JP2002068768A - ガラス板の加工装置 - Google Patents

ガラス板の加工装置

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JP2002068768A
JP2002068768A JP2000264535A JP2000264535A JP2002068768A JP 2002068768 A JP2002068768 A JP 2002068768A JP 2000264535 A JP2000264535 A JP 2000264535A JP 2000264535 A JP2000264535 A JP 2000264535A JP 2002068768 A JP2002068768 A JP 2002068768A
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glass plate
cutting line
moving
grinding
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JP2000264535A
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Shigeru Bando
茂 坂東
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Bando Kiko Co Ltd
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Bando Kiko Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/02Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor
    • C03B33/023Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor the sheet or ribbon being in a horizontal position
    • C03B33/03Glass cutting tables; Apparatus for transporting or handling sheet glass during the cutting or breaking operations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G2249/00Aspects relating to conveying systems for the manufacture of fragile sheets
    • B65G2249/04Arrangements of vacuum systems or suction cups

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  • Materials Engineering (AREA)
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ガラス板を正確に搬送でき、ガラス板の加工
精度を向上させることのできるガラス板の加工装置を提
供すること。 【解決手段】 ガラス板2を支持する支持手段13と、
支持手段13に支持されたガラス板2を加工する加工手
段6と、ガラス板2を順次搬送する搬送手段14とを具
備しており、搬送手段14は、ガラス板2を保持する保
持台7と、保持台7に配されたネジ山及びネジ山に係合
するネジ山を有し、ネジ山を回転及びその回転を停止さ
せて、保持台7を移動及び停止させる移動停止手段11
と、移動停止手段11において、ネジ山の回転が停止さ
れる前に、移動される保持台7の移動エネルギーを吸収
する吸収手段12とを具備しているガラス板の加工装置
1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、一般建造
物等に用いられるガラス板を加工するガラス板の加工装
置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】ガラス板に切り線を形
成する切り線形成ヘッドと、切り線が形成されたガラス
板をその切り線に沿って折り割る折り割りヘッドと、折
り割られたガラス板の周縁を研削する研削ヘッドと、ガ
ラス板を支持する切り線形成用支持台、研削用支持台及
び両支持台間に配された折り割り用支持ベルトコンベア
装置と、ガラス板を吸着する吸盤及びこの吸盤を上昇及
び下降させるエアシリンダを取り付けているスライダ
を、電動モータ、ネジ軸及びナット等を用いて移動及び
停止させて、ガラス板を切り線形成用支持台、支持ベル
トコンベア装置及び研削用支持台上に順次搬送する搬送
手段とを具備しており、切り線形成ヘッド及び研削ヘッ
ドをX方向に互いに同期して移動させ、且つ、切り線形
成用支持台及び研削用支持台を、電動モータ、ネジ軸及
びナット等を用いてX方向に直交するY方向に互いに同
期して移動させながら、切り線形成用支持台上のガラス
板に切り線を形成し、研削用支持台上のガラス板の周縁
を研削すると共に、折り割りヘッドをX方向及びY方向
に移動させながら支持ベルトコンベア装置上のガラス板
を折り割るようになっているガラス板の加工装置は知ら
れている。
【0003】しかし、上記のようなガラス板の加工装置
では、吸盤やエアシリンダ等を取り付けているスライダ
は、相当の重量を有しているため、このスライダをネジ
軸及びナット等を用いて移動させるだけであっても、ネ
ジ軸及びナットの摩擦により、当該ネジ軸等に摩擦熱が
生じるが、特に、スライダの停止制動中に、このスライ
ダにかかる慣性力により、ネジ軸とナットとの摩擦力が
著しく増大してしまい、摩擦熱によりネジ軸等が熱膨張
して伸びてしまう虞があり、ガラス板を正確な位置に搬
送するのが困難であり、更には、ガラス板の正確な位置
決めが困難であるため、ガラス板を加工する加工精度を
も向上させるのが困難である。
【0004】また、上記のようなガラス板の加工装置で
は、電動モータの作動誤差やネジ軸及びナットのバック
ラッシュ等により、切り線形成用支持台及び研削用支持
台の夫々のY方向への移動に誤差が生じてしまい、切り
線形成用支持台及び研削用支持台を正確に同期させてY
方向に移動させるのが難しく、而して、加工中における
ガラス板の位置決め精度を向上させるのが困難である。
そこで、切り線形成用支持台及び研削用支持台を連結板
を介して連結し、両支持台を一体的にY方向に移動させ
ることにより、切り線形成用支持台と研削用支持台とを
互いに同期して移動させるようになっているガラス板の
加工装置が考えられるが、切り線形成用支持台と研削用
支持台との間には、支持ベルトコンベア装置が配されて
いるため、連結板と支持ベルトコンベア装置との干渉を
回避しなければならない。当該干渉を回避するために
は、例えば、支持ベルトコンベア装置の無端ベルトをY
方向に長く伸ばして張設し、当該支持コンベア装置のY
方向における両端側に支柱を介して設置し、当該支柱間
に連結板を通したガラス板の加工装置が考えられる。し
かしながら、このガラス板の加工装置では、支持ベルト
コンベア装置の無端ベルトがY方向に長く伸ばされて張
設されるため、当該無端ベルト上のガラス板を折り割る
際に、この無端ベルト等が撓んでしまい、ガラス板を確
実に支持し難く、而して、ガラス板の加工精度を向上さ
せるのが困難である。
【0005】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、ガラス板を正確に搬
