JP2015143126A - 詰め替え容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うこと。
【解決手段】内容物が収容される容器本体2と、容器本体の口部11にスライド移動可能に装着された操作部材3と、容器本体の口部を閉塞する閉塞体4とを備え、操作部材は、本容器Aの注入口A1内に差し込み可能とされた挿入筒20と、注入口の開口端縁に係止する係止片21とを備え、閉塞体は、ヒンジ部31を介して挿入筒に連結され且つヒンジ部を中心として回動可能とされた閉塞板30と、容器本体の口部の内側に嵌合すると共に閉塞板の回動に伴って容器本体の口部を開放可能に変形するシール筒32と、閉塞板が回動したときに容器本体の口部の内側に係止して、閉塞板のそれ以上の回動を規制する係止部33とを備えている詰め替え容器1を提供する。
【選択図】図5

Description

本発明は、詰め替え容器に関する。
この種の詰め替え容器として、従来、例えば下記特許文献1に記載されているような、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、容器本体の口部に装着され、該口部を閉塞する中栓と、を備え、中栓を本容器の口部に螺着させた状態で詰め替えを行う詰め替え容器が知られている。この中栓には、内容物を注出するための注出口が形成されていると共に、該注出口を閉塞するシール部が設けられている。シール部は、例えばプルトップが付設された蓋体からなる。
上記した詰め替え容器では、まずプルトップを引き上げて中栓の注出口を開封する。続いて、詰め替え容器を正立姿勢(口部が上向きの姿勢)に配置し、該詰め替え容器の中栓に、倒立姿勢(口部が下向きの姿勢)とされた本容器の口部を螺着する。そしてこの状態から、詰め替え容器と本容器とを上下反転させて、本容器を正立姿勢にすると共に詰め替え容器を倒立姿勢にする。これにより、詰め替え容器内の内容物が、詰め替え容器及び本容器の各口部の内側を流通して本容器内に詰め替えられる。
特開2000−159249号公報
しかしながら、上記した従来の詰め替え容器では、中栓の注出口を開封した後、中栓に本容器の口部を螺着し、その後、詰め替え容器と本容器とを上下反転させる必要があるので、詰め替え作業が煩雑となっていた。
また、中栓の注出口を開封した後に、該中栓に対して本容器の口部を螺着するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがあった。
さらに、中栓に本容器の口部を螺着する際には、該本容器を倒立姿勢にするため、本容器内に内容物が残留していると、該内容物がこぼれるおそれがある。従って、本容器内の内容物を使い切った後でないと、詰め替え作業を行い難かった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる詰め替え容器を提供することである。
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
(1)本発明に係る詰め替え容器は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に、容器軸方向に沿った前記容器本体の内側に向けてスライド移動可能に装着された操作部材と、前記容器本体の口部を閉塞する閉塞体と、を備え、前記操作部材は、前記本容器の注入口内に差し込み可能とされた挿入筒と、前記挿入筒から径方向外側に向けて突出し、前記注入口の開口端縁に係止する係止片と、を備え、前記閉塞体は、前記容器本体の口部を容器軸方向に沿った前記容器本体の外側から覆うと共に、ヒンジ部を介して前記挿入筒に連結され、且つヒンジ部を中心として回動可能とされた閉塞板と、前記閉塞板から前記容器本体の内側に向けて突設され、前記容器本体の口部の内側に嵌合すると共に、前記閉塞板の回動に伴って前記容器本体の口部を開放可能に変形するシール筒と、前記閉塞板が回動したときに前記容器本体の口部の内側に係止して、前記閉塞板のそれ以上の回動を規制する係止部と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、操作部材の挿入筒を本容器の注入口内に差し込み、且つ操作部材の係止片を本容器の注入口の開口端縁に係止させた状態で、容器本体を本容器の注入口に対して向かい合わせに配置することができる。そのため、容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させることで、注入口に係止されている操作部材を、容器本体の口部に対して容器本体の内側にスライド移動させることができる。
