JP3056493B2 - 画像形成方法 - Google Patents
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- JP3056493B2 JP3056493B2 JP1073100A JP7310089A JP3056493B2 JP 3056493 B2 JP3056493 B2 JP 3056493B2 JP 1073100 A JP1073100 A JP 1073100A JP 7310089 A JP7310089 A JP 7310089A JP 3056493 B2 JP3056493 B2 JP 3056493B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は加熱により他の基材に再転写可能な層を設け
た被印画体に関する。特に感熱転写方式のプリンタ、タ
イプライタ、ワードプロセッサ等を用いて該再転写可能
な層上にまず感熱転写して得られた転写像を、さらに加
熱により最終的な被転写物上へ転写することのできる被
印画体に関する。
た被印画体に関する。特に感熱転写方式のプリンタ、タ
イプライタ、ワードプロセッサ等を用いて該再転写可能
な層上にまず感熱転写して得られた転写像を、さらに加
熱により最終的な被転写物上へ転写することのできる被
印画体に関する。
従来の技術 近年、感熱転写方式によるプリンタ、タイプライタ、
ワードプロセッサ等の印字、印画装置が開発され、小型
のパーソナル用途のものからビジネス用途のものまで広
く市販されている。感熱転写により印字、印画を行うに
は、熱転写インクリボンを所定の印字用紙に密着させ、
多数の発熱素子を有するサーマルヘッドの所定の発熱素
子を発熱させ、熱転写インクリボンの支持体を介して熱
転写性インク要素を印字用紙に転写する。この方式はワ
ードプロセッサに広く用いられており、メンテナンスが
簡単でカラー化も容易であることから、最も消費者に身
近な出力方法である。また、これに類似の方式として通
電感熱転写方式も実用化されている。
ワードプロセッサ等の印字、印画装置が開発され、小型
のパーソナル用途のものからビジネス用途のものまで広
く市販されている。感熱転写により印字、印画を行うに
は、熱転写インクリボンを所定の印字用紙に密着させ、
多数の発熱素子を有するサーマルヘッドの所定の発熱素
子を発熱させ、熱転写インクリボンの支持体を介して熱
転写性インク要素を印字用紙に転写する。この方式はワ
ードプロセッサに広く用いられており、メンテナンスが
簡単でカラー化も容易であることから、最も消費者に身
近な出力方法である。また、これに類似の方式として通
電感熱転写方式も実用化されている。
さらにプリンタは、単に情報機器としてだけでなく、
他の用途にも用いられつつあり、例えば、コンピュータ
・グラフィックスあるいは家庭用のビデオの画像を紙な
どに出力するカラーハードコピーなどが挙げられる。か
かるコピーは任意の入力画像を選択し、写真と同様記録
保存用に用いられるほか、好みの画像、図柄を出力し、
デザイン分野や個人向のいわゆるオリジナリティーを発
現する分野に展開しつつある。更に、この時出力された
印画体に糊付けを行ったり、あるいはあらかじめ糊付け
された印画体上に出力し、さらにこれを好みの部所に再
貼付し、ファッション的効果を発現することも行われて
いる。従来、布地などのような粗い面を有する貼付部所
に貼付する材料としては、いわゆるホットメルト材料が
用いられており、画像、図柄は既製の予め印刷したもの
が主流を占め、厳密にはユーザーのオリジナリティーが
発揮されているとは言い難い。したがって、従来より汎
用の感熱転写プリンタで簡便にオリジナリティーを発現
しうる材料が待望されている。
他の用途にも用いられつつあり、例えば、コンピュータ
・グラフィックスあるいは家庭用のビデオの画像を紙な
どに出力するカラーハードコピーなどが挙げられる。か
かるコピーは任意の入力画像を選択し、写真と同様記録
保存用に用いられるほか、好みの画像、図柄を出力し、
デザイン分野や個人向のいわゆるオリジナリティーを発
現する分野に展開しつつある。更に、この時出力された
印画体に糊付けを行ったり、あるいはあらかじめ糊付け
された印画体上に出力し、さらにこれを好みの部所に再
貼付し、ファッション的効果を発現することも行われて
いる。従来、布地などのような粗い面を有する貼付部所
に貼付する材料としては、いわゆるホットメルト材料が
用いられており、画像、図柄は既製の予め印刷したもの
が主流を占め、厳密にはユーザーのオリジナリティーが
発揮されているとは言い難い。したがって、従来より汎
用の感熱転写プリンタで簡便にオリジナリティーを発現
しうる材料が待望されている。
課題を解決するための手段 本発明は、熱溶融転写インクリボンを被印画体に密着
させると共に該熱溶融転写インクリボンにサーマルヘッ
ドを接触させて、熱溶融転写性インク要素を被印画体の
再転写層に転写し、ついでこの被印画体を最終被転写体
に熱転写する画像形成方法であって、該被印画体が基材
および該基材上に設けた再転写層からなり、該再転写層
が溶融温度60℃以上250℃未満の熱可塑性樹脂、または
該熱可塑性樹脂および該樹脂100重量部に対して100重量
部未満の接着性向上剤からなる被印画体である画像形成
方法を提供するものである。
させると共に該熱溶融転写インクリボンにサーマルヘッ
ドを接触させて、熱溶融転写性インク要素を被印画体の
再転写層に転写し、ついでこの被印画体を最終被転写体
に熱転写する画像形成方法であって、該被印画体が基材
および該基材上に設けた再転写層からなり、該再転写層
が溶融温度60℃以上250℃未満の熱可塑性樹脂、または
該熱可塑性樹脂および該樹脂100重量部に対して100重量
部未満の接着性向上剤からなる被印画体である画像形成
方法を提供するものである。
前記の加熱により転写可能な層(以下、再転写層とい
う)としては、その溶融温度が60℃以上250℃未満の材
料が採用される。溶融温度は60℃未満であると通常の熱
転写プリンタにより印画した場合再転写層が溶融し、転
写したインクを受容することができなくなり、乱れた印
画物となる。また、被印画体自身の保存性等も低くな
る。特に該再転写層が基材に直接設けられたものである
場合、ブロッキング等を起こすと再生が困難なる。一
方、溶融温度が250℃以上であると最終転写体への印画
物の際転写の際に熱源の能力が不足したり、また支持体
の耐熱性に問題が生ずる等、実用的でない。また、印画
インクの乱れ等も引き起こす。再転写層のさらに好まし
い溶融温度は65〜180℃である。
う)としては、その溶融温度が60℃以上250℃未満の材
料が採用される。溶融温度は60℃未満であると通常の熱
転写プリンタにより印画した場合再転写層が溶融し、転
写したインクを受容することができなくなり、乱れた印
画物となる。また、被印画体自身の保存性等も低くな
る。特に該再転写層が基材に直接設けられたものである
場合、ブロッキング等を起こすと再生が困難なる。一
方、溶融温度が250℃以上であると最終転写体への印画
物の際転写の際に熱源の能力が不足したり、また支持体
の耐熱性に問題が生ずる等、実用的でない。また、印画
インクの乱れ等も引き起こす。再転写層のさらに好まし
い溶融温度は65〜180℃である。
この再転写層の厚みは、3μm以上200μm未満が採
用される。画像、図柄を印画された転写可能な層は、原
則的に印画面側を最終の被転写物に向けて加熱転写され
るものであり、印画面の裏面が最終の表面となる。従っ
て、美的観点からはその層厚は薄い程好ましいが、堅牢
性、再転写時の印画の保持、特に布地等の繊維質粗面等
が主要な被転写体となることから、層厚は3μm以上、
好ましくは5μm以上である。層厚が200μm以上であ
ると印画物の鮮鋭性が低下し、被転写物が布地等の場
合、いわゆる風合いが低下する。従って、層厚は60μm
以下がより望ましい。
用される。画像、図柄を印画された転写可能な層は、原
則的に印画面側を最終の被転写物に向けて加熱転写され
るものであり、印画面の裏面が最終の表面となる。従っ
て、美的観点からはその層厚は薄い程好ましいが、堅牢
性、再転写時の印画の保持、特に布地等の繊維質粗面等
が主要な被転写体となることから、層厚は3μm以上、
好ましくは5μm以上である。層厚が200μm以上であ
ると印画物の鮮鋭性が低下し、被転写物が布地等の場
合、いわゆる風合いが低下する。従って、層厚は60μm
以下がより望ましい。
かかる再転写層として使用される具体的な材料として
は、膜形成性が大きく感熱接着性の大きな熱可塑性樹
脂、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリア
ルキレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビ
ニル、アイオノマー樹脂、アクリル系重合体、エチレン
−エチルアクリレート共重合体、エチレン−アクリル酸
共重合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、ポリビニルエーテル、ポリビニルアセタール、
ポリビニルブチラール、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルピロリドン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリア
ミド、エチルセルロース、ニトロセルロース、酢酸セル
ロース等の繊維系高分子、塩化ゴム、天然ゴム等のゴム
系高分子等の1種または2種以上が組み合わされて用い
られる。
は、膜形成性が大きく感熱接着性の大きな熱可塑性樹
脂、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリア
ルキレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビ
ニル、アイオノマー樹脂、アクリル系重合体、エチレン
−エチルアクリレート共重合体、エチレン−アクリル酸
共重合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、ポリビニルエーテル、ポリビニルアセタール、
ポリビニルブチラール、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルピロリドン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリア
ミド、エチルセルロース、ニトロセルロース、酢酸セル
ロース等の繊維系高分子、塩化ゴム、天然ゴム等のゴム
系高分子等の1種または2種以上が組み合わされて用い
られる。
ここで、最終被転写体への再転写時により大きな接着
性を付与すると共にバインダーの凝集力の調整、あるい
は基材との接着性の向上のため上記熱可塑性樹脂100重
量部に対して100重量部未満の他の樹脂、例えば凝集力
が大きく粘着付与性の樹脂として石油樹脂、ロジン、水
添ロジン、ロジンエステル、ケトン樹脂、フェノール樹
脂等の1種または2種以上等、あるいは融点、溶融粘度
を調節し、熱感度を向上させる熱感度向上剤として植物
系、動物系、鉱物系、石油系ワックス、合成ワックス、
樹脂系ワックス等の1種または2種以上からなるワック
ス類、あるいはリン酸エステル、フタル酸エステル等の
可塑剤類、油脂および/または油剤類、界面活性剤等か
ら選択された1種または2種以上を併用することができ
る。
性を付与すると共にバインダーの凝集力の調整、あるい
は基材との接着性の向上のため上記熱可塑性樹脂100重
量部に対して100重量部未満の他の樹脂、例えば凝集力
が大きく粘着付与性の樹脂として石油樹脂、ロジン、水
添ロジン、ロジンエステル、ケトン樹脂、フェノール樹
脂等の1種または2種以上等、あるいは融点、溶融粘度
を調節し、熱感度を向上させる熱感度向上剤として植物
系、動物系、鉱物系、石油系ワックス、合成ワックス、
樹脂系ワックス等の1種または2種以上からなるワック
ス類、あるいはリン酸エステル、フタル酸エステル等の
可塑剤類、油脂および/または油剤類、界面活性剤等か
ら選択された1種または2種以上を併用することができ
る。
また、このようにして形成される再転写層には、更に
その膜強度を調節したり汚れやブロッキング防止等のた
めに印画物の実用上の鮮鋭性を損なわない範囲でカオリ
ン、タルク、酸化チタン等の充填剤やステアリン酸亜鉛
等の金属石鹸のごとき無機もしくは有機の粉末を配合し
てもよい。
その膜強度を調節したり汚れやブロッキング防止等のた
めに印画物の実用上の鮮鋭性を損なわない範囲でカオリ
ン、タルク、酸化チタン等の充填剤やステアリン酸亜鉛
等の金属石鹸のごとき無機もしくは有機の粉末を配合し
てもよい。
更には、使用者のより一層の創作性を発揮するため、
有色顔料、染料、金属箔等の混在も可能である。
有色顔料、染料、金属箔等の混在も可能である。
本発明組成物は、基材上に公知の手段に従って直接ま
たはアンカー層を介して基材上に塗工あるいはラミネー
トされる。基材に直接塗工あるいはラミネートする場合
は、基材表面を選択することにより被転写物への転写後
の印画表面の状態を変えることが可能となる。
たはアンカー層を介して基材上に塗工あるいはラミネー
トされる。基材に直接塗工あるいはラミネートする場合
は、基材表面を選択することにより被転写物への転写後
の印画表面の状態を変えることが可能となる。
本発明の被印画体に使用される基材は、前記転写層の
組成物の溶融温度より20℃以上高い溶融温度を有し、転
写時の加熱に耐えるものであればいかなるものであって
もよい。再転写後、基材をそのまま保護層とする場合
は、透明な基材が用いられる。
組成物の溶融温度より20℃以上高い溶融温度を有し、転
写時の加熱に耐えるものであればいかなるものであって
もよい。再転写後、基材をそのまま保護層とする場合
は、透明な基材が用いられる。
基材の厚みは、用いられるプリンタの種類により適宜
選択されてよい。すなわち、汎用プリンタを使用する場
合は走行上の制約から再転写層の厚みと基材厚みとの総
厚が制限され、この結果基材厚みは2〜200μmである
のが望ましい。一方、ハンディプリンタのようなタイプ
ではかかる制限はない。典型的な基材としては、ポリエ
ステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレ
ンフィルム、合紙紙、ラミネート紙、その他の耐熱性樹
脂フィルム等が挙げられる。シリコン樹脂等で剥離処理
を行った基材を用いてもよい。
選択されてよい。すなわち、汎用プリンタを使用する場
合は走行上の制約から再転写層の厚みと基材厚みとの総
厚が制限され、この結果基材厚みは2〜200μmである
のが望ましい。一方、ハンディプリンタのようなタイプ
ではかかる制限はない。典型的な基材としては、ポリエ
ステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレ
ンフィルム、合紙紙、ラミネート紙、その他の耐熱性樹
脂フィルム等が挙げられる。シリコン樹脂等で剥離処理
を行った基材を用いてもよい。
再転写後に基材を保護層とする場合は、透明基材と再
転写層とをアンカー層により強固に一体化するのが好ま
しい。この場合、透明基材は保護フィルムとして印画物
の劣化を防ぎ、長期の堅牢性を保持する。このアンカー
層とは公知のプライマー層であってよく、ウレタン系接
着剤、エポキシ系接着剤、ゴム系接着剤等の層を公知の
方法で設ければよい。また、ポリマー類の高温ラミネー
ト処理等を行ってもよい。更に、プライマー層に代えて
基材自身にコロナ処理等を行ってもよく、またプライマ
ー層と併用してもよい。実用上は約150g/20mm巾程度以
上の接着力を有すれば充分である。
転写層とをアンカー層により強固に一体化するのが好ま
しい。この場合、透明基材は保護フィルムとして印画物
の劣化を防ぎ、長期の堅牢性を保持する。このアンカー
層とは公知のプライマー層であってよく、ウレタン系接
着剤、エポキシ系接着剤、ゴム系接着剤等の層を公知の
方法で設ければよい。また、ポリマー類の高温ラミネー
ト処理等を行ってもよい。更に、プライマー層に代えて
基材自身にコロナ処理等を行ってもよく、またプライマ
ー層と併用してもよい。実用上は約150g/20mm巾程度以
上の接着力を有すれば充分である。
実施例 以下に本発明を実施例によりさらに具体的に説明す
る。本発明はこれに限られるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない限り適宜変更してよい。例えば、本発明
はより一層のオリジナリティー発現のため、被転写物と
して粗な面を主な対象とするが、平滑な面へ適用しても
よいことは当然である。
る。本発明はこれに限られるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない限り適宜変更してよい。例えば、本発明
はより一層のオリジナリティー発現のため、被転写物と
して粗な面を主な対象とするが、平滑な面へ適用しても
よいことは当然である。
実施例1a〜4a 第1表に示す溶融温度の異なる各種エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体(EVA)を25μm厚のポリエステルフィル
ム上にダイスを用いて20μm厚みで押出ラミネートし、
A4サイズの大きさに枚葉加工して受像紙を得た。
ニル共重合体(EVA)を25μm厚のポリエステルフィル
ム上にダイスを用いて20μm厚みで押出ラミネートし、
A4サイズの大きさに枚葉加工して受像紙を得た。
市販プリンタ(東芝(株)製 Rupo JW90 F II)を
用い前記受像紙のEVA上にキャラクタ等を印画したとこ
ろ、第1表のような結果を得た。
用い前記受像紙のEVA上にキャラクタ等を印画したとこ
ろ、第1表のような結果を得た。
他に熱可塑性樹脂としてポリエチレン、ポリエステル
等各種の材料、また各社市販の汎用プリンタを試みた
が、いずれも第1表に示すように再転写層の材料が溶融
温度60℃以上でなければ印字が不安定であった。
等各種の材料、また各社市販の汎用プリンタを試みた
が、いずれも第1表に示すように再転写層の材料が溶融
温度60℃以上でなければ印字が不安定であった。
実施例1b〜4b 実施例1a〜4aにおいて、あらかじめポリエステルフィ
ルムにアンカー層としてポリウレタン系接着剤を下塗り
した以外は全く同様にして受像紙を製造した。印字試験
を行ったところ、第1表と同様の結果が得られた。
ルムにアンカー層としてポリウレタン系接着剤を下塗り
した以外は全く同様にして受像紙を製造した。印字試験
を行ったところ、第1表と同様の結果が得られた。
実施例5a ポリイミドフィルム(デュポン社製、カプトン、厚
さ:25μm)上にポリエステルフィルム(東レ(株)
製、ルミラー、溶融温度:250℃、厚さ12μm)を溶融ラ
ミネートし、受像紙を作製した。この受像紙上に実施例
1a〜4aと同様にキャラクタを印字したところ印字は良好
に行われた。得られた画像を紙の上にホットプレス(26
0℃)を用いて加熱再転写したところ、印字の乱れが激
しかった。
さ:25μm)上にポリエステルフィルム(東レ(株)
製、ルミラー、溶融温度:250℃、厚さ12μm)を溶融ラ
ミネートし、受像紙を作製した。この受像紙上に実施例
1a〜4aと同様にキャラクタを印字したところ印字は良好
に行われた。得られた画像を紙の上にホットプレス(26
0℃)を用いて加熱再転写したところ、印字の乱れが激
しかった。
実施例5b 実施例5aにおいて、ポリイミドフィルム基材にアンカ
ー層としてエポキシ系接着剤を下塗り処理した以外は全
く同様にして受像紙を製造した。印字試験を行ったとこ
ろ、同様の結果が得られた。但し、表面となっている基
材は剥離困難で、充分な接着力を示した。
ー層としてエポキシ系接着剤を下塗り処理した以外は全
く同様にして受像紙を製造した。印字試験を行ったとこ
ろ、同様の結果が得られた。但し、表面となっている基
材は剥離困難で、充分な接着力を示した。
実施例6a〜8a 再転写層に前記EVA(酢酸ビニル含有量(以下VAと略
す)14重量%、MI 3.5)を用い、層厚を変えて各受像紙
を作製し、実施例1a〜5aと同様に印字を行った。得られ
た画像を綿の白地Tシャツに160℃にて転写したとこ
ろ、第2表に示す結果を得た。
す)14重量%、MI 3.5)を用い、層厚を変えて各受像紙
を作製し、実施例1a〜5aと同様に印字を行った。得られ
た画像を綿の白地Tシャツに160℃にて転写したとこ
ろ、第2表に示す結果を得た。
実施例6b〜8b 前記実施例6a〜8aと同様にして、層厚を変えて受像紙
を製造した。ただし、基材にはあらかじめ実施例3bと同
様のアンカー層を設けた。得られた受像紙を用いて転写
を行ったところ、第2表と同様の結果が得られた。
を製造した。ただし、基材にはあらかじめ実施例3bと同
様のアンカー層を設けた。得られた受像紙を用いて転写
を行ったところ、第2表と同様の結果が得られた。
実施例9a〜11a 第3表に示すごとく、再転写層に前記EVA(VA 14%、
MI 3.5)を用い、これに溶融転写時の粘度あるいは転写
層の凝集力調整剤として脂肪族飽和炭化水素系レンジを
各種割合にて配合して受像紙を作製し、前記実施例と同
様に印字を行った。この被転写体を用いて綿の白地Tシ
ャツに160℃にて転写したところ第3表のような結果を
得た。
MI 3.5)を用い、これに溶融転写時の粘度あるいは転写
層の凝集力調整剤として脂肪族飽和炭化水素系レンジを
各種割合にて配合して受像紙を作製し、前記実施例と同
様に印字を行った。この被転写体を用いて綿の白地Tシ
ャツに160℃にて転写したところ第3表のような結果を
得た。
実施例9b〜11b 実施例3bと同様のアンカー層を設けた以外前記実施例
9a〜11aと同様にして受像紙を製造した。転写を行った
ところ、第3表と同様の結果が得られた。
9a〜11aと同様にして受像紙を製造した。転写を行った
ところ、第3表と同様の結果が得られた。
発明の効果 本発明の被印画体は市販の熱転写プリンタを用いて好
みの印画を得ることができ、これに加熱により容易に布
地等の繊維質粗面等に再転写し、より一層のオリジナリ
ティーを発現することができる。
みの印画を得ることができ、これに加熱により容易に布
地等の繊維質粗面等に再転写し、より一層のオリジナリ
ティーを発現することができる。
また、透明基材と再転写層との間にアンカー層を設け
ることにより、再転写後、基材を保護層とすることがで
きる。
ることにより、再転写後、基材を保護層とすることがで
きる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−137892(JP,A) 特開 昭62−105689(JP,A) 特開 昭63−128986(JP,A) 特開 昭62−238791(JP,A) 特開 昭62−240588(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】熱溶融転写インクリボンを被印画体に密着
させると共に該熱溶融転写インクリボンにサーマルヘッ
ドを接触させて、熱溶融転写性インク要素を被印画体の
再転写層に転写し、ついでこの被印画体を最終被転写体
に熱転写する画像形成方法であって、該被印画体が基材
および該基材上に設けた再転写層からなり、該再転写層
が溶融温度60℃以上250℃未満の熱可塑性樹脂、または
該熱可塑性樹脂および該樹脂100重量部に対して100重量
部未満の接着性向上剤からなる被印画体である画像形成
方法。 - 【請求項2】再転写層の厚みが3μm以上200μm未満
であり、基材の厚みが2μm以上である前記請求項1記
載の画像形成方法。 - 【請求項3】再転写層が厚さ3μm以上200μm未満を
有し、かつ該再転写層が透明なプラスチックからなる厚
さ2〜200μmの基材上にアンカー層を介して設けられ
た前記請求項1記載の画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1073100A JP3056493B2 (ja) | 1989-03-23 | 1989-03-23 | 画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1073100A JP3056493B2 (ja) | 1989-03-23 | 1989-03-23 | 画像形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02249692A JPH02249692A (ja) | 1990-10-05 |
JP3056493B2 true JP3056493B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=13508569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1073100A Expired - Lifetime JP3056493B2 (ja) | 1989-03-23 | 1989-03-23 | 画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3056493B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102489089B1 (ko) * | 2017-09-20 | 2023-01-16 | 한국전력공사 | 활선 경보 장치 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61270198A (ja) * | 1985-05-24 | 1986-11-29 | 大日本印刷株式会社 | 転写シ−ト |
JP2551408B2 (ja) * | 1986-04-11 | 1996-11-06 | 大日本印刷株式会社 | 物品の装飾方法 |
-
1989
- 1989-03-23 JP JP1073100A patent/JP3056493B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102489089B1 (ko) * | 2017-09-20 | 2023-01-16 | 한국전력공사 | 활선 경보 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH02249692A (ja) | 1990-10-05 |
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