JPH0256802B2 - - Google Patents

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JPH0256802B2
JPH0256802B2 JP59044553A JP4455384A JPH0256802B2 JP H0256802 B2 JPH0256802 B2 JP H0256802B2 JP 59044553 A JP59044553 A JP 59044553A JP 4455384 A JP4455384 A JP 4455384A JP H0256802 B2 JPH0256802 B2 JP H0256802B2
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JP
Japan
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raw sheet
base film
mesh
mesh belt
sheet
Prior art date
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JP59044553A
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English (en)
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JPS60189211A (ja
Inventor
Kazuo Naganuma
Shuichi Tsunoda
Nobutate Yamaoka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
Priority to JP59044553A priority Critical patent/JPS60189211A/ja
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Publication of JPH0256802B2 publication Critical patent/JPH0256802B2/ja
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【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 この発明は、積層磁器コンデンサの製造工程中
において、長尺な高分子フイルム等のベースフイ
ルム上に保持された未焼結磁器シート(以下「生
シート」という)を、ベースフイルムから剥離
し、これを所定の形状に打ち抜く工程を有する方
法及びその装置に関する。
〔発明の背景及び従来技術〕
静電容量の大きな積層磁器コンデンセを作る場
合は、一般に誘電体層を薄くし、かつこれを多層
とする。従つて、こうした積層磁器コンデンサを
製造する場合は、ごく薄い生シートを加工しなけ
ればならない。
生シートは、未焼結磁器材料粉末とバインダー
からなり、極めて脆く、塑性を有するものである
ため、これが薄いと僅かの張力等で伸び等の変形
を生じ、これが静電容量のバラツキやシヨート等
の不良となつて積層磁器コンデンサに現れる。従
つて、この種のコンデンサの製造に当たつては、
薄い生シートに張力等の外力を極力かけないよう
にし、できるだけその変形を生じさせない工夫が
必要である。
従来において上記生シートは、スラリー状の磁
器材料を長尺なポリエステルフイルム等からなる
ベースフイルムの上にドクターブレード法により
均一な厚さに塗布し、これを乾燥することにより
作られる。次いでこの生シートは、注意深くベー
スフイルムから剥離された後、所定の寸法に従つ
て小片状に切断される。次にこの生シートをフレ
ーム(治具)に接着等の手段により固定する。そ
してこのフレームに張られた生シートの表面にス
クリーン印刷機で内部電極を印刷し、これを乾燥
炉に通して乾燥する。しかる後この生シートのフ
レームに囲まれた部分を所定の形状に打ち抜くと
共に、二種類の内部電極形状を持つ生シートを交
互に積層する。次いでこの積層体を圧着した後、
チツプ状に切断し、上記二種類の内部電極がそれ
ぞれ並列に接続されるよう外部電極用の導電ペー
ストを上記チツプの端面に塗布した後、これを焼
成し、上記外部電極に導通するリード線を取り付
けることによつて積層磁器コンデンサが完成す
る。
しかしながら、こうした従来の積層磁器コンデ
ンサの製造方法は、幾つかの問題を含んでいる。
先ず第一に、生シートが薄い場合は、これをベー
スフイルムから変形や破損を伴わずに剥離するの
が極めて困難であり、作業能率や歩留りが極めて
悪い。第二に内部電極印刷により導電ペーストが
塗布された生シートは軟化する傾向があり、これ