これにより、容器本体の口部を覆っている閉塞板と、容器本体の口部とが容器軸方向に相対的に徐々に接近し、容器本体の口部が閉塞板を本容器の内側(容器本体の容器軸方向に沿った外側)に向けて押圧するので、ヒンジ部を中心に閉塞板を本容器の内側に向けて回動させることができる。すると、シール筒がこの回動に伴って本容器の内側に向けて移動しながら変形し、容器本体の口部から離脱して該口部を開放する。その結果、容器本体の口部を通じて、容器本体内の内容物を本容器内に注出することができ、本容器内への詰め替えを行うことができる。
以上のように、係止片を本容器の注入口に係止した状態で、詰め替え容器と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させるという簡便な作業によって、閉塞板による容器本体の口部の閉塞を解くことができ、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができる。しかも、容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させるまで、容器本体の口部は閉塞体によって閉塞されているので、詰め替え前の段階で容器本体内の内容物がこぼれることがない。さらに、詰め替え容器の開封と同時に内容物を本容器に詰め替えることができるので、本容器を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、例えば本容器内の内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
ところで、閉塞板が回動したときに、係止部が容器本体の内側に係止して、閉塞板がそれ以上回動することを規制する。これにより、閉塞体の全体は、容器軸に対して斜めに傾斜した状態で容器軸上に位置すると共に、容器本体の口部よりも本容器側に位置する。従って、容器本体内の内容物は、口部を通過した後、閉塞体にあたって流れの向きが変化すると共に、流れの勢いが弱まりながら閉塞体に沿って(伝わって)本容器内に流れる。さらにこの際、閉塞体の全体が容器軸に対して斜めに傾斜した状態で容器軸上に位置することから、本容器の内面に内容物を導き易くなる。
このように、容器本体から本容器内に内容物を直接落下させるように詰め替えるのではなく、内容物の勢いを弱めながら、閉塞板を伝って詰め替えることができるので、例えば泡立ち易い内容物であっても、良好な詰め替え作業を行うことができる。
(2)前記閉塞板は、前記容器本体の口部に対して容器軸方向に間隔をあけて配置され、前記閉塞板には、前記ヒンジ部とは容器軸を挟んで径方向の反対側に位置する部分から前記容器本体の内側に向けて突出し、前記容器本体の口部の開口端に接する突起部が形成されていても良い。
この場合には、内容物の詰め替え作業を行うにあたって、容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させた際、容器本体の口部が突起部を介して閉塞板を本容器の内側に向けて押圧し、ヒンジ部を中心に閉塞板を速やかに回動させることができる。
しかも突起部は、容器軸を挟んでヒンジ部の反対側に位置しているので、閉塞板に加わる押圧力の位置(力点)とヒンジ部の位置(支点)とが容器軸を挟んで反対となる。従って、閉塞体を効率良く回動させることができ、詰め替え作業を効率良く行うことができる。さらに、閉塞板が容器本体の口部に対して容器軸方向に間隔をあけて配置されているので、ヒンジ部と容器本体の口部との間に隙間を確保でき、閉塞板の初期の回動をスムーズに行い易い。
