JP3177115U - コック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉時の摩擦抵抗が小さく、開閉操作が容易なコック装置を提供する。
【解決手段】コック装置5の本体部材10の口栓部11を容器1の口部4に装着する。口栓部11と一体の筒状のノズルホルダ12に、コック部材20のノズル部21を回転可能に圧入する。ノズル部21と一体のレバー23でノズル部21を開位置にすると、ノズルホルダ12の第1連通穴13aとノズル部21の第2連通穴21aが一致する。ノズル部21を閉位置にすると、第1連通穴13aがノズル部21の周側部で塞がれる。ノズル部21の外周面の一端に抜止凸部24を設ける。ノズルホルダ11の内周面の一端側の部分には環状溝14を形成し、抜止凸部24を環状溝14に入り込ませる。この状態で、抜止凸部24が、環状溝14の内面から離れているか、又はノズルホルダ12を押圧しないように環状溝14の内面に接するようにする。
【選択図】図5

Description

本考案は、液体を入れる容器に設けられて、上記液体を上記容器の口部から出したり止めたりするコック装置に関する。
飲料、洗剤、薬品等の液体を溜めるとともに必要に応じて注出する容器として、例えばバックインボックスが知られている。バックインボックスは、段ボール製の外箱に柔軟な樹脂製の内袋を収容してなる容器であり、軽量で丈夫、かつ廃棄しやすいために業務用や家庭用に広く利用されている。バックインボックスの一側面には口部が設けられ、この口部に注出用のコック装置が設けられている。
例えば、特許文献1(実用新案登録第3173157号公報)に記載のコック装置は、樹脂製の本体部材と樹脂製のコック部材との2部材にて構成されている。本体部材は、円形の蓋状の口栓部と、両端開口の筒状のノズルホルダとを一体に有している。口栓部が、容器の円形の口部に装着されて、口部を塞いでいる。ノズルホルダの周側部が口栓部の外側面に沿わされて口栓部と一体に連続している。口栓部とノズルホルダの連続部分には、第1連通穴が口栓部の内側面からノズルホルダの内周面に貫通するように形成されている。また、コック部材は、基端(一端)が塞がれ先端(他端)が開口された筒状のノズル部を有している。第2連通穴がノズル部の外周面から内周面に貫通するように形成されている。ノズル部の基端にはレバーが一体に設けられている。ノズル部は、ノズルホルダに開位置と閉位置の間で回転可能に圧入されている。レバーによってノズル部を開位置にすると、第2連通穴が第1連通穴と一致する。これによって、容器内の液体を、口部から第1連通穴、第2連通穴、及びノズル部の内部を順次経て、ノズル部の先端から吐出することができる。レバーによってノズル部を閉位置にすると、ノズル部の周側部が第1連通穴を塞ぐ。これによって、容器内の液体が口部から出るのを止めることができる。
ノズル部の基端の近くには環状の抜止凸部が設けられている。ノズルホルダの内周面の基端の近くには環状溝が設けられている。この環状溝に抜止凸部が嵌っている。環状溝の幅方向の両側の内面が、抜止凸部の頂部を挟んで両側面に押し当たっている。これによって、ノズル部が抜け止めされている。
実用新案登録第3173157号公報
上記構造のコック装置は、開閉のためにレバーでノズル部を回す際の抵抗が大きいという問題があった。
上記問題点を解決するために、本考案は、液体を入れる容器に設けられ、前記液体を前記容器の口部から出したり止めたりするコック装置であって、
前記口部に装着されて前記口部を塞ぐ口栓部と、周側部が前記口栓部の外側面に沿わされて前記口栓部と一体に連続する両端開口の筒状のノズルホルダとを有し、前記口栓部と前記ノズルホルダの連続部分には第1連通穴が前記口栓部の内側面から前記ノズルホルダの内周面に貫通するように形成された樹脂製の本体部材と、
一端が塞がれ他端が開口された筒状に形成されて、前記ノズルホルダに開位置と閉位置との間で回転可能に圧入されたノズル部と、前記一端に設けられたレバーとを一体に有し、前記ノズル部には第2連通穴が前記ノズル部の外周面から内周面に貫通するように形成されており、前記開位置のとき前記第2連通穴が前記第1連通穴と一致し、前記閉位置のとき前記ノズル部の周側部が前記第1連通穴を塞ぐ樹脂製のコック部材と、
