JP2015063255A - 車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】積載物を車室フロアの中央部に収納しながらシート位置を低くして低床化を図り、室内空間を広く確保し多目的化に寄与して利便性を向上させる。
【解決手段】乗員が乗る車室フロアFLに配置され積載物LGを収納する収納部2と、収納部2を車幅方向に跨ぐように配設されたパンカバークロスメンバ3と、乗員が着座するシートSと、を有する車両構造1であって、パンカバークロスメンバ3は、上下方向に延びる壁部32と、壁部32に配設されシートSの後部を固定するシート固定部32a,32bと、を備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両構造に係り、特に、車室フロアの中央部に配置された収納部を有する車両構造に関する。
近時、車両は、多機種化が促進されるとともに、スペアタイヤや大容量のバッテリ等の積載物を収納するスペースを確保しながら、車室内のスペースを広く確保して、快適な居住性、乗降性、および利便性を高めて、多目的に柔軟に使用できることが求められている。
従来、車両に搭載する大容量のバッテリのスペースを確保するため、シートの下部のリヤフロア上に収納スペースを設ける車両構造が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載された車両構造は、リヤフロア上にバッテリの上面全体を覆う箱型のバッテリカバーを固定し、車幅方向に沿って門型のレインフォースメントを固定して、バッテリカバーとレインフォースメントとで閉断面構造として、ハット形状断面をなしたレインフォースメントの上面にリヤシートの後端部を取り付けている。
特許第3585354号公報(図3参照)
しかしながら、特許文献1に記載された車両構造では、レインフォースメントの上面にリヤシートを取り付けているため、シート位置が高くなって室内スペースが阻害され、ヘッドクリアランスが確保できなくなって居住性が損なわれるという問題があった。また、シート位置が高いと、低床化が困難になり乗員の乗り降りがしにくく、多目的用途に適用しにくく利便性に支障が生じるという問題があった。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、積載物を車室フロアの中央部に収納しながらシート位置を低くして低床化を図り、室内空間を広く確保して居住性を向上させるとともに、多目的化に寄与して利便性を向上させることができる車両構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、乗員が乗る車室フロアに配置され積載物を収納する収納部と、この収納部を車幅方向に跨ぐように配設されたパンカバークロスメンバと、乗員が着座するシートと、を有する車両構造であって、前記パンカバークロスメンバは、上下方向に延びる壁部と、この壁部に配設され前記シートを固定するシート固定部と、を備えたこと特徴とする。
本発明に係る車両構造は、シートの後部を固定するシート固定部をパンカバークロスメンバの壁部に配設したことで、シート位置を低くすることができるため、ヘッドクリアランスを確保し室内空間を広くして居住性を向上させ、乗降性および利便性を高めることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の車両構造であって、前記パンカバークロスメンバは、前記壁部を形成する前壁部および後壁部と、この前壁部と後壁部を連結する上面部と、前記前壁部の下端から前方に延びる前フランジと、前記後壁部の下端から後方に延びる後フランジと、からなる上に凸であるハット形状断面を有し、前記シート固定部は前記後壁部に配設され、前記前壁部と前記シート固定部との間に配設され前記シートとともに前記パンカバークロスメンバに固定されるシート固定部補強部材を備えたこと、を特徴とする。
請求項2に係る車両構造は、前記シート固定部を前記後壁部に配設したことで、パンカバークロスメンバにシートを後方から固定することができるため、シートの底面との干渉を回避しながらシートの取り付け作業を行うことができる。
