JP2008110882A - ガラス板の加工装置 - Google Patents

ガラス板の加工装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008110882A
JP2008110882A JP2006293365A JP2006293365A JP2008110882A JP 2008110882 A JP2008110882 A JP 2008110882A JP 2006293365 A JP2006293365 A JP 2006293365A JP 2006293365 A JP2006293365 A JP 2006293365A JP 2008110882 A JP2008110882 A JP 2008110882A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass plate
support
suction pad
screw shaft
support base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006293365A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4957181B2 (ja
Inventor
Shigeru Bando
茂 坂東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bando Kiko Co Ltd
Original Assignee
Bando Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bando Kiko Co Ltd filed Critical Bando Kiko Co Ltd
Priority to JP2006293365A priority Critical patent/JP4957181B2/ja
Publication of JP2008110882A publication Critical patent/JP2008110882A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4957181B2 publication Critical patent/JP4957181B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】吸着パッドを精確に昇降させて当該吸着パッドの昇降距離を短縮することができ、而して、ガラス板を速やかに搬送することができるガラス板の加工装置を提供すること。
【解決手段】ガラス板の加工装置1は、搬入用の支持台3a、切り線形成用の支持台3b、折り割り用の支持台3c、研削用の支持台3d及び搬出用の支持台3eと、支持台3b、3c及び3dに夫々支持されたガラス板2を加工する加工手段としての切り線形成手段4、折り割り手段5及び研削手段6と、支持台3a上のガラス板2を支持台3b上に、支持台3b上のガラス板2を支持台3c上に、支持台3c上のガラス板2を支持台3d上に、支持台3d上のガラス板2を支持台3e上に夫々搬送する搬送手段7とを具備している。
【選択図】図1

Description

本発明は、順送り搬送されて支持台に支持される自動車の窓ガラス用ガラス板、ビル、一般住宅等、建築用ガラス板、キッチン用ガラス板としての結晶化ガラス板等を順次加工するガラス板の加工装置に関する。
特開2002−68768号公報
例えば特許文献1においては、エアシリンダ装置によりガラス板の上面を吸着した吸着パッドを昇降させるようになっているガラス板の加工装置が提案されている。
ところで、斯かるガラス板の加工装置では、エアシリンダ装置により吸着パッドを昇降させるようになっているために、吸着パッドの精確な昇降作動を得難く、ガラス板を支持台に対して確実に接離(搬送及び離反)させるための吸着パッドの昇降距離を短縮することが困難である。また、斯かるガラス板の加工装置では、上記のように精確な昇降作動を得難いために、例えばエアシリンダ装置による昇降作動の完了前において吸着パッドを搬送方向に移動させると、当該移動中にガラス板が支持台に不意に接触する虞がある。
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、吸着パッドを精確に昇降させて当該吸着パッドの昇降距離を短縮することができ、而して、ガラス板を速やかに搬送することができるガラス板の加工装置を提供することにある。
本発明のガラス板の加工装置は、ガラス板を夫々支持する少なくとも二つの支持台と、当該二つの支持台のうちのいずれか一方及び/又は当該二つの支持台のうちのいずれか他方に支持されたガラス板を加工する加工手段と、一方の支持台上のガラス板を他方の支持台上に搬送する搬送手段とを具備しており、搬送手段は、一方の支持台上においてガラス板の上面を吸着すると共に他方の支持台上においてガラス板の上面の吸着を解除する吸着パッドと、一方の支持台の上方と他方の支持台の上方との間において吸着パッドを往復移動させる移動装置と、吸着パッドと移動装置との間に介在されていると共に、移動装置により移動されて一方又は他方の支持台の上方に配された状態の吸着パッドを当該一方又は他方の支持台に対して昇降させる昇降装置とを具備しており、昇降装置は、上下方向に伸びたねじ軸と、このねじ軸に螺合した螺合体と、ねじ軸及び螺合体を互いに上下方向に相対移動させるべく、ねじ軸及び螺合体のうちのいずれか一方を当該ねじ軸及び螺合体のうちのいずれか他方に対して相対的に回転させる回転手段とを具備しており、吸着パッドは、ねじ軸及び螺合体のうちのいずれか一方の回転によって上下方向に移動されるようにねじ軸及び螺合体のうちのいずれか一方に装着されている。
本発明のガラス板の加工装置によれば、特に、昇降装置が、上下方向に伸びたねじ軸と、このねじ軸に螺合した螺合体と、ねじ軸及び螺合体を互いに上下方向に相対移動させるべく、ねじ軸及び螺合体のうちのいずれか一方を当該ねじ軸及び螺合体のうちのいずれか他方に対して相対的に回転させる回転手段とを具備しているために、ねじ軸と螺合体との相対回転に基づいて吸着パッドを精確に昇降させることができて、ガラス板を支持台に対して確実に接離させるための吸着パッドの昇降距離を短縮することができ、しかも、例えば昇降装置の昇降作動の完了前において移動装置により吸着パッドを移動させても、当該移動中にガラス板が支持台に不意に接触するといった事態を引き起こすことなく所望の通りにガラス板を搬送することができ、而して、ガラス板を速やかに搬送することができる。
