JPH085782Y2 - セラミックグリーンシート吸着固定板 - Google Patents

セラミックグリーンシート吸着固定板

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JPH085782Y2
JPH085782Y2 JP1990008394U JP839490U JPH085782Y2 JP H085782 Y2 JPH085782 Y2 JP H085782Y2 JP 1990008394 U JP1990008394 U JP 1990008394U JP 839490 U JP839490 U JP 839490U JP H085782 Y2 JPH085782 Y2 JP H085782Y2
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JP
Japan
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suction
green sheet
ceramic green
fixing plate
plate
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JP1990008394U
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English (en)
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JPH04507U (ja
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高橋  彰
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、セラミックグリーンシートを吸着面に吸着
し、固定する吸着固定板の改良に関する。
[従来の技術] 積層セラミックコンデンサや多層配線基板の製造工程
では、表面に所定のパターンで電極や回路配線を印刷し
たセラミックグリーンシートを所定の形状に切断し、こ
れらを積層することが行われる。
このセラミックグリーンシートの従来の切断方法及び
その装置を、添付の第4図により説明する。セラミック
グリーンシート2は、ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム等からなるキャリアフィルム1の上に形成されて供
給ロール3に巻かれている。このセラミックグリーンシ
ート2は、前記供給ロール3から前記キャリアフィルム
1と共に繰り出され、その後、テンションロール4及び
分離ロール5を経て前記キャリアフィルム1から剥離さ
れ、キャリアベルト6によって切断装置のセラミックグ
リーンシート吸着固定板上に運ばれてカッター8で切断
される。
第5図にセラミックグリーンシート吸着固定板の構造
が示されている。このセラミックグリーンシート吸着固
定板は、複数の吸着孔71、71…が開設された吸着板7を
有し、その上面が吸着面72となっている。そして、前記
セラミックグリーンシート2を切断する際は、前記セラ
ミックグリーンシート吸着固定板7の下側に取り付けた
吸入孔73から、コンプレッサー等により空気を引き抜
き、前記吸着孔71、71…から吸引される空気の背圧によ
り、セラミックグリーンシート2を前記吸着面72の上に
吸着、固定する。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前記従来のセラミックグリーンシート
吸着固定板では、切断されるセラミックグリーンシート
2に小さな孔が明いたりその表面に凹凸部が形成されて
しまうという問題点を有していた。
これは第3図に示すように、吸着板7の吸着面72に形
成された複数の吸着孔71に前記セラミックグリーンシー
ト2を吸着固定するための負圧によって、前記吸着孔71
の部分のセラミックグリーンシート2が同孔71の中に引
き込まれて破損したり変形するためである。特に、近年
においては、電子部品の小形軽量化に伴い、前記セラミ
ックグリーンシート2の厚みが極端に薄くなっており、
そのため、前記のようにして容易に破損し、変形し易い
状況となっているる。
このようなセラミックグリーンシートの破損や変形
は、そのセラミックグリーンシートを用いて製造された
製品の特性に悪影響を及ぼす。この対策として、前記セ
ラミックグリーンシート2を吸着固定するための負圧を
低くすることも考えられる。しかし、そうすると、前記
セラミックグリーンシート2の保定力が弱くなり、正確
な寸法の切断が出来なくなってしまう。
さらに、前記従来のセラミックグリーンシート吸着固
定板では、切断されるセラミックグリーンシート2の辺
部の固定が不安定で、切断時に辺部がめくれあがり、セ
ラミックグリーンシート2が吸着板7上でずれて、切断
位置の精度が悪くなるという課題もあった。
そこで、本考案では、前記の従来技術における問題点
に鑑み、薄いセラミックグリーンシートでも、これを破
損し変形することなく吸着面にその全体を確実に吸着固
定し、且つ正確に切断できるセラミックグリーンシート
吸着固定板を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本考案によるセラミックグ
リーンシート吸着固定板の構成を図に示した符号を引用
して説明する。すなわち、本考案によるセラミックグリ
ーンシート吸着固定板は、吸着面72の裏面が負圧にされ
る吸着板7と、この吸着固定板7を貫通するよう開設さ
れた複数の吸着孔71とを有する。そして、この吸着孔71
が吸着板7の吸着面72の端部にいくに従って密な間隔で
開設され、この吸着板7の吸着面72がメッシュ板20で覆
われたことを特徴とする。
[作用] このような構成を有する本考案によるセラミックグリ
ーンシート吸着固定板では、前記吸着面72に開設された
