JP3925042B2 - ガラス板の加工方法及びその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車、一般建造物等に用いられるガラス板の加工方法及びその装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来のガラス板の加工装置は、真空吸引装置によりガラス板を真空吸引して吸着し、吸着したガラス板をエアーシリンダ装置により上昇させ、上昇させたガラス板を移動手段により搬送方向に移動させて、ガラス板の加工部への搬入及び搬出を行うようになっている。
【0003】
しかし、上記のようなガラス板の加工装置によりガラス板を搬送する場合、真空吸引装置によりガラス板が吸着保持される領域は限られた領域のみであるため、ガラス板に、その自重により撓みが生じ、例えば、ガラス板を上昇又は下降させる際に、当該ガラス板に割れが生じる虞がある。
【0004】
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、搬送中、ガラス板に、その自重による撓みが生じることなく、ガラス板の、例えば、上昇又は下降時における割れが生じることのないガラス板の加工方法及びその装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のガラス板の加工方法は、ガラス板を、搬送方向断面からみて凹状となるように曲げて一の部位から他の一の部位に搬送し、一の部位及び他の一の部位のうちの少なくとも一方の部位でガラス板を加工する。
【0006】
本発明のガラス板の加工方法によれば、ガラス板を、搬送方向断面からみて凹状となるように曲げて一の部位から他の一の部位に搬送するため、ガラス板の材料力学上の断面二次モーメントの断面係数が大きくなり、搬送中、ガラス板にその自重による撓みが生じることがなくなり、ガラス板の、例えば、上昇又は下降時における割れが生じることがなくなる。
【0007】
本発明のガラス板の加工方法は、好ましくは、ガラス板を吸引して曲げる。ガラス板を吸引して曲げることにより、ガラス板の寸法及びその重さに応じた所望の曲率をもって、ガラス板を曲げることができると共に、ガラス板の表面に傷等をつけにくい。
【0008】
本発明のガラス板の加工方法は、好ましくは、ガラス板を、下に向かって凸状となるように曲げてもよく、また、上に向かって凸状となるように曲げてもよい。ガラス板を、下に向かって凸状となるように曲げることにより、搬送中、このガラス板の下側に位置している支持装置その他のものと干渉、衝突等する虞がなくなる。また、ガラス板を、上に向かって凸状となるように曲げることにより、搬送中、このガラス板の上側に位置しているフレームその他のものと干渉、衝突等する虞がなくなる。
【0009】
本発明のガラス板の加工方法により加工するガラス板の一方の面は、コーティングされていてもよく、このガラス板を搬送する際は、ガラス板を、そのコーティングされた一方の面(コーティング面)に対向する他方の面より吸引して保持すると、コーティング面に傷等を生じさせないので、好ましい。
【0010】
本発明のガラス板の加工装置は、ガラス板を、搬送方向断面からみて凹状となるように曲げて一の部位から他の一の部位に搬送する搬送手段と、一の部位及び他の一の部位のうちの少なくとも一方の部位でガラス板を加工する加工部とを具備している。
【0011】
本発明のガラス板の加工装置によれば、搬送手段によりガラス板を、搬送方向断面からみて凹状となるように曲げて一の部位から他の一の部位に搬送するようになっているため、ガラス板の材料力学上の断面二次モーメントの断面係数が大きくなり、搬送中、ガラス板にその自重による撓みが生じることがなくなり、ガラス板の、例えば、上昇又は下降時における割れが生じることがなくなる。
【0012】
本発明のガラス板の加工装置の搬送手段は、好ましくは、一のガラス板を一の部位から他の一の部位に搬入し、当該搬入と同期して、他の一のガラス板を他の一の部位から搬出するようになっており、更に、一のガラス板を一の部位に搬入し、当該搬入と同期して、他の一のガラス板を一の部位から他の一の部位に搬出するようになっている。この搬送手段は、一のガラス板を一の部位から他の一の部位に搬入し、当該搬入と同期して、他の一のガラス板を他の一の部位から搬出するようになっており、更に、一のガラス板を一の部位に搬入し、当該搬入と同期して、他の一のガラス板を一の部位から他の一の部位に搬出するようになっているため、ガラス板の搬入及び搬出に要する時間を短縮できる。
【0013】
本発明のガラス板の加工装置の搬送手段は、好ましくは、ガラス板を、下に向かって凸状となるように曲げるようになっていてもよく、また、ガラス板を、上に向かって凸状となるように曲げるようになっていてもよい。ガラス板を、下に向かって凸状となるように曲げるようになっているため、搬送中、このガラス板の下側に位置している支持装置その他のものと干渉、衝突等する虞がなくなる。また、ガラス板を、上に向かって凸状となるように曲げるようになっているため、搬送中、このガラス板の上側に位置しているフレームその他のものと干渉、衝突等する虞がなくなる。
【0014】
本発明のガラス板の加工装置の搬送手段は、好ましくは、ガラス板を吸引して曲げる吸引手段を具備している。この吸引手段は、ガラス板を吸引して曲げるようになっているため、ガラス板の寸法及びその重さに応じた所望の曲率をもって、ガラス板を曲げることができると共に、ガラス板の表面に傷等をつけにくい。
【0015】
本発明のガラス板の加工装置の搬送手段の吸引手段は、好ましくは、ガラス板を、その一方の面又は一方の面に対向する他方の面より吸引して保持すべく、搬送方向断面からみて凹状又は凸状の保持面を部分的に窪ませてなる凹所を有していてもよく、更に、この保持面は、搬送方向断面からみてV字状に形成されていてもよい。
【0016】
本発明のガラス板の加工装置の搬送手段は、好ましくは、ガラス板を上昇及び下降させる昇降手段を具備している。この昇降手段は、ガラス板を上昇及び下降させるようになっているため、例えば、前記吸引手段により吸引されたガラス板を、支持装置等に干渉させることなくスムーズに搬送できる。
【0017】
本発明のガラス板の加工装置により加工するガラス板の一方の面は、コーティングされていてもよく、搬送手段によりこのガラス板を搬送する際は、吸引手段によりガラス板を、そのコーティング面に対向する他方の面より吸引して保持すると、コーティング面に傷等を生じさせないので、好ましい。尚、本発明のガラス板の加工方法及びガラス板の加工装置により加工するガラス板のコーティング面は、熱線、紫外線又は可視光線等を遮断する皮膜層がスパッタリング(金属蒸着)により施されている。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を、図に示す好ましい例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら例に何等限定されないのである。
【0019】
