JP4880563B2 - スパークプラグ用の主体金具の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンに取付けられるスパークプラグ(点火栓)の主要部品である主体金具を製造する方法に関し、具体的には筒状をなす主体金具を素材から冷間鍛造によって製造する方法に関する。
図6は、この種のスパークプラグ1の一例を概略構成半断面図で示したものである。このスパークプラグ1は、金属製の主体金具2、筒状の絶縁碍子5、そして、同碍子の内部に配置された中心電極7等から構成されている。このようなスパークプラグ1を構成する主体金具2は、その全体が同図に示されるような径違い(異径)の筒状をなし、本例のものでは相対的に、先端(図示下端)寄り部位が小径筒部2aをなし、後端(図示上端)寄り部位が大径筒部2bをなしている。そして、小径筒部2aの外周面には、シリンダヘッドへのねじ込み用のネジ部21を備えており、内周面には主体金具2の後端側から挿入される絶縁碍子5を支持するため、内向きに突出する環状凸部25が周方向に沿って所定幅Wで設けられている。また、大径筒部2bの外周面には、スパークプラグとして組立てられた後、シリンダヘッドへねじ込む際の回螺用の多角形部(例えば六角部)29を備えており、多角形部29とネジ部21との間における外周面には、ねじ込む際の位置決め、及びシールをなすためのリング状のフランジ31を備えており、このフランジ31と多角形部29の間には外周面を削り落とした状態の薄肉円筒部33が設けられている(図8参照)。また、多角形部29の後端には、次記するようにスパークプラグとして組立てる際のカシメ用に、カシメ前において円筒をなすカシメ用筒状部35が前記薄肉円筒部33と同様に外周面を削り落とした状態で形成されている(図8参照)。なお、本願において、スパークプラグ1、又は主体金具2を含むその構成部品及び部位(又は部分)において、先端というときは、図6におけるそれらの下端をいい、後端というときはその逆の端を言うものとする。
ところで、スパークプラグを構成する部品としての主体金具2は、通常、低炭素鋼からなる円柱状の素材を出発素材(材料)として、複数の冷間鍛造(以下、単に鍛造とも言う)工程を経て、図7のA〜Eに示したような形状に順次成形され、その後、ネジ部21等の形成を経て製造される。すなわち、鍛造後は、上記したような外周面や先端側内周面の切削、或いはネジ部21の形成が行われ、さらに接地電極39の溶接、曲げ等が行われて、図8の左側の半断面図の鍛造品から、同図右側の半断面図に示したような形状のものとして製造されていた。しかして、このような主体金具2には、その内側に、中心電極7等が配置された絶縁碍子5等が組み込まれ、主体金具2の後端部位の筒状部(カシメ用筒状部)35の内側と、組込まれた絶縁碍子5の外側との間にシール材等を配置した上で、その筒状部35を内側に折り曲げるようにし、かつ軸線(軸)G方向に圧縮するカシメを行うことで、図6に示したようなスパークプラグ1として組立てられる。
このようなスパークプラグ1において、絶縁碍子5は、軸線G方向に圧縮する前記したカシメによって主体金具2内に固定されるため、碍子5の先端寄り部位の外周には環状の先端向き面5aを備えている(図6の拡大図参照)。そして、主体金具2には、そのカシメにおいて、小径筒部2aの内周面で、絶縁碍子5の先端向き面5aを支持するために、上記もしたように内向きに突出する環状凸部25がリング状に設けられている。すなわち、主体金具2の内側に、中心電極7等が組み込まれた絶縁碍子5を内挿したときには、この環状凸部25にて、より正確には環状凸部25の後端向き面25cにて碍子5の先端向き面5aが位置決めされるとともに、カシメにおいて軸線G方向に加えられる力がここで支持されるように構成されている。なお図6では、ワッシャ9が介在されている。
