JP2015044567A - タイヤ空気圧検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】IGをオンしてからより早期にドライバにタイヤ空気圧の低下を通知することができるようにしつつ、停車中の暗電流の増加を抑制する。【解決手段】IGのオフ中にも間欠周期T3毎に受信機でフレーム受信が可能となるようにする。そして、送信機では、タイヤ空気圧低下の発生が検出された場合に、間欠周期T3よりも長い期間となる高頻度送信区間T4の間、短いフレーム送信間隔で連続してフレーム送信を行うようする。これにより、IGのオフ中に送信機でタイヤ空気圧低下の発生が検出されたとしても、受信機で確実にフレーム受信が行われ、IGをオンしたときに、より早期にタイヤ空気圧低下が発生していることをドライバに警告することが可能となる。【選択図】図5

Description

本発明は、ダイレクト式のタイヤ空気圧検出装置に関するものである。
従来より、タイヤ空気圧検出装置の1つとして、ダイレクト式のものがある。このタイプのタイヤ空気圧検出装置は、タイヤが取り付けられた車輪側に、圧力センサ等のセンシング部を備えた送信機を直接取り付けると共に、車体側に、アンテナおよび受信機を取り付けた構成とされている。そして、圧力センサの検出結果が送信機から送信されると、アンテナを介して受信機にその検出結果が受信され、タイヤ空気圧検出が行われるようになっている。
このようなタイヤ空気圧検出装置では、タイヤ空気圧が減っている状態で車両を走行させるのは好ましくないため、タイヤ空気圧の低下をより早期にドライバに通知することが求められている。
特開2013−6588号公報
しかしながら、タイヤ空気圧検出装置は、イグニッションスイッチ(以下、IGという)のオン中にタイヤ空気圧検出を行うシステムであるため、IGがオンされてから送信機より送られてきた圧力センサの検出結果を解析し、初めてタイヤ空気圧低下が検出できる。このため、タイヤ空気圧低下を検出して通知するまでに数分程度の時間を要し、ドライバが車両停止中にタイヤ空気圧低下を認識できないまま車両の走行を開始してしまったり、停車中数分後にタイヤ空気圧低下を認識することになったりしている。
一方、各車輪に備えられる送信機については、車体側に備えられる受信機と独立して作動させられており、IGの状態を把握できないため、停車中にも圧力検出を行っている。このため、仮にIGのオフ中にもタイヤ空気圧検出を継続するシステムとすれば、IGがオンされたときに早期にドライバに対してタイヤ空気圧の低下を通知できると考えられる。ところが、単純にIGのオフ中にもオン中と同様のタイヤ空気圧検出を行うようにすると、停車中の暗電流(停車時消費電流)が大幅に増加し、バッテリーが持たないため、現実的には実現が困難である。
本発明は上記点に鑑みて、IGをオンしてからより早期にドライバにタイヤ空気圧の低下を通知することができるようにしつつ、停車中の暗電流の増加を抑制できるタイヤ空気圧検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1ないし6に記載の発明では、受信機(3)は、バッテリ(8)からの電源供給に基づき、IG(9)のオン中には、電源制御部(33)にて電波受信部(32)によるフレームの受信を行わせるための電源を生成することで、受信機の電源状態をフレームの受信を行える状態としてタイヤ空気圧の検出を行い、かつ、IGのオフ中には、所定の間欠周期(T3)毎に、電源制御部にて電波受信部によるフレームの受信を行わせるための電源を生成することで、受信機の電源状態をフレームの受信を行える状態としてタイヤ空気圧の検出を行う。そして、送信機(2a〜2d)は、センシング部(21)の検出信号に基づいてタイヤ空気圧低下の発生の有無を判定し、タイヤ空気圧低下が発生したときには、定期送信周期よりも短いフレーム送信間隔(T5)で、間欠周期以上に設定された高頻度送信区間(T4)の間、タイヤ空気圧低下が発生する前よりも高頻度でフレームを送信することを特徴としている。