送でき、且つ、ガラス板の加工精度を向上させることの
できるガラス板の加工装置を提供することにある。
【0006】また、本発明の他の目的とするところは、
各支持台相互間の位置ずれをなくすとともに、ガラス板
を確実に支持でき、而して、ガラス板の加工精度を向上
させることのできるガラス板の加工装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のガラス板の加工
装置は、ガラス板を支持する支持手段と、支持手段に支
持されたガラス板を加工する加工手段と、ガラス板を順
次搬送する搬送手段とを具備しており、搬送手段は、ガ
ラス板を保持する保持台と、この保持台に配された一方
の凸部及び一方の凸部に係合する他方の凸部を有し、一
方の凸部及び他方の凸部のうちのいずれか一方を移動及
び停止させて、保持台を移動及び停止させる移動停止手
段と、この移動停止手段において、一方の凸部及び他方
の凸部のうちのいずれか一方の移動が停止される前に、
移動される保持台の移動エネルギーを吸収する吸収手段
とを具備している。
【0008】本発明のガラス板の加工装置によれば、ガ
ラス板を支持する支持手段と、支持手段に支持されたガ
ラス板を加工する加工手段と、ガラス板を順次搬送する
搬送手段とを具備しており、搬送手段は、ガラス板を保
持する保持台と、この保持台に配された一方の凸部及び
一方の凸部に係合する他方の凸部を有し、一方の凸部及
び他方の凸部のうちのいずれか一方を移動及び停止させ
て、保持台を移動及び停止させる移動停止手段と、この
移動停止手段において、一方の凸部及び他方の凸部のう
ちのいずれか一方の移動が停止される前に、移動される
保持台の移動エネルギーを吸収する吸収手段とを具備し
ているため、例えば、ネジ軸及びナット等を用いて保持
台を移動及び停止させる移動停止手段を具備しているガ
ラス板の加工装置である場合に、移動停止手段による保
持台の停止制動中、即ち、保持台の減速中に、保持台に
かかる慣性力を吸収して、ネジ軸とナットとの摩擦を軽
減させて、摩擦熱が生じるのを抑えることができ、而し
て、ガラス板を正確に搬送でき、ひいては、ガラス板の
加工精度をも向上させることができる。
【0009】本発明のガラス板の加工装置の吸収手段
は、好ましくは、一方の凸部及び他方の凸部のうちのい
ずれか一方の移動が減速される以後、保持台の移動エネ
ルギーを吸収するようになっている。
【0010】本発明のガラス板の加工装置の吸収手段
は、好ましくは、ガラス板の搬送方向に対向する対向方
向から保持台に当接して、搬送方向に移動される保持台
の移動エネルギーを吸収する第一の吸収装置を具備して
いる。当該第一の吸収装置は、好ましくは、バネ、ゴム
又は油圧若しくは空気圧シリンダを用いて保持台の移動
エネルギーを吸収するようになっている。
【0011】本発明のガラス板の加工装置の吸収手段
は、好ましくは、ガラス板の搬送方向から保持台に当接
して、搬送方向に対向する対向方向に移動される保持台
の移動エネルギーを吸収する第二の吸収装置を具備して
いる。当該第二の吸収装置は、好ましくは、バネ、ゴム
又は油圧若しくは空気圧シリンダを用いて保持台の移動
エネルギーを吸収するようになっている。
【0012】本発明のガラス板の加工装置の移動停止手
段は、好ましくは、ネジ軸と、このネジ軸に螺合したナ
ットとを具備しており、ネジ軸及びナットは、一方の凸
部及び他方の凸部のうちのいずれか一方としてのネジ山
を夫々有している。
【0013】本発明のガラス板の加工装置の保持台は、
好ましくは、ガラス板を吸着する吸着装置を具備してお
り、この吸着装置によりガラス板の一方の面を吸着して
保持するようになっており、更に好ましくは、吸着装置
を上昇及び下降させる昇降装置をも具備している。
【0014】本発明のガラス板の加工装置の加工手段
は、好ましくは、ガラス板に切り線を形成する切り線形
成ヘッドと、切り線が形成されたガラス板をその切り線
に沿って折り割る折り割りヘッドと、折り割られたガラ
ス板の周縁を研削する研削ヘッドと、切り線形成ヘッ
ド、折り割りヘッド及び研削ヘッドをガラス板に対して
相対的に移動させる相対移動手段とを具備しており、当
該ガラス板の加工装置の支持手段は、好ましくは、切り
線が形成されるガラス板を支持する切り線形成用支持台
と、折り割られるガラス板を支持する折り割り用支持台
と、周縁が研削されるガラス板を支持する研削用支持台
とを具備しており、当該相対移動手段は、切り線形成用
支持台及び研削用支持台を互いに同期して移動させる支
持台移動装置を具備しており、当該支持台移動装置は、
切り線形成用支持台及び研削用支持台を互いに連結し、
且つ、折り割り用支持台が装着された連結板を具備して
おり、この連結板を移動させることにより、当該連結板
とともに、切り線形成用支持台及び研削用支持台を互い
に同期して移動させるようになっている。当該支持台移
動装置は、切り線形成用支持台及び研削用支持台を互い
に連結し、且つ、折り割り用支持台が装着された連結板
を具備しており、この連結板を移動させることにより、
当該連結板とともに、切り線形成用支持台及び研削用支
持台を互いに同期して移動させるようになっているた
め、連結板と折り割り用支持台とが干渉することなく、
例えば、折り割り用支持台がカレット排出用ベルトコン
ベアを用いて構成されている場合でも、かかるベルトを
長く伸ばして張設させることなく、当該ベルト上のガラ
ス板を折り割る際にも、ベルトが撓むのを抑えることが
でき、而して、各支持台相互間の位置ずれをなくすとと
もに、ガラス板を確実に支持でき、ひいては、ガラス板
の加工精度を向上させることができる。
【0015】本発明のガラス板の加工装置の加工手段
は、好ましくは、切り線形成ヘッド及び研削ヘッドを互
いに同期して旋回させる旋回手段を具備している。
【0016】本発明のガラス板の加工装置の相対移動手
段は、好ましくは、切り線形成ヘッド及び研削ヘッド
を、一の方向に互いに同期して移動させる移動装置を具
備しており、支持台移動装置は、切り線形成用支持台及
び研削用支持台を、一の方向に直交する他の一の方向に
移動させるようになっている。
【0017】本発明のガラス板の加工装置の折り割り用
支持台は、好ましくは、無端ベルトを具備しており、連
結板には、無端ベルト上に残存したガラス板のカレット
を排出するために、当該無端ベルトを走行させる走行手
段が設けられており、連結板は、当該折り割り用支持台
と、走行手段がとが配される凹所を形成している。
【0018】本発明の他のガラス板の加工装置は、ガラ
ス板に切り線を形成する切り線形成ヘッドと、切り線が
形成されたガラス板をその切り線に沿って折り割る折り
割りヘッドと、折り割られたガラス板の周縁を研削する
研削ヘッドと、切り線形成ヘッド、折り割りヘッド及び
研削ヘッドをガラス板に対して相対的に移動させる相対
移動手段と、切り線が形成されるガラス板を支持する切
り線形成用支持台と、折り割られるガラス板を支持する
折り割り用支持台と、周縁が研削されるガラス板を支持
する研削用支持台とを具備しており、相対移動手段は、
切り線形成用支持台及び研削用支持台を互いに同期して
移動させる支持台移動装置を具備しており、支持台移動
装置は、切り線形成用支持台及び研削用支持台を互いに
連結し、且つ、折り割り用支持台が装着された連結板を
具備しており、この連結板を移動させることにより、当
該連結板とともに、切り線形成用支持台及び研削用支持
台を互いに同期して移動させるようになっている。
【0019】本発明の他のガラス板の加工装置によれ
ば、ガラス板に切り線を形成する切り線形成ヘッドと、
切り線が形成されたガラス板をその切り線に沿って折り
割る折り割りヘッドと、折り割られたガラス板の周縁を
研削する研削ヘッドと、切り線形成ヘッド、折り割りヘ
ッド及び研削ヘッドをガラス板に対して相対的に移動さ
