JP6109709B2 - 異径筒状成形体の冷間鍛造による製造方法、及びガスセンサ用主体金具の製造方法 - Google Patents

異径筒状成形体の冷間鍛造による製造方法、及びガスセンサ用主体金具の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6109709B2
JP6109709B2 JP2013225292A JP2013225292A JP6109709B2 JP 6109709 B2 JP6109709 B2 JP 6109709B2 JP 2013225292 A JP2013225292 A JP 2013225292A JP 2013225292 A JP2013225292 A JP 2013225292A JP 6109709 B2 JP6109709 B2 JP 6109709B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diameter
rear end
peripheral surface
molded body
polygonal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013225292A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014198346A (ja
Inventor
光成 仮屋
光成 仮屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Spark Plug Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2013225292A priority Critical patent/JP6109709B2/ja
Publication of JP2014198346A publication Critical patent/JP2014198346A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6109709B2 publication Critical patent/JP6109709B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、排気ガスの酸素濃度を測定するガスセンサの主要構成部品である主体金具、或いはスパークプラグの主要構成部品である主体金具のように、異径筒状をなす部品であり、その部品の製造に供される素材であるところの異径筒状成形体の冷間鍛造による製造方法、及び、この異径筒状成形体から製造されるガスセンサ用主体金具の製造方法に関する。
図8は、自動車やバイク(2輪自動車)に使用されるガスセンサ(例えば、酸素センサ。以下、単にセンサともいう)10の断面図である。このものは、排気管に設けられたネジ穴にねじ込み方式で取付けられる異径筒状をなす主体金具20と、その内側において先端(図示下端)が閉じられた筒状をなすセンサ素子30、そして、その素子30の内側やセンサ内の端子金具11等を保護するために被せられた保護筒(内側保護筒、外側保護筒)40,41等から構成されている。このセンサ10は、素子30の内外の酸素濃度差に基づいて、その内外に設けられた電極間に起電力を生じさせ、これに基づく信号を後端(図示上端)から引き出されているリード線50を介して制御回路に出力し、排気ガス中の酸素濃度を検知して空燃比制御するのに使用される。
このようなセンサ10の主要構成部品である主体金具20は、図8に示したように、全体としてみると異径筒状構造を呈しており、先端側が、相対的に小径のネジ付き筒部(ネジ付き小径円筒部)21をなし、それに続く後方に、それより大径のねじ込み用の多角形部(例えば、六角形部)23を備えている。そして、さらにこれに続く後端側には、この多角形部よりは小径であるが、ネジ付き小径円筒部21よりは大径で、薄肉円筒部27を有する円筒部(以下、薄肉円筒部も含めて大径円筒部ともいう)25を備えている。図8では、薄肉円筒部27は中心線に向けて曲げられているが、これは後述するように部品状態(図9参照)においては円筒状をなしている。このセンサ10では、この主体金具20の内側にセンサ素子30が、シール材13や絶縁ホルダ15等を介して同心配置されて固定されている。この固定は、外側保護筒41が固定される前の組立工程において、主体金具20の内側にセンサ素子30等を配置、装填した後、内側保護筒40の先端外周のフランジ43を、絶縁ホルダ15の後端に当接させ、Oリング17を介した状態において、大径円筒部25の後端の薄肉円筒部27を図示のように内側(中心軸線側)に向けて折り曲げると共に、先端に向けて圧縮するカシメ加工によっている。
図9は、このようなカシメ加工が行われる前の部品としての主体金具20を示したものである。図示のように、その大径円筒部25の後端寄り部位のうち、後端(図示上端)から先端(図示下端)に向かう一定範囲(一定部位)は、カシメ加工に適するように、外径が小さく、肉厚の薄い薄肉円筒部27をなしている。また、図9のものでは、大径円筒部25のうち、多角形部23寄り部位も、外径が小さく肉厚の薄い第2薄肉円筒部28をなしている。これは、カシメ加工時においては、この部位が図8に示したように座屈状に変形するようにするためである。また、このような主体金具は、図示のように、内径は、素子30をシール状に保持するためのシール材13等を配置するため、ネジ付き小径円筒部21から後方に向かうに従い段階的に大きくなるように形成されている。なお、本願において、主体金具に関して先端というときは、図9におけるその下端をいい、後端というときはその逆の端を言う。
ところで、このような異径筒状構造を有する主体金具を、高強度、かつ、低コストで効率的に製造するためには、なるべく、その完成品に近い寸法、形状(構造)のものに冷間鍛造によって成形した成形体としておき、この成形体において、ネジや寸法精度上において必要箇所のみを、できるだけ少ない切削代となるように仕上げることになる。これは、酸素センサを構成する主体金具に限られず、同様又は類似の異径筒状構造を有する、スパークプラグを構成する主体金具の製造においても同様である。こうしたことから、かかる主体金具は、従来、冷間鍛造により、低炭素鋼の丸棒を短く切断した出発素材(円柱体)から、複数(多段)の冷間鍛造工程を経ることで、図10に示したような、形状の素材(異径筒状成形体)20fに製造していた(例えば、特許文献1の図1参照)。そして、この素材(異径筒状成形体)20fは、その後、大径円筒部25のうち、その後端から先端に向かう一定範囲(薄肉円筒部27相当部位)や、その多角形部23寄り部位の第2薄肉円筒部28をカシメ加工に適するように切削(円筒切削)するなどされ、図9に示した主体金具(部品)20として仕上げられる。
ところで、図10に示した異径筒状成形体20fは、例えば、図11に、A〜Fとして断面図示したように、第1工程成形体20aから最終の異径筒状成形体をなす第6工程成形体20f(最終の異径筒状成形体と同成形体であるため、同符号を用いて図示)に、順次成形されていた(特許文献1の図1参照)。ここで、その概要を説明すると、第1工程においては、丸棒から切断した出発素材(円柱体)の端面等を整える成形を行って第1工程成形体20aとし、第2工程において、これを先端(図示下端)側が小径部で、後端(図示上端)側が大径部の異径円柱状成形体(第2工程成形体)20bとする。そして、第3工程においては、図12の左図(A)に示したように、この異径円柱状成形体(第2工程成形体)20bにおけるその小径部の外周面を拘束可能の円形穴と、この円形穴と同心で、環状棚面を介し、ねじ込み用の多角形部における外周面の多角形を内周面として備えた多角形穴を有するダイ200cを用い、このダイにおける前記円形穴に、前記小径部を内挿してその先端面を支持用パンチ220c等で支持し(図12の左図の中心線の左側参照)、その後、図12の左図の中心線の右側に示したように、前記大径部の後端面に、前記大径円筒部の内周面形成用の穴あけ用パンチ240cを打ち込む(図12の左図の中心線の左側は当該工程前(成形前)の図を、中心線の右側は当該工程後(成形後)の図を、それぞれ示している)。これによって、その大径部の後端面に底のある穴をあけると共に、該大径部の外周面を、前記多角形穴の内周面に押付けて膨出成形することにより、穴付き多角形部を形成し、穴付き多角形部付き異径成形体(第3工程成形体)20cを得る。
