JP2626268B2 - セラミック積層電子部品の製造方法 - Google Patents

セラミック積層電子部品の製造方法

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JP2626268B2
JP2626268B2 JP3006418A JP641891A JP2626268B2 JP 2626268 B2 JP2626268 B2 JP 2626268B2 JP 3006418 A JP3006418 A JP 3006418A JP 641891 A JP641891 A JP 641891A JP 2626268 B2 JP2626268 B2 JP 2626268B2
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green sheets
ceramic
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electronic component
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利美 吉村
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、セラミック積層電子
部品の製造方法に関するもので、特に、セラミック積層
電子部品の製造において含まれるセラミックグリーンシ
ートの積重ね方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】セラミック多層基板や積層セラミックコ
ンデンサのようなセラミック積層電子部品を製造する場
合、複数枚のセラミックグリーンシートを積重ねること
が行なわれる。このとき、積重ねられるべきセラミック
グリーンシートは、少なくとも2種類あり、これらの種
類のセラミックグリーンシートを所定の順序に従って積
重ねなければならない。たとえば、セラミック多層基板
の場合には、積重ねられるべきセラミックグリーンシー
トとしては、バイアホールの存否および形成態様、電極
の存否および形成態様、等に応じて、複数種類のものが
ある。
【0003】図5には、セラミックグリーンシートの積
重ね工程で用いられるトレー1が斜視図で示されてい
る。トレー1は、平板状をなしており、その上には、同
じ種類のセラミックグリーンシート2が、1枚ずつ平面
的に並べられている。上述のように、複数種類のセラミ
ックグリーンシートを積重ねる場合には、図6に示すよ
うに、所望のセラミックグリーンシート2A,…,2E
がそれぞれ並べられたトレー1A,…,1Eが用意され
る。これらトレー1A,…,1Eは、それぞれの上に置
かれたセラミックグリーンシート2A,…,2Eを取上
げやすいようにするため、平面的に置かれる。そして、
図6において矢印で示すように、積重ねステーション3
まで、作業者の手によって、あるいは、真空吸引を行な
う吸着ヘッドによって、セラミックグリーンシート2
A,…,2Eの各々が、所定の順序に従って、1枚ずつ
運ばれ、積重ねステーション3上において、積重ねが行
なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来のセラミック積層電子部品の製造方法によれ
ば、次のような問題に遭遇することがある。
【0005】すなわち、セラミック多層基板のように、
積重ねられるべきセラミックグリーンシートの種類が、
たとえば10〜20種類というように多い場合、このよ
うな種類の数と同じ数だけトレーが必要となるので、ト
レーが占有する面積が広くなり、面積生産性が低下す
る。
【0006】また、各々のトレー上において、複数のセ
ラミックグリーンシートが平面的に並べられているの
で、積重ね工程を進めるにあたっては、このようなトレ
ーの各々上の異なる場所から特定のセラミックグリーン
シートを取上げる必要がある。したがって、このような
取り上げに用いられるたとえば吸着ヘッドの動きが複雑
となり、それゆえに、積重ね工程を自動化することが困
難である。
【0007】それゆえに、この発明の目的は、面積生産
性が高められ、かつ、自動化が容易なセラミック積層電
子部品の製造方法を提供しようとすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、所定の順序に従って複数の種類のセラミックグリー
ンシートから1つのセラミックグリーンシートを選択
し、セラミックグリーンシートを積み重ねて行くセラミ
ック積層電子部品の製造方法である。本セラミック積層
電子部品の製造方法は、選択されたセラミックグリーン
シートのうち、1枚のセラミックグリーンシートを吸着
ヘッドにより吸着する第1のステップと、セラミックグ