備え、前記ノズル部の外周面における前記一端と前記第2連通穴との間の部分には抜止凸部が設けられ、前記ノズルホルダの内周面における前記第1連通穴よりも一端側の部分には、環状溝が前記ノズルホルダの周方向に環状に形成されており、前記抜止凸部が、前記環状溝の内面から離れた状態で、又は前記ノズルホルダを押圧しないように前記環状溝の内面に接する状態で、前記環状溝に入り込んでいることを特徴とする。
この特徴構成によれば、前記抜止凸部と環状溝の係合によって、ノズル部がノズルホルダから抜けるのを阻止できる。一方、前記抜止凸部と環状溝の内面とが離れているか、又は軽く接しているために、ノズル部を回す際の摩擦抵抗を小さくできる。これによって、コック装置の開閉操作を容易化できる。
前記ノズル部の一端には前記抜止凸部よりも径方向に突出する大径部が設けられており、前記ノズルホルダの一端面が前記大径部に当たった状態で、前記抜止凸部が前記環状溝の内面から離れていることが好ましい。
ノズルホルダの一端面を大径部に当てることでノズル部を位置決めできる。この位置決め状態で抜止凸部が前記環状溝の内面から離れるようにすることができる。したがって、ノズル部を回す際の摩擦抵抗を確実に小さくでき、コック装置の開閉操作を一層確実に容易化できる。
本考案によれば、レバーでノズル部を回す際の摩擦抵抗を小さくでき、コック装置の開閉操作を容易に行なうことができる。
図1は、本考案の一実施形態を示し、コック装置を備えたバックインボックスの斜視図である。 図2は、上記コック装置の分解斜視図である。 図3は、上記コック装置の正面図であり、実線は閉状態を示し、二点鎖線は開状態を示す。 図4は、上記コック装置を閉状態で示す背面図である。 図5(a)は、上記コック装置を閉状態で、図3のV−V線に沿って示す断面図である。図5(b)は、上記コック装置を開状態で、図3のV−V線に沿って示す断面図である。 図6は、上記コック装置の抜止構造を拡大して示す断面図である。 図7は、上記コック装置の変形例を示し、抜止構造の拡大断面図である。
以下、本考案の一実施形態を図面にしたがって説明する。
図1は、容器として、バックインボックス1を示したものである。バックインボックス1は、段ボール製の外箱2と、柔軟な樹脂製の内袋3を含む。外箱2の内部に内袋3が収容されている。この内袋3に飲料、洗剤、薬品等の液体が入れられている。図1及び図5に示すように、内袋3の一側部には、硬質樹脂からなる円筒状の口部4が設けられている。口部4は外箱2の一側面から突出されている。この口部4にコック装置5が設けられている。
図2に示すように、コック装置5は、樹脂製の本体部材10と、樹脂製のコック部材20とを備えている。更に言うと、コック装置5は、本体部材10とコック部材20のみの、2部材にて構成されている。本体部材10は、射出成型した樹脂にて構成され、口栓部11とノズルホルダ12を一体に有している。図3及び図4に示すように、口栓部11は、円形の蓋状になっている。図1及び図5に示すように、この口栓部11が、口部4に装着されて、口部4を塞いでいる。
図2及び図3に示すように、ノズルホルダ12は、両端開口の円筒形(筒状)になっている。ノズルホルダ12の軸線は、口栓部11の外側面と平行になっている。ここでは、ノズルホルダ12の軸線が上下方向に向けられている。ノズルホルダ12の周側部が、口栓部11の外側面に沿わされて、連続部分13を介して口栓部11と一体に連続している。図2及び図4に示すように、連続部分13は、背面視で概略四角形になっており、口栓部11の外側面とノズルホルダ12の外周面との間を埋めている。図4及び図5に示すように、この連続部分13の内部に第1連通穴13aが形成されている。第1連通穴13aは、口栓部11の内側面からノズルホルダ12の内周面に貫通している。ノズルホルダ12における第1連通穴13aと180度離れて対向する位置には、空気穴12bが形成されている。