そして、第4工程においては、図12の右図(B)に示したように、ダイ200dに配置された支持用スリーブ220dの前端内に、この異径成形体(第3工程成形体)20cにおける小径部を内挿して、穴付き多角形部の先端向き面を支持し(図12の右図の中心線の左側参照)、かつ、穴付き多角形部に設けられた前記穴に保形用パンチ240dを挿入した状態で、図12の右図の中心線の右側に示したように、該穴付き多角形部の外周面のうち、後端(図示上端)から先端に向かう所定範囲(多角形部に相当する先後範囲以外)の外周面を、ダイ260dにて、前記大径円筒部25の切削加工前の外径に縮小する(絞り込む)と同時に、後方に延伸させる押出し成形を行い、第4工程成形体20dを得る。そして、その後、第5工程において、穴の深穴成形をすると共に小径部を延伸して小径筒部としてなる第5工程成形体20e(図11−E参照)とし、さらに、第6工程において、その穴の底壁である未貫通壁部を打抜いて最終の第6工程成形体(異径筒状成形体)20f(図11−F参照)としていた。かくして、複数、多段の冷間鍛造により製造された異径筒状成形体は、図10に示したような成形体20fとなる。なお、本明細書では、以下、各冷間鍛造工程を経て、素材から異径筒状成形体として成形されるまでの仕掛品を単に成形体ともいう。また、本願において、成形体の成形に供されるダイ、又はパンチ等の金型構成部材等について、前端とは、それらの金型のうち、素材(成形体)が押込まれる入口側の端、又は素材に打ち付けられる(押付けられる)側にある端をいい、基端とは、前端と逆の端をいい、上記した主体金具及びその仕掛品(成形体)の先端、後端とを使い分けるものとする。
特開平04−371336号公報
図10に示したように、上記、複数、多段の冷間鍛造工程を経て製造された異径筒状成形体20fにおいて、カシメ加工の対象とされる薄肉円筒部27,第2薄肉円筒部28を構成することになる大径円筒部25は、その冷間鍛造の終了時点では、先後に概ね一定の厚肉の厚肉円筒部をなしている。このため、大径円筒部25は、その多角形部23寄り部位の第2薄肉円筒部28だけでなく、多角形部23とは反対端側の後端から先端に向かう一定範囲(薄肉円筒部27相当部位)の外径についても、その外周面を切削(旋削)する必要がある。これにより、従来の主体金具は、製造工程が多く、また、その削り代が多い分、材料歩留まりも悪いし、さらには切削工具の寿命も短くなるため、コストアップを招いていたという指摘ないし問題があった。かかる問題に対しては、例えば、上記冷間鍛造工程中の第4工程(図12の右図B参照)において、穴付き多角形部の外周面のうち、後端から先端に向かう所定範囲(多角形部に相当する先後範囲以外)の外周面を、大径円筒部(切削加工前の外径)に縮小して押出し成形する際、図13に示した成形体120fのように、その大径円筒部25の後端から先端に向かう一定範囲の外径を、最初からカシメ加工に適する薄肉円筒部27f又はそれに近い寸法をなすよう、この一定範囲以外の外径より小さくなるように成形すればよいのではないか、という見解もある。すなわち、大径円筒部25を、多角形部寄りの厚肉円筒部26と、薄肉円筒部27fとになるように成形すればよい、というものである。
確かに、第4工程(図12の右図B参照)において、その上のダイ260dに代えて、図13に示した成形体が得られる内周面(図12の右図B中の2点鎖線 L1)を有するダイを用いれば、それは理論上は可能である。しかしながら、このような成形では、先後方向において、2段の縮径(変形)を同時に行いながらの後方押出し成形になるだけでなく、押出される隙間が小さく、しかも、後方への押出し長さも長くなる。これにより、成形抵抗が極端に大きくなることから、鍛造時のプレス荷重が異常に増大することや、ダイやパンチ(金型)の負担が大きく、損傷を受けやすいのでそれらの寿命が短くなる。しかも、塑性変形される素材(肉)の回りこみ(流動)に不具合が発生しがちとなり、成形体にワレ等の不良も発生しやすく、歩留まりも悪くなる。こうしたことから、上記したような第4工程において、2段の縮径(変形)を行いながらの後方押出し成形は、難点が多く、採用できないというのが実情である。
本発明は、かかる問題点に鑑み、図13に示したような、主体金具仕掛品をなす異径筒状成形体を冷間鍛造により、効率的に製造できる方法、及びガスセンサ用主体金具を効率的に製造できる方法を提供することをその目的とする。
請求項1に記載の本発明は、先端側に小径円筒部を、後端側に大径円筒部を有すると共に、この両円筒部の先後の間に、外径が大径円筒部の外径より大きい多角形部を有し、かつ、前記大径円筒部は、この多角形部と反対端側の後端から先端に向かう一定範囲が、それ以外の範囲より外径が小さく、前記一定範囲が肉厚の薄い薄肉円筒部に成形され、それ以外の範囲が肉厚の厚い厚肉円筒部に成形されてなる異径筒状成形体の冷間鍛造による製造方法であって、
その冷間鍛造工程中に、
先端側が小径部で後端側が大径部をなす異径円柱状成形体を成形する冷間鍛造工程と、
この異径円柱状成形体における前記大径部の後端面に、前記大径円筒部の内周面成形用の穴あけ用パンチを打ち込むことによって、その後端面に底のある穴をあけると共に、該大径部の外周面を、ダイに設けられた多角形穴の内周面に押付けるようにして穴付き多角形部を膨出成形して穴付き多角形部付き異径成形体を成形する冷間鍛造工程と、
を含んでいる、前記異径筒状成形体の冷間鍛造による製造方法において、
前記異径円柱状成形体を成形する際、その大径部の外径を、前記薄肉円筒部の外径となるようにして成形しておき、
前記穴付き多角形部付き異径成形体を成形する冷間鍛造工程において、
自身の内側に前記大径部が嵌り込み可能であり、かつ、前記ダイにおける多角形穴に前端が嵌り込み可能の押出し用スリーブを、前記穴あけ用パンチに対し、周方向において一定の間隔が保持されるように外嵌め状態で、しかも、前進及び後進が可能に取り付けておくと共に、
前記穴あけ用パンチの前端が前記大径部の後端面に打ち込まれるときに、該押出し用スリーブの前端寄り部位を、該大径部の後端面寄り部位に嵌り込ませてその外周面を拘束するようにしておき、
前記穴あけ用パンチを、前記大径部の後端面に打ち込むことによって前記穴付き多角形部を成形する際に、該穴付き多角形部の後端であって、前記押出し用スリーブの前端寄り部位の内周面と該穴あけ用パンチの外周面との間に前記薄肉円筒部を押出し成形しておくことを特徴とする。
また、請求項2に記載の本発明は、前記押出し用スリーブを、前記穴あけ用パンチに対し、該穴あけ用パンチの前進、後進にバネを介して連動するように取り付けておくと共に、前記穴あけ用パンチの前端が前記大径部の後端面に打ち込まれるときに、該押出し用スリーブの前端寄り部位を、前記バネの作用によって該大径部の後端面寄り部位に嵌り込ませてその外周面を拘束するようにしておくことを特徴とする、請求項1に記載の異径筒状成形体の冷間鍛造による製造方法である。
そして、請求項3に記載の本発明は、前記押出し用スリーブは、少なくともその前端から基端に向かう一定範囲の外周面が、前記ダイの多角形の内周面に入り込み可能の多角形をなしていることを特徴とする、請求項1又は2のいずれか1項に記載の異径筒状成形体の冷間鍛造による製造方法である。