複数の吸着孔71の開口部が負圧となっても、吸着板7の
吸着面71の表面全面にメッシュ板20を取り付けたことに
より、吸着孔71の開口部に生じた負圧による吸引力が前
記吸着孔71の開口部のみに集中することなく、前記メッ
シュ板20を介して吸着面71の全体に分散される。これに
より、吸着面72上に吸着され、保持されたセラミックグ
リーンシート2が破損したり変形しにくく、その全面を
概ね均等な吸着力で確実に吸着固定することができる。
さらに、このセラミックグリーンシート吸着固定板で
は、吸着板7に開設された通孔72が、吸着面72の端部に
いくに従って密な間隔で開設されているので、特にセラ
ミックグリーンシート2の辺に近い部分が確実に吸着、
保持される。そのため、セラミックグリーンシート2の
辺部のめくれ上がり等が起らず、セラミックグリーンシ
ート2の全体を確実に保持することができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例について、添付の図面を参照し
ながら説明する。
第1図に本考案によるセラミックグリーンシート吸着
固定板の詳細が示されている。このセラミックグリーン
シート吸着固定板は、複数の吸着孔71、71…が貫通して
開設された吸着板7を有し、その上面が吸着面72となっ
ている。これらの吸着孔71、71…は、前記吸着面72の端
部にいくに従って密な間隔で形成されている。また、前
記吸着板7の裏側には真空室74が形成されている。この
真空室11は、前記吸着板7の下面に取り付けた吸入孔73
がコンプレッサー等の減圧手段に接続されており、セラ
ミックグリーンシート2を吸着する際は、このコンプレ
ッサーを駆動して前記吸入孔73から内部の空気を排出
し、前記真空室11を負圧に保ち、前記セラミックグリー
ンシート2を前記吸着面72の上に吸着する。
前記吸着面72の表面にメッシュ板20が取り付けられて
いる。この実施例では前記吸着面72の表面全体に前記メ
ッシュ板20を敷いている。しかし、吸着するセラミック
グリーンシート2が前記吸着面72に対して小さい場合に
は、その表面全体に前記メッシュ板20を設ける必要はな
く、前記セラミックグリーンシート2が吸着される部分
にだけ設けても良い。このメッシュ板20は、例えばステ
ンレス製の、線径が0.023mm線を400本/インチで編んだ
金属メッシュ板が用いられる。
第2図に前記セラミックグリーンシート吸着固定板の
表面にセラミックグリーンシート2を吸着固定した状態
が示されている。前記吸着面72の表面に形成された複数
の吸着孔71、71…に負圧が発生しても、この負圧がメッ
シュ板20を介して吸着面72の全体に均等に分散される。
そのため、前記セラミックグリーンシート2は、その底
面全体が負圧によって均一な力で吸引される。特に、吸
引孔71、71…が吸着面72の端部にいくに従って密になっ
ているため、セラミックグリーンシート2の辺に近い部
分にも負圧を確実にいきわたらせ、セラミックグリーン
シート2を隅から隅まで確実に吸着、保持することがで
きる。
[考案の効果] 以上の説明からも明らかなように、本考案によるセラ
ミックグリーンシート吸着固定板によれば、薄いセラミ
ックグリーンシート2であっても、これが破損したり変
形することなく、その全体を吸着面72に確実に吸着固定
出来る。これにより、セラミックグリーンシートを確実
且つ正確に吸着、保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案によるセラミックグリーンシート吸着
固定板の構造を示す一部断面を含む斜視図、第2図は前
記セラミックグリーンシート吸着固定板の吸着固定動作
を説明するための一部拡大断面図、第3図は従来のセラ
ミックグリーンシート吸着固定板の吸着固定動作を説明
するための一部拡大断面、第4図はセラミックグリーン
シート製造装置を示す概略斜視図、第4図は従来のセラ
ミックグリーンシート吸着固定板を示す斜視図である。 2……セラミックグリーンシート、7……吸着板、71…
…吸着孔、72……吸着面、73……吸入孔、74……真空
室、20……メッシュ板
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16B 47/00 Z H01L 21/68 B P

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸着面(72)の裏面が負圧にされる吸着板
    (7)と、この吸着固定板(7)を貫通するよう開設さ
    れた複数の吸着孔(71)とを有するセラミックグリーン
    シート吸着固定板において、前記吸着孔(71)が吸着板
    (7)の吸着面(72)の端部にいくに従って密な間隔で
    開設され、この吸着板(7)の吸着面(72)がメッシュ
    板(20)で覆われたことを特徴とするセラミックグリー
    ンシート吸着固定板。
JP1990008394U 1990-01-31 1990-01-31 セラミックグリーンシート吸着固定板 Expired - Lifetime JPH085782Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH04507U JPH04507U (ja) 1992-01-06
JPH085782Y2 true JPH085782Y2 (ja) 1996-02-21

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JP5882088B2 (ja) * 2012-03-08 2016-03-09 共立エレックス株式会社 セラミックグリーンシート製造システムおよびセラミックグリーンシート製造方法
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