によつて上記フレームで囲まれた部分が撓み易
く、さらにこれが次の乾燥工程で各部に不均一な
収縮を生じることから、これらの工程において内
部電極の形状や寸法に狂いを生じ易い。第三に、
生シートは、先ず小片状のものを各々フレームに
固定しなければならず、またその後の工程では、
フレームに固定された生シートが個別的に処理さ
れることから、生産性が低く、また自動化された
システムに組み込むことが極めて困難である。
そこでこうした問題を解決するために、生シー
トをベースフイルムから剥離せずに、同フイルム
に保持されたまゝ、これをベルト等によつて保持
しながら内部電極の印刷及びその乾燥の工程を行
う方法が考えられる。ところがこの方法では、生
シートの打抜き前に同シートをベースフイルムか
ら剥離する必要があり、この時点で生シートに伸
び等の変形を生じ、既に印刷された内部電極のパ
ターンやその寸法に狂いを生じる虞がある。
〔発明の目的〕
この発明は、こうした点に鑑みてなされたもの
であつて、生シートにできるだけ変形を与えずに
同シートとベースフイルムを連続的に分離し、打
ち抜くことができるようにするもので、これによ
つて生産性の向上と自動化の促進を図るものであ
る。
〔発明の構成及び実施例〕
先ずこの発明による装置の構成を図示の実施例
に基づき説明すると、第1図で示すように、既に
内部電極が印刷され、これが乾燥された生シート
bと、これを保持するベースフイルムaとからな
る長尺な二層体1の移送径路上の上記生シートb
側に、メツシユドラム2が配置されている。この
メツシユドラム2は、第1図イにおいて矢印方向
に間欠的に回転する円筒形の回転体で、その中が
負圧に維持され、第1図イにおいて点線で挟まれ
た一部の周面において生シートbを吸着保持す
る。
このメツシユドラム2に対応してベースフイル
ムa側には、生シートbに対してベースフイルム
aを相対的に引き離す剥離機構として、メツシユ
ベルト4が配置されている。このメツシユベルト
4は、上記メツシユベルト2と同期してこれと同
じ周速で間欠回転する回転体で、ベースフイルム
a側から上記メツシユベルト2との間に二層体1
を挟んで同フイルムaを点線に挟まれた一部の周
面において吸着保持し、これを生シートbから引
き離す。
上記メツシユドラム2の次には、同ドラム2と
連続的にメツシユベルト7及び7a,7bが配置
されている。これらのメツシユベルトは、中央に
配置されたメツシユベルト7とその両側に配置さ
れたメツシユベルト7a,7bとからなつてい
る。メツシユベルト7は、駆動ローラ10と9の
間に巻き掛けされており、またメツシユベルト7
aと7bは、駆動ローラ10と駆動ローラ9より
先の駆動ローラ11の間に巻き掛けされ、何れも
上記メツシユベルト2と同期して、その周速と同
じ速度で第1図イ,ロにおいて右方向に駆動され
る。これらメツシユベルト7及び7a,7bの下
には、バキユームテーブル15,16が備えら
れ、これらベルト7及び7a,7bの背面(下
面)側を負圧に維持する。
メツシユベルト7より先にあつて、メツシユベ
ルト7aと7bのみが存在する位置に、打抜機1
2が設置され、上記メツシユベルト7aと7bの
間で上型17と下型18が対向している。
この装置によつて生シートbとベースフイルム
aを剥離し、生シートbを打ち抜く工程は、次の
ようにして実施される。先ず、第1図イ,ロで示
すように、生シートbとベースフイルムaからな
る二層体1が左から右側へと移送されるが、この
生シートb上には、第2図で示すように既にA、
B二種類パターンを持つ内部電極が交互に印刷さ
れている。
先ずこの二層体1は、生シートbとベースフイ
ルムa側からそれぞれメツシユドラム2と4に挟
まれ、これらに吸着保持される。これらメツシユ
ベルト2と4は、それぞれ矢印方向に同期して同
じ速度で間欠駆動しているため、点線で示した吸
着区間において生シートbとベースフイルムaを
互いに引き離し、剥離させる。この間、生シート
bはメツシユドラム2の周面に吸着保持されてい
るため、殆ど変形を伴わずにベースフイルムaか
ら剥離させることができる。
こうして剥離された生シートaは、引き続いて
メツシユベルト7及び7a,7bに吸着保持さ
れ、第1図イ,ロにおいて右方向に間欠移送され
る。このとき生シートbが吸着保持される部分
は、第1図ロにおいて斜線で示した部分である。
そしてこの生シートbは、これらメツシユベルト
7及び7a,7bが停止したとき打抜機12によ
つて打ち抜かれる。この打抜きによつてできた残
余の生シートb′は、下方に送りだされて保管され
る。他方、打抜機12で打ち抜かれた生シートの
小片は、同打抜機12の下型18の中で上記A、
B二種類の内部電極パターンを有するものが交互
に積み重ねられる。
なお、この積層体を圧着してブロツクとしてか
ら、これを所定の切断線に沿つて格子状に切断す
ることにより、多数の未焼結の積層コンデンサチ
