JP2015067325A - 詰め替え容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】詰め替え作業を簡便に行うことができる詰め替え容器を提供する。
【解決手段】容器本体2と、容器本体2から外側に向けて延在すると共に、本容器の注入口内に差し込み可能とされ、且つ先端部に注出口3aが形成された注出筒3と、注出口3aを閉塞すると共に、注出口3aの開口周縁部に破断可能な弱化部30を介して連結された閉塞板4と、閉塞板4に連結された操作突片5と、を備える詰め替え容器1において、操作突片5は、一端部が閉塞板4に連結され、且つ他端部が注出筒3の径方向外側に配置された突片本体20と、突片本体20の他端部に設けられ、本容器の注入口の開口端縁に係合するフック部21と、を備える。そして、詰め替え容器1には、立壁33及び注出筒3の双方の外周面に沿って容器軸O方向に対し径方向外側に配向され且つ変形可能な羽根板6が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、詰め替え容器に関するものである。
この種の詰め替え容器として、従来、例えば下記特許文献1に記載されているような、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、容器本体の口部に装着され、該口部を閉塞する中栓と、を備え、中栓を本容器の口部に螺着させた状態で詰め替えを行う詰め替え容器が知られている。この中栓には、内容物を注出するための注出口が形成されていると共に、該注出口を閉塞するシール部が設けられている。シール部は、例えばプルトップが付設された蓋体からなる。
上記した詰め替え容器では、まずプルトップを引き上げて中栓の注出口を開封する。続いて、詰め替え容器を正立姿勢(口部が上向きの姿勢)に配置し、該詰め替え容器の中栓に、倒立姿勢(口部が下向きの姿勢)とされた本容器の口部を螺着する。そしてこの状態から、詰め替え容器と本容器とを上下反転させて、本容器を正立姿勢にすると共に詰め替え容器を倒立姿勢にする。これにより、詰め替え容器内の内容物が、詰め替え容器及び本容器の各口部の内側を流通して本容器内に詰め替えられる。
特開2000−159249号公報
しかしながら、上記した従来の詰め替え容器では、中栓の注出口を開封した後、中栓に本容器の口部を螺着し、その後、詰め替え容器と本容器とを上下反転させる必要があるので、詰め替え作業が煩雑となっていた。
また、中栓の注出口を開封した後に、該中栓に対して本容器の口部を螺着するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがあった。
更に、中栓に本容器の口部を螺着する際には、該本容器を倒立姿勢にするため、本容器内に内容物が残留していると、該内容物がこぼれるおそれがある。従って、本容器内の内容物を使い切った後でないと、詰め替え作業を行い難かった。
他方、上記従来例とは逆に、詰め替え容器の注出筒を本容器の注入口に差し込んで内容物の詰め替え作業を行う詰め替え容器において、詰め替えられる本容器は多種多様であり、その口部内径(以下、「口径」という。)は全ての本容器について統一されたものではないため、詰め替え容器と本容器との間には、本容器の口径の多種多様性に起因するガタ(遊び)が発生する。詰め替え容器と本容器との間にガタ(遊び)が発生すると、詰め替え容器の倒立姿勢が安定せずに、上記従来例と同様に詰め替え作業中に誤って詰め替え容器を倒すおそれがあった。
そこで、本発明は、上記従来技術の課題に鑑みなされたものであって、詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができると共に、本容器の口径の多種多様性に起因する詰め替え容器と本容器とのガタ(遊び)を好適に吸収し詰め替え作業を円滑に行うことができる詰め替え容器を提供することを目的とする。
上記技術的課題を解決するための本発明のうち、請求項1記載の発明の手段は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、前記容器本体から容器軸方向に沿った該容器本体の外側に向けて延在すると共に、前記本容器の注入口内に差し込み可能とされ、且つ先端部に注出口が形成された注出筒と、前記註出口を閉塞すると共に、該注出口の開口周縁部に破断可能な弱化部を介して連結された閉塞板と、前記閉塞板に連結された操作突片と、を備える詰め替え容器であって、
前記操作突片は、一端部が前記閉塞板に連結され、且つ他端部が前記注出筒の径方向外側に配置された突片本体と、前記突片本体の前記他端部に設けられ、前記本容器の前記注入口の開口端縁に係合するフック部と、を備え、当該詰め替え容器において、前記注出筒の外周面には前記容器軸方向に対し径方向外側に配向され且つ変形可能な羽根板が設けられていることを特徴とする。