一方、このような主体金具2は、通常、複数の冷間鍛造工程を経て、図7−Eに示した貫通筒状成形体102eとして、概ね完成品に近い形に成形される。なお、本明細書では、以下、このような成形体も含め、素材から成形が完了するまでの仕掛品を単に成形体ともいう。そして、この成形体102eは、図7のA〜Dに示したような形状を経て、順次鍛造により成形される。具体的には、同図Dの小径筒部2a内に軸線G方向に未貫通の壁124dを有する成形体(図7のD参照。未貫通筒状成形体という)102dとされた後、これを図9に示した工程を経て製造される。すなわち、図7のDに示した未貫通筒状成形体102dとされた後、これを図9に示したようなダイス201e内に配置し(図9の右半断面参照)、その壁124dのうちの軸線G寄り部位を打抜きピン225にて打抜く(図9の左半断面参照)。こうして、図7−Eに示したように、軸線Gから離間する内周面寄り部位に、周方向に凸条をなす、環状凸部25をなす前の段階の成形前環状凸部125を有する貫通筒状成形体102eを得る。なお、従来技術においては、このように壁124dを打抜いた段階のままで環状凸部となすものもある(特許文献1)が、近時は、このような環状凸部の先端向き面(図6、図8参照)25bを切削して、環状凸部25として仕上げている。このように、環状凸部を鍛造のままのものとするのではなく、切削によって仕上げる理由は次のようである。
上記した主体金具2の環状凸部25については、主体金具のコンパクト化や同環状凸部25の他の部位の寸法設定上などから、その環状凸部25の軸線G方向の幅寸法Wを強度上十分な範囲で、できるだけ小さく(具体的には、2〜2.5mm程度に)したいといった要請がある。一方、前記鍛造による製法において、環状凸部25の形成に先立つ壁(図7−C参照)124cの成形のためには、軸線G方向にその成形体の先後の両端側から図示しないオスピン型(ポンチ)を挿入して内周面を軸線方向に圧縮、変形(塑性変形)する工程が必要となる。他方、このような圧縮工程においては、上下の各オスピン型(以下、ピン型又は単にピンともいう)の前端はその壁124cを介して衝突することになる。このため、この壁124cが薄い場合には、その肉による衝撃吸収作用(ないし緩衝作用)が得られないため、オスピン型には曲がり等の変形が発生しがちとなる。
したがって、ピンにこのような変形を発生させないためには、ピンの直径が、主体金具の大きさからして10mm以下となることを考慮すると、壁124cの厚みはなるべく厚く、最低でも3mm程度は必要となる。しかも、少なくとも一方のピンの前端面は緩勾配ではあるものの先細り状をなす形状とするのが普通であるから、軸線Gから離間する内周面寄り部位ではその壁124cの厚みは約5mmとなってしまう。したがって、上記のように壁124dを打抜いた後(図7−E)の成形前環状凸部125の軸線G方向の幅寸法Wは約5mmとなるから、これを環状凸部25の要求寸法(2〜2.5mm程度)にするためには、鍛造後に成形前環状凸部125における先端向き面を機械加工によってその差の分、切削する必要がある。これが環状凸部25の先端向き面25bを切削によって仕上げている理由である。なお、本願において、オスピン型等、素材の成形に供される型について、前端とは、その型の自由端(素材に押込まれる又は押付けられる側の先端)をいい、同型について基端とは、前端と逆の端をいい、上記した主体金具等の先端、後端と使い分けている。
このように、従来は、主体金具2の内周面の環状凸部25の形成において、その先端向き面25bの切削工程が必要となる点で、その工程の複雑化を招いていた。しかも、このような加工は小径筒部2aの内径(直径)が10mm以下と小さいことから、ドリル加工によって行われていた。一方、ドリル加工による場合には、環状凸部25の先端向き面25bと、環状凸部の内周面25aとのなす角(交差稜)25eには、その周方向に沿って鋭利な角ができてしまい問題とされていた。というのは、このような交差稜に面取り又はアールがなく、角があると、スパークプラグとして使用される過程において、その存在に起因してコロナ放電を招きやすく、内側に配置される絶縁碍子5にピンホールが発生する危険性があるためである。
こうした中、環状凸部を切削によることなく、冷間鍛造によって成形するという発明も提案されている(特許文献2)。この技術は、素材を冷間鍛造して主体金具を製造する工程において、その内周面を打ち抜き貫通させた後で、鍛造により所望とする厚みの環状凸部を成形するというものである。すなわち、この技術においては、特許文献2の図6にも示されるように、貫通筒状成形体の先端面と先端寄り部位の内周面とをキックアウトピン(型)で支持した状態で、前端側が小径の径違いのポンチ(オスピン型)を成形体の後端側から先端に向けて内挿し、その前端部の小径部にて内周面を拘束するようにしつつ、その小径部とそれに続く大径部の前端向き面にて塑性変形させて環状凸部を成形するというものである。