せる相対移動手段と、切り線が形成されるガラス板を支
持する切り線形成用支持台と、折り割られるガラス板を
支持する折り割り用支持台と、周縁が研削されるガラス
板を支持する研削用支持台とを具備しており、相対移動
手段は、切り線形成用支持台及び研削用支持台を互いに
同期して移動させる支持台移動装置を具備しており、支
持台移動装置は、切り線形成用支持台及び研削用支持台
を互いに連結し、且つ、折り割り用支持台が装着された
連結板を具備しており、この連結板を移動させることに
より、当該連結板とともに、切り線形成用支持台及び研
削用支持台を互いに同期して移動させるようになってい
るため、連結板と折り割り用支持台とが干渉することな
く、例えば、折り割り用支持台がカレット排出用ベルト
コンベアを用いて構成されている場合でも、かかるベル
トを長く伸ばして張設させることなく、当該ベルト上の
ガラス板を折り割る際にも、ベルトが撓むのを抑えるこ
とができ、而して、各支持台相互間の位置ずれをなくす
とともに、ガラス板を確実に支持でき、ひいては、ガラ
ス板の加工精度を向上させることができる。
【0020】本発明の他のガラス板の加工装置は、好ま
しくは、切り線形成ヘッド及び研削ヘッドを互いに同期
して旋回させる旋回手段を具備している。
【0021】本発明の他のガラス板の加工装置の相対移
動手段は、好ましくは、切り線形成ヘッド及び研削ヘッ
ドを、一の方向に互いに同期して移動させる移動装置を
具備しており、支持台移動装置は、切り線形成用支持台
及び研削用支持台を、一の方向に直交する他の一の方向
に移動させるようになっている。
【0022】本発明の他のガラス板の加工装置の折り割
り用支持台は、好ましくは、無端ベルトを具備してお
り、連結板には、無端ベルト上に残存したガラス板のカ
レットを排出するために、当該無端ベルトを走行させる
走行手段が設けられており、連結板は、当該折り割り用
支持台と、走行手段とが配される凹所を形成している。
【0023】本発明の他のガラス板の加工装置は、好ま
しくは、ガラス板を各支持台上に順次搬送するようにな
っている。
【0024】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を、図に
示す好ましい例に基づいて更に詳細に説明する。なお、
本発明はこれら例に何等限定されないのである。
【0025】図1から図12において、本例のガラス板
の加工装置1は、ガラス板2を支持する支持手段13
と、支持手段13に支持されたガラス板2を加工する加
工手段6と、ガラス板2を順次搬送する搬送手段14と
を具備しており、搬送手段14は、ガラス板2を保持す
る保持台7と、保持台7に配された凸部としての後述の
ネジ山161及びネジ山161に係合する凸部としての
後述のネジ山160を有し、ネジ山160を移動及び停
止、即ち、本例ではネジ山160を回転及びその回転を
停止させて、保持台7を移動及び停止させる移動停止手
段11と、移動停止手段11において、ネジ山160の
回転が停止される前に、移動される保持台7の移動エネ
ルギーを吸収する吸収手段12とを具備している。
【0026】支持手段13は、加工手段6により切り線
15が形成されるガラス板2を支持する切り線形成用支
持台3と、加工手段6により折り割られるガラス板2を
支持する折り割り用支持台4と、加工手段6により周縁
16が研削されるガラス板2を支持する研削用支持台5
と、加工されるべきガラス板2を支持する入り側の支持
台180と、加工されたガラス板2を支持する出側の支
持台181とを具備している。尚、切り線形成用支持台
3、折り割り用支持台4、研削用支持台5、支持台18
0及び支持台181は、これらが夫々支持したガラス板
2の上面31が夫々互いに面一となるように、且つ、夫
々互いにX方向で一定の間隔をもって、後述の連結板9
0に配されている。
【0027】切り線形成用支持台3は、連結板90に取
り付けられたテーブル20を具備しており、テーブル2
0は、ガラス板2の下面21全体を平面支持する広さを
有し、ガラス板2を平面支持するテーブル20の上面は
平坦に形成され、かつ、その上面にはシート(図示せ
ず)が固着されてガラス板2に傷を付けないように構成
されている。
【0028】折り割り用支持台4は、連結板90に支柱
22を介して装着された支持板23と、支持板23のX
方向に直交するY方向における一端に回転自在に取り付
けられたドラム24と、支持板23のY方向における他
端に回転自在に取り付けられたドラム25と、ドラム2
4及び25に掛け回された可撓性の無端ベルト26とを
具備しており、無端ベルト26上にガラス板2が載置さ
れるようになっている。
【0029】尚、連結板90には、折り割り用支持台4
の無端ベルト26上に残存したガラス板2のカレットを
排出するために、無端ベルト26をY方向に走行させる
走行手段27が設けられており、走行手段27は、連結
板90に取り付けられた電動モータ28と、電動モータ
28の出力回転軸をドラム24に連結するプーリ、ベル
ト等29とを具備しており、また、無端ベルト26の下
流端には、走行手段27により無端ベルト26上から排
出されたカレットを収容するカレット収容部30が設け
られている。
【0030】研削用支持台5は、連結板90に取り付け
られたガラス板2を吸着する吸着装置32を具備してお
り、真空吸引ポンプの作動により、配管弁を経て吸着装
置32上に載置されたガラス板2をその下面21より吸
引して、吸着するようになっている。
【0031】支持台180は、基台101に支持された
電動モータ200と、基台101にフレームを介して回
転自在に支持された駆動側のドラム201及び従動側の
ドラム202と、ドラム201及び202間に張設され
た複数の無端ベルト203と、ガラス板2の位置を決め
る位置決めローラ(図示せず)とを具備しており、電動
モータ200の出力回転軸はプーリー、ベルト等を介し
てドラム201に連結されている。支持台180は、電
動モータ200の作動により、プーリ、ベルト等を介し
てドラム201を回転させ、ドラム201及び202間
に張設された複数の無端ベルト203をX方向に走行さ
せるようになっている。
【0032】支持台181は、基台101に支持された
電動モータ204と、基台101にフレームを介して回
転自在に支持された駆動側のドラム205及び従動側の
ドラム206と、ドラム205及び206間に張設され
た複数の無端ベルト207とを具備しており、電動モー
タ204の出力回転軸はプーリー、ベルト等を介してド
ラム205に連結されている。支持台181は、電動モ
ータ204の作動により、プーリ、ベルト等を介してド
ラム205を回転させ、ドラム205及び206間に張
設された複数の無端ベルト207をX方向に走行させる
ようになっている。
【0033】加工手段6は、ガラス板2に切り線15を
形成する切り線形成ヘッド38と、切り線15が形成さ
れたガラス板2をその切り線15に沿って折り割る折り
割りヘッド39及び39aと、折り割られたガラス板2
の周縁16を研削する研削ヘッド40と、切り線形成ヘ
ッド38、折り割りヘッド39及び39a並びに研削ヘ
ッド40をガラス板2に対して相対的に移動させる相対
移動手段36と、切り線形成ヘッド38及び研削ヘッド
40を互いに同期して旋回させる旋回手段37とを具備
している。
【0034】切り線形成ヘッド38は、切り線形成用カ
ッタホイール41と、カッタホイール41を上昇及び下
降させるエアシリンダ42と、カッタホイール41の位
置を微少に調整する微調整機構43と、後述のシャフト
128の下端に取り付けられた掴み体44とを具備して
おり、エアシリンダ42は、X方向及びY方向に直交す
るZ方向に往復動自在なピストンロッドを有しており、