請求項1記載の上記構成では、注出筒の径方向外側に配置されたフック部を本容器の注入口の開口端縁に係合させながら、注出筒を本容器の注入口に対して向かい合わせに配置することができる。そのため、容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させることで、注出筒を本容器の内側に差し込むように移動させることができる
。このとき、フック部が本容器の注入口に係合しているので、本容器の内側への注出筒の移動に伴って突片本体が徐々に張った状態となり、しだいに該突片本体を介して閉塞板に対して相対的に引張力を作用させることができる。
従って、弱化部を破断しながら閉塞板を徐々に捲るように変形させることができ、閉塞していた注出口を開放することができる。その結果、注出口を通じて容器本体内の内容物を本容器内に注出することができ、本容器内への詰め替えを行うことができる。
また、注出筒を本容器の注入口に差し込む際、注出筒の外周面に上記態様で配向された羽根板は、注出筒外周面と本容器注入口との隙間に応じて変形してその隙間に密にフィットするため、詰め替え容器と本容器とのガタ(遊び)を好適に吸収し、詰め替え容器の倒立姿勢を安定させる。すなわち、本容器の口径が小さい場合は、羽根板は大きく変形して注出筒外周面と本容器注入口との隙間にフィットする一方、本容器の口径が大きい場合は、羽根板は小さく変形して注出筒外周面と本容器注入口との隙間にフィットして詰め替え容器と本容器とのガタ(遊び)を好適に吸収する。これにより、操作突片のフック部が本容器注入口の開口端縁に係合する時から容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動する間、詰め替え容器の倒立姿勢が安定し、詰め替え作業を円滑に行うことができるようになる。
請求項2記載の発明の手段は、前記注出筒の上端部には側壁の一部分が前記容器軸方向に沿って延設された立壁が設けられ、前記羽根板は該立壁および前記注出筒の双方の外周面に沿って設けられている、ことにある。
上記構成では、上記羽根板の容器軸方向の長さを長く確保することができるため、操作突片のフック部が本容器注入口の開口端縁に係合する時から容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動する間にわたり、上記羽根板が詰め替え容器と本容器とのガタ(遊び)を好適に吸収し詰め替え容器の倒立姿勢を安定させることができるようになる。
請求項3記載の発明の手段は、前記立壁は前記容器軸に関して前記フック部の反対側に設けられている、ことにある。
上記構成では、上記羽根板を容器軸に関してフック部に対し対称に設けることができるため、操作突片のフック部が本容器注入口の開口端縁に係合する時から容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動する間にわたり、上記羽根板が詰め替え容器と本容器とのガタ(遊び)を好適に吸収し詰め替え容器の倒立姿勢を安定させることができるようになる。
請求項4記載の発明の手段は、前記羽根板は、前記容器軸を通る前記フック部の二等分線に関して対称に設けられている、ことにある。
上記構成では、上記羽根板を容器軸に関して均等に設けることができるため、同じく操作突片のフック部が本容器注入口の開口端縁に係合する時から容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動する間にわたり、上記羽根板が詰め替え容器と本容器とのガタ(遊び)を好適に吸収し詰め替え容器の倒立姿勢を安定させることができるようになる。
本発明によれば、詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができると共に、本容器の口径の多種多様性に起因する詰め替え容器と本容器とのガタ(遊び)を好適に吸収し詰め替え作業を円滑に行うことができる。
本発明の実施形態に係る詰め替え容器の要部縦断面図である。 図1の矢印L1及びL2方向から見た上記詰め替え容器の上面図及び側面図である。 口径の大きい本容器と上記詰め替え容器との詰め替え作業を説明する図であり、詰め替え容器の開封前の状態を示した図である。 口径の小さい本容器と上記詰め替え容器との詰め替え作業を説明する図であり、詰め替え容器の開封前の状態を示した図である。 口径の大きい本容器と上記詰め替え容器との詰め替え作業を説明する図であり、詰め替え容器の開封後の状態を示した図である。 本発明の他の実施形態に係る詰め替え容器の要部横断面図である。
