JPH10316267A - シート供給装置 - Google Patents
シート供給装置Info
- Publication number
- JPH10316267A JPH10316267A JP12977797A JP12977797A JPH10316267A JP H10316267 A JPH10316267 A JP H10316267A JP 12977797 A JP12977797 A JP 12977797A JP 12977797 A JP12977797 A JP 12977797A JP H10316267 A JPH10316267 A JP H10316267A
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- JP
- Japan
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- sheet
- contact
- sheets
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Abstract
(57)【要約】
【課題】収納箱に積層状態で収納されたシートパレット
を上位側から取り出す際、裏面側に下位のシートパレッ
トが密着していても、そのシートパレットとの間が開く
ようにして上下のシートパレットを離し、シートパレッ
トを一枚ずつ確実に取り出して同時供給や位置ズレした
供給が行われないようにする。 【解決手段】積層状態にした複数枚のシート４を収納し
上方が開放された収納箱２に、シート４の側縁４ａが摺
接可能に接触する接触部１１と、シート４の側縁４ａに
向けて圧縮空気を吹き付ける空気供給部１２とを設け
た。
を上位側から取り出す際、裏面側に下位のシートパレッ
トが密着していても、そのシートパレットとの間が開く
ようにして上下のシートパレットを離し、シートパレッ
トを一枚ずつ確実に取り出して同時供給や位置ズレした
供給が行われないようにする。 【解決手段】積層状態にした複数枚のシート４を収納し
上方が開放された収納箱２に、シート４の側縁４ａが摺
接可能に接触する接触部１１と、シート４の側縁４ａに
向けて圧縮空気を吹き付ける空気供給部１２とを設け
た。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は積層されたシートパ
レットなどの複数枚のシートから一枚ずつ取り出す装置
に関するものである。
レットなどの複数枚のシートから一枚ずつ取り出す装置
に関するものである。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】近年、フォークリフト
を用いた荷物の荷役作業を行う場合や各種材料、製品な
どを貯蔵したり輸送したりする場合に、それらの作業を
効率良く行う目的として厚さ２ｍｍ程度で可撓性に富ん
だ合成樹脂製のシートパレットが多く利用されるように
なってきている。このシートパレットにあっては従来の
木製パレットなどに比べて薄形となっていることから、
複数枚を積層して数多くのシートパレットを一体的に取
り扱え、そして、この積層されたシートパレットを荷物
搬送ライン脇などに置いてシートパレットを順次、一枚
ずつ取り出し、その上に荷物を乗せ置く連続的な作業工
程を組み易くなってきている。このような状況から、積
層されたシートパレットを一枚ずつ取り出す供給装置が
提案されている。
を用いた荷物の荷役作業を行う場合や各種材料、製品な
どを貯蔵したり輸送したりする場合に、それらの作業を
効率良く行う目的として厚さ２ｍｍ程度で可撓性に富ん
だ合成樹脂製のシートパレットが多く利用されるように
なってきている。このシートパレットにあっては従来の
木製パレットなどに比べて薄形となっていることから、
複数枚を積層して数多くのシートパレットを一体的に取
り扱え、そして、この積層されたシートパレットを荷物
搬送ライン脇などに置いてシートパレットを順次、一枚
ずつ取り出し、その上に荷物を乗せ置く連続的な作業工
程を組み易くなってきている。このような状況から、積
層されたシートパレットを一枚ずつ取り出す供給装置が
提案されている。
【０００３】図７と図８はそのシート供給装置１を示し
ていて、このシート供給装置１は上方が取り出し口とし
て開放された収納箱２と収納箱２から取り出したシート
パレットなどのシートを所要の方向に搬送するシート取
り出し手段３とから構成されている。前記収納箱２は積
層されたシート４を収め入れることができる内部形状と
され、また、シート取り出し手段３にあっては、バキュ
ーム器５と、このバキューム器５を収納箱２の上から所