本発明のガラス板の加工装置の好ましい例では、一方の支持台及び他方の支持台は、互いに面一なガラス板支持面を有している。このような好ましい例によれば、昇降装置による吸着パッドの昇降距離を更に短縮することができる。
本発明のガラス板の加工装置の好ましい例では、吸着パッドは、ねじ軸に装着されており、回転手段は、螺合体に連結されていると共に、ねじ軸を上下方向に移動させるべく螺合体をねじ軸に対して回転させるサーボモータを具備していてもよく、また、吸着パッドは、螺合体に装着されており、回転手段は、ねじ軸に連結されていると共に、螺合体を上下方向に移動させるべくねじ軸を螺合体に対して回転させるサーボモータを具備していてもよい。このような好ましい例によれば、サーボモータの作動に基づいて吸着パッドを精確に昇降させることができる。
本発明によれば、吸着パッドを精確に昇降させて当該吸着パッドの昇降距離を短縮することができ、而して、ガラス板を速やかに搬送することができるガラス板の加工装置を提供し得る。
次に、本発明の実施の形態の例を、図に示す例に基づいて更に詳細に説明する。尚、本発明はこれら例に何等限定されないのである。
図1から図10において、本例のガラス板の加工装置1は、搬入用の支持台3a、切り線形成用の支持台3b、折り割り用の支持台3c、研削用の支持台3d及び搬出用の支持台3eと、支持台3b、3c及び3dに夫々支持されたガラス板2を加工する加工手段としての切り線形成手段4、折り割り手段5及び研削手段6と、支持台3a上のガラス板2を支持台3b上に、支持台3b上のガラス板2を支持台3c上に、支持台3c上のガラス板2を支持台3d上に、支持台3d上のガラス板2を支持台3e上に夫々搬送する搬送手段7とを具備している。
支持台3a、3b、3c、3d及び3eは、X方向において夫々互いに等間隔をもって並置されている。支持台3a及び3e間には支持台3b、3c及び3dが配置され、支持台3a及び3c間には支持台3bが配置され、支持台3b及び3d間には支持台3cが配置され、そして、支持台3c及び3e間には支持台3dが配置されている。支持台3a、3b、3c、3d及び3eは、夫々互いに面一なガラス板支持面11を有しており、ガラス板支持面11の夫々は、ガラス板2の下面2bを支持するようになっている。支持台3a、3b、3c、3d及び3eに夫々支持されたガラス板2の上面2aもまた、夫々互いに面一となる。
搬入用の支持台3aは、基台10に支持された電動モータ12と、基台10にフレームを介して回転自在に支持された駆動側のドラム13及び従動側のドラム14と、ドラム13及び14に掛け回された複数の無端ベルト15と、ガラス板2の位置を決める位置決めローラ(図示せず)とを具備しており、電動モータ12の出力回転軸はプーリー、ベルト等を介してドラム13に連結されている。支持台3aは、電動モータ12の作動によりプーリ、ベルト等を介してドラム13を回転させ、この回転により複数の無端ベルト15をX方向に走行させて、加工されるべきガラス板2を支持台3a上に搬入、位置決めするようになっている。複数の無端ベルト15は、ガラス板支持面11を夫々有している。
搬出用の支持台3eは、基台10に支持された電動モータ22と、基台10にフレームを介して回転自在に支持された駆動側のドラム23及び従動側のドラム24と、ドラム23及び24に掛け回された複数の無端ベルト25とを具備しており、電動モータ22の出力回転軸はプーリー、ベルト等を介してドラム23に連結されている。支持台3eは、電動モータ22の作動によりプーリ、ベルト等を介してドラム23を回転させ、この回転により複数の無端ベルト25をX方向に走行させて、加工されたガラス板2を支持台3e上から搬出するようになっている。複数の無端ベルト25は、ガラス板支持面11を夫々有している。
切り線形成用の支持台3bは、基台10にY方向移動装置54を介して装着されたテーブル32を具備しており、テーブル32は、ガラス板2の下面2b全体を平面支持する広さを有しており、ガラス板2を平面支持するテーブル32の上面は平坦に形成されており、かつ、その上面にはシートが固着されてガラス板2に傷を付けないように形成されている。シートの上面はガラス板支持面11からなる。斯かる支持台3bは、切り線形成手段4により切り線31が形成されるガラス板2を支持するようになっている。
折り割り用の支持台3cは、基台10に支柱35を介して固定された支持板36と、支持板36のX方向に直交するY方向における一端に回転自在に取り付けられたドラム37と、支持板36のY方向における他端に回転自在に取り付けられたドラム38と、ドラム37及び38に掛け回された可撓性の無端ベルト39と、基台10に取り付けられていると共にドラム38にプーリ、ベルト等40を介して連結されている電動モータ41とを具備している。無端ベルト39は、ガラス板支持面11を有しており、当該ガラス板支持面11においてガラス板2の下面2bを支持するようになっている。斯かる支持台3cは、折り割り手段5により折り割られるガラス板2を支持するようになっている。また、支持台3cは、無端ベルト39上に残存したガラス板2のカレットを排出するために、電動モータ41の作動によりドラム38を回転させ、この回転により無端ベルト39をY方向に走行させるようになっている。尚、無端ベルト39の下流端には、無端ベルト39上から排出されるカレットを収容するカレット収容部42が配設されている。
研削用の支持台3dは、基台10にY方向移動装置164を介して装着されたテーブル45と、テーブル45の上面に配設されていると共にガラス板2の下面2bを吸着する吸着装置46とを具備している。吸着装置46の上面はガラス板支持面11からなる。斯かる支持台3dは、研削手段6により周縁30が研削されるガラス板2を支持するようになっている。
支持台3bに支持されているガラス板2に切り線31を形成する切り線形成手段4は、例えば図1、図4及び図7に示すように、回転自在な切り線形成用のカッタホイール52と、カッタホイール52を支持台3bに支持されたガラス板2に対してX方向に移動させるX方向移動装置53と、カッタホイール52を支持台3bに支持されたガラス板2に対して相対的にY方向に移動させるY方向移動装置54と、カッタホイール52を支持台3bに支持されたガラス板2に対してX方向及びY方向に直交するZ方向において上下動させる上下動装置55と、カッタホイール52を支持台3bに支持されたガラス板2に対してR方向に回動させる回動装置56と、カッタホイール52の位置を調整する位置調整機構57とを具備している。
