JP6994637B1 - 消雪ノズルの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】消雪ノズルの加工が容易に行われる消雪ノズルの製造方法を提供する。【解決手段】消雪ノズル本体2の製造方法であって、ステンレス棒材の上部に設けた膨出部Aを第1鍛造用金型のパンチPとダイDにより中央に窪みCを有する逆円錐形状体Bに鍛造成形する初期工程と、前記第1鍛造用金型にて鍛造成形した逆円錐形状体Bを第2鍛造用金型のパンチPとダイDにより、前記窪みCを深くして空洞部6にするとともに、前記逆円錐形状体Bの上部7が逆円錐台形状で下部8が円筒形状になり、前記上部7と前記下部8との中間部9が多角柱形状になるよう鍛造成形する後工程と、前記散水部材が嵌合される着座面11と、導水管が接続される流通孔5aとを前記消雪ノズル本体2の軸芯Xと一致するように切削成形するとともに、逆円錐形台状の前記上部7以外の前記中間部9または前記下部8に位置決め凹部10aを切削成形する切削工程よりなる。【選択図】図5

Description

この発明は、路面に積雪した雪を消雪するため路面や駐車場に埋設する消雪ノズルの製造方法に関する。
従来、道路や駐車場などに消雪を目的として路面に埋設されるものとして、下部に地下水が給水される流通路を有し、内部に弁機構を設け、上部に噴出孔を設けた散水ノズルが知られている。
この種の散水ノズルは、上部に開口を有する消雪ノズル本体と、消雪水の噴出孔を有する蓋体と別々にして、大きな開口を形成して消雪ノズルを鋳造により製作されている(特許文献1)。
この場合、開口の大きさを蓋体の外径に合わせると、開口が小さくなり消雪ノズル本体の内壁面が複雑に変化すると、鋳造が壁面の肉厚にバラツキができるなどの欠点があり、また、消雪ノズル本体の開口を塞ぐ蓋体の結合として、溶接方法、圧入方法、螺合方法があるが、いずれも製造工程が複雑で多工程になりコスト高になるという問題点が生じる。しかも、消雪ノズルを製作する鋳造方法となるロストワックスは、近年では環境に問題があるとして採用を禁止されるようになってきている。
特開平5-31405号公報
この発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、消雪ノズルを鍛造加工にて製作することにより強度を低下させることがなく、製作が容易な消雪ノズルの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
請求項1に記載の発明は、消雪水が噴出する散水部材が嵌合される上端と、地下からの消雪水の流通する導水管が接続される下端とを有する消雪ノズル本体を備える消雪ノズルの製造方法であって、
前記消雪ノズル本体は、事前にステンレス棒材の上部に設けた膨出部を第1鍛造用金型のパンチとダイにより中央に窪みを有する逆円錐形状体に鍛造成形する初期工程と、
前記第1鍛造用金型にて鍛造成形した逆円錐形状体を第2鍛造用金型のパンチとダイにより、前記窪みを深くして空洞部にするとともに、前記逆円錐形状体の上部が逆円錐台形状で下部が円筒形状になり、前記上部と前記下部との中間部が多角柱形状になるよう鍛造成形する後工程と、
前記散水部材が嵌合される着座面と、前記導水管が接続される流通孔とを前記消雪ノズル本体の軸芯と一致するように切削成形するとともに、逆円錐形台状の前記上部以外の前記中間部または前記下部に位置決め凹部を切削成形する切削工程と、
前記着座面に貫通孔を開口する前記散水部材の支持板を嵌合し、前記着座面の周壁に穿設する切欠きに前記支持板の外周の突起を嵌入して前記支持板の回動を規制し、前記貫通孔の周縁に形成した波形円周の谷に係止する係止ピンと、放射方向に複数の消雪水の噴出溝とを有する前記散水部材の噴水板を前記支持板の上方に載置し、前記噴水板の前記噴出溝を周方向において変更した各位置にて前記噴水板を前記支持板に対し係止することを特徴とする消雪ノズルの製造方法である。
請求項2に記載の発明は、前記位置決め凹部を前記中間部と前記下部との境い目または前記中間部と前記上部との境い目に切削成形することを特徴とする請求項1に記載の消雪ノズルの製造方法。である。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1に記載の発明では、消雪水が噴出する散水部材が嵌合される上端と、地下からの消雪水の流通する導水管が接続される下端とを有する消雪ノズル本体を備える消雪ノズルの製造方法であって、
前記消雪ノズル本体は、事前にステンレス棒材の上部に設けた膨出部を第1鍛造用金型のパンチとダイにより中央に窪みを有する逆円錐形状体に鍛造成形する初期工程と、
前記第1鍛造用金型にて鍛造成形した逆円錐形状体を第2鍛造用金型のパンチとダイにより、前記窪みを深くして空洞部にするとともに、前記逆円錐形状体の上部が逆円錐台形状で下部が円筒形状になり、前記上部と前記下部との中間部が多角柱形状になるよう鍛造成形する後工程と、
前記散水部材が嵌合される着座面と、前記導水管が接続される流通孔とを前記消雪ノズル本体の軸芯と一致するように切削成形するとともに、逆円錐形台状の前記上部以外の前記中間部または前記下部に位置決め凹部を切削成形する切削工程と、
前記着座面に貫通孔を開口する前記散水部材の支持板を嵌合し、前記着座面の周壁に穿設する切欠きに前記支持板の外周の突起を嵌入して前記支持板の回動を規制し、前記貫通孔の周縁に形成した波形円周の谷に係止する係止ピンと、放射方向に複数の消雪水の噴出溝とを有する前記散水部材の噴水板を前記支持板の上方に載置し、前記噴水板の前記噴出溝を周方向において変更した各位置にて前記噴水板を前記支持板に対し係止するので、コンクリートブロック内での消雪ノズルの回り止めが多角形状の前記中間部を鍛造成形することによって得ることができ、回り止めのために消雪ノズルに設ける凹凸などが鍛造金型に必要なくなり、金型の強度を大きくでき耐久性が向上する。また、消雪ノズルの上下位置ずれを規制する位置決め凹部は前記中間部と前記上部または前記下部の境い目を基準に切削成形でき、前記消雪ノズル本体の製作が容易になる。
しかも、走行車両のタイヤが乗り上げてタイヤが左右動してコンクリート内の消雪ノズル本体に回動が生じても、この回動に対し多角柱形状の中間部により抵抗が大きくなり、確実に消雪ノズル本体がコンクリートブロック内に固定され、さらに、消雪ノズル本体に対して散水部材の支持板の回動を規制し、そして、前記噴水板が前記支持板に対し係止され噴水板の回動が生じなく、しかも、前記噴水板の前記噴水溝を周方向において変更ができる。
請求項2に記載の発明では、前記位置決め凹部を前記中間部と前記下部との境い目または前記中間部と前記上部との境い目に切削成形するので、消雪ノズルの上下位置ずれを規制をする位置決め凹部は、前記中間部と前記下部との境い目または前記中間部と前記上部の境い目を基準に切削成形でき、位置決め凹部の切削加工が容易になり、コンクリートブロック内での前記消雪ノズルの上下の位置ずれが生じ難く、前記消雪ノズルの抜け止めとして機能する。
この発明における第1の実施の態様を示す断面図。 図1におけるA-A線に沿う断面図。 図1におけるB-B線に沿う断面図。 図1におけるC-C線に沿う断面図。 第1の実施の態様における消雪ノズルの製造方法を示す説明図。 この発明における第2の実施の態様を示す断面図。 第2の実施の態様における消雪ノズルの製造方法を示す説明図。
以下、この発明の消雪ノズルの製造方法の実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明にこれは限定されない。
この発明の消雪ノズルの製造方法によってなる消雪ノズルについて、第1の実施の態様を図1乃至図5に基づいて説明する。図1は路面に埋設されるコンクリートブロック上面に対して面一に設置される消雪ノズル1の全体を示すものである。
この発明の消雪ノズル1の製造方法はステンレス棒材を熱間の鍛造加工により成形され、前記消雪ノズル1は、消雪水が噴出する散水部材3が嵌合される上端2aと、地下からの消雪水の流通する導水管4が接続される下端2bとを有する消雪ノズル本体2よりなる。
前記消雪ノズル本体2は、まず、鍛造成形の初期工程において、中央に窪みDを有する逆円錐形状体Bとし、さらに、後工程の鍛造成形にて、前記逆円錐形状体Bの上部7を逆円錐形台状に下部8を円筒形状にして、かつ、前記上部7と前記下部8との間を多角形状の中間部9になるように作製してなる。
前記逆円錐形状体Bの前記窪みCは、前記後工程にて深くして逆円錐形状の空洞部6に鍛造成形され、この空洞部6によって消雪水が前記導水管4より前記散水部材3まで旋回しながら円滑に上昇して流れ、前記散水部材3からの噴水力を高めることになり、前記散水部材に路面からのゴミ等が侵入し難く、目づまりを防ぐことができる。
前記上部7と前記下部8との間の多角形状の中間部9は、コンクリートブロック内に埋設した前記消雪ノズル本体2の回動を規制する回り止めとなり、さらに、前記中間部9の多角形状の各面を消雪ノズル本体2の軸芯Xに向かい湾曲させると、消雪ノズル本体2の回動に対する抵抗が大きくなり、確実にコンクリートブロック内に固定される。
前記消雪ノズル本体2の前記上端2aに前記散水部材3を嵌合する着座部11と、前記消雪ノズル本体2の前記下端2bの前記導水管4が接続される流通孔5aとは前記消雪ノズル本体2の軸芯Xに一致するように切削形成し、前記流通孔5aの内周には前記導水管4の先端が挿入される。
逆円錐形台状の前記上部7以外の多角形状の前記中間部9と円筒状の前記下部8との境い目に位置決め凹部10aを切削形成し、この位置決め凹部10aがコンクリートブロック内に埋設した前記消雪ノズル本体2の上下動を規制することになる。しかも、前記位置決め凹部10aは前記中間部9と前記下部8との境い目を基準に成形できて切削加工が容易になる。
また、前記位置決め凹部10aにより前記消雪ノズル1を前記コンクリートブロック内に埋設する際、前記消雪ノズル1の上下の位置ずれが生じ難くなり、前記コンクリートブロックの上面と面一にできるとともに、前記消雪ノズル1の抜け止めとして機能する。
前記消雪ノズル本体2の上端2aに嵌合される散水部材3は、円盤を上下に分割して上方を噴水板31とし、下方を支持板32としてなり、この支持板32は前記消雪ノズル本体2の上端2aに切削形成される前記着座部11に嵌合される。
前記噴水板31は中心に向かい下方に傾斜する凸部31aを設け、この凸部31aは前記支持板32に設ける凹部32aに嵌合し、前記凸部31aの下面31bと前記凹部32aの底面32bとの間に所定の隙間33を有するように前記噴水板31を前記支持板32に載置する。
前記噴水板31の前記凸部31aには中心に対して放射方向に複数の消雪水の噴出溝34を穿設し、前記噴出溝34の入口34aは前記隙間33に開口し、前記噴出溝34の出口34bは前記着座部11の上縁に形成した中心に向かい下方に傾斜するガイド面11aに臨ませ、これにより前記噴出溝25よりの噴水の勢いが加速する。
さらに、前記噴出溝34の前記入口34aの開口する前記凸部31aの前記下面31bには下方に向かい突出する係止ピン35を植設し、この係止ピン35は前記噴出溝34の前記入口34aに対面しないよう回避させて配置する。
前記支持板32に形成する前記凹部32aの前記底面32bに前記流通孔5aに装着する弁筒13が挿通する貫通孔36を開口し、この貫通孔36の周縁に波形円周36aを形成して前記係止ピン35の先端を前記波形円周36aの谷に係止させる。
なお、前記噴水板31の前記凸部31aに植設する前記係止ピン35を前記貫通孔36の周縁の前記波形円周36aの谷に係止する前記係止ピン35の先端を小径にして係止を容易にする。
前記噴出溝34からの消雪水の噴出方向は、前記噴水板31を回動して前記係止ピン35に係止する前記波形円周36aの山谷の箇所を変えることにより、前記噴出溝34からの消雪水の噴水を周方向全域に細かく変更することが簡単にできる。
前記支持板32の外周下端には中心に向かう傾斜面32cを設け、この傾斜面32cが前記ガイド面10aによって前記支持板32が前記着座部11の中央位置に前記支持板32が一致しながら、前記傾斜面32cが前記着座部11の上端に沿いながら円滑に前記支持板32が前記着座部11に嵌合する。
前記傾斜面32cより上方となる前記支持板32の外周に突起32dを設け、この突起32dを前記着座部11の周壁に穿設する切欠き11bに嵌入させることにより、前記支持板32の回動が規制され、前記散水部材2に走行車両のタイヤが乗り上げても、前記支持円板21が回動しないようにできる。しかも、前記傾斜面32cは前記突起32dを避けることなく切削加工を容易になる。
前記散水部材3の前記噴水板31の中央に嵌合し、さらに、前記支持板32の前記貫通孔36を挿通する管状の弁筒13を前記流通孔12のネジ山12に螺合し、これにより、前記散水部材3は前記消雪ノズル本体2に締結される。なお、符号14はOリングである。
前記弁筒13には径方向に横孔15を開口し、この横孔15より前記空洞部6に流出する消雪水は、前記弁筒13内に回動可能に挿入された弁棒16により調節する。
前記弁棒16は上端に設けた操作溝に工具を挿入して回し、前記横孔15の開度を変化させ、前記弁棒16が前記横孔15を完全に塞いで止水するように構成している。なお、符号17は着脱可能な埋栓である。
次に、消雪ノズル1の鍛造による製造方法を図5による説明する。まず、ステンレス棒材を約1,000度以上に加熱して先端に膨出部Aを形成し(a参照)、300Tプレスの第1鍛造金型のパンチPとダイDにより前記膨出部Aに中央に窪みCを有する逆円錐形状体Bに鍛造成形する初期工程(b参照)と、直ちに冷水による処理し、その後、再度約1,000度以上にて加熱し、300Tプレスの第2鍛造金型のパンチPとダイDにより、前記第1鍛造用金型にて鍛造成形した逆円錐形状体Bの前記窪みCを深くして前記空洞部6にするとともに、前記逆円錐形状体Bの前記上部7が逆円錐台形状で前記下部8が円筒形状になり、さらに、前記上部7と前記下部8との中間部9が多角柱形状になるよう鍛造成形する後工程(c参照)と、前記散水部材3が嵌合される前記着座部11と、前記導水管4が接続される前記流通孔5とを前記消雪ノズル本体2の軸芯Xと一致するように切削成形(d参照)するとともに、逆円錐形台状の前記上部7以外の前記中間部9と前記下部8の境い目に前記位置決め凹部10を切削成形する切削工程(e参照)よりなる。
この製造方法によると、前記消雪ノズル本体2の鍛造成形は初期工程と後工程の二工程とよりなり、前記消雪ノズル本体2の成形に過大な加圧力を必要とせず、加工精度が向上して均一な肉厚になり、軽量な消雪ノズルを得ることができ、しかも、コンクリートブロック内での前記消雪ノズルの回り止めと、消雪ノズルの上下位置ずれを規制する二つの機能を備える前記消雪ノズル本体の製作が容易になり、回り止めのために消雪ノズルに設ける凹凸などが鍛造金型に必要なくなり、金型の強度を大きくでき耐久性が向上する。
さらに、第2の実施の態様を図6、図7に基づいて説明する。この実施の態様において第1の実施の態様と同じ構成は同一の符号を付する。
この実施の態様での消雪ノズル1は、第1の実施の態様にて示すような位置決め凹部10bを逆円錐台状の前記上部7と、多角形状の前記中間部9との境い目に切削形成し、この位置決め凹部10bがコンクリートブロック内に埋設する前記消雪ノズル本体2の上下動を規制することになる。
前記消雪ノズル本体2の前記上端2aの前記散水部材3を嵌合する着座部11と、前記消雪ノズル本体2の前記下端2bの前記導水管4が接続される流通孔5bとは第1の実施の態様と同じように前記消雪ノズル本体2の軸芯Xに一致するように切削形成するが、前記導水管4の先端は前記流通孔5bの外周に挿入する。
次に、消雪ノズル1の鍛造による製造方法を図7により説明する。この実施の態様において鍛造成形の初期工程及び後工程は、第1の実施の態様と同様なので説明を省略する。
前記散水部材3が嵌合される前記着座部11と、前記導水管4が接続される前記流通孔5bとを前記消雪ノズル本体2の軸芯Xと一致するように切削成形するとともに、前記流通孔5bの外径を前記中間部9と前記下部8の境い目より小径にする(d参照)。
逆円錐形台状の前記上部7以外の前記上部7と前記中間部9の境い目に前記位置決め凹部10bを切削成形する切削工程(e参照)よりなる。
この製造方法によると、前記着座部11と前記流通孔5bとを前記消雪ノズル本体2の軸芯Xと一致するように切削成形することにより、前記流通孔5bが精度よく作成され、前記流通孔5bと前記導水管4との接続箇所より漏水が生じることがない。消雪ノズルの上下位置ずれを規制をする前記位置決め凹部10bは、前記中間部9と前記上部7の境い目を基準に切削成形でき、位置決め凹部10の切削成形が容易になる。
以上の構成において、前記消雪ノズル本体2は、事前にステンレス棒材の上部に設けた膨出部Aを第1鍛造用金型のパンチPとダイDにより中央に窪みCを有する逆円錐形状体Bに鍛造成形する初期工程と、
前記第1鍛造用金型にて鍛造成形した逆円錐形状体Bを第2鍛造用金型のパンチPとダイDにより、前記窪みCを深くして空洞部6にするとともに、前記逆円錐形状体Bの上部7が逆円錐台形状で下部8が円筒形状になり、前記上部7と前記下部8との中間部9が多角柱形状になるよう鍛造成形する後工程と、前記散水部材3が嵌合される着座面11と、前記導水管4が接続される流通孔5a、5bとを前記消雪ノズル本体2の軸芯Xと一致するように切削成形するとともに、逆円錐形台状の前記上部7以外の前記中間部9または前記下部8に位置決め凹部10a、10bを切削成形する切削工程よりなるので、コンクリートブロック内での前記消雪ノズル1の回り止めと、上下の位置決めとの二つの機能を備える前記消雪ノズル本体2の製作が容易になり、前記窪みCを深くして形成する前記空洞部6と、回り止めになる多角形状の中間部とを鍛造成形の後工程のみで得ることができ、前記消雪ノズル1の回り止めための凸がなく、鍛造金型に凹みが必要なく鍛造金型の耐久性が向上する。
また、前記中間部9の多角形状の各面が前記消雪ノズル本体2の軸芯方向に湾曲するように鍛造形成するとにより、走行車両のタイヤが乗り上げてタイヤが左右動してコンクリート内の前記消雪ノズル1に回動が生じても、この回動に対し抵抗が大きくなり、確実に消雪ノズルがコンクリートブロック内に固定される。
しかも、前記位置決め凹部を前記中間部と前記下部との境い目または前記中間部と前記上部との境い目に切削成形するので、前記位置決め凹部10a、10bは、前記中間部9と前記下部8との境い目または前記中間部9と前記上部7との境い目を基準として切削形成され、前記位置決め凹部10a、10bの切削加工が容易になり、コンクリートブロック内での前記消雪ノズル1の上下の位置ずれが生じ難く、前記消雪ノズル1の抜け止めとして機能する。
この発明は、消雪ノズルの強度が低下することがなく、製作が容易な消雪ノズルの製造方法を提供する。
1 消雪ノズル
2 消雪ノズル本体
2a 上端
2b 下端
3 散水部
31 噴水板
31a 凸部
31b 下面
32 支持板
32a 凹部
32b 底面
32c 傾斜面
32d 突起
33 隙間
34 噴出溝
34a 入口
34b 出口
35 係止ピン
36 貫通孔
36a 波形円周
4 導水管
5a、5b 流通孔
6 空洞部
7 上部
8 下部
9 中間部
10a、10b 位置決め凹部
11 着座部
11a ガイド面
11b 切欠き
12 ネジ山
13 弁筒
15 横孔
16 弁棒
17 埋栓
A 膨出部
B 逆円錐形状体
C 窪み
D ダイ
P パンチ
X 軸芯

Claims (2)

  1. 消雪水が噴出する散水部材が嵌合される上端と、地下からの消雪水の流通する導水管が接続される下端とを有する消雪ノズル本体を備える消雪ノズルの製造方法であって、
    前記消雪ノズル本体は、事前にステンレス棒材の上部に設けた膨出部を第1鍛造用金型のパンチとダイにより中央に窪みを有する逆円錐形状体に鍛造成形する初期工程と、
    前記第1鍛造用金型にて鍛造成形した逆円錐形状体を第2鍛造用金型のパンチとダイにより、前記窪みを深くして空洞部にするとともに、前記逆円錐形状体の上部が逆円錐台形状で下部が円筒形状になり、前記上部と前記下部との中間部が多角柱形状になるよう鍛造成形する後工程と、
    前記散水部材が嵌合される着座面と、前記導水管が接続される流通孔とを前記消雪ノズル本体の軸芯と一致するように切削成形するとともに、逆円錐形台状の前記上部以外の前記中間部または前記下部に位置決め凹部を切削成形する切削工程と、
    前記着座面に貫通孔を開口する前記散水部材の支持板を嵌合し、前記着座面の周壁に穿設する切欠きに前記支持板の外周の突起を嵌入して前記支持板の回動を規制し、前記貫通孔の周縁に形成した波形円周の谷に係止する係止ピンと、放射方向に複数の消雪水の噴出溝とを有する前記散水部材の噴水板を前記支持板の上方に載置し、前記噴水板の前記噴出溝を周方向において変更した各位置 にて前記噴水板を前記支持板に対し係止することを特徴とする消雪ノズルの製造方法。
  2. 前記位置決め凹部を前記中間部と前記下部との境い目または前記中間部と前記上部との境い目に切削成形することを特徴とする請求項1に記載の消雪ノズルの製造方法。
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