また、前記前壁部と前記シート固定部との間にシート固定部補強部材を配設しシートとパンカバークロスメンバに共締めすることで、シートの固定強度をより向上させることができる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の車両構造であって、前記シート固定部補強部材が配設された位置に対応する前記前壁部に後端が固定され、前記収納部を前後方向に跨ぐように延びて前端が前記車室フロアに固定されたパンカバー補強メンバを備えたこと、を特徴とする。
請求項3に係る車両構造は、前後方向に延びるパンカバー補強メンバをパンカバークロスメンバに固定したことで、車幅方向に配設されたパンカバークロスメンバの前後方向の剛性を向上させて、パンカバークロスメンバに固定されたシートの固定強度をより向上させることができる。また、パンカバークロスメンバおよびパンカバー補強メンバにより収納部を車幅方向および前後方向で覆うことができるため、積載物を確実に保護するとともに、車室フロアの剛性を向上させることができる。
請求項4に係る発明は、請求項2または請求項3に記載の車両構造であって、前記パンカバークロスメンバは、前記後フランジの後端部から上方に延びる外縁フランジを備えたこと、を特徴とする。
請求項4に係る車両構造は、前記後フランジの後端部から上方に延びる外縁フランジを備えたことで、外フランジの後端部に丸みを形成することができるため、クロスメンバの下方に収納される積載物の出し入れを行う場合に外フランジの後端部に積載物が触れてしまった場合でも損傷を防止することができる。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の車両構造であって、前記シート固定部が配設された後壁部における前記上面部からの後壁部の長さは、隣接する当該シート固定部が配設されていない後壁部における前記上面部からの後壁部の長さよりも大きく、コ字形状断面を有し前記外縁フランジを覆うカバー部材と、このカバー部材のコ字形状断面の上面下部から下方に延びて前記外フランジに当接するように形成されたリブと、を備えたことを特徴とする。
請求項5に係る車両構造は、前記シート固定部が配設された後壁部における前記上面部からの後壁部の長さを長くしたことで、シートの固定強度を向上させることができる。また、外フランジおよび外縁フランジを覆うカバー部材を備えたことで、乗員が積載物の出し入れを行う場合に、乗員を保護して出し入れがしやすく、かつ積載物の損傷をより確実に防止することができる。
そして、カバー部材に前記外フランジに当接するように形成されたリブを備えたことで、カバー部材を確実に外フランジに押圧して保持することができるため、外フランジがシート固定部で湾曲した形状であってもカバー部材を確実に円滑に装着することができる。また、リブが外縁フランジに引っかかって保持されるため、不用意に外れて脱落することを回避することができる。
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両構造であって、前記パンカバークロスメンバの後方に配設され前記収納部を覆うパンカバーリッドを備え、前記パンカバーリッドの前部は前記パンカバークロスメンバに沿って配設され、前記パンカバーリッドの後部は、前記前部から下方に傾斜する傾斜部を有し、この傾斜部が前記シートよりも後方まで延びて前記車室フロアに配設されていること、を特徴とする。
請求項6に係る車両構造は、前記収納部を覆うパンカバーリッドを備えたことで、収納部から積載物の出し入れを行わない通常使用時には、積載物を保護し車室フロアの外観を向上させることができる。
また、前記パンカバーリッドの後部に形成された傾斜部を前記シートよりも後方まで延ばしたことで、パンカバーリッドを後席のフットレストとして使用することができるため、車室内の居住性および快適性を向上させることができる。
請求項7に係る発明は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車両構造であって、前記パンカバークロスメンバの前方に配設され前記収納部を覆うパンカバーを備え、前記パンカバークロスメンバは、車幅方向の両端部が前記車室フロアに固定され、前記両端部から中央部に向かって上方に凸形状になるように湾曲し、前記パンカバーの後部は、前記パンカバークロスメンバに沿って配設されて前記車室フロアとの間に開口部を形成していること、を特徴とする。