図1から図14において、本例のガラス板の加工装置1は、例えば、自動車用窓ガラス、特に、フロント、リヤー窓ガラスに用いられるガラス板3であって、スパッタリングにより一方の面2がコーティングされたガラス板3を、搬送方向断面としてのX方向断面からみて凹状となるように曲げて、搬入部位6からガラス板3に切り線10を形成する切断部位11に搬送し、切断部位11から切り線10が形成されたガラス板3をその切り線10に沿って折り割る折割部位12に搬送し、折割部位12から折り割られたガラス板3を載置する載置部位13に搬送し、載置部位13から折り割られたガラス板3の周縁14を研削する研削部位15に搬送し、研削部位15から搬出部位7に搬送する搬送手段4と、ガラス板3を加工する加工部として、切断部位11に配された切断装置301、折割部位12に配された折割装置302及び研削部位15に配された研削装置303の夫々とを具備している。
【0020】
尚、載置部位13を省き、搬送手段4により折割部位12から搬出されたガラス板3を直接研削部位15に搬入するように、ガラス板の加工装置1を構成してもよい。
【0021】
搬入部位6に配された搬入台装置304は、ガラス板3を搬入する搬入側に配されている搬入台145を具備しており、搬入台145の上面には、ガラス板3の位置を決めるローラ(図示せず)と、ガラス板3が載置される複数の無端ベルト147が配されている。
【0022】
切断部位11に配された切断装置301は、ガラス板3に主切り線16及び端切り線17を形成する切断手段18と、切断加工されるべきガラス板3を支持する一対の支持装置19及び19aとを具備しており、一対の支持装置19及び19aは、X方向に直交すると共にガラス板3の一方の面2及び一方の面2に対向する他方の面20と平行なY方向で搬送手段4を挟んで互いに対向して、基台21に配されている。
【0023】
切断手段18は、切断ヘッド25と、切断ヘッド25をX方向に移動させるX方向移動装置26と、切断ヘッド25をY方向に移動させるY方向移動装置27と、切断ヘッド25をX方向及びY方向と直交するZ方向に伸びた回動軸心Aを中心として回動させる回動手段28とを具備している。
【0024】
切断ヘッド25は、カッタホイール30と、カッタホイール30を上昇、下降させるべく、カッタホイール30が取り付けられたピストンロッド31及びシリンダ32からなるエアーシリンダ装置33と、シリンダ32の位置を微少に調整することにより、カッタホイール30の位置を微少に調整する位置微調整機構34と、後述のシャフト61の下端に取り付けられた掴み体35とを具備している。
【0025】
エアーシリンダ装置33は、ピストンロッド31をZ方向に移動させることによりカッタホイール30を上昇、下降させ、主切り線16及び端切り線17形成時には、カッタホイール30を下降させてガラス板3に切断圧を加えるようになっている。
【0026】
位置微調整機構34は、X方向スライド36と、Y方向スライド37とからなり、X方向スライド36は、X方向に移動自在となるように掴み体35に嵌合しており、Y方向スライド37は、Y方向に移動自在となるようにX方向スライド36に嵌合しており、Y方向スライド37には、シリンダ32が固定されている。X方向スライド36は、調節ねじ38を回すことにより、掴み体35に対して、X方向に移動調節される。Y方向スライド37は、調節ねじ39を回すことにより、X方向スライド36に対して、Y方向に移動調節される。
【0027】
位置微調整機構34は、夫々の調節ねじ38及び39を回してX方向スライド36及びY方向スライド37を移動調節することにより、カッタホイール30の位置を、切断ヘッド25が回動する回動軸心Aに合わすことができ、また、回動軸心Aの位置からずらすことができ、これにより切断軌跡の微調整が可能になる。つまり、切断軌跡は拡大、または、縮小できる。ガラス板3に主切り線16又は端切り線17を形成する場合には、カッタホイール30が回動軸心Aを通るように、カッタホイール30の位置を移動調節する。
【0028】
X方向移動装置26は、基台21のX方向における一端側のフレーム41、基台21のX方向における他端側のフレーム41aに取り付けられているX方向に伸びた上フレーム43と、上フレーム43に取り付けられた電動モータ44と、両端に軸受45を介して上フレーム43に回転自在に支持されており、一端が電動モータ44の出力回転軸にプーリー46、ベルト47及びプーリー48を介して連結されているX方向に伸びたねじ軸49と、上フレーム43に取り付けられたX方向に伸びた一対の平行なレール50と、X方向に移動自在となるように、レール50に嵌合し、且つ、ねじ軸49に螺合したナット(図示せず)を固着したスライダ51とを具備しており、スライダ51には、後述のベアリング60を介してシャフト61が回転自在に取り付けられている。上フレーム43は、その自重により撓むのを防止すべく、フレーム41及び41a間で基台21に取り付けられているフレーム41bに、Y方向に伸びたレール57b、スライダ58b及び可動台59bを介してY方向に移動自在となるように取り付けられている。電動モータ44の作動により、その出力回転軸の回転が、プーリー46、ベルト47及びプーリー48を介してねじ軸49を回転させ、ねじ軸49の回転が、ねじ軸49と螺合したナットを固着したスライダ51をX方向に移動させる。これにより、スライダ51に、回転自在に支持されたシャフト61に取り付けられた切断ヘッド25をX方向に移動させる。
【0029】
Y方向移動装置27は、フレーム41に取り付けられた電動モータ54と、電動モータ54の出力回転軸に連結し、且つ、両端に軸受55を介してフレーム41に回転自在に支持されているY方向に伸びたねじ軸56と、フレーム41に取り付けられているY方向に伸びたレール57と、レール57と嵌合したY方向に移動自在なスライダ58と、ねじ軸56に螺合したナット(図示せず)と、このナット及びスライダ58を固着したY方向に移動自在な可動台59と、フレーム41aに取り付けられた電動モータ54aと、電動モータ54aの出力回転軸に連結し、且つ、両端に軸受55aを介してフレーム41aに回転自在に支持されているY方向に伸びたねじ軸56aと、フレーム41aに取り付けられているY方向に伸びたレール57aと、レール57aと嵌合したY方向に移動自在なスライダ58aと、ねじ軸56aに螺合したナット(図示せず)と、このナット及びスライダ58aを固着したY方向に移動自在な可動台59aとを具備しており、可動台59は、上フレーム43の一端側に取り付けられており、可動台59aは、上フレーム43の他端側に取り付けられている。電動モータ54及び54aの同期的な作動により、これらの出力回転軸の回転が、ねじ軸56及び56aを回転させ、ねじ軸56及び56aの回転が夫々のナットとスライダ58及び58aとを固着した可動台59及び59aをY方向に同期して移動させ、而して、可動台59及び59aに取り付けられた上フレーム43を介して切断ヘッド25をY方向に移動させる。
【0030】
回動手段28は、X方向移動装置26のスライダ51に固定されたベアリング60と、ベアリング60に保持されたZ方向に伸びたシャフト61と、シャフト61の上端に取り付けられたベベルギヤ62と、ベベルギヤ62と歯合するベベルギヤ63と、ベベルギヤ63が取り付けられており、スライダ51に回転自在に支持されたX方向に伸びたラインシャフト64と、ラインシャフト64にプーリー、ベルト等65を介して連結し、且つ、スライダ51に固定された電動モータ66とを具備しており、シャフト61の下端には、切断ヘッド25の掴み体35が取り付けられているため、切断ヘッド25が懸吊的に保持されている。電動モータ66の作動により、その出力回転軸の回転が、プーリー、ベルト等65を介してラインシャフト64を回転させ、ラインシャフト64の回転が、ベベルギヤ62及び63を介してシャフト61を回動軸心Aを中心として回動させる。これにより、シャフト61に取り付けられた切断ヘッド25を回動軸心Aを中心として回動させる。