(3)前記係止部は、前記閉塞板から前記容器本体の内側に向けて突設され、内部が前記容器本体の内側に連通した中空状の筒体と、前記筒体の先端開口部の一部に前記容器軸に対して斜めに形成され、前記閉塞板の回動時に前記容器本体の口部の内側に係止する傾斜壁と、を備え、前記筒体の周壁のうち、前記ヒンジ部に対して径方向の反対側に位置する部分には、前記筒体の内部と外部とを連通する空気孔が形成されても良い。
この場合には、内容物の詰め替え時、容器本体の内部と本容器の内部との間に、筒体の先端開口部、筒体の内部及び空気孔を通じて空気通路を形成することができる。従って、この空気通路を利用して空気置換を適切に行うことができ、詰め替え容器から本容器内に内容物をスムーズに移動させて、詰め替え作業を効率良く行うことができる。
特に、空気孔はヒンジ部に対して径方向の反対側に形成されているので、容器本体の内側には向かずに、本容器の内側に向いた状態となる。そのため、詰め替え途中で、空気孔内に内容物が入り込み難く、上述した空気置換を適切に行い易い。
本発明に係る詰め替え容器によれば、詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる。さらに、泡立ち易い内容物であっても、良好な詰め替え作業を行うことができる。
本発明に係る詰め替え容器の実施形態を示す縦断面図である。 図1に示す詰め替え容器の上面図である。 図1に示す詰め替え容器を本容器に組み合わせた状態を示す縦断面図である。 図3に示す状態から、詰め替え容器と本容器とを容器軸方向に相対的に接近移動させて、ヒンジ部を中心に閉塞板を回動させて内容物を詰め替えている状態を示す縦断面図である。 図4に示す状態から、閉塞体の係止部が係止して、閉塞板の回動が規制された状態を示す縦断面図である。 詰め替え容器の変形例を示す縦断面図である。 図6に示す詰め替え容器の上面図である。
以下、本発明に係る詰め替え容器の実施形態について図面を参照して説明する。
(詰め替え容器の構成)
図1及び図2に示すように、本実施形態の詰め替え容器1は、本容器A(図3参照)に詰め替える内容物が収容される有底筒状の容器本体2と、容器本体2の口部11に容器軸O方向にスライド移動可能に装着された操作部材3と、容器本体2の口部11を閉塞する閉塞体4と、容器本体2の口部11に取り外し可能に装着され、容器本体2側に向けた操作部材3のスライド移動を規制するストッパ部材5と、を備えている。
なお、上述した容器本体2、操作部材3及び閉塞体4は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置された状態で配設されている。本実施形態では、この共通軸を容器軸Oといい、この容器軸Oに沿った閉塞体4側を上側、容器本体2側を下側という。また、容器軸O方向から平面視において、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
(容器本体)
容器本体2は、底部、胴部、肩部10及び口部11によって有底筒状に形成されている。なお、底部及び胴部は、図示を省略している。肩部10は、胴部との接続部分から上方に向かうにしたがって漸次縮径するように傾斜した後、径方向内側に向けて延びている。
口部11は、肩部10の径方向内端部から上方に向けて延在した円筒状に形成され、本容器Aの注入口A1の内径よりも縮径している。これにより、口部11は、本容器Aの注入口A1内に差し込み可能とされている。
本実施形態の口部11は、肩部10に連結される第1口部11Aと、第1口部11Aの上方に配置され、第1口部11Aよりも縮径した第2口部11Bと、を備え、容器軸Oに沿って径が変化した2段筒状に形成されている。そして、第2口部11Bの内側が注出口12とされている。
第1口部11Aの外周面には、第2口部11Bとの接続部分よりも下方に位置する部分において、径方向外側に向けて突出した係合突部13が形成されている。図示の例では、係合突部13は、第1口部11Aの全周に亘って環状に形成されている。但し、この場合に限定されるものではなく、第1口部11Aの外周面に周方向に沿って間隔をあけて複数の係合突部13を形成しても良い。
(操作部材)
