、FI ECU108は、クランクパルス信号Scrkに基づいてエンジン12の回転数(以下「エンジン回転数Ne」という。)[rpm]を算出して用いる。
本実施形態のFI ECU108は、車両10(エンジン12)のアイドル停止を制御する。また、FI ECU108は、能動型防振装置200の一部を構成するECM電子制御装置204(以下「ECM ECU204」という。)を含む。FI ECU108は、ECM ECU204とは別に、図示しない入出力部、演算部及び記憶部をも有する。ECM ECU204は、FI ECU108とは別個に設けることも可能である。
[1−3.アクセル開度センサ16]
アクセル開度センサ16は、アクセルペダル18の操作量(以下「アクセル開度θa」という。)を検出してFI ECU108に送信する。FI ECU108は、受信したアクセル開度θaに基づいて図示しないスロットル弁の開度(以下「スロットル開度θth」という。)を設定する。換言すると、本実施形態のFI ECU108は、いわゆるスロットル・バイ・ワイヤ方式でエンジン12を制御する。また、FI ECU108は、設定したスロットル開度θthに基づく信号により、ECM ECU204を制御する。
[1−4.能動型防振装置200]
(1−4−1.概要)
能動型防振装置200は、エンジンマウント202f、202r及びECM ECU204に加え、負圧源210、空気管212、ソレノイドバルブ214及びワンウェイバルブ216を有する。
負圧源210は、エンジン12の作動に応じて負圧Pnを発生させる。負圧源210としては、例えば、エンジン12におけるエアインテーク部分に発生する負圧Pnを利用した負圧タンク(図示せず)又はエンジン12によって駆動させる負圧発生ポンプ(図示せず)を用いることができる。
エンジンマウント202f、202rは、車両10の前後方向に互いに離間して配置される。各エンジンマウント202f、202rは、負圧源210からの負圧Pnに応じて制振特性(振動低減特性)を切り替える。エンジンマウント202f、202rの詳細は、後述する。
以下では、エンジンマウント202f、202rを、電気的な制御によりエンジン振動を能動的に抑制するエレクトロニック・コントロール・マウントの意味でECM202f、202rともいう。ECM ECU204における「ECM」もエレクトロニック・コントロール・マウントの意味である。また、ここでの「能動的」との語は、エンジンマウント202f、202rの制振特性をECM ECU204により切り替える点に着目して用いている。
空気管212は、負圧源210とECM202f、202rとの間に配置され、負圧源210からの負圧PnをECM202f、202rに供給する。
ソレノイドバルブ214(制御弁)は、空気管212に設けられ、ECM ECU204からの指令に基づき大気開放状態と開放遮断状態とを切り替える。大気開放状態とは、ソレノイドバルブ214が開き、空気管212の内部が大気とつながっている状態を意味する。開放遮断状態とは、ソレノイドバルブ214が閉じ、空気管212の内部が大気とつながっていない状態を意味する。
ワンウェイバルブ216は、空気管212のうち負圧源210とソレノイドバルブ214との間に設けられる。ワンウェイバルブ216は、ECM202f、202r側から負圧源210側に向けての空気の流入(換言すると、負圧源210からECM202f、202rへの負圧Pnの供給)を許容し、負圧源210側からECM202f、202r側に向けての空気の流入を遮蔽する。
ECM ECU204は、ソレノイドバルブ214を介してエンジンマウント202f、202rの制振特性を制御するものであり、入出力部220、演算部222及び記憶部224を有する。ECM ECU204がソレノイドバルブ214を制御することにより、車体14へのエンジン振動の伝達を抑制するための振動抑制制御を行う。
(1−4−2.エンジンマウント202f、202r)
図2に示すように、エンジンマウント202は、アイドリング振動等の振動を低減するための構成として、エンジン側弾性体230、オリフィス部材232、ダイヤフラム234及びアクチュエータ236を有する。
エンジン側弾性体230は、ECM202においてエンジン12側に配置されたゴム等の素材から構成され、エンジン振動が入力される部位である。エンジン側弾性体230よりも車体14側には、オリフィス部材232が配置される。エンジン側弾性体230及びオリフィス部材232等により受圧室240が形成される。