X方向移動装置53は、X方向に伸びた上フレーム61に固着された電動モータ62と、上フレーム61に回転自在に支持されていると共に電動モータ62にプーリ、ベルト等63を介して連結しているX方向に伸びたねじ軸64と、ねじ軸64に螺合したナットを固着したX方向に移動自在なスライダ65と、スライダ65が嵌合していると共に上フレーム61に固着されているX方向に伸びた一対の案内レール66とを具備している。案内レール66は、スライダ65をX方向に案内するようになっている。スライダ65には、上下動装置55等を介してカッタホイール52が取り付けられている。X方向移動装置53は、電動モータ62の作動によりねじ軸64を回転させ、この回転によりスライダ65をX方向に移動させ、而して、カッタホイール52をX方向に移動させるようになっている。
Y方向移動装置54は、基台10に固着された電動モータ71と、基台10に回転自在に支持されていると共に電動モータ71に連結されたY方向に伸びたねじ軸72と、ねじ軸72に螺合していると共にテーブル32に固着されたナット73と、基台10に固着されていると共にテーブル32がY方向に移動自在に嵌合しているY方向に伸びた一対の案内レール74とを具備している。案内レール74は、テーブル32をY方向に案内するようになっている。Y方向移動装置54は、電動モータ71の作動によりねじ軸72を回転させ、この回転によりナット73をY方向に移動させ、而して、支持台3bをY方向に移動させるようになっている。
上下動装置55は、スライダ65に回動装置56及び位置調整機構57を介して取り付けられたシリンダ75及びZ方向に伸びたピストンロッド76を有したエアシリンダ装置77を具備している。ピストンロッド76はZ方向に往復動自在となっていると共にシリンダ75に対して当該ピストンロッド76の軸心を中心として回転されないようになっている。ピストンロッド76の外部先端には、カッタホイール52が回転自在に取り付けられている。斯かる上下動装置55は、エアシリンダ装置77の作動によりカッタホイール52を上昇、下降させるようになっていると共に、当該カッタホイール52を支持台3bに支持されたガラス板2の上面2aに弾性的に押圧するようになっている。
回動装置56は、スライダ65に固着された電動モータ81と、電動モータ81に歯車機構82を介して連結されていると共にスライダ65に回転自在に支持されているX方向に伸びたラインシャフト83と、スライダ65に回転自在に支持されていると共に上端においてベベルギヤ84及び85を介してラインシャフト83に連結されているZ方向に伸びた回転軸86と、回転軸86の下端を掴んでいる掴み部87を有した取付体88とを具備しており、取付体88には、位置調整機構57等を介してカッタホイール52が取り付けられている。斯かる回動装置56は、電動モータ81の作動により歯車機構82を介してラインシャフト83を回転させ、この回転によりベベルギヤ84及び85を介して回転軸86をその軸心を中心としてR方向に回転させ、而して、取付体88に取り付けられているカッタホイール52をR方向に回動させるようになっている。
位置調整機構57は、取付体88に回転自在に支持されたX方向に伸びた摘み付ねじ軸の回転により取付体88に対してX方向に移動されるX方向スライダ91と、X方向スライダ91に回転自在に支持されたY方向に伸びた摘み付ねじ軸の回転によりX方向スライダ91に対してY方向に移動されるY方向スライダ92とを具備している。Y方向スライダ92には、エアシリンダ装置77のシリンダ75が取り付けられている。位置調整機構57は、前記摘み付ねじ軸の夫々の回転によりカッタホイール52のX及びY方向における位置を微調整するようになっている。
支持台3cに支持されていると共に切り線形成手段4により切り線31が形成されたガラス板2を当該切り線31に沿って折り割る折り割り手段5は、無端ベルト39上のガラス板2の半分の領域において折り割りを実行する折り割り装置5aと、当該ガラス板2の残りの半分の領域において折り割りを実行する折り割り装置5bとを具備している。折り割り装置5a及び5bは、Y方向において互いに対向して配されている。尚、折り割り装置5a及び5bは、互いに同様に形成されているので、以下、折り割り装置5aについて詳細に説明し、折り割り装置5bについては図に同符号を適宜付してその詳細な説明を省略する。
折り割り装置5aは、無端ベルト39上の切り線31が形成されたガラス板2に端切り線101を形成する端切り線形成手段102と、端切り線形成手段102により端切り線101が形成されたガラス板2を押し割る押し割り手段103と、端切り線形成手段102及び押し割り手段103を支持台3cに支持されたガラス板2に対してX及びY方向に移動させる移動装置104とを具備している。
端切り線形成手段102は、例えば図8に示すように、端切り線形成用のカッタホイール111と、カッタホイール111を昇降させるエアシリンダ装置112と、カッタホイール111の刃先を端切り線方向に向ける電動モータ113とを具備しており、カッタホイール111と電動モータ113とは、プーリ、ベルト等を介して連結されている。エアシリンダ装置112は、Z方向に往復動自在なピストンロッドを有しており、このピストンロッドの外部先端にカッタホイール111を取り付けている。エアシリンダ装置112及び電動モータ113は、後述の可動台154に取り付けられている。
押し割り手段103は、例えば図8に示すように、押し割り用の押し棒121と、押し棒121を昇降させるエアシリンダ装置122とを具備している。エアシリンダ装置122は、Z方向に往復動自在なピストンロッドを有しており、このピストンロッドの外部先端に押し棒121を取り付けている。エアシリンダ装置122は、可動台154に取り付けられている。
移動装置104は、例えば図6に示すように、端切り線形成手段102及び押し割り手段103を支持台3cに支持されたガラス板2に対してX方向に移動させるX方向移動装置131と、端切り線形成手段102及び押し割り手段103を支持台3cに支持されたガラス板2に対してY方向に移動させるY方向移動装置132とを具備している。
X方向移動装置131は、上フレーム61に固定されたX方向に伸びたフレーム141と、フレーム141の一端に取り付けられた電動モータ142と、フレーム141に回転自在に支持され、且つ、電動モータ142に連結されたX方向に伸びたねじ軸143と、ねじ軸143に螺合したナットを固着したスライダ144と、スライダ144をX方向に案内できるように、このスライダ144と嵌合し、且つ、フレーム141にX方向に伸びて取り付けられた一対の案内レール145とを具備しており、スライダ144は、Y方向移動装置132のフレーム151を取り付けている。案内レール145は、スライダ144をX方向に案内するようになっている。X方向移動装置131は、電動モータ142の作動により、電動モータ142に連結されたねじ軸143を回転させ、この回転によりねじ軸143に螺合したナットを固着したスライダ144をX方向に移動させ、而して、Y方向移動装置132を介して端切り線形成手段102及び押し割り手段103、特にカッタホイール111及び押し棒121をX方向に移動させるようになっている。尚、折り割り装置5bのフレーム141は、上フレーム191に固定されている。