操作部材3は、第1口部11Aに容器軸Oに沿いながら下方に向けて(容器本体2の内側に向けて)スライド移動可能に装着された円筒状の挿入筒20と、挿入筒20から径方向外側に向けて突出し、本容器Aの注入口A1の開口端縁に係止可能とされた係止片21と、を備えている。
挿入筒20は、本容器Aの注入口A1の内径よりも縮径しており、容器本体2の口部11と共に注入口A1内に差し込み可能とされている。挿入筒20の内周面には、第1口部11Aに形成された係合突部13が嵌合する環状凹部22が形成されている。
これにより、挿入筒20は、容器本体2の肩部10から上方に離間した位置に配置された状態で、上下方向に位置決めされている。このとき、挿入筒20の上端部は、容器本体2の第2口部11Bよりも上方に位置している。
係止片21は、挿入筒20の下端部から径方向外側に向かって突出し、図示の例では挿入筒20の全周に亘って環状に形成されている。但し、この場合に限定されるものではなく、挿入筒20の周方向に沿って間隔をあけて複数の係止片21を形成しても良い。
(閉塞体)
閉塞体4は、容器本体2の口部11を上方から覆うと共に、ヒンジ部31を介して挿入筒20に連結され、且つヒンジ部31を中心として回動可能とされた閉塞板30と、閉塞板30から下方に向けて突設され、容器本体2の第2口部11Bの内側に嵌合するシール筒32と、閉塞板30が回動したときに、容器本体2の第2口部11Bの内側に係止して閉塞板30のそれ以上の回動を規制する係止部33と、を備えている。
閉塞板30は、挿入筒20の内側に収まるサイズの平面視円形状に形成され、挿入筒20の内側に配置されている。なお、閉塞板30は、上面が挿入筒20の上端開口端に対して略面一となるように配置され、これによって第2口部11Bの上方に間隔をあけて配置されている。
ヒンジ部31は、閉塞板30と挿入筒20の上端開口端とを径方向に連結している。従って、閉塞板30はヒンジ部31を中心に上下に回動可能とされている。
閉塞板30の外周縁は、破断可能な弱化部34を介して挿入筒20の上端開口端に接続されている。図示の例では、周方向に間隔をあけて配置された3つの弱化部34によって接続されている。これにより、閉塞板30はヒンジ部31を中心とした回動が規制されている。
シール筒32は、円筒状に形成され、容器本体2の第2口部11Bの内側に嵌合して、第2口部11Bを例えば液密にシールしている。このシール筒32によって、第2口部11Bの注出口12は閉塞されている。なお、シール筒32は、閉塞板30の回動に伴って容器本体2の第2口部11Bを開放可能に変形する。
また、閉塞板30には、ヒンジ部31とは容器軸Oを挟んで径方向の反対側に位置する部分から、容器本体2の第2口部11Bの開口端に向けて突起部35が形成されている。この突起部35は、周方向に沿って円弧状に延び、シール筒32の外周面に一体に形成されている。なお、突起部35の下端部は第2口部11Bの開口端に接している。
係止部33は、閉塞板30から下方に向けて突設された中空状の筒体37と、筒体37の先端開口部の一部に形成された傾斜壁38と、を備えている。なお、図示の例では、筒体37を円筒状に形成しているが、円筒に限定されるものではなく、筒状に形成されていれば良い。
筒体37は、シール筒32の内側に配置され、シール筒32よりも下方に突出するように形成されている。図示の例では、筒体37は、ヒンジ部31に近い位置に配置されていると共にシール筒32の内周面に一体に形成されている。なお、筒体37の内部は容器本体2の内側に連通している。
筒体37の先端開口部の一部は、容器軸Oに対して斜めに傾斜するようにカットされており、そのカットによって生じた部分が上記傾斜壁38とされている。傾斜壁38は、ヒンジ部31に対して径方向の反対側を向くように形成されている。これにより、傾斜壁38は、ヒンジ部31を中心に閉塞板30が回動したときに第2口部11Bの内周面に接し、閉塞板30のそれ以上の回動を規制することが可能とされている(図5参照)。
筒体37の周壁には、該周壁を貫通し、該筒体37の内部と外部とを連通する空気孔39が形成されている。空気孔39は、筒体37の周壁のうち、ヒンジ部31に対して径方向の反対側に位置する部分に形成されている。つまり、空気孔39は、筒体37の周壁のうち傾斜壁38の下方に位置する部分に形成されている。図示の例では、空気孔39は、筒体37の全長に亘って縦長のスリット状に形成されている。