オリフィス部材232よりも車体14側には、オリフィス流路242を介してダイヤフラム234が配置される。オリフィス部材232及びダイヤフラム234等により平衡室244が形成される。ダイヤフラム234よりも車体14側には、アクチュエータ236が配置される。受圧室240及び平衡室244は、オリフィス部材232に形成されたオリフィス流路242を介して連通される。また、受圧室240及び平衡室244には、水等の非圧縮性流体が密封されている。
アクチュエータ236は、外壁部材250、弾性壁252、押圧金具254及びコイルばね256(付勢部材)を有する。外壁部材250には、空気管212が接続されて、負圧源210からの負圧Pnが導入される負圧導入部258が形成される。また、外壁部材250及び弾性壁252等により、空気室260が形成される。押圧金具254は、弾性壁252に固定され又は弾性壁252と一体化され、付勢部材としてのコイルばね256によりダイヤフラム234側に付勢される。
負圧導入部258を介して空気室260に負圧Pnが導入されると、コイルばね256による付勢力に抗して弾性壁252及び押圧金具254が、図2中、下方に引っ張られると、ダイヤフラム234も一緒に下方に移動する。これにより、オリフィス流路242は、閉となる。この場合、エンジンマウント202は、エンジン12の再始動時又はアイドリング時のエンジン振動に対応した第1制振特性を示す。
一方、空気室260に負圧Pnが供給されず、アクチュエータ236が作動していない場合、弾性壁252及び押圧金具254は、コイルばね256により図2中、上側に押圧される。これに伴い、ダイヤフラム234も一緒に上側に変位する。これにより、オリフィス流路242は、閉となる。この場合、エンジンマウント202は、車両10の走行時のエンジン振動に対応した第2制振特性を示す。
エンジンマウント202の第1制振特性及び第2制振特性については、図3を参照して後述する。
エンジンマウント202f、202rの具体的な構成については、例えば、特許文献1と同様のものを用いることができる。すなわち、特許文献1における中周波数用の構成(中周波用オリフィス通路66、アクチュエータ102等)が、上述した構成に相当する。特許文献1における低周波用及び高周波用の構成を本実施形態のエンジンマウント202に適用することも可能である。
2.エンジン振動抑制のための各種制御
[2−1.制振特性]
図3は、エンジンマウント202の第1制振特性及び第2制振特性の一例を示す図である。図3において、曲線300は、第1制振特性(負圧Pnあり)を示し、曲線302は、第2制振特性(負圧Pnなし)を示す。また、図3において、横軸は、エンジン振動の周波数(以下「エンジン振動周波数f」という。)を示し、縦軸は、エンジンマウント202が実現するばね定数kを示す。
エンジン振動周波数fがf1を下回るとき、第1制振特性(曲線300)の方が第2制振特性(曲線302)よりもばね定数kが低く(左端部分の例外を除く。)、エンジン振動を吸収し易い。一方、エンジン振動周波数fがf1を上回るとき、第2制振特性(曲線302)の方が第1制振特性(曲線300)よりもばね定数kが低く、エンジン振動を吸収し易い。
そこで、本実施形態では、エンジン振動周波数fに応じて第1制振特性(曲線300)と第2制振特性(曲線302)とを切り替えることでエンジンマウント202の制振特性を高める。すなわち、エンジン振動周波数fが低い場合(例えば、アイドル停止後にエンジン12を再始動する場合)、第1制振特性(曲線300)を選択する。また、エンジン振動周波数fが高い場合(例えば、エンジン回転数Neが所定値以上で走行している場合)、第2制振特性(曲線302)を選択する。
[2−2.制振特性を切り替えるための制御]
図4は、エンジン振動周波数fが低い場合(例えば、アイドル停止後にエンジン12を再始動する場合)におけるソレノイドバルブ214の制御状態である開放遮断状態を示す。図5は、エンジン振動周波数fが高い場合(例えば、車両10が所定速度以上で走行している場合)におけるソレノイドバルブ214の制御状態である大気開放状態を示す。
上記のように、第1制振特性(曲線300)は、エンジンマウント202に負圧Pnが供給されてアクチュエータ236が作動している場合に実現される。また、第2制振特性(曲線302)は、エンジンマウント202に負圧Pnが供給されずアクチュエータ236が作動している場合に実現される。