Y方向移動装置132は、スライダ144に取り付けられたY方向に伸びたフレーム151と、このフレーム151の一端に取り付けられた電動モータ152と、フレーム151に回転自在に支持され、且つ、電動モータ152に連結されたY方向に伸びたねじ軸と、このねじ軸に螺合したナットを固着した可動台154と、可動台154と嵌合し、且つ、フレーム151にY方向に伸びて取り付けられた一対の案内レール155とを具備している。可動台154には、エアシリンダ装置112及び122並びに電動モータ113が取り付けられている。即ち、可動台154には、端切り線形成手段102及び押し割り手段103が取り付けられている。案内レール155は、可動台154をY方向に案内するようになっている。Y方向移動装置132は、電動モータ152の作動により前記ねじ軸を回転させ、この回転によりねじ軸に螺合したナットを固着した可動台154をY方向に移動させ、而して、端切り線形成手段102及び押し割り手段103、特にカッタホイール111及び押し棒121をY方向に移動させるようになっている。
支持台3dに支持されていると共に折り割り手段5により折り割られたガラス板2の周縁30を研削する研削手段6は、周縁に研削面を有した研削ホイール161と、研削ホイール161に連結されたスピンドルモータ162と、研削ホイール161を支持台3dに支持されたガラス板2に対してX方向に移動させるX方向移動装置163と、研削ホイール161を支持台3dに支持されたガラス板2に対して相対的にY方向に移動させるY方向移動装置164と、研削ホイール161を支持台3dに支持されたガラス板2に対してR方向に回動させる回動装置165と、研削ホイール161の位置を調整する位置調整機構166とを具備している。
X方向移動装置53と共用のX方向移動装置163は、上述の通りに形成されているのでその詳細な説明を省略する。Y方向移動装置164は、X方向においてY方向移動装置54よりも出側に配されている。Y方向移動装置164は、Y方向移動装置54と略同様に形成されているので、図に同符号を適宜付してその詳細な説明を省略する。
位置調整機構166は、取付体175に回転自在に支持されたX方向に伸びた摘み付ねじ軸の回転により取付体175に対してX方向に移動されるX方向スライダ167と、
X方向スライダ167に回転自在に支持されたY方向に伸びた摘み付ねじ軸の回転によりX方向スライダ167に対してY方向に移動されるY方向スライダ168と、Y方向スライダ168に回転自在に支持されたZ方向に伸びた摘み付ねじ軸の回転によりY方向スライダ168に対してZ方向に移動されるZ方向スライダ169とを具備している。Z方向スライダ169には、スピンドルモータ162が取り付けられている。位置調整機構166は、前記摘み付ねじ軸の夫々の回転により研削ホイール161のX、Y及びZ方向における位置を微調整するようになっている。
回動装置165は、回動装置56の電動モータ81、歯車機構82及びラインシャフト83を共用しており、スライダ65に回転自在に支持されていると共に上端においてベベルギヤ171及び172を介してラインシャフト83に連結されているZ方向に伸びた回転軸173と、回転軸173の下端を掴んでいる掴み部174を有した取付体175とを具備している。取付体175には、位置調整機構166、スピンドルモータ162を介して研削ホイール161が取り付けられている。斯かる回動装置165は、電動モータ81の作動に基づくラインシャフト83の回転により、ベベルギヤ171及び172を介して回転軸173をその軸心を中心としてR方向に回転させ、而して、取付体175に取り付けられている研削ホイール161をR方向に回動させるようになっている。
搬送手段7は、支持台3a上においてガラス板2の上面2aを吸着すると共に支持台3b上においてガラス板2の上面2aの吸着を解除する吸着パッド181a、支持台3b上においてガラス板2の上面2aを吸着すると共に支持台3c上においてガラス板2の上面2aの吸着を解除する吸着パッド181b、支持台3c上においてガラス板2の上面2aを吸着すると共に支持台3d上においてガラス板2の上面2aの吸着を解除する吸着パッド181c、及び支持台3d上においてガラス板2の上面2aを吸着すると共に支持台3e上においてガラス板2の上面2aの吸着を解除する吸着パッド181dと、支持台3aの上方と支持台3bの上方との間において吸着パッド181aをX方向に往復移動させ、支持台3bの上方と支持台3cの上方との間において吸着パッド181bをX方向に往復移動させ、支持台3cの上方と支持台3dの上方との間において吸着パッド181cをX方向に往復移動させ、そして、支持台3dの上方と支持台3eの上方との間において吸着パッド181dをX方向に往復移動させる移動装置183と、吸着パッド181aと移動装置183との間に介在されていると共に、移動装置183により移動されて支持台3a若しくは3bの上方に配された状態の吸着パッド181aを当該支持台3a若しくは3bに対して昇降させる昇降装置182a、吸着パッド181bと移動装置183との間に介在されていると共に、移動装置183により移動されて支持台3b若しくは3cの上方に配された状態の吸着パッド181bを当該支持台3b若しくは3cに対して昇降させる昇降装置182b、吸着パッド181cと移動装置183との間に介在されていると共に、移動装置183により移動されて支持台3c若しくは3dの上方に配された状態の吸着パッド181cを当該支持台3c若しくは3dに対して昇降させる昇降装置182c、及び吸着パッド181dと移動装置183との間に介在されていると共に、移動装置183により移動されて支持台3d若しくは3eの上方に配された状態の吸着パッド181dを当該支持台3d若しくは3eに対して昇降させる昇降装置182dとを具備している。
吸着パッド181bは、例えば図10の(a)、(b)及び(c)に示すように、円盤状の本体185と、本体185のガラス板吸着面186の周縁に設けられた環状の弾性体してのゴム体187と、ガラス板吸着面186において開口している吸引口188とを具備しており、吸引口188は、真空吸引ポンプ(図示せず)に連通している。