ツプができあがる。これから前述のようにして積
層磁器コンデンサが作られる。
次に第3図で示した実施例を説明すると、この
装置では、上記メツシユドラム2に代わつてメツ
シユベルト22が使用されており、また生シート
bに対してベースフイルムbを相対的に引き離す
剥離機構として従動ローラ24と2個の駆動ロー
ラ25,26が使用されている。
メツシユベルト22は、駆動ローラ20と21
の間に巻き掛けされたもので、第3図中右方向へ
間欠駆動される。このメツシユベルト22の背面
側(第2図において上面側)には、バキユームテ
ーブル27があつて、これによりメツシユベルト
22の背面側が負圧に維持される。
従動ローラ24は、自由に回転するいわゆるフ
リーローラであり、ベースフイルムbに接し、上
記メツシユベルト22との間に二層体1を挟む。
駆動ローラ25と26は、その間にベースフイル
ムaを挟み、上記従動ローラ24に沿つて下方へ
曲げられたベースフイルムaを矢印方向に送り、
これを生シートbから引き離す。
この第3図の実施例では、上記第1図の実施例
と同様の作用で生シートbとベースフイルムbが
互いに引き離される。なお、これ以降の装置の構
成及び工程は、第1図の実施例の場合と同じであ
る。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明によれば、生シートに変
形を生じさせずにこれをベースフイルムから剥離
して打ち抜くことができるので、既に印刷された
内部電極のパターンや寸法に狂いを生じさせるこ
となく、これらの加工をすることができる。従つ
て、これ以前の工程で、ベースフイルムに生シー
トを保持させたまゝ同生シートを印刷、乾燥する
ことができ、これによつて生産性の向上と自動化
の促進を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図イは、この発明による装置の実施例を示
す側面説明図、第1図ロは、同平面図、第1図ハ
は第1図イにおけるX−X線断面図、第2図は、
前工程の内部電極印刷パターンの一例を示す摸式
図、第3図は、他の実施例を示す要部側面説明図
である。 1……二層体、2……メツシユドラム、7,7
a,7b……メツシユベルト、12……打抜機、
a……ベースフイルム、b……生シート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 長尺なベースフイルム上に保持された積層磁
    器コンデンサ用の生シートをベースフイルムから
    剥離した後、同生シートを所定の形状に打ち抜く
    方法において、ベースフイルムと生シートからな
    る二層体の上記生シート側を、背面側が負圧に維
    持されたメツシユドラムまたはメツシユベルトに
    吸着保持し、当該吸着状態のまゝベースフイルム
    と生シートを相対的に引き離すことによつてこれ
    ら生シートとベースフイルムを互いに剥離し、剥
    離された生シートをメツシユベルトに吸着保持
    し、同ベルトが停止したとき生シートを所定の形
    状に打ち抜くようにしたことを特徴とする積層磁
    器コトンデンサ用生シートの加工方法。 2 長尺なベースフイルム上に保持された積層磁
    器コンデンサ用の生シートをベースフイルムから
    剥離した後、同生シートを所定の形状に打ち抜く
    装置において、生シートとベースフイルムからな
    る二層体の移送径路上の上記生シート側に、同生
    シートを吸着保持しながら間欠駆動するメツシユ
    ドラムまたはメツシユベルトを配置すると共に、
    これに対応してベースフイルム側に、同フイルム
    を生シートから相対的に引き離す剥離手段を設
    け、さらに上記メツシユドラムまたはメツシユベ
    ルトと連続的に、これらと同期して間欠駆動され
    るメツシユベルトを設け、同メツシユベルトに
    は、生シートをその側辺部においてのみ吸着保持
    する部分を設け、同メツシユベルトの位置には、
    吸着保持さた側辺部の間で生シートを打ち抜く打
    抜機を配置してなることを特徴とする積層磁器コ
    ンデンサ用生シートの加工装置。
JP59044553A 1984-03-07 1984-03-07 積層磁器コンデンサ用生シ−トの加工方法及び装置 Granted JPS60189211A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04232309A (ja) * 1990-07-19 1992-08-20 Westinghouse Electric Corp <We> タービン用の蒸気復水装置

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