JP2015077706A - 箔転写用熱転写リボン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、基材層上に離型層、着色層、金属蒸着層および接着層を順次積層してなり、該接着層が該金属蒸着層に隣接する第1の接着層と、該第1の接着層上に形成された第2の接着層を含むことを特徴とする箔転写用熱転写リボンに関する。
【選択図】図1
Description
上記第2の接着層が、フェノール樹脂およびフィラーを含み;
上記フィラーが、カーボンブラック、炭酸カルシウムおよびシリカから成る群から選択され;
上記第1の接着層が、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂およびエチレン‐酢酸ビニル共重合樹脂から成る群から選択される樹脂を主成分とし;
上記基材層の上記離型層と反対側の表面に、更に背面剤層を有する;
ことが望ましい。
(1)離型層、着色層および金属蒸着層
離型層、着色層および金属蒸着層として、基材層(厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム)上に、順に離型層、着色層および金属蒸着層を形成したもの(カタニ産業株式会社製「VC」)を用いた。
離型層:離型剤(シリコーン)、厚さ0.2μm
着色層:着色剤(黄色染料)、バインダー樹脂(アクリル樹脂)、厚さ2μm
金属蒸着層:アルミニウム、厚さ300Å
東洋紡株式会社から商品名「バイロン200」で市販されているポリエステル樹脂および溶剤(MEK)を、アトライターを用いて、室温で120分間混合して溶液を作製した。上記溶液を上記金属蒸着層上にバーコーターを用いて塗布し、90℃で0.5分間乾燥して、厚さ0.6μmを有する第1の接着層を形成した。
フェノール樹脂(DIC株式会社製「フェノライトTD2106」)、カーボンブラック(デグサ社製「スペシャルブラック4」;粒子径25nm)および溶剤(イソプロピルアルコール)を、アトライターを用いて、室温で120分間混合して混合物を作製した。上記混合物を、上記(2)で得られた第1の接着層上にバーコーターを用いて塗布し、100℃で0.5分間乾燥して、厚さ0.7μmを有する第2の接着層を形成した。
背面剤として東亞合成株式会社から商品名「サイマックUS352」で市販されているアクリル‐シリコーン系コーティング剤および溶剤(MEK、トルエン)を、撹拌機を用いて、室温で1分間混合して溶液を作製した。上記溶液を上記基材層の上記離型層と反対側の表面上にバーコーターを用いて塗布し、100℃で0.5分間乾燥して、厚さ0.05μmを有する背面剤層を形成した。
第2の接着層を形成しなかった以外は実施例と同様にして、箔転写用熱転写リボンを作製した。
(1)熱転写性
上記のようにして得られた箔転写用熱転写リボンを、サーマルプリンタ(コニーテック社製)を用いて、被転写体としてポリカーボネート樹脂製携帯電話ケース上に熱転写した。熱転写性として、細かい文字(フォントサイズ6ポイント(9級)2.25mm)の再現性を、余剥離がなく、加熱部分と転写部分が一致していることを目視確認して評価し、転写画像にニチバン社製セロハンテープ(幅24mm)を貼付して転写画像が剥離しないことを確認し、被転写体との接着性を評価した。
上記のようにして得られた転写画像を、クロックメータ(株式会社安田精機製作所製「No416−TMI」)を用いて、JIS L0849に準拠して、摩擦子(スチールボール)を摩擦往復(摺動)距離100mm、摩擦速度1往復/秒で50秒間摩擦し、上記転写画像が擦過していないことを目視確認して耐擦過性を評価した。
上記のようにして形成した転写画像を、上記クロックメータを用いて、JIS L0862に準拠して、エタノールを染み込ませた綿布を摩擦往復(摺動)距離100mm、摩擦速度1往復/秒で10秒間摩擦し、上記転写画像が擦過していないことを目視確認して耐溶剤性を評価した。
基材層上に離型層、着色層、金属蒸着層および接着層を順次積層してなり、接着層を金属蒸着層に隣接する第1の接着層と、上記第1の接着層上に形成された第2の接着層の2層構造とした実施例1の本発明の箔転写用熱転写リボンは、被転写体との接着性に優れ、余剥離がなく、良好な転写性を有し、優れた耐擦過性および優れた耐溶剤性を有することがわかった。
2 … 離型層
3 … 着色層
4 … 金属蒸着層
5 … 第1の接着層
6 … 第2の接着層
7 … 背面剤層
10、20 … 箔転写用熱転写リボン
Claims (5)
- 基材層上に離型層、着色層、金属蒸着層および接着層を順次積層してなり、該接着層が該金属蒸着層に隣接する第1の接着層と、該第1の接着層上に形成された第2の接着層を含むことを特徴とする箔転写用熱転写リボン。
- 前記第2の接着層が、フェノール樹脂およびフィラーを含む請求項1記載の箔転写用熱転写リボン。
- 前記フィラーが、カーボンブラック、炭酸カルシウムおよびシリカから成る群から選択される請求項1または2記載の箔転写用熱転写リボン。
- 前記第1の接着層が、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂およびエチレン‐酢酸ビニル共重合樹脂から成る群から選択される樹脂を主成分とする請求項1〜3のいずれか1項記載の箔転写用熱転写リボン。
- 前記基材層の前記離型層と反対側の表面に、更に背面剤の層を有する請求項1〜4のいずれか1項記載の箔転写用熱転写リボン。
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