昇降装置182bは、例えば図10の(a)、(b)及び(c)に示すように、上フレーム61に並設されたX方向に伸びた上フレーム191に移動装置183を介して取り付けられた枠体192と、吸着パッド181bに固着されていると共に枠体192にZ方向に滑動自在に支持されるZ方向に伸びた一対のガイドピン193及び194と、ガイドピン193及び194間に配されて吸着パッド181bに固着されたZ方向に伸びたねじ軸195と、ねじ軸195に螺合していると共に枠体192に回転自在に支持されている螺合体196と、ねじ軸195及び螺合体196を互いにZ方向に相対移動させるべく、ねじ軸195を螺合体196に対して相対的に回転させる回転手段としてのサーボモータ199とを具備している。サーボモータ199のZ方向に伸びた出力回転軸は、平歯車197及び198を介して螺合体196に連結されている。斯かる昇降装置182bは、サーボモータ199の作動により平歯車197及び198を介して螺合体196をねじ軸195に対して回転させ、この回転によりねじ軸195を枠体192に支持されている螺合体196に対して上昇及び下降させ、而して、ねじ軸195が固着された吸着パッド181bを昇降させるようになっている。
尚、搬送手段7は、昇降装置182bに代えて、例えば図13の(a)及び(b)に示すように、枠体192と、ガイドピン193及び194と、枠体192に回転自在に支持されているZ方向に伸びたねじ軸201と、二つの吸着パッド181bが取り付けられていると共にねじ軸201に螺合している螺合体202と、枠体192に固着されていると共にねじ軸201の一端に連結(直結)されており、螺合体202をZ方向に移動させるべくねじ軸201を螺合体202に対して回転させるサーボモータ203とを具備し、斯かるサーボモータ203の作動によりねじ軸201を回転させ、この回転によりねじ軸201に螺合している螺合体202をねじ軸201に対してZ方向に相対移動させ、而して、螺合体202に取り付けられている吸着パッド181bを昇降させるようになっている昇降装置204を具備していてもよい。また、搬送手段7は、昇降装置182bに代えて、例えば図14の(a)及び(b)に示すように、上フレーム191に移動装置183を介して取り付けられた支持板211と、支持板211に固着されたZ方向に伸びた一対のガイドレール212及び213と、支持板211に回転自在に支持されたZ方向に伸びたねじ軸214と、支持板211に固着されていると共にねじ軸214の一端に連結されているサーボモータ215と、ガイドレール212及び213に嵌合したスライダ216を有していると共にねじ軸214に螺合している螺合体217とを具備しており、螺合体217には吸着パッド181bが取り付けられている昇降装置218を具備していてもよい。
吸着パッド181a、181c及び181d並びに昇降装置182a、182c及び182dは、吸着パッド181b及び昇降装置182bと夫々略同様に形成されているので、図に同符号を適宜付してこれらの詳細な説明を省略する。
移動装置183は、上フレーム191に固着された電動モータ220と、上フレーム191に回転自在に支持されたX方向に伸びたねじ軸221と、上フレーム191にX方向に伸びて固着された一対の案内レール222及び223と、案内レール222及び223に嵌合し、かつ、ねじ軸221に螺合しているX方向に移動自在なスライダ224とを具備しており、スライダ224には、ブラケット225を介して昇降装置182a、182b、182c及び182dが夫々取り付けられている。案内レール222及び223は、スライダ224をX方向に案内するようになっている。斯かる移動装置183は、電動モータ220の作動によりねじ軸221を回転させ、この回転によりスライダ224をX方向に移動させ、而して、昇降装置182a、182b、182c及び182dを介して吸着パッド181a、181b、181c及び181dを機械的に同期してX方向に移動させるようになっている。
本例のガラス板の加工装置1は、上述及び後述の動作を制御する数値制御装置(図示せず)を具備しており、斯かる数値制御装置は、電動モータ12、22、41、62、71、81、113、142、152及び220、サーボモータ199、203若しくは215、エアシリンダ装置77、112及び122等に接続されており、これらの動作を数値制御するようになっている。
本例のガラス板の加工装置1により自動車用窓ガラス等に用いるガラス板2を順次搬送して加工する場合、まず、支持台3aに支持されたガラス板2の上方に配置された吸着パッド181aを昇降装置182aにより下降させて当該ガラス板2の上面2aに当接させる。次に、当該ガラス板2の上面2aを吸着パッド181aにより吸着し、吸着したガラス板2を昇降装置182aにより上昇させる。昇降装置182aによる吸着パッド181aの昇降距離は、サーボモータ199の作動による螺合体196及びねじ軸195の相対回転によって吸着パッド181aを昇降させているので、例えばエアシリンダ装置によりガラス板2を支持台に載置し、持ち上げるために吸着パッドを昇降させる昇降距離よりも短くてよい。そして、移動装置183により前記ガラス板2を吸着した吸着パッド181aを支持台3aの上方から支持台3bの上方までX方向に移動(往動)させ、移動後、支持台3bの上方に配置された吸着パッド181aを昇降装置182aにより下降させてガラス板2を支持台3bのガラス板支持面11に当接させ、吸着パッド181aによる当該ガラス板2の上面2aの吸着を解除し、而して、ガラス板2を支持台3bのガラス板支持面11に支持させる。ガラス板2の支持台3bへの載置後、吸着パッド181aは、昇降装置182aにより再び上昇され、移動装置183により支持台3bの上方から支持台3aの上方までX方向に移動(復動)され、移動後、支持台3aの上方において当該支持台3a上に新たなガラス板2が供給されるのを待ち受ける。
次に、回動装置56によりカッタホイール52の刃先が常に切り線形成方向を保つようにカッタホイール52をR方向に回動させながら、エアシリンダ装置77によりカッタホイール52を下降させて、支持台3bに支持されたガラス板2に切断圧を加え、X方向移動装置53及びY方向移動装置54によりカッタホイール52をガラス板2に対してX−Y平面座標移動させながら、当該ガラス板2に切り線31を形成する。