【0031】
本例の支持装置19及び19aは、それぞれ同様に形成されており、支持装置19は、ガラス板3の半分の領域を支持する一方、支持装置19aは、ガラス板3の残りの半分の領域を同じく支持する。従って、以下支持装置19について説明し、支持装置19aについては、必要に応じて図に符号aを付して説明を省略する。
【0032】
支持装置19は、基台21にブラケット68及び支柱69を介して支持されている支持板70と、支持板70のX方向における一端に回転自在に取り付けられたドラム71と、支持板70のX方向における他端に回転自在に取り付けられたドラム72と、ドラム71及び72に掛け回された可撓性の無端ベルト73とを具備しており、無端ベルト73上には、ガラス板3が載置されるようになっている。支持板70及び無端ベルト73には、複数の孔(図示せず)がそれぞれ設けられている。支持板70の複数の孔に配管弁を経て接続された真空吸引ポンプ(図示せず)の作動により無端ベルト73上に載置されたガラス板3を、その他方の面20より真空吸引して保持するようになっている。
【0033】
折割部位12に配された折割装置302は、切断部位11で主切り線16及び端切り線17が形成されたガラス板3を、その主切り線16に沿って折り割る折割手段75及び75aと、折割加工されるべきガラス板3を支持する一対の支持装置76及び76aとを具備しており、支持装置76及び76aは、Y方向で搬送手段4を挟んで互いに対向して、基台21に配されている。
【0034】
本例の折割手段75及び75aは、それぞれ同様に形成されており、支持装置76及び76aもまた、それぞれ同様に形成されており、折割手段75はガラス板3に対して半分の領域において折り割りを実行する一方、折割手段75aはガラス板3に対して残りの半分の領域において同じく折り割りを実行し、支持装置76はガラス板3の半分の領域を支持する一方、支持装置76aはガラス板3の残りの半分の領域を同じく支持する。従って、以下折割手段75及び支持装置76について説明し、折割手段75a及び支持装置76aについては、必要に応じて図に符号aを付して説明を省略する。
【0035】
折割手段75は、折割ヘッド77と、折割ヘッド77をX方向に移動させるX方向移動機構78と、折割ヘッド77をY方向に移動させるY方向移動機構79とを具備している。
【0036】
折割ヘッド77は、押し棒80と、押し棒80を上昇、下降させるエアーシリンダ装置81とを具備しており、エアーシリンダ装置81は、一端で押し棒80が取り付けられているピストンロッド82及びシリンダ83からなり、シリンダ83は、後述のスライダ87に取り付けられている。折割ヘッド77は、エアーシリンダ装置81の作動により押し棒80を下降させ、当該押し棒80で支持装置76に支持されたガラス板3を、その一方の面2より押圧して折り割るようになっている。
【0037】
Y方向移動機構79は、Y方向に伸びたフレーム84に固定された電動モータ85と、電動モータ85の出力回転軸に一端が連結されており、フレーム84に回転自在に支持されているY方向に伸びたねじ軸(図示せず)と、フレーム84に取り付けられたY方向に伸びた一対の平行なレール86と、一対のレール86に嵌合したY方向に移動自在なスライダ87とを具備しており、スライダ87には、当該ねじ軸に螺合したナット(図示せず)が固着されており、スライダ87には、シリンダ83が取り付けられている。電動モータ85の作動により、電動モータ85の出力回転軸に一端が連結されているねじ軸が回転し、このねじ軸に螺合したナットが固着されたスライダ87がY方向に移動することにより、スライダ87に取り付けられた折割ヘッド77がY方向に移動する。
【0038】
X方向移動機構78は、X方向に伸びたフレーム88に固定された電動モータ89と、電動モータ89の出力回転軸にプーリー、ベルト等90を介して連結されており、フレーム88に回転自在に支持されたX方向に伸びたねじ軸91と、ねじ軸91に螺合したナット(図示せず)と、フレーム88に取り付けられたX方向に伸びた一対の平行なレール92と、一対のレール92にX方向に移動自在となるように嵌合したスライダ93とを具備しており、フレーム88は、支柱69に固定されており、スライダ93には、ねじ軸91に螺合したナットが固着されており、スライダ93には、フレーム84が取り付けられている。電動モータ89の作動により、電動モータ89の出力回転軸に一端が連結されているねじ軸91が回転し、ねじ軸91に螺合したナットが固着されたスライダ93がX方向に移動することにより、スライダ93に取り付けられたフレーム84がX方向に移動する。而して、フレーム84を介して折割ヘッド77がX方向に移動する。
【0039】
支持装置76は、切断部位11の支持装置19の支持板70、ドラム71、ドラム72及び無端ベルト73を共有しており、支持装置76は、無端ベルト73をX方向に走行させる走行手段95を具備している。走行手段95は、基台21にブラケット68及び96を介して取り付けられた電動モータ97を具備しており、電動モータ97の出力回転軸は、プーリー、ベルト等98を介してドラム71に連結している。無端ベルト73の下流端には、無端ベルト73上で折り割られたガラス板3のカレット(図示せず)を収容するカレット収容部99が設けられている。支持装置76は、折割手段75により、無端ベルト73上で折り割られたガラス板3のカレット(図示せず)をカレット収容部99に収容すべく、電動モータ97の作動により、一端が電動モータ97の出力回転軸にプーリー、ベルト等98を介して連結されたドラム71を回転させ、このドラム71の回転で無端ベルト73をX方向に走行させ、この無端ベルト73の走行により当該カレットを無端ベルト73の下流端に移動させてカレット収容部99に収容するようになっている。
【0040】
尚、支持装置19及び76は、支持板70、ドラム71、ドラム72及び無端ベルト73を共有して構成されているが、これらを共有しないで支持装置19及び76を構成する場合は、例えば、支持装置19は、支持板70、ドラム71、ドラム72及び無端ベルト73と、上記走行手段95とを具備していてもよく、支持装置76は、Y方向で互いに対向して基台21にブラケットを介して配されたテーブル(図示せず)と、テーブル上にそれぞれ取り付けられたガラス板3を真空吸引して吸着する真空吸引装置(図示せず)とを具備していてもよく、この真空吸引装置は、それぞれ配管弁を経て真空吸引ポンプ(図示せず)に接続されており、当該真空吸引ポンプの作動によりガラス板3を真空吸引するようになっていてもよい。
【0041】
