JP2010083545A - 詰め替え容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】詰め替え容器内の内容物を容器体内に容易かつ短時間で移し替えることができる詰め替え容器を提供する。
【解決手段】容器本体11と、容器本体11の口部11a内に配設されて内部が容器本体11内に連通されるとともに、容器軸O方向に沿った外側に開口操作部24が形成された流通筒部材12と、容器本体11の口部11a内において流通筒部材12よりも容器軸O方向に沿った外側に配設され口部11aを閉塞する閉塞筒部材13と、を備え、閉塞筒部材13は、開口操作部24を容器軸O方向に沿った外側から覆う複数の閉塞板34と、これらの閉塞板34を容器軸O方向に沿った外側へ向けて回動可能に支持するヒンジ部35と、これらの閉塞板34同士を切離可能に連結する連結部37と、流通筒部材12よりも径方向外側に位置する押し込み部33とを有し、流通筒部材12の外周面上を容器軸O方向に沿った内側に向けて移動可能とされている。
【選択図】図4

Description

本発明は、詰め替え容器に関するものである。
近年では、容器体内の内容物を使い切った後に、容器体を廃棄しないでこの容器体内に内容物を詰め替え容器から移し替え、容器体を引き続き使用する需要者が増えている。従来から、この詰め替え時に、内容物がこぼれ落ちたり、作業に時間を要したりする等の問題が指摘されていた。
このような問題を解決するための手段として、例えば下記特許文献1に示されるように、詰め替え容器を袋体とすることで、内容物の詰め替えに際し、容器体内に内容物を詰め替え容器ごと収納することが提案されている。
特開2006−188266号公報
しかしながら、容器体内に内容物を詰め替え容器ごと収納すると、内容物を適量取り出すことが難しく、また容器体が例えばガラス等の透明な材質で形成されていると、容器体の外側から形状が保持されない前記袋体が透けて見えることで見映えが悪くなり、さらには内容物の残量を確認することも困難であるという問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、詰め替え容器内の内容物を容器体内に容易かつ短時間で移し替えることができる詰め替え容器を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提案している。
すなわち本発明は、内容物が充填される有底筒状の容器本体と、前記容器本体の口部内に配設されて内部が当該容器本体内に連通されるとともに、容器軸方向に沿った外側に開口操作部が形成された流通筒部材と、前記容器本体の口部内において前記流通筒部材よりも前記容器軸方向に沿った外側に配設され前記口部を閉塞する閉塞筒部材と、を備え、前記閉塞筒部材は、前記開口操作部を前記容器軸方向に沿った外側から覆う複数の閉塞板と、これらの閉塞板を前記容器軸方向に沿った外側へ向けて回動可能に支持するヒンジ部と、これらの閉塞板同士を切離可能に連結する連結部と、前記流通筒部材よりも径方向外側に位置する押し込み部とを有し、前記流通筒部材の外周面上を容器軸方向に沿った内側に向けて移動可能とされていることを特徴とする。
本発明に係る詰め替え容器によれば、詰め替え容器を倒立姿勢にした状態で、内容物を使い切った後の容器体の口部の開口端縁上に、閉塞筒部材の押し込み部を当接させると、この状態において、詰め替え容器の流通筒部材は、容器体の前記開口端縁よりも径方向内側に配置されることとなる。次いで、詰め替え容器を容器体側に押し込んでいくと、押し込み部は、容器軸方向に沿って容器本体の内側に向けて移動するとともに、閉塞筒部材が、流通筒部材に対し容器軸方向に沿った容器本体の内側へ向けて移動する。
このように閉塞筒部材が移動していく過程において、まず、閉塞筒部材の閉塞板が、流通筒部材の開口操作部に容器軸方向に沿った外側から当接される。この状態から、さらに詰め替え容器を容器体側に向けて押し込んでいくと、閉塞板は開口操作部によって容器軸方向に沿った外側へ向けて押されるとともに、閉塞板同士を連結する連結部に力が加わり、連結部が切離される。
このように連結部が切離された状態で、さらに詰め替え容器を容器体側へ向けて押し込んでいくと、閉塞板は開口操作部に押されヒンジ部を中心に容器軸方向に沿った外側へ向けて回動されるとともに、閉塞筒部材が開口される。閉塞筒部材が開口されると、容器本体内の内容物が、流通筒部材内を通って容器体内に注ぎ込まれることで、詰め替え容器内の内容物が容器体に移し替えられる。