次に、支持台3bに支持された切り線31が形成されたガラス板2の上方に配置されている吸着パッド181bを昇降装置182bにより図11に示すように下降させて当該ガラス板2の上面2aに当接させる。次に、当該ガラス板2の上面2aを吸着パッド181aにより吸着し、吸着したガラス板2を昇降装置182bにより図12に示すように上昇させる。昇降装置182bによる吸着パッド181bの昇降距離は、昇降装置182aによる吸着パッド181aの昇降距離と等しい。そして、移動装置183により前記ガラス板2を吸着した吸着パッド181bを支持台3bの上方から支持台3cの上方までX方向に移動(往動)させ、移動後、支持台3cの上方に配置された吸着パッド181bを昇降装置182bにより下降させてガラス板2を支持台3cのガラス板支持面11に当接させ、吸着パッド181bによる当該ガラス板2の上面2aの吸着を解除し、而して、ガラス板2を支持台3cのガラス板支持面11に支持させる。尚、ガラス板2の支持台3cへの載置後、吸着パッド181bは、昇降装置182bにより再び上昇され、移動装置183により支持台3cの上方から支持台3bの上方までX方向に移動され、移動後、支持台3bの上方において当該支持台3b上に新たなガラス板2が供給されるのを待ち受ける。
次に、電動モータ113の作動によりプーリ、ベルト等を介してカッタホイール111の刃先が常に端切り線形成方向を保つようにカッタホイール111を回動させながら、エアシリンダ装置112によりカッタホイール111を下降させて、無端ベルト39上に載置されたガラス板2に切断圧を加え、X方向移動装置131及びY方向移動装置132によりカッタホイール111をガラス板2に対してX−Y平面座標移動させてガラス板2の切り線31よりも外側の部分に端切り線101を形成する。そして、端切り線101が形成されたガラス板2を押し割るべく、X方向移動装置131及びY方向移動装置132により押し棒121をX−Y平面座標移動させ、エアシリンダ装置122により押し棒121を下降させて、当該ガラス板2を押圧し、而して、ガラス板2をその切り線31に沿って押し割る。尚、上記のようにして、ガラス板2の半分の領域で折り割りを行うのと併行して、ガラス板2の残りの半分の領域でも折り割りを行う。
次に、支持台3cに支持された折り割られたガラス板2の上方に配置されている吸着パッド181cを昇降装置182cにより下降させて当該ガラス板2の上面2aに当接させる。次に、当該ガラス板2の上面2aを吸着パッド181cにより吸着し、吸着したガラス板2を昇降装置182cにより上昇させる。昇降装置182cにより吸着パッド182cの昇降距離は、昇降装置182bによる吸着パッド181bの昇降距離と等しい。そして、移動装置183により前記ガラス板2を吸着した吸着パッド181cを支持台3cの上方から支持台3dの上方までX方向に移動(往動)させ、移動後、支持台3dの上方に配置された吸着パッド181cを昇降装置182cにより下降させてガラス板2を支持台3dのガラス板支持面11に当接させ、吸着パッド181cによる当該ガラス板2の上面2aの吸着を解除し、而して、ガラス板2を支持台3dのガラス板支持面11に支持させる。支持台3dによるガラス板2の支持は、吸着装置46の作動によって行う。尚、ガラス板2の支持台3dへの載置後、吸着パッド181cは、昇降装置182cにより再び上昇され、移動装置183により支持台3dの上方から支持台3cの上方までX方向に移動され、移動後、支持台3dの上方において当該支持台3c上に新たなガラス板2が供給されるのを待ち受ける。
尚、無端ベルト39上からガラス板2が搬出された後に、電動モータ41の作動により、ドラム37及び38に張設された無端ベルト39をY方向に走行させて、無端ベルト39上のガラス板2のカレットを無端ベルト39上から排出し、排出したカレットを、無端ベルト39の下流端に設けられたカレット収容部42に収容する。
次に、支持台3dに支持された折り割られたガラス板2の周縁30に対して、研削ホイール161が常に定角度を保つように、回動装置165により研削ホイール161をR方向に回動させながら、X方向移動装置163及びY方向移動装置164によりガラス板2に対してX−Y平面座標移動させて、当該ガラス板2の周縁30を研削する。尚、研削ホイール161は、スピンドルモータ162の作動により回転している。
次に、支持台3dに支持された折り割られたガラス板2の上方に配置されている吸着パッド181dを昇降装置182dにより下降させて当該ガラス板2の上面2aに当接させる。次に、当該ガラス板2の上面2aを吸着パッド181dにより吸着すると共に吸着装置46によるガラス板2の下面2bの吸着を解除し、吸着パッド181dにより吸着したガラス板2を昇降装置182dにより上昇させる。昇降装置182dにより吸着パッド182dの昇降距離は、昇降装置182cによる吸着パッド181cの昇降距離と等しい。そして、移動装置183により前記ガラス板2を吸着した吸着パッド181dを支持台3dの上方から支持台3eの上方までX方向に移動(往動)させ、移動後、支持台3eの上方に配置された吸着パッド181dを昇降装置182dにより下降させてガラス板2を支持台3eのガラス板支持面11に当接させ、吸着パッド181dによる当該ガラス板2の上面2aの吸着を解除し、而して、ガラス板2を支持台3eのガラス板支持面11に支持させる。尚、ガラス板2の支持台3eへの載置後、吸着パッド181dは、昇降装置182dにより再び上昇され、移動装置183により支持台3eの上方から支持台3dの上方までX方向に移動され、移動後、支持台3eの上方において当該支持台3d上に新たなガラス板2が供給されるのを待ち受ける。最後に、無端ベルト25上の加工されたガラス板2を、電動モータ22の作動による無端ベルト25のX方向の走行により搬出する。以上のようにして、ガラス板の加工装置1は、ガラス板2を順次搬送して加工する。
本例のガラス板の加工装置1によれば、ガラス板2を夫々支持する少なくとも二つの支持台、本例では支持台3a、3b、3c、3d及び3eと、支持台3a、3b、3c、3d及び3eのうちの支持台3a、3b及び3cに支持されたガラス板を加工する加工手段としての切り線形成手段4、折り割り手段5及び研削手段6と、支持台3a上のガラス板2を支持台3b上に、支持台3b上のガラス板2を支持台3c上に、支持台3c上のガラス板2を支持台3d上に、そして、支持台3d上のガラス板2を支持台3e上に夫々搬送する搬送手段7とを具備しており、搬送手段7は、支持台3a上においてガラス板2の上面2aを吸着すると共に支持台3bにおいてガラス板2の上面2aの吸着を解除する吸着パッド181aと、支持台3b上においてガラス板2の上面2aを吸着すると共に支持台3cにおいてガラス板2の上面2aの吸着を解除する吸着パッド181bと、支持台3c上においてガラス板2の上面2aを吸着すると共に支持台3dにおいてガラス板2の上面2aの吸着を解除する吸着パッド181cと、支持台3d上においてガラス板2の上面2aを吸着すると共に支持台3