載置部位13に配された載置台装置310は、折割部位12から搬出されたガラス板3を一旦載置する一対の載置台100及び100aを有しており、載置台100及び100aは、Y方向で搬送手段4を挟んで互いに対向して、基台21に配されている。これにより、後述の吸引装置161、162、163、164及び165のX方向におけるそれぞれの間隔を短くした場合であっても、無端ベルト73の下流端にカレット収容部99を設けることができる。即ち、本例のガラス板の加工装置1をコンパクトに製造でき、省スペースで設置することができる。
【0042】
本例の載置台100及び100aは、それぞれ同様に形成されており、載置台100は、ガラス板3の半分の領域を支持する一方、載置台100aは、ガラス板3の残りの半分の領域を支持する。従って、以下載置台100について説明し、載置台100aについては、必要に応じて図に符号aを付して説明を省略する。
【0043】
載置台100は、基台21にブラケット101を介して配されたテーブル102と、テーブル102上に取り付けられたガラス板3を真空吸引して保持する複数の真空吸引装置103とを具備しており、複数の真空吸引装置103は、それぞれ配管弁を経て真空吸引ポンプ(図示せず)に接続されており、当該真空吸引ポンプの作動によりガラス板3を真空吸引して保持するようになっている。
【0044】
研削部位15に配された研削装置303は、折割部位12で折り割られたガラス板3の周縁14を研削する研削手段105と、折割加工されたガラス板3を支持する一対の支持装置106及び106aとを具備しており、一対の支持装置106及び106aは、Y方向で搬送手段4を挟んで互いに対向して、基台21に配されている。
【0045】
研削手段105は、研削ヘッド107と、研削ヘッド107をX方向に移動させるX方向移動装置108と、研削ヘッド107をY方向に移動させるY方向移動装置109と、研削ヘッド107をZ方向に伸びた回動軸心Bを中心として回動させる回動手段110とを具備している。
【0046】
研削ヘッド107は、電動モータ111と、電動モータ111の出力回転軸をZ方向に伸びた回転軸心Qとして回転するように、当該出力回転軸の一端に取り付けられた研削ホイール112と、研削ホイール112を上下動させる上下動手段113と、電動モータ111の位置を微少に調整することにより、研削ホイール112の位置を微少に調整する位置微調整機構114と、後述のシャフト131の下端に取り付けられている掴み体115とを具備している。
【0047】
研削ホイール112は、その外周面116により、ガラス板3の周縁14を研削するように配されている。
【0048】
上下動手段113は、電動モータ111の出力回転軸がZ方向に伸びるように、電動モータ111が配されたZ方向スライド118と、Z方向スライド118に軸受119を介して回転自在に支持されているZ方向に伸びたねじ軸120と、ねじ軸120にプーリー、ベルト等121を介して連結した電動モータ122とを具備しており、Z方向スライド118は、後述のY方向スライド126にZ方向に移動自在に嵌合されており、ねじ軸120は、Y方向スライド126に螺合している。上下動手段113は、電動モータ111の作動により、プーリー、ベルト等121を介してねじ軸120を回転させ、この回転により、ねじ軸120に螺合したY方向スライド126に対して、Z方向スライド118及び電動モータ122を介して、研削ホイール112をZ方向に移動させる。
【0049】
位置微調整機構114は、X方向スライド125と、Y方向スライド126とからなり、X方向スライド125はX方向に移動自在となるように掴み体115に嵌合しており、Y方向スライド126はY方向に移動自在となるようにX方向スライド125に嵌合しており、Y方向スライド126は、Z方向スライド118にZ方向に移動自在に嵌合している。X方向スライド125は、調節ねじ127を回すことにより、掴み体115に対して、X方向に移動調節される。Y方向スライド126は、調節ねじ128を回すことにより、X方向スライド125に対して、Y方向に移動調節される。
【0050】
位置微調整機構114は、夫々の調節ねじ127及び128を回してX方向スライド125及びY方向スライド126を移動調節することにより、研削ホイール112の外周面116がガラス板3の周縁14を研削する研削点(図示せず)を、研削ヘッド107が回動する回動軸心Bに合わすことができ、また、研削点を回動軸心Bからずらすことができ、これにより移動軌跡の微調整が可能になる。つまり、移動軌跡は拡大、または、縮小できる。ガラス板3の周縁14を研削する場合には、研削点が回動軸心Bを通るように、研削ホイール112を移動調節する。
【0051】
X方向移動装置108は、X方向移動装置26の電動モータ44と、ねじ軸49と、スライダ51とを共有しており、スライダ51には、後述のベアリング130を介してシャフト131が回転自在に取り付けられている。電動モータ44の作動により、その出力回転軸の回転が、プーリー46、ベルト47及びプーリー48を介してねじ軸49を回転させ、ねじ軸49の回転が、ねじ軸49と螺合したナットを固着したスライダ51をX方向に移動させる。これにより、スライダ51に、回転自在に支持されたシャフト131に取り付けられた研削ヘッド107をX方向に移動させる。
【0052】
Y方向移動装置109は、Y方向移動装置27の電動モータ54及び54aと、ねじ軸56及び56aと、スライダ58及び58aと、可動台59及び59aとを共有しており、電動モータ54及び54aの同期的な作動により、これらの出力回転軸の回転が、ねじ軸56及び56aを回転させ、ねじ軸56及び56aの回転が夫々のナットとスライダ58及び58aとを固着した可動台59及び59aをY方向に同期して移動させ、而して、可動台59及び59aに取り付けられた上フレーム43を介して研削ヘッド107をY方向に移動させる。
【0053】
回動手段110は、回動手段28のラインシャフト64と、電動モータ66とを共有しており、X方向移動装置108のスライダ51に固定されたベアリング130と、ベアリング130に保持されたZ方向に伸びたシャフト131と、シャフト131の上端に取り付けられたベベルギヤ132と、ベベルギヤ132と歯合するベベルギヤ133とを具備しており、ベベルギヤ133は、ラインシャフト64に取り付けられている。シャフト131の下端には、研削ヘッド107の掴み体115が取り付けられているため、研削ヘッド107が懸吊的に保持されている。電動モータ66の作動により、その出力回転軸の回転が、プーリー、ベルト等65を介してラインシャフト64を回転させ、ラインシャフト64の回転が、ベベルギヤ132及び133を介してシャフト131を回動軸心Bを中心として回動させる。これにより、シャフト131に取り付けられた研削ヘッド107を回動軸心Bを中心として回動させる。
【0054】
本例の支持装置106及び106aは、それぞれ同様に形成されており、支持装置106は、ガラス板3の半分の領域を支持する一方、支持装置106aは、ガラス板3の残りの半分の領域を同じく支持する。従って、以下支持装置106について説明し、支持装置106aについては、必要に応じて図に符号aを付して説明を省略する。
【0055】
支持装置106は、基台21にブラケット140を介して配されたテーブル141と、テーブル141上に取り付けられたガラス板3を真空吸引して保持する複数の真空吸引装置142とを具備しており、複数の真空吸引装置142は、それぞれ配管弁を経て真空吸引ポンプ(図示せず)に接続されており、当該真空吸引ポンプの作動によりガラス板3を真空吸引して保持するようになっている。