以下、図に示す実施の形態により本発明をさらに詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の詰め替え容器1を示す説明図である。なお、図1は要部縦断面図であり、図2(a)は図1のL1矢視図であり、図2(b)は図1のL2矢視図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態の詰め替え容器1は、本容器A(図3及び図4参照)に詰め替える図示しない内容物が収容される有底筒状の容器本体2と、本容器Aの注入口A1内に差し込み可能とされ、注出口3aが形成された注出筒3と、該注出筒3の注出口3aを閉塞する閉塞板4と、該閉塞板4に連結された操作突片5と、注出筒3外周面と本容器Aの注入口A1内周面との隙間に密にフィットして詰め替え容器1と本容器Aとのガタを好適に吸収する羽根板6と、を備えている。なお、図上、操作突片5の一部を説明便宜上、断面とせずに示している。
容器本体2及び注出筒3は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置された状態で配設されている。本実施形態では、この共通軸を容器軸Oといい、この容器軸Oに沿った注出筒3側を上側、容器本体2側を下側という。また、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
注出筒3は、容器本体2の口部2aから容器軸O方向に沿って上方に向けて延在する(湾曲壁部と平坦壁部から成る)円筒状に形成されており、上端部(先端部)に上記注出口3aが形成され、下端部に一体的に形成された装着筒10を介して容器本体2の口部2aに装着されている。
装着筒10は、容器本体2の口部2aに例えば螺着された筒本体11と、筒本体11の上端部から径方向内側に張り出すと共に、口部2aの開口端縁に接する環状のフランジ部13と、を備えている。上記注出筒3は、フランジ部13の内周縁部に下端部が連設されている。
フランジ部13には、容器本体2の口部2a
の内側に嵌合するシール筒14が垂下されており、口部2aと装着筒10との間を例えば液密にシールしている。なお、図示の例では、筒本体11を容器本体2の口部2aに螺着させたが、この場合に限定されるものではなく、アンダーカット嵌合等によって装着させても構わない。いずれにしても、装着筒10は容器本体2の口部2aに装着されていれば良い。
注出筒3は、本容器Aの注入口A1の内径よりも小径であり、注出口3aが開口する上端開口面は、容器軸Oに対して直交する水平面に沿って延在している。なお、本実施形態の注出筒3は断面多角形状(半月形状)であるが、断面円形状又は矩形状等に形成しても構わない。なお、本実施形態では、上記のように、注出筒3の上端開口面が容器軸Oに対して直交する水平面に沿って延在しているが、容器軸Oに対して傾斜する斜めに傾斜面に沿って延在しても構わない。
閉塞板4は、注出口3aの開口周縁部に、破断可能な弱化部30を介して連結されている。なお、閉塞板4は、注出筒3の肉厚よりも薄く形成され、変形可能(例えば弾性変形可能)とされている。閉塞板4は、その表裏面が容器軸Oに対して直交している。
操作突片5は、一端部20aが閉塞板4に連結され、且つ他端部20bが注出筒3の径方向外側に配置された突片本体20と、この突片本体20の他端部20bの下端側面から径方向に向けて略L字状となるように突出形成されたフック部21と、を備えている。本実施形態におけるフック部21は、他端部20bの下端部との問で、上方に向けて開口する開口部を形成している。すなわち、フック部21は、他端部20bと協働して、上方に向けて開口する開口部を形成している。
突片本体20の一端部20aは、閉塞板4において容器軸Oが通過する中心点よりも径方向外側の位置で、閉塞板4に連結されている。また、突片本体20の他端部20bは、
容器軸Oを挟んで一端部20aの閉塞板4との連結位置がある側と反対側において、注出筒3の径方向外側に配置されており、さらに一端部20aの閉塞板4との連結位置よりも
下方に配置されている。
すなわち、本実施形態では、突片本体20の一端部20a及び他端部20bが容器軸Oを挟んで反対となる位置に各別に配置されると共に、他端部20bが一端部20aよりも下方に配置(容器軸O方向に沿った容器本体2の内側寄りに配置)されている。
ここで、本実施形態では、上記閉塞板4の外周縁部のうちの一部が、注出口3aの開口周縁部に、折曲変形可能な連結部31を介して連結され、且つ残りが破断可能な弱化部30を介して連結されている。
連結部31は、上記一端部20aの閉塞板4との連結位置がある側と容器軸Oを挟んで反対側であって、当該連結位置と径方向で対向する位置に形成されている。一方で、弱化部30は、容器軸O方向視でC状を呈する。
また、注出口3aの開口周縁部において、一端部20aの閉塞板4との連結位置の径方向外側の位置には、容器軸O方向に沿って上方に向けて延在する立壁33が形成されている。従って、立壁33の断面形状は、注出筒3の側壁断面の一部分と同じ形状である。