請求項4に記載の本発明は、ガスセンサを構成するガスセンサ用主体金具の製造方法であって、
該ガスセンサ用主体金具は、先端側に小径円筒部を、後端側に大径円筒部を有すると共に、この両円筒部の先後の間に、外径が大径円筒部の外径より大きい多角形部を有し、かつ、前記大径円筒部は、この多角形部と反対端側の後端から先端に向かう一定範囲が、それ以外の範囲より外径が小さく、前記一定範囲が肉厚の薄い薄肉円筒部に成形され、それ以外の範囲が肉厚の厚い厚肉円筒部に成形されてなる異径筒状成形体から形成されてなり、
しかも、該異径筒状成形体は冷間鍛造によって成形され、該異径筒状成形体を形成する冷間鍛造工程中に、
先端側が小径部で後端側が大径部をなす異径円柱状成形体を成形する第1冷間鍛造工程と、
この異径円柱状成形体における前記大径部の後端面に、前記大径円筒部の内周面成形用の穴あけ用パンチを打ち込むことによって、その後端面に底のある穴をあけると共に、該大径部の外周面を、ダイに設けられた多角形穴の内周面に押付けるようにして穴付き多角形部を膨出成形して穴付き多角形部付き異径成形体を成形する第2冷間鍛造工程と、
を含んでいる、ガスセンサ用主体金具の製造方法であって、
前記異径円柱状成形体を成形する第1冷間鍛造工程において、その大径部の外径を、前記薄肉円筒部の外径となるようにして成形しておき、
前記穴付き多角形部付き異径成形体を成形する第2冷間鍛造工程において、
自身の内側に前記大径部が嵌り込み可能であり、かつ、前記ダイにおける多角形穴に前端が嵌り込み可能の押出し用スリーブを、前記穴あけ用パンチに対し、周方向において一定の間隔が保持されるように外嵌め状態で、しかも、前進及び後進が可能に取り付けておくと共に、
前記穴あけ用パンチの前端が前記大径部の後端面に打ち込まれるときに、該押出し用スリーブの前端寄り部位を、該大径部の後端面寄り部位に嵌り込ませてその外周面を拘束するようにしておき、
前記穴あけ用パンチを、前記大径部の後端面に打ち込むことによって前記穴付き多角形部を成形する際に、該穴付き多角形部の後端であって、前記押出し用スリーブの前端寄り部位の内周面と該穴あけ用パンチの外周面との間に前記薄肉円筒部を押出し成形しておき、
この後、この第2冷間鍛造工程で成形された前記穴付き多角形部における外周面のうち、該穴付き多角形部の後端から先端に向かう所定範囲の外周面を、前記大径部における前記厚肉円筒部の外径に縮小して後方に延伸させる押出し成形をする第3冷間鍛造工程を含めたことを特徴とする。
請求項5に記載の本発明は、前記押出し用スリーブを、前記穴あけ用パンチに対し、該穴あけ用パンチの前進、後進にバネを介して連動するように取り付けておくと共に、前記穴あけ用パンチの前端が前記大径部の後端面に打ち込まれるときに、該押出し用スリーブの前端寄り部位を、前記バネの作用によって該大径部の後端面寄り部位に嵌り込ませてその外周面を拘束するようにしておくことを特徴とする、請求項4に記載のガスセンサ用主体金具の製造方法である。
請求項6に記載の本発明は、前記押出し用スリーブは、少なくともその前端から基端に向かう一定範囲の外周面が、前記ダイの多角形の内周面に入り込み可能の多角形をなしていることを特徴とする、請求項4又は5のいずれか1項に記載のガスセンサ用主体金具の製造方法である。
本発明では、上記した構成により、従来の冷間鍛造工程の第3工程に相当する工程において、薄肉円筒部を押出し成形しておくことを特徴としている。この薄肉円筒部の押出し成形工程においては、該押出し用スリーブは、前記穴あけ用パンチの前端が前記大径部の後端面に打ち込まれるとき、その前端寄り部位が、該大径部の後端面寄り部位に嵌り込んでその外周面を拘束している。そして、前記穴あけ用パンチを、前記大径部の後端面に打ち込むことによって前記穴付き多角形部を成形する際に、該穴付き多角形部の後端であって、前記押出し用スリーブの前端寄り部位の内周面と該穴あけ用パンチの外周面との間に前記薄肉円筒部を押出し成形する、というものであるから、この成形工程(段階)においては、極端な成形抵抗の増大となることもない。したがって、以後は、上記した従来と同様の第4工程以降の工程に、順次回すことで、最終的に所望とする異径筒状成形体を問題なく得ることができる。ここで、本発明においてその薄肉円筒部の成形工程で成形抵抗が極端に大きくならない理由は、押出し用スリーブの前端において後方に押出される長さは、薄肉円筒部の長さ分だけでありその長さも大きくない。しかも、1段の縮径だけである。そして、他の変形は、穴あけ及びそれに伴って、従来の第3工程と同様の前記多角形穴の内周面に押付けられる膨出成形による変形だけであり、それが、押出し用スリーブの前端より前方において行われるというだけであるためである。
請求項1において、該押出し用スリーブは、前記穴あけ用パンチの前端が前記大径部の後端面に打ち込まれるときに、該押出し用スリーブの前端寄り部位を、該大径部の後端面寄り部位に嵌り込ませてその外周面を拘束するようにしておき、前記穴あけ用パンチを、前記大径部の後端面に打ち込むことによって前記穴付き多角形部を成形する際に、該穴付き多角形部の後端であって、前記押出し用スリーブの前端寄り部位の内周面と該穴あけ用パンチの外周面との間に前記薄肉円筒部を押出し成形されるように、駆動、制御すればよい。ただし、該押出し用スリーブは、請求項2に記載のように、前記穴あけ用パンチに対し、該穴あけ用パンチの前進、後進にバネを介して連動するように取り付けておくと共に、前記穴あけ用パンチの前端が前記大径部の後端面に打ち込まれるときに、該押出し用スリーブの前端寄り部位を、前記バネの作用によって該大径部の後端面寄り部位に嵌り込ませてその外周面を拘束するようにしておくとよい。このようにしておけば、別途、該押出し用スリーブの駆動、制御手段を要しないので、プレス装置の構成の単純化が図られるためである。
なお、前記薄肉円筒部を備えた穴付き多角形部付き異径成形体を、上記した従来の冷間鍛造工程において相当する第4工程に回す。そこでは、従来同様に、この異径成形体における小径部に支持用スリーブを外嵌し、自身の外周面のうち、該小径部と該穴付き多角形部との境界をなす先端向き面を支持し、該穴付き多角形部に設けられた前記穴に保形用パンチを挿入した状態で、該穴付き多角形部の外周面のうち、後端から先端に向かう所定範囲の外周面を、前記大径円筒部のうちの厚肉円筒部の外径に縮小して後方に延伸させる押出し成形を行えばよい。そして、この押出し成形により、大径円筒部は、厚肉円筒部と、その後方の前記薄肉円筒部とに成形される。かくして、その後も、上記した従来の冷間鍛造工程と同様の第5工程に回して前記穴の深穴あけ加工をすると共に小径円筒部として延伸し、そして、従来の冷間鍛造工程と同様の第6工程に回してその穴の底壁の打抜く。こうすることで、先端側に小径円筒部を、後端側に大径円筒部を有すると共に、この両円筒部の先後の間に、外径が大径円筒部の外径より大きい多角形部を有し、かつ、前記大径円筒部は、この多角形部と反対端側の後端から先端に向かう一定範囲が、それ以外の範囲より外径が小さく、前記一定範囲が肉厚の薄い薄肉円筒部に成形され、それ以外の範囲が肉厚の厚い厚肉円筒部に成形されてなる、所望とする異径筒状成形体を得ることができる。すなわち、このようにして得られた異径筒状成形体は、図13に示したものとなるから、その後の機械加工においては、その大径円筒部25に対して行う、カシメ加工に適するようにするための切削工程においては、少なくとも、その薄肉円筒部27fの加工工程を大幅に低減できるため、加工コストのみならず、材料の節減も図ることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1における異径筒状成形体が、該ガスセンサ用主体金具となる場合であり、該異径筒状成形体を形成する冷間鍛造工程中に、上記第3冷間鍛造工程を含めたものである。すなわち、請求項4に記載の発明は、第2冷間鍛造工程の後、この第2冷間鍛造工程で成形された前記穴付き多角形部における外周面のうち、該穴付き多角形部の後端から先端に向かう所定範囲の外周面を、前記大径部における前記厚肉円筒部の外径に縮小して後方に延伸させる押出し成形をする第3冷間鍛造工程を含めたことを特徴とする、ガスセンサ用主体金具の製造方法である。したがって、その構成より、請求項1に記載の発明と同様の上記した効果が得られることは明らかである。なお、請求項5,6に記載の各発明は、請求項2,3に記載の各発明に対応するものであり、したがって、異径筒状成形体が該ガスセンサ用主体金具となる場合において、請求項2,3に記載の各発明と同様の効果が得られる。