【0056】
尚、支持装置19、76及び106並びに載置台100は、X方向に直列して配されており、X方向における支持装置19の切断領域及び支持装置76の折割領域間と、X方向における支持装置76の折割領域及び載置台100間と、X方向における載置台100及び支持装置106間とは、それぞれ同間隔を有している。
【0057】
搬出部位7に配された搬出台装置305は、ガラス板3を搬出する搬出側に配されている搬出台148を具備している。搬出台148は、搬出台148に支持された電動モータ150と、搬出台148に回転自在に支持された駆動側のドラム(図示せず)及び従動側のドラム(図示せず)と、これらのドラム間に張設された複数の無端ベルト151とを具備しており、電動モータ150の出力回転軸(図示せず)はプーリー、ベルト等152を介して駆動側のドラムに連結されている。電動モータ150の作動により、その出力回転軸の回転がプーリー、ベルト等152を介して駆動側のドラム及び従動側のドラム間に張設された複数の無端ベルト151をX方向に走行させ、而して、複数の無端ベルト151上のガラス板3を搬出する。
【0058】
搬送手段4は、ガラス板3を、X方向断面からみて下に向かって(Z方向で基台21側に向かって)凸状となるように、吸引して曲げる吸引手段155と、吸引手段155を介してガラス板3を上昇及び下降させる昇降手段156と、吸引手段155及び昇降手段156を介してガラス板3をX方向に移動させる移動手段157とを具備している。
【0059】
吸引手段155は、搬入台145上に載置されたガラス板3を、その他方の面20より真空吸引する吸引装置161と、切断手段18により切断された無端ベルト73上のガラス板3を、その他方の面20より真空吸引する吸引装置162と、折割手段75により折割された無端ベルト73上のガラス板3を、その他方の面20より真空吸引する吸引装置163と、載置台100に載置されたガラス板3を、その他方の面20より真空吸引する吸引装置164と、研削手段105により研削され、且つ、支持装置106に支持されたガラス板3を、その他方の面20より真空吸引する吸引装置165とを具備しており、吸引装置161、162、163、164及び165は、X方向に直列し、且つ、それぞれ同間隔をもって昇降手段156を介して移動手段157に配されている。
【0060】
吸引装置161、162、163、164及び165は、ガラス板3をその他方の面20より吸引して保持すべく、X方向断面からみて凹状の保持面166を部分的に窪ませてなる凹所167をそれぞれ有しており、これらの凹所167は、溝、盗み等からなる。吸引装置161、162、163、164及び165は、これらの凹所167に配管弁を経て接続されている共通の真空吸引ポンプ(図示せず)を具備しており、この真空吸引ポンプの作動によりガラス板3を真空吸引するようになっている。吸引装置161、162、163、164及び165のそれぞれの保持面166のX方向における長さCは、そのY方向における幅Dよりも長くなるように形成されており、これらの保持面166は、ガラス板3を、その長手方向がY方向となるように吸引して保持する。
【0061】
吸引装置161、162、163、164及び165のそれぞれの保持面166は、ガラス板3のX方向における幅F及びY方向における長さG(特に、ガラス板3の長手方向における長さ)に対して、ガラス板3のZ方向における厚さHが薄い程、その曲率を大きくする。即ち、ガラス板3の厚さHが薄く、この幅F及び長さGが長い場合には、予め、保持面166の曲率を大きくし、また、ガラス板3の厚さHが厚く、この幅F及び長さGが短い場合には、予め保持面166の曲率を小さくする。例えば、一般乗用自動車用フロントガラス、リヤーガラス等に用いられるガラス板3の厚さHが1.8mmから2.7mm程度である場合は、吸引装置161、162、163、164及び165のそれぞれの保持面166は、好ましくは、曲率半径4000mmから1000mm程度で形成する。凹所167に接続されている真空吸引ポンプの作動により、吸引装置161、162、163、164及び165のそれぞれの保持面166に載置されたそれぞれのガラス板3を吸引し、この吸引により、これらのガラス板3に当該吸引力による曲げモーメントを生じさせて、X方向断面からみて凹状となるようにガラス板3を曲げ、ガラス板3の材料力学上の断面二次モーメントの断面係数を大きくすると共に、この吸引により、これらのガラス板3をそれぞれの保持面166で吸着保持する。吸引装置161、162、163、164及び165は、ガラス板3にX方向断面からみて凹状となる曲げを生じさせて、ガラス板3の材料力学上の断面二次モーメントの断面係数を大きくするため、搬送中におけるガラス板3の自重によるガラス板3の長手方向側での撓みを抑え、而して、ガラス板3の、例えば、上昇、下降時における割れが生じることがなくなり、また、ガラス板3が、このガラス板3を保持している保持面166からズレ動くことをなくすことができる。
【0062】
尚、吸引装置161、162、163、164及び165は、X方向断面からみて上に向かって凸状となるようにガラス板を曲げるようになっていてもよく、また、吸引装置161、162、163、164及び165は、ガラス板3を、その一方の面2又は他方の面20より吸引して保持すべく、X方向断面からみて凸状の保持面166を窪ませてなる凹所167を有していてもよい。保持面166は、図15に示すように、平面的に形成され、且つ、X方向断面からみてV字状となるように形成されていても、ガラス板3を吸引して、X方向断面からみて凹状に曲げることができる。即ち、保持面166は、精確な湾曲面でなくとも、ガラス板3をX方向断面からみて凹状に曲げることができる。また、保持面166は、離散的に形成されていてもよい。
【0063】
昇降手段156は、エアーシリンダ装置171、172、173、174及び175を具備しており、これらのピストンロッド(図示せず)の夫々の外部先端には、それぞれ吸引装置161、162、163、164及び165が取り付けられており、エアーシリンダ装置171、172、173、174及び175の夫々のシリンダ(図示せず)は、後述のスライダ182に取り付けられている。エアーシリンダ装置171、172、173、174及び175の空気圧が増圧されることにより、これらのピストンロッドが夫々Z方向に移動し、これらピストンロッドの外部先端に夫々取り付けられた吸引装置161、162、163、164及び165が上昇し、また、エアーシリンダ装置171、172、173、174及び175の空気圧が減圧されることにより、これらのピストンロッドが夫々Z方向に移動し、これらピストンロッドの外部先端に取り付けられた吸引装置161、162、163、164及び165が下降する。
【0064】