そして、フック部21は、周方向に沿った幅が突片本体20と略同じサイズに形成され
ており、破断可能なブリッジ部(連結部)22を介して注出筒3の外周面に対して連結されている。
注出筒3の下端部外周には、装着筒10のフランジ部13の上面に対して上方に変位した変位上面44aを形成するリブ44が設けられる。リブ44は周方向に略直交する板状をなし、径方向でフック部21と反対側となる位置に設けられるとともに、この端部から周方向両側に90°ずれた位置もに設けられる。
そして、本実施形態の詰め替え容器1では、立壁33および注出筒3の双方の外周面に沿って径方向外側に配向された羽根板6が2個設けられている。この羽根板6は、本容器A注入口A1の口径に応じて自身が変形し、注出筒3外周面と本容器Aの注入口A1内周面との隙間にフィットして、注出筒3と本容器Aの間のガタを好適に吸収し、フック部21が本容器Aの注入口A1の開口端縁に係合する時から注出筒3が本容器Aの注入口A1内を容器軸O方向に沿って相対的に接近移動している間、詰め替え容器1の倒立姿勢を安定させる。なお、ここで言う変形とは、例えば曲げ変形、捻れ変形、又は座屈変形、或いはそれらが組み合わされた弾性変形または塑性変形を意味する。従って、羽根板6の板厚および硬さについては、注出筒3が本容器A注入口A1に差し込まれる際、羽根板6が本容器A注入口A1の口径に応じて上記変形できる程度の板厚および硬さである。すなわち、羽根板6は、本容器A注入口A1の口径が小さい場合は上記変形して注出筒3外周面と本容器Aの注入口A1内周面との隙間にフィットして、口径が大きい場合は、羽根板6がしっかりとガタ止めできる適度な硬さを有する。
以下、詰め替え容器1から本容器Aに内容物を詰め替える方法について、図3−5を参照して説明する。なお、図3は口径の大きい本容器と詰め替え容器1との詰め替え作業を説明する図であり、図4は口径の小さい本容器と上記詰め替え容器1の詰め替え作業を説明する図である。また、図5は、図3において詰め替え容器1の開封後の状態を示した図である。
まず、図3及び図4に示されるように、詰め替え容器1を倒立姿勢にすると共に本容器Aを正立姿勢にした状態で、詰め替え容器1を本容器Aの上方に配置させた後、突片本体20に設けられたフック部21を本容器Aの注入口A1の開口端縁に係合させながら、詰め替え容器1と本容器Aとを向かい合わせに組み合わせる。
なお、上述したように詰め替え容器1を倒立姿勢とすることで、詰め替え容器1における上下が反転することとなり、倒立姿勢の詰め替え容器1において、容器軸O方向に沿った注出筒3側が下側、容器本体2側が上側となる。また、詰め替え容器1では、フック部21を本容器Aの注入口A1の開口端縁に係合させた際に、注出筒3及び操作突片5の突片本体20が共に、注入口A1の径方向内側に収容されるように寸法設定されている。
なお、本容器Aの注入口A1の口径が大きい場合(図3)は、羽根板6の変形(周方向に沿っての傾斜)は小さくなる一方、本容器Aの注入口A1の口径が小さい場合(図4)は、羽根板6の変形(周方向に沿っての傾斜)は大きくなる。
続いて、フック部21を係合させたままの状態で、詰め替え容器1と本容器Aとを容器軸O方向に相対的に接近移動させ、弱化部30(図2参照)を破断させながら注出筒3を本容器Aの内側に差し込むように下方に移動させる。なお、詰め替え容器
1と本容器Aとを容器軸O方向に相対的に接近移動させた直後に、前述したブリッジ部22は破断する。
上記のように詰め替え容器1と本容器Aとを容器軸O方向に相対的に接近移動させた際には、フック部21が注入口A1の開口端縁に係合しているので、この詰め替え容器1では、本容器Aの内側への注出筒3の移動に伴って突片本体20が徐々に張った状態となり、しだいに突片本体20を介して閉塞板4に対して相対的に引張力を作用させることができる。
そのため、本容器Aの内側への注出筒3の移動に伴って操作突片5に作用させた引張力によって弱化部30を破断しながら閉塞板4を徐々に捲るように変形させることができ、
閉塞していた注出口3aを開放することができる。
その結果、図5に示すように、注出口3aを通じて容器本体2内の内容物を、本容器A内に注出することができ、本容器Aへの詰め替えを行うことができる。このとき、フランジ部13ひいては詰め替え容器1が、フック部21の底壁部及び三つのリブ44により、注入口A1の開口端縁に周方向で略90°の等間隔で支持され、倒立姿勢の詰め替え容器1を安定させる。
このように本実施形態に係る詰め替え容器1では、特に、フック部21を係合させながら、詰め替え容器1と本容器Aとを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させるという簡便な作業によって、内容物の詰め替え作業を行うことができるので、詰め替え作業が容易になる。