本発明の製造方法を具体化した実施形態を説明する図であって、各工程で成形された成形体を説明する半断面図。 実施形態において異径円柱状成形体を成形するまでの第1工程、第2工程を説明する金型を含む模式的断面図であって、左図Aは第1工程を示すもので、中心線の左半断面は成形前、中心線の右半断面は成形後の図、右図Bは第2工程を示すもので、中心線の左半断面は成形前、中心線の右半断面は成形後の各図。 実施形態において穴付き多角形部付き異径成形体を成形する本発明の要部工程(第3工程)を説明する金型を含む模式的断面図、及びその要部拡大図であって、中心線の左半断面は成形前、中心線の右半断面は成形後の各図。 図3の第3工程において、穴付き多角形部が成形されるまでの、その素材の変形状態を説明する図。 実施形態において第4工程を説明する金型を含む模式的断面図であって、中心線の左半断面は成形前、中心線の右半断面は成形後の各図。 実施形態において第5工程を説明する金型を含む模式的断面図であって、中心線の左半断面は成形前、中心線の右半断面は成形後の各図。 実施形態において第6工程を説明する金型を含む模式的断面図であって、中心線の左半断面は成形前、中心線の右半断面は成形後の各図。 従来のガスセンサの一例を説明する概略構成断面図。 図8のガスセンサに用いられている主体金具の組付け前の部品状態の半断面図。 図9の主体金具が冷間鍛造により成形された段階の主体金具仕掛品(機械加工前の成形体)の半断面図。 図10の主体金具仕掛品を冷間鍛造で成形するとき、各工程で成形された成形体を説明する断面図。 図11の成形体を成形する工程のうち、第3工程及び第4工程を説明する金型を含む模式的断面図。 機械加工前の成形体として望まれる主体金具仕掛品形状を説明する半断面図。
本発明に係る異径筒状成形体の冷間鍛造による製造方法を具体化した実施の形態例について、図1〜図7を参照しながら詳細に説明する。ただし、本形態で製造される異径筒状成形体は、ガスセンサ用の主体金具製造用の素材であり、上記した図13に示した異径筒状成形体120fと同じものである。このため、それ自体の説明は省略するが、ガスセンサについて、図8、図9に基づいて、再度、説明する。図8は、自動車やバイクに使用されるガスセンサ(例えば、酸素センサ。)10の断面図である。このものは、排気管に設けられたネジ穴にねじ込み方式で取付けられる異径筒状をなす主体金具20と、その内側において先端(図示下端)が閉じられた筒状をなすセンサ素子30、そして、その素子30の内側やセンサ内の端子金具11等を保護するために被せられた保護筒(内側保護筒、外側保護筒)40,41等から構成されている。このセンサ10は、素子30の内外の酸素濃度差に基づいて、その内外に設けられた電極間に起電力を生じさせ、これに基づく信号を後端(図示上端)から引き出されているリード線50を介して制御回路に出力し、排気ガス中の酸素濃度を検知して空燃比制御するのに使用される。
また、このセンサ10の主要構成部品である主体金具20は、図8に示したように、全体としてみると異径筒状構造を呈しており、先端側が、相対的に小径のネジ付き筒部(ネジ付き小径円筒部)21をなし、それに続く後方に、それより大径のねじ込み用の多角形部(例えば、六角形部)23を備えている。そして、さらにこれに続く後端側には、この多角形部よりは小径であるが、ネジ付き小径円筒部21よりは大径で、薄肉円筒部27を有する円筒部(以下、薄肉円筒部も含めて大径円筒部ともいう)25を備えている。図8では、薄肉円筒部27は中心線に向けて曲げられているが、これは後述するように部品状態(図9参照)においては円筒状をなしている。なお、このセンサ10では、この主体金具20の内側にセンサ素子30が、シール材13や絶縁ホルダ15等を介して同心配置されて固定されている。この固定は、外側保護筒41が固定される前の組立工程において、主体金具20の内側にセンサ素子30等を配置、装填した後、内側保護筒40の先端外周のフランジ43を、絶縁ホルダ15の後端に当接させ、Oリング17を介した状態において、大径円筒部25の後端の薄肉円筒部27を図示のように内側(中心軸線側)に向けて折り曲げると共に、先端に向けて圧縮するカシメ加工によっている。
図9は、このようなカシメ加工が行われる前の部品としての主体金具20を示したものである。図示のように、その大径円筒部25の後端寄り部位のうち、後端(図示上端)から先端(図示下端)に向かう一定範囲(一定部位)は、カシメ加工に適するように、外径が小さく、肉厚の薄い薄肉円筒部27をなしている。また、図9のものでは、大径円筒部25のうち、多角形部23寄り部位も、外径が小さく肉厚の薄い第2薄肉円筒部28をなしている。これは、カシメ加工時においては、この部位が図8に示したように座屈状に変形するようにするためである。また、このような主体金具は、図示のように、内径は、素子30をシール状に保持するためのシール材13等を配置するため、ネジ付き小径円筒部21から後方に向かうに従い段階的に大きくなるように形成されている。しかして、このような主体金具、すなわち、ガスセンサ用主体金具は、図13に示した異径筒状成形体120fにおいて、その大径円筒部25等に必要な加工を施すことで得られる。
以下、冷間鍛造により、低炭素鋼からなる円柱状の素材Sを出発材料とする第1工程から、第6工程(最終鍛造工程)において異径筒状成形体120fを成形(製造)するまでの各工程について、各工程において成形される図1に示した各成形体120a〜120fをも参照しながら、その工程に従い順次、説明する。図2、図3、図5〜図7に示した各工程を示す図においては、いずれもその中心線(軸線)の左側が、その工程で成形される前の素材(成形体)形状の半断面を示し、右側がその工程における成形後の成形体の半断面を示している。なお、図2〜図7に示した断面図において、成形体以外はハッチングを省略している。
(第1工程)
図2の左図Aに示したように、第1工程用のダイ200aに設けられた、上下に同径の円形穴(空孔)203a内に、完成品に対応して材料取、切断された円柱状の素材(円柱体)Sを装填する(図2の左図Aの中心線の左側参照)。ただし、この円形穴203aの内周面の下端は、周方向に沿って隅肉アールが付けられている。この装填後、円形穴203aの下端を前端(図示上端)として内挿配置された支持用円柱パンチ(ピン)220aと、上から打ち込まれる円軸状のパンチ240aで、その素材Sを両端面間で圧縮する。こうすることで、同図の中心線の右側に示したように端面等が矯正ないし整えられ、先端面(図示下端)と外周面との成す角にアールが付与され、先端面の中央に凹部が設けられると共に、後端面の中央に浅いテーパ状の凹部が設けられた第1工程成形体120aを成形する(図1−A参照)。なお、この第1工程成形体120aにおける外径は、図13に示した成形体120fの大径円筒部25における薄肉円筒部27fの外径よりも若干小さくなるものとされている。なお、この成形後はパンチ240aを抜き、支持用円柱パンチ(ピン)220aを連動してノックアウトして第1工程成形体102aを取り出す。以下、各工程において、素材を支持する支持用パンチやノックアウトピン(又はノックアウト用スリーブ)の駆動や、成形体の取り出し等は従来公知の事項であるため、適宜、その説明を省略する。