移動手段157は、基台21にブラケット176を介して取り付けられたX方向に伸びたフレーム177と、フレーム177の一端側に取り付けられた電動モータ178と、両端に軸受179を介してフレーム177に回転自在に支持されているX方向に伸びたボールねじ軸180と、ボールねじ軸180と螺合したボールナット(図示せず)と、フレーム177に取り付けられたX方向に伸びた一対の平行なレール181と、一対のレール181にX方向に移動自在となるように嵌合し、且つ当該ボールナットを固着したX方向に伸びたスライダ182とを具備しており、フレーム177は、支持装置19及び19a間、支持装置76及び76a間、載置台100及び100a間、支持装置106及び106a間に配されており、スライダ182には、エアーシリンダ装置171、172、173、174及び175の夫々のシリンダが取り付けられている。電動モータ178の作動により、その出力回転軸の回転がボールねじ軸180を回転させ、この回転がボールねじ軸180と螺合したボールナットを固着したスライダ182をX方向に移動させ、而して、スライダ182に取り付けられたエアーシリンダ装置171、172、173、174及び175を介して吸引装置161、162、163、164及び165を同期してX方向に移動させる。
【0065】
本例のガラス板の加工装置1は、更に、夫々の動作を数値制御する数値制御装置(図示せず)を具備しており、この数値制御装置は、電動モータ44、54、54a、66、85、89、97、111、122、150及び178と、支持板70及び70aの複数の孔に接続された真空吸引ポンプと、真空吸引装置103、103a、104及び104aの真空吸引ポンプと、吸引装置161、162、163、164及び165の真空吸引ポンプと、エアーシリンダ装置171、172、173、174及び175と連結しており、これらの出力回転軸の回転、吸引力及び空気圧力をそれぞれ制御することにより、上述及び後述の動作を制御する。
【0066】
本例のガラス板の加工装置1により、一方の面2がコーティングされたガラス板3を加工する場合、まず、加工されるべきガラス板3を搬入部位6のガラス板3を搬入台145の複数の無端ベルト147上に載置する。次に、吸引装置161によりこのガラス板3を、その他方の面20より真空吸引して凹状に曲げて保持し、保持したガラス板2を、エアーシリンダ装置171の作動により上昇させ、移動手段157の電動モータ178の作動によりスライダ182をX方向に移動させることでこのガラス板3をX方向に移動させ、エアーシリンダ装置171の作動により当該ガラス板3を下降させ、吸引装置161による真空吸引を解除して無端ベルト73及び73a上の切断領域に載置し、而して、当該ガラス板3を搬入部位6から切断部位11に搬入する。次に、回動手段28によりカッタホイール30の刃先が常に主切り線16に対して接線方向を保つように回動軸心Aを中心として切断ヘッド25を回動させながら、エアーシリンダ装置33によりカッタホイール30を下降させて当該ガラス板3に切断圧を加えて、X方向移動装置26及びY方向移動装置27により切断ヘッド25をX方向及びY方向に移動させて所定の主切り線16を形成し、回動手段28によりカッタホイール30の刃先が常に端切り線17に対して接線方向を保つように回動軸心Aを中心として切断ヘッド25を回動させながら、エアーシリンダ装置33によりカッタホイール30を下降させて当該ガラス板3に切断圧を加えて、X方向移動装置26及びY方向移動装置27の同期的な作動により切断ヘッド25をX方向及びY方向に移動させて所定の端切り線17を形成する。切断部位11の切断手段18は、当該端切り線17を、少なくとも支持装置19及び19a間に位置しているガラス板3の領域に形成する。
【0067】
次に、吸引装置162により、主切り線16及び端切り線17が形成されたガラス板3を、その他方の面20より真空吸引して凹状に曲げて保持し、保持したガラス板3を、エアーシリンダ装置172の作動により上昇させ、移動手段157の電動モータ178の作動によりスライダ182をX方向に移動させることでこのガラス板3をX方向に移動させ、エアーシリンダ装置172の作動により当該ガラス板3を下降させ、吸引装置162による真空吸引を解除して無端ベルト73及び73a上の折割領域に載置し、而して、当該ガラス板3を切断部位11から折割部位12に搬入する。次に、X方向移動機構78及びY方向移動機構79により押し棒80を移動させて、エアーシリンダ装置81により押し棒80を下降させることで、当該ガラス板3を、その一方の面2より押圧して主切り線16に沿って折り割る。
【0068】
次に、吸引装置163により、折り割られたガラス板3を、その他方の面20より真空吸引して凹状に曲げて保持し、保持したガラス板3を、エアーシリンダ装置173の作動により上昇させ、移動手段157の電動モータ178の作動によりスライダ182をX方向に移動させることでこのガラス板3をX方向に移動させ、エアーシリンダ装置173の作動により当該ガラス板3を下降させ、吸引装置163による真空吸引を解除して載置台100及び100aに載置し、而して、当該ガラス板3を、折割部位12から載置部位13に搬入する。尚、折り割られたガラス板3が搬送手段4のエアーシリンダ装置173によって上昇している間に、折割手段75により折り割られたガラス板3のカレットをカレット収容部99に収容すべく、電動モータ97の作動によりドラム71及び72を介して無端ベルト73をX方向に走行させることで無端ベルト73上のカレットをこの無端ベルト73の下流端に移動させて、当該カレットをカレット収容部99に収容する。
【0069】
次に、吸引装置164により、載置台100及び100aに一旦載置されたガラス板3を、その他方の面20より真空吸引して凹状に曲げて保持し、保持したガラス板3を、エアーシリンダ装置174の作動により上昇させ、移動手段157の電動モータ178の作動によりスライダ182をX方向に移動させることでこのガラス板3をX方向に移動させ、エアーシリンダ装置174の作動により当該ガラス板3を下降させ、吸引装置164による真空吸引を解除して支持装置106及び106aに載置し、而して、当該ガラス板3を、載置部位13から研削部位15に搬入する。次に、電動モータ111の作動により研削ホイール112を回転させ、回動手段110により研削ホイール112が研削点でガラス板3の周縁14に対して常に定角度を保つように研削ヘッド107を回動させながら、X方向移動装置108及びY方向移動装置109により研削ヘッド107をX方向及びY方向に移動させて、当該ガラス板3の周縁14を研削する。
【0070】
次に、吸引装置165により、周縁14が研削されたガラス板3を、その他方の面20より真空吸引して凹状に曲げて保持し、保持したガラス板3を、エアーシリンダ装置175の作動により上昇させ、移動手段157の電動モータ178の作動によりスライダ182をX方向に移動させることでこのガラス板3をX方向に移動させ、エアーシリンダ装置175の作動により当該ガラス板3を下降させ、吸引装置165による真空吸引を解除して搬出台148の複数の無端ベルト151に載置し、而して、当該ガラス板3を、研削部位15から搬出部位7に搬出する。
【0071】
尚、本例のガラス板の加工装置1により、以上の動作が連続してなされ、搬送手段4によりそれぞれの一の部位にそれぞれガラス板3を搬入し、当該搬入と同期して、それぞれ加工されたガラス板3をそれぞれの他の一の部位から搬出するようになっている。
【0072】