このピストンロッドの外部先端には、カッタホイール4
1が回転自在に取り付けられている。
【0035】微調整機構43は、掴み体44に回転自在
に取り付けられたX方向に伸びたネジ軸46と、ネジ軸
46に螺合したナットを固着し、且つ、X方向に移動自
在となるように掴み体44に嵌合したX方向スライド4
7と、X方向スライド47に回転自在に取り付けられた
Y方向に伸びたネジ軸48と、ネジ軸48に螺合したナ
ットを固着し、且つ、Y方向に移動自在となるようにX
方向スライド47に嵌合したY方向スライド49とを具
備しており、Y方向スライド49には、エアシリンダ4
2が固定されている。微調整機構43は、摘みを介して
ネジ軸46を回転させることにより、X方向スライド4
7を掴み体44に対してX方向に移動調節し、摘みを介
してネジ軸48を回転させることにより、Y方向スライ
ド49をX方向スライド47に対してY方向に移動調節
することで、エアシリンダ42を介してカッタホイール
41のX、Y方向における位置を微少に調整するように
なっている。尚、微調整機構43は、カッタホイール4
1とガラス板2との当接部位が旋回軸心上に位置するよ
うに、カッタホイール41の位置を微少に調整する。
【0036】本例の折り割りヘッド39及び39aは、
夫々同様に形成されており、折り割りヘッド39は、ガ
ラス板2に対して半分の領域において折り割りを実行す
る一方、折り割りヘッド39aは、ガラス板2に対して
残りの半分の領域において折り割りを実行する。従っ
て、以下折り割りヘッド39について説明し、折り割り
ヘッド39aについては必要に応じて図に符号aを付し
て説明を省略する。
【0037】折り割りヘッド39は、切り線15が形成
されたガラス板2に端切り線50を形成する端切り線形
成手段51と、端切り線50が形成されたガラス板2を
その切り線15に沿って押し割る押し割り手段52とを
具備している。
【0038】端切り線形成手段51は、端切り線形成用
カッタホイール53と、カッタホイール53を上昇及び
下降させるエアシリンダ54と、カッタホイール53の
刃先を端切り線方向に向ける電動モータ55とを具備し
ており、カッタホイール53と電動モータ55の出力回
転軸とは、プーリ、ベルト等を介して連結されている。
エアシリンダ54は、Z方向に往復動自在なピストンロ
ッドを有しており、このピストンロッドの外部先端にカ
ッタホイール53を取り付けている。エアシリンダ54
及び電動モータ55は、後述の可動台120に取り付け
られている。
【0039】押し割り手段52は、押し割り用の押し棒
60と、押し棒60を上昇及び下降させるエアシリンダ
61とを具備している。エアシリンダ61は、Z方向に
往復動自在なピストンロッドを有しており、このピスト
ンロッドの外部先端に押し棒60を取り付けている。エ
アシリンダ61は、後述の可動台120に取り付けられ
ている。
【0040】研削ヘッド40は、研削ホイール70と、
研削ホイール70を回転させるスピンドルモータ71
と、研削ホイール70の位置を微少に調整する微調整機
構72と、後述のシャフト129の下端に取り付けられ
ている掴み体73とを具備しており、研削ホイール70
は、スピンドルモータ71の出力回転軸に取り付けられ
ている。
【0041】微調整機構72は、掴み体73に回転自在
に取り付けられたX方向に伸びたネジ軸75と、ネジ軸
75に螺合したナットを固着し、且つ、X方向に移動自
在となるように掴み体73に嵌合したX方向スライド7
6と、X方向スライド76に回転自在に取り付けられた
Y方向に伸びたネジ軸77と、ネジ軸77に螺合したナ
ットを固着し、且つ、Y方向に移動自在となるようにX
方向スライド76に嵌合したY方向スライド78と、Y
方向スライド78に回転自在に取り付けられたZ方向に
伸びたネジ軸79と、ネジ軸79に螺合したナットを固
着し、且つ、Z方向に移動自在となるようにY方向スラ
イド78に嵌合したZ方向スライド80とを具備してお
り、Z方向スライド80には、スピンドルモータ71が
固定されている。微調整機構72は、摘みを介してネジ
軸75を回転させることにより、X方向スライド76を
掴み体73に対してX方向に移動調節し、摘みを介して
ネジ軸77を回転させることにより、Y方向スライド7
8をX方向スライド76に対してY方向に移動調節し、
摘みを介してネジ軸79を回転させることにより、Z方
向スライド80をY方向スライド78に対してZ方向に
移動調節することで、スピンドルモータ71を介して研
削ホイール70のX、Y及びZ方向における位置を微少
に調整するようになっている。尚、微調整機構72は、
研削ホイール70とガラス板2の周縁16との当接部位
が、旋回軸心上に位置するように、研削ホイール70の
位置を微少に調整する。
【0042】相対移動手段36は、切り線形成用支持台
3及び研削用支持台5を互いに同期してY方向に移動さ
せる支持台移動装置91と、切り線形成ヘッド38及び
研削ヘッド40を、互いに同期してX方向に移動させ、
且つ、折り割りヘッド39及び39aをX方向及びY方
向に移動させるヘッド移動機構92とを具備している。
【0043】支持台移動装置91は、切り線形成用支持
台3及び研削用支持台5を互いに連結し、且つ、折り割
り用支持台4が装着された連結板90と、ネジ軸95及
び96と、ネジ軸95に螺合したナット88と、ネジ軸
96に螺合したナット89と、ネジ軸95を回転させる
電動モータ97と、ネジ軸96を回転させる電動モータ
98と、連結板90をY方向に案内する案内レール99
及び100とを具備している。ネジ軸95及び96は、
夫々Y方向に伸びて基台101に回転自在に取り付けら
れている。ネジ軸95は、連結板90のX方向における
一端部を通るように、基台101に配されており、ネジ
軸96は、連結板90のX方向における他端部を通るよ
うに、基台101に配されている。ナット88及び89
は、夫々連結板90に固定されている。支持台移動装置
91は、電動モータ97及び98の同期的な作動によ
り、ネジ軸95及び96を回転させ、この回転により、
ネジ軸95及び96に夫々螺合したナット88及び89
を固定した連結板90をY方向に移動させ、而して、こ
の連結板90とともに、切り線形成用支持台3及び研削
用支持台5を互いに同期してY方向に移動させるように
なっている。尚、連結板90に装着された折り割り用支
持台4も、連結板90とともに、Y方向に移動される。
【0044】連結板90は、切り線形成用支持台3及び
研削用支持台5間において、凹所87を形成しており、
凹所87において、折り割り用支持台4と、電動モータ
28とを取り付けている。連結板90が凹所87を形成
しているため、折り割り用支持台4を基台101側によ
り近づけて配することができ、各支持台3、4及び5が
夫々ガラス板2を支持した際に、各ガラス板2の上面3
1が面一となるように、各支持台3、4及び5を連結板
90に夫々配するのが容易となり、また、ガラス板の加
工装置1のZ方向における高さを低く抑えることができ
る。
【0045】尚、支持台移動装置91は、二本のネジ軸
95及び96に代えて、連結板90の中央部を通るよう
に一本のネジ軸を基台101に配し、且つ、当該一本の
ネジ軸を電動モータで回転させて、連結板90をY方向
に移動させるようになっていてもよい。
【0046】ヘッド移動機構92は、切り線形成ヘッド
38及び研削ヘッド40を、互いに同期してX方向に移
動させる移動装置94と、折り割りヘッド39をX方向
及びY方向に移動させる移動装置93と、折り割りヘッ
ド39aをX方向及びY方向に移動させる移動装置93
aとを具備している。
【0047】移動装置94は、上フレーム105に取り
付けられた電動モータ106と、電動モータ106の出
力回転軸にプーリ、ベルト等107を介して連結し、且