(第2工程)
図2の右図Bに示したように、図示下方が小径で上方が大径の異径円形穴を有する第2工程用のダイ200bの、図示上方の大径の円形穴203b内に、第1工程成形体120aを先端側から装填する(図2の右図Bの中心線の左側参照))。ここで、小径の円形穴205bの内径は、図13に示した成形体の小径円筒部21fの外径と略同じであり、大径の円形穴203bの内径は、図13に示した成形体120fの薄肉円筒部27fの外径と略同じである。この装填後、小径円形穴205bの下端を前端として内挿配置された支持用円柱ピン220b,スリーブ240bと、上から打ち込まれる円軸状のパンチ260bで、第1工程成形体120aを圧縮する。こうすることで、同右図Bの中心線の右側に示したように、後端側が大径部22bをなし、その先方に、先細りテーパ部を介して小径部21bが押出し成形された、異径円柱状成形体をなす第2工程成形体120bが成形される(図1−B参照)。なお、この第2工程成形体120bを成形する工程(本例第2工程)が、請求項4に記載の発明における「第1冷間鍛造工程」に相当する。
(第3工程)
第3工程について図3、図4に基づいて説明する。第3工程において金型には、図3に示したダイ、及び穴あけ用パンチ等を用いる。すなわち、図示下方のダイ200cは、第2工程成形体(異径円柱状成形体)120bにおけるその小径部21bの外周面を拘束可能の円形穴203cと、この円形穴と同心で、環状棚面205cを介し、図13に示した成形体120fの多角形部23における外周面の多角形を内周面とする多角形穴207cを有するように形成されている。このダイ200cにおける円形穴203cには、その下端を前端として支持用円柱ピン220c,及びスリーブ270cが内挿配置されている。
一方、このダイ200cの図示上には、第2工程成形体(異径円柱状成形体)120bにおけるその大径部22bの後端面29bに、底のある円形穴をあけるための穴あけ用パンチ240cが、円形穴203c、多角形穴207cと同心(同軸)で配置されている。この穴あけ用パンチ240cは、成形体120fにおける厚肉円筒部26と薄肉円筒部27fとをなす大径円筒部25の内周面成形用のものであり、したがって、その外径は、成形後のその大径円筒部の内径と略同一とされ、横断面が円形とされている。ただし、穴あけ用パンチ240cにおける前端部は相対的に細く、成形体120fにおける中間部位の内周面が成形されるように段付き異径に形成されている。しかして、この穴あけ用パンチ240cをその大径部22bの後端面29bに打ち込むことによって、その後端面29bにその穴をあけると共に、該大径部の外周面を、前記多角形穴207cの内周面に押付けて膨出成形をすることによって穴付き多角形部を成形し得るように形成されている。
他方、この穴あけ用パンチ240cには、その外径より内径が大きい押出し用スリーブ250cが、スペーサ(円管)260cを介し、同軸(同心)にて外嵌めされている。このスペーサ(円管)260cにより、押出し用スリーブ250cの前端寄り部位が、穴あけ用パンチ240cに対し、周方向において一定の間隔(円筒状空隙)が保持されている。なお、この間隔(円筒状空隙)が、後述するように薄肉円筒部27fが押出されるところとなるところであり、スペーサ(円管)260cの前端には本例では常にこの間隔(円筒状空隙)が保持されるように設定されている。一方、押出し用スリーブ250cは、内周面が円形で、その内径は、大径部22bの外径より微量大きく、図13に示した成形体120fにおける薄肉円筒部27fの外径と略同径とされている。そして、この押出し用スリーブ250cは、外周面が、前記ダイ200cにおける多角形穴207cに隙間嵌めで入り込み可能の多角形をなしている。
この穴あけ用パンチ240cの基端(図示上端)は、プレス装置の上方の可動盤に固定されたブロック280cに固定されている。そして、押出し用スリーブ250cは、このブロック280cの下面に、バネ(例えば、圧縮コイルばね)290cを介して連結されており、可動盤の下降、又は上昇により、穴あけ用パンチ240cと連動、同期してそれと実質的に同量前進(下降)、又は後退(上昇)するように設けられている。ただし、穴あけ用パンチ240cを所定ストローク前進させて、大径部22bの後端面29bに打ち込んで穴をあけて該大径部の外周面を、前記多角形穴207cの内周面に押付けて膨出成形をするときにおいては、穴あけ用パンチ240cの外周面243cと押出し用スリーブ250cの前端253c寄り部位の内周面と間隔(円筒状空隙)において、薄肉円筒部27fを後方押出し成形するように、押出し用スリーブ250cは、最終的に、穴あけ用パンチ240cに対して相対的に基端側に押し戻されるように、そのバネ290cの強さが設定されている。なお、この押し戻され量は、薄肉円筒部27fが所定範囲(長さ)、押出し成形されるように、例えば、後述するようにストッパ手段で規制するようにすればよい。また、スペーサ(円管)260cは、例えば、図示はしないがブロック280cにバネで吊下げられており、穴あけ用パンチ240cの下動にしたがって、上記間隔(円筒状空隙)内において押し下げられ、その上動においてスプリングバックにより上動するように設けられている。
このため、バネ290cは、少なくとも、穴あけ用パンチ240cが前進してその前端245cが、ダイ200cに装填された異径円柱状成形体120bの大径部22bの後端面29bに当接するとき(又は衝突する直前)、押出し用スリーブ250cの前端253c寄り部位(内周面)が、その大径部22bの後端面29b寄り部位に嵌り込むように設定されている(図4−A参照)。すなわち、押出し用スリーブ250cは、バネ290cを介してブロック280cの下面に連結されているのであるが、その衝突前において、大径部22bの外周面のうち、その後端面29b寄り部位が、押出し用スリーブ250cの前端253c寄り部位の内周面で包囲され、拘束(規制)されるように、穴あけ用パンチ240cの前端245cに対し、押出し用スリーブ250cの前端253cが位置するように、そのバネ290cを介して取り付けられている。
穴あけ用パンチ240cの打ち込みは瞬時に終了するが、その打ち込みによって、穴あけ用パンチ240cの前端245cが大径部22bの後端面29bに打ち込まれる初期は、図4−Bに示したように、大径部22bが先端側に圧縮変形(すえこみ変形)する。このときは、バネ290cを介して、押出しスリーブ250cも連動して前進し、その大径部22bの外周面の後端面29b寄り部位を、その内周面が包囲し、拘束(規制)するよう設定されている。すなわち、バネの強さは、初期のすえこみ変形に対しても、押出し用スリーブ250cの前端寄り部位の内周面が、大径部22bの外周面の後端面29b寄り部位を、包囲し、拘束(規制)し得るように、試験プレスを行うことで設定すればよい。そして、図4−Cに示したように、穴あけ用パンチ240cの前進により、穴の穿孔が行われることによって、大径部22bの膨出変形が進む。そして、その打ち込みが終了すると、図4−Dに示したように、その外周面が多角形穴207cの内周面に押付けられ、その多角形穴の内周面側の空間が材料素材で満たされることになる。すなわち、これにしたがい、その素材にて押出し用スリーブ250cは、そのバネ290cが圧縮されることから、穴あけ用パンチ240cに対し相対的に基端側に押し戻される。ただし、その押し戻され(後退)は、押出し用スリーブ250cの前端寄り部位の内周面と、穴あけ用パンチ240cの外周面243cとの間に、薄肉円筒部27fが押出し成形されるべき位置よりは後退しないように、図示しないストッパ手段にて止められるように設定されている。すなわち、押出し用スリーブ250cの前端253cは、薄肉円筒部27fが押出し成形されるべき位置より後退しないように設定されている。