eにおいてガラス板2の上面2aの吸着を解除する吸着パッド181dと、支持台3aの上方と支持台3bの上方との間において吸着パッド181aを往復移動させ、支持台3bの上方と支持台3cの上方との間において吸着パッド181bを往復移動させ、支持台3cの上方と支持台3dの上方との間において吸着パッド181cを往復移動させ、そして、支持台3dの上方と支持台3eの上方との間において吸着パッド181dを往復移動させる移動装置183と、吸着パッド181aと移動装置183との間に介在されていると共に、移動装置183により移動されて支持台3a又は3bに配された状態の吸着パッド181aを当該支持台3a又は3bに対して昇降させる昇降装置182aと、吸着パッド181bと移動装置183との間に介在されていると共に、移動装置183により移動されて支持台3b又は3cの上方に配された状態の吸着パッド181bを当該支持台3b又は3cに対して昇降させる昇降装置182bと、吸着パッド181cと移動装置183との間に介在されていると共に、移動装置183により移動されて支持台3c又は3dの上方に配された状態の吸着パッド181cを当該支持台3c又は3dに対して昇降させる昇降装置182cと、吸着パッド181dと移動装置183との間に介在されていると共に、移動装置183により移動されて支持台3d又は3eの上方に配された状態の吸着パッド181dを当該支持台3d又は3eに対して昇降させる昇降装置182dとを具備しており、昇降装置182a、182b、182c及び182dは、Z方向に伸びたねじ軸195と、ねじ軸195に螺合した螺合体196と、ねじ軸195及び螺合体196を互いにZ方向に相対移動させるべく、ねじ軸195及び螺合体196のうちのいずれか一方を当該ねじ軸195及び螺合体196のうちのいずれか他方に対して相対的に回転させる回転手段としてのサーボモータ199とを夫々具備しており、吸着パッド181は、ねじ軸195及び螺合体196のうちのいずれか一方の回転によってZ方向に移動されるようにねじ軸195及び螺合体196のうちのいずれか一方に夫々装着されているために、ねじ軸195と螺合体196との相対回転に基づいて吸着パッド181a、181b、181c及び181dを精確に昇降させることができて、ガラス板2を支持台3a、3b、3c、3d及び3eに対して確実に接離させるための吸着パッド181a、181b、181c及び181dの昇降距離を短縮させることができ、しかも、例えば昇降装置182a、182b、182c及び182dの昇降作動の完了前において移動装置183により吸着パッド181a、181b、181c及び181dを移動させても、当該移動中にガラス板2が支持台3a、3b、3c、3d及び3eに不意に接触するといった事態を引き起こすことなく所望の通りにガラス板2を搬送することができ、而して、ガラス板2を速やかに搬送することができる。
ガラス板の加工装置1によれば、支持台3a、3b、3c、3d及び3eは、互いに面一なガラス板支持面11を有しているために、昇降装置182a、182b、182c及び182dによる吸着パッド181a、181b、181c及び181dの昇降距離を更に短縮させることができる。
本発明の実施の形態の例の正面図である。 図1に示す例の平面図である。 図1に示す例の正面説明図である。 図1に示す例の平面説明図である。 図1に示す例の入り側からみた側面断面説明図である。 図1に示す例の一部拡大平面説明図である。 図1に示す例の主に切り線形成手段の一部拡大説明図である。 図1に示す例の主に折り割り手段の一部拡大説明図である。 図1に示す例の主に研削手段の一部拡大説明図である。 (a)、(b)及び(c)は、図1に示す例の主に搬送手段の一部拡大説明図である。 図1に示す例の主に昇降装置の動作説明図である。 図1に示す例の主に昇降装置の動作説明図である。 (a)及び(b)は、図1に示す例の主に他の昇降装置の説明図である。 (a)及び(b)は、図1に示す例の主に他の昇降装置の説明図である。
符号の説明
1 ガラス板の加工装置
2 ガラス板
3a、3b、3c、3d、3e 支持台
4 切り線形成手段
5 折り割り手段
6 研削手段
7 搬送手段
64、72、143、195、201、214、221 ねじ軸
181a、181b、181c、181d 吸着パッド
182a、182b、182c、182d、204、218 昇降装置
104、183 移動装置
196、202、217 螺合体
199、203、215 サーボモータ

Claims (4)

  1. ガラス板を夫々支持する少なくとも二つの支持台と、当該二つの支持台のうちのいずれか一方及び/又は当該二つの支持台のうちのいずれか他方に支持されたガラス板を加工する加工手段と、一方の支持台上のガラス板を他方の支持台上に搬送する搬送手段とを具備しており、搬送手段は、一方の支持台上においてガラス板の上面を吸着すると共に他方の支持台上においてガラス板の上面の吸着を解除する吸着パッドと、一方の支持台の上方と他方の支持台の上方との間において吸着パッドを往復移動させる移動装置と、吸着パッドと移動装置との間に介在されていると共に、移動装置により移動されて一方又は他方の支持台の上方に配された状態の吸着パッドを当該一方又は他方の支持台に対して昇降させる昇降装置とを具備しており、昇降装置は、上下方向に伸びたねじ軸と、このねじ軸に螺合した螺合体と、ねじ軸及び螺合体を互いに上下方向に相対移動させるべく、ねじ軸及び螺合体のうちのいずれか一方を当該ねじ軸及び螺合体のうちのいずれか他方に対して相対的に回転させる回転手段とを具備しており、吸着パッドは、ねじ軸及び螺合体のうちのいずれか一方の回転によって上下方向に移動されるようにねじ軸及び螺合体のうちのいずれか一方に装着されているガラス板の加工装置。
  2. 一方の支持台及び他方の支持台は、互いに面一なガラス板支持面を有している請求項1に記載のガラス板の加工装置。
  3. 吸着パッドは、ねじ軸に装着されており、回転手段は、螺合体に連結されていると共に、ねじ軸を上下方向に移動させるべく螺合体をねじ軸に対して回転させるサーボモータを具備している請求項1又は2に記載のガラス板の加工装置。
  4. 吸着パッドは、螺合体に装着されており、回転手段は、ねじ軸に連結されていると共に、螺合体を上下方向に移動させるべくねじ軸を螺合体に対して回転させるサーボモータを具備している請求項1又は2に記載のガラス板の加工装置。