リーンシートを吸着した吸着ヘッドを積み重ねステーシ
ョンへ移動させる第2のステップと、セラミックグリー
ンシートを積み重ねステーション上に置く第3のステッ
プとを含んでおり、第1のステップから第3のステップ
までを繰り返すことにより、セラミックグリーンシート
を積み重ねる。さらに、本セラミック積層電子部品の製
造方法では、複数の種類のセラミックグリーンシートの
各々は、積層方向と交わる面内でセラミックグリーンシ
ートを移動させることを防止するトレー内に積み重ねら
れた状態で収容され、積み重ねられた状態のセラミック
グリーンシートの最上の1枚のセラミックグリーンシー
トが吸着ヘッドによって吸着される。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、積重ね工程に供され
る複数枚のセラミックグリーンシートが積重ねられた状
態で各トレーに収容されるので、従来のトレーに平面的
に複数枚のセラミックグリーンシートを並べる場合に比
べて、複数個のトレーが占有する面積を低減することが
でき、したがって、面積生産性を向上させることができ
る。このことは、特にセラミック多層基板のように、多
種類のセラミックグリーンシートを積重ねる場合におい
て、より有利である。
【0010】また、トレー内に収容された複数枚のセラ
ミックグリーンシートは、水平方向に関してトレーの側
面壁によって位置決めされるので、1つのトレー内に収
容されている複数枚のセラミックグリーンシートは、水
平方向に関しては、すべて同じ位置にある。それゆえ
に、吸着ヘッドは、同じ位置にて同じ種類のセラミック
グリーンシートを吸着することができるので、吸着ヘッ
ドの動きがそれほど複雑にならず、したがって、積重ね
工程の自動化を容易に行なうことができる。このこと
は、セラミック積層電子部品のコストダウンにもつなが
る。
【0011】
【実施例】図1は、この発明の一実施例を実施している
状態を示す断面図である。図1には、トレー11、吸着
ヘッド12、および積重ねステーション13が示されて
いる。
【0012】トレー11は、図2において斜視図で示さ
れている。図1および図2を参照して、トレー11は、
矩形の底面壁14およびこの底面壁14の周縁部から立
上がる4つの側面壁15を備える。トレー11内には、
同じ種類の複数枚のセラミックグリーンシート16が積
重ねられた状態で収容されている。これらのセラミック
グリーンシート16は、得ようとするセラミック積層電
子部品の種類または設計に応じて、バイアホールが形成
されたものであったり、電極が印刷されたものであった
り、あるいは、外層シートであったりする。
【0013】吸着ヘッド12の底面図が、図3に示され
ている。図1および図3を参照して、吸着ヘッド12
は、複数個の吸引穴17を備え、これら吸引穴17に
は、真空経路18を介して、真空吸引が選択的に与えら
れる。吸引穴17は、吸着ヘッド12の周縁部のみに分
布される。
【0014】好ましくは、吸着ヘッド12の下面であっ
て、吸引穴17によって取り囲まれた領域に、段差部1
9が設けられる。この段差部19の作用については、以
下の説明によって明らかにする。
【0015】吸着ヘッド12は、矢印20で示すよう
に、トレー11と積重ねステーション13との間で移動
される。すなわち、図1の左側に示すように、吸着ヘッ
ド12は、トレー11の上方に位置されたとき、トレー
11内のセラミックグリーンシート16の最も上のもの
に接触するまで、下方へ変位される。このとき、吸引穴
17を介して真空吸引が与えられているので、セラミッ
クグリーンシート16の最も上のものが真空吸引により
吸着ヘッド12に吸着される。次いで、吸着ヘッド12
は、矢印20で示すように、積重ねステーション13の
上方に位置され、さらに下方へ変位される。そして、吸
引穴14を介して与えられていた真空吸引が解除され、
吸着ヘッド12によって吸着されていたセラミックグリ
ーンシート16が積重ねステーション13上に置かれ
る。積重ねステーション13上には、すでに積重ねられ
たセラミックグリーンシート16a,16b,16cが
示されている。
【0016】図1の右側において、吸着ヘッド12に吸
着されているセラミックグリーンシート16が図示され
ている。このセラミックグリーンシート16は、段差部
19の存在のために、全体として下方へ湾曲した状態と
なっており、その周縁部のみにおいて吸引穴17を介し
て真空吸引されている。このようなセラミックグリーン
シート16の吸着形態は、セラミックグリーンシート1
6自身が有する粘着力によってその下にあるセラミック
グリーンシート16に付着することを防止する。すなわ
ち、吸着ヘッド12によって吸着されるセラミックグリ
ーンシート16は、真空吸引の初期の段階において、そ