しかして、この第3工程においては、ダイ200cの円形穴203cに、異径円柱状成形体120bの小径部21bを内挿し、装填する。その装填後、円形穴203cの下端を前端として内挿配置された支持用円柱ピン220c,スリーブ270cと、上から打ち込まれる穴あけ用パンチ240cと、これと連動する押出しスリーブ250cによって、第2工程成形体120bを圧縮する。すなわち、装填された第2工程成形体における大径部22bの後端面29bに、穴あけ用パンチ240cを所定ストロークで打ち込むことにより、その後端面に底のある穴が所定深さであけられ、穴付き多角形部23cが形成されるが、その打ち込み終了時においては、押出し用スリーブ250cの前端253c寄り部位の内周面と、該穴あけ用パンチ240cの外周面243cとの間であって穴付き多角形部23cの後端に、薄肉円筒部27fが押出し成形される(図4−D参照)。
かくして、この成形後、穴あけ用パンチ240cと共に押出し用スリーブ250cを上昇させることにより、穴付き多角形部23cの後端に薄肉円筒部27fを備えた成形体である、穴付き多角形部付き異径成形体(第3工程成形体)120cが得られる(図1−C参照)。なお、この第3工程成形体120cを成形する工程(本例第3工程)が、請求項4に記載の発明における「第2冷間鍛造工程」に相当する。このような第3工程により、第2工程成形体120bにおける大径部22bは、その後端面29bに底のある穴があけられると共に、外周面は、多角形穴207cの内周面に押付けられて膨出成形されて穴付き多角形部23cとして成形されるが、穴あけ用パンチ240cの打ち込み終了時において押込まれていた押出し用スリーブ250cの前端253c寄り部位の内周面と、該穴あけ用パンチ240cの外周面243cとの間であって穴付き多角形部23cの後端には薄肉円筒部27f(図13の成形体の27fに相当する部位)が押出し成形されたものとなる。したがって、この第3工程(段階)においては、問題なく、薄肉円筒部27fを成形できる。そして、その後は、このように穴付き多角形部23cの後端に薄肉円筒部27fが押出し成形された第3工程成形体120cを、上記した従来の冷間鍛造工程と同様の第4工程以降の工程に順次、回すことで、最終的に所望とする異径筒状成形体120fを得ることができる。
(第4工程)
すなわち、第4工程においては、図5に示したように、例えば、下のダイ200dに設けられた、内周面が、穴付き多角形部付き異径成形体(第3工程成形体)120cにおける小径部21c(図13の成形体の21fに相当する部位)を拘束しえる円形穴を有し、外周面がその穴付き多角形部の多角形よりひとまわり小さく形成された多角形を有する支持用スリーブ220dの上部に、その小径部21cを内挿する。このスリーブ220dの上端により、小径部21cと該穴付き多角形部23cとの境界をなす多角形の先端向き面を支持する。そして、穴付き多角形部23cに設けられた穴に保形用パンチ(第3工程において用いた穴あけ用パンチと同様のもの)240dを挿入する(図5の左参照)。そして、この状態で、穴付き多角形部23cの外周面のうち、後端(図示上端)から先端に向かう所定範囲の外周面を、図13に示した成形体120fの大径円筒部25のうちの厚肉円筒部26の外径に縮小するように後方に延伸させる押出し成形を行う。なお、この成形に用いるダイ260dは、前端側に、穴付き多角形部23cの外周面に略一致する多角形の内周面の多角形穴263dを有すると共に、その後方に同心で、図13に示した成形体120fの大径円筒部25における厚肉円筒部26の外周面に一致する円形穴265dを有するものである。したがって、このダイ260dを、保形用パンチ240dに同軸で、図示上方の可動盤(図示せず)に取り付けておき、そのうち、このダイ260dを、支持用スリーブ220d等で支持された成形体120c及び保形用パンチ240dに対し、相対的に所定量前進させる。こうすることで、穴付き多角形部23cの外周面は、図13の成形体120fにおける多角形部23の後方に、厚肉円筒部26と前工程で成形されていた薄肉円筒部27fからなる大径円筒部25に成形される。かくして、この成形工程後には図1−Dに示した第4工程成形体120dが得られる。なお、この第4工程成形体120dを成形する工程(本例第4工程)が、請求項4に記載の発明における「第3冷間鍛造工程」に相当する。以後は、従来と同様に、第5工程で、先方に穴をあける深穴あけ加工(先穴の穴あけ加工)と小径部の延伸を行い、第6工程で穴底の壁を打抜けばよい。
(第5工程)
すなわち、第5工程においては、図6に示したように、第4工程成形体120dの小径部の外周面を拘束可能の円形穴203eと、この円形穴と同心で、環状棚面205eを介し、図13に示した成形体120fの多角形部23における外周面の多角形を内周面とする多角形穴(保形穴)207eを有するように形成されたダイ200eを用い、この円形穴203eにその成形体120dの小径部を挿入する(図6の中心線の左側参照)。そして、支持用パンチ220e,230eの前端で、この小径部を支持しておき、図13の成形体120fにおける大径円筒部25の内径と同径の外径の円柱部を有する共に、その円柱部の前端において小径円筒部21fの内径と同径で、所定長さの円柱部を有する深穴あけ用パンチ260eを打ち込む。これにより、同図の中心線の右側に示したように、深穴あけが行われると共に、その穴あけに対応して、小径筒部21e(図13の成形体の21fに相当する部位)として延伸された第5工程成形体120eが得られる(図1−E参照)。
(第6工程)
そして、第6工程においては、図7に示すように、第5工程成形体120eにおける深穴底の底壁を打抜きパンチで打抜けばよい。すなわち、延伸された小径筒部21eを挿入可能の円形穴203fを有するダイ200f、及び多角形部23の外周面拘束用のリング210fを用い、その円形穴203f内に、小径筒部21eの先端を支持する支持用スリーブ230fを挿入配置しておく。この状態の下で、円柱状をなす、底壁打抜きパンチ240fでその底壁を打抜く。かくして、図13に示した異径筒状成形体(第6工程成形体)120fを得ることができる(図1−F参照)。すなわち、この先端側に小径円筒部21fを、後端側に大径円筒部25を有すると共に、この両円筒部の先後の間に、外径が大径円筒部の外径より大きい多角形部23を有し、かつ、前記大径円筒部25は、この多角形部23と反対端側の後端から先端に向かう一定範囲が、それ以外の範囲より外径が小さく、前記一定範囲が肉厚の薄い薄肉円筒部27fに成形され、それ以外の範囲が肉厚の厚い厚肉円筒部26に成形されてなる異径筒状成形体120fを、成形上の問題もなく得ることができる。そして、このようにして得られた異径筒状成形体120fは、図10のものに比べると明らかなように、材料コストが節減できるし、その後の機械加工において、その大径円筒部25の外周面をカシメ加工に適するように切削する際、その後端寄り部位の薄肉円筒部27cについては、その切削工程が低減できるから、加工コストの節減が図られる。
なお、本発明で製造される異径筒状成形体は、上記実施の形態例における形状のものに限定されるものでもないし、その直径に対する軸線方向の長さ比についても、適宜に設計変更して適用できる。また、異径筒状成形体を切削して主体金具の完成品とする際の加工箇所も、上記例におけるものに限定されるものではない。すなわち、上記例では、大径円筒部のうち、厚肉円筒部の多角形寄り部位の外周面も切削して座屈変形用の薄肉円筒部ととする形状、構造の図9に示した主体金具であることを前提として具体化したが、このような変形を前提としない主体金具の製造に用いる異径筒状成形体であっても、本発明は適用できる。そして、このような座屈変形用の薄肉円筒部を形成しない場合においては、相対的に、その切削工程のさらなる低減が図られる。