請求項7に係る車両構造は、パンカバークロスメンバの前方をパンカバーで覆うことで、収納部に収納された積載物を確実に保護するとともに、車室フロアの剛性を向上させることができる。
本発明に係る車両構造は、積載物を車室フロアの中央部に収納しながらシート位置を低くして低床化を図り、室内空間を広く確保して居住性を向上させるとともに、多目的化に寄与して利便性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る車両構造の外観を示し、車室フロアを左側後方から見た分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両構造におけるパンカバーリッドを外した状態で収納部とシートとの関係を示す図1の部分拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両構造におけるパンカバークロスメンバとパンカバー補強メンバを示す平面図である。 パンカバーを外した状態でパンカバークロスメンバにシート固定部補強部材が固定された状態を示す図2の下面図である。 本発明の実施形態に係るパンカバークロスメンバの構成を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のX−X線断面図、(c)は(a)のY−X線断面図である。 本発明の実施形態に係るシート固定部補強部材の構成を示す図であり、(a)は取り付け状態を示す斜視図、(b)はシート固定部補強部材の斜視図、(c)は(a)のZ−Z線断面図である。 本発明の実施形態に係る車両構造におけるシートの取付状態を示す部分断面図である。 本発明の実施形態に係るパンカバークロスメンバの変形例を示す断面図であり、パンカバーの後縁部に外縁フランジを設けたものである。
本発明の実施形態に係る車両構造1について適宜図1から図8を参照しながら詳細に説明する。参照する図1は、車室フロアFLの前部を示し、車両前部のエンジンルームEGと車室フロアFLを仕切るダッシュDPの後方に配置される1列目の左側のシートS1と右側のシートS2(図2参照)を外して車両の左側後方から見た斜視図である。
なお、車両の種類やシート配列等は特に限定されないが、本実施形態における車両のシート配列は、前から1列目、2列目(図7のS3参照)、および3列目のシート(不図示)を備えた車両について説明する。また、説明の便宜上、車両の方向について前後方向、上下方向、および車幅方向(左右方向)といい、車両の室内側を内側、車外側を外側という。
車両構造1は、図1と適宜図2に示すように、積載物LG(図2参照)を収納する収納部2と、収納部2を車幅方向に跨ぐように配設されたパンカバークロスメンバ3と、1列目の左右のシートS1,S2(図2参照)と、収納部2を前後方向に跨ぐように延びて前端が車室フロアに固定されたパンカバー補強メンバ4(41,42)と、パンカバークロスメンバ3の後方に配設されたパンカバーリッド5と、パンカバークロスメンバ3の前方に配設されたパンカバー6と、を備えている。
収納部2は、図2に示すように、乗員(不図示)が乗る車室フロアFLの中央部の前寄りに形成された凹部からなる積載物LGの収納空間であり、車室フロアFLの1列目の右側のシートS1と左側のシートS2の下部に設けられている。収納部2には、車室フロアFLに形成された凹部を覆うようにパンカバークロスメンバ3とパンカバー6が車室フロアFLに固定され、開口部3aには取り外し自在にパンカバーリッド5が配設されている。
収納部2は、凹部の形状や配置に対して特に限定されるものではないが、積載物LGとして例えばスペアタイヤやハイブリッド車等の場合には大容量のバッテリ等を強固に保持して安全に収納することができる。
車室フロアFLは、低床化され種々のメンバやパネルを接合して構成されているが、特に限定されるものではないので詳細な説明は省略する。
パンカバークロスメンバ3は、図3と適宜図4に示すように、壁部を形成する前壁部31および後壁部32と、この前壁部31と後壁部32を連結する上面部33と、前壁部31の下端から前方に延びる前フランジ34と、後壁部32の下端から後方に延びる後フランジ35と、からなる上に凸であるハット形状断面を有し、さらに、後フランジ35の後端部から上方に延びる外縁フランジ35aと、前壁部31とシート固定部32a,32bとの間に配設されシートとともにパンカバークロスメンバ3に固定されるシート固定部補強部材7(図4参照)と、コ字形状断面を有し外縁フランジ35aを覆う防護カバーとしてのカバー部材8と、を備えている。