図16及び17において、上記本例のガラス板の加工装置1とは他の例であるガラス板の加工装置200は、ガラス板3を、X方向断面からみて凹状となるように曲げて、搬入部位203からガラス板3に切り線10を形成し、且つ、切り線10が形成されたガラス板3をその切り線10に沿って折り割る折割部位205に搬送し、折割部位205から折り割られたガラス板3の周縁14を研削する研削部位206に搬送し、研削部位206から搬出部位204に搬送する搬送手段201と、ガラス板3を加工する加工部として、折割部位205に配された折割装置311及び研削部位206に配された研削装置312の夫々とを具備している。
【0073】
搬入部位203に配された搬入台装置313は、ガラス板3を搬入する搬入側に配されている搬入台(図示せず)を具備しており、この搬入台の上面には、ガラス板3の位置を決めるローラ(図示せず)が配されている。
【0074】
折割部位205に配された折割装置311は、ガラス板3に、その一方の面2より主切り線16及び端切り線17を形成し、且つ、主切り線16及び端切り線17が形成されたガラス板3を、その一方の面2より主切り線16に沿って押し割るようになっている一対の折割ヘッド207及び208と、折割ヘッド207及び208をそれぞれX方向に移動させるX方向移動機構209及び209aと、折割ヘッド207及び208をそれぞれY方向に移動させるY方向移動機構210及び210aと、折割加工されるべきガラス板3を支持する支持装置211とを具備している。
【0075】
X方向移動機構209は、折割ヘッド207が搭載された可動台212をX方向に移動させるようになっている電動リニアモータ手段213を有しており、電動リニアモータ手段213は、可動台212に取り付けられた可動子(図示せず)及びフレーム214にX方向に伸びて固定された固定子(図示せず)を具備しており、この可動子への制御された電流の供給により可動台212をX方向に移動させるようになっている。フレーム214には、X方向に伸びた案内レール(図示せず)が取り付けられており、この案内レールに摺動自在に嵌合した可動台212は、当該案内レールに案内されてX方向に移動される。
【0076】
X方向移動機構209aは、折割ヘッド208が搭載された可動台212aをX方向に移動させるようになっている電動リニアモータ手段213aを有しており、電動リニアモータ手段213aは、可動台212aに取り付けられた可動子(図示せず)及びフレーム214aにX方向に伸びて固定された固定子(図示せず)を具備しており、この可動子への制御された電流の供給により可動台212aをX方向に移動させるようになっている。フレーム214aには、X方向に伸びた案内レール(図示せず)が取り付けられており、この案内レールに摺動自在に嵌合した可動台212aは、当該案内レールに案内されてX方向に移動される。
【0077】
Y方向移動機構210は、フレーム214をY方向に移動させるべく、フレーム214の両端にそれぞれ設けられた一対の電動リニアモータ手段220及び221を具備している。一対の電動リニアモータ手段220及び221は、互いに同期して作動されるように、構成されている。そして電動リニアモータ手段220と221とは、互いに同様に構成されており、以下、電動リニアモータ手段220について説明すると、電動リニアモータ220は、フレーム214の一端下面に取り付けられた可動子(図示せず)と、フレーム222にY方向に伸びて固定された固定子(図示せず)とを具備しており、この可動子への制御された電流の供給によりフレーム214をY方向に移動させ、而してフレーム214を介して可動台212に搭載された折割りヘッド107をY方向に移動させる。フレーム222には、Y方向に伸びた案内レール(図示せず)が取り付けられており、この案内レールに摺動自在に嵌合したフレーム214は、当該案内レールに案内されてY方向に移動される。なお、当該固定子は、Y方向移動機構210aの一対の電動リニアモータ手段220a及び221aの固定子としても用いられている。
【0078】
Y方向移動機構210aは、フレーム214aをY方向に移動させるべく、フレーム214aの両端にそれぞれ設けられた一対の電動リニアモータ手段220a及び221aを具備している。一対の電動リニアモータ手段220a及び221aは、互いに同期して作動されるように、構成されている。そして電動リニアモータ手段220aと221aとは、互いに同様に構成されており、以下、電動リニアモータ手段220aについて説明すると、電動リニアモータ220aは、電動リニアモータ手段220の固定子を共有しており、フレーム214aの一端下面に取り付けられた可動子(図示せず)を具備しており、この可動子への制御された電流の供給によりフレーム214aをY方向に移動させ、而してフレーム214aを介して可動台212aに搭載された折割りヘッド208をY方向に移動させる。フレーム222の案内レールに摺動自在に嵌合したフレーム214aは、当該案内レールに案内されてY方向に移動される。
【0079】
支持装置211は、ガラス板の加工装置1の支持装置76と同様に構成され、且つ、その無端ベルト73がY方向で走行するように基台229に配されている。
【0080】
研削部位206に配された研削装置312は、折り割られたガラス板3の周縁14を研削ホイール(図示せず)により研削するようになっている研削ヘッド230と、研削ヘッド230をX方向に移動させるX方向移動装置231と、研削ヘッド230をY方向に移動させるY方向移動装置232と、研削加工されるべきガラス板3を支持する支持装置233とを具備している。
【0081】
X方向移動装置231は、研削ヘッド230が搭載された可動台235に取り付けられた可動子(図示せず)と、フレーム236にX方向に伸びて固定された固定子(図示せず)とを有している電動リニアモータ手段237を具備しており、この可動子への制御された電流の供給により可動台235をX方向に移動させ、而して可動台235に搭載された研削ヘッド230をX方向に移動させる。フレーム236には、X方向に伸びた案内レール(図示せず)が取り付けられており、この案内レールに摺動自在に嵌合した可動台235は、当該案内レールに案内されてX方向に移動される。
【0082】
Y方向移動装置232は、フレーム236の両端にそれぞれ設けられた一対の電動リニヤモータ手段238及び238aを具備しており、電動リニアモータ手段238及び238aは、互いに同期して作動されるように、構成されている。電動リニアモータ手段238と238aとは、互いに同様に構成されており、以下、電動リニアモータ手段238について説明すると、電動リニアモータ手段238は、フレーム236の一端下面に取り付けられた可動子(図示せず)と、フレーム239にY方向に伸びて固定された固定子(図示せず)とを具備しており、この可動子への制御された電流の供給によりフレーム236をY方向に移動させ、而してフレーム236を介して可動台235に搭載された研削ヘッド230をY方向に移動させる。基台229に支持されたフレーム239には、Y方向に伸びた案内レール(図示せず)が取り付けられており、この案内レールに摺動自在に嵌合したフレーム236は、当該案内レールに案内されてY方向に移動される。
【0083】
支持装置233は、基台229に配されたテーブル(図示せず)と、このテーブル上に設置された真空吸引装置(図示せず)とを具備しており、この真空吸引装置によりガラス板3を、その他方の面20より吸引するようになっている。
【0084】