この過程において、詰め替え容器の流通筒部材は容器体の開口端縁よりも径方向内側に配置されていることから、内容物がこぼれ落ちることが防止されているとともに、内容物が短時間で容器体内に移動する。
また、本発明に係る詰め替え容器において、前記閉塞板は、平面視三角形状をなし、その3つの頂部のうちの1つの頂部が容器軸に近接させられて、前記容器軸周りに放射状に配列され、互いの前記1つの頂部同士を前記容器軸上に配置された前記連結部に連結させていることとしてもよい。
本発明に係る詰め替え容器によれば、閉塞板が、互いの前記1つの頂部同士を容器軸上に配置された連結部に連結させているので、連結部を形成する部分を少なく抑えることができるとともに、開口操作部が閉塞板を押した際に、連結部がより確実に切離されやすい。
また、本発明に係る詰め替え容器において、前記開口操作部は、容器軸方向に沿って延びる板状の羽根部を複数有しており、前記羽根部は、前記容器軸周りに放射状に配列されているとともに、前記容器軸方向に沿った外側の端部が前記閉塞板に夫々対向するように配置されていることとしてもよい。
本発明に係る詰め替え容器によれば、開口操作部が、容器軸方向に沿って延びる板状の羽根部を複数有しているので、閉塞板を押す際の強度が充分に確保されている。また、夫々の羽根部が閉塞板に対向するように配置されていることから、各閉塞板を確実に押すことができる。
また、本発明に係る詰め替え容器において、前記流通筒部材の外周面は、前記羽根部の前記容器軸方向に沿った外側の端部よりも前記容器軸方向に沿った内側に配設されているとともに、前記ヒンジ部を中心に回動した前記閉塞板に当接可能とされていることとしてもよい。
本発明に係る詰め替え容器によれば、閉塞筒部材が、流通筒部材に対し容器軸方向に沿った内側へ向けて移動していく過程において、閉塞筒部材の閉塞板は、流通筒部材における羽根部の前記容器軸方向に沿った外側の端部により前記容器軸方向に沿った外側に向けて押され、ヒンジ部を中心に回動される際、流通筒部材の外周面により、さらに径方向外側に向けて押されることから、閉塞筒部材が確実に開口される。従って、前述の移し替えがより短時間で確実に行われる。
本発明に係る詰め替え容器によれば、詰め替え容器内の内容物を容器体内に容易かつ短時間で移し替えることができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る詰め替え容器の概略構成を示す部分側断面図、図2は本発明の一実施形態に係る詰め替え容器を容器本体の口部側から見た概略平面図、図3は図2のA部を拡大して示す図、図4及び図5は本発明の一実施形態に係る詰め替え容器の内容物を容器体に移し替える手順を説明する側断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る詰め替え容器10は、内容物Wが充填される有底筒状の容器本体11と、この容器本体11の口部11a内に配設されて内部が当該容器本体11内に連通される流通筒部材12と、この流通筒部材12の外周面上に配設された閉塞筒部材13と、を備えている。また、容器本体11内の内容物Wとしては、粒状又は粉状の例えばインスタントコーヒー等の食品、薬剤若しくは工業用素材等が挙げられる。
これらの容器本体11、流通筒部材12及び閉塞筒部材13はそれぞれ、共通軸と同軸に配設されている。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿って容器本体11の口部11a側を上側、底部側を下側という。また、容器軸Oに直交する方向を径方向、容器軸O周りの方向を周方向という。
また、この詰め替え容器10は、閉塞筒部材13及び流通筒部材12を上側から覆い容器本体11の口部11aを閉塞する平面視略円形状のシール材14を備えている。シール材14は、例えばアルミニウム箔等からなり、シール材14の外周端縁の一部には、径方向外側に延びる把持部14aが形成されている。
また、容器本体11において、口部11aの上端の開口端縁には、周方向に沿って延びるフランジ状のシール部11bが形成されている。シール部11bの上側を向く面にはシール材14の下面における外周端縁が貼着されており、該シール材14により容器本体11内が気密に封止されている。また、容器本体11には、口部11aの下側に連なり、該口部11aよりも小径の胴部11cが形成されている。胴部11cは、上側から下側へ向かうに連れ漸次縮径して形成されている。また、口部11aと胴部11cとの間には、口部11aの下端部と胴部11cの上端部とを繋ぎ周方向に沿って延びる鍔状の段部11dが形成されている。