つ、上フレーム105に回転自在に取り付けられたX方
向に伸びたネジ軸108と、ネジ軸108に螺合したナ
ットと、このナットを固着したスライダ109と、スラ
イダ109と嵌合し、且つ、上フレーム105に固定さ
れたX方向に伸びた一対の案内レール110とを具備し
ており、案内レール110は、スライダ109をX方向
に案内するようになっている。スライダ109には、後
述の軸受け125及びシャフト128を介して、切り線
形成ヘッド38が取り付けられ、且つ、後述の軸受け1
26及びシャフト129を介して、研削ヘッド40が取
り付けられている。移動装置94は、電動モータ106
の作動により、ネジ軸108を回転させ、この回転によ
り、ネジ軸108に螺合したナットを固着したスライダ
109をX方向に移動させ、而して、スライダ109に
取り付けられた切り線形成ヘッド38及び研削ヘッド4
0を互いに同期してX方向に移動させるようになってい
る。
【0048】本例の移動装置93及び93aは、夫々同
様に形成されており、移動装置93は、折り割りヘッド
39をガラス板2に対して半分の領域において移動させ
る一方、移動装置93aは、折り割りヘッド39aをガ
ラス板2に対して残りの半分の領域において移動させ
る。従って、以下移動装置93について説明し、移動装
置93aについては必要に応じて図に符号aを付して説
明を省略する。
【0049】移動装置93は、折り割りヘッド39をX
方向に移動させるX方向移動装置111と、折り割りヘ
ッド39をY方向に移動させるY方向移動装置112と
を具備している。
【0050】X方向移動装置111は、上フレーム10
5に固定されたX方向に伸びたフレーム113と、フレ
ーム113の一端に取り付けられた電動モータ114
と、フレーム113に回転自在に支持され、且つ、電動
モータ114の出力回転軸に一端が連結されたX方向に
伸びたネジ軸115と、ネジ軸115に螺合したナット
を固着したスライダ116と、スライダ116をX方向
に案内できるように、このスライダ116と嵌合し、且
つ、フレーム113にX方向に伸びて取り付けられた一
対の案内レール102とを具備しており、スライダ11
6は、後述のフレーム117を取り付けている。X方向
移動装置111は、電動モータ114の作動により、電
動モータ114の出力回転軸に連結されたネジ軸115
を回転させ、この回転によりネジ軸115に螺合したナ
ットを固着したスライダ116が、案内レール102に
X方向に案内されながら移動することで、フレーム11
7等を介して折り割りヘッド39をX方向に移動させる
ようになっている。尚、フレーム113aは、上フレー
ム9に固定されている。
【0051】Y方向移動装置112は、スライダ116
に取り付けられたY方向に伸びたフレーム117と、こ
のフレーム117の一端に取り付けられた電動モータ1
18と、フレーム117に回転自在に支持され、且つ、
電動モータ118の出力回転軸に一端が連結されたY方
向に伸びたネジ軸と、このネジ軸に螺合したナットを固
着した可動台120と、可動台120をY方向に案内で
きるように、可動台120と嵌合し、且つ、フレーム1
17にY方向に伸びて取り付けられた一対の案内レール
119とを具備している。可動台120には、エアシリ
ンダ54及び61並びに電動モータ55が取り付けられ
ている。即ち、可動台120には、折り割りヘッド39
が取り付けられている。Y方向移動装置112は、電動
モータ118の作動により、電動モータ118の出力回
転軸に連結されたネジ軸を回転させ、この回転により当
該ネジ軸に螺合したナットを固着した可動台120が、
案内レール119にY方向に案内されながら移動するこ
とで、可動台120に取り付けられた折り割りヘッド3
9をY方向に移動させるようになっている。
【0052】旋回手段37は、移動装置94のスライダ
109に取り付けられた軸受け125及び126と、軸
受け125及び126に夫々回転自在に保持されたZ方
向に伸びたシャフト128及び129と、シャフト12
8及び129の夫々の上端に取り付けられたベベルギヤ
130及び131と、ベベルギヤ130及び131の夫
々に歯合したベベルギヤ132及び133と、ベベルギ
ヤ132及び133が固着され、且つ、スライダ109
に回転自在に支持されたX方向に伸びたラインシャフト
134と、ラインシャフト134に固着された歯車13
5と、歯車135に歯合した歯車136と、歯車136
を出力回転軸に固定し、且つ、スライダ109に取り付
けられた電動モータ137とを具備しており、シャフト
128は、その下端に掴み体44を取り付けており、シ
ャフト129は、その下端に掴み体73を取り付けてい
る。旋回手段37は、電動モータ137の作動により、
歯車135及び136を介してラインシャフト134を
回転させ、この回転がベベルギヤ130、131、13
2及び133を介してシャフト128及び129を互い
に同期して回転させ、而して、シャフト128の下端に
懸吊的に取り付けられた切り線形成ヘッド38と、シャ
フト129の下端に懸吊的に取り付けられた研削ヘッド
40とを互いに同期して旋回させるようになっている。
【0053】保持台7は、X方向に移動自在な本体(ス
ライダ)140と、ガラス板2を吸着する吸着装置14
1と、吸着装置141を上昇及び下降させる昇降装置1
42とを具備している。
【0054】本体140には、後述のナット158が固
着されており、ナット158のネジ穴の内周壁面には、
ネジ山161が形成されている。
【0055】吸着装置141は、四基の吸盤143と、
各吸盤143に夫々配管弁を経て接続されている真空吸
引ポンプ(図示せず)とを具備しており、真空吸引ポン
プの作動により、各ガラス板2の上面31を各吸盤14
3に夫々吸着させて、当該各ガラス板2を保持するよう
になっている。尚、各吸盤143は、これらがX方向で
夫々互いに隣り合う間隔が夫々同等となるように配され
ている。
【0056】昇降装置142は、四基のエアシリンダ1
44を具備しており、各エアシリンダ144のZ方向に
伸びたピストンロッドの外部先端には、吸盤143が夫
々取り付けられている。各エアシリンダ144は、ブラ
ケット146を介して本体140に取り付けられてい
る。昇降装置142は、エアシリンダ144のエアー圧
を増減圧させることによりピストンロッドをZ方向に往
復動させ、この往復動によりピストンロッドに取り付け
られた吸盤143を上昇及び下降させるようになってい
る。
【0057】移動停止手段11は、上フレーム9に取り
付けられた電動モータ155と、上フレーム9に回転自
在に支持され、且つ、電動モータ155の出力回転軸に
プーリ、ベルト等156を介して連結したX方向に伸び
たネジ軸157と、ネジ軸157に螺合し、且つ、保持
台7の本体140に固着されたナット158と、保持台
7をX方向に案内すべく、本体140に嵌合し、且つ、
上フレーム9に固定されたX方向に伸びた一対の案内レ
ール159とを具備しており、ナット158は、ネジ山
161を有しており、ネジ軸157は、ネジ山161に
摩擦係合するネジ山160を有している。
【0058】移動停止手段11は、電動モータ155の
出力回転軸の正回転により、プーリ、ベルト等156を
介してネジ軸157を正回転させ、このネジ軸157の
正回転によりネジ山160を回転させて、ネジ山161
をX方向と平行なA方向に押圧して移動、本例では、直
動させ、ネジ山161を有するナット158が固着され
た保持台7をA方向に移動させ、また、電動モータ15
5の出力回転軸の逆回転により、プーリ、ベルト等15
6を介してネジ軸157を逆回転させ、このネジ軸15
7の逆回転によりネジ山160を回転させて、ネジ山1
61をA方向に対向するB方向に押圧して移動、本例で