但し、この場合に限定されるものではなく、空気孔39は例えば側面視で円形状、楕円状や多角形状に形成されていても構わない。
(ストッパ部材)
ストッパ部材5は、操作部材3の係止片21と容器本体2の肩部10と間に配置されており、容器本体2の第1口部11Aを径方向外側から囲む規制リング5aと、規制リング5aから径方向外側に向けて突設された摘み片5bと、を備えている。
規制リング5aは、係止片21の下端部に破断可能な弱化部5cを介して接続されている。図示の例では、弱化部5cは、周方向に間隔をあけて複数配置されている。但し、この場合に限定されるものではなく、例えば弱化部5cを環状に形成しても良い。
そして、摘み片5bを把持しながら、規制リング5aに対して径方向外側に向けて捩じるような外力を加えることで、弱化部5cを破断しながら規制リング5aを取り外す(毟り取る)ことが可能とされている。
(詰め替え容器の使用)
次に、上述したように構成された詰め替え容器1から本容器Aに内容物を詰め替える方法について説明する。
はじめに、弱化部5cを破断しながら規制リング5aを取り外し、ストッパ部材5による操作部材3の下降移動の規制を解除した後、詰め替え容器1を倒立姿勢にすると共に本容器Aを正立姿勢にした状態で、詰め替え容器1を本容器Aの上方に配置させる。
続いて、図3に示すように、操作部材3の係止片21を本容器Aの注入口A1の開口端縁に係止させながら、詰め替え容器1と本容器Aとを組み合わせる。これにより、容器本体2の口部11及び操作部材3の挿入筒20が注入口A1内に共に進入する。
なお、図示の例では、ストッパ部材5を最初に取り外した後、詰め替え容器1と本容器Aとを組み合わせたが、この場合に限定されるものではなく、ストッパ部材5を取り付けた状態のまま詰め替え容器1と本容器Aとを組み合わせても良い。
また、上述したように詰め替え容器1を倒立姿勢とすることで、詰め替え容器1における上下が反転することとなり、倒立姿勢の詰め替え容器1において、容器軸O方向に沿った閉塞体4側が下側、容器本体2側が上側となる。
続いて、係止片21を係止させたままの状態で、図4に示すように、詰め替え容器1と本容器Aとを容器軸O方向に相対的に接近移動させる。なお、ストッパ部材5を取り付けた状態のまま詰め替え容器1と本容器Aとを組み合わせた場合には、この段階でストッパ部材5を取り外し、その後に、詰め替え容器1と本容器Aとを容器軸O方向に相対的に接近移動させる。
上記接近移動により、第1口部11Aに形成された係合突部13と挿入筒20に形成された環状凹部22との係合が解除され、注入口A1に係止されている操作部材3を、容器本体2の口部11に対して上方にスライド移動させることができる。
これにより、図4に示すように、容器本体2の第2口部11Bが突起部35を介して閉塞板30を下方に向けて(本容器Aの内側に向けて)押圧するので、ヒンジ部31を中心に閉塞板30を下方に向けて回動させることができる。
すると、シール筒32が閉塞板30の回動に伴って下方に向けて移動しながら変形し、容器本体2の第2口部11Bの内側から離脱して、第2口部11Bの注出口12を開放する。その結果、容器本体2の口部11を通じて、容器本体2内の内容物を本容器A内に注出することができ、本容器A内への詰め替えを行うことができる。
以上説明したように、本実施形態の詰め替え容器1によれば、係止片21を注入口A1に係止した状態で、詰め替え容器1と本容器Aとを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させるという簡便な作業によって、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができる。
しかも、容器本体2と本容器Aとを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させるまで、容器本体2の口部11が閉塞体4によって閉塞されているので、詰め替え前の段階で容器本体2内の内容物がこぼれることがない。
