JP5418063B2 - 剥離装置 - Google Patents
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Description
これにより、図5に示すような構造を有する積層セラミックコンデンサが得られる。
可撓性を有するベース板上に形成された、グリーンシートを積層してなるマザーブロックから、前記ベース板を剥離するための剥離装置であって、
(a)ベース板の上面の周辺部に、前記ベース板が露出した領域であるマージン領域を残すようにして、前記ベース板上に形成された、グリーンシートを積層してなるマザーブロックの上面を吸引して、前記マザーブロックを保持する第1の吸引手段と、
(b)前記ベース板の上面の、前記マザーブロックが形成された領域の外側の前記マージン領域を吸引して、前記ベース板を保持する第2の吸引手段と、
(c)前記ベース板の上面に当接し、前記ベース板を下方に押圧する押圧部材を備える一方、前記マザーブロックから前記ベース板を剥離する際に、前記ベース板の下面に当接する当接部材を備えていない剥離機構部と
を具備し、
前記第1の吸引手段により前記マザーブロックを保持し、前記第2の吸引手段により前記ベース板を保持した状態で、前記剥離機構部の前記押圧部材を、前記ベース板の上面の一方端側の前記マージン領域に当接させ、下方に押圧して前記ベース板の一方端側を湾曲させることにより、前記ベース板の一方端側を前記マザーブロックから剥離させるとともに、前記押圧部材が、前記ベース板を押圧しつつ、前記マザーブロックの下面側を前記マザーブロックに接触することなく通過するような態様で、前記剥離機構部を、前記ベース板の一方端側から他方端側に移動させることにより、前記剥離機構部の移動に伴って、前記マザーブロックから前記ベース板を剥離させるように構成されていること
を特徴としている。
可撓性を有するベース板上に形成された、グリーンシートを積層してなるマザーブロックを、前記ベース板から剥離するための剥離装置であって、
(a)ベース板の上面の周辺部に所定のマージン領域を残すようにして、前記ベース板上に形成された、グリーンシートを積層してなるマザーブロックの上面を吸引して、前記マザーブロックを保持する第1の吸引手段と、
(b)前記ベース板の上面の、前記マザーブロックが形成された領域の外側の前記マージン領域を吸引して、前記ベース板を保持する第2の吸引手段と、
(c)前記ベース板の上面に当接し、前記ベース板を下方に押圧する押圧部材と、前記ベース板の下面に当接する当接部材と、前記押圧部材と前記当接部材とを所定の位置関係に保持し、前記押圧部材と前記当接部材とが前記ベース板の上面および下面に当接した状態で、前記ベース板の一方端側から他方端側に移動させる本体機構部とを備えた剥離機構部と
を具備し、
前記第1の吸引手段により前記マザーブロックを保持し、前記第2の吸引手段により前記ベース板を保持した状態で、前記押圧部材を前記ベース板の上面の、一方端側の前記マージン領域に当接させ、下方に押圧して、前記ベース板の一方端側が湾曲し、かつ、前記当接部材が前記ベース板の一方端側の下面の、前記押圧部材の前記ベース板の上面への当接位置に対応する位置よりも、前記ベース板の他方端寄りの位置に当接した状態にするとともに、前記押圧部材と前記当接部材とを所定の位置関係に保持した状態で、かつ、前記押圧部材が、前記ベース板を押圧しつつ、前記マザーブロックの下面側を前記マザーブロックに接触することなく通過するような態様で、前記剥離機構部を、前記ベース板の一方端側から他方端側に移動させることにより、前記剥離機構部の移動に伴って、前記ベース板の上面と前記マザーブロックの下面のなす角度である剥離角度を一定に保ちつつ、前記マザーブロックから前記ベース板を剥離させるように構成されていること
を特徴としている。
まず、ポリエチレンテレフタレートからなるキャリアフィルム(PETフィルム)に裏打ちされたセラミックグリーンシートを用意する。
図1は本発明の実施例にかかる剥離装置の構成を示す図である。図2,3,4はこの剥離装置を用いてマザーブロックからベース板を剥離する方法を説明する図である。
