JP2015051863A - シート材検査システムおよびシート材検査方法 - Google Patents

シート材検査システムおよびシート材検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】集積台に昇降機能を設けなくてもシート材を当該集積台に安定して集積することができ、ひいては装置の製造コストを低減することができるシート材検査システムおよびシート材検査方法を提供する。【解決手段】シート材検査システムは、シート材の検査を行う検査装置10と、検査装置10により検査が行われたシート材が積層状態で集積される集積台30と、検査装置10により検査が行われたシート材を当該検査装置10から集積台30に搬送する搬送機構20とを備えている。搬送機構20は、シート材を保持するための保持部24と、保持部24を移動させる駆動部(例えば、リニアサーボアクチュエータ22)とを有しており、保持部24には、シート材を保持する保持部材(例えば、吸着パッド)を昇降させる昇降部(例えば、エアシリンダ)が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、エレクトロニクス分野で用いられる多面シートタッチパネル等のシート材の検査を行うシート材検査システムおよびシート材検査方法に関する。
多面シートタッチパネル等のシート材の検査工程において、検査装置によりシート材の検査を行い、検査が行われた後のシート材と合紙とを集積台上に交互に集積するようになっている。このようなシート材の検査工程において、検査装置により検査が行われたシート材の排出装置として例えば特許文献1に開示されるものが用いられるようになっている。特許文献1に開示されるシート材の排出装置では、検査が行われたシート材をくわえ爪装置によりくわえた後、くわえ爪装置によりくわえられたシート材が検査装置から集積台に搬送され、爪開き用ころがカムに摺接することによりシート材がくわえ爪装置から解放されて落下して集積台上に集積されるようになっている。また、集積台にシート材が集積されていくにつれて最上層にあるシート材の高さレベルが変化するため、従来では、集積台に昇降機能を設けることにより、くわえ爪装置から解放されて落下したシート材を集積台上に確実に集積させるようになっている。
特開2010−285267号公報
しかしながら、従来のシート材の検査方法では、前述したように集積台に昇降機能を設けているため、装置の製造コストが高くなってしまうという問題がある。また、特許文献1に開示されるようなシート材の排出装置では、シート材を検査装置から集積台に搬送する際に当該シート材をくわえ爪装置によりくわえさせているため、シート材の表面が傷ついてしまうおそれがある。とりわけ、検査対象となるシート材が、多面付けされた静電容量方式のタッチパネル等である場合には、このようなタッチパネル等の表面には傷がつきやすく、くわえ爪装置によりくわえさせながら搬送するのに適していないという問題がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、シート材の搬送を行う搬送機構の保持部において、シート材を保持する保持部材を昇降させる昇降部を設けることにより、集積台に昇降機能を設けなくてもシート材を当該集積台に安定して集積することができ、ひいては装置の製造コストを低減することができるシート材検査システムおよびシート材検査方法を提供することを目的とする。
本発明のシート材検査システムは、シート材の検査を行う検査装置と、前記検査装置により検査が行われたシート材が積層状態で集積される集積台と、前記検査装置により検査が行われたシート材を当該検査装置から前記集積台に搬送する搬送機構と、を備え、前記搬送機構は、シート材を保持するための保持部と、前記保持部を移動させる駆動部とを有しており、前記保持部には、シート材を保持する保持部材を昇降させる昇降部が設けられていることを特徴とする。
このようなシート材検査システムによれば、シート材の搬送を行う搬送機構の保持部において、シート材を保持する保持部材を昇降させる昇降部を設けることにより、集積台に昇降機能を設けなくてもシート材を当該集積台に安定して集積することができ、ひいては装置の製造コストを低減することができる。