図2に示すように、コック部材20は、射出成型した樹脂にて構成され、ノズル部21と、キャップ部22と、レバー23を一体に有している。図2及び図5に示すように、ノズル部21は、基端(一端)が塞がれ先端(他端)が開口された円筒状になっている。ここでは、ノズル部21の軸線が上下に向けられ、かつノズル部21の閉塞された基端が上に向けられノズル部22の開口された先端が下に向けられている。ノズル部21の軸長は、ノズルホルダ12の軸長よりも大きい。ノズル部21の外径は、後述するシール領域5sを除き、ノズルホルダ12の内径とほぼ同等かつ僅かに小さい。ノズル部21の先端部分(ここでは下側部分)の外周面は、先端に向かって緩やかに縮径するテーパ面21fになっている。ノズル部21の周側部には、第2連通穴21aが形成されている。第2連通穴21aは、ノズル部21の外周面から内周面に貫通している。
図2及び図5に示すように、ノズル部21の基端(ここでは上端)には、キャップ部22(大径部)が一体に設けられている。このキャップ部22によってノズル部21の基端が塞がれている。キャップ部22は、円錐台状になっており、その底部(ノズル部21側の部分)がノズル部21よりも大径になっている。そのため、図6に示すように、キャップ部22の外周面とノズル部21の外周面との間に段差22dが形成されている。
図2及び図3に示すように、キャップ部22にレバー23が一体に設けられている。したがって、レバー23は、キャップ部22を介してノズル部21の基端に連なっている。レバー23は、キャップ部22の外周面の接線方向に、かつノズル部21の軸線と直交する方向に延びている。
図3及び図5に示すように、ノズル部21がノズルホルダ12に挿通されている。そして、キャップ部22の段差22dが、ノズルホルダ12の基端面(一端面、ここでは上端面)に当たっている。この状態で、ノズル部21の先端部(ここでは下端部)がノズルホルダ12よりも突出している。更に、第1連通穴13aと第2連通穴21aとが、ノズルホルダ12及びノズル部21の軸方向(ここでは上下方向)の同一位置に配置されている。ノズル部21の外周面とノズルホルダ12の内周面との間には、後述するシール領域5sを除いて微小なクリアランスが形成されている。このクリアランスは、極めて小さく、例えば数μm〜数十μm程度である。ノズル部21とノズルホルダ12の基端部(ここでは上端部)どうし間には、抜け止め構造5eが設けられている。抜け止め構造5eについては、追って詳述する。
ノズル部21の外周面とノズルホルダ12の内周面との間における、連通穴13a,21aと抜け止め構造5eとの間の部分には、環状のシール領域5sが設けられている。シール領域5sにおけるノズルホルダ12の内径は、自然状態(ノズル部21を挿通しない状態)で、ノズル部21の外径と同等の大きさか、又はノズル部21の外径よりも僅かに小さくなっている。そのため、シール領域5sにおいては、ノズル部21がノズルホルダ12に圧入されており、ノズル部21の外周面とノズルホルダ12の内周面との間にはクリアランスが無く、ノズル部21の外周面とノズルホルダ12の内周面とがぴったり接している。シール領域5sの幅寸法(ノズルホルダ12及びノズル部21の軸線に沿う寸法)は、好ましくは数mm程度(例えば3mm程度)である。
図3の実線及び二点鎖線に示すように、ノズル部21は、上記圧入状態で開位置と閉位置の間で回転可能になっている。ノズル部21の回転操作は、これと一体のレバー23によって行なう。図3の二点鎖線及び図5(b)に示すように、レバー23を例えば口栓部11の右側面に添うような向きにすると、ノズル部21が開位置になる。このとき、第2連通穴21aが第1連通穴13aと一致する。これによって、容器1内の液体を、口部4から第1連通穴13a、第2連通穴21a、及びノズル部21の内部を順次経て、ノズル部21の先端から吐出させることができる。このとき、空気穴12がノズル部21の周側部によって塞がれる。また、シール領域5sにおいてノズル部21の外周面とノズルホルダ12の内周面とがぴったり接することによって、上記液体がノズル部21とノズルホルダ12の間を基端方向(上方向)に漏出するのを防止できる。
図3の実線及び図5(a)に示すように、レバー23を例えば口栓部11の左側面に添うような向きにすると、ノズル部21が閉位置になる。このとき、ノズル部21の周側部によって第1連通穴13aが塞がれる。これによって、容器1内の液体が口部4から出るのを止めることができる。このとき、空気穴12bと第2連通穴21aとが一致する。これによって、外部の空気が、空気穴12b及び第2連通穴21aを通してノズル部21の内部に入ることができる。したがって、ノズル部21の内部に液が滞留しないようにできる。