の周縁部のみがまず上方へ反らされるため、空気がその
下にあるセラミックグリーンシート16との間に素早く
入り、それらの付着を防止する。したがって、吸着ヘッ
ド12は、2枚以上のセラミックグリーンシート16を
吸着することがなく、確実に1枚のセラミックグリーン
シート16のみを吸着する。そのため、このような吸着
ヘッド12を用いれば、セラミックグリーンシート16
の積重ねの信頼性が高められる。また、このことは、積
重ね工程の自動化をもより容易にする。
【0017】なお、段差部19によってあたえられる段
差xは、吸着されるべきセラミックグリーンシート16
の主として厚みに応じて最適値が存在する。段差xは、
セラミックグリーンシートの厚みが薄い場合には、セラ
ミックグリーンシートが反りやすく、2枚以上吸着する
可能性が高められるため、段差xは大きいほうが好まし
い。逆に、セラミックグリーンシートの厚みが厚い場合
には、セラミックグリーンシート自身の強度があり、反
りにくいため、段差xは小さいほうがよい。
【0018】なお、段差xの最適値は、その他、セラミ
ックグリーンシートの材質、すなわち、バインダおよび
可塑剤の種類および量などによっても影響されることが
ある。
【0019】図1に示した積重ね工程は、実際には、図
4に示すように実施される。図4に示すように、複数個
のトレー11A,11B,11C,11D,…,11E
が配置され、トレー11A〜11Eの各々には、それぞ
れ同じ種類のセラミックグリーンシート16A,16
B,16C,16D,…,16Eが積重ねられた状態で
収容される。そして、図1に示した吸着ヘッド12によ
って、図4において矢印で示すように、複数個のトレー
11A〜11E内から、所定の順序に従って、セラミッ
クグリーンシート16A〜16Eが吸着され、積重ねス
テーション13にまで移動され、積重ねステーション上
においてセラミックグリーンシート16の積重ねが行な
われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を実施している状態を示す
断面図である。
【図2】図1に示した複数枚のセラミックグリーンシー
ト16を収容しているトレー11を示す斜視図である。
【図3】図1に示した吸着ヘッド12の底面図である。
【図4】図1に示した工程に従って、複数個のトレー1
1A〜11Eの各々に収容されているセラミックグリー
ンシート16A〜16Eに対して積重ねステーション1
3上において積重ねを行なっている状態を図解的に示す
斜視図である。
【図5】従来の方法において用いられていたトレー1お
よびその上に並べられたセラミックグリーンシート2を
示す斜視図である。
【図6】図5に示した複数個のトレー1A〜1Eを用い
てセラミックグリーンシート2A〜2Eの積重ねを実施
している状態を図解的に示す斜視図である。
【符号の説明】
11,11A〜11E トレー 12 吸着ヘッド 13 積重ねステーション 14 底面壁 15 側面壁 16,16a〜16c,16A〜16E セラミックグ
リーンシート 17 吸引穴 19 段差部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の順序に従って、複数の種類のセラ
    ミックグリーンシートから1つのセラミックグリーンシ
    ートを選択し、セラミックグリーンシートを積み重ねて
    行くセラミック積層電子部品の製造方法であって、 前記選択されたセラミックグリーンシートのうち、1枚
    のセラミックグリーンシートを、吸着ヘッドにより吸着
    する第1のステップと、 前記セラミックグリーンシートを吸着した前記吸着ヘッ
    ドを、積み重ねステーションへ移動させる第2のステッ
    プと、 前記セラミックグリーンシートを前記積み重ねステーシ
    ョン上に置く第3のステップとを含み、 前記第1のステップから第3のステップまでを繰り返す
    ことにより、セラミックグリーンシートを積み重ね、 前記複数の種類のセラミックグリーンシートの各々は、
    積層方向と交わる面内で前記セラミックグリーンシート
    を移動させることを防止するトレー内に積み重ねられた
    状態で収容され、積み重ねられた状態のセラミックグリ
    ーンシートの最上の1枚のセラミックグリーンシートが
    前記吸着ヘッドによって吸着される、セラミック積層電
    子部品の製造方法。
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JP5915180B2 (ja) * 2011-03-16 2016-05-11 Tdk株式会社 シート吸着装置およびシート積層装置

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