また、容器本体2と本容器Aとを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させるまで、注出筒3の内側は開放しない状態となっているので、詰め替え前の段階で容器本体2内の内容物がこぼれることがない。
しかも、詰め替え容器1の開封と同時に内容物が本容器Aに詰め替えられるので、本容器Aを倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、本容器A内の内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
さらに、羽根板6は、注出筒3外周面と本容器Aの注入口A1内周面との隙間にフィットして、詰め替え容器1と本容器Aとの間のガタを好適に吸収し、フック部21が本容器Aの注入口A1の開口端縁に係合する時から注出筒3が本容器Aの注入口A1内を容器軸O方向に沿って相対的に接近移動している間、詰め替え容器1の倒立姿勢を安定させる。
また、本実施形態に係る詰め替え容器1では、注出筒3に、閉塞版4の外周縁部のうちの一部が、折曲変形可能な連結部31を介して連結されているので、弱化部30を破断した後でも、閉塞板4と注出筒3とを連結させた状態に維持することが可能になる。
これにより、本容器A及び詰め替え容器1の相対的な位置を安定させつつ、詰め替え容器1内の内容物を注出口3aから円滑に注出することができる。
また、フック部21が、容器軸O方向に沿って容器本体2の外側に向けて開口した開口部を形成しており、当該開口部が注入口A1の開口端縁に係合するので、フック部21と注入口A1の開口端縁との係合が、より確実に達成される。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能
である。
例えば、図6(a)に示すように、羽根板6は注出筒3外周面にのみ沿って設けるようにしても良く、図6(b)に示すように、立壁33を周方向に延長して羽根板6を3枚以上設けるようにしても良い。
例えば、容器本体2をスクイズ変形可能に薄肉に形成し、スクイズ変形させながら詰め替え作業を行っても構わない。
また、上記実施形態では、注出筒3が容器本体2に螺着される例を説明したが、注出筒3を容器本体2に一体に形成してもよい。また、容器本体2はチューブ容器等の容器であっても構わない。
また、上記実施形態では、フック部21を略L字状に形成したが、この形状に限定されるものではない。例えば、フック部は、他端部20bから径方向外側に延びる部位のみでなるフランジ状のものであってもよい。この場合は、フック部が注入口A1の開口端縁に係合した際に径方向内側に向けた移動は規制され難くなるが、製造が容易となる。また、フック部は弧状のもの等であっても構わない。
本発明の詰め替え容器は、注出筒を本容器の注入口に差し込んで内容物の詰め替え作業を行う詰め替え容器に対し好適に適用される。
1 詰め替え容器
2 容器本体
3 注出筒
4 閉塞板
5 操作突片
6 羽根板
21 フック部
30 弱化部
44 リブ
A 本容器
A1 注入口

Claims (4)

  1. 本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、
    前記容器本体から容器軸方向に沿った該容器本体の外側に向けて延在すると共に、前記本容器の注入口内に差し込み可能とされ、且つ先端部に注出口が形成された注出筒と、
    前記註出口を閉塞すると共に、該注出口の開口周縁部に破断可能な弱化部を介して連結された閉塞板と、
    前記閉塞板に連結された操作突片と、を備える詰め替え容器であって、
    前記操作突片は、
    一端部が前記閉塞板に連結され、且つ他端部が前記注出筒の径方向外側に配置された突片本体と、
    前記突片本体の前記他端部に設けられ、前記本容器の前記注入口の開口端縁に係合するフック部と、を備え、
    当該詰め替え容器において、前記注出筒の外周面には前記容器軸方向に対し径方向外側に配向され且つ変形可能な羽根板が設けられていることを特徴とする詰め替え容器。
  2. 前記注出筒の上端部には側壁の一部分が前記容器軸方向に沿って延設された立壁が設けられ、前記羽根板は該立壁および前記注出筒の双方の外周面に沿って設けられている請求項1記載の詰め替え容器。
  3. 前記立壁は前記容器軸に関して前記フック部の反対側に設けられている請求項2記載の詰め替え容器。
  4. 前記羽根板は、前記容器軸を通る前記フック部の二等分線に関して対称に設けられている請求項2又は3記載の詰め替え容器。
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