コック装置5は、本体部材10とコック部材20の2部材だけで構成されているから、製品コストを安くできる。
抜け止め構造5eについて詳述する。図5に示すように、抜け止め構造5eは、ノズル部21に形成された抜止凸部24と、ノズルホルダ12に形成された環状溝14とで構成されている。抜止凸部24は、ノズル部21の外周面における基端の近傍(一端と第2連通穴21aとの間の部分)に設けられ、ノズル部21の周方向に沿って環状になっている。図6に拡大して示すように、抜止凸部24の頂部24aは、ノズル部21の抜止凸部24以外の部分の外周面よりも径方向に突出している。なお、頂部24aは、キャップ部22の外周面よりは径方向に引っ込んでいる。言い換えると、キャップ部22は、抜止凸部24よりも径方向に突出している。抜止凸部24の幅方向(ノズル部21の軸方向)の両側は、それぞれ環状の凹部24b,24cになっている。一方(上側)の凹部24bの内面に段差22dが連続している。他方(下側)の凹部24cの内面にノズル部21の本体部分の外周面が連続している。
図2及び図5に示すように、環状溝14は、ノズルホルダ12の内周面における基端の近傍(第1連通穴13aよりも一端側の部分)に設けられ、ノズルホルダ12の周方向に沿って環状になっている。環状溝14の幅(ノズルホルダ12の軸方向(上下方向)に沿う寸法)は、抜止凸部24の幅(ノズル部21の軸方向(上下方向)に沿う寸法)よりも大きく、好ましくは十分に大きい。この環状溝14に抜止凸部24が入り込んでいる。図6に示すように、抜止凸部24は環状溝14の内面から離れている。より詳細には、ノズルホルダ12の基端面(一端面)がキャップ部22に当たった状態で、抜止凸部24の外面の全体が環状溝14の内面から離れている。抜止凸部24の外面の全体と環状溝14の内面との間に隙間5gが形成されている。隙間5gは、抜止凸部24の基端側(上側)の側面又は頂部24aにおいて最も狭くなっている。隙間5gの最狭部の大きさgは、好ましくはミクロンオーダーであり、より好ましくはg=150μm〜250μm程度である。ノズルホルダ12における最基端部12e(環状溝14よりも基端側(上側)の部分)の内径は、環状溝14よりも先端側(下側)の部分の内径よりも大きい。したがって、最基端部12eの内周面が、ノズルホルダ12の本体部分(環状溝14よりも先端側(下側)の部分)の内周面よりも径方向外側に引っ込んでいる。
コック装置5を組み立てる際は、ノズル部21を、ノズルホルダ12の最基端部12e(上端部)の開口からノズルホルダ12内に挿通する。このとき、ノズル部21をノズルホルダ12に圧入することでシール領域5sを通過させる。やがて、抜止凸部24が、ノズルホルダ12の最基端部12eに当たる。そこから更にノズル部21を押し込むと、抜止凸部24によってノズルホルダ12の最基端部12eが拡開するように弾性変形する。続いて、抜止凸部24が環状溝14に入り込むことで、ノズルホルダ12の最基端部12eが元の状態に復帰する。そして、キャップ部22の段差22dがノズルホルダ12の最基端部12eに突き当たる。この突き当てによって、ノズル部21のノズルホルダ12への挿入深さを規制でき、かつ抜止凸部24の表面全体を環状溝14の内面から確実に離すことができる。
上記構成のコック装置5によれば、抜止凸部24及び環状溝14からなる抜け止め構造5gによって、ノズル部21を抜け止めできる。抜止凸部24がノズルホルダ12の最基端部12eを上記挿入時とは逆方向に乗り越えるようにすれば、ノズル部21をノズルホルダ12から引き抜くことができるが、それには、大きな引き抜き力を要する。所要引き抜き力は、例えば8kgf程度〜10kgf程度である。この所要引き抜き力の大きさは、上掲公報に記載の従来のコック装置と同程度に設定できる。
更にコック装置5においては、上述したように、コック部材20が正規の挿入位置(キャップ部22の段差22dがノズルホルダ12の基端面に突き当たった状態)にあるとき、抜止凸部24が環状溝14の内面から離れている(図6)。したがって、コック部材20を回転させる際、抜止凸部24と環状溝14の内面との間に摩擦抵抗が働くことがない。コック部材20の回転時における摩擦抵抗は、主として、シール領域5sにおけるノズルホルダ12とノズル部21との間でのみ働く。摩擦抵抗は、キャップ部22の段差22dとノズルホルダ12の基端面との間でも働くが、その大きさは、上記シール領域5sにおける摩擦抵抗と比べると無視できる程度に十分小さい。したがって、上掲公報に記載の従来のコック装置よりも、コック部材20の回転操作を容易に行なうことができ、ひいては口部4の開閉操作を容易に行なうことができる。要するに、本考案のコック装置5によれば、抜け止め機能及びシール機能に関しては従来装置と同程度に確保できる一方で、コック部材20の回転機能に関しては従来装置よりも操作性を改善できる。
本考案は、上記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改変をなすことができる。
例えば、図7に示すように、抜止凸部24がノズルホルダ12を押圧しない程度に環状溝14の内面に接していてもよい。すなわち、抜止凸部24が環状溝14の内面に軽く接していてもよい。この場合、抜止凸部24の1つの側面(例えば上側の側面)だけが、環状溝14の内面に軽く接していることが好ましい。そうすると、コック部材20の回転時に、抜止凸部24と環状溝14の内面との間で摩擦抵抗が働くが、該摩擦抵抗は、シール領域5sにおける摩擦抵抗と比べると無視できる程度に十分小さい。したがって、上掲公報に記載の従来のコック装置よりも、コック部材20の回転操作を容易に行なうことができ、ひいては口部4の開閉操作を容易に行なうことができる。
上記実施形態及び図面に記載したコック装置5の向きは例示であり、ノズルホルダ12及びノズル部21の軸線が水平又は斜めになるように向けられていてもよい。
本考案に係るコック装置は、バックインボックス以外の液体用容器にも適用できる。
本考案は、例えばバックインボックスの給水栓として利用できる。
1 バックインボックス(容器)
4 口部
5 コック装置
5e 抜け止め構造
10 本体部材
11 口栓部
12 ノズルホルダ
12b 空気穴
13 連続部分
13a 第1連通穴
14 環状溝
20 コック部材
21 ノズル部
21a 第2連通穴
22 キャップ部(大径部)
23 レバー
24 抜止凸部

Claims (2)

  1. 液体を入れる容器に設けられ、前記液体を前記容器の口部から出したり止めたりするコック装置であって、
    前記口部に装着されて前記口部を塞ぐ口栓部と、周側部が前記口栓部の外側面に沿わされて前記口栓部と一体に連続する両端開口の筒状のノズルホルダとを有し、前記口栓部と前記ノズルホルダの連続部分には第1連通穴が前記口栓部の内側面から前記ノズルホルダの内周面に貫通するように形成された樹脂製の本体部材と、
    一端が塞がれ他端が開口された筒状に形成されて、前記ノズルホルダに開位置と閉位置との間で回転可能に圧入されたノズル部と、前記一端に設けられたレバーとを一体に有し、前記ノズル部には第2連通穴が前記ノズル部の外周面から内周面に貫通するように形成されており、前記開位置のとき前記第2連通穴が前記第1連通穴と一致し、前記閉位置のとき前記ノズル部の周側部が前記第1連通穴を塞ぐ樹脂製のコック部材と、
    備え、前記ノズル部の外周面における前記一端と前記第2連通穴との間の部分には抜止凸部が設けられ、前記ノズルホルダの内周面における前記第1連通穴よりも一端側の部分には、環状溝が前記ノズルホルダの周方向に環状に形成されており、前記抜止凸部が、前記環状溝の内面から離れた状態で、又は前記ノズルホルダを押圧しないように前記環状溝の内面に接する状態で、前記環状溝に入り込んでいることを特徴とするコック装置。
  2. 前記ノズル部の一端には前記抜止凸部よりも径方向に突出する大径部が設けられており、前記ノズルホルダの一端面が前記大径部に当たった状態で、前記抜止凸部が前記環状溝の内面から離れていることを特徴とする請求項1に記載のコック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015174659A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 フジモリ産業株式会社 コック装置

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