は、直動させ、ネジ山161を有するナット158が固
着された保持台7をB方向に移動させるようになってい
る。尚、移動停止手段11は、電動モータ155の停止
制動により、ネジ軸157にその正回転に対する停止制
動力を与えて、ネジ山160と161との摩擦力を発生
させ、ネジ軸157の回転速度及びナット158のA方
向への移動速度を減速させ、而して、保持台7のA方向
への移動を停止させるようになっており、また、保持台
7のB方向への移動も同様にして停止させるようになっ
ている。
【0059】吸収手段12は、B方向から保持台7の本
体140に当接して、A方向に移動される保持台7のA
方向への移動エネルギーを吸収する吸収装置165と、
A方向から保持台7の本体140に当接して、B方向に
移動される保持台7のB方向への移動エネルギーを吸収
する吸収装置165aとを具備しており、吸収装置16
5及び165aは、X方向で本体140を間にして、互
いに対向して、上フレーム9に取り付けられている。
【0060】本例の吸収装置165及び165aは、夫
々同様に形成されている。従って、以下吸収装置165
について説明し、吸収装置165aについては、必要に
応じて図に符号aを付して説明を省略する。
【0061】吸収装置165は、保持台押圧用のX方向
に伸びた押圧棒166と、筒体167と、筒体167の
一方端を閉鎖する閉鎖具168と、筒体167内部に収
容されたX方向に伸縮自在なコイルバネ169とを具備
しており、閉鎖具168の中央部には、押圧棒166が
挿通される挿通孔170が設けられている。押圧棒16
6は、略円柱状であって、その一端に設けられた肉厚な
保持台押圧部171と、その一端寄りに設けられたコイ
ルバネ押圧部172とを有しており、その他端には、ナ
ット173が取り付けられるようになっている。吸収装
置165は、押圧棒166をその他端より筒体167内
部、コイルバネ169の中央部及び挿通孔170に挿通
させ、挿通孔170から突出した押圧棒166の他端
に、押圧棒166脱落防止部材としてナット173を取
り付けて、構成されている。尚、吸収装置165は、押
し棒166の他端に、ナット173及びナット173の
戻りを防止する止めナットを螺合させて、この押し棒1
66の脱落を防止するようになっていてもよい。
【0062】吸収装置165は、B方向に移動される保
持台7の本体140がその停止位置Cに到達する少し前
であって、保持台7のB方向への移動が減速される時
に、保持台押圧部171が本体140に当接し、その
後、本体140が停止位置Cに近づくにつれて押圧棒1
66がB方向に移動されることにより、そのコイルバネ
押圧部172でコイルバネ169を押圧して縮ませ、当
該コイルバネ169が縮められることにより、保持台7
のA方向への移動エネルギーを吸収するようになってい
る。
【0063】尚、吸収装置165は、コイルバネに代え
て、ゴム又は油圧若しくは空気圧シリンダを用いて保持
台7の移動エネルギーを吸収するようになっていても好
ましい。
【0064】本例のガラス板の加工装置1は、更に、上
述及び後述の動作を制御する制御手段(図示せず)を具
備しており、制御手段は、電動モータ28、55、55
a、97、98、106、114、114a、118、
118a、137、155、200及び204と、スピ
ンドルモータ71と、エアシリンダ42、54、54
a、61、61a及び144と、真空吸引ポンプとに夫
々接続されており、上述及び後述の動作を制御する。
【0065】本例のガラス板の加工装置1により自動車
用窓ガラスに用いるガラス板2を順次搬送して加工する
場合、まず、複数の無端ベルト203上の加工すべきガ
ラス板2の上面31を吸盤143により吸着し、吸着し
たガラス板2をエアシリンダ144により上昇させ、電
動モータ155の作動によりネジ軸157を回転させ、
ネジ山160と係合したネジ山161を有するナット1
58を固着した本体140をA方向に移動させて、本体
140とともに、エアシリンダ144により上昇させた
ガラス板2をA方向に搬送し、A方向に移動される本体
140を停止位置Dで停止させるべく、A方向に移動さ
れる保持台7の本体140が吸収装置165aの保持台
押圧部171aに当接する際に、好ましくは、本体14
0が保持台押圧部171aに当接すると同時に、電動モ
ータ155による停止制動を開始し、吸収装置165a
により保持台7のA方向への移動エネルギーを吸収して
ネジ軸157とナット158との摩擦を軽減させる。本
体140が停止位置Dで停止した後、エアシリンダ14
4によりガラス板2を下降させ、ガラス板2の下面21
をテーブル20のシートに当接させ、吸盤143による
ガラス板2の吸着を解除して、当該ガラス板2をテーブ
ル20上に載置する。尚、吸盤143によるガラス板2
の吸着を解除した後、加工手段6によるガラス板2の加
工中に、エアシリンダ144により吸盤143を上昇さ
せ、移動停止手段11により保持台7をB方向に移動さ
せ、B方向に移動される保持台7の本体140が吸収装
置165の保持台押圧部171に当接する際に、好まし
くは、本体140が保持台押圧部171に当接すると同
時に、電動モータ155による停止制動を開始し、吸収
装置165により保持台7のB方向への移動エネルギー
を吸収してネジ軸157とナット158との摩擦を軽減
させ、而して、保持台7の本体140が停止位置Cで停
止するように保持台7を停止させ、加工手段6によるガ
ラス板2の加工が終了するまで、当該保持台7を待機さ
せる。
【0066】次に、旋回手段37によりカッタホイール
41の刃先が常に切り線形成方向を保つように切り線形
成ヘッド38を旋回させながら、エアシリンダ42によ
りカッタホイール41を下降させて、テーブル20上に
載置されたガラス板2に切断圧を加え、移動装置94及
び支持台移動装置91により切り線形成ヘッド38及び
テーブル20を移動させながら、当該ガラス板2に切り
線15を形成する。
【0067】次に、テーブル20上の切り線15が形成
されたガラス板2の上面31を吸盤143により吸着
し、吸着したガラス板2をエアシリンダ144により上
昇させ、電動モータ155の作動によりネジ軸157を
回転させ、ネジ山160と係合したネジ山161を有す
るナット158を固着した本体140をA方向に移動さ
せて、本体140とともに、エアシリンダ144により
上昇させたガラス板2をA方向に搬送し、A方向に移動
される本体140を停止位置Dで停止させるべく、A方
向に移動される保持台7の本体140が吸収装置165
aの保持台押圧部171aに当接する際に、好ましく
は、本体140が保持台押圧部171aに当接すると同
時に、電動モータ155による停止制動を開始し、吸収
装置165aにより保持台7のA方向への移動エネルギ
ーを吸収してネジ軸157とナット158との摩擦を軽
減させる。本体140が停止位置Dで停止した後、エア
シリンダ144によりガラス板2を下降させ、ガラス板
2の下面21を無端ベルト26に当接させ、吸盤143
によるガラス板2の吸着を解除して、当該ガラス板2を
無端ベルト26上に載置する。尚、吸盤143によるガ
ラス板2の吸着を解除した後、加工手段6によるガラス
板2の加工中に、エアシリンダ144により吸盤143
を上昇させ、移動停止手段11により保持台7をB方向
に移動させ、B方向に移動される保持台7の本体140
が吸収装置165の保持台押圧部171に当接する際
に、好ましくは、本体140が保持台押圧部171に当
接すると同時に、電動モータ155による停止制動を開
始し、吸収装置165により保持台7のB方向への移動
エネルギーを吸収してネジ軸157とナット158との
摩擦を軽減させ、而して、保持台7の本体140が停止
位置Cで停止するように保持台7を停止させ、加工手段