要位置、例えば、図示のように搬送コンベヤ６の上まで
の間で移動させるように上下移動体７ａと横移動体７ｂ
と支承フレーム７ｃを組み合わせた移動器７とからなる
ものであり、このシート供給装置１では、収納箱２の上
方から前記バキューム器５が降り、上位のシート４を吸
引保持しながら上昇し、所要の高さ位置まで上昇した後
に搬送コンベヤ６側に移動し、そして、バキューム器５
が搬送コンベヤの上から降下してシート４をその搬送コ
ンベヤ６に解放して、再び、収納箱２の上方に復帰する
ように設けられている。このような動作を繰り返すこと
で収納箱２から一枚ずつシート４が人手を介することな
く取り出されるようにしていた。なお、上記シート供給
装置１は荷物搬送ラインに付設されるだけでなく、シー
ト洗浄装置に順にシートパレットを送り出すためにも使
用されている。
ていて、このシート供給装置１は上方が取り出し口とし
て開放された収納箱２と収納箱２から取り出したシート
パレットなどのシートを所要の方向に搬送するシート取
り出し手段３とから構成されている。前記収納箱２は積
層されたシート４を収め入れることができる内部形状と
され、また、シート取り出し手段３にあっては、バキュ
ーム器５と、このバキューム器５を収納箱２の上から所
要位置、例えば、図示のように搬送コンベヤ６の上まで
の間で移動させるように上下移動体７ａと横移動体７ｂ
と支承フレーム７ｃを組み合わせた移動器７とからなる
ものであり、このシート供給装置１では、収納箱２の上
方から前記バキューム器５が降り、上位のシート４を吸
引保持しながら上昇し、所要の高さ位置まで上昇した後
に搬送コンベヤ６側に移動し、そして、バキューム器５
が搬送コンベヤの上から降下してシート４をその搬送コ
ンベヤ６に解放して、再び、収納箱２の上方に復帰する
ように設けられている。このような動作を繰り返すこと
で収納箱２から一枚ずつシート４が人手を介することな
く取り出されるようにしていた。なお、上記シート供給
装置１は荷物搬送ラインに付設されるだけでなく、シー
ト洗浄装置に順にシートパレットを送り出すためにも使
用されている。
【０００４】しかしながら、上記構成のシート供給装置
では収納箱に複数枚のシートを積層して収納しているた
めに上下のシートが密着することがある。例えば、この
シート供給装置にてシートパレットの取り出しを行うよ
うにする場合、シートパレットが未使用であると重なっ
たシートパレットがぴったりとくっつき易く、濡れたシ
ートパレットを積み重ねた場合でも重なったシートパレ
ットが密着し易いものとなっていた。そして、このよう
な密着状態となったシートパレットを上記シート取り出
し手段で引き上げた際に、二枚のシートパレットを搬送
コンベヤなどへ同時供給してしまうという問題がある。
また、シート取り出し手段で搬送コンベヤへ移している
途中で裏面側に密着していたシートパレットが落下して
収納箱からやや外れた状態でその収納箱上に残り、次の
取り出し動作でこのズレたシートパレットが取り出され
て供給され、その結果、搬送コンベヤ上で位置ズレした
状態のまま送り出されて下流側の機器に不具合を生じさ
せるという問題が発生していた。そこで本発明は上記事
情に鑑み、収納箱に積層状態で収納されたシートパレッ
トを上位側から取り出す際、裏面側に下位のシートパレ
ットが密着していても、そのシートパレットとの間が開
くようにして上下のシートパレットを離すことを課題と
し、シートパレットを一枚ずつ確実に取り出して同時供
給や位置ズレした供給が行われないようにすることを目
的とする。
では収納箱に複数枚のシートを積層して収納しているた
めに上下のシートが密着することがある。例えば、この
シート供給装置にてシートパレットの取り出しを行うよ
うにする場合、シートパレットが未使用であると重なっ
たシートパレットがぴったりとくっつき易く、濡れたシ
ートパレットを積み重ねた場合でも重なったシートパレ
ットが密着し易いものとなっていた。そして、このよう
な密着状態となったシートパレットを上記シート取り出
し手段で引き上げた際に、二枚のシートパレットを搬送
コンベヤなどへ同時供給してしまうという問題がある。
また、シート取り出し手段で搬送コンベヤへ移している
途中で裏面側に密着していたシートパレットが落下して
収納箱からやや外れた状態でその収納箱上に残り、次の
取り出し動作でこのズレたシートパレットが取り出され
て供給され、その結果、搬送コンベヤ上で位置ズレした
状態のまま送り出されて下流側の機器に不具合を生じさ
せるという問題が発生していた。そこで本発明は上記事
情に鑑み、収納箱に積層状態で収納されたシートパレッ
トを上位側から取り出す際、裏面側に下位のシートパレ