JP2006293365A 2006-10-27 2006-10-27 ガラス板の加工装置 Expired - Fee Related JP4957181B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006293365A JP4957181B2 (ja) 2006-10-27 2006-10-27 ガラス板の加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006293365A JP4957181B2 (ja) 2006-10-27 2006-10-27 ガラス板の加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008110882A true JP2008110882A (ja) 2008-05-15
JP4957181B2 JP4957181B2 (ja) 2012-06-20

Family

ID=39443623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006293365A Expired - Fee Related JP4957181B2 (ja) 2006-10-27 2006-10-27 ガラス板の加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4957181B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013053028A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd 分断装置
JP2014040371A (ja) * 2013-11-21 2014-03-06 Bando Kiko Co Ltd ガラス板の加工方法及びガラス板加工装置
KR20140106543A (ko) * 2011-12-28 2014-09-03 니폰 덴키 가라스 가부시키가이샤 유리판 가공 장치 및 그 가공 방법
JP2015013799A (ja) * 2014-08-22 2015-01-22 坂東機工株式会社 ガラス板の加工方法及びガラス板加工装置
CN105538247A (zh) * 2015-12-08 2016-05-04 刘锦刚 一种用于板材加工且带左、右升降杆的工作台装置及其使用方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000281386A (ja) * 1999-03-30 2000-10-10 Moon Star Co ガラスびんの表面処理装置
JP2002003230A (ja) * 2000-06-15 2002-01-09 Bando Kiko Kk ガラス板の加工方法及びその装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000281386A (ja) * 1999-03-30 2000-10-10 Moon Star Co ガラスびんの表面処理装置
JP2002003230A (ja) * 2000-06-15 2002-01-09 Bando Kiko Kk ガラス板の加工方法及びその装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013053028A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd 分断装置
TWI480247B (zh) * 2011-09-02 2015-04-11 Mitsuboshi Diamond Ind Co Ltd 分斷裝置
KR20140106543A (ko) * 2011-12-28 2014-09-03 니폰 덴키 가라스 가부시키가이샤 유리판 가공 장치 및 그 가공 방법
KR101953659B1 (ko) 2011-12-28 2019-03-04 니폰 덴키 가라스 가부시키가이샤 유리판 가공 장치 및 그 가공 방법
JP2014040371A (ja) * 2013-11-21 2014-03-06 Bando Kiko Co Ltd ガラス板の加工方法及びガラス板加工装置
JP2015013799A (ja) * 2014-08-22 2015-01-22 坂東機工株式会社 ガラス板の加工方法及びガラス板加工装置
CN105538247A (zh) * 2015-12-08 2016-05-04 刘锦刚 一种用于板材加工且带左、右升降杆的工作台装置及其使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4957181B2 (ja) 2012-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4075891B2 (ja) ガラス板の加工装置
JP6195036B2 (ja) ガラス板加工装置
WO2010021071A1 (ja) ガラス板の加工方法及びガラス板加工装置
WO2015129252A1 (ja) ガラス板の加工方法及び加工装置
TWI691465B (zh) 玻璃板加工裝置
JP4957181B2 (ja) ガラス板の加工装置
JP6195008B2 (ja) ガラス板加工装置
JP6544502B1 (ja) ガラス板の折割機械
WO2015136946A1 (ja) ガラス板の加工方法及び加工装置
JP5776830B2 (ja) ガラス板の加工方法及びガラス板加工装置
JP4305376B2 (ja) ガラス板の加工装置
JP6195009B2 (ja) ガラス板加工装置
JP7352933B2 (ja) ガラス板の折割機械
JP2015178453A (ja) ガラス板の加工方法及び加工装置
JP2015160802A (ja) ガラス板の加工方法及び加工装置
JP2019077606A (ja) ガラス板の折割機械
JP5804028B2 (ja) ガラス板加工装置
JP5720723B2 (ja) ガラス板加工装置
JP2019026553A (ja) ガラス板の折割機械
JP2017200880A (ja) ガラス板加工装置
JP2007254242A (ja) ガラス板の加工機械

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110322

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120305

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150330

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees