JPH07963U - 保護シートの位置ずれ防止装置 - Google Patents
保護シートの位置ずれ防止装置Info
- Publication number
- JPH07963U JPH07963U JP3139093U JP3139093U JPH07963U JP H07963 U JPH07963 U JP H07963U JP 3139093 U JP3139093 U JP 3139093U JP 3139093 U JP3139093 U JP 3139093U JP H07963 U JPH07963 U JP H07963U
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- Japan
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- substrate
- sheet
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- substrates
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回路が形成された基板の積載時、基板と基板
の間に挿入する保護シートの位置ずれの防止を図る。 【構成】 平板8上に銅張回路が形成された基板5が複
数枚積載されており、各基板5と基板5の間にビニール
シート4が挿入されている。このビニールシート4は、
シート引出し用ホイスト1の吸着器2に吸着されて、基
板5上面に引出される。ビニールシート4の上面中央部
のエアー吹付け箇所10にエアーを吹付けるエアー吹付
けノズル3が設けられている。
の間に挿入する保護シートの位置ずれの防止を図る。 【構成】 平板8上に銅張回路が形成された基板5が複
数枚積載されており、各基板5と基板5の間にビニール
シート4が挿入されている。このビニールシート4は、
シート引出し用ホイスト1の吸着器2に吸着されて、基
板5上面に引出される。ビニールシート4の上面中央部
のエアー吹付け箇所10にエアーを吹付けるエアー吹付
けノズル3が設けられている。
Description
【0001】
本考案は、銅張回路が形成された基板の積載時において、基板同志の接触によ る傷を防止するため、基板と基板の間に挿入される保護シートの位置ずれ防止装 置に関するものである。
【0002】
プリント配線板の製造工程において、銅張回路が形成された基板の黒化処理後 、次の工程に搬送する間、この銅張回路が形成された基板が複数枚積載された状 態で保管されている。 この基板の積載時に、多数枚の基板の間には、基板同志の接触による傷を防止 するためにビニールなどの保護シートが載置されている。
【0003】 従来、基板上に保護シートを載置する作業では、基板及び保護シートとほぼ同 じサイズの受箱が用いられる。それにより、受箱の側壁がガイドとなって基板上 に載置される保護シートが位置ずれするのを防いでいる。 この場合、保護シートは、受箱上部の開口部から、落し込むようにして挿入さ れるが、この保護シートは柔軟であるため箱内で左右に位置ずれしたり、箱内壁 にもたれるようにして基板上に静置することがある。
【0004】 また、受箱を用いる保護シートの挿入は、基板及び保護シートのサイズが異な る毎に、そのサイズに合わせた受箱を準備することになり、多品種の基板を扱う 場合、受箱の保管上の問題がある。 一方、サイズや保管上の制約を受けない保護シート挿入の作業として、一番大 きい基板のサイズに合わせた平板の上で基板と保護シートを交互に積載する作業 もある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 このような作業では、受箱の中に基板と保護シートを挿入するという作業上の 制約を受けないが、保護シートの位置ずれを止めるガイド板がないため、保護シ ートがずれやすい問題点がある。 つまり、保護シートを基板上に載置するとき、保護シートが柔軟なため、基板 と保護シートの間にエアー層が生じ、そのためエアー層がクッションとなって保 護シートが横にずれ、基板と合致させて正しい位置に載置することが困難であっ た。
【0006】 本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ ろは、基板の積載時において、基板と基板の間に挿入する保護シートの位置ずれ が生じないようにした保護シートの位置ずれ防止装置を提供することにある。
【0007】
本考案に係る保護シートの位置ずれ防止装置は、このような目的を達成するた め、回路が基板の積載時、各基板の間に当該基板を保護する保護シートを挿入す る保護シートの位置ずれ防止装置であって、この基板に載置された保護シートの 中央部上面に向けてエアーを吹付けることのできるエアー吹付けノズルを配設し たことを特徴とするものである。
【0008】
保護シートの中央部上面にエアーを吹付けることにより、このエアーの圧力で 保護シートの中央部が基板上面に密着される。その後、エアーは保護シートの中 央部から端縁部に向かって流れるとき、保護シートと基板の間に存在するエアー が保護シートの端縁から順次排出され、保護シート全面が基板上面に密着される 。
【0009】
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。図1は、本考案に係る 保護シートの位置ずれ防止装置の斜視図である。平板8上には、銅張り回路が形 成された基板5と、保護シートであるビニールシート4が交互に積載された基板 積載物11が載置されている。
【0010】 この平板8は、サイズが大小異なる各種基板の中で、最も大きい基板サイズに 合わせた平板が使用される。 多数の基板5を順次積載する際、各基板5を積載する毎に、この基板5上面に ビニールシート4が載置される。ビニールシート4は、基板積載物11の近傍の 保管場所に複数枚まとめて積載されていて(但し、図示せず)、シート引出し用 ホイスト1により1枚ずつ引き出して、前記基板5上に載置される。
【0011】 このホイスト1は、吸着部を下向きにした吸着器2を具備していて、この吸着 器2により柔軟なビニールシート4を吸着保持してビニールシート保管場所から 基板11上に移動させることができる。 吸着器2により基板5上にビニールシート4を移動したとき、この基板5とビ ニールシート4との間には約10mm程度の間隔があり、その後、ゆっくりと吸 着器2を下降させて、ビニールシート4を基板5上に静置させる。
【0012】 この場合、非常にゆっくりと静置させても、ビニールシート4は柔軟なため、 このビニールシート4と基板5上には不可避的にエアー層が形成される。このた め、この実施例では、このエアー層を排除するために、エアー吹付けノズル3が 設けられている。
【0013】 エアー吹付けノズル3は、そのエアー吹出口を下に向けて、ビニールシート4 のほぼ中央部に配置されている。さらに、配置の都合上、エアー吹付けノズル3 は、シート引出し用ホイスト1の邪魔にならないよう、このシート引出し用ホイ スト1に開設された長孔12を緩挿して設けられていて、ホイスト1と共に移動 できるように配設されている。
【0014】 また、エアー吹付けノズル3には、フレキシブルチューブ9が接続されており 、このフレキシブルチューブ9の他端にエアーフィルタ6を介してブロワ7が接 続されている。 したがって、この実施例によれば、シート引出し用ホイスト1により、基板5 の上面にビニールシート4を引出した後、ブロワ7を駆動して、エアー吹付けノ ズル3によりビニールシート4の上面中央部のエアー吹付け箇所10に向けて、 流速3m/mim以上のエアーを最低2秒間吹付ける。それにより、エアーの圧 力でビニールシート4の中央部が基板5上面に押付けられ密着する。なお、エア ーの吹付け面積は、ビニールシート4の面積の3%は必要である。
【0015】 ビニールシート4の中央部に吹付けられたエアーは、ビニールシート4の上面 に沿って、その端縁部に向かって流れる。このとき、ビニールシート4と基板5 の間に存在するエアーは、基板5の端縁からスムーズに排出され、ビニールシー ト4の全面が基板5の上面に密着される。 なお、エアーの吹付け中は、ビニールシート4を適宜の手段で保持しておき、 吹付け完了と共にその保持を解除するとよい。
【0016】 このようにして、この実施例によると、ビニールシート4の上面中央部にエア ーを吹付けることにより、基板5とビニールシート4との間のエアーが排除され て両者が密着し、ビニールシート4が基板5上でずれ動かなくなる。
【0017】
以上説明したように、本考案によれば、エアーの圧力で保護シートを基板の上 面に簡単に密着させて位置ずれを防止できる。このため、保護シートの位置ずれ 修正作業が不要となると共に、積載された基板同志の接触による傷の発生を無く すことができる。
【図1】本考案に係る保護シートの位置ずれ防止装置の
斜視図である。
斜視図である。
1 シート引出し用ホイスト 2 吸着器 3 エアー吹付けノズル 4 ビニールシート 5 基板 8 平板 10 エアー吹付け箇所
Claims (1)
- 【請求項1】 回路が形成された基板の積載時に、各基
板の間に当該基板を保護する保護シートを挿入する保護
シートの位置ずれ防止装置であって、この基板に載置さ
れた保護シートの中央部上面に向けてエアーを吹付ける
ことのできるエアー吹付けノズルを配設したことを特徴
とする保護シートの位置ずれ防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3139093U JPH07963U (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 保護シートの位置ずれ防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3139093U JPH07963U (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 保護シートの位置ずれ防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07963U true JPH07963U (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=12329942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3139093U Pending JPH07963U (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 保護シートの位置ずれ防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07963U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015051863A (ja) * | 2013-09-09 | 2015-03-19 | 大日本印刷株式会社 | シート材検査システムおよびシート材検査方法 |
JP2017197363A (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | 株式会社メイコー | 金属箔積層装置及び金属箔積層方法 |
-
1993
- 1993-06-11 JP JP3139093U patent/JPH07963U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015051863A (ja) * | 2013-09-09 | 2015-03-19 | 大日本印刷株式会社 | シート材検査システムおよびシート材検査方法 |
JP2017197363A (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | 株式会社メイコー | 金属箔積層装置及び金属箔積層方法 |
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