特開平7−275992号公報 特開昭60−35487号公報
しかし、特許文献2に記載の冷間鍛造による製法においては、環状凸部の成形において、貫通筒状成形体の後端側から、前端側が小径の径違いのポンチを押込むものであり、成形されるべき環状凸部の先端向き面は規制されていない。したがって、この製法において形成される環状凸部の先端向き面を所望とする形状に成形することはできない。また、その環状凸部の先端向き面を高精度に仕上げることもできない。加えて、環状凸部の先端向き面が規制されていないこと等により、環状凸部の内周面側に材料(肉)の「巻き込み不良」を発生させやすいといった問題もある。また、特許文献2に記載の製法において得られた環状凸部の内周面とその先端向き面との角にアールを付与しようとすれば、別途、機械加工によらざるを得ない。
本発明は、スパークプラグ用の主体金具の製造における前記した問題点に鑑みてなされたもので、切削等の機械加工によることなく、しかも、材料巻き込み不良もなく、所望とする形状の環状凸部を得ることのできる、その製造方法を提供することにある。
前記目的を達成するための請求項1に記載の本発明は、内周面にその周方向に沿って内向きに突出して、内挿される絶縁碍子を支持するための環状凸部を有する、スパークプラグ用の筒状をなす主体金具を製造する方法であって、
素材の軸線方向両端面にその軸線方向に沿う凹部を形成することで、両該凹部の底壁により構成された壁部を有する未貫通筒状成形体を成形する冷間鍛造工程と、
前記壁部のうちの未貫通筒状成形体おける軸線寄り部位を打抜いて、その軸線から離間する内周面寄り部位に、周方向に沿って凸条をなす、前記環状凸部をなす前の成形前環状凸部を有する貫通筒状成形体を成形する冷間鍛造工程と、を含み、
この貫通筒状成形体における前記成形前環状凸部を前記環状凸部に成形する工程を含むスパークプラグ用の主体金具の製造方法において、
前記貫通筒状成形体をその外周面を拘束するダイスの内側に収容し、
前端側に小径部を有すると共にその小径部より基端側に該小径部より大径の大径部を有するオスピン型を、前記貫通筒状成形体の先端側から後端に向けてその内側に挿入して、前記小径部の外周面にて前記成形前環状凸部の内周面を拘束すると共に、前記オスピン型における前記小径部と前記大径部との境界部における前端向き面にて前記成形前環状凸部の先端向き面を拘束する一方、
前記成形前環状凸部の後端向き面を押圧可能であり、しかも内径が前記オスピン型の前記小径部の外径より大径をなすスリーブ型を、前記貫通筒状成形体の後端側から先端に向けてその内側に挿入して、該スリーブ型の前端にて前記成形前環状凸部の後端向き面を拘束した状態において、
前記オスピン型の前記前端向き面と該スリーブ型の前記前端にて該成形前環状凸部を軸線方向に圧縮変形する冷間鍛造を行うことにより、
該成形前環状凸部を前記環状凸部に成形することを特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、前記オスピン型を、前記貫通筒状成形体の先端側から後端に向けてその内側に挿入した際に、前記オスピン型の前記大径部の外周面にて前記成形前環状凸部より先端側の内周面を拘束することを特徴とする、請求項1に記載のスパークプラグ用の主体金具の製造方法である。そして、請求項3に記載の本発明は、前記オスピン型における前記小径部と前記大径部との境界部における前端向き面と、前記小径部の外周面とのなす隅角に、周方向に沿って凹となすアールを付与したことを特徴とする請求項1又は2に記載のスパークプラグ用の主体金具の製造方法である。
本発明においては、上記製法により、主体金具の環状凸部を切削等の機械加工によることなく、その冷間鍛造工程において所望とする形状、寸法に仕上げることができる。また、冷間鍛造工程において環状凸部を形成するものであるが、本発明においては、成形前環状凸部の内周面とその先端向き面をオスピン型で、そして、成形前環状凸部の後端向き面をスリーブ型で拘束(規制)して、軸線方向に圧縮することで冷間鍛造するものであるから、材料巻き込み不良もなく、寸法精度の高い環状凸部が得られる。とくに、環状凸部の内周面と先端向き面は、オスピン型にて拘束されて形成されるため、オスピン型における前記小径部と前記大径部との間(境界部)である前端向き面と、前記小径部の外周面との隅角に所定の隅肉を付けることで、成形体における環状凸部の先端向き面と内周面とのなす角に、その周方向に沿って所望とする面取りを付与できるし、オスピン型の前端向き面をその前端が小径をなすテーパとすることで、成形体における環状凸部の先端向き面と内周面とのなす角を鈍角にできるなど、その角を所望とする形状にしかも高精度で形成できるという効果が得られる。
請求項2に記載の本発明においては、前記オスピン型の前記大径部の外周面にて前記成形前環状凸部より先端側の内周面を拘束することとしているため、該内周面の精度も高められる。そして、請求項3に記載の本発明においては、環状凸部の先端向き面と内周面とのなす角に、前記凹となすアールに対応する凸となすアールの付与された成形体が得られる。
本発明に係る、スパークプラグ用の主体金具の製造方法を具体化した実施の形態例について詳細に説明する。ただし、本形態で製造される主体金具2の構造は既に説明したものと同様であるため、その説明は省略する。まず、図1に基づいて、低炭素鋼からなる円柱状の素材Sを出発材料として、自身の軸線方向に未貫通の壁124dを内周面に有する、図7−Dに示した未貫通筒状成形体102dを成形するまでの冷間鍛造工程を説明する。ただし、これは、図7−D,Eに示したところの、未貫通筒状成形体102dにおける壁124dうちの軸線G寄り部位を打抜き、その軸線から離間する内周面寄り部位に、環状凸部25をなす前の成形前環状凸部125を有する貫通筒状成形体102eを成形するまでの工程であり、従来技術と同様であることから、それまでの工程については、その要旨のみを図面に基づいて簡潔に説明する。
図1に示した各工程(A−D)を示す図は、いずれもその中心線(軸線G)の右側がその工程で成形される前の図であり、左側がその工程で成形された成形体を示す半断面図である。図1−Aに示したように、図示下方が小径で上方が大径の空孔を有する第1工程用のダイス201a内の、図示上方の大径の空孔内に、円柱状の素材Sを装填する(同図右側)。その後、同図左側に示したように、上下のピン221a,221bでその素材Sを圧縮する。こうすることで、同図左側に示したように、第1工程成形体102aを成形する(図7−A参照)。そして、キックアウトピン221kでこの第1工程成形体102aを取り出し、図1−Bに示したように、第2工程用のダイス201b内に装填する(同図右側)。次いで、同図左側に示したように、上下のピン222a,222bで圧縮して第2工程成形体102bを成形する(図7−B参照)。
そして、キックアウトピン222kでこの第2工程成形体102bを取り出し、図1−Cに示したように、第3工程用のダイス201c内に装填する(同図右側)。次いで、同図左側に示したように、上下のピン223a,223bで圧縮して第3工程成形体102cを成形する(図7−C参照)。この工程では図1−C左側に示したように、ダイス201cの上からピン223aを押込んで小径筒部2aを伸長して、軸線G方向に未貫通の壁124cを内周面に有する第3工程成形体である未貫通筒状成形体102cとなる(図7−C参照)。
次に、この第3工程成形体102cをキックアウトピン223kで取り出し、図1−Dに示したように、第4工程用のダイス201dに装填し(同図右側)、同図左側に示したように、上からピン224aを押込んだ状態で、回螺用の多角形部29を形成するための外型224cを上から大径筒部2bの外周面に押込む。これにより、第4工程成形体である多角形部29を有する未貫通筒状成形体102dを得る(図7−D参照)。
続いて、この第4工程成形体102dをキックアウトピン224kで取り出す。そして、従来技術において説明したが、図9に示したように、この未貫通筒状成形体102dを第5工程用のダイス201eに装填する(同図右側)。そして、同図左側に示したように、上から打抜きピン225を打ち込んで、未貫通筒状成形体102dおける壁124dの軸線G寄り部位を打抜き、その軸線Gから離間する内周面寄り部位に、周方向に沿って凸条をなす、環状凸部をなす前の成形前環状凸部125を有する貫通筒状成形体102eを成形し、これをキックアウトピン225kで取り出す。このようにして成形された、成形前環状凸部125を有する貫通筒状成形体102eを第6工程として、図2に示した成形型を用いて次のように成形する。
まず、図2、図3に基づいて第6工程において使用されるダイス201f等について説明する。この工程で使用されるダイス201fは、貫通筒状成形体102eの小径筒部2aにおけるその外周面を拘束状に保持可能の小径空孔211と、貫通筒状成形体102eの大径筒部2bにおけるその外周面を拘束状に保持可能の大径空孔213とを有している。
そして、このようなダイス201fの下に位置する小径空孔211内には、下方から前端301aを上にしてオスピン型301が同軸状に内挿されている。このオスピン型301は前端301a側に小径部303を有すると共にその小径部303より基端(図2,3下)側に該小径部303より大径の大径部305を同軸状に備えている。そして、このオスピン型301における小径部303の外周面にて前記成形前環状凸部125の内周面を拘束するように形成されており、同オスピン型301における大径部305の外周面にて前記成形前環状凸部125より先端側の内周面126を拘束するように形成されている。さらに、オスピン型301における小径部303と大径部305との境界部である前端向き面307にて前記成形前環状凸部125の先端向き面125bを拘束(規制)するように形成されている。この前端向き面307は、主体金具2における環状凸部25の先端向き面25bを圧縮して塑性変形により設定形状に成形する成形面をなすところである。なお、本形態では、図3の拡大図に示したように、オスピン型301における前記小径部303と前記大径部305との境界部における前端向き面307と、前記小径部303の外周面303aとのなす隅角309に、周方向に沿って、所定半径の凹となすアールが付与されている。
他方、上に位置するダイス201fの大径空孔213内には、上方から前端400を下にして横断面円環状のスリーブ(筒状)型401が同軸状に挿入され、貫通筒状成形体102eの小径筒部2a内にその後端側から挿入される構成とされている。そして、このスリーブ型401は、オスピン型301の小径部303に同軸状に外嵌されるように、前端400寄り部位における内径がオスピン型301の小径部303の外径より大径をなし、貫通筒状成形体102eの小径筒部2a内に同軸状に内嵌されるように、前端寄り部位における外径が小径筒部2aの内径より小径をなすように構成されており、スリーブ型401の前端400にて成形前環状凸部125の後端向き面125cを押圧可能に形成されている。なお、図示では、これらの嵌合に隙間が示されていないが、実際には、微小な隙間を保持して外嵌、又は内嵌されている。
しかして、第6工程においては、ダイス201fの小径空孔211内に、成形前環状凸部125を有する貫通筒状成形体102eの小径筒部2aを装填して、成形前環状凸部125の先端向き面125bがオスピン型301における小径部303と大径部305との境界部である前端向き面307にて拘束されるようにする。このとき、成形前環状凸部125の内周面125aはオスピン型301における小径部303の外周面303aにて拘束される。そして、貫通筒状成形体102eの成形前環状凸部125より先端側の内周面126はオスピン型301における大径部305の外周面305aにて拘束される。また、貫通筒状成形体102eの大径筒部2bはダイス201fの大径空孔213の内周面にて支持される。
この状態のもとで、スリーブ型401を貫通筒状成形体102eの後端(図2上端)側から先端に向けてその内側に挿入し、そのスリーブ型401の前端400にて成形前環状凸部125の後端向き面125cを押圧して所定ストローク前進させ、その成形前環状凸部125を軸線G方向に圧縮変形(塑性変形)する冷間鍛造を行う(図3、図4参照)。この冷間鍛造工程により、軸線G方向において所定の幅寸法Wをなす所定断面形状、寸法を有する環状凸部25が成形される。しかも、本形態では、オスピン型301における前記小径部303と前記大径部305との境界部における前端向き面307と、前記小径部303の外周面303aとのなす隅角309に、周方向に沿って凹となす所定寸法のアールが付与されているため、環状凸部25の先端向き面25bと内周面25aとのなす角25eにはこのアールが転写される形で、そのアールに対応する凸となすアールが付与、成形される。