ットが密着していても、そのシートパレットとの間が開
くようにして上下のシートパレットを離すことを課題と
し、シートパレットを一枚ずつ確実に取り出して同時供
給や位置ズレした供給が行われないようにすることを目
的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を考慮
ししてなされたもので、積層状態にした複数枚のシート
を収納し上方が開放された収納箱と、上方から前記シー
トに吸着して上方に引き上げて搬送するシート取り出し
手段とからなり、前記収納箱に、該収納箱に収納された
シートの側縁が摺接可能に接触する接触部を設けたこと
を特徴とするシート供給装置を提供して、上記課題を解
消するものである。そして、シート引き上げ位置の近傍
に上記接触部が配置されていることが良好であり、上記
シートの側縁に向けて圧縮空気を吹き付ける空気供給部
を設けることが良好である。さらに、上記シート取り出
し手段で引き上げられるシートの側縁が摺接する接触部
の高さ位置に、上記空気供給部が配置されていることが
良好であり、シート引き上げ位置の近傍に上記空気供給
部が配置されていることが良好である。そして、上記接
触部が、ブラシ、スプリング、またはゴム材であること
が良好である。
ししてなされたもので、積層状態にした複数枚のシート
を収納し上方が開放された収納箱と、上方から前記シー
トに吸着して上方に引き上げて搬送するシート取り出し
手段とからなり、前記収納箱に、該収納箱に収納された
シートの側縁が摺接可能に接触する接触部を設けたこと
を特徴とするシート供給装置を提供して、上記課題を解
消するものである。そして、シート引き上げ位置の近傍
に上記接触部が配置されていることが良好であり、上記
シートの側縁に向けて圧縮空気を吹き付ける空気供給部
を設けることが良好である。さらに、上記シート取り出
し手段で引き上げられるシートの側縁が摺接する接触部
の高さ位置に、上記空気供給部が配置されていることが
良好であり、シート引き上げ位置の近傍に上記空気供給
部が配置されていることが良好である。そして、上記接
触部が、ブラシ、スプリング、またはゴム材であること
が良好である。
【０００６】
【発明の実施の形態】つぎに本発明を図１から図６に示
す実施の形態に基づいて詳細に説明する。なお、図７，
８に示す従来例と構成が重複する部分は同符号を付して
その説明を省略する。図１と図２は本発明の第一の例を
示している。図示されているように、収納箱２に積層し
た状態で収納される複数枚のシート４に対して、シート
取り出し手段３のバキューム器５の引き上げ位置８は、
収納箱２の一方の側壁側に寄った状態にして設定されて
おり、上位のシート４はそのシートの一方の側辺側から
前記バキューム器５に吸引保持された状態にして上方に
引き上げられるように設けている。そして、前記引き上
げ位置８に近い収納箱２の三方の側壁９それぞれには、
やや縦長とし開口された取付孔を通して収納箱２の内方
に向けてブラシ１０からなる接触部１１が取り付けら
れ、それぞれの接触部１１は前記引き上げ位置に近い位
置に配置され、収納箱２の高さ方向では、シート集積上
限位置から下方の所要の位置までの範囲に亘って配置さ
れている。この接触部１１を構成するブラシ１０は収納
箱２の内方側に比較的硬質の植毛部分が位置しており、
収納箱２の内部に収納されたシート４の三方の側縁４ａ
がこの接触部１１に摺接可能に接触するものである。
す実施の形態に基づいて詳細に説明する。なお、図７，
８に示す従来例と構成が重複する部分は同符号を付して
その説明を省略する。図１と図２は本発明の第一の例を
示している。図示されているように、収納箱２に積層し
た状態で収納される複数枚のシート４に対して、シート
取り出し手段３のバキューム器５の引き上げ位置８は、
収納箱２の一方の側壁側に寄った状態にして設定されて
おり、上位のシート４はそのシートの一方の側辺側から
前記バキューム器５に吸引保持された状態にして上方に
引き上げられるように設けている。そして、前記引き上
げ位置８に近い収納箱２の三方の側壁９それぞれには、
やや縦長とし開口された取付孔を通して収納箱２の内方
に向けてブラシ１０からなる接触部１１が取り付けら
れ、それぞれの接触部１１は前記引き上げ位置に近い位
置に配置され、収納箱２の高さ方向では、シート集積上
限位置から下方の所要の位置までの範囲に亘って配置さ
れている。この接触部１１を構成するブラシ１０は収納
箱２の内方側に比較的硬質の植毛部分が位置しており、
収納箱２の内部に収納されたシート４の三方の側縁４ａ
がこの接触部１１に摺接可能に接触するものである。