また、流通筒部材12は、内部が容器本体11内に連通する内筒部21と、内筒部21の径方向外側に配設され、容器本体11の口部11aの内周面に嵌め合わされる外筒部22とを有している。また、内筒部21と外筒部22との間には、内筒部21の下端部と外筒部22の下端部とを繋ぎ周方向に沿って延びる鍔状のテーパ部23が形成されている。テーパ部23は、その側断面の形状が、径方向内側から径方向外側へ向かうに連れ漸次上側から下側へ向かい傾斜して形成されている。
また、図2に示すように、流通筒部材12の内筒部21は、平面視多角形環状に形成されている。尚、本実施形態においては、内筒部21は平面視八角形環状に形成されている。また、内筒部21の内周面には、容器軸O方向及び径方向に沿う略台形板状の羽根部24aが複数形成されており、これらの羽根部24aを有する開口操作部24が構成されている。これらの羽根部24aは、容器軸O周りに平面視放射状に配列されており、その径方向外側の端部は、内筒部21の内周面における平面部分(すなわち平面視における辺部)に連結されている。また、羽根部24aの上側部分は、内筒部21の上端部よりも上側に突出している。
また、流通筒部材12の外筒部22は、平面視円環状に形成されている。また、図1に示すように、外筒部22は、その下端部を容器本体11の段部11dに上側から当接している。また、外筒部22の上端部は、容器本体11の口部11aの上端開口縁よりも下側に配置されている。また、外筒部22には、周方向に間隔をあけて略矩形板状の係止部25が複数形成されている。係止部25は、外筒部22において他の部分よりも薄肉に形成されているとともに、弾性変形可能とされている。また、係止部25の周方向に沿う両端部と下端部とに対応して、外筒部22を径方向に貫通する側面視略コ字状又は略C字状のスリット26が形成されている。
また、係止部25の内周面の前記スリット26で囲まれた部分における下側端部には、周方向に沿って延びるとともに径方向内側に向けて突出する第1突起25aと、第1突起25aの上側に平行に離間して配置されるとともに、径方向内側に向けて突出する第2突起25bとが形成されている。
また、容器本体11の口部11a内において、流通筒部材12よりも上側には、閉塞筒部材13が設けられている。閉塞筒部材13は、流通筒部材12の内筒部21の外周面に対し摺接可能に配設される内筒31と、内筒31の径方向外側に配設され、流通筒部材12の外筒部22の内周面に嵌め合わされる外筒32とを有している。また、内筒31と外筒32との間には、内筒31の外周面における容器軸O方向の中央部分と外筒32の内周面における容器軸O方向の中央部分とを繋ぎ周方向に沿って延びる鍔状の押し込み部33が形成されている。押し込み部33は、流通筒部材12の内筒部21よりも径方向外側に配設されている。
図2に示すように、閉塞筒部材13の内筒31は、平面視多角形環状に形成されている。尚、本実施形態においては、内筒31は平面視八角形環状に形成されている。また、内筒31の径方向内側には、流通筒部材12の内筒部21が配設されており、閉塞筒部材13における内筒31の内周面と流通筒部材12における内筒部21の外周面とが互いに摺接可能とされ、閉塞筒部材13は流通筒部材12に対し容器軸O方向に沿って移動可能とされている。
また、閉塞筒部材13の内筒31における上端開口縁には、径方向内側へ向けて延びる閉塞板34が複数形成されている。これらの閉塞板34は、平面視三角形状をなし、その3つの頂部のうちの1つの頂部が容器軸Oに近接させられて、容器軸O周りに放射状に配列されている。また、周方向に隣り合う閉塞板34同士の間の部分には、前記部分を容器軸O方向に貫通し、径方向に沿って延びるスリット36が形成されている。尚、スリット36の幅は、内容物Wの通過を阻止できるサイズとして、例えば内容物Wの粒径又は粉径よりも小さく設定されていることが好ましい。
また、これらの閉塞板34と内筒31の上端開口縁との間には、閉塞板34及び内筒31よりも薄肉のヒンジ部35が夫々形成されている。これらのヒンジ部35は、閉塞板34における径方向外側の端部(すなわち前記1つの頂部に対向する底辺部)を支持しているとともに、閉塞板34は、ヒンジ部35を中心に上側へ向けて回動可能とされている。また、このように上側へ向けて回動された閉塞板34は、ヒンジ部35を中心にさらに径方向外側へ向けて回動可能とされている。