すなわち、本製法においては、主体金具2の環状凸部25が上記したような冷間鍛造工程において形成されるが、その形成においては、成形前環状凸部125の内周面125aとその先端向き面125bをオスピン型301で、そして、後端向き面125cをスリーブ型401で拘束(規制)して冷間鍛造されることから、その先端向き面25bが拘束されることなく環状凸部25が鍛造される従来技術のように、材料巻き込み不良や精度の低下もなく、その成形がなされる。しかも、本形態では、角25eに所望とする凸アールの面取りが付与される。さらに、本形態では、オスピン型301を、貫通筒状成形体102eの先端側から後端に向けてその内側に挿入した際に、オスピン型301の大径部305の外周面305aにて成形前環状凸部125より先端側の内周面126を拘束することとしたため、成形後においてもその内周面26の精度の低下も防止される。なお、この第6工程においては、成形前環状凸部125が圧縮変形されて、所望とする寸法、形状の環状凸部25とされるに伴い、その成形後には小径筒部2aにおける環状凸部25の先端側が若干ではあるが所定量延伸される(図2参照)。かくして、その成形後には、スリーブ型401を引き抜き、成形体102fの先端面をキックアウトピン(型)226kで図示上に押すことで、成形体が取り出される。
なお、このようにして得られた成形体102fは、その後、大径筒部2bの後端のカシメ用の円筒部35に対応する外周面と、回螺用の多角形部29とシール用の円形フランジ31との間の外周面33の所定部位とを、それぞれ旋削等によって切削して薄肉とし、さらに、小径筒部2aの外周面にネジ部21を形成する。そして、そのネジ部21の先端面に接地電極39を溶接により接合して所定形状に曲げ、メッキをかけることで主体金具2として完成する。かくして完成した主体金具2を用いて、従来と同様に主要部品を組み付けることで、図6に示したようなスパークプラグ1として完成する。そして、このスパークプラグをエンジンに取り付けて使用する場合においては、主体金具2における環状凸部25のうち、その内周面25aと先端向き面25bとの角25eには、実際には上記したようにアールが付与されていることから、コロナ放電の発生防止にも有効となり、したがって絶縁碍子5にピンホールが発生することも防止される。
本発明は上記した形態のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜に変更して具体化できる。特に、環状凸部25の先端向き面25bを成形するオスピン型301における、その小径部303と大径部305との境界部である前端向き面307や、その前端向き面307と小径部303の外周面303aとのなす隅角309の形状を変更することで、環状凸部25の先端向き面25bや、その先端向き面25bと内周面25aとのなす角25eの形状を所望とするものに容易に変更することができる。
具体的には、図5−Aに示したように、オスピン型301における、その小径部303と大径部305との境界部における前端向き面307を前端に向けて小径をなす緩テーパとすれば、環状凸部25の先端向き面25bは、先端に向けて拡径する緩テーパとなすことができる。また、図5−Bに示したように、オスピン型301における、前端向き面307を前端に向けて小径となる段付き状(断面階段形状)とすれば、環状凸部の先端向き面は、先端に向けて拡径する断面階段形状となすことができる。すなわち、本発明によれば、オスピン型における、その小径部と大径部との境界部である前端向き面又はその近傍の形状次第で任意の、しかも、精度の高い先端向き面を有する環状凸部が得られる。
なお、本発明で製造される主体金具は、上記例における形状や、その直径に対する軸線方向の長さ比のものに限定されるものではない。上記例では、先端側が小径筒部2aで、後端寄り部位が大径筒部2bをなす形状、構造の主体金具において具体化したが、絶縁碍子の先端向き面を支持するため、内周面にその周方向に沿って内向きに突出する環状凸部を有するものであれば、主体金具の形状はこのようなものに限らず広く適用できる。また、成形工程において、スリーブ型とオスピン型は、そのいずれか、又はその双方を前進させるものでもよい。