このため、本実施形態では、第1制振特性を実現するためにはソレノイドバルブ214を開放遮断状態とし(図4参照)、第2制振特性を実現するためにはソレノイドバルブ214を大気開放状態とする(図5参照)。
[2−3.アイドル停止に伴う課題の解決手段又は解決方法]
上記のように、本実施形態のアクチュエータ236は、負圧源210からの負圧Pnを用いて作動する。また、負圧源210は、エンジン12が作動することで負圧Pnを生成する。さらに、本実施形態では、FI ECU108が、車両10(エンジン12)のアイドル停止を制御する。アイドル停止した場合、負圧源210は負圧Pnを発生させることができない。
アイドル停止後にエンジン12が再始動した直後において、負圧源210は十分な負圧Pnを発生させることができないが、エンジン振動周波数fとの関係では第1制振特性を用いることが好ましい。
このような課題に対し、本実施形態では、ワンウェイバルブ216を設けることにより解決を図っている。
すなわち、第1制振特性を選択するためには、エンジンマウント202に負圧Pnを供給する必要があるが、エンジン12の再始動直後は、負圧源210が十分な負圧Pnを生成することができない。そこで、アイドル停止に伴って負圧源210が負圧Pnを生成できない場合、ワンウェイバルブ216を用いることで、エンジンマウント202の空気室260に負圧Pnが供給された状態を維持する。
具体的には、エンジン振動周波数fが高い場合(例えば、車両10が所定速度以上で走行している場合)、図5に示すように、ソレノイドバルブ214を大気開放状態とする。これにより、負圧源210が空気管212に負圧Pnを供給している場合でも、負圧Pnは、ソレノイドバルブ214を介して大気中に放出されてしまう。従って、エンジンマウント202には十分な負圧Pnが供給されず、第2制振特性が実現される。
一方、アイドル停止になったこと又はまもなくアイドル停止になることが検出された場合、図4に示すように、ソレノイドバルブ214を開放遮断状態とする。これにより、負圧源210からの負圧Pnがワンウェイバルブ216よりもエンジンマウント202側に供給されると、ワンウェイバルブ216からエンジンマウント202の空気室260の間では負圧Pnが維持される又は負圧Pnの減少が緩やかになる。換言すると、ソレノイドバルブ214が開放遮断状態(図4)である場合に、負圧源210からの負圧Pnによりワンウェイバルブ216よりも負圧源210側に空気が吸引されると、新たな空気がワンウェイバルブ216からエンジンマウント202側に入っていかず、空気室260内は大気圧よりも低い状態に保たれる。従って、エンジンマウント202には十分な負圧Pnが供給されたままとなり、第1制振特性(図3の曲線300)が維持される。
[2−4.具体的な制御]
図6は、本実施形態における振動抑制制御のフローチャートである。ステップS1において、ECM ECU204は、車両10(又はエンジン12)がアイドル停止中であるか否かを判定する。当該判定は、例えば、FI ECU108で生成されるアイドル停止信号Sisを用いて行う。アイドル停止信号Sisは、車両10がアイドル停止中である場合にFI ECU108が生成及び出力する信号である。FI ECU108は、例えば、車両10の停止中(車速がゼロ又は正の所定値であるとき)にアイドル停止とする。或いは、FI ECU108は、アクセル開度θaが所定値(アクセル開度閾値THθa)以下のとき又はアクセル開度θaの時間微分値が所定値以下のときにアイドル停止としてもよい。車両10がアイドル停止中でない場合(S1:NO)、ステップS2に進み、車両10がアイドル停止中である場合(S1:YES)、ステップS4に進む。
ステップS2において、ECM ECU204は、スロットル開度θthを閾値(スロットル開度閾値THθth)と比較してスロットル開度θthが高いか否かを判定する。これにより、運転者が要求する車両10の走行状態が所定の第1走行状態があるか否かを判定する。第1走行状態とは、例えば、車速が所定値以上であり、エンジン振動周波数fがf1(図3)以下又はf1周辺の値以下である状態を意味する。なお、スロットル開度θthに準ずる指標をスロットル開度θthの代わりに用いてもよい。スロットル開度θthに準ずる指標としては、例えば、FI ECU108においてスロットル開度θthに基づいて生成される信号又はアクセル開度θaを用いることができる。
スロットル開度θthが閾値THθth以上でない場合(S2:NO)、ステップS3に進み、スロットル開度θthが閾値THθth以上である場合(S2:YES)、ステップS5に進む。