さらに、詰め替え容器1の開封と同時に内容物を本容器Aに詰め替えることができるので、本容器Aを倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、例えば本容器A内の内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
ところで、閉塞板30が回動した際、図5に示すように、係止部33における傾斜壁38が容器本体2の第2口部11Bの内側に係止して、閉塞板30がそれ以上回動することを規制することができる。これにより、閉塞体4の全体は、容器軸Oに対して斜めに傾斜した状態で容器軸O上に位置すると共に、容器本体2の口部11よりも本容器A側に位置する。
従って、容器本体2内の内容物は、口部11を通過した後、閉塞体4にあたって流れの向きが変化すると共に、流れの勢いが弱まりながら閉塞体4に沿って本容器A内に流れる。そのため、容器本体2から本容器A内に内容物を直接落下させるように詰め替えるのではなく、内容物の勢いを弱めながら閉塞体4を伝って詰め替えることができるので、例えば泡立ち易い内容物であっても、良好な詰め替え作業を行うことができる。
しかも、閉塞板30がヒンジ部31を介して挿入筒20に連結されているので、閉塞体4が操作部材3から離脱せず、本容器A内に落下することを防止できる。また、閉塞体4が操作部材3から離脱しない設計であるからこそ、上述したように閉塞体4の全体を容器軸Oに対して斜めに傾斜させることができ、詰め替えが終了するまでの間、この状態を安定に維持することができる。
また、本実施形態の詰め替え容器1では、図3に示すように、閉塞体4の突起部35が容器本体2の第2口部11Bに接しているので、容器本体2と本容器Aとを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させた際、図4に示すように、突起部35を介して閉塞板30を直ちに押圧でき、ヒンジ部31を中心に閉塞板30を速やかに下方に回動させることができる。従って、詰め替え作業をスムーズに行える。
しかも、突起部35は、容器軸Oを挟んでヒンジ部31の反対側に位置しているので、閉塞板30に加わる押圧力の位置(力点)とヒンジ部31の位置(支点)とが容器軸Oを挟んで反対となる。従って、閉塞板30を効率良く回動させることができ、詰め替え作業を効率良く行うことができる。
さらに、閉塞板30が容器本体2の第2口部11Bに対して容器軸O方向に間隔をあけて配置されているので、ヒンジ部31と容器本体2の第2口部11Bとの間に隙間を確保でき、閉塞板30の初期の回動をスムーズに行い易い。
また、図5に示すように、内容物の詰め替え時、容器本体2の内部と本容器Aの内部との間に、筒体37の先端開口部、筒体37の内部及び空気孔39を通じて空気通路(図5に示す矢印)を形成することができる。従って、この空気通路を利用して空気置換を適切に行うことができ、詰め替え容器1から本容器A内に内容物をスムーズに移動させて、詰め替え作業を効率良く行うことができる。
特に、空気孔39はヒンジ部31に対して径方向の反対側に形成されているので、容器本体2の内側には向かずに、本容器Aの内側に向いた状態となる。そのため、詰め替え途中で、空気孔39内に内容物が入り込み難く、上述した空気置換を適切に行い易い。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、容器本体2や本容器Aをスクイズ変形可能に薄肉に形成し、スクイズ変形させながら詰め替え作業を行っても構わない。
また、上記実施形態では、空気孔39が形成された筒体37を備える係止部33を例に挙げて説明したが、単に棒状の突起を閉塞板30に突設させて、この突起を係止部として利用しても構わない。この場合であっても、閉塞板30の回動角度を一定の角度に規制することができ、同様の作用効果を奏功することができる。但し、空気置換をより適切に行える点で、上記実施形態のように構成することが好ましい。