パンカバークロスメンバ3は、図2に示すように、車幅方向の両端部が車室フロアFLに固定され、収納部2を車幅方向に跨ぐように延びて両端部から中央部に向かって上方に凸形状になるように湾曲して、車室フロアFLに形成された凹部との間に開口部3aを形成する。
パンカバークロスメンバ3の後壁部32には、1列目の左右のシートS(S1,S2)の後部を固定するシート固定部32a,32bが配設されている。
シート固定部32a,32bでは、図5(a)に示すように、後壁部32が下方に張り出すように突出している。
具体的には、シート固定部32a,32bでは、シート固定部32a,32bが配設された後壁部32における上面部33からの後壁部32の上下方向の長さW1(図5(b)参照)は、シート固定部32a,32bが配設されていない後壁部32における上下方向の長さW2(図5(c)参照)よりも大きくなっている。
かかる構成により、シート固定部32a,32bにおけるシートS(S1,S2)の取付面の面積を広くして強固に固定することができる。
パンカバー補強メンバ4(41,42)は、収納部2を前後方向に跨ぐように延びて配設され、シート固定部32aに対応して車室フロアFLの左側に配設されたパンカバー補強メンバ41と、シート固定部32bに対応して車室フロアFLの右側に配設されたパンカバー補強メンバ42と、を備えている。
パンカバー補強メンバ41は、図3に示すように、シート固定部32aに対応するパンカバークロスメンバ3の前壁部31に後端部が固定され、収納部2を前後方向に跨ぐように延びて前端部が車室フロアFL(図2参照)に固定され、前端部から斜め上方にパンカバークロスメンバ3の高さまで立ち上がり略水平になるように曲折してパンカバークロスメンバ3の前壁部31まで到達して連結されている。
パンカバー補強メンバ41は、上下方向に延びた内壁部41aおよび外壁部42aと、この内壁部41aと外壁部42aを連結する上面部42cと、内壁部41aの右端から右方向に水平延びる内フランジ42dと、外壁部42aの左端から左方向に水平に延びる後フランジ42eと、からなる上に凸であるハット形状断面を備えている。内フランジ42dと後フランジ42eは、パンカバー6の上面に接合されている。
パンカバー補強メンバ42は、パンカバー補強メンバ41と同様の構成であるので、同様の符号を付して詳細な説明は省略する。
かかる構成により、前後方向に延びるパンカバー補強メンバ4(41,42)をパンカバークロスメンバ3に固定したことで、車幅方向に配設されたパンカバークロスメンバ3の前後方向の剛性を向上させて、パンカバークロスメンバ3に固定されたシートS(S1,S2)の固定強度をより向上させることができる。また、パンカバークロスメンバ3およびパンカバー補強メンバ4(41,42)により収納部2を車幅方向および前後方向で覆うことができるため、積載物LG(図2参照)を確実に保護するとともに、車室フロアFLの剛性を向上させることができる。
<シート固定部補強部材>
シート固定部補強部材7(7a,7b)は、図4と適宜図6に示すように、下面視で後方に凸をなした略ハット形状をなし、パンカバークロスメンバ3の内側(下側)から前壁部31と後壁部32におけるシート固定部32aとの間に配設されたシート固定部補強部材7aと、シート固定部32bとの間に配設されたシート固定部補強部材7bと、を備えている(図6(c)参照)。
シート固定部補強部材7a,7bは、それぞれ同じ形状であり、図6(b)に示すように、箱型形状をなした本体部70と、本体部70から車幅方向に延設されパンカバークロスメンバ3の前壁部31に接合される前支持部71と、本体部70の後壁をなしパンカバークロスメンバ3の後壁部32に接合される後支持部72と、パンカバークロスメンバ3の後フランジ35に接合される下支持部73と、後支持部72の下端から後方に延設されシート取り付け孔74と、を備えている。
かかる構成により、シート固定部32a,32bにおいて、パンカバークロスメンバ3の内側に形成される台形形状断面を閉塞するように前壁部31と後壁部32との間にそれぞれシート固定部補強部材7a,7bを配設し、シートS1,S2(図2参照)をパンカバークロスメンバ3とシート固定部補強部材7a,7bに共締めすることで、シートS1,S2の固定強度をより向上させることができる。