ステップS3において、ECM ECU204は、エンジン回転数Neを閾値(エンジン回転数閾値THne)と比較してエンジン回転数Neが高いか否かを判定する。これにより、車両10が所定の第2走行状態にあるか否かを判定する。第2走行状態は、例えば、エンジン振動周波数fに基づいて設定され、例えば、第1走行状態と同じ又は第1走行状態に近い状態とすることができる。
なお、ステップS3では、車両10の現在の走行状態を判定している一方、ステップS2では、車両10の現在の走行状態であるか否かではなく、運転者が要求する車両10の走行状態(近い将来の走行状態)を判定している。
ステップS3においてエンジン回転数Neが閾値THne以上でない場合(S3:NO)、ステップS4に進み、エンジン回転数Neが閾値THne以上である場合(S3:YES)、ステップS5に進む。
ステップS1において車両10がアイドル停止中である場合(S1:YES)又はステップS3においてエンジン回転数Neが閾値THne以上でない場合(S3:NO)、ステップS4において、ECM ECU204は、ソレノイドバルブ214を閉にして開放遮断状態(図4)を実現する。
これにより、エンジン12が作動中(アイドル中)であり、負圧源210が負圧Pnを発生させているときには、負圧源210からエンジンマウント202に対して負圧Pnが供給される。従って、アクチュエータ236の弾性壁252及び押圧金具254は、コイルばね256の付勢力に抗して、図2中、下側に引っ張られ、エンジンマウント202の制振特性は、第1制振特性(図3の曲線300)となる。
また、車両10がアイドル停止中であり(又はエンジン12が停止中であり)、負圧源210が負圧Pnを発生させていないときには、負圧源210からエンジンマウント202に対して負圧Pnが供給されない。その一方、ワンウェイバルブ216が存在し且つソレノイドバルブ214が閉であるため、弾性壁252及び押圧金具254は、コイルばね256の付勢力に抗して、図2中、下側に引っ張られた状態を維持する。従って、エンジンマウント202の制振特性は、第1制振特性(図3の曲線300)を維持する。
その結果、ステップS4では、第1制振特性を用いて再始動時又はアイドル時における比較的低周波数の振動を低減することが可能となる。
ステップS2においてスロットル開度θthが閾値THθth以上である場合(S2:YES)又はステップS3においてエンジン回転数Neが閾値THne以上である場合(S3:YES)、ステップS5において、ECM ECU204は、ソレノイドバルブ214を開にして大気開放状態(図5)を実現する。これにより、空気管212及びエンジンマウント202の空気室260は大気開放され、弾性壁252及び押圧金具254は、コイルばね256に付勢されて、図2中、上側に戻る。従って、エンジンマウント202の制振特性は、第2制振特性(図3の曲線302)となる。
その結果、ステップS5では、第2制振特性を用いて走行時における比較的高周波数の振動を低減することが可能となる。
[2−5.比較例との比較]
図7は、本実施形態と比較例の車体14の振動(車体振動)を比較した場合の一例を示す図である。ここでの比較例に係る車両10は、ワンウェイバルブ216を有さず、図6のステップS1の処理を行わないものである。従って、比較例では、アイドル停止時には、スロットル開度θthが高くなく(S2:NO)且つエンジン回転数Neが高くなくなった時点(S3:NO)で、ソレノイドバルブ214を閉とする(図6のS4)。
このように比較例ではアイドル停止時には、ソレノイドバルブ214を閉とすることになるものの、ワンウェイバルブ216を有さない。このため、エンジン回転数Neの低下に伴い、負圧源210が生成する負圧Pnは徐々に小さくなり、最終的に大気圧まで低下する。従って、ソレノイドバルブ214を閉としていても、空気管212の内部は、第1制振特性を実現するのに十分な負圧Pnとはならない。換言すると、エンジン12が作動していない状態では、エンジンマウント202の制振特性は、第2制振特性(図3の曲線302)となる。そして、エンジン12の再始動直後には第2制振特性をそのまま用いることとなり、第1制振特性を用いることができない。
図7の例では、アイドル停止をした後、左端の時点t1においてエンジン12を再始動する。本実施形態では、時点t2付近における比較例の車体振動と比較して、本実施形態の車体振動の方が大幅に低減していることがわかる(図7中の矢印参照)。