(a)ステンレス製のベース板1上に形成されたマザーブロック10の上面を吸引して、マザーブロック10を保持する第1の吸引手段11と、
(b)ベース板1の上面の、マザーブロック10が形成された領域の外側のマージン領域2を吸引して、ベース板1を保持する第2の吸引手段12と、
(c)ベース板1の上面に当接し、ベース板1を下方に押圧する、回転可能なローラからなる押圧部材3と、ベース板1の下面に当接する、回転可能なローラからなる当接部材4と、押圧部材3と当接部材4とを所定の位置関係に保持し、押圧部材3と当接部材4とがベース板1の上面および下面に当接した状態で、ベース板1の一方端1a側から他方端1b側に移動するように構成された本体機構部5とを備えた剥離機構部6と
を備えている。
マザーブロック10は、ベース板1上にセラミックグリーンシートを積層することにより形成されたものである。
また、第2の吸引手段12は、ベース板1の一方端1a側の、マザーブロック10の両側に2箇所、および、ベース板1の他方端1b側のマザーブロック10の両側に2箇所の合計4箇所において、ベース板1の上面のマージン領域2を吸着することができるように構成されている。なお、図1において示されている2つの第2の吸引手段12は、マザーブロック10の一方側(図1では手前側)の配設された2つの吸引手段であり、図1では、図示された2つの吸引手段12に隠れているが、マザーブロック10の他方側(図1では奥側)にも、2つの吸引手段が配設されている。
また、剥離機構部6を構成する本体機構部5は、軸14上を水平方向に移動することができるように構成されている。
次に、上述の剥離装置を用いてマザーブロックからベース板を剥離する方法について説明する。
このように、剥離機構部6が、ベース板1の一方端1a側から他方端1b側に移動するのに伴って、ベース板1がマザーブロック10の下面から剥離される。
なお、このとき、マザーブロック10が損傷することはなく、ベース板1がマザーブロック10の下面から円滑に剥離される。
上述のようにしてベース板を剥離したマザーブロックを、例えば静水圧プレスなどの方法によりプレスして圧着する。
これにより、図5に示すように、積層セラミック素子51中に、セラミック誘電体層52を介して、複数の内部電極53a,53bが積層され、かつ、セラミック誘電体層52を介して互いに対向する内部電極53a,53bが交互に積層セラミック素子51の異なる側の端面54a,54bに引き出され、該端面54a,54bに形成された外部電極55a,55bと電気的に接続された構造を有する積層セラミックコンデンサが得られる。
1a ベース板の一方端
1b ベース板の他方端
2 マージン領域
3 押圧部材
4 当接部材
5 本体機構部
6 剥離機構部
10 マザーブロック
10a マザーブロックの一方端
11 第1の吸引手段
12 第2の吸引手段
13 保持機構部
14 軸
51 積層セラミック素子
52 セラミック誘電体層
53a,53b 内部電極
54a,54b 積層セラミック素子の端面
55a,55b 外部電極
Claims (8)
- 可撓性を有するベース板上に形成された、グリーンシートを積層してなるマザーブロックから、前記ベース板を剥離するための剥離装置であって、
(a)ベース板の上面の周辺部に、前記ベース板が露出した領域であるマージン領域を残すようにして、前記ベース板上に形成された、グリーンシートを積層してなるマザーブロックの上面を吸引して、前記マザーブロックを保持する第1の吸引手段と、
(b)前記ベース板の上面の、前記マザーブロックが形成された領域の外側の前記マージン領域を吸引して、前記ベース板を保持する第2の吸引手段と、
(c)前記ベース板の上面に当接し、前記ベース板を下方に押圧する押圧部材を備える一方、前記マザーブロックから前記ベース板を剥離する際に、前記ベース板の下面に当接する当接部材を備えていないた剥離機構部と
を具備し、
前記第1の吸引手段により前記マザーブロックを保持し、前記第2の吸引手段により前記ベース板を保持した状態で、前記剥離機構部の前記押圧部材を、前記ベース板の上面の一方端側の前記マージン領域に当接させ、下方に押圧して前記ベース板の一方端側を湾曲させることにより、前記ベース板の一方端側を前記マザーブロックから剥離させるとともに、前記押圧部材が、前記ベース板を押圧しつつ、前記マザーブロックの下面側を前記マザーブロックに接触することなく通過するような態様で、前記剥離機構部を、前記ベース板の一方端側から他方端側に移動させることにより、前記剥離機構部の移動に伴って、前記マザーブロックから前記ベース板を剥離させるように構成されていること
を特徴とする剥離装置。 - 可撓性を有するベース板上に形成された、グリーンシートを積層してなるマザーブロックを、前記ベース板から剥離するための剥離装置であって、
(a)ベース板の上面の周辺部に所定のマージン領域を残すようにして、前記ベース板上に形成された、グリーンシートを積層してなるマザーブロックの上面を吸引して、前記マザーブロックを保持する第1の吸引手段と、
(b)前記ベース板の上面の、前記マザーブロックが形成された領域の外側の前記マージン領域を吸引して、前記ベース板を保持する第2の吸引手段と、
(c)前記ベース板の上面に当接し、前記ベース板を下方に押圧する押圧部材と、前記ベース板の下面に当接する当接部材と、前記押圧部材と前記当接部材とを所定の位置関係に保持し、前記押圧部材と前記当接部材とが前記ベース板の上面および下面に当接した状態で、前記ベース板の一方端側から他方端側に移動させる本体機構部とを備えた剥離機構部と
を具備し、
前記第1の吸引手段により前記マザーブロックを保持し、前記第2の吸引手段により前記ベース板を保持した状態で、前記押圧部材を前記ベース板の上面の、一方端側の前記マージン領域に当接させ、下方に押圧して、前記ベース板の一方端側が湾曲し、かつ、前記当接部材が前記ベース板の一方端側の下面の、前記押圧部材の前記ベース板の上面への当接位置に対応する位置よりも、前記ベース板の他方端寄りの位置に当接した状態にするとともに、前記押圧部材と前記当接部材とを所定の位置関係に保持した状態で、かつ、前記押圧部材が、前記ベース板を押圧しつつ、前記マザーブロックの下面側を前記マザーブロックに接触することなく通過するような態様で、前記剥離機構部を、前記ベース板の一方端側から他方端側に移動させることにより、前記剥離機構部の移動に伴って、前記ベース板の上面と前記マザーブロックの下面のなす角度である剥離角度を一定に保ちつつ、前記マザーブロックから前記ベース板を剥離させるように構成されていること
を特徴とする剥離装置。 - 前記押圧部材により、前記ベース板の前記一方端側を下方に押圧して、前記ベース板を湾曲させる前の時点では、前記当接部材が前記ベース板の下面に当接せず、前記ベース板の前記一方端側が下方に押圧されて湾曲した時点で前記当接部材が前記ベース板の前記一方端側の下面に当接するように構成されていることを特徴とする請求項2記載の剥離装置。
- 前記ベース板がステンレス鋼からなる板状部材であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の剥離装置。
- 前記押圧部材がローラであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の剥離装置。
- 前記当接部材がローラであることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の剥離装置。
- 前記マザーブロックがセラミック電子部品の製造に用いられる、セラミックグリーンシートの積層体であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の剥離装置。
- 前記セラミック電子部品が積層セラミックコンデンサであることを特徴とする請求項7記載の剥離装置。
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JP2009192753A JP5418063B2 (ja) | 2009-08-24 | 2009-08-24 | 剥離装置 |
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