また、上記実施形態では、規制リング5aを具備するストッパ部材5を利用して、操作部材3のスライド移動を規制したが、ストッパ部材5は必須なものではなく具備しなくても構わないし、下降移動が規制できれば他の構成でも構わない。
例えば、図6及び図7に示す詰め替え容器60では、容器本体2における第1口部11Aの下端部側の外周面に、周方向に延在する2つの規制壁61が一体に形成されている。これら規制壁61は、容器軸Oを挟んで径方向に向かい合うように配置されている。従って、2つの規制壁61の間には、周方向に隙間が形成されている。なお、図示の例では、規制壁61の下端部は肩部10に対しても一体に形成されている。
そして、操作部材3の係止片62は、環状に形成されているのではなく、容器軸Oを挟んで径方向に向かい合って配置されるように2つ形成されている。この際、係止片62の周方向に沿った幅は、上記隙間に入り込むことが可能な幅とされている。また、係止片62の下端部は、規制壁61の上端部に接している。
このように構成された詰め替え容器60であっても、係止片62が規制壁61の上端部に接しているので、内容物の詰め替え作業を行う前段階で、容器本体2の内側に向けた操作部材3のスライド移動を規制することができる。
一方、内容物の詰め替え作業を行う場合には、容器本体2の口部11に対して操作部材3を容器軸O回りに回転させ、2つの規制壁61の間の隙間の上方に係止片62を位置させる。これにより、容器本体2の内側に向けた操作部材3のスライド移動を許容することができ、詰め替え作業を行うことができる。
特に、この場合には、ストッパ部材5が不要となるので、該ストッパ部材5を廃棄する手間を省略することができる。
A…本容器
A1…注入口
O…容器軸
1、60…詰め替え容器
2…容器本体
3…操作部材
4…閉塞体
11…容器本体の口部
20…挿入筒
21、62…係止片
30…閉塞板
31…ヒンジ部
32…シール筒
33…係止部
35…突起部
37…筒体
38…傾斜壁
39…空気孔

Claims (3)

  1. 本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、
    前記容器本体の口部に、容器軸方向に沿った前記容器本体の内側に向けてスライド移動可能に装着された操作部材と、
    前記容器本体の口部を閉塞する閉塞体と、を備え、
    前記操作部材は、
    前記本容器の注入口内に差し込み可能とされた挿入筒と、
    前記挿入筒から径方向外側に向けて突出し、前記注入口の開口端縁に係止する係止片と、を備え、
    前記閉塞体は、
    前記容器本体の口部を容器軸方向に沿った前記容器本体の外側から覆うと共に、ヒンジ部を介して前記挿入筒に連結され、且つヒンジ部を中心として回動可能とされた閉塞板と、
    前記閉塞板から前記容器本体の内側に向けて突設され、前記容器本体の口部の内側に嵌合すると共に、前記閉塞板の回動に伴って前記容器本体の口部を開放可能に変形するシール筒と、
    前記閉塞板が回動したときに前記容器本体の口部の内側に係止して、前記閉塞板のそれ以上の回動を規制する係止部と、を備えていることを特徴とする詰め替え容器。
  2. 請求項1に記載の詰め替え容器において、
    前記閉塞板は、前記容器本体の口部に対して容器軸方向に間隔をあけて配置され、
    前記閉塞板には、前記ヒンジ部とは容器軸を挟んで径方向の反対側に位置する部分から前記容器本体の内側に向けて突出し、前記容器本体の口部の開口端に接する突起部が形成されていることを特徴とする詰め替え容器。
  3. 請求項1又は2に記載の詰め替え容器において、
    前記係止部は、
    前記閉塞板から前記容器本体の内側に向けて突設され、内部が前記容器本体の内側に連通した中空状の筒体と、
    前記筒体の先端開口部の一部に前記容器軸に対して斜めに形成され、前記閉塞板の回動時に前記容器本体の口部の内側に係止する傾斜壁と、を備え、
    前記筒体の周壁のうち、前記ヒンジ部に対して径方向の反対側に位置する部分には、前記筒体の内部と外部とを連通する空気孔が形成されていることを特徴とする詰め替え容器。
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