<シートの取り付け構造>
1列目の左右のシートS1,S2は、図2に示すように、シートブラケットBK1,BK2,BK3,BK4を介して車室フロアFLに固定されている。
具体的には、左側のシートS1は、シートブラケットBK1,BK2,BK3,BK4で車室フロアFLに装着される。シートブラケットBK1はシートS1の前部左(外)側を車室フロアFLに締結具BT1によって上から固定され、シートブラケットBK2はシートS1の前部右(内)側をパンカバー補強メンバ41に締結具BT2によって上から固定され、シートブラケットBK3はシートS1の後部左(外)側を車室フロアFLに締結具BT3によって上から固定され、シートブラケットBK4はシートS1の前部右(内)側をパンカバークロスメンバ3のシート固定部32aに締結具BT4によって後方から固定されている。
かかる構成により、車両構造1は、シート固定部32aを後壁部32に配設したことで、パンカバークロスメンバ3にシートブラケットBK4を後方から固定することができるため、シートS1の底面との干渉を回避しながらシートS1の取り付け作業を容易に行うことができる。
右側のシートS2は、左側のシートS1と左右対称であるが、同様の構成であるので、同様の符号を付して詳細な説明は省略する。
<カバー部材>
カバー部材8は、乗員が積載物LGの出し入れを行う場合に、乗員を保護して出し入れがしやすく、かつ積載物LGの損傷をより確実に防止するための部材であり、図5に示すように、パンカバークロスメンバ3の外縁フランジ35aを覆うように後フランジ35に沿って装着されている。
カバー部材8は、図5(b)と(c)に示すように、略コ字形状断面を有し、コ字形状断面の上面下部から下方に延びて後フランジ35の上面に当接するように形成されたリブ81と、後フランジ35の下面、シート固定部補強部材7の下支持部73、およびパンカバー6の後端下面を支持する下面部82を備えている。
かかる構成により、後フランジ35の上面に当接するように形成されたリブ81と後フランジ35の下面を支持する下面部82を備えたことで、カバー部材8を確実に後フランジ35に押圧して保持することができる。このため、後フランジ35がシート固定部32a,32bで湾曲した形状であってもカバー部材8を確実に円滑に装着することができる。また、リブ81が外縁フランジ35aに引っかかって保持されるため、不用意に外れて脱落することを回避することができる。
<パンカバーリッド>
パンカバーリッド5は、図1と適宜図7に示すように、パンカバークロスメンバ3の後方に配設され収納部2の後部を覆う取り外し自在な蓋部材である。パンカバーリッド5の前部はパンカバークロスメンバ3の開口部3aを覆うように開口部3aの上縁部に沿って配設されている。
パンカバーリッド5の後部は、図7に示すように、パンカバーリッド5の前部から下方に傾斜する傾斜部51を有し、この傾斜部51がシートS1,S2(図2参照)よりも後方まで延びて車室フロアFLに配設されている。
このため、パンカバーリッド5の傾斜部51は、2列目のシートS3の乗員Mの足元に配置されるため、傾斜部51を乗員Mのフットレストとして使用して、車室内の居住性および快適性を向上させることができる。
パンカバー6は、図1と適宜図5に示すように、パンカバークロスメンバ3の前方に配設され収納部2を覆う部材である。
パンカバー6は、図3に示すように、平面視で矩形形状をなして構成されている。パンカバー6の前部および左右の底部は、図1と適宜図5に示すように、車室フロアFLに接合され、パンカバー6の後部は、パンカバークロスメンバ3の後フランジ35の下面に沿って接合され(図5(b)と(c)参照)、車室フロアFLとの間に開口部3aを形成している。
以上のように構成された本発明の実施形態に係る車両構造1の動作について、主として図2を参照しながら説明する。
車両構造1は、シートSの後部を固定するシート固定部32a,32bをパンカバークロスメンバ3の後壁部32に配設したことで、シート位置を低くすることができるため、ヘッドクリアランスを確保し室内空間を広くして居住性を向上させ、乗降性および利便性を高めることができる。