3.本実施形態の効果
以上説明したように、本実施形態によれば、負圧源210とエンジンマウント202の間に配置された空気管212にはワンウェイバルブ216が設けられる(図1、図2等)。そして、ワンウェイバルブ216により、エンジンマウント202側では負圧状態を維持すること又は負圧Pnの低下を抑制することが可能となる。このため、アイドル停止に伴って負圧源210からエンジンマウント202への負圧Pnの供給が中断した後、エンジン12が再始動した場合でも、エンジンマウント202による振動抑制を直ちに機能させることが可能となる。
また、ワンウェイバルブ216は、空気管212の中でも負圧源210とソレノイドバルブ214(制御弁)との間に配置される。このため、負圧源210からエンジンマウント202への負圧Pnの供給が停止した状態において、エンジンマウント202側で負圧状態が維持されていたとしても、開放遮断状態から大気開放状態へとソレノイドバルブ214を切り替えることでエンジンマウント202側を大気圧に戻すことが可能となる。従って、第1制振特性から第2制振特性への切替えを要する場面では、負圧状態から大気圧状態へと切り替えて、エンジンマウント202の制振特性を迅速に切り替えることが可能となる。
本実施形態において、エンジンマウント202は、エンジン12が駆動している状態でソレノイドバルブ214が閉とされると、エンジン12の再始動時又はアイドリング時のエンジン振動に対応した第1制振特性(図3の曲線300)となり、エンジン12が駆動している状態でソレノイドバルブ214が開とされると、車両10の走行時のエンジン振動に対応した第2制振特性(図3の曲線302)となる。換言すると、エンジンマウント202は、エンジン12が駆動している状態でソレノイドバルブ214が閉とされると、所定の振動周波数(例えば、図3のf1又はその周辺値)を下回るエンジン振動に対応した第1制振特性となり、エンジン12が駆動している状態でソレノイドバルブ214が開とされると、前記所定の振動周波数を上回るエンジン振動に対応した第2制振特性となる。そして、車両10は、ソレノイドバルブ214を制御するECM ECU204(弁制御部)をさらに備え、ECM ECU204は、エンジン12がアイドル停止状態であると判定した場合(図6のS1:YES)、ソレノイドバルブ214の開放遮断状態を維持する(S4)。
上記構成によれば、アイドル停止状態ではソレノイドバルブ214を閉じることで、アイドル停止直前のエンジン駆動状態におけるエンジンマウント202の負圧状態を保持し、第1制振特性とすることができる。このため、アイドル停止からエンジン12が再始動する場合には、エンジンマウント202を第1制振特性にすることができ、エンジン12の再始動時に生じる振動伝達を適切に防振することが可能となる。
B.変形例
なお、本発明は、上記実施形態に限らず、本明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下の構成を採用することができる。
1.適用対象
上記実施形態では、走行モータを有さないエンジン車両である車両10に能動型防振装置200(ECM ECU204)を適用した。しかしながら、例えば、エンジンマウント202への負圧Pnの供給に着目すれば、エンジン12に加えて走行モータを有するハイブリッド車両である車両10に能動型防振装置200を適用してもよい。或いは、能動型防振装置200の適用対象は、車両10に限らず、エンジン12を備える移動体(船舶や航空機等)に用いることもできる。或いは、能動型防振装置200を、エンジン12を備える製造装置、ロボット又は家電製品に適用してもよい。
2.エンジン12
上記実施形態では、エンジン12は、その回転軸が車幅方向に沿った状態で配置した。しかしながら、例えば、エンジンマウント202への負圧Pnの供給に着目すれば、回転軸が車両10の前後方向に沿うようにエンジン12を配置することも可能である。
上記実施形態では、エンジン12を走行用(車両10の走行駆動力を生成するもの)としたが、例えば、走行モータを駆動力生成手段とする車両10であれば、エンジン12は、図示しない発電機を作動させるためのみに用いられるものであってもよい。
3.能動型防振装置200
[3−1.構成]
上記実施形態では、空気管212に設けられ、大気開放状態と開放遮断状態とを切り替える制御弁としてソレノイドバルブ214を用いた(図1等)。しかしながら、ソレノイドバルブ214の代わりに、その他の制御弁(例えば、空気式又はオイル式アクチュエータ)を用いることも可能である。