6によるガラス板2の加工が終了するまで、当該保持台
7を待機させる。
【0068】次に、電動モータ55の作動によりベル
ト、プーリ等を介してカッタホイール53の刃先が常に
端切り線形成方向を保つようにカッタホイール53を旋
回させながら、エアシリンダ54によりカッタホイール
53を下降させて、無端ベルト26上に載置されたガラ
ス板2に切断圧を加え、X方向移動装置111及びY方
向移動装置112によりカッタホイール53を移動させ
てガラス板2の切り線15より外側の部分に端切り線5
0を形成する。そして、端切り線50が形成されたガラ
ス板2を押し割るべく、X方向移動装置111及びY方
向移動装置112により押し棒60を移動させて、エア
シリンダ61により押し棒60を下降させることで押圧
して、ガラス板2をその切り線15に沿って押し割る。
尚、上記のようにして、ガラス板2の半分の領域で折り
割りを行うのと併行して、ガラス板2の残りの半分の領
域でも折り割りを行う。また、端切り線形成手段51及
び押し割り手段52によるガラス板2への端切り線50
形成及び押し割りは、旋回手段37により切り線形成ヘ
ッド38及び研削ヘッド40が旋回されている間に行
う。
【0069】次に、無端ベルト26上の折り割られたガ
ラス板2の上面31を吸盤143により吸着し、吸着し
たガラス板2をエアシリンダ144により上昇させ、電
動モータ155の作動によりネジ軸157を回転させ、
ネジ山160と係合したネジ山161を有するナット1
58を固着した本体140をA方向に移動させて、本体
140とともに、エアシリンダ144により上昇させた
ガラス板2をA方向に搬送し、A方向に移動される本体
140を停止位置Dで停止させるべく、A方向に移動さ
れる保持台7の本体140が吸収装置165aの保持台
押圧部171aに当接する際に、好ましくは、本体14
0が保持台押圧部171aに当接すると同時に、電動モ
ータ155による停止制動を開始し、吸収装置165a
により保持台7のA方向への移動エネルギーを吸収して
ネジ軸157とナット158との摩擦を軽減させる。本
体140が停止位置Dで停止した後、エアシリンダ14
4によりガラス板2を下降させ、ガラス板2の下面21
を吸着装置32に当接させ、吸盤143によるガラス板
2の吸着を解除して、当該ガラス板2を吸着装置32上
に載置する。尚、吸盤143によるガラス板2の吸着を
解除した後、加工手段6によるガラス板2の加工中に、
エアシリンダ144により吸盤143を上昇させ、移動
停止手段11により保持台7をB方向に移動させ、B方
向に移動される保持台7の本体140が吸収装置165
の保持台押圧部171に当接する際に、好ましくは、本
体140が保持台押圧部171に当接すると同時に、電
動モータ155による停止制動を開始し、吸収装置16
5により保持台7のB方向への移動エネルギーを吸収し
てネジ軸157とナット158との摩擦を軽減させ、而
して、保持台7の本体140が停止位置Cで停止するよ
うに保持台7を停止させ、加工手段6によるガラス板2
の加工が終了するまで、当該保持台7を待機させる。
【0070】尚、無端ベルト26上からガラス板2が搬
出された後に、電動モータ28の作動により、ドラム2
4及び25に張設された無端ベルト26をY方向に走行
させて、無端ベルト26上のガラス板2のカレットを無
端ベルト26上から排出し、排出したカレットを、無端
ベルト26の下流端に設けられたカレット収容部30に
収容する。
【0071】次に、吸着装置32上に載置されたガラス
板2の下面21を、吸着装置32により吸着し、吸着し
たガラス板2の周縁16に対して、研削ホイール70が
常に定角度を保つように、旋回手段37により研削ヘッ
ド40を旋回させながら、移動装置94及び支持台移動
装置91により研削ヘッド40及び吸着装置32を移動
させて、当該ガラス板2の周縁16を研削する。尚、研
削ホイール70は、スピンドルモータ71の作動により
回転している。
【0072】次に、吸着装置32上の周縁16が研削さ
れたガラス板2の上面31を吸盤143により吸着し、
吸着したガラス板2をエアシリンダ144により上昇さ
せ、電動モータ155の作動によりネジ軸157を回転
させ、ネジ山160と係合したネジ山161を有するナ
ット158を固着した本体140をA方向に移動させ
て、本体140とともに、エアシリンダ144により上
昇させたガラス板2をA方向に搬送し、A方向に移動さ
れる本体140を停止位置Dで停止させるべく、A方向
に移動される保持台7の本体140が吸収装置165a
の保持台押圧部171aに当接する際に、好ましくは、
本体140が保持台押圧部171aに当接すると同時
に、電動モータ155による停止制動を開始し、吸収装
置165aにより保持台7のA方向への移動エネルギー
を吸収してネジ軸157とナット158との摩擦を軽減
させる。本体140が停止位置Dで停止した後、エアシ
リンダ144によりガラス板2を下降させ、ガラス板2
の下面21を複数の無端ベルト207に当接させ、吸盤
143によるガラス板2の吸着を解除して、当該ガラス
板2を複数の無端ベルト207上に載置する。尚、吸盤
143によるガラス板2の吸着を解除した後、加工手段
6によるガラス板2の加工中に、エアシリンダ144に
より吸盤143を上昇させ、移動停止手段11により保
持台7をB方向に移動させ、B方向に移動される保持台
7の本体140が吸収装置165の保持台押圧部171
に当接する際に、好ましくは、本体140が保持台押圧
部171に当接すると同時に、電動モータ155による
停止制動を開始し、吸収装置165により保持台7のB
方向への移動エネルギーを吸収してネジ軸157とナッ
ト158との摩擦を軽減させ、而して、保持台7の本体
140が停止位置Cで停止するように保持台7を停止さ
せる。
【0073】最後に、電動モータ204の作動により複
数の無端ベルト207をX方向に走行させて、複数の無
端ベルト207上に載置された加工されたガラス板2を
ガラス板の加工装置1より搬出する。
【0074】尚、本例のガラス板の加工装置1は、加工
手段6による切り線形成用支持台3上のガラス板2への
切り線形成と、研削用支持台5上のガラス板2の周縁1
6の研削とを互いに同期させて行い、且つ、当該切り線
形成及び研削と併行して、折り割り用支持台4上のガラ
ス板2の折り割りを行う。
【0075】尚、本例のガラス板の加工装置1は、これ
に用いられているネジ軸が、ネジ軸46、48、75、
77及び79を除き、ボールネジ軸からなるのが好まし
い。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、ガラス板を正確に搬送
でき、各支持台相互間の位置ずれをなくすとともに、ガ
ラス板を確実に支持でき、ガラス板の加工精度を向上さ
せることのできるガラス板の加工装置を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガラス板の加工装置の例の平面図であ
る。
【図2】図1に示す例の正面図である。
【図3】図2に示す例の平面説明図である。
【図4】図3に示す例の正面断面説明図である。
【図5】図1に示す例の正面断面説明図である。
【図6】図1に示す例の側面断面説明図である。
【図7】図1に示す例の主に折り割り用支持台の拡大説
明図である。
【図8】図1に示す例の主に吸収手段の拡大説明図であ
る。
【図9】図1に示す例の主に移動停止手段のネジ軸及び
ナットの拡大断面説明図である。
【図10】図1に示す例の主に切り線形成ヘッドの拡大
説明図である。
【図11】図1に示す例の主に折り割りヘッドの拡大説
明図である。
【図12】図1に示す例の主に研削ヘッドの拡大説明図
である。
【符号の説明】
1 ガラス板の加工装置 2 ガラス板 6 加工手段 7 保持台 11 移動停止手段 12 吸収手段 13 支持手段 160、161 ネジ山

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス板を支持する支持手段と、支持手
    段に支持されたガラス板を加工する加工手段と、ガラス
    板を順次搬送する搬送手段とを具備しており、搬送手段
    は、ガラス板を保持する保持台と、この保持台に配され
    た一方の凸部及び一方の凸部に係合する他方の凸部を有
    し、一方の凸部及び他方の凸部のうちのいずれか一方を
    移動及び停止させて、保持台を移動及び停止させる移動
    停止手段と、この移動停止手段において、一方の凸部及
    び他方の凸部のうちのいずれか一方の移動が停止される
    前に、移動される保持台の移動エネルギーを吸収する吸
    収手段とを具備しているガラス板の加工装置。
  2. 【請求項2】 吸収手段は、一方の凸部及び他方の凸部
    のうちのいずれか一方の移動が減速される以後、保持台
    の移動エネルギーを吸収するようになっている請求項1
    に記載のガラス板の加工装置。
  3. 【請求項3】 吸収手段は、ガラス板の搬送方向に対向
    する対向方向から保持台に当接して、搬送方向に移動さ
    れる保持台の移動エネルギーを吸収する第一の吸収装置
    を具備している請求項1又は2に記載のガラス板の加工
    装置。
  4. 【請求項4】 第一の吸収装置は、バネ、ゴム又は油圧
    若しくは空気圧シリンダを用いて保持台の移動エネルギ
    ーを吸収するようになっている請求項3に記載のガラス
    板の加工装置。
  5. 【請求項5】 吸収手段は、ガラス板の搬送方向から保
    持台に当接して、搬送方向に対向する対向方向に移動さ
    れる保持台の移動エネルギーを吸収する第二の吸収装置
    を具備している請求項1から4のいずれか一項に記載の
    ガラス板の加工装置。
  6. 【請求項6】 第二の吸収装置は、バネ、ゴム又は油圧
    若しくは空気圧シリンダを用いて保持台の移動エネルギ
    ーを吸収するようになっている請求項5に記載のガラス
    板の加工装置。
  7. 【請求項7】 移動停止手段は、ネジ軸と、このネジ軸
    に螺合したナットとを具備しており、ネジ軸及びナット
    は、一方の凸部及び他方の凸部のうちのいずれか一方と
    してのネジ山を夫々有している請求項1から6のいずれ
    か一項に記載のガラス板の加工装置。
  8. 【請求項8】 保持台は、ガラス板を吸着する吸着装置
    を具備しており、この吸着装置によりガラス板の一方の
    面を吸着して保持するようになっている請求項1から7
    のいずれか一項に記載のガラス板の加工装置。
  9. 【請求項9】 保持台は、吸着装置を上昇及び下降させ
    る昇降装置を具備している請求項8に記載のガラス板の
    加工装置。
  10. 【請求項10】 加工手段は、ガラス板に切り線を形成
    する切り線形成ヘッドと、切り線が形成されたガラス板
    をその切り線に沿って折り割る折り割りヘッドと、折り
    割られたガラス板の周縁を研削する研削ヘッドと、切り
    線形成ヘッド、折り割りヘッド及び研削ヘッドをガラス
    板に対して相対的に移動させる相対移動手段とを具備し
    ており、支持手段は、切り線が形成されるガラス板を支
    持する切り線形成用支持台と、折り割られるガラス板を
    支持する折り割り用支持台と、周縁が研削されるガラス
    板を支持する研削用支持台とを具備しており、相対移動
    手段は、切り線形成用支持台及び研削用支持台を互いに
    同期して移動させる支持台移動装置を具備しており、支
    持台移動装置は、切り線形成用支持台及び研削用支持台
    を互いに連結し、且つ、折り割り用支持台が装着された
    連結板を具備しており、この連結板を移動させることに
    より、当該連結板とともに、切り線形成用支持台及び研
    削用支持台を互いに同期して移動させるようになってい
    る請求項1から9のいずれか一項に記載のガラス板の加
    工装置。
  11. 【請求項11】 加工手段は、切り線形成ヘッド及び研
    削ヘッドを互いに同期して旋回させる旋回手段を具備し
    ている請求項10に記載のガラス板の加工装置。
  12. 【請求項12】 相対移動手段は、切り線形成ヘッド及
    び研削ヘッドを、一の方向に互いに同期して移動させる
    移動装置を具備しており、支持台移動装置は、切り線形
    成用支持台及び研削用支持台を、一の方向に直交する他
    の一の方向に移動させるようになっている請求項10又
    は11に記載のガラス板の加工装置。
  13. 【請求項13】 折り割り用支持台は、無端ベルトを具
    備しており、連結板には、無端ベルト上に残存したガラ
    ス板のカレットを排出するために、当該無端ベルトを走
    行させる走行手段が設けられており、連結板は、当該折
    り割り用支持台と、走行手段とが配される凹所を形成し
    ている請求項10から12のいずれか一項に記載のガラ
    ス板の加工装置。
  14. 【請求項14】 ガラス板に切り線を形成する切り線形
    成ヘッドと、切り線が形成されたガラス板をその切り線
    に沿って折り割る折り割りヘッドと、折り割られたガラ
    ス板の周縁を研削する研削ヘッドと、切り線形成ヘッ
    ド、折り割りヘッド及び研削ヘッドをガラス板に対して
    相対的に移動させる相対移動手段と、切り線が形成され
    るガラス板を支持する切り線形成用支持台と、折り割ら
    れるガラス板を支持する折り割り用支持台と、周縁が研
    削されるガラス板を支持する研削用支持台とを具備して
    おり、相対移動手段は、切り線形成用支持台及び研削用
    支持台を互いに同期して移動させる支持台移動装置を具
    備しており、支持台移動装置は、切り線形成用支持台及
    び研削用支持台を互いに連結し、且つ、折り割り用支持
    台が装着された連結板を具備しており、この連結板を移
    動させることにより、当該連結板とともに、切り線形成
    用支持台及び研削用支持台を互いに同期して移動させる
    ようになっているガラス板の加工装置。
  15. 【請求項15】 切り線形成ヘッド及び研削ヘッドを互
    いに同期して旋回させる旋回手段を具備している請求項
    14に記載のガラス板の加工装置。
  16. 【請求項16】 相対移動手段は、切り線形成ヘッド及
    び研削ヘッドを、一の方向に互いに同期して移動させる
    移動装置を具備しており、支持台移動装置は、切り線形
    成用支持台及び研削用支持台を、一の方向に直交する他
    の一の方向に移動させるようになっている請求項14又
    は15に記載のガラス板の加工装置。
  17. 【請求項17】 折り割り用支持台は、無端ベルトを具
    備しており、連結板には、無端ベルト上に残存したガラ
    ス板のカレットを排出するために、当該無端ベルトを走
    行させる走行手段が設けられており、連結板は、当該折
    り割り用支持台と、走行手段とが配される凹所を形成し
    ている請求項14から16のいずれか一項に記載のガラ
    ス板の加工装置。
  18. 【請求項18】 ガラス板を各支持台上に順次搬送する
    ようになっている請求項14から17のいずれか一項に
    記載のガラス板の加工装置。
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