車両構造1は、シート固定部32a,32bを後壁部32に配設したことで、シート固定部32a,32bにシートブラケットBK4を介して後方からシートSを固定することができるため、シートSの底面との干渉を回避してシートSの取り付け作業を容易に行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前記した実施形態に限定されず、適宜変形して実施することが可能である。例えば、本実施形態においては、図5(b)に示すように、パンカバークロスメンバ3の後フランジ35に外縁フランジ35aを形成したが、これに限定されるものではなく、図8に示すように、パンカバー6Aの後縁部に外縁フランジ61Aを設けてもよい。
1 車両構造
2 収納部
3 パンカバークロスメンバ
3a 開口部
4 パンカバー補強メンバ
5 パンカバーリッド
6,6A パンカバー
7(7a,7b) シート固定部補強部材
8 カバー部材
31 前壁部
32 後壁部
32a,32b シート固定部
33 上面部
34 前フランジ
35 後フランジ
35a 外縁フランジ
41,42 パンカバー補強メンバ
51 傾斜部
61A 外縁フランジ
81 リブ
82 下面部
FL 車室フロア
LG 積載物
S(S1,S2) シート

Claims (7)

  1. 乗員が乗る車室フロアに配置され積載物を収納する収納部と、
    この収納部を車幅方向に跨ぐように配設されたパンカバークロスメンバと、
    乗員が着座するシートと、を有する車両構造であって、
    前記パンカバークロスメンバは、上下方向に延びる壁部と、
    この壁部に配設され前記シートを固定するシート固定部と、
    を備えたこと特徴とする車両構造。
  2. 前記パンカバークロスメンバは、前記壁部を形成する前壁部および後壁部と、この前壁部と後壁部を連結する上面部と、前記前壁部の下端から前方に延びる前フランジと、前記後壁部の下端から後方に延びる後フランジと、からなる上に凸であるハット形状断面を有し、
    前記シート固定部は前記後壁部に配設され、
    前記前壁部と前記シート固定部との間に配設され前記シートとともに前記パンカバークロスメンバに固定されるシート固定部補強部材を備えたこと、
    を特徴とする請求項1に記載の車両構造。
  3. 前記シート固定部補強部材が配設された位置に対応する前記前壁部に後端が固定され、前記収納部を前後方向に跨ぐように延びて前端が前記車室フロアに固定されたパンカバー補強メンバを備えたこと、
    を特徴とする請求項2に記載の車両構造。
  4. 前記パンカバークロスメンバは、前記後フランジの後端部から上方に延びる外縁フランジを備えたこと、
    を特徴とする請求項2または請求項3に記載の車両構造。
  5. 前記シート固定部が配設された後壁部における前記上面部からの後壁部の長さは、隣接する当該シート固定部が配設されていない後壁部における前記上面部からの後壁部の長さよりも大きく、
    コ字形状断面を有し前記外縁フランジを覆うカバー部材と、
    このカバー部材のコ字形状断面の上面下部から下方に延びて前記外フランジに当接するように形成されたリブと、
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の車両構造。
  6. 前記パンカバークロスメンバの後方に配設され前記収納部を覆うパンカバーリッドを備え、
    前記パンカバーリッドの前部は前記パンカバークロスメンバに沿って配設され、
    前記パンカバーリッドの後部は、前記前部から下方に傾斜する傾斜部を有し、この傾斜部が前記シートよりも後方まで延びて前記車室フロアに配設されていること、
    を特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両構造。
  7. 前記パンカバークロスメンバの前方に配設され前記収納部を覆うパンカバーを備え、
    前記パンカバークロスメンバは、車幅方向の両端部が前記車室フロアに固定され、前記両端部から中央部に向かって上方に凸形状になるように湾曲し、
    前記パンカバーの後部は、前記パンカバークロスメンバに沿って配設されて前記車室フロアとの間に開口部を形成していること、
    を特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車両構造。
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