なお、上記形態において例示したダイやパンチ、或いはスリーブ等の金型の形状、配置、上下位置、組合せ等は適宜のものとして具体化できる。また、成形工程において、ダイ、パンチやスリーブ、ノックアウト用のスリーブ(ピン、又はパンチ)の駆動は、適宜に、それらを連動して、前進、後進させればよい。また、上記例では、押出し用スリーブは、穴あけ用パンチの前進、後進にバネを介して連動するように取り付けておき、その穴あけ用パンチの前端が大径部の後端面に打ち込まれるときに、押出し用スリーブの前端寄り部位を、そのバネの作用によって大径部の後端面寄り部位に嵌り込ませてその外周面を拘束するようにしたが、押出し用スリーブは、バネによることなく、駆動、制御するものとしても勿論よい。すなわち、押出し用スリーブは、前記穴あけ用パンチに対し、周方向において一定の間隔が保持されるように外嵌め状態で、しかも、穴あけ用パンチに対して前進及び後進が可能に取り付けておき、穴あけ用パンチとは別に、前進、後進するように駆動制御してもよい。なお、バネを用いるとしても、そのバネは、圧縮コイルばねに限定されるものではなく、各種の公知のばねを用いることができる。
21b 異径円柱状成形体の先端側の小径部
21f 小径円筒部
22b 異径円柱状成形体の後端側の大径部
23 多角形部
23c 穴付き多角形部
25 大径円筒部
27f 薄肉円筒部
26 厚肉円筒部
29b 大径部の後端面
120b 異径円柱状成形体
120c 穴付き多角形部付き異径成形体
120f 異径筒状成形体
200c 穴付き多角形部付き異径成形体を成形するのに用いられるダイ
207c 穴付き多角形部付き異径成形体を成形するのに用いられるダイの多角形穴
240c 大径円筒部の内周面成形用の穴あけ用パンチ
243c 大径円筒部の内周面成形用の穴あけ用パンチの外周面
245c 大径円筒部の内周面成形用の穴あけ用パンチの前端
250c 押出し用スリーブ
253c 押出し用スリーブの前端
290 バネ

Claims (6)

  1. 先端側に小径円筒部を、後端側に大径円筒部を有すると共に、この両円筒部の先後の間に、外径が大径円筒部の外径より大きい多角形部を有し、かつ、前記大径円筒部は、この多角形部と反対端側の後端から先端に向かう一定範囲が、それ以外の範囲より外径が小さく、前記一定範囲が肉厚の薄い薄肉円筒部に成形され、それ以外の範囲が肉厚の厚い厚肉円筒部に成形されてなる異径筒状成形体の冷間鍛造による製造方法であって、
    その冷間鍛造工程中に、
    先端側が小径部で後端側が大径部をなす異径円柱状成形体を成形する冷間鍛造工程と、
    この異径円柱状成形体における前記大径部の後端面に、前記大径円筒部の内周面成形用の穴あけ用パンチを打ち込むことによって、その後端面に底のある穴をあけると共に、該大径部の外周面を、ダイに設けられた多角形穴の内周面に押付けるようにして穴付き多角形部を膨出成形して穴付き多角形部付き異径成形体を成形する冷間鍛造工程と、
    を含んでいる、前記異径筒状成形体の冷間鍛造による製造方法において、
    前記異径円柱状成形体を成形する際、その大径部の外径を、前記薄肉円筒部の外径となるようにして成形しておき、
    前記穴付き多角形部付き異径成形体を成形する冷間鍛造工程において、
    自身の内側に前記大径部が嵌り込み可能であり、かつ、前記ダイにおける多角形穴に前端が嵌り込み可能の押出し用スリーブを、前記穴あけ用パンチに対し、周方向において一定の間隔が保持されるように外嵌め状態で、しかも、前進及び後進が可能に取り付けておくと共に、
    前記穴あけ用パンチの前端が前記大径部の後端面に打ち込まれるときに、該押出し用スリーブの前端寄り部位を、該大径部の後端面寄り部位に嵌り込ませてその外周面を拘束するようにしておき、
    前記穴あけ用パンチを、前記大径部の後端面に打ち込むことによって前記穴付き多角形部を成形する際に、該穴付き多角形部の後端であって、前記押出し用スリーブの前端寄り部位の内周面と該穴あけ用パンチの外周面との間に前記薄肉円筒部を押出し成形しておくことを特徴とする、異径筒状成形体の冷間鍛造による製造方法。
  2. 前記押出し用スリーブを、前記穴あけ用パンチに対し、該穴あけ用パンチの前進、後進にバネを介して連動するように取り付けておくと共に、前記穴あけ用パンチの前端が前記大径部の後端面に打ち込まれるときに、該押出し用スリーブの前端寄り部位を、前記バネの作用によって該大径部の後端面寄り部位に嵌り込ませてその外周面を拘束するようにしておくことを特徴とする、請求項1に記載の異径筒状成形体の冷間鍛造による製造方法。
  3. 前記押出し用スリーブは、少なくともその前端から基端に向かう一定範囲の外周面が、前記ダイの多角形の内周面に入り込み可能の多角形をなしていることを特徴とする、請求項1又は2のいずれか1項に記載の異径筒状成形体の冷間鍛造による製造方法。
  4. ガスセンサを構成するガスセンサ用主体金具の製造方法であって、
    該ガスセンサ用主体金具は、先端側に小径円筒部を、後端側に大径円筒部を有すると共に、この両円筒部の先後の間に、外径が大径円筒部の外径より大きい多角形部を有し、かつ、前記大径円筒部は、この多角形部と反対端側の後端から先端に向かう一定範囲が、それ以外の範囲より外径が小さく、前記一定範囲が肉厚の薄い薄肉円筒部に成形され、それ以外の範囲が肉厚の厚い厚肉円筒部に成形されてなる異径筒状成形体から形成されてなり、
    しかも、該異径筒状成形体は冷間鍛造によって成形され、該異径筒状成形体を形成する冷間鍛造工程中に、
    先端側が小径部で後端側が大径部をなす異径円柱状成形体を成形する第1冷間鍛造工程と、
    この異径円柱状成形体における前記大径部の後端面に、前記大径円筒部の内周面成形用の穴あけ用パンチを打ち込むことによって、その後端面に底のある穴をあけると共に、該大径部の外周面を、ダイに設けられた多角形穴の内周面に押付けるようにして穴付き多角形部を膨出成形して穴付き多角形部付き異径成形体を成形する第2冷間鍛造工程と、
    を含んでいる、ガスセンサ用主体金具の製造方法であって、
    前記異径円柱状成形体を成形する第1冷間鍛造工程において、その大径部の外径を、前記薄肉円筒部の外径となるようにして成形しておき、
    前記穴付き多角形部付き異径成形体を成形する第2冷間鍛造工程において、
    自身の内側に前記大径部が嵌り込み可能であり、かつ、前記ダイにおける多角形穴に前端が嵌り込み可能の押出し用スリーブを、前記穴あけ用パンチに対し、周方向において一定の間隔が保持されるように外嵌め状態で、しかも、前進及び後進が可能に取り付けておくと共に、
    前記穴あけ用パンチの前端が前記大径部の後端面に打ち込まれるときに、該押出し用スリーブの前端寄り部位を、該大径部の後端面寄り部位に嵌り込ませてその外周面を拘束するようにしておき、
    前記穴あけ用パンチを、前記大径部の後端面に打ち込むことによって前記穴付き多角形部を成形する際に、該穴付き多角形部の後端であって、前記押出し用スリーブの前端寄り部位の内周面と該穴あけ用パンチの外周面との間に前記薄肉円筒部を押出し成形しておき、
    この後、この第2冷間鍛造工程で成形された前記穴付き多角形部における外周面のうち、該穴付き多角形部の後端から先端に向かう所定範囲の外周面を、前記大径部における前記厚肉円筒部の外径に縮小して後方に延伸させる押出し成形をする第3冷間鍛造工程を含めたことを特徴とする、ガスセンサ用主体金具の製造方法。
  5. 前記押出し用スリーブを、前記穴あけ用パンチに対し、該穴あけ用パンチの前進、後進にバネを介して連動するように取り付けておくと共に、前記穴あけ用パンチの前端が前記大径部の後端面に打ち込まれるときに、該押出し用スリーブの前端寄り部位を、前記バネの作用によって該大径部の後端面寄り部位に嵌り込ませてその外周面を拘束するようにしておくことを特徴とする、請求項4に記載のガスセンサ用主体金具の製造方法。