【０００７】図中１２は空気供給部であり、この空気供
給部１２は、上記接触部１１に近接する位置において収
納箱２の側壁９にホース１３を貫通させ、そのホース１
３にコンプレッサなどの圧縮空気供給源１４から空気が
圧送されて、収納箱２の内部に臨むホース端からシート
４の側縁４ａに向けて空気を吹き付けるようにしたもの
である。この空気供給部１２も接触部１１と同じように
上記引き上げ位置８に近い位置に配置され、収納箱２の
高さ方向ではシートの集積上限高さ部分に配置されてい
る。
給部１２は、上記接触部１１に近接する位置において収
納箱２の側壁９にホース１３を貫通させ、そのホース１
３にコンプレッサなどの圧縮空気供給源１４から空気が
圧送されて、収納箱２の内部に臨むホース端からシート
４の側縁４ａに向けて空気を吹き付けるようにしたもの
である。この空気供給部１２も接触部１１と同じように
上記引き上げ位置８に近い位置に配置され、収納箱２の
高さ方向ではシートの集積上限高さ部分に配置されてい
る。
【０００８】このように収納箱２の内方側に接触部１１
が配置され、この接触部１１にシート４の側縁４ａが接
触していることから、上記シート取り出し手段３によっ
て上位のシート４を引き上げると、そのシート４の側縁
４ａが接触部１１に摺接しながら上方に移動するように
なる。図３に示すように、引き上げ時に、吸引保持され
て引き上げられるシート４の裏面側に下位のシート４′
が密着しているような場合、引き上げられるシート４と
密着したシート４′とのそれぞれの側縁４ａ，４ａ′が
若干、上方移動し始めるようになるが、密着したシート
４′の側縁４ａ′も接触部１１に摺接しており、両シー
ト４，４′の側縁４ａ，４ａ′が共に接触部１１によっ
て下方に向く抵抗を受け、下位のシート４′は直接には
シート取り出し手段に保持されているものではないから
前記抵抗によって両シート４，４′の間が側縁４ａ，４
ａ′から上下に開くようになる。そして、上記空気供給
部１２からの空気が開いた側縁の間に吹き入れられるよ
うになり、引き上げられるシート４と密着したシート
４′との間が大きく開き、密着で引き上げられようとし
ていたシート４′は積層状態の上位側に戻るようにな
る。これによってシート取り出し手段３で引き上げられ
るシート４は確実に一枚のみとなり、収納箱から適正に
取り出されて所要方向へ搬送される。
が配置され、この接触部１１にシート４の側縁４ａが接
触していることから、上記シート取り出し手段３によっ
て上位のシート４を引き上げると、そのシート４の側縁
４ａが接触部１１に摺接しながら上方に移動するように
なる。図３に示すように、引き上げ時に、吸引保持され
て引き上げられるシート４の裏面側に下位のシート４′
が密着しているような場合、引き上げられるシート４と
密着したシート４′とのそれぞれの側縁４ａ，４ａ′が
若干、上方移動し始めるようになるが、密着したシート
４′の側縁４ａ′も接触部１１に摺接しており、両シー
ト４，４′の側縁４ａ，４ａ′が共に接触部１１によっ
て下方に向く抵抗を受け、下位のシート４′は直接には
シート取り出し手段に保持されているものではないから
前記抵抗によって両シート４，４′の間が側縁４ａ，４
ａ′から上下に開くようになる。そして、上記空気供給
部１２からの空気が開いた側縁の間に吹き入れられるよ
うになり、引き上げられるシート４と密着したシート
４′との間が大きく開き、密着で引き上げられようとし
ていたシート４′は積層状態の上位側に戻るようにな
る。これによってシート取り出し手段３で引き上げられ
るシート４は確実に一枚のみとなり、収納箱から適正に
取り出されて所要方向へ搬送される。
【０００９】図４は第二の例を示しており、上記接触部
１１がスプリング１５によって形成されている例を示し
ている。このスプリング１５による接触部１１でも上記
第一の例と同じように、シート取り出し手段による引き
上げ開始時に上下密着状態となってシート４が引き上げ
られそうになっても、シート４の側縁から上下に引き分
けられ、空気供給部１２から吹き入れられる空気によっ
て上下のシートが確実に別れるようにしている。
１１がスプリング１５によって形成されている例を示し
ている。このスプリング１５による接触部１１でも上記
第一の例と同じように、シート取り出し手段による引き
上げ開始時に上下密着状態となってシート４が引き上げ
られそうになっても、シート４の側縁から上下に引き分
けられ、空気供給部１２から吹き入れられる空気によっ
て上下のシートが確実に別れるようにしている。
【００１０】図５と図６とは第三の例を示している。こ
の例においては収納箱２の開口周縁の内、引き上げ位置