また、図3に示すように、これらの閉塞板34は、互いの前記1つの頂部同士を、容器軸O上に配置された連結部37に連結させている。連結部37は、略円柱状をなし閉塞板34と同一の厚みを有する本体部38と、本体部38の外周面から径方向外側へ向けて放射状に延びる複数の腕部39とを有している。これらの腕部39は、その径方向外側の端部を閉塞板34の前記1つの頂部に夫々接続させており、これにより、複数の閉塞板34は、連結部37を介し一体に連結されている。
また、これらの腕部39は、閉塞部34及び本体部38よりも薄肉とされているとともに、径方向に沿って閉塞板34の前記1つの頂部から本体部38に向かうに連れ漸次幅狭に形成されている。そして、これらの腕部39は、力を加えられることで切断されるように形成されており、連結部37に連結された閉塞板34同士が切離可能とされている。また、これらの腕部39のうち1つの腕部39aは、本体部38と同一の厚みに形成されているとともに径方向に沿ってその幅が一定とされて、複数の閉塞板34のうち1つの閉塞板34aの前記1つの頂部に接続されている。
このように、複数の閉塞板34は、流通筒部材12の開口操作部24を上側から覆っており、閉塞筒部材13は、流通筒部材12の内筒部21を閉塞しているとともに容器本体11の口部11aを閉塞している。また、これらの閉塞板34における下側には、開口操作部24の夫々の羽根部24aの上側の端部が離間して対向するように配置されている。
また、図2に示すように、閉塞筒部材13の外筒32は、平面視円環状に形成されている。また、図1に示すように、外筒32の外周面における下側端部には、周方向に沿って延びるとともに径方向外側へ向けて突出する環状の第3突起32aが形成されている。第3突起32aは、係止部25の第1突起25aと第2突起25bとの間に配置されてこれらの第1、第2突起25a,25bにより係止されており、これにより、閉塞筒部材13は、流通筒部材12に対し容器軸O方向に容易には移動しないようにされている。
次に、以上のように構成された詰め替え容器10内の内容物Wを、容器体Cに移し替える手順について説明する。
まず、図1において、シール材14の把持部14aを把持し、該シール材14を容器本体11の口部11aから剥がして取り外す。次いで、この詰め替え容器10を図4に示されるような倒立姿勢にし、容器体Cの口部の開口端縁上に、閉塞筒部材13の押し込み部33を押し付ける。この状態で、詰め替え容器10を容器体C側に押し込んでいくと、この閉塞筒部材13が流通筒部材12に対し容器軸O方向に沿った容器本体11の内側(図4における上側)へ向けて移動する。
また、シール材14を剥がすことなく、詰め替え容器10を容器体C側に押し込んでいく操作によって、前記シール材14を破断してもよい。
詳しくは、閉塞筒部材13の押し込み部33に前述のように力が加えられると、閉塞筒部材13において、外筒32の第3突起32aが、流通筒部材12の第1突起25aに容器軸O方向に沿った容器本体11の外側(図4における下側)から内側へ向けて押し当てられる。ここで、流通筒部材12の外筒部22において、容器軸O方向に沿った容器本体11の内側の端部は容器本体11の段部11dに当接していることから、流通筒部材12は容器本体11に対し容器軸O方向に沿った内側に押し込まれることはなく、第1突起25aに力を加えられた係止部25は、該第1突起25aを径方向外側へ向けて移動させるように弾性変形する。これにより、第3突起32aが第1突起25aに摺接しながら該第1突起25aを容器軸O方向に沿った容器本体11の内側へ向けて乗り越えるとともに、閉塞筒部材13が、前述のように移動する。
このように閉塞筒部材13が移動していく過程において、閉塞筒部材13の閉塞板34は、流通筒部材12の開口操作部24に当接する。この状態で、さらに、詰め替え容器10を容器体C側へ向けて押し込んでいくと、閉塞板34が開口操作部24により容器軸O方向に沿った容器本体11の外側へ向けて押されるとともに、連結部37に力が加わり、該連結部37が切離されて、閉塞板34同士の連結が解除される。閉塞板34同士の連結が解除された後、閉塞板34はさらに開口操作部24により押され、閉塞板34は、ヒンジ部35を中心に回動して容器軸O方向に沿った容器本体11の外側へ向けて開かれるとともに、閉塞筒部材13の内筒31が容器体C内に開口される。
詰め替え容器10をさらに容器体C側に押し込んでいくと、図5に示すように、流通筒部材12の内筒部21の外周面における容器体C側の端部が、閉塞筒部材13のヒンジ部35及び該ヒンジ部35に連なる閉塞板34に順次摺接され、閉塞板34は、径方向外側へ向けてヒンジ部35を中心に回動するとともに、容器軸Oに対し略平行に開かれる。
以上説明したように、本実施形態の詰め替え容器10によれば、詰め替え容器10を倒立姿勢にした状態で、内容物Wを使い切った後の容器体Cの口部の開口端縁上に、閉塞筒部材13の押し込み部33を当接させると、この状態において、詰め替え容器10の流通筒部材12は、容器体Cの前記開口端縁よりも径方向内側に配置されることとなる。次いで、詰め替え容器10を容器体C側に押し込んでいくと、押し込み部33は、容器軸O方向に沿って容器本体11の内側に向けて移動するとともに、閉塞筒部材13が、流通筒部材12に対し容器軸O方向に沿った容器本体11の内側へ向けて移動する。
このように閉塞筒部材13が移動していく過程において、まず、閉塞筒部材13の閉塞板34が、流通筒部材12の開口操作部24に容器軸O方向に沿った外側から当接される。この状態から、さらに詰め替え容器10を容器体C側に向けて押し込んでいくと、前述のように連結部37が切離されるとともに閉塞板34同士の連結が解除されて、閉塞板34が開かれ、閉塞筒部材13が開口される。閉塞筒部材13が開口されると、容器本体11内の内容物Wが、流通筒部材12内を通って容器体C内に注ぎ込まれることで、詰め替え容器10内の内容物Wが容器体Cに移し替えられる。
この過程において、詰め替え容器10の流通筒部材12は容器体Cの開口端縁よりも径方向内側に配置されていることから、内容物Wがこぼれ落ちることが防止されているとともに、内容物Wが短時間で容器体C内に移動する。
また、閉塞板34が、互いの前記1つの頂部同士を容器軸O上に配置された連結部37に連結させているので、連結部37を形成する部分を少なく抑えることができるとともに、開口操作部24が閉塞板34を押した際に、連結部37がより確実に切離されやすい。
また、連結部37において、本体部38の外周面から径方向外側へ向けて放射状に延びる複数の腕部39のうち1つの腕部39aが、本体部38及び閉塞板34aと同一の厚みに形成されているとともに、径方向に沿ってその幅が一定とされていることから、該腕部39aの強度が充分に確保されている。従って、連結部37が前述のように切離される際、腕部39aが切断されることが防止されているとともに、腕部39aに繋がる本体部38が腕部39a及び閉塞板34aに支持されて、容器体C内に脱落することが確実に防止されている。
また、周方向に隣り合う閉塞板34同士の間に形成されるスリット36の幅が、例えば内容物Wの粒径又は粉径よりも小さく設定されていることとすれば、詰め替え容器10を倒立姿勢にした際、内容物Wが該スリット36を通して容器本体11内から外部へこぼれ落ちることが抑制される。
また、開口操作部24が、容器軸O方向に沿って延びる板状の羽根部24aを複数有しているので、閉塞板34を押す際の強度が充分に確保されている。また、夫々の羽根部24aが閉塞板34に対向するように配置されていることから、各閉塞板34を確実に押すことができる。
また、閉塞筒部材13が、流通筒部材12に対し容器軸O方向に沿った容器本体11の内側へ向けて移動していく過程において、閉塞筒部材13の閉塞板34は、流通筒部材12における羽根部24aの容器軸O方向に沿った外側の端部により容器軸O方向に沿った外側に向けて押され、ヒンジ部35を中心に回動される際、流通筒部材12の内筒部21の外周面により、さらに径方向外側に向けて押されることから、閉塞筒部材13が確実に開口される。従って、前述の移し替えがより短時間で確実に行われる。
尚、本発明は前述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、本実施形態では、閉塞板34は平面視三角形状に形成されていることとしたが、閉塞板34の形状はこれに限定されるものではなく、それ以外の平面視四角形状や平面視扇状等であっても構わない。また、閉塞板34の数量は本実施形態に限定されるものではない。
また、流通筒部材12の内筒部21及び閉塞筒部材13の内筒31が、平面視八角形環状に形成されていることとしたが、内筒部21及び内筒31の形状は本実施形態に限定されるものではない。すなわち、例えば、内筒部21及び内筒31の形状が、平面視円形環状やそれ以外の平面視多角形環状であってもよい。
また、流通筒部材12の内筒部21の内周面に、複数の羽根部24aを有する開口操作部24が形成されていることとしたが、開口操作部24の構成は、本実施形態に限定されるものではない。すなわち、開口操作部24は、流通筒部材12の内筒部21の内部を容器本体11内に連通させるとともに閉塞板34を押すことが可能に配設されていればよく、例えば、容器軸Oの同軸上に配設されるとともに互いに外径の異なる複数の筒状部材と、これらの筒状部材同士を径方向に連結し、容器軸O方向及び径方向に沿う板状部材とを備えた構成であってもよく、また、それ以外の構成であってもよい。
また、連結部37が、容器軸O上に配置されるとともに、閉塞板34の前記1つの頂部同士を連結していることとしたが、連結部37は閉塞板34同士を切離可能に連結していればよく、本実施形態に限定されるものではない。すなわち、例えば、連結部37が、周方向に隣り合う閉塞板34同士の間において、スリット36の少なくとも一部に形成されているとともに、これらの閉塞板34同士を切離可能に連結していることとしても構わない。また、周方向に隣り合う閉塞板34同士の間を全て薄肉部で連結して連結部37としてもよく、この場合、容器本体11内の密閉性を高めることが可能となる。
さらに、流通筒部材12の外筒部22を設けず、閉塞筒部材13の外筒32が直接容器本体11の口部11aの内周面に摺接するとともに該内周面に対して摺動可能に構成したり、前記外筒32を設けない構成としたりすることもできる。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態に係る詰め替え容器の概略構成を示す部分側断面図である。 本発明の一実施形態に係る詰め替え容器を容器本体の口部側から見た概略平面図である。 図2のA部を拡大して示す図である。 本発明の一実施形態に係る詰め替え容器の内容物を容器体に移し替える手順を説明する側断面図である。 本発明の一実施形態に係る詰め替え容器の内容物を容器体に移し替える手順を説明する側断面図である。
符号の説明
10 詰め替え容器
11 容器本体
11a 口部
12 流通筒部材
13 閉塞筒部材
24 開口操作部
24a 羽根部
33 押し込み部
34 閉塞板
35 ヒンジ部
37 連結部
O 容器軸
W 内容物

Claims (4)

  1. 内容物が充填される有底筒状の容器本体と、
    前記容器本体の口部内に配設されて内部が当該容器本体内に連通されるとともに、容器軸方向に沿った外側に開口操作部が形成された流通筒部材と、
    前記容器本体の口部内において前記流通筒部材よりも前記容器軸方向に沿った外側に配設され前記口部を閉塞する閉塞筒部材と、を備え、
    前記閉塞筒部材は、前記開口操作部を前記容器軸方向に沿った外側から覆う複数の閉塞板と、これらの閉塞板を前記容器軸方向に沿った外側へ向けて回動可能に支持するヒンジ部と、これらの閉塞板同士を切離可能に連結する連結部と、前記流通筒部材よりも径方向外側に位置する押し込み部とを有し、前記流通筒部材の外周面上を容器軸方向に沿った内側に向けて移動可能とされていることを特徴とする詰め替え容器。
  2. 請求項1に記載の詰め替え容器であって、
    前記閉塞板は、平面視三角形状をなし、その3つの頂部のうちの1つの頂部が容器軸に近接させられて、前記容器軸周りに放射状に配列され、互いの前記1つの頂部同士を前記容器軸上に配置された前記連結部に連結させていることを特徴とする詰め替え容器。
  3. 請求項2に記載の詰め替え容器であって、
    前記開口操作部は、容器軸方向に沿って延びる板状の羽根部を複数有しており、
    前記羽根部は、前記容器軸周りに放射状に配列されているとともに、前記容器軸方向に沿った外側の端部が前記閉塞板に夫々対向するように配置されていることを特徴とする詰め替え容器。
  4. 請求項3に記載の詰め替え容器であって、
    前記流通筒部材の外周面は、前記羽根部の前記容器軸方向に沿った外側の端部よりも前記容器軸方向に沿った内側に配設されているとともに、前記ヒンジ部を中心に回動した前記閉塞板に当接可能とされていることを特徴とする詰め替え容器。
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