このように、IGのオフ中にも間欠周期毎に受信機でフレーム受信が可能となるようにしている。そして、送信機では、タイヤ空気圧低下の発生が検出された場合に、間欠周期よりも長い期間となる緊急送信期間の間、短いフレーム送信間隔で高頻度で連続してフレーム送信を行うようにしている。このため、IGのオフ中に送信機でタイヤ空気圧低下の発生が検出されたとしても、受信機で確実にフレーム受信が行われ、IGをオンしたときに、より早期にタイヤ空気圧低下が発生していることをドライバに警告することが可能となる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかるタイヤ空気圧検出装置の全体構成を示す図である。 送信機2a〜2dの詳細を示したブロック図である。 受信機3の詳細を示したブロック図である。 送信機2a〜2dの制御部22が実行するフレーム送信処理の詳細を示したフローチャートである。 第1実施形態にかかるタイヤ空気圧検出を実行した場合におけるIG9のオフ中およびオフからオンに切り替わったときの様子を示したタイムチャートである。 本発明の第2実施形態で説明する受信可能期間T2とフレーム送信間隔T5およびフレーム長T6の関係を示したタイムチャートである。 第2実施形態にかかるタイヤ空気圧検出を実行した場合におけるIG9のオフ中およびオフからオンに切り替わったときの様子を示したタイムチャートである。 第3実施形態にかかるタイヤ空気圧検出を実行した場合におけるIG9のオフ中およびオフからオンに切り替わったときの様子を示したタイムチャートである。 本発明の第4実施形態で説明するフレーム送信処理の詳細を示したフローチャートである。 第4実施形態にかかるタイヤ空気圧検出を実行した場合におけるIG9のオフ中およびオフからオンに切り替わったときの様子を示したタイムチャートである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図1〜図5を参照して説明する。なお、図1の紙面上方向が車両1の前方、紙面下方向が車両1の後方、紙面左右方向が車両の左右方向に一致している。
図1に示すタイヤ空気圧検出装置は、車両1に取り付けられるもので、送信機2a〜2d、受信機3および表示器4を備えて構成されている。
図1に示すように、送信機2a〜2dは、車両1における各車輪5a〜5dに取り付けられるもので、車輪5a〜5dに取り付けられたタイヤの空気圧を検出すると共に、その検出結果を示す検出信号のデータをフレーム内に格納して送信する。また、受信機3は、車両1における車体6側に取り付けられるもので、送信機2a〜2dから送信されるフレームを受信すると共に、その中に格納された検出信号に基づいて各種処理や演算等を行うことでタイヤ空気圧を検出する。
図2に示すように、送信機2a〜2dは、センシング部21、制御部(第1制御部)22、電波送信部23、電池24およびアンテナ25を備えた構成となっており、電池24からの電力供給に基づいて各部が駆動されるようになっている。
センシング部21は、例えばダイアフラム式の圧力センサや温度センサを備えた構成とされ、タイヤ空気圧に応じた検出信号やタイヤ内温度に応じた検出信号を出力し、それを制御部22に伝えている。
制御部22は、CPU、ROM、RAM、I/Oなどを備えた周知のマイクロコンピュータによって構成され、ROMなどにメモリの記憶されたプログラムに従って、所定の処理を実行する。制御部22内のメモリには、各送信機2a〜2dを特定するための送信機固有の識別情報と自車両を特定するための車両固有の識別情報とを含むID情報が格納されている。
制御部22は、センシング部21から出力された検出信号を受け取り、それを信号処理すると共に必要に応じて加工し、検出結果を示すデータとして各送信機2a〜2dのID情報と共にフレーム内に格納し、そのフレームを電波送信部23に送る。また、制御部22は、自身でタイヤ空気圧低下の判定も行っており、タイヤ空気圧低下が生じているか否かを示すデータもフレーム内に格納して電波送信部23に送っている。例えば、制御部22は、所定の基準温度に換算したときのタイヤ空気圧を所定の警報閾値Thと比較し、タイヤ空気圧が警報閾値Th以下に低下したことを検知した場合にタイヤ空気圧低下が生じたことを示すデータをフレームに格納している。なお、以下の説明では、タイヤ空気圧やタイヤ内温度の検出結果を示すデータ、および、タイヤ空気圧低下の発生の有無を示すデータのことをタイヤ空気圧に関するデータという。ただし、タイヤ空気圧に関するデータにこれらすべてのデータが必ず含まれている必要はなく、タイヤ空気圧やタイヤ内温度の検出結果を示すデータと、タイヤ空気圧低下の発生の有無を示すデータの一方だけであっても良い。
電波送信部23は、アンテナ25を通じて、制御部22から送られてきたフレームをRF電波として受信機3に向けて送信する出力部としての機能を果たす。制御部22から電波送信部23へ信号を送る処理は、上記プログラムに従って所定の送信周期毎に実行されるように設定されている。すなわち、送信機2a〜2d側ではIGがオン中かオフ中かを判定できないため、基本的には所定の定期送信周期毎にフレーム送信を行い、タイヤ空気圧低下が発生したときには定期送信周期よりも短いフレーム送信間隔でフレーム送信を行うようにしている。
なお、制御部22は、各送信機2a〜2dからのフレーム送信タイミングがバッティングしないように、送信タイミングを調整している。ただし、各車輪5a〜5dの送信機2a〜2dから異なるタイミングでフレームが送信されるようにするために、単に、各送信機2a〜2dの制御部22に異なった送信タイミングを記憶させただけでは、各送信機2a〜2dの記憶内容が異なったものとなってしまう。このため、例えば送信タイミングが毎回ランダムに変更されるように、制御部22に記憶させるプログラムを設定してある。これにより、すべての送信機2a〜2dの制御部22のプログラムを共通にしている。
電池24は、センシング部21や制御部22などに対して電力供給を行っており、この電池24からの電力供給を受けて、センシング部21でのタイヤ空気圧に関するデータの収集や制御部22での各種演算などが実行される。
このように構成される送信機2a〜2dは、例えば、各車輪5a〜5dのホイールにおけるエア注入バルブに取り付けられ、センシング部21がタイヤの内側に露出するように配置される。これにより、送信機2a〜2dは、該当車輪のタイヤ空気圧を検出し、各送信機2a〜2dに備えられたアンテナ25を通じて、所定周期毎にフレームを送信するようになっている。
また、図3に示すように、受信機3は、アンテナ31、電波受信部32、電源制御部33および制御部34を備えた構成となっている。
アンテナ31は、各送信機2a〜2dから送られてくるフレームを受信するためのものである。本実施形態では、アンテナ31は、各送信機2a〜2dから送られてくるフレームを総括的に受け取る1本の共通アンテナとなっており、車体6に固定されている。
電波受信部32は、各送信機2a〜2dから送信されたフレームがアンテナ31で受信されると、それを入力して制御部34に送る入力部としての機能を果たすものである。
電源制御部33は、バッテリ8からの電源供給、具体的にはバッテリ8から印加される所定電圧(+B)に基づいて受信機3の各部に駆動用電源を供給するという電源制御を行う。この電源制御部33による電源制御に基づいて受信機3が作動し、アンテナ31を通じてのフレームの受信や制御部34でのタイヤ空気圧検出が行われる。電源制御部33は、例えば制御部34からの制御信号に基づいて駆動用電源を生成しており、基本的には、IG9のオフ中にはオフさせられていて駆動用電源を生成せず、IG9がオン中にオンさせられて駆動用電源を生成する。ただし、電源制御部33は、IG9のオフ中であっても制御部34から所定の間欠周期毎に送られてくる制御信号に基づいてオンさせられて駆動用電源を生成する。このため、IG9のオフ中にも所定の間欠周期毎にアンテナ31を通じてのフレーム受信や制御部34でのタイヤ空気圧検出が行えるようになる。
制御部(第2制御部)34は、CPU、ROM、RAM、I/Oなどを備えた周知のマイクロコンピュータによって構成され、ROMなどに記憶されたプログラムに従って、タイヤ空気圧検出に関わる各種処理を実行する。制御部34は、基本的には、IG9のオフ中には電源制御部33に対して受信機3の電源状態をオフ(スリープモード)とする制御信号を出力し、IG9がオン中には電源制御部33に対して受信機3の電源状態をオンとする制御信号を出力する。このため、IG9のオフ中には電源制御部33で駆動用電源が生成されず、電波受信部32でのフレーム受信や制御部34自身でのタイヤ空気圧検出に関わる各種処理などが実行されない。そして、IG9がオンすると、電源制御部33で駆動用電源が生成され、電波受信部32でのフレーム受信や制御部34自身でのタイヤ空気圧検出に関わる各種処理などが実行される。これにより、IG9のオフ中、つまりエンジンオフ中の暗電流が抑えられるようにしている。
ただし、制御部34は、IG9のオフ中にも所定周期毎に起動され、受信機3の電源状態をオン(ウェイクアップモード)とすべく、電源制御部33をオンさせるための制御信号を出力する。このときには、IG9のオフ中であっても電源制御部33にて駆動用電源が生成され、電波受信部32でのフレーム受信や制御部34自身でのタイヤ空気圧検出に関わる各種処理などが実行されるようになっている。
例えば、制御部34は、タイヤ空気圧検出に関わる各種処理として、電波受信部32から受け取ったフレームに格納されたタイヤ空気圧に関するデータに基づいて各種信号処理および演算等を行うことでタイヤ空気圧を求める。そして、求めたタイヤ空気圧に応じた電気信号を表示器4に出力する。例えば、制御部34は、求めたタイヤ空気圧を所定の警報閾値Thと比較し、タイヤ空気圧が所定の警報閾値Th以下に低下したことを検知した場合には、その旨の信号を表示器4に出力する。また、本実施形態の場合、送信機2a〜2dでもタイヤ空気圧検出を行っているため、受信したフレームに含まれるタイヤ空気圧に関するデータにタイヤ空気圧低下が発生したことを示すデータが含まれている場合に、その旨の信号を表示器4に出力しても良い。
さらに、制御部34は、4つの車輪5a〜5dそれぞれのタイヤ空気圧を求め、そのタイヤ空気圧を各車輪5a〜5dと対応させて表示器4に出力することもできる。制御部34のメモリには、各車輪5a〜5dに配置されている送信機2a〜2dのID情報が各車輪5a〜5dの位置と関連づけられて記憶されている。このため、制御部34は、フレームに格納されたID情報と照合することで、受信したフレームが車輪5a〜5dのどれに取り付けられた送信機2a〜2dであるかを認識し、タイヤ空気圧が低下した車輪を特定できる。これに基づき、タイヤ空気圧低下が発生した場合に、低下した車輪を特定して表示器4に出力する。また、タイヤ空気圧低下が発生していない場合でも、求めたタイヤ空気圧を各車輪5a〜5dと対応させて、表示器4に出力するようにしても良い。
このようにして、4つの車輪5a〜5dのいずれかのタイヤ空気圧が低下したこと、もしくは、4つの車輪5a〜5dそれぞれのタイヤ空気圧が表示器4に伝えられる。
表示器4は、図1に示されるように、ドライバが視認可能な場所に配置され、例えば車両1におけるインストルメントパネル内に設置される警報ランプやディスプレイによって構成される。この表示器4は、例えば受信機3における制御部34からタイヤ空気圧が低下した旨を示す信号が送られてくると、その旨の表示を行うことでドライバにタイヤ空気圧の低下を報知する。または、受信機3から4つの車輪5a〜5dそれぞれのタイヤ空気圧が伝えられると、各車輪5a〜5dと対応させて各タイヤ空気圧を表示する。
なお、本実施形態では、表示器4をドライバへの警告を行う警告手段として用いているが、表示器4のように視覚的に警告を行うものの他、スピーカなどの聴覚的に警告を行うものを警告手段として用いても良い。
以上のようにして、本実施形態にかかるタイヤ空気圧検出装置が構成されている。続いて、本実施形態のタイヤ空気圧検出装置の作動について説明する。
まず、タイヤ空気圧検出装置の基本的な作動について説明する。タイヤ空気圧検出装置は、送信機2a〜2dについては、所定のセンシング周期毎にセンシング部21によるタイヤ空気圧およびタイヤ内温度の検出を行い、制御部22でその検出結果を自身のID情報と共にフレームに格納し、所定の定期送信周期毎に送信する。送信機2a〜2dでは、IG9がオンされたか否かについては把握できないため、この処理をIG9のオンオフにかかわらず行っている。
一方、受信機3については、IG9がオンされたときに、電源制御部33にて駆動用電源が生成され、制御部34や電波受信部32に供給されることで作動し、フレームの受信が行える受信待機状態となる。そして、受信待機状態中に送信機2a〜2dからフレームが送信されてくると、それを受信して、タイヤ空気圧検出を行う。これに基づき、タイヤ空気圧検出の結果を表示器4に伝えることで、そのときのタイヤ空気圧を表示したり、タイヤ空気圧低下が生じていることが表示され、ドライバにタイヤ空気圧の状況が伝えられる。
通常は、上記のような作動が行われることになるが、本実施形態では、IG9をオンしたときに、より早期にドライバにタイヤ空気圧の低下を通知できるようにしつつ停車中の暗電流の増加を抑制できるように、次のような作動も行っている。
具体的には、送信機2a〜2dについては、自身でタイヤ空気圧低下の判定を行っており、タイヤ空気圧低下が生じたときには、タイヤ空気圧に関するデータを格納したフレームを定期送信時よりも短い送信周期として、高頻度で送信する。例えば、送信機2a〜2dでは、図4に示すフローチャートに従った処理を実行している。この図に示される処理は、制御部22にて所定の制御周期毎に実行されている。
まず、ステップ100では、センシング周期か否かを判定し、センシング周期に至るまで待機してステップ110以降の処理を実行する。ステップ110では、タイヤ空気圧およびタイヤ内温度を検出し、その検出結果を用いて所定の基準温度に換算したときのタイヤ空気圧を演算する。
次に、ステップ120において、異常状態になっているか否かを判定する。ここでいう異常状態は、基本的にはタイヤ空気圧低下のことを意味しているが、ここではタイヤ空気圧が過剰に高くなっている場合を含めている。例えば、所定時間内にタイヤ空気圧が所定量(例えば20kPa)以上低下した場合や、推奨タイヤ空気圧に対して現在のタイヤ空気圧が所定比率(例えば25%)以上低下した場合にタイヤ空気圧低下が発生しているとしている。また、推奨タイヤ空気圧に対して現在のタイヤ空気圧が所定比率(例えば25%)以上高い値であった場合にタイヤ空気圧が過剰に高くなっているとしている。これらの異常状態が発生していない場合には、ステップ130に進み、定期送信周期であるか否かを判定し、定期送信周期であればステップ140に進んで通常の定期送信としてフレーム送信を行う。また、これらの異常状態が発生していた場合には、ステップ150に進み、異常時送信として短い送信周期でフレーム送信を行うことでフレーム送信頻度を高くする。このように、送信機2a〜2dに関しては、IG9のオンオフ状態にかかわらず、異常状態が発生した場合としていない場合とで、通常の定期送信と異常時送信とに分けてフレーム送信を行っている。
一方、受信機3については、IG9のオン中には上記の動作が行われ、IG9のオフ中には所定の間欠周期で制御部34が電源制御部33を起動して電源状態をオンさせ、駆動用電源を生成する。これにより、起動してから所定の期間中は、フレーム受信が可能な受信待機状態となり、その期間中に送信されてきたフレームを受信して、タイヤ空気圧検出を行うことが可能となる。そして、IG9のオフ中にタイヤ空気圧低下の発生が確認されたときには、それを記憶しておき、IG9がオンされたときに同時にタイヤ空気圧低下が発生したことを表示器4を通じて警告する。
そして、上記動作を行う際に、以下の条件を満たすようにしている。ここで、送信機2a〜2dによる定期送信周期をT1、受信機3がIG9のオフ中に受信待機状態となる受信可能期間をT2、通信待機状態となる間欠周期をT3とする。また、送信機2a〜2dが異常時送信の際に、短いフレーム送信間隔で高頻度でフレーム送信を行うときの期間である高頻度送信区間をT4とする。これらT1〜T4について、次の関係を満たすようにしている。
具体的には、定期送信周期T1を受信可能期間T2よりも短く(T1<T2)し、受信可能期間T2の間に1回は送信機2a〜2dから送信されたフレームを受信できるようにしている。間欠周期T3については、受信可能期間T2より長い任意の間隔に設定可能であるが、暗電流低減を考慮した周期に設定してある。高頻度送信区間T4については、間欠周期T3よりも長い期間(T3<T4)とすることで、いずれかの受信可能期間T2と高頻度送信区間T4とが時間的にオーバラップするようにし、異常時送信として送信されたフレームが受信機3に確実に受信されるようにしている。
図5は、上記のような作動を行うときの様子を示している。この図に示すように、IG9のオフ中には、送信機2a〜2dから定期送信周期T1毎にフレーム送信が行われ、受信機3は間欠周期T3毎に起動し、受信可能期間T2の間、フレーム受信が可能となる。このとき、受信可能期間T2よりも定期送信周期T1を短くしているため、受信可能期間T2中に確実にフレーム受信が行われるようにできる。
そして、タイヤ空気圧が低下して警報閾値Thに至ると、送信機2a〜2dにてタイヤ空気圧低下が発生したことが検知され、異常時送信として、高頻度送信区間T4の間、短いフレーム送信間隔でフレーム送信が行われる。このとき、高頻度送信区間T4を受信機3が起動される間欠周期T3よりも長い期間とし、高頻度送信区間T4と受信可能期間T2とが時間的にオーバラップし、高頻度送信区間T4の間に送信されたフレームが必ず受信機3で受信される。そして、受信機3では、制御部34がタイヤ空気圧低下が発生したことをメモリに記憶しておく。
その後、IG9がオンされ、受信機3が起動されると、制御部34はタイヤ空気圧低下が発生したという記憶内容に基づいて表示器4にタイヤ空気圧低下が発生した旨の信号を送信し、タイヤ空気圧低下が発生したことを表示器4を通じて警告する。これにより、IG9がオンすると同時に、タイヤ空気圧低下が発生したことを警告することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態にかかるタイヤ空気圧検出装置では、IG9のオフ中にも間欠周期T3毎に受信機3でフレーム受信が可能となるようにしている。そして、送信機2a〜2dでは、タイヤ空気圧低下の発生が検出された場合に、間欠周期T3よりも長い期間となる高頻度送信区間T4の間、短いフレーム送信間隔で連続してフレーム送信を行うようにしている。このため、IG9のオフ中に送信機2a〜2dでタイヤ空気圧低下の発生が検出されたとしても、受信機3で確実にフレーム受信が行われ、IG9をオンしたときに、より早期にタイヤ空気圧低下が発生していることをドライバに警告することが可能となる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して受信可能期間T2の最短期間を規定するものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
IG9をオフしているときに受信機3を起動すると暗電流の増加に繋がるため、受信機3を起動してフレーム受信を可能にする期間である受信可能期間T2を短くする方が暗電流を低減させられて好ましい。しかしながら、受信可能期間T2を短くし過ぎると、送信機2a〜2dがタイヤ空気圧低下の発生を検知してフレーム送信を行ったときに、そのフレームを的確に受信できなくなる可能性がある。
このため、本実施形態では、受信可能期間T2を高頻度送信区間T4中におけるフレーム送信間隔T5に対して1フレームのフレーム長T6を加算した時間以上としている(T2≧T5+T6)。すなわち、図6に示すように、所定のフレーム送信間隔T5毎にフレーム長T6のフレーム送信が行われる場合、受信可能期間T2をフレーム送信間隔T5とフレーム長T6とを足した時間(T5+T6)以上にすれば、受信可能期間T2に必ず1回はフレーム長T6の全期間が含まれるようにできる。このため、図7に示すように、受信可能期間T2を短くしたとしても、IG9のオフ中に送信機2a〜2dでタイヤ空気圧低下の発生が検知されてフレーム送信が行われたときに、確実に受信機3でそのフレームを受信することが可能となる。
このように、本実施形態では、受信可能期間T2をフレーム送信間隔T5とフレーム長T6とを足した時間(T5+T6)以上に設定している。これにより、IG9のオフ中のタイヤ空気圧低下の発生を確実に受信機3に伝えることが可能となる。そして、受信可能期間T2をフレーム送信間隔T5とフレーム長T6とを足した時間(T5+T6)以上にするという条件を満たす範囲内において、できる限り受信可能期間T2を短くすれば(例えばT2=T5+T6)、よりIG9のオフ中の暗電流を低減できる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して受信可能期間T2のより好ましい期間を規定するものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
第2実施形態では、IG9のオフ中の暗電流の低減を考慮して受信可能期間T2を短くする場合を規定したが、短くしすぎると、IG9のオフ中にタイヤ空気圧の正常なときに送信機2a〜2dから送信されるフレームを受信機3が受信できなくなる可能性がある。
このため、本実施形態では、受信可能期間T2をフレームの定期送信周期T1に対して1フレームのフレーム長T6を加算した時間以上としている(T2≧T1+T6)。すなわち、図8に示すように、タイヤ空気圧低下が発生していない通常の定期送信においては、定期送信周期T1毎に送信機2a〜2dからフレーム送信が行われる。したがって、受信可能期間T2を定期送信周期T1とフレーム長T6とを足した時間(T1+T6)以上にすれば、通常の定期送信の際にも受信可能期間T2に必ず1回はフレーム長T6の全期間が含まれるようにできる。このため、IG9のオフ中に送信機2a〜2dでタイヤ空気圧低下の発生が検知されたか否かにかかわらず、フレーム送信が行われたときに、確実に受信機3でそのフレームを受信することが可能となる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、第1〜第3実施形態のように停車中にタイヤ空気圧低下が検出された後に、IG9がオフのままタイヤ空気圧の調圧を行った場合にも対処できるようにしたものである。本実施形態のその他については、第1〜第3実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
上記した第1〜第3実施形態のように、停車中にタイヤ空気圧低下が検出されたときには、異常時送信として、高頻度送信区間T4の間、短いフレーム送信間隔でフレーム送信を行うようにしている。しかしながら、停車中にタイヤ空気圧低下が検出された後、IG9がオフのままタイヤ空気圧の調圧が行われてタイヤ空気圧が正常に戻ることも有り得る。その場合、IG9がオンされたときに、タイヤ空気圧低下の警報表示が行われるのは好ましくない。
したがって、本実施形態では、停車中にタイヤ空気圧低下が検出された後、タイヤ空気圧が正常に戻った場合に、誤ってタイヤ空気圧低下の警報表示が行われないようにする。具体的には、第1実施形態で説明した図4に示すフローチャートに代えて、図9に示すフローチャートに従った処理を実行する。
まず、ステップ200では、異常状態フラグがセットされているか否かを判定する。異常状態フラグは、後述するステップ215において、異常状態になっていると判定されたときにセットされるフラグである。この異常状態フラグがセットされる前の状態では、まだ停車中にタイヤ空気圧低下が検出されていない状態であることから、ステップ205以降の処理に進み、ステップ205〜230において、図4に示したステップ100〜150と同様の処理を行う。そして、ステップ230によって異常時送信を行った後に、ステップ235に進み、異常状態フラグをセットする。このようにして、停車時にタイヤ空気圧低下が検出されなければ通常の定期送信が行われ、タイヤ空気圧低下が検出されると異常時送信が行われることになる。
一方、停車中にタイヤ空気圧低下が検出されて、ステップ200で肯定判定されると、ステップ240以降の処理に進む。ステップ240〜250では、ステップ205〜215と同様の処理を行う。このとき、ステップ250では、ステップ215と同様に異常状態であるか否か判定することになるが、ユーザがタイヤ空気圧の調圧を行ってタイヤ空気圧が正常に戻ると、異常状態ではないと判定されることになる。
そして、ステップ250において異常状態であると判定された場合には、既にステップ230において異常時送信を行っていることから、ステップ255において、定期送信周期であるか否かを判定し、定期送信周期であればステップ260に進んで通常の定期送信としてフレーム送信を行う。つまり、異常状態であったとしても、既に短い送信周期でフレーム送信を行っていて異常状態であることを受信機3側に伝えているため、ここでは再度伝えることはせずに通常の定期送信としている。これにより、異常状態が検出される毎に短い送信周期でフレーム送信が行われることによる停車中の暗電流の増加を抑制できる。
また、ステップ250で否定判定された場合には、ユーザがタイヤ空気圧の調圧を行ってタイヤ空気圧が正常に戻っていることから、ステップ265に進み、正常時送信を行う。つまり、タイヤ空気圧に関するデータを格納したフレームを定期送信時よりも短い送信周期として、高頻度で送信する。これにより、受信機3にタイヤ空気圧が正常状態に戻ったことが伝えられる。そして、ステップ270に進み、異常状態フラグをオフして処理を終了する。
図10は、上記のような作動を行うときの様子を示している。この図に示すように、IG9のオフ中には、送信機2a〜2dから定期送信周期T1毎にフレーム送信が行われ、受信機3は間欠周期T3毎に起動し、受信可能期間T2の間、フレーム受信が可能となる。このとき、受信可能期間T2よりも定期送信周期T1を短くしているため、受信可能期間T2中に確実にフレーム受信が行われるようにできる。
そして、タイヤ空気圧が低下していた状態から再び警報閾値Th以上となって正常に戻ると、送信機2a〜2dにてタイヤ空気圧が正常に戻ったことが検知され、正常時送信として、高頻度送信区間T4の間、短いフレーム送信間隔でフレーム送信が行われる。このとき、高頻度送信区間T4を受信機3が起動される間欠周期T3よりも長い期間とすることで、高頻度送信区間T4と受信可能期間T2とが時間的にオーバラップし、高頻度送信区間T4の間に送信されたフレームが必ず受信機3で受信される。そして、受信機3では、制御部34がメモリに記憶していたタイヤ空気圧低下の発生履歴を消去する。
その後、IG9がオンされ、受信機3が起動されても、制御部34はタイヤ空気圧低下の発生履歴が削除されていることから、タイヤ空気圧低下が発生した旨の警報表示は行われない。
このように、タイヤ空気圧低下が発生して異常状態となり、それを異常時送信によって受信機3に伝えた後には通常の定期送信に戻す。そして、その後、再び正常状態に戻った場合に、正常時送信として、異常時送信と同様の送信方法によって正常状態に戻ったことを受信機3側に伝えるようにしている。
これにより、タイヤ空気圧低下が発生したのち、IG9がオフのままタイヤ空気圧の調圧を行ってタイヤ空気圧が正常状態に戻ったときに、誤ってタイヤ空気圧低下の警告表示が行われないようにすることができる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、IG9のオフ中にタイヤ空気圧低下の発生が検知された場合に、IG9がオフからオンに切り替えられたときに、表示器4を介してタイヤ空気圧低下を報知するようにした。これに対して、他にもドライバが車両を使用すると想定される状況のときに、タイヤ空気圧低下を報知することもできる。例えば、受信機3にドア制御用のECUからドアが開いたことを示す信号を入力し、その信号が入力されたときに、タイヤ空気圧低下を報知するようにしても良い。同様に、リモートキーエントリシステム制御用のECUからリモートキーによってドアがアンロックされたことを示す信号を入力し、その信号が入力されたときに、タイヤ空気圧低下を報知するようにしても良い。また、スマートエントリシステム制御用のECUからドライバが車両に接近してきたことを示す信号を入力し、その信号が入力されたときに、タイヤ空気圧低下を報知するようにしても良い。
また、上記実施形態では、タイヤ空気圧低下を検知したときに、タイヤ空