８に近い三方の側壁９に沿うようにして、ゴム材１６か
らなる接触部１１が配置されている。前記ゴム材１６
は、例えばゴム板や帯ゴムなどを材料としているもの
で、そして、シート取り出し手段で引き上げられるシー
ト４の側縁４ａが摺接して接触するように、そのゴム材
１６を開口周縁の一辺に亘って連続して取り付けるとと
もに、前記一辺から両側の辺にかけて斜めに掛け渡すよ
うにして取り付けており、このようにして連続した三辺
の開口周縁に接触部１１を配置している。ゴム材からな
る接触部１１を備える第三の例では、その接触部１１の
下方近傍やその接触部１１が配置されている高さ位置
（同じ高さ位置である場合、ゴム材にホースを貫通させ
るなどして設けられる）に空気供給部１２を配置してお
り、上述した実施例と同じように密着状態で複数枚のシ
ート４が引き上げられるようになっても、それらのシー
ト４の側縁がゴム材からなる接触部１１に摺接する時点
で上下に引き分けられるようになり、そして、この引き
分けられたシートの間に空気供給部からの空気が入り込
み、シート取り出し手段で引き上げられるシートとその
下位のシートとが分けられるようになり、シート取り出
し手段で引き上げられるシートは適正に一枚の状態で取
り出され、密着していたシートは積層状態となっている
シートの上に戻るようになる。
の例においては収納箱２の開口周縁の内、引き上げ位置
８に近い三方の側壁９に沿うようにして、ゴム材１６か
らなる接触部１１が配置されている。前記ゴム材１６
は、例えばゴム板や帯ゴムなどを材料としているもの
で、そして、シート取り出し手段で引き上げられるシー
ト４の側縁４ａが摺接して接触するように、そのゴム材
１６を開口周縁の一辺に亘って連続して取り付けるとと
もに、前記一辺から両側の辺にかけて斜めに掛け渡すよ
うにして取り付けており、このようにして連続した三辺
の開口周縁に接触部１１を配置している。ゴム材からな
る接触部１１を備える第三の例では、その接触部１１の
下方近傍やその接触部１１が配置されている高さ位置
（同じ高さ位置である場合、ゴム材にホースを貫通させ
るなどして設けられる）に空気供給部１２を配置してお
り、上述した実施例と同じように密着状態で複数枚のシ
ート４が引き上げられるようになっても、それらのシー
ト４の側縁がゴム材からなる接触部１１に摺接する時点
で上下に引き分けられるようになり、そして、この引き
分けられたシートの間に空気供給部からの空気が入り込
み、シート取り出し手段で引き上げられるシートとその
下位のシートとが分けられるようになり、シート取り出
し手段で引き上げられるシートは適正に一枚の状態で取
り出され、密着していたシートは積層状態となっている
シートの上に戻るようになる。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシート供
給装置によれば、積層状態にした複数枚のシートを収納
し上方が開放された収納箱と、上方から前記シートに吸
着して上方に引き上げて搬送するシート取り出し手段と
からなり、前記収納箱に、該収納箱に収納されたシート
の側縁が摺接可能に接触する接触部を設けたことを特徴
とするものである。このようにシートの引き上げに際し
て密着したシートに対して強制的に引き分ける手段を備
えるようにしているため、収納箱内で密着状態になって
いたシートであっても確実に一枚ずつ取り出すことがで
き、従来の密着による同時供給や位置ズレ搬送を防止す
ることができる。そして、シートの分離機構が極めて簡
単であることからシートの適正供給ができるシート供給
装置に安価に製造できるなど、実用性に優れた効果を奏
するものである。
給装置によれば、積層状態にした複数枚のシートを収納
し上方が開放された収納箱と、上方から前記シートに吸
着して上方に引き上げて搬送するシート取り出し手段と
からなり、前記収納箱に、該収納箱に収納されたシート
の側縁が摺接可能に接触する接触部を設けたことを特徴
とするものである。このようにシートの引き上げに際し
て密着したシートに対して強制的に引き分ける手段を備
えるようにしているため、収納箱内で密着状態になって
いたシートであっても確実に一枚ずつ取り出すことがで
き、従来の密着による同時供給や位置ズレ搬送を防止す
ることができる。そして、シートの分離機構が極めて簡
単であることからシートの適正供給ができるシート供給
装置に安価に製造できるなど、実用性に優れた効果を奏
するものである。
【図１】本発明に係るシート供給装置の第一の例を側方
から示す説明図である。
から示す説明図である。
【図２】第一の例を上方から示す説明図である。
【図３】第一の例における接触部を示す説明図である。
【図４】第二の例における接触部を示す説明図である。
【図５】第三の例を側方から示す説明図である。
【図６】第三の例を上方から示す説明図である。
【図７】従来の例を側方から示す説明図である。
【図８】同じく従来の例を上方から示す説明図である。
１…シート供給装置 ２…収納箱 ３…シート取り出し手段 ４，４′…シート ８…引き上げ位置 ９…側壁 １１…接触部 １２…空気供給部
Claims (6)
- 【請求項１】積層状態にした複数枚のシートを収納し上
方が開放された収納箱と、上方から前記シートに吸着し
て上方に引き上げて搬送するシート取り出し手段とから
なり、 前記収納箱に、該収納箱に収納されたシートの側縁が摺
接可能に接触する接触部を設けたことを特徴とするシー
ト供給装置。 - 【請求項２】シート引き上げ位置の近傍に上記接触部が
配置されている請求項１に記載のシート供給装置。 - 【請求項３】上記シートの側縁に向けて圧縮空気を吹き
付ける空気供給部を設けた請求項１または２に記載のシ
ート供給装置。 - 【請求項４】上記シート取り出し手段で引き上げられる
シートの側縁が摺接する接触部の高さ位置に、上記空気
供給部が配置されている請求項３に記載のシート供給装
置。 - 【請求項５】シート引き上げ位置の近傍に上記空気供給
部が配置されている請求項３または４に記載のシート供
給装置。 - 【請求項６】上記接触部が、ブラシ、スプリング、また
はゴム材である請求項１から５のいずれか一項に記載の
シート供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12977797A JPH10316267A (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | シート供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12977797A JPH10316267A (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | シート供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10316267A true JPH10316267A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15017968
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12977797A Pending JPH10316267A (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | シート供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10316267A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2010126362A (ja) * | 2008-12-01 | 2010-06-10 | K D K Kk | 二枚差し防止機構 |
| JP2010265104A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Duplo Seiko Corp | 紙葉類供給装置 |
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| JP2011157186A (ja) * | 2010-02-01 | 2011-08-18 | Suntory Holdings Ltd | 中仕切り待機装置及び紙パック段積み搬送設備 |
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| KR101357692B1 (ko) * | 2007-03-06 | 2014-02-05 | 엘지디스플레이 주식회사 | 편광판 이재장비 및 편광판 이재방법 |
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| KR20210128932A (ko) * | 2020-04-19 | 2021-10-27 | (주)엔피에스 | 필름 공급 장치 |
-
1997
- 1997-05-20 JP JP12977797A patent/JPH10316267A/ja active Pending
Cited By (10)
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