本発明のシート材検査システムにおいては、前記保持部において前記保持部材は複数設けられており、前記保持部により保持されたシート材を当該保持部から解放する際に、まず複数の前記保持部材のうち一部の前記保持部材からシート材を解放し、その後残りの前記保持部材からシート材を解放するようになっていてもよい。
本発明のシート材検査システムにおいては、前記保持部材は真空吸着によってシート材の上面を吸着することにより当該シート材を保持するようになっていてもよい。
この場合、前記保持部材は吸着パッドを含んでいてもよい。
本発明のシート材検査システムにおいては、前記昇降部はエアシリンダを含んでいてもよい。
本発明のシート材検査システムは、前記検査装置および前記搬送機構にそれぞれ電気的に接続され、少なくとも前記搬送機構の制御を行う制御部を更に備え、前記制御部は、前記検査装置により検査が行われたシート材を前記搬送機構により自動的に前記集積台に搬送するよう当該搬送機構の制御を行うようになっていてもよい。
本発明のシート材検査システムは、合紙が積層状態で集積される合紙台を更に備え、前記制御部は、前記集積台にシート材が集積された後、前記合紙台に集積された合紙を前記搬送機構により当該合紙台から前記集積台に搬送し、前記集積台に集積されたシート材の上に合紙を重ねるよう前記搬送機構の制御を行うようになっていてもよい。
本発明のシート材検査方法は、検査装置によりシート材の検査を行う工程と、前記検査装置により検査が行われたシート材を保持部により保持させ、当該保持部により保持されたシート材を前記検査装置から集積台に搬送する工程と、前記保持部からシート材を解放することにより前記集積台にシート材を積層状態で集積させる工程と、を備え、前記検査装置により検査が行われたシート材を前記集積部に集積させる際に、シート材を保持する保持部材を、前記保持部に設けられた昇降部により昇降させることを特徴とする。
このようなシート材検査方法によれば、検査装置により検査が行われたシート材を集積部に集積させる際に、シート材を保持する保持部材を、保持部に設けられた昇降部により昇降させることにより、集積台に昇降機能を設けなくてもシート材を当該集積台に安定して集積することができ、ひいては装置の製造コストを低減することができる。
本発明のシート材検査方法においては、前記保持部材は複数設けられており、前記保持部により保持されたシート材を当該保持部から解放する際に、まず複数の前記保持部材のうち一部の前記保持部材からシート材を解放し、その後残りの前記保持部材からシート材を解放するようになっていてもよい。
本発明のシート材検査方法においては、前記検査装置により検査が行われたシート材を搬送機構により自動的に前記集積台に搬送するようになっていてもよい。
この場合、前記集積台にシート材が集積された後、合紙台に集積された合紙を前記搬送機構により当該合紙台から前記集積台に搬送し、前記集積台に集積されたシート材の上に合紙を重ねるようになっていてもよい。
本発明のシート材検査システムおよびシート材検査方法によれば、集積台に昇降機能を設けなくてもシート材を当該集積台に安定して集積することができ、ひいては装置の製造コストを低減することができる。
本発明の実施の形態によるシート材検査システムの構成の概略を示す斜視図である。 図1に示すシート材検査システムの上面図である。 図1等に示すシート材検査システムの搬送機構の構成を示す上面図である。 図1等に示すシート材検査システムを手前側から見たときの搬送機構の構成を示す側面図である。 図1等に示すシート材検査システムの検査装置の構成を示す上面図である。 図5に示す検査装置の正面図である。 図5に示す検査装置の側面図である。 図1等に示すシート材検査システムによるシート材の検査方法を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図8は、本実施の形態に係るシート材検査システムおよびシート材検査方法を示す図である。このうち、図1は、本実施の形態によるシート材検査システムの構成の概略を示す斜視図であり、図2は、図1に示すシート材検査システムの上面図である。また、図3は、図1等に示すシート材検査システムの搬送機構の構成を示す上面図であり、図4は、図1等に示すシート材検査システムを手前側から見たときの搬送機構の構成を示す側面図である。また、図5乃至図7は、それぞれ、図1等に示すシート材検査システムの検査装置の構成を示す上面図、正面図、側面図である。また、図8は、図1等に示すシート材検査システムによるシート材の検査方法を示すフローチャートである。
図1および図2に示すように、本実施の形態によるシート材検査システムは、多面シートタッチパネル等のシート材の検査を行う検査装置10と、検査装置10により検査が行われたシート材が積層状態で集積される集積台30と、クリーンペーパー等の合紙が積層状態で集積される合紙台40と、検査装置10により検査が行われたシート材を当該検査装置10から集積台30に搬送する搬送機構20とを備えている。なお、搬送機構20は、集積台30にシート材が集積された後、合紙台40に集積された合紙を当該合紙台40から集積台30に搬送する機能も有している。また、本実施の形態によるシート材検査システムには制御部50が設けられており、この制御部50により搬送機構20等の制御が行われるようになっている。
このようなシート材検査システムの各構成要素について以下に詳述する。
まず、シート材の検査を行う検査装置10の構成の詳細について図5乃至図7を用いて説明する。図5は、図1等に示すシート材検査システムの検査装置10の構成を示す上面図であり、図6は、図5に示す検査装置10の正面図であり、図7は、図5に示す検査装置10の側面図である。図5乃至図7に示すように、検査装置10は、シート材が1枚ずつ載置されるステージ12と、ステージ12の上方に設けられ、水平面に沿って前後左右に移動してシート材の検査を行うヘッド14とを有しており、ステージ12上に載置されたシート材がヘッド14により検査されるようになっている。また、検査装置10には二次元バーコードリーダ(図示せず)が設けられており、シート材がステージ12上に載置される前にこのシート材に付けられている二次元バーコードが二次元バーコードリーダにより読み取られるようになっている。また、検査装置10には、後述する搬送機構20のリニアサーボアクチュエータ22が通過する領域(空きスペース)が設けられている。
搬送機構20は、検査装置10、集積台30および合紙台40をまたぐよう水平面に沿って直線状に延びるリニアサーボアクチュエータ22と、このリニアサーボアクチュエータ22に設けられ、当該リニアサーボアクチュエータ22の延びる方向に移動自在となっている保持部24とを有しており、当該保持部24はリニアサーボアクチュエータ22により図1や図2における矢印方向に移動自在となっている。ここで、保持部24はリニアサーボアクチュエータ22により検査装置10の内部の位置まで移動可能となっている。また、リニアサーボアクチュエータ22は集積台30や合紙台40の上面よりも上方に設置されており、保持部24はリニアサーボアクチュエータ22により集積台30や合紙台40の真上の位置に移動可能となっている。
搬送機構20の構成の詳細について図3および図4を用いて説明する。図3は、図1等に示すシート材検査システムの搬送機構20の構成を示す上面図であり、図4は、図1等に示すシート材検査システムを手前側から見たときの搬送機構20の構成を示す側面図である。図3および図4に示すように、保持部24は上方から見て「コの字」形状となっており、この保持部24には4つのエアシリンダ26が設けられている。より詳細には、図4に示すように、各エアシリンダ26は、下方に延びるピストン部分27を有しており、当該ピストン部分27が鉛直方向(図4における上下方向)に進退するようになっている。また、各エアシリンダ26のピストン部分27の下端部には、例えばシリコンゴム等から形成された吸盤形状の吸着パッド28が設けられている。そして、保持部24によりシート材を保持する際に、4つの吸着パッド28がそれぞれ真空吸着によってシート材の上面の四隅を吸着することにより当該シート材は各吸着パッド28により保持されるようになっている。ここで、各エアシリンダ26は、シート材を保持する各吸着パッド28を昇降させる昇降部として機能するようになっている。
本実施の形態では、保持部24により保持されたシート材を当該保持部24から解放する際に、まず各エアシリンダ26によりピストン部分27を下方に伸ばして各吸着パッド28を下降させ、次に4つの吸着パッド28のうち図3における上方にある2つの吸着パッド28からシート材を解放し、その後残りの吸着パッド28(すなわち、図3における下方にある2つの吸着パッド28)からシート材を解放するようになっている。このような動作の詳細については後述する。
図1よび図2に示すように、集積台30の上面には持ち運び可能なカセット32が載置されており、このカセット32にシート材が積層状態で集積されるようになっている。図1および図2において、カセット32に積層状態で集積されたシート材を参照符号34で示している。また、合紙台40の上面にも持ち運び可能なカセット42が載置されており、このカセット42に合紙が積層状態で集積されるようになっている。図1および図2において、カセット42に積層状態で集積された合紙を参照符号44で示している。
前述したように、本実施の形態によるシート材検査システムには制御部50が設けられている。制御部50は検査装置10および搬送機構20にそれぞれ電気的に接続されており、この制御部50により少なくとも搬送機構20の制御が行われるようになっている。より詳細には、制御部50は、検査装置10により検査が行われたシート材を搬送機構20により自動的に集積台30に搬送するよう当該搬送機構20の制御を行うようになっている。また、制御部50は、集積台30にシート材が集積された後、合紙台40に集積された合紙44を搬送機構20により当該合紙台40から集積台30に搬送し、集積台30に集積されたシート材34の上に合紙44を重ねるよう搬送機構20の制御を行うようになっている。このような制御部50による検査装置10や搬送機構20の制御内容の詳細については後述する。
また、本実施の形態のシート材検査システムにおいては、搬送機構20、集積台30および合紙台40を囲うよう安全柵(図示せず)がこれらの搬送機構20、集積台30および合紙台40の周囲に配設されている。このような安全柵が設けられていることにより、搬送機構20によりシート材や合紙を自動的に搬送する間、作業者が集積台30や合紙台40の近傍に立ち入るのを防止している。なお、このような安全柵には、作業者が集積台30や合紙台40の近傍に立ち入るための扉が設けられていてもよい。また、安全柵における集積台30や合紙台40の近傍にはそれぞれ開口が設けられており、この開口を介して集積台30や合紙台40上のカセット32、42を安全柵の外部に取り出したり、安全柵の外部から開口を介して集積台30や合紙台40上にカセット32、42を載置したりすることができるようになる。また、集積台30や合紙台40上から安全柵の外部に取り出されたカセット32、42を持ち運ぶための台車が設けられていてもよい。
次に、このような構成からなるシート材検査システムの動作、具体的には検査装置10により検査が行われたシート材を集積台30に集積させる動作について図8に示すフローチャートを用いて説明する。なお、以下に示すようなシート材検査システムの動作は、制御部50が搬送機構20等を制御することにより行われるようになっている。
まず、作業者は検査装置10によりシート材の検査を行う(図8のフローチャートにおけるSTEP1)。具体的には、作業者は、検査されるべきシート材に付けられている二次元バーコードを二次元バーコードリーダ(図示せず)により読み取らせた後、このシート材をステージ12上に載置する。そして、ステージ12の上方に設けられたヘッド14を水平面に沿って前後左右に移動させることにより、ステージ12上に載置されたシート材の検査を当該ヘッド14により行う。
図8のフローチャートにおけるSTEP2に示すように、検査装置10により検査が行われたシート材は、搬送機構20の保持部24により自動的に保持される。より詳細には、リニアサーボアクチュエータ22により保持部24が検査装置10内の位置まで移動し、検査装置10内の位置まで保持部24が移動すると各エアシリンダ26により各吸着パッド28が下降する。そして、これらの吸着パッド28が真空吸着によってステージ12上のシート材の上面の四隅を吸着することにより当該シート材が各吸着パッド28によって保持されるようになる。シート材が各吸着パッド28により保持されると、各エアシリンダ26により各吸着パッド28が上昇する。
次に、図8のフローチャートにおけるSTEP3に示すように、保持部24により保持されたシート材は検査装置10から集積台30に搬送される。より詳細には、リニアサーボアクチュエータ22により保持部24が検査装置10から集積台30まで移動する。そして、図8のフローチャートにおけるSTEP4に示すように、保持部24からシート材を解放することにより、シート材を集積台30上にあるカセット32内に集積させる(集積台30上にあるカセット32内に集積されたシート材を図1および図2において参照符号34で示している)。このときに、まず、各エアシリンダ26により各吸着パッド28を下降させる。次に、制御部50が各吸着パッド28の真空状態を制御することにより、保持部24により保持されたシート材を当該保持部24から解放する際に、まず4つの吸着パッド28のうち図3における上方にある2つの吸着パッド28からシート材を解放し、その後残りの吸着パッド28(すなわち、図3における下方にある2つの吸着パッド28)からシート材を解放するようにする。ここで、集積台30上のカセット32内にシート材が集積されていくにつれて最上層にあるシート材(または合紙)の高さレベルが変化するため、もし仮に4つの吸着パッド28からシート材の四隅を同時に解放した場合には、最上層にあるシート材(または合紙)の高さレベルと保持部24との間の距離によっては、各吸着パッド28から解放されたシート材が集積台30のカセット32に整列された状態で集積されないおそれがある。これに対し、4つの吸着パッド28のうち一部の吸着パッド28からシート材を解放し、その後残りの吸着パッド28からシート材を解放した場合には、最上層にあるシート材(または合紙)の高さレベルと保持部24との間の距離の大きさにかかわらず、保持部24から解放されたシート材を集積台30のカセット32に整列された状態で確実に集積させることができるようになる。シート材が各吸着パッド28から解放されると、各エアシリンダ26により各吸着パッド28が上昇する。
次に、図8のフローチャートにおけるSTEP5に示すように、リニアサーボアクチュエータ22により保持部24を集積台30の上方位置から合紙台40の上方位置に移動させ、この合紙台40に集積された合紙44を保持部24により保持させる。より詳細には、保持部24が集積台30の上方位置から合紙台40の上方位置に移動すると各エアシリンダ26により各吸着パッド28が下降する。そして、これらの吸着パッド28が真空吸着によって合紙台40上の合紙44の上面の四隅を吸着することにより当該合紙44が各吸着パッド28によって保持されるようになる。
次に、図8のフローチャートにおけるSTEP6に示すように、保持部24により保持された合紙は合紙台40から集積台30に搬送される。より詳細には、リニアサーボアクチュエータ22により保持部24が合紙台40の上方位置から集積台30の上方位置まで移動する。そして、図8のフローチャートにおけるSTEP7に示すように、保持部24から合紙を解放することにより、当該合紙を集積台30上にあるカセット32内に集積させ、当該カセット32内に集積されたシート材の上方に合紙を重ねるようにする。このときに、まず、各エアシリンダ26により各吸着パッド28を下降させる。次に、制御部50が各吸着パッド28の真空状態を制御することにより、保持部24により保持された合紙を当該保持部24から解放する際に、まず4つの吸着パッド28のうち図3における上方にある2つの吸着パッド28から合紙を解放し、その後残りの吸着パッド28(すなわち、図3における下方にある2つの吸着パッド28)から合紙を解放するようにする。このことにより、最上層にあるシート材の高さレベルと保持部24との間の距離の大きさにかかわらず、保持部24から解放された合紙を集積台30のカセット32に整列された状態で確実に集積させることができるようになる。合紙が各吸着パッド28から解放されると、各エアシリンダ26により各吸着パッド28が上昇する。
上述した図8のSTEP1〜7に示すような動作は、シート材検査システムによるシート材の検査工程が終了するまで繰り返し行われる(STEP8の「NO」)。また、作業者は、検査装置10により検査が行われたシート材が搬送機構20により自動的に当該検査装置10から集積台30に搬送される間、次のシート材を検査装置10により検査することができる。従来では検査装置により検査が行われたシート材と合紙とを交互に重ねながら集積台に集積させる作業を全て作業者が手動で行っていたため検査装置によるシート材の検査工程に時間がかかっていたが、本実施の形態のシート材検査システムではシート材の検査工程の時間を短縮することができるようになる。
以上のように本実施の形態のシート材検査システムおよびシート材検査方法によれば、検査装置10により検査が行われたシート材を当該検査装置10から集積台30に搬送する搬送機構20は、シート材を保持するための保持部24と、保持部24を移動させる駆動部としてのリニアサーボアクチュエータ22とを有しており、保持部24には、シート材を保持する吸着パッド28(保持部材)を昇降させるエアシリンダ26(昇降部)が設けられている。このように、シート材の搬送を行う搬送機構20の保持部24において、シート材を保持する吸着パッド28を昇降させるエアシリンダ26を設けることにより、集積台30に昇降機能を設けなくてもシート材を当該集積台30に安定して集積することができ、ひいては装置の製造コストを低減することができるようになる。
また、本実施の形態のシート材検査システムにおいては、前述したように、保持部24において吸着パッド28は複数設けられており、保持部24により保持されたシート材を当該保持部24から解放する際に、まず複数の吸着パッド28のうち一部の吸着パッド28からシート材を解放し、その後残りの吸着パッド28からシート材を解放するようになっている。このことにより、集積台30に積層状態で集積された複数のシート材のうち最上層にあるシート材(または合紙)の高さレベルと保持部24との間の距離の大きさにかかわらず、保持部24から解放されたシート材を集積台30上に整列された状態で確実に集積させることができるようになる。
また、本実施の形態のシート材検査システムにおいては、前述したように、吸着パッド28は真空吸着によってシート材の上面を吸着することにより当該シート材を保持するようになっている。この場合には、従来のようにシート材をくわえ爪装置によりくわえる場合と比較して、シート材が傷つけられてしまうことを抑制することができるようになる。
また、本実施の形態のシート材検査システムにおいては、前述したように、検査装置10および搬送機構20にそれぞれ電気的に接続され、少なくとも搬送機構20の制御を行う制御部50が設けられており、この制御部50は、検査装置10により検査が行われたシート材を搬送機構20により自動的に集積台30に搬送するよう当該搬送機構20の制御を行うようになっている。この場合には、作業者は、検査装置10により検査が行われたシート材が搬送機構20により自動的に当該検査装置10から集積台30に搬送される間、次のシート材を検査装置10により検査することができる。従来では検査装置により検査が行われたシート材と合紙とを交互に重ねながら集積台に集積させる作業を全て作業者が手動で行っていたため検査装置によるシート材の検査工程に時間がかかっていたが、本実施の形態のシート材検査システムではシート材の検査工程の時間を短縮することができるようになる。
また、本実施の形態のシート材検査システムにおいては、前述したように、合紙が積層状態で集積される合紙台40が設けられており、制御部50は、集積台30にシート材が集積された後、合紙台40に集積された合紙を搬送機構20により当該合紙台40から集積台30に搬送し、集積台30に集積されたシート材の上に合紙を重ねるよう搬送機構20の制御を行うようになっている。この場合には、作業者が手作業でシート材と合紙とを交互に重ねながら集積台に集積させる手間を省くことができる。
なお、本実施の形態によるシート材検査システムおよびシート材検査方法は、上述したような態様に限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。
例えば、検査装置10により検査が行われたシート材を搬送機構20により当該検査装置10から集積台30に搬送する動作、および合紙台40に集積された合紙を搬送機構20により当該合紙台40から集積台30に搬送し、集積台30に集積されたシート材の上に合紙を重ねる動作を全て自動化する必要はない。変形例に係るシート材検査システムでは、上述した動作の一部、あるいは全部が作業者の手動により行われるようになっていてもよい。すなわち、シート材の搬送を行う搬送機構20の保持部24において、シート材を保持する吸着パッド28を昇降させるエアシリンダ26を設ける限り、この保持部24自体をリニアサーボアクチュエータ22により自動的に移動させるのではなく作業者が手動でガイドレール等に沿って移動させるようになっていてもよい。
また、シート材を保持する保持部は、必ずしも複数の吸着パッドによりシート材の上面の四隅を吸着するものに限定されることはない。シート材を保持することができるものであれば、保持部として他の構成のものを用いてもよい。
また、吸着パッド等の保持部材を昇降させる昇降部は、必ずしもエアシリンダに限定されることはない。保持部材を昇降させることができるものであれば、昇降部として他の構成のものを用いてもよい。
10 検査装置
12 ステージ
14 ヘッド
20 搬送機構
22 リニアサーボアクチュエータ
24 保持部
26 エアシリンダ
27 ピストン部分
28 吸着パッド
30 集積台
32 カセット
34 シート材
40 合紙台
42 カセット
44 合紙
50 制御部

Claims (11)

  1. シート材の検査を行う検査装置と、
    前記検査装置により検査が行われたシート材が積層状態で集積される集積台と、
    前記検査装置により検査が行われたシート材を当該検査装置から前記集積台に搬送する搬送機構と、
    を備え、
    前記搬送機構は、シート材を保持するための保持部と、前記保持部を移動させる駆動部とを有しており、前記保持部には、シート材を保持する保持部材を昇降させる昇降部が設けられている、シート材検査システム。
  2. 前記保持部において前記保持部材は複数設けられており、前記保持部により保持されたシート材を当該保持部から解放する際に、まず複数の前記保持部材のうち一部の前記保持部材からシート材を解放し、その後残りの前記保持部材からシート材を解放するようになっている、請求項1記載のシート材検査システム。
  3. 前記保持部材は真空吸着によってシート材の上面を吸着することにより当該シート材を保持するようになっている、請求項1または2記載のシート材検査システム。
  4. 前記保持部材は吸着パッドを含む、請求項3記載のシート材検査システム。
  5. 前記昇降部はエアシリンダを含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のシート材検査システム。
  6. 前記検査装置および前記搬送機構にそれぞれ電気的に接続され、少なくとも前記搬送機構の制御を行う制御部を更に備え、
    前記制御部は、前記検査装置により検査が行われたシート材を前記搬送機構により自動的に前記集積台に搬送するよう当該搬送機構の制御を行うようになっている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のシート材検査システム。
  7. 合紙が積層状態で集積される合紙台を更に備え、
    前記制御部は、前記集積台にシート材が集積された後、前記合紙台に集積された合紙を前記搬送機構により当該合紙台から前記集積台に搬送し、前記集積台に集積されたシート材の上に合紙を重ねるよう前記搬送機構の制御を行うようになっている、請求項6記載のシート材検査システム。
  8. 検査装置によりシート材の検査を行う工程と、
    前記検査装置により検査が行われたシート材を保持部により保持させ、当該保持部により保持されたシート材を前記検査装置から集積台に搬送する工程と、
    前記保持部からシート材を解放することにより前記集積台にシート材を積層状態で集積させる工程と、
    を備え、
    前記検査装置により検査が行われたシート材を前記集積台に集積させる際に、シート材を保持する保持部材を、前記保持部に設けられた昇降部により昇降させる、シート材検査方法。
  9. 前記保持部材は複数設けられており、前記保持部により保持されたシート材を当該保持部から解放する際に、まず複数の前記保持部材のうち一部の前記保持部材からシート材を解放し、その後残りの前記保持部材からシート材を解放する、請求項8記載のシート材検査方法。
  10. 前記検査装置により検査が行われたシート材を搬送機構により自動的に前記集積台に搬送するようになっている、請求項8または9記載のシート材検査方法。
  11. 前記集積台にシート材が集積された後、合紙台に集積された合紙を前記搬送機構により当該合紙台から前記集積台に搬送し、前記集積台に集積されたシート材の上に合紙を重ねるようになっている、請求項10記載のシート材検査方法。
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