本発明の製法を説明する概略工程図であって、未貫通の壁を内周面に有する未貫通筒状成形体を成形するまでの冷間鍛造工程図。 本発明の製法の要部工程を説明する概略構成断面図。 図2のA部拡大図。 図3の圧縮工程を説明する要部の拡大図であって、Aは圧縮前の図で、Bは圧縮後(塑性変形後)の図。 オスピン型の小径部と大径部との境界部における前端向き面の別例を説明する部分図。 従来のスパークプラグの一例の概略構成半断面図。 従来のスパークプラグをなす主体金具が冷間鍛造により成形される過程を説明する各工程における半断面図。 Aは冷間鍛造後の主体金具、Bはこれを加工したもののそれぞれ半断面図である。 未貫通筒状成形体おける壁の軸線寄り部位を打抜く工程を説明する図。
符号の説明
1 スパークプラグ
2 主体金具
5 絶縁碍子
25 環状凸部
26 主体金具の内周面
102d 未貫通筒状成形体
102e 貫通筒状成形体
124c,124d 未貫通の壁
125 成形前環状凸部
125a 成形前環状凸部の内周面
125b 成形前環状凸部の先端向き面
125c 成形前環状凸部の後端向き面
126 成形前環状凸部より先端側の内周面
201f ダイス
301 オスピン型
301a 前端
303 小径部
303a 小径部の外周面
305 大径部
305a 大径部の外周面
307 前端向き面
309 隅角
400 スリーブ型の前端
401 スリーブ型
S 素材
G 軸線

Claims (3)

  1. 内周面にその周方向に沿って内向きに突出して、内挿される絶縁碍子を支持するための環状凸部を有する、スパークプラグ用の筒状をなす主体金具を製造する方法であって、
    素材の軸線方向両端面にその軸線方向に沿う凹部を形成することで、両該凹部の底壁により構成された壁部を有する未貫通筒状成形体を成形する冷間鍛造工程と、
    前記壁部のうちの未貫通筒状成形体おける軸線寄り部位を打抜いて、その軸線から離間する内周面寄り部位に、周方向に沿って凸条をなす、前記環状凸部をなす前の成形前環状凸部を有する貫通筒状成形体を成形する冷間鍛造工程と、を含み、
    この貫通筒状成形体における前記成形前環状凸部を前記環状凸部に成形する工程を含むスパークプラグ用の主体金具の製造方法において、
    前記貫通筒状成形体をその外周面を拘束するダイスの内側に収容し、
    前端側に小径部を有すると共にその小径部より基端側に該小径部より大径の大径部を有するオスピン型を、前記貫通筒状成形体の先端側から後端に向けてその内側に挿入して、前記小径部の外周面にて前記成形前環状凸部の内周面を拘束すると共に、前記オスピン型における前記小径部と前記大径部との境界部における前端向き面にて前記成形前環状凸部の先端向き面を拘束する一方、
    前記成形前環状凸部の後端向き面を押圧可能であり、しかも内径が前記オスピン型の前記小径部の外径より大径をなすスリーブ型を、前記貫通筒状成形体の後端側から先端に向けてその内側に挿入して、該スリーブ型の前端にて前記成形前環状凸部の後端向き面を拘束した状態において、
    前記オスピン型の前記前端向き面と該スリーブ型の前記前端にて該成形前環状凸部を軸線方向に圧縮変形する冷間鍛造を行うことにより、
    該成形前環状凸部を前記環状凸部に成形することを特徴とする、スパークプラグ用の主体金具の製造方法。
  2. 前記オスピン型を、前記貫通筒状成形体の先端側から後端に向けてその内側に挿入した際に、前記オスピン型の前記大径部の外周面にて前記成形前環状凸部より先端側の内周面を拘束することを特徴とする、請求項1に記載のスパークプラグ用の主体金具の製造方法。
  3. 前記オスピン型における前記小径部と前記大径部との境界部における前端向き面と、前記小径部の外周面とのなす隅角に、周方向に沿って凹となすアールを付与したことを特徴とする請求項1又は2に記載のスパークプラグ用の主体金具の製造方法。
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