搬出部位204に配された搬出台装置(図示せず)は、ガラス板の加工装置1の搬出部位7に配された搬出台装置305と同様に構成されているので、当該搬出台装置の説明を省略する。
【0085】
搬送手段201は、ガラス板3を、X方向断面からみて下に向かって(Z方向で基台229側に向かって)凸状となるように、吸引して曲げる吸引手段240と、吸引手段240を介してガラス板3を上昇及び下降させる昇降手段241と、吸引手段240及び昇降手段241を介してガラス板3をX方向に移動させる移動手段242とを具備している。
【0086】
吸引手段240は、搬入部位203に位置している加工されるべきガラス板3を、その一方の面2より真空吸引する吸引装置245と、折割部位205の研削されるべきガラス板3を、その一方の面2より真空吸引する吸引装置246と、研削部位206の搬出されるべきガラス板3を、その一方の面2より真空吸引する吸引装置247とを具備しており、吸引装置245、246及び247は、X方向に直列し、且つ、それぞれ同間隔をもって昇降手段241を介して移動手段242に配されている。吸引装置245、246及び247は、ガラス板3をその一方の面2より吸引して保持すべく、X方向断面からみて凸状の保持面250を窪ませてなる凹所(図示せず)を有しており、当該凹所は、溝、盗み等により具体化される。吸引装置245、246及び247は、これらの凹所に接続されている共通の真空吸引ポンプ(図示せず)を具備しており、これらの真空吸引ポンプの作動によりガラス板3を真空吸引するようになっている。
【0087】
昇降手段241は、エアーシリンダ装置251、252及び253を具備しており、これらのピストンロッド(図示せず)の外部先端には、吸引装置245、246及び247がそれぞれ懸吊的に取り付けられている。エアーシリンダ装置251、252及び253の作動により吸引装置245、246及び247を介してそれぞれのガラス板3を同期的に上昇及び下降させる。
【0088】
移動手段242は、上フレーム255の下面にX方向に移動自在に取り付けられたスライダ256と、上フレーム255にX方向に伸びて固定された固定子(図示せず)及びスライダ256の上面に取り付けられた可動子(図示せず)からなる電動リニヤモータ手段257とを具備しており、スライダ256の下面には、エアーシリンダ装置251、252及び253のそれぞれのシリンダがX方向で同間隔をもって取り付けられている。電動リニヤモータ手段257の可動子への制御された電流の供給により、スライダ256をX方向に移動させ、而して、スライダ256にエアーシリンダ装置251、252及び253並びに吸引装置245、246及び247を介してそれぞれのガラス板3をX方向に同期的に移動させる。
【0089】
【発明の効果】
本発明によれば、搬送中、ガラス板に、その自重による撓みが生じることなく、ガラス板の、例えば、上昇又は下降時における割れが生じることのないガラス板の加工方法及びその装置を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガラス板の加工装置の例の正面図である。
【図2】図1に示す例の一部省略正面説明図である。
【図3】図1に示す例の平面図である。
【図4】図1に示す例の一部省略平面図である。
【図5】図1に示す例のV−V線断面図である。
【図6】図1に示す例のVI−VI線断面図である。
【図7】図1に示す例のVII−VII線断面説明図である。
【図8】図1に示す例の主に切断ヘッドの拡大説明図である。
【図9】図1に示す例の主に切断装置の支持装置及び折割装置の拡大説明図である。
【図10】図1に示す例の主に研削ヘッドの拡大説明図である。
【図11】図1に示す例の搬送手段の正面説明図である。
【図12】図1に示す例の主に吸引手段及び昇降手段の一部断面説明図である。
【図13】図1に示す例の主に吸引手段の平面説明図である。
【図14】図1に示す例の主に吸引手段の説明図である。
【図15】図1に示す例の主に保持面がV字状に形成されている場合の吸引手段の説明図である。
【図16】本発明の、図1に示す例とは他の例であるガラス板の加工装置の正面図である。
【図17】図16に示す例の平面説明図である。
【符号の説明】
1 ガラス板の加工装置
3 ガラス板
4 搬送手段
6 搬入部位
7 搬出部位
11 切断部位
12 折割部位
15 研削部位
Claims (16)
- ガラス板を、搬送方向断面からみて凹状となるように曲げて一の部位から他の一の部位に搬送し、一の部位及び他の一の部位のうちの少なくとも一方の部位でガラス板を加工するガラス板の加工方法。
- ガラス板を吸引して曲げる請求項1に記載のガラス板の加工方法。
- ガラス板を、下に向かって凸状となるように曲げる請求項1又は2に記載のガラス板の加工方法。
- ガラス板を、上に向かって凸状となるように曲げる請求項1又は2に記載のガラス板の加工方法。
- ガラス板の一方の面は、コーティングされている請求項1から4のいずれか一項に記載のガラス板の加工方法。
- ガラス板を、搬送方向断面からみて凹状となるように曲げて一の部位から他の一の部位に搬送する搬送手段と、一の部位及び他の一の部位のうちの少なくとも一方の部位でガラス板を加工する加工部とを具備しているガラス板の加工装置。
- 搬送手段は、一のガラス板を一の部位から他の一の部位に搬入し、当該搬入と同期して、他の一のガラス板を他の一の部位から搬出するようになっている請求項6に記載のガラス板の加工装置。
- 搬送手段は、一のガラス板を一の部位に搬入し、当該搬入と同期して、他の一のガラス板を一の部位から他の一の部位に搬出するようになっている請求項6又は7に記載のガラス板の加工装置。
- 搬送手段は、ガラス板を、下に向かって凸状となるように曲げるようになっている請求項6から8のいずれか一項に記載のガラス板の加工装置。
- 搬送手段は、ガラス板を、上に向かって凸状となるように曲げるようになっている請求項6から8のいずれか一項に記載のガラス板の加工装置。
- 搬送手段は、ガラス板を吸引して曲げる吸引手段を具備している請求項6から10のいずれか一項に記載のガラス板の加工装置。
- 吸引手段は、ガラス板を、その一方の面又は一方の面に対向する他方の面より吸引して保持すべく、搬送方向断面からみて凹状の保持面を部分的に窪ませてなる凹所を有している請求項11に記載のガラス板の加工装置。
- 吸引手段は、ガラス板を、その一方の面又は一方の面に対向する他方の面より吸引して保持すべく、搬送方向断面からみて凸状の保持面を部分的に窪ませてなる凹所を有している請求項11に記載のガラス板の加工装置。
- 吸引手段は、ガラス板を、その一方の面又は一方の面に対向する他方の面より吸引して保持すべく、搬送方向断面からみてV字状の保持面を部分的に窪ませてなる凹所を有している請求項11から13のいずれか一項に記載のガラス板の加工装置。
- 搬送手段は、ガラス板を上昇及び下降させる昇降手段を具備している請求項6から14のいずれか一項に記載のガラス板の加工装置。
- 請求項6から15のいずれか一項に記載のガラス板の加工装置に用いるためのガラス板の搬送手段であって、ガラス板を、搬送方向断面からみて凹状となるように曲げて一の部位から他の一の部位に搬送するようになっているガラス板の搬送手段。
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