上記実施形態では、2つのエンジンマウント202f、202rそれぞれに対応させてワンウェイバルブ216を設けた(図1)。しかしながら、例えば、エンジン12の再始動時には、特に前側のエンジンマウント202fに伝達されるエンジン振動が大きい場合、前側のエンジンマウント202fのみに対応させてワンウェイバルブ216を設け、後ろ側のエンジンマウント202rにはワンウェイバルブ216を設けないことも可能である。
[3−2.制御]
上記実施形態では、車両10又はエンジン12が実際にアイドル停止した後に(図6のS1:YES)、ソレノイドバルブ214を大気開放状態(S5)から開放遮断状態(S4)に切り替えた。しかしながら、例えば、アイドル停止状態であっても、空気室260内を負圧状態に保つ観点からすれば、実際のアイドル停止前にソレノイドバルブ214を大気開放状態(S5)から開放遮断状態(S4)に切り替えることも可能である。そのような場合としては、アイドル停止条件(例えば、車速がv1km/h以下であること)は成立していないが、アイドル停止条件に近似した条件(車速が、v1よりも高いv2km/h以下であること)が成立した場合を用いることができる。
10…車両 12…エンジン
14…車体 200…能動型防振装置
202、202f、202r…エンジンマウント
204…ECM ECU(弁制御部) 210…負圧源
212…空気管 214…ソレノイドバルブ(制御弁)
216…ワンウェイバルブ Pn…負圧

Claims (4)

  1. エンジンの作動に応じて負圧を発生させる負圧源と、
    前記エンジンを車体に支持すると共に、前記負圧に応じて制振特性を切り替えるエンジンマウントと、
    前記負圧源と前記エンジンマウントとの間に配置され、前記負圧源からの負圧を前記エンジンマウントに供給する空気管と、
    前記空気管に設けられ、大気開放状態と開放遮断状態とを切り替える制御弁と
    を備える能動型防振装置であって、
    前記空気管には、前記負圧源と前記制御弁との間においてワンウェイバルブが設けられ、
    前記ワンウェイバルブは、前記エンジンマウント側から前記負圧源側に向けての空気の流入を許容し、前記負圧源側から前記エンジンマウント側に向けての空気の流入を遮蔽する
    ことを特徴とする能動型防振装置。
  2. 請求項1記載の能動型防振装置において、
    前記エンジンマウントは、
    前記エンジンが駆動している状態で前記制御弁が閉とされると、前記エンジンの再始動時又はアイドリング時のエンジン振動に対応した第1制振特性となり、
    前記エンジンが駆動している状態で前記制御弁が開とされると、車両の走行時のエンジン振動に対応した第2制振特性となり、
    前記能動型防振装置は、前記制御弁を制御する弁制御部をさらに備え、
    前記弁制御部は、前記エンジンがアイドル停止状態であると判定した場合、前記制御弁の前記開放遮断状態を維持する
    ことを特徴とする能動型防振装置。
  3. 請求項1記載の能動型防振装置において、
    前記エンジンマウントは、
    前記エンジンが駆動している状態で前記制御弁が閉とされると、所定の振動周波数を下回るエンジン振動に対応した第1制振特性となり、
    前記エンジンが駆動している状態で前記制御弁が開とされると、前記所定の振動周波数を上回るエンジン振動に対応した第2制振特性となり、
    前記能動型防振装置は、前記制御弁を制御する弁制御部をさらに備え、
    前記弁制御部は、前記エンジンがアイドル停止状態であると判定した場合、前記制御弁の前記開放遮断状態を維持する
    ことを特徴とする能動型防振装置。
  4. エンジンを車体に支持させるエンジンマウントに対して、ワンウェイバルブ及び制御弁を介して負圧源からの負圧を選択的に供給させることで前記エンジンマウントの制振特性を切り替えるエンジンマウント制御装置であって、
    前記エンジンマウント制御装置は、
    大気開放状態と開放遮断状態との間で前記制御弁を切り替え、
    前記エンジンがアイドル停止状態であると判定した場合、前記制御弁の前記開放遮断状態を維持する
    ことを特徴とするエンジンマウント制御装置。
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