  6. 前記押出し用スリーブは、少なくともその前端から基端に向かう一定範囲の外周面が、前記ダイの多角形の内周面に入り込み可能の多角形をなしていることを特徴とする、請求項4又は5のいずれか1項に記載のガスセンサ用主体金具の製造方法。
JP2013225292A 2013-03-15 2013-10-30 異径筒状成形体の冷間鍛造による製造方法、及びガスセンサ用主体金具の製造方法 Active JP6109709B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013225292A JP6109709B2 (ja) 2013-03-15 2013-10-30 異径筒状成形体の冷間鍛造による製造方法、及びガスセンサ用主体金具の製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013053198 2013-03-15
JP2013053198 2013-03-15
JP2013225292A JP6109709B2 (ja) 2013-03-15 2013-10-30 異径筒状成形体の冷間鍛造による製造方法、及びガスセンサ用主体金具の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014198346A JP2014198346A (ja) 2014-10-23
JP6109709B2 true JP6109709B2 (ja) 2017-04-05

Family

ID=52355610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013225292A Active JP6109709B2 (ja) 2013-03-15 2013-10-30 異径筒状成形体の冷間鍛造による製造方法、及びガスセンサ用主体金具の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6109709B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106064221B (zh) * 2016-06-20 2017-12-01 安徽省瑞杰锻造有限责任公司 一种GCr15辊套的锻造工艺
JP7016145B2 (ja) * 2017-11-20 2022-02-04 関口産業株式会社 金属部品製造装置、および金属部品の製造方法
CN110052555A (zh) * 2019-05-30 2019-07-26 东风汽车紧固件有限公司 一种内四方套筒螺母的冷成形方法及其多工位模具
CN114247839B (zh) * 2021-12-21 2022-11-11 烟台万隆真空冶金股份有限公司 一种大型筒体的复合生产方法
KR102646502B1 (ko) * 2023-10-17 2024-03-12 주식회사 비앤케이테크 전기차 배터리 셀 연결용 단자의 제조장치

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3186209A (en) * 1960-04-14 1965-06-01 Nat Machinery Co Method of cold forming an elongated hollow article
JP2904612B2 (ja) * 1991-06-21 1999-06-14 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ主体金具の製造方法
JP3431950B2 (ja) * 1993-07-02 2003-07-28 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ用主体金具の製造方法
JP2002011543A (ja) * 2000-06-30 2002-01-15 Ngk Spark Plug Co Ltd 筒状金具の製造方法
JP3936230B2 (ja) * 2002-04-19 2007-06-27 日本特殊陶業株式会社 フランジ付き筒状金具の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014198346A (ja) 2014-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6109709B2 (ja) 異径筒状成形体の冷間鍛造による製造方法、及びガスセンサ用主体金具の製造方法
JP6212349B2 (ja) スパークプラグの主体金具成形品の製造方法、スパークプラグの主体金具の製造方法、及びスパークプラグの製造方法
US7360388B2 (en) Hollow stepped shaft and method of forming the same
US7013696B2 (en) Method of making a flanged tubular metallic part
US4352283A (en) Method of forming spark plug bodies
US10092940B2 (en) Method for forming a pressed component, method for manufacturing a pressed component, and die apparatus for forming a pressed component
US8322184B2 (en) Method of producing metallic shell for spark plug
JP4819329B2 (ja) 鍛造方法、鍛造品及び鍛造装置
JP3586896B2 (ja) フランジ付中空部品の製造方法
JP6612600B2 (ja) 多角形フランジ付き筒状金具の冷間鍛造による製造方法
CN108568471B (zh) 用于制造和形成弹夹外壳坯料的方法以及冲头和模的套组
JPS6245012B2 (ja)
JP2008126231A (ja) 鍛造加工装置および鍛造加工方法
US10828686B2 (en) Method for manufacturing cylindrical body having different diameters by cold forging
EP2759358A1 (en) Method of making a forged part
JP4880563B2 (ja) スパークプラグ用の主体金具の製造方法
JP5080359B2 (ja) 中空歯形部品の製造方法
JP2010201442A (ja) ヘリカル内歯ギヤの加工方法及び金型
JP2009178738A (ja) 歯車鍛造装置及び歯車鍛造方法
JP2003225733A (ja) ロッドカラーの接合方法および接合型
JP5622157B2 (ja) ブリーダスクリューの製造方法
JP4828989B2 (ja) 据え込み加工方法
RU2628596C1 (ru) Устройство для штамповки осесимметричных деталей с удлиненной осью
KR20220157244A (ko) 정형단조 기술을 적용한 전기차플랫폼용 서브프레임 마운팅 파이프 볼트 성형방법
JP2561516B2 (ja) フューエルインジェクタコアの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160408

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170308

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6109709

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250