JP2015074029A - スパークプラグの主体金具成形品の製造方法、スパークプラグの主体金具の製造方法、及びスパークプラグの製造方法 - Google Patents

スパークプラグの主体金具成形品の製造方法、スパークプラグの主体金具の製造方法、及びスパークプラグの製造方法 Download PDF

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Abstract

【目的】スパークプラグ用の主体金具が同一ネジ径であれば、第2内側段部である内向突出環状部の先後位置が異なり、又はネジ長が多少異なるとしても、ネジ先に設けられる先端側環状部の外径、及びその先後寸法が同じなら、主体金具成形品を冷間鍛造で成形する際、その先端側環状部の成形に要する金型の種類を少なくできるようにする。【解決手段】先端側環状部32の成形前の、第2内側段部44が成形されている仕掛り成形体30eを、その先端側から、先端側環状部成形部205f、206fを有する金型201fに装填し、パンチ240fの環状先端向き面243fを、その仕掛り成形体30eの内側に後方から押込んで、その環状先端向き面243fにて第2内側段部44を押え込み、成形体30eの先端部を先端側環状部成形部205f、206fに押付けて、先端側環状部32を先方に押出し成形し、この成形工程で主体金具成形品30fを得る。【選択図】 図7

Description

本発明は、エンジンの着火に使用されるスパークプラグの主要構成部品である主体金具の製造仕掛品である主体金具成形品の製造方法、スパークプラグの主体金具の製造方法、及び、この主体金具を用いたスパークプラグの製造方法に関する。
自動車エンジン等の内燃機関の着火に使用される公知のスパークプラグの一例として、図11に示した構造のものが知られている。このスパークプラグ1は、先端側が小径で後端側が大径の異径筒状構造をなす主体金具30と、この内側(中空の軸孔)において包囲される形で収容され、固定された、先端(図11の下端)に中心電極5を突出させた中空軸状(筒状)のセラミック製の絶縁体(筒状碍子または絶縁碍子)21、そして、主体金具30の先端31に、中心電極5の先端とで火花ギャップを形成するように設けられた接地電極51などから構成されている。このようなスパークプラグ1は、主体金具30の先端側の小径の筒状部であるネジ付き円筒部33の外周面に形成されたネジ部(単に「ネジ」ともいう)34を、図示しないエンジンのプラグホール(ねじ穴)に、自身の後端寄り部位に設けられたねじ込み用多角形部37を回してねじ込み、このねじ込み用多角形部37とネジ34との間に位置するフランジ形状部(以下、単にフランジともいう)36をプラグホールの開口端周縁に着座させて取り付けられる。なお、本願において、スパークプラグ1、又はその構成部材である主体金具30等の構成部品及び部位(又は部分)に関して、先端というときは、図11におけるそれらの下端を言い、後端というときはその逆の端(上端)を言うものとする。
図12は、スパークプラグの主体金具(スパークプラグ用の主体金具ともいう)30が、図11のスパークプラグ1に組み付けられる前のものである。この主体金具30は、先端31側のネジ付き円筒部33の先端部に、外周面が、このネジ34の谷径以下の外径で、ネジの無い円筒面をなす環状部(円環状部)であるネジ先をなす、先端側環状部32を、その先端31から後方に向かい、所定の先後長(例えば1〜3mm程度)で備えている(図12の拡大図参照)。また、ネジ付き円筒部33の内周面41には、周方向に沿い内向きに突出する内向突出環状部43を備えている。この内向突出環状部43は、後端側に、自身の内径が先端に向けてテーパー部をなして縮径する第2内側段部44を有しており、この第2内側段部44は、絶縁体21の先端寄りの先端向き面をパッキン60を介して支持するところである(図11の拡大図参照)。また、ネジ付き円筒部34よりも後方には、内径がこのネジ付き円筒部34の内径よりも大きい内周面48を有する胴部39が、内周面において第1内側段部46を介して設けられている。なお、胴部39は、先端側から、フランジ形状部36、ねじ込み用多角形部37、そして、後端には、組み付けにおいてカシメ部をなす薄肉円筒の円環状部(カシメ用環状部)38を備えている。また主体金具30の先端31には、曲げ加工前の接地電極(部材)51が溶接により設けられている。
このような主体金具30は、従来、冷間鍛造工程を経て、図13に示したように、主体金具30に近い形状、構造を有して、内側に絶縁体21を収容可能の軸孔を有して、異径筒状をなす主体金具成形品(主体金具成形体)30fとして成形した後、切削やネジ部(ネジ)34を成形する等の加工を経ることで製造されていた(例えば、特許文献1参照)。本願では、この主体金具成形品30fは、主体金具30に近い形状、構造を有していることから、図12の主体金具30を構成する各部位に対応又は相当する部位には、原則として図12と同じ符号を付すものとするが、両者を区別する必要がある各部位、又は相当する部位には、適宜、別名を用いる。すなわち、胴部39の先端側に配置された、ネジ付き円筒部34をなすところであるネジ形成用円筒部35は「中間筒状部35と」し、この先端側に、これよりも外径が小さく形成された先端側の部位は「先端側環状部32」とする。そして、主体金具成形品30fは、上記した主体金具30の内周面形状に対応して、軸心を貫く軸孔を有しており、その各内周面の内側は、後端側(図示上端側)から先端側に向かい、図13に示したように、大径孔48a、この大径孔より径小となる第1中径孔41a、この第1中径孔より径小となる小径孔43aと、そして、この小径孔より径大となる第2中径孔41bと、を有するものとされている。これについてはさらに後述する。
一方、図14は、従来の冷間鍛造工程により、同図の下右端の主体金具成形品30fとして成形されるまでの各成形体の形状の変化を示したものである。図14に示したものは、丸棒を短く切断してなる出発素材S(図14の上左端)から、順次、成形して主体金具成形品30fとなる成形過程を示している。この成形過程の最終工程で得られた主体金具成形品30fは、その後、必要箇所に切削加工を加えて主体金具切削品とされ、先端に接地電極(部材)を溶接により取り付け、ネジ形成用円筒部である中間筒状部35の外周面にネジを形成する等の加工をすることで、図12に示したような主体金具(完成品)30となる。なお、主体金具によっては、切削加工が加えられる前の主体金具成形品にネジを形成することもある。図11に示したスパークプラグ1は、このように製造された主体金具30の軸孔内に、その後端側から、先端に中心電極5を突出させた絶縁体21を組込み、絶縁体の大径部のうちの先端寄り部位の外周面に設けられた環状先端向き面を、主体金具30の内周面41に設けられた内向突出環状部43の第2内側段部44に、パッキン60を介して当接させ、その状態で、主体金具30の後端部位(カシメ用環状部)38を内側に折り曲げ、かつ先端側に圧縮するカシメ加工をして組付けられる。なお、接地電極51は、その後、曲げ加工されて火花ギャップの設定が行われる。
ところで、上記したように複数の冷間鍛造工程を経て製造される最終的な成形品(主体金具成形品30f)は、図13に示した通り、主体金具30に近い外観を有する異径筒状をなすものである。図13では、上記もしたように、図12に対応又は相当する部位に、原則として図12と同じ符号を付している。この主体金具成形品30fは、主体金具30において、径方向外向きに突出するフランジ形状部36を有する、後方筒部である胴部39を有しており、そして、上記もしたように、この胴部39の先端側には、前記ネジ形成工程においてネジ34が形成される部位である中間筒状部35を備えている。また、この中間筒状部35の先端側には、その先端31から後方に向かう所定範囲の外径が、この中間筒状部35の外径より小さく、主体金具における先端側環状部32を備えている(図13の拡大図参照)。さらに、主体金具の内周面の形状に対応して、この主体金具成形品30fは、上記もしたように、後方から先端に向けて、胴部39の内周面48側空孔をなす大径孔48aと、中間筒状部35の内周面41側空孔をなす第1中径孔41aとの間には、第1内側段部46を有しており、第1中径孔41aと、内向突出環状部43の内周面側空孔をなす小径孔43aとの間には、絶縁体21の支持面をなすところであり、先端に向けて縮径するテーパー部からなる第2内側段部44を有している。
このような主体金具成形品において、中間筒状部35の先端側の先端側環状部32の成形は、従来、図15−1に示した第1工程(鍛造工程)の後の、図15−2に示した第2工程において行われていた。なお、図14の各成形体(1−5)は、図15の各工程(1−5)で成形されたものである。すなわち、図15−1に示したように、第1工程で、出発素材Sから、先端側の外径を、主体金具においてネジ付き円筒部33をなすところの中間筒状部35の外径に近づける絞り成形(円筒部の成形)、及びその先端内径の中空成形をした後、図15−2に示した第2工程において、後端側の拡径成形、及び中空成形を行う時に、第1工程で絞り成形したその円筒部の外周面の先端部(図14−2、図15−2中のP1部を参照)を、中間筒状部35よりも外径が小さい先端側環状部32に対応するように成形していた。すなわち、この第2工程において、中間筒状部35よりも外径が小さい先端側環状部32に対応する成形面を有する金型(図15−2中の金型200)のその成形面に、先端部を同時に押付けることで先端側環状部32に成形していた。そして、この後は、第3工程(図15−3)において、後端側からパンチを打ち込んで、後端部を後方へ押出すと共に、先端側を伸長させて中間筒状部35を得る。そして、第4工程(図15−4)で、多角形部37を成形し、第5工程(図15−5)で、中間筒状部35の内周面に、内周面が小径孔(内向突出環状部)43aを得るため、第4工程(図15−4)で薄肉化された壁を打抜く。これにより、図14−5に示した主体金具成形品30fとなる。なお、このような工程を経る場合には、第3工程において、先端側環状部32における成形圧力の受圧のため、中間筒状部の外周面の先端部をなす先端側環状部32に対応する内周面(図中のP3参照)を有する金型(203)を用いる必要がある。
ところで、スパークプラグ用の主体金具は、同一ネジ径、同一ネジ長のものでは、そのネジ部についての外観、及びその寸法には相違はなく、同じである。しかし、このような主体金具、すなわち、その製造仕掛品である主体金具成形品30fでも、図16の中心縦線の左右に各半断面として示したように、その内周面は、大径孔48aを除き、第1中径孔41a、小径孔43a、そして第2中径孔41bの各先後長、又はその先後位置が異なるものがある。これは、第2内側段部44の先後位置が、スパークプラグに要請される耐熱性等の要求性能等に応じて異なるものとされるため、各孔の先後長又は先後位置が異なることになる。すなわち、同一ネジ径、同一ネジ長のものでも、例えば、過給器付きのエンジンのように燃焼温度が高くなるエンジンに使用されるものでは、過給器付でないエンジンに使用されるものに比べ、この第2内側段部44は、図16の右半断面に示したように、左半断面のものより先端側に設けられる。このように、主体金具における第2内側段部44の先後位置は、同一ネジ径、同一ネジ長のものでも、スパークプラグが受ける熱価に対応して、また、エンジンや車種ごとに対応して少しずつ異なる設定とされている。この結果、例え、同一ネジ径で、同一ネジ長の主体金具であるとしても、その主体金具の品種は多数存在している。しかも、同一ネジ径でも、ネジ長については、その長短が異なる各種のものがある。その上、先端に設けられる「先端側環状部32」の長さ寸法も複数種類ある。したがって、同一ネジ径でも、第2内側段部44の先後位置等の違いを含めると、主体金具の種類は多数に及んでいる。
特開2009−095854号公報
一方、上記した従来の鍛造工程において、同一ネジ径、同一ネジ長の主体金具用の、第2内側段部44の先後位置が異なる主体金具成形品30fを製造する場合のように、「先端側環状部32」の成形を、第2工程で成形する場合には、その第2工程で製造される成形体における先端側の円筒部の長さを、少しずつではあるが異なるものとする必要がある。これは、図16の左右の各半断面に示したように、最終的に成形される主体金具成形品30fにおける中間筒状部35の長さが同じでも、第2内側段部44の先後位置が相違する場合には、その相違に対応して、第2工程において成形材料の流動状態を異なるものとしておく必要があるためである。このため、従来は、同一ネジ径、同一ネジ長でも、第2内側段部44の先後位置が異なる成形体を製造するためには、「先端側環状部32」の成形される第2工程の段階で、成形される先端側の円筒部の長さに応じて異なる成形部(成形面)を有する金型(図15−2中の金型200)を、それぞれ要していた。これにより、その金型(第2工程で用いる金型)は、第2内側段部44の先後位置の相違数に応じた数が必要となっていた。しかも、図15−3に示したように(図15−3中のP3部を参照)、上記鍛造工程では、第3工程の鍛造圧力を、第2工程で成形された「先端側環状部32」でも受圧する必要があることから、第3工程に用いる金型203も、その形状に対応した金型が必要となっていた。
上記したように、同一ネジ径の主体金具でも、ネジ長は、スパークプラグに要求される仕様に応じ、複数の種類がある。さらに、それぞれ異なるネジ長のものにおいて、第2内側段部44の先後位置が異なるものがある。したがって、上記成形工程(第2工程)で、「先端側環状部32」を成形していた従来の冷間鍛造では、少なくとも、ネジ径が同じ主体金具用の成形体の成形においても、そのネジ34の長さ、及び第2内側段部44の先後位置等の相違数に応じた数の金型が必要となる。しかも、前記したように、第3工程においても、「先端側環状部32」の形状に対応した金型が必要となる。したがって、上記従来の鍛造による場合には、金型自体の製造コストのみならず、その管理コスト等の増大を招いていた。
また、同一ネジ径で、同一ネジ長であるとしても、第2内側段部44の先後位置のみ異なる別品種の主体金具成形品の成形に取り掛かる場合においては、その「先端側環状部32」の成形に用いる金型を取り替える必要がある。一方、このような取替えにおいては、金型の位置決めのための微妙な調整を要する煩雑な段取り作業が必要となる。こうしたことから、上記した従来の工程による場合には、主体金具成形品の成形効率(主体金具の製造効率)の低下を招き易く、その製造のみならず、結果としてスパークプラグのコストアップの要因となっていた。
本発明は、従来の主体金具成形品の製造方法におけるかかる如上の問題点に鑑みてなされたもので、同一ネジ径であれば、第2内側段部の先後位置が異なり、また、ネジ長が多少異なる主体金具であるとしても、「先端側環状部」の外径、及びその先後長寸法が同じであれば、主体金具成形品の冷間鍛造工程において、その「先端側環状部」の成形加工に要する金型の種類ないし数を少なくし得るようにし、もって、その製造効率を高めることにある。
請求項1に記載の発明は、内側に絶縁体を収容可能な軸孔と、径方向外向きに突出するフランジ形状部を有する胴部と、該胴部の先端側に配置された中間筒状部と、該中間筒状部の先端側に形成されて前記中間筒状部よりも外径が小さい先端側環状部と、を有するスパークプラグの主体金具成形品の製造方法であって、
(a)金属製の部材を、軸心を貫き、後端側から先端側に向かって、大径孔と、該大径孔より径小となる第1中径孔と、該第1中径孔より径小となる小径孔と、該小径孔より径大となる第2中径孔と、を有する仕掛り成形体を成形する、仕掛り成形体成形工程と、
(b)前記仕掛り成形体成形工程の後において、前記先端側環状部を形成する先端側環状部形成工程と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記仕掛り成形体成形工程において、
前記大径孔と前記第1中径孔との間に第1内側段部を成形し、前記第1中径孔と前記小径孔との間に第2内側段部を成形する工程を含んでおり、
前記先端側環状部形成工程において、
前記中間筒状部が隙間嵌めで装填可能な円筒内周面と、該円筒内周面よりも内径が小さい縮径円筒内周面と、前記円筒内周面と前記縮径円筒内周面との間のテーパー内周面とを有する金型に、前記仕掛り成形体を自身の先端側から装填し、
該仕掛り成形体のうち、前記第1内側段部と前記第2内側段部の少なくとも一方を押え付け可能である環状先端向き面を有するパンチを、前記仕掛り成形体の内側に後端側から押込んで、前記環状先端向き面にて、前記第1内側段部と前記第2内側段部の少なくとも一方を押え込むことによって前記仕掛り成形体を先端側に押し、
該仕掛り成形体における先端部を、前記金型における前記縮径円筒内周面と前記テーパー内周面に押付けることによって前記先端側環状部を冷間鍛造によって成形する工程を含んでいることを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグの主体金具成形品の製造方法である。
請求項3に記載の発明は、前記パンチは、前記第1内側段部と前記第2内側段部の両方を押え込むことによって前記仕掛り成形体を先端側に押すことを特徴とする請求項2に記載のスパークプラグの主体金具成形品の製造方法である。
請求項4に記載の発明は、前記仕掛り成形体成形工程の後において、
前記第1中径孔と前記小径孔との間に第2内側段部を成形する工程と、前記先端側環状部を形成する先端側環状部形成工程と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグの主体金具成形品の製造方法である。
請求項5に記載の発明は、前記仕掛り成形体成形工程において、
前記大径孔と前記第1中径孔との間に第1内側段部を成形し、前記第1中径孔と前記小径孔との間に暫定テーパー部を成形する工程を含んでおり、
前記先端側環状部形成工程において、
前記中間筒状部が隙間嵌めで装填可能な円筒内周面と、該円筒内周面よりも内径が小さい縮径円筒内周面と、前記円筒内周面と前記縮径円筒内周面との間のテーパー内周面とを有する金型に、前記仕掛り成形体を自身の先端側から装填し、
該仕掛り成形体のうち、前記第1内側段部を押え付け可能である環状先端向き面と、前記暫定テーパー部とを押さえ付け可能である小径孔成形面とを有するパンチを、前記仕掛り成形体の内側に後端側から押込んで、
前記環状先端向き面にて前記第1内側段部を押え込むこと、そして、前記小径孔成形面にて前記暫定テーパー部を押え込むことの、少なくとも一方の押え込みによって、前記仕掛り成形体を先端側に押し、
該仕掛り成形体における先端部を、前記金型における前記縮径円筒内周面と前記テーパー内周面に押付けることによって前記先端側環状部を冷間鍛造によって成形するとともに、前記小径孔成形面を前記暫定テーパー部に押付けることによって前記第2内側段部を冷間鍛造によって成形する工程を含んでいることを特徴とする請求項4に記載のスパークプラグの主体金具成形品の製造方法である。
請求項6に記載の発明は、前記仕掛り成形体は、前記小径部における先後方向の寸法が前記主体金具成形品における設計上の寸法より大きく、かつ、前記第1内側段部から前記第2内側段部までの先後方向の寸法が前記主体金具成形品における設計上の寸法より小さいものであり、該両寸法とも、前記先端側環状部を冷間鍛造によって成形する工程において同時に、設計上の寸法に成形することを特徴とする、請求項3〜5のいずれか1項に記載のスパークプラグの主体金具成形品の製造方法である。
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の前記中間筒状部の少なくとも一部に、ネジ部を成形する工程を備えることを特徴とする、スパークプラグの主体金具の製造方法である。
請求項8に記載の発明は、前記絶縁体を請求項7に記載の前記主体金具の内側に収納する工程を備えることを特徴とする、スパークプラグの製造方法である。
前記先端側環状部を成形する工程を含んでいる上記した製造方法にかかる本発明においては、中間筒状部の外径が同じ(ネジが同一のネジ径)であれば、内向突出環状部をなす前記小径孔、又は第2内側段部の先後位置が異なり、また、そのネジ長が多少異なる主体金具成形品であるとしても、先端側環状部の形状、寸法が同じであれば、主体金具成形品の成形工程においてその先端側環状部の成形に要する金型を1種類とすることができる。これにより、金型の数を従来の製造方法に比べて格段に低減することができる。よって、金型の管理のみならず、同一のネジ径で、内向突出環状部をなす前記小径孔、又は第2内側段部の先後位置が異なる、別品種の成形に取り掛かる際においても、多段鍛造機の金型の取替えに伴う、その位置決め調整などの段取り作業の簡易、迅速化が図られる。
前記先端側環状部を形成する先端側環状部形成工程において、前記仕掛り成形体を押え込むための押え込み部位は、前記先端側環状部を成形できさえすればよく、したがって限定されるものではない。というのは、スパークプラグの主体金具は、スパークプラグとして組立てられたときにおいて、エンジンのプラグホールへのねじ込みのためのねじ込み用多角形部や、その組み立てのために後端にカシメ用環状部を備えているのが普通であり、品種によってはそれらの部位において押さえ込むことができるためである。すなわち、品種によっては、ねじ込み用多角形の後端向き面を押え込むこともできるし、カシメ用環状部の後端向き面を押さえ込むこともできるためである。しかし、ねじ込み用多角形部の後端向き面は狭いし、カシメ用環状部の後端向き面は肉が薄く先端側環状部から遠いため、大きい押込み力を要する場合には押込みが不安定となる場合がある。これに対し、請求項2又は3における押し込みにおいては、こうした問題がない。すなわち、前記中間筒状部の先端部の外周面の加工硬化や、各部位における後端向き面の径方向の幅(肉厚相当)を考慮すると、請求項2又は3のようにするのがよい。
請求項2においては、前記パンチにおける前記環状先端向き面にて、前記第1内側段部と前記第2内側段部の少なくとも一方を押え込むことによって前記仕掛り成形体を先端側に押すこことしているため、前記第1内側段部又は前記第2内側段部のいずれかを押え込むことでもよいが、請求項3に記載のように、その両方を押さえ込むのが好ましい。というのは、請求項3に記載のように、その両方を押え込むことによって、前記仕掛り成形体を先端側に押すことにする場合には、押込みの安定が図られるだけでなく、前記第1内側段部から前記第2内側段部までの先後方向の寸法の高精度化が図られる。
なお、請求項2に記載の発明においては、前記パンチにおける前記環状先端向き面にて、前記第1内側段部と前記第2内側段部の少なくとも一方を押え込むことによって前記仕掛り成形体を先端側に押すこことしている。このため、該仕掛り成形体のうち、前記第1内側段部を押え付け可能である環状先端向き面と、前記第2内側段部とを押さえ付け可能である環状先端向き面との少なくとも前後いずれかの環状先端向き面を有するパンチを、前記仕掛り成形体の内側に後端側から押込んで、後方の前記環状先端向き面にて前記第1内側段部を押え込むか、前方の前記環状先端向き面にて前記第2内側段部を押え込むかの、少なくとも一方の押え込みによって、前記仕掛り成形体を先端側に押すこととすればよい。そして、この成形過程では、大きく分けると次のA,Bの2つの成形パターンがある。
A:1つには、押込まれる前記パンチにおける少なくとも前後いずれかの前記環状先端向き面が第1内側段部又は第2内側段部に接触して、該パンチと前記仕掛り成形体が一体となって金型に押付けられ、前記先端側環状部を成形するパターンである。
B:2つには、押込まれる前記パンチにおける前後いずれの前記環状先端向き面とも、第1内側段部又は第2内側段部に接触する前に、該パンチと前記仕掛り成形体が一体となって金型に押付けられて、前記先端側環状部を成形が開始され、その成形途中で、押込まれる前記パンチにおける少なくとも前後いずれかの前記環状先端向き面が、第1内側段部又は第2内側段部に接触して、前記先端側環状部を成形するパターンである。
また、請求項4に記載のように、前記仕掛り成形体成形工程の後において、前記第1中径孔と前記小径孔との間に第2内側段部を成形する工程と、前記先端側環状部を形成する先端側環状部形成工程と、を備えるものとしてもよい。なお、この場合は、請求項5に記載のように、該仕掛り成形体のうち、前記第1内側段部を押え付け可能である環状先端向き面と、前記暫定テーパー部とを押さえ付け可能である小径孔成形面とを有するパンチを、前記仕掛り成形体の内側に後端側から押込んで、前記環状先端向き面にて前記第1内側段部を押え込むこと、そして、前記小径孔成形面にて前記暫定テーパー部を押え込むことの、少なくとも一方の押え込みによって、前記仕掛り成形体を先端側に押すこととすればよい。というのは、この成形過程では、大きく分けると次のA,Bの2つの成形パターンがあるためである。
A:1つには、押込まれる前記パンチにおける前記環状先端向き面が第1内側段部に接触して、該パンチと前記仕掛り成形体が一体となって金型に押付けられる場合である。この場合には、さらに、第1内側段部を押え付けながら、前記先端側環状部を成形するパターンと、又は、前記先端側環状部を成形すると共に、前記パンチにおける前記小径孔成形面が前記暫定テーパ部に接触してこの暫定テーパ部を押さえ込んで前記第2内側段部を成形するパターンとがある。
B:2つには、押込まれる前記パンチにおける前記環状先端向き面が第1内側段部に接触する前に、該パンチと前記仕掛り成形体が一体となって金型に押付けられる場合である。 この場合には、前記パンチにおける前記小径孔成形面が前記暫定テーパ部に接触してこの暫定テーパ部を押さえ込み、前記先端側環状部を成形するパターンと、前記パンチにおける前記小径孔成形面が前記暫定テーパ部に接触してこの暫定テーパ部を押さえ込み、前記先端側環状部を成形すると共に、前記第2内側段部を成形するのを途中まで行い、その途中からパンチにおける前記環状先端向き面が第1内側段部に接触してこの第1内側段部を押えながら、前記先端側環状部の残りの成形を行うか、前記先端側環状部を成形すると共に、前記パンチにおける前記小径孔成形面が前記暫定テーパ部に接触して前記第2内側段部を成形するパターンとがある。
これら成形パターンの違いは、仕掛り成形体における第1内側段部と第2内側段部となるべき部位相互の先後間寸法等の相違等が要因となって生じるものであり、最終的に成形(冷間鍛造)される主体金具成形品、及び、その冷間鍛造に用いる金型の型閉じ状態は同じであることから、本質的な相違ではない。
請求項3〜5のいずれか1項に記載のスパークプラグの主体金具成形品の製造方法においては、請求項6に記載の発明におけるように、前記仕掛り成形体の寸法を設定しておくとよい。このようにしておけば、前記先端側環状部を成形する工程において、前記第1内側段部と前記第2内側段部との先後方向の仕上げ寸法精度も高めることができるためである。
本発明を具体化した実施形態例を説明する図であって、出発素材から各冷間鍛造工程を経て、主体金具成形品に成形されるまでの過程を説明する各成形体(A−F)の中央縦断面図。 図1の成形体仕掛品(A)を成形する第1工程に用いる金型の概略構成を含む、第1工程説明用の模式的な断面図であって、中心縦線の左半断面は押出し成形前、同右半断面は押出し成形後の断面図。 図1の成形体仕掛品(B)を成形する第2工程に用いる金型の概略構成を含む、第2工程説明用の模式的な断面図であって、中心縦線の左半断面は押出し成形前、同右半断面はにおける押出し成形後の断面図。 図1の成形体仕掛品(C)を成形する第3工程に用いる金型の概略構成を含む、第3工程説明用の模式的な断面図であって、中心縦線の左半断面は押出し成形前、同右半断面は押出し成形後の断面図。 図1の成形体仕掛品(D)を成形する第4工程に用いる金型の概略構成を含む、第4工程説明用の模式的な断面図であって、中心縦線の左半断面は押出し成形前、同右半断面は押出し成形後の断面図。 図1の仕掛り成形体(E)を成形する第5工程に用いる金型の概略構成を含む、第5工程説明用の模式的な断面図であって、中心縦線の左半断面は押出し成形前、同右半断面は押出し成形後の断面図。 先端側環状部を備えた図1の主体金具成形品(F)を成形する第6工程(最終成形工程)に用いる金型の概略構成を含む、第6工程説明用の模式的な断面図であって、左側(左図)は押出し成形前の断面図、右側(右図)は押出し成形後の断面図。 上記例における第6工程(最終成形工程)で、先端側環状部を成形するのに、パンチの先端側の環状先端向き面で、仕掛り成形体(E)における第1内側段部を押え込む実施例を説明する、金型の概略構成を含む、第6工程説明用の模式的な断面図であって、左側(左図)は押出し成形前の断面図、右側(右図)は押出し成形後の断面図。 上記例における第6工程(最終成形工程)で、先端側環状部を成形するのに、パンチで仕掛り成形体(E)における第2内側段部と第1内側段部とを押え込む実施例を説明する、金型の概略構成を含む、第6工程説明用の模式的な断面図であって、左側(左図)は押出し成形前の断面図、右側(右図)は押出し成形後の断面図。 仕掛り成形体(E)における小径部における先後方向の寸法L2が主体金具成形品(F)における設計上の寸法L2fより大きく、かつ、該小径部における第2内側段部から第1内側段部までの先後方向の寸法L3が前記主体金具成形品における設計上の寸法L3fより小さい状態を説明する、半断面比較図。 従来のスパークプラグの1例を示す縦断面図。 図11のスパークプラグに用いられている組付け前の主体金具の縦断面図。 図12の主体金具の切削加工前の主体金具成形品の半断面図。 図13の主体金具成形品が、出発素材から各冷間鍛造工程で成形されて、主体金具成形品として成形されるまでの各工程における成形体(仕掛品)の中央縦断面図。 図13の主体金具成形品を成形する、第1工程〜第5工程に用いる金型の概略構成を含む成形工程説明用の模式的な断面図。 主体金具成形品において、ネジ径、ネジ長(中間筒状部の長さ)が同じでも、第2内側段部の先後位置が異なるものの一例の説明用の半断面比較図。
本発明に係る、スパークプラグの主体金具成形品の製造方法(冷間鍛造方法)を具体化した実施の形態例(第1形態例)について、図1〜図7を参照しながら詳細に説明する。ただし、本形態例で製造される主体金具成形品は、図13に示した主体金具成形品30fと実質的に同じであるため、それ自体の説明は省略する。また、本例では図1に示したように、AからFの順の6工程で、主体金具成形品30fが成形(製造)されるものとする。以下、図1を参照しながら、第6工程(最終鍛造工程)において主体金具成形品(第6工程成形体)30fが成形される工程(本発明の先端側環状部形成工程)までの各工程(第1工程から第6工程)について、工程順に説明する。なお、第1工程から第5工程(本発明の仕掛り成形体成形工程)を説明する、図2〜図6は、いずれもその中心線(中心縦線)の左側が、その工程で成形される前の素材(仕掛り成形体)形状の半断面を示し、右側がその工程において成形された後の成形体(成形品)の半断面を示している。また、図2〜図7に示した断面図において、上下の主要な金型(ダイ、パンチ等)以外の金型は、適宜、ハッチングを省略している。図1〜図7に示した成形体のうち、図12、図13の主体金具(又は主体金具成形品)における各部位に対応又は相当する部位には、原則として、図12、図13におけるのと同じ符号を付している。
本形態例における各工程の詳細はこの後に述べるが、本形態では、図1に示したように、出発素材(円柱体)から、順次、成形を加えて、図2〜図6に示したように、第1工程〜第5工程に示した冷間鍛造工程(仕掛り成形体成形工程)を経ることで、主体金具成形品として成形される直前の素材をなす仕掛り成形体(第5工程成形体)30e(図1−E参照)を成形する。すなわち、ネジ形成用円筒部をなす中間筒状部35の先端側に、先端側環状部32が成形される前の仕掛り成形体30eを成形する。そして、この仕掛り成形体30eを、図7の左図に示したように金型(下型)に装填して仕掛け、図7の右図に示したように、上からパンチ240fを押込む。こうすることで、その先端側環状部形成工程において、ネジ形成用円筒部をなす中間筒状部35の先端側に先端側環状部32が成形された主体金具成形品(第6工程成形体)30fとしている(図1−F参照)。なお、第6工程に用いる金型(下型)200fは、主体金具成形品30fにおいて中間筒状部35とその先端側において先端側環状部32となるように形成されている筒状部(円筒状部)35eを略隙間なく、隙間嵌めで装填し得る円筒内周面203fを有する円形穴を有すると共に、その円形穴の下端において、これと同心で、内周面が先端側環状部32の外周面を成形するために、下方に向けて先すぼまりのテーパー内周面(後端向き円環状面)205fを介し、縮径円筒内周面206fを有する円形穴を有している。この縮径円筒内周面206fは、その内径が先端側環状部32の外径と同じに設定されている。
すなわち、本例では、図1のFに示した主体金具成形品30fを成形する前の、図1のEに示したように、主体金具成形品30fにおいて中間筒状部35と先端側環状部32となるべく部位である筒状部35eを有する仕掛り成形体30e(第5工程成形体30e)を成形しておく。そして、この仕掛り成形体30eを、図7に示した金型200fである、筒状部35eが隙間嵌めで装填可能の円筒内周面203f、テーパー内周面205f、及び、内径が、先端側環状部32の外径に縮径されてなる縮径円筒内周面206fとからなる先端側環状部成形面を有する金型(下型)200fに、その先端側から装填する(図7の左図参照)。そして、本例では、仕掛り成形体30eのうち、第2内側段部44を押え付け可能の環状先端向き面243fを有するパンチ(上型)240fを(図7の左図参照)、仕掛り成形体30eの内側に後方(図7の上方)から押込む。この押込みにより、環状先端向き面243fにて、仕掛り成形体30eの第2内側段部44を押え込む。これによって、この仕掛り成形体30eを先端側(先方)に押し、この仕掛り成形体30eにおける筒状部35eの先端部(図7下端部)を、金型における先端側環状部成形面をなす、テーパー内周面205f、及び、縮径円筒内周面206fとに押付ける。この押付けによって、先端側環状部32を先方に押出し成形することで、(図7の右図の拡大図参照)、中間筒状部35の先端側に先端側環状部32が成形され、図1のFに示した主体金具成形品30fとしている。以下、第1工程〜第5工程の仕掛り成形体成形工程(冷間鍛造工程)、及び第6工程の先端側環状部形成工程について、順次、詳細に説明する。
(第1工程)
図2に示したように、第1工程用の金型(ダイ)200aに設けられた、図示下方が小径で、上方が大径の異径円形穴(空孔)203a内に、その上方から完成品に対応して材料取、切断された円柱状の素材(円柱体)Sを装填する(図2の中心縦線(中心線ともいう)の左側参照)。ここで、下方の小径の円形穴205aの内径は、図13に示した主体金具成形品30fの中間筒状部35の外径より若干小さめであり、大径の円形穴203aの内径は、図13に示した主体金具成形品30fの薄肉のカシメ用円環状部38の外径と略同じである。この装填後、小径の円形穴205aに下から内挿配置された支持用円柱パンチ(ピン)220aと、スリーブ240aと、素材Sの上から打ち込まれる円軸状のパンチ250aで、その素材Sを両端面間で圧縮する。こうすることで、図2の中心線の右側に示したように、後端側が大径部39aをなし、その先方に、先細りテーパ部を介して小径部35aが押出し成形された、第1工程成形体(異径円柱状成形体)30aが成形される(図1−A,図2参照)。この第1工程成形体30aは、先後の各端面の中央に凹部が形成されたものとされている。なお、この成形後はパンチ250aを抜き、支持用円柱パンチ(ピン)220aを連動してノックアウトして第1工程成形体30aを取り出す。以下、各工程において、金型を同軸で上下動することや、素材(仕掛品)を支持する支持用パンチやノックアウトピン(又はノックアウト用スリーブ)の駆動(上下動)や、成形体の取り出し等は従来公知の事項であるため、その説明を省略する。
(第2工程)
第2工程について図3に基づいて説明する。第2工程において、図示下方の金型200bは、第1工程成形体30aにおけるその小径部35aの外周面を拘束可能の円形穴203bを有する第1下型201bと、この円形穴と同心の円形穴を有して、この第1下型の上に配置固定された第2下型202bとから組立構成されている。第2下型202bの円形穴207bは、図13に示した主体金具成形品30fのフランジ36における外周面の円形と略同一の内径を内周面として形成されている。そして、この金型200bにおける円形穴203bには、下から支持用円柱ピン220b,及び円形スリーブ270bが内挿配置されている。
一方、この金型(下型)200bの図示上には、第1工程成形体30aにおけるその大径部39aの後端面に、底のある円形穴をあけるための穴あけ用パンチ240bが、円形穴203b、207bと同心(同軸)で配置されている。この穴あけ用パンチ240bは、主体金具成形品30fにおける後端の薄肉のカシメ用円環状部38、及びフランジ36を含む胴部39の、相対的に大径をなす内周面成形用のものである。したがって、その外径は、主体金具成形品30fのその胴部39の内周面48、すなわち、大径孔48aの内径と略同一とされ、横断面が円形とされている。ただし、穴あけ用パンチ240bにおける前端部は相対的に細く、主体金具成形品30fにおける中間部位の内周面に第1内側段部46が予備成形されるように段付き異径に形成されている。
他方、この穴あけ用パンチ240bには、その外径より内径が大きい押出し用スリーブ(円管)250bが、スペーサ(円管)260bを介し、同軸(同心)にて外嵌めされている。このスペーサ(円管)260bにより、押出し用スリーブ250bの前端寄り部位が、穴あけ用パンチ240bに対し、周方向において一定の間隔(円筒状空隙)が保持されている。この間隔(円筒状空隙)は薄肉のカシメ用円環状部38が押出されるところであり、スペーサ(円管)260bの前端には、本例では常にこの間隔(円筒状空隙)が保持されるように設定されている。また、押出し用スリーブ250bは内周面が円形で、その内径は、第1工程成形体30aの大径部39aの外径より微量大きく、図13に示した主体金具成形品30fにおける薄肉のカシメ用円環状部38の外径と略同径とされ、外径は金型200bにおける円形穴207bに隙間嵌めで入り込み可能の円形をなしている。この押出し用スリーブ250bは、穴あけ用パンチ240bに連動して、或いは穴あけ用パンチ240bとは別に上下動させ得るように設けられており、その先端寄り部位の内周面と、打ち込んだ穴あけ用パンチ240bの外周面との間に、薄肉のカシメ用円環状部38を後方押出しで成形し得るように構成されている。
この第2工程においては、金型200bの円形穴203bに、図3の中心線の左側に示したように、第1工程成形体30aの小径部35aを内挿し、装填する。その装填後、円形穴203bに、下から内挿配置された支持用円柱ピン220b,スリーブ270bと、上から打ち込まれる上記した穴あけ用パンチ240bと、押出しスリーブ250bによって、第1工程成形体30aを圧縮する。詳しくは、押出しスリーブ250bを適量下げて、第1工程成形体30aの大径部39aの上端寄り部位を包囲した状態としておき、第1工程成形体30aにおける大径部39aの後端面に、穴あけ用パンチ240bを所定ストローク打ち込む。これにより、図3の中心線の右側に示したように、その後端面に、胴部39の内周面48の内径(大径孔48a)と略同径の底のある穴が所定深さであけられる。また、このとき、第1内側段部46が予備成形される。そして、その打ち込み終了時においては、押出し用スリーブ250bの前端寄り部位の内周面と、該穴あけ用パンチ240bの外周面との間に、薄肉のカシメ用円環状部38が押出し成形される(図3の中心線の右側参照)。かくして、後端に薄肉のカシメ用円環状部38を備えた第2工程成形体30bが得られる(図1−B参照)。
(第3工程)
第3工程について図4に基づいて説明する。第3工程においては、第2工程成形体30bとして成形された円筒部(小径部35a、大径部39a)を伸長させる工程である。第3工程において使用する金型は、図4に示したように、下型をなす金型、及び穴あけ用パンチ等である。すなわち、図示下方の金型(下型)200cは、第2工程成形体30bにおけるその小径部35aの外周面を拘束可能の円形穴203cを有する第1下型201cと、この円形穴と同心の円形穴207cを有して、この第1下型の上に配置固定された第2下型202cとから組立構成されている。第2下型の円形穴207cは、第2工程成形体30bにおけるその大径部39aの外周面を拘束可能のものである。また、この金型200cにおける円形穴203cには、下から支持用円柱ピン220c,及び円形スリーブ270cが第2工程におけるものと同様にして内挿配置されている。したがって、下型200cは、第2工程に用いたもの類似の構造のものである。ただし、第2下型202cの高さ(先後長)は、第2工程に用いたものより大きく設定されている。
一方、この金型200cの図示上には、第2工程成形体30bにおけるその大径部39aにあけられた大径孔48aのうち、第1内側段部46よりも先端側に向けて、すなわち、主体金具成形品における中間筒状部35の内周面41をなす第1中径孔41aを形成する深穴あけをすると同時に、中間筒状部35を得るように小径部35aを伸張する(先方押出しする)ための深穴あけ用パンチ240cが、円形穴203c、207cと同心(同軸)で、ガイドスリーブ250cに包囲されて配置されている。この穴あけ用パンチ240cは、主体金具成形品30fにおける胴部39と、中間筒状部35の第1中径孔41aを形成するためのものであるから、先端側は、中間筒状部35の内径と同じで、これに続く後方は、第1内側段部46の成形面(環状の段付き面)を介して、胴部39の内径と略同じとされている。なお、先端には小径部が設けられている。しかして、円形穴203c、207cに、第2工程成形体30bを図4の中心線の左側に示したように、内挿し、装填する。そして、この深穴あけ用パンチ240cを、第2工程成形体30bにおける後端側の中空部の底面に打ち込み、所定ストローク押し下げ、その先端と、下型の支持用円柱ピン220cの先端との間で圧縮しつつ、中間筒状部35となるべき筒状部35cを先方押出して伸張させる。また、胴部39は後方に押出されて伸張成形される。これにより、第3工程成形体30cが成形される(図1−C参照)。なお、深穴あけ用パンチ240cの押込みストロークは、筒状部35cの内周面41のうち、主体金具成形品における小径孔43aに相当する部位に、所定の厚さの底壁Kが残存成形されるように設定される。
(第4工程)
第4工程について図5に基づいて説明する。第4工程においては、第3工程成形体30cの胴部39の外周面に、主体金具成形品30fにおける多角形部37を成形する工程である。この第4工程において使用する金型(下型)は、図5に示したように、中間筒状部35となるべき、筒状部35cを微小の隙間嵌めで内挿し得る内周面の円形穴203dを有すると共に、この円形穴203dに、第3工程成形体30cにおける筒状部35cを内挿したとき、第3工程成形体30cにおける筒状部35cの後端において先端を向く環状面を、上端である前端において支持可能の支持面205dを有する円筒状支持体200dと、この円筒状支持体200dの内周面において、筒状部35cの先端(図示下端)を、上端(前端)で支持可能に配置された円柱体210dとからなっている。
一方、上型は、第3工程成形体30cの後端側から、その内部に、先端が底壁Kから離間するが、第3工程成形体30cの内周面48とは略隙間なく挿入可能に配置された、先端が異径で円柱状をなす内周面支持型240dと、この内周面支持型240dと同軸配置で、上からの押し込みによって、第3工程成形体30cにおいて成形された成形途中の胴部39の外周面に多角形部37を成形可能の内周面(多角形成形面)223dを有する多角形成形型220dとからなっている。この多角形成形型220dの内周面は、先端側が、第3工程成形体30cの大径部を略隙間なく包囲可能の円形とされ、その後端に続く後方部位の所定範囲が、横断面において、主体金具成形品30fにおける多角形部37の輪郭に一致する内周面223dを有するものとされている。なおこの成形において多角形成形型220dは、薄肉のカシメ用円環状部38に干渉しないように、内周面支持型240dに、カラースリーブ250dを介して同軸配置で設けられている。
これにより、円筒状支持体(下型)200dに、第3工程成形体30cを、筒状部35c側から装填する。そして、内周面支持型(上型)240dを所定ストローク押し下げ、その状態の下で、多角形成形型220dを所定ストローク押し下げる。これにより、第3工程成形体30cにおける胴部39の外周面には、その先後の所定部位が多角形部37として押出し成形され、第4工程成形体30d(図1−D参照)となる。
(第5工程)
第5工程は、図6に示すように、第4工程成形体30dにおいて残存する深穴底の底壁Kを打抜きパンチで打抜く工程である。すなわち、その筒状部35dを挿入可能の円形穴203eを有する金型200e、及び、この円形穴内に、筒状部35dの先端を、支持可能の円柱体220eを同軸で挿入配置しておく。そして、図6の左図に示したように、その円形穴203e内に、第4工程成形体30dの筒状部35dを挿入し、この状態の下で、図6の右図に示したように、上から円柱状をなす、底壁打抜きパンチ240eでその底壁Kを打抜く。かくして、先後に貫通した第5工程成形体30eを得ることができる(図1−E参照)。この打抜きにより、底壁Kがせん断された内周面が、小径孔43aにおける内周面43となるが、この小径孔43aより先端側の内径は、この小径孔43aの内径より大きい第2中径孔41bとなる。これにより、小径孔43aにおける内周面43は、内向きに突出する内向突出環状部となり、第1中径孔41aと小径孔43aとの間に第2内側段部44が形成されると共に、小径孔43aと第2中径孔41bとの間には、先端側を向く環状の段部45が形成される。このように打抜かれ、中間筒状部35となるべき筒状部35eが成形されることにより第5工程成形体(本発明の「仕掛り成形体」に相当)30eとなり、これに、次工程(第6工程)において先端側環状部32が成形されることにより、主体金具成形品30fとなる。
(第6工程)
第6工程(最終冷間鍛造工程)において用いる金型について図7に基づいて説明する。上記もしたように、下型200fは、上下2つの金型201f,202fからなる。このうち、下方の第1下型201fには、第5工程成形体30eの筒状部35eを、隙間嵌めで装填可能の円筒内周面203fを有する円形穴が設けられている。そして、その下方には、これと同心で、内周面が先端側環状部32の外周面を成形するように、この円筒内周面203fにおいて、先すぼまりのテーパー内周面205fを介して、内径が、先端側環状部32の外径に縮径されてなる縮径円筒内周面206fとを有している。この円筒内周面203f、テーパー内周面205f、及び縮径円筒内周面206fにより、先端側環状部成形面を形成している。また、この第1下型201fの円形穴には、同軸で下から、筒状部35eの内周面41のうち、小径孔43aより先端側の第2中径孔41bに隙間なく挿入され、その内周面を外周面で拘束すると共に、上端が小径孔43aの先端側を向く段部45に当接する円柱体220fが装填、配置されている。そして、この円柱体220fを包囲し、第6工程において、先端側環状部32を押出し成形した後で、これをキックアウトするためのスリーブ270fが配置されている。なお、下方の第1下型201fの上面210fには、第5工程成形体30eにおけるフランジ36を隙間嵌めで受け入れ得る円形穴207fを、円筒内周面203fをなす円形穴と同心で有する第2下型202fが配置されている。
一方、下型200fの上には、円形穴207fと同心で、第5工程成形体(仕掛り成形体)30eの内側に後端側から入り込み、小径孔43aの第2内側段部44を押え付け可能の環状先端向き面243fを有するパンチ(先端側環状部形成用パンチ)240fが配置されている。このパンチ240fにおける、環状先端向き面243fより先端(下端)寄り部位244fは、外径が、小径孔43aの内周面に嵌り込む小径部をなし、それより後方の円軸部位245fは、筒状部35eの第1中径孔41aに略隙間なく嵌り込む外径を有している。
この第6工程においては、仕掛り成形体30eを、図7の左図に示したように、その筒状部35eが下方の第1下型201fの円筒内周面203fに嵌り込むように装填する。そして、パンチ(先端側環状部形成用パンチ)240fを、仕掛り成形体30eの内側に押込んで、その環状先端向き面243fにて、小径孔43aの第2内側段部44を押え込む(図7の拡大図の右図参照)。これによって、図7の右図に示したように、この仕掛り成形体30eを先方に押し、筒状部35eの先端側の外周面を、金型(第1下型201f)におけるテーパー内周面205f等からなる先端側環状部成形面に押付ける(図7の拡大図の中図参照)。この押付けによって、先端側環状部32は、先方(図7の下方)に押出し成形される。かくして、仕掛り成形体30eは、主体金具成形品30fとなる。すなわち、その中間筒状部35eの先端側に先端側環状部32が成形されてなる(図1のFの拡大図参照)、図16に示したような所望とする主体金具成形品30fが冷間鍛造によって成形される。
なお、先端側環状部32の先後長は、パンチ(先端側環状部形成用パンチ)240fの押込み量(ストローク)により決まるから、パンチ240fの押込み量は、設定される先端側環状部32の先後長に応じて、その押込み量を決めればよい。また、この押し込みにおいて、パンチ240fの先端が、下型201fの円形穴に装填、配置されている円柱体220fの前端にて止められることで、そのストロークを設定するものとしてもよい。すなわち、パンチ240fの押込みにより、筒状部35eの先端部を先方に押して、先端側環状部32を形成したとき、そのパンチ240fの下端が、下型200fに装填、配置された円柱体220fの前端に当る設定としておいてもよい。
以上、詳述したように本例では、中間筒状部35の先端側の先端側環状部32を、主体金具成形品が成形される冷間鍛造の最終工程で成形される。このため、中間筒状部35の外周面に形成されるネジ34が同一のネジ径であれば、第2内側段部44の先後位置が異なり、また、そのネジ長が多少異なる主体金具であるとしても、先端側環状部32の形状、寸法が同じであれば、主体金具成形品として成形される工程においてその先端側環状部32の成形に要する金型(第1下型201f)を1種類とすることができる。これにより、金型の数を従来の製造方法に比べて格段と低減することができるから、主体金具成形品30fの低コスト化が図られる。なお、ネジ長が多少異なる主体金具であるとしても適用できるのは、図7からも明らかである。すなわち、先端側環状部32が成形された主体金具成形品30fにおいては、その成形時において、フランジ36の先端向き面が、第1下型201fの上面との間で間隔Sを設けることができるためである(図7の右図参照)。
そして、このようにして成形された主体金具成形品30f、又はこの主体金具成形品30fに切削加工を加えた主体金具切削品のどちらかにおいて、接地電極を溶接すると共に、中間筒状部自身の外周面の少なくとも一部にネジ(ネジ部)34を成形(転造等により形成)することで、図12に示した主体金具30となる。かくては、この主体金具の内側に、中心電極等を含む絶縁体等を収容することで、図11に示したようなスパークプラグ1を製造することができるが、このような主体金具30を用いることにより、その低コスト化が図られる。
上記形態例では、仕掛り成形体30eの内側に後方から押込むパンチ(先端側環状部形成用パンチ)240fに設けられた環状先端向き面243にて、仕掛り成形体30eの第2内側段部44を押え込むことによって、この仕掛り成形体30eを先方に押すことで、筒状部35eの先端部を、金型201fのテーパー内周面205fに押付けていた。すなわち、この押付け法によって先端側環状部32を成形した場合を例示したが、本発明では、上記もしたように、仕掛り成形体30eを押え込む部位はこの第2内側段部44に限定されるものではない。例えば、上記例における第6工程(最終成形工程)で、先端側環状部32を成形するのに、仕掛り成形体30eにおける第1内側段部46を押え込むことのできる環状先端向き面を備えたパンチを用いてもよい。これについては、この後で説明する。また、第2内側段部44と共に第1内側段部46を押え込むことによって、仕掛り成形体30eを先端側に押すこととしてもよい。また、上記例では、先端側環状部32を形成する先端側環状部形成工程の前に、第1中径孔41aと小径孔43aとの間に第2内側段部44を成形してなるものを、仕掛り成形体30eとし、この仕掛り成形体30eにおいて、次工程で先端側環状部32を形成している。しかし、本発明では、仕掛り成形体の成形工程の後で、第1中径孔41aと小径孔43aとの間に第2内側段部44を成形する工程と、先端側環状部32を形成する工程を備えていてもよい。
以下、図8に基づいて、上記第6工程において、仕掛り成形体30eにおける第1内側段部46を押え込むこととした実施例について説明する。ただし、この例では、上記例における図7において、仕掛り成形体30eの内側に後方から押込むパンチ(先端側環状部形成用パンチ)240fのみが異なるだけであるから、その相違点のみについて説明し、図7と同一の部位(及び対応する部位)には同一の符号を付すに止める。すなわち、本例では、図8の左図に示したように、パンチ(先端側環状部形成用パンチ)240fを、仕掛り成形体30eの内側に後方から押込むことで、その仕掛り成形体30eの第1内側段部46を押え込むことができるように、そのパンチ240fは、仕掛り成形体30eの胴部39の大径孔48aに隙間嵌めで入り込む円軸部位247fを有している。そして、その先端寄り部位は、それより小径で、筒状部35eの第1中径孔41aに隙間嵌めで嵌り込む短い円軸部位245fを同軸で有している。そして、この両軸部位245f、247fの境界が、第1内側段部46を押え付け可能の環状先端向き面246fをなしている。なお、この環状先端向き面246fは、図8に示したように断面凸アールをなす第1内側段部46に対応する凹となすアール形状とされている。
このような本例では、図8の右図に示したように、パンチ(先端側環状部形成用パンチ)240fを、仕掛り成形体30eの内側に後方から押込むことで、図8中に拡大図で示したように、その環状先端向き面246fにて、仕掛り成形体30eの第1内側段部46を押え込み、仕掛り成形体30eを先端側に押すことになる。これによって、図7に示したのと同様に、筒状部35eの外周面の先端側は、金型201fのテーパー内周面205f及び縮径円筒内周面206fに押付けられ、先端側環状部32が成形される。本例では、第1内側段部46の方が、第2内側段部44よりも内径が大きく、半径方向に関して軸方向(後方)から見たとき、先端側環状部32により近い箇所の押圧となる上に、押付け面積を大きく確保できるため、押付けの安定が図られる。
図9は、パンチ(先端側環状部形成用パンチ)240fが、図7、図8のパンチを組み合わせたものに相当し、パンチ240fの先端側に先後に設けられた2つの環状先端向き面243f、246fで、仕掛り成形体(E)における、第2内側段部44と、第1内側段部46との両方を押え込むこととした実施例を示したものである(図9中の拡大図参照)。すなわち、このものにおけるパンチ240fは、後端側ほど大径をなすように、先端側から、小径孔43aに嵌り込む小径部をなす先端(下端)寄り部位244f、中間筒状部35の第1中径孔41aに略隙間なく嵌り込む円軸部位245f、そして、胴部39の内側の大径孔48aに隙間嵌めで入り込む円軸部位247fを同軸で有している(図9の左図参照)。そして、先端(下端)寄り部位244fと円軸部位245fとの境界は、第2内側段部44を押え付け可能の環状先端向き面243fが設けられており、円軸部位245fと円軸部位247fとの境界には、第1内側段部46を押え付け可能に凹となす隅肉アールが付与されてなる環状先端向き面246fが設けられている。このものでは、押付け面積を一層大きく確保できるため、押付けのさらなる安定が図られる。
一方、図9に示した金型を用いる場合においては、次のような成形とすることとしてもよい。まず、パンチ(先端側環状部形成用パンチ)240fを、仕掛り成形体30eの内側に押込んで、その環状先端向き面243fにて小径孔43aの第2内側段部44を、環状先端向き面246fにて第1内側段部46を同時に押え込む(図9中の拡大図参照)。これによって、図9の右図に示したように、この仕掛り成形体30eを先方に押し、筒状部35eを先方に押し、筒状部35eの先端側の外周面を金型(第1下型201f)におけるテーパー内周面205f等からなる先端側環状部成形面に押付ける。この押付けによって、先端側環状部32は、先方に押出し成形される。かくして、仕掛り成形体30eは主体金具成形品30fとなる。すなわち、その中間筒状部35eの先端側に先端側環状部32が成形されてなる(図1のFの拡大図参照)、図16に示したような所望とする主体金具成形品30fが冷間鍛造によって成形される。なお、図9に示した実施例のパンチ(先端側環状部形成用パンチ)240fにおける先後2つの環状先端向き面243f、246fの先後間の寸法は、主体金具成形品における小径孔43aの第2内側段部44と、第1内側段部46との先後間寸法に応じて設定すればよい。
なお、図10の左半断面図に示したように、仕掛り成形体30eの小径孔43aにおける後端である第2内側段部44は、成形途中(未完了)で先端側に向けて縮径する暫定的なテーパ部、すなわち、暫定テーパー部(暫定的な第2内側段部。以下、暫定テーパー部44)でもよい。したがって、前例おいて先端側環状部32の成形時に、この暫定テーパー部44を含む小径部43aを設計寸法に成形するには、図9に示したパンチ240fのうち、環状先端向き面243fが、暫定テーパー部44を押え付け可能の小径孔成形面となる。そして、この場合において、先端側環状部32の成形は、パンチ240fを、仕掛り成形体30eの内側に後端側から押込んで、小径孔成形面なす環状先端向き面243fにて暫定テーパー部44をなす成形途中の第2内側段部44を押え込むことによって、仕掛り成形体30eを先端側に押すこととなる。これにより、仕掛り成形体30eにおける先端部を、金型における縮径円筒内周面206fとテーパー内周面205fに押付けることによって先端側環状部32を冷間鍛造によって成形することになると共に、小径孔成形面を暫定テーパー部に押付けることによって、この暫定テーパー部44は第2内側段部44に冷間鍛造によって成形される。
そして、仕掛り成形体30eのうち、第2内側段部44と、第1内側段部46との両者を押さえつける場合には、次のようにするとよい。図10の左半断面図に示したように、仕掛り成形体30eの小径孔43aにおける先後方向の寸法L2が、図10の右半断面図に示した主体金具成形品30fにおける設計上の寸法L2fより大きく、かつ図10の左半断面図に示した、仕掛り成形体30eの小径孔43aにおける第2内側段部44から第1内側段部46までの先後方向の寸法L3が、主体金具成形品30fにおける設計上の寸法L3fより小さいものであるときは、該両寸法L2、L3とも、前記先端側環状部32を先方に押出し成形する工程において同時に、設計上の寸法L2f、L3fに成形する。すなわち、このようにすれば、冷間鍛造工程の先端側環状部32を先方に押出し成形する工程において、第2内側段部44から第1内側段部46までの先後方向の寸法(設計寸法)L3fを得ることができるため、その寸法精度が高められる。なお、この成形においては、図9に示した金型におけるパンチ240fのうち、小径孔43aに嵌り込む小径部をなす先端(下端)寄り部位244fの外周面が、小径孔43aの内周面を成形できるものとされ、また、下から第2中径孔41bに円柱体220fが装填されて、小径孔43aの先端向きの段部45を拘束するようにすればよい。
なお、本発明で製造される主体金具成形品は、上記実施の形態例における形状のものに限定されるものではない。また、中間筒状部、先端側環状部及び小径孔の先後長、さらに、第1内側段部や第2内側段部の先後位置などは、適宜に設計すればよい。本発明の主体金具成形品の製造方法においては、中間筒状部および先端側環状部の外径が同じであれば、中間筒状部の長さが多少異なるとしても、冷間鍛造に使用される先端側環状部形成用の金型の兼用が図られる。また、本願においては、図1の各成形体(A〜F)を得る全工程(図2〜図9)とも冷間鍛造によって、その各成形を行っており、第5工程におけるような打抜き工程(図6)も冷間鍛造に含まれるものとする。
1 スパークプラグ
21 スパークプラグの絶縁体
30 スパークプラグの主体金具
30f 主体金具成形品
30e 仕掛り成形体(先端側環状部の成形前の仕掛り成形体)
32 先端側環状部
34 ネジ(ネジ部)
35 中間筒状部
39 胴部
41 中間筒状部の内周面
41a 第1中径孔
41b 第2中径孔
43 小径孔の内周面
43a 小径孔
44 第2内側段部
46 第1内側段部
48a 大径孔
200f 仕掛り成形体を装填する金型
201f 仕掛り成形体を装填する金型先端側環状部成形部を有する金型
203f 仕掛り成形体を装填する金型の円筒内周面
205f 仕掛り成形体を装填する金型のテーパ内周面
206f 仕掛り成形体を装填する金型の縮径円筒内周面
240f パンチ(先端側環状部形成用パンチ)
243f、246f 環状先端向き面

Claims (8)

  1. 内側に絶縁体を収容可能な軸孔と、径方向外向きに突出するフランジ形状部を有する胴部と、該胴部の先端側に配置された中間筒状部と、該中間筒状部の先端側に形成されて前記中間筒状部よりも外径が小さい先端側環状部と、を有するスパークプラグの主体金具成形品の製造方法であって、
    (a)金属製の部材を、軸心を貫き、後端側から先端側に向かって、大径孔と、該大径孔より径小となる第1中径孔と、該第1中径孔より径小となる小径孔と、該小径孔より径大となる第2中径孔と、を有する仕掛り成形体を成形する、仕掛り成形体成形工程と、
    (b)前記仕掛り成形体成形工程の後において、前記先端側環状部を形成する先端側環状部形成工程と、
    を備えることを特徴とする、スパークプラグの主体金具成形品の製造方法。
  2. 前記仕掛り成形体成形工程において、
    前記大径孔と前記第1中径孔との間に第1内側段部を成形し、前記第1中径孔と前記小径孔との間に第2内側段部を成形する工程を含んでおり、
    前記先端側環状部形成工程において、
    前記中間筒状部が隙間嵌めで装填可能な円筒内周面と、該円筒内周面よりも内径が小さい縮径円筒内周面と、前記円筒内周面と前記縮径円筒内周面との間のテーパー内周面とを有する金型に、前記仕掛り成形体を自身の先端側から装填し、
    該仕掛り成形体のうち、前記第1内側段部と前記第2内側段部の少なくとも一方を押え付け可能である環状先端向き面を有するパンチを、前記仕掛り成形体の内側に後端側から押込んで、前記環状先端向き面にて、前記第1内側段部と前記第2内側段部の少なくとも一方を押え込むことによって前記仕掛り成形体を先端側に押し、
    該仕掛り成形体における先端部を、前記金型における前記縮径円筒内周面と前記テーパー内周面に押付けることによって前記先端側環状部を冷間鍛造によって成形する工程を含んでいることを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグの主体金具成形品の製造方法。
  3. 前記パンチは、前記第1内側段部と前記第2内側段部の両方を押え込むことによって前記仕掛り成形体を先端側に押すことを特徴とする請求項2に記載のスパークプラグの主体金具成形品の製造方法。
  4. 前記仕掛り成形体成形工程の後において、
    前記第1中径孔と前記小径孔との間に第2内側段部を成形する工程と、前記先端側環状部を形成する先端側環状部形成工程と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグの主体金具成形品の製造方法。
  5. 前記仕掛り成形体成形工程において、
    前記大径孔と前記第1中径孔との間に第1内側段部を成形し、前記第1中径孔と前記小径孔との間に暫定テーパー部を成形する工程を含んでおり、
    前記先端側環状部形成工程において、
    前記中間筒状部が隙間嵌めで装填可能な円筒内周面と、該円筒内周面よりも内径が小さい縮径円筒内周面と、前記円筒内周面と前記縮径円筒内周面との間のテーパー内周面とを有する金型に、前記仕掛り成形体を自身の先端側から装填し、
    該仕掛り成形体のうち、前記第1内側段部を押え付け可能である環状先端向き面と、前記暫定テーパー部とを押さえ付け可能である小径孔成形面とを有するパンチを、前記仕掛り成形体の内側に後端側から押込んで、
    前記環状先端向き面にて前記第1内側段部を押え込むこと、そして、前記小径孔成形面にて前記暫定テーパー部を押え込むことの、少なくとも一方の押え込みによって、前記仕掛り成形体を先端側に押し、
    該仕掛り成形体における先端部を、前記金型における前記縮径円筒内周面と前記テーパー内周面に押付けることによって前記先端側環状部を冷間鍛造によって成形するとともに、前記小径孔成形面を前記暫定テーパー部に押付けることによって前記第2内側段部を冷間鍛造によって成形する工程を含んでいることを特徴とする請求項4に記載のスパークプラグの主体金具成形品の製造方法。
  6. 前記仕掛り成形体は、前記小径部における先後方向の寸法が前記主体金具成形品における設計上の寸法より大きく、かつ、前記第1内側段部から前記第2内側段部までの先後方向の寸法が前記主体金具成形品における設計上の寸法より小さいものであり、該両寸法とも、前記先端側環状部を冷間鍛造によって成形する工程において同時に、設計上の寸法に成形することを特徴とする、請求項3〜5のいずれか1項に記載のスパークプラグの主体金具成形品の製造方法。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の前記中間筒状部の少なくとも一部に、ネジ部を成形する工程を備えることを特徴とする、スパークプラグの主体金具の製造方法。
  8. 前記絶縁体を請求項7に記載の前記主体金具の内側に収納する工程を備えることを特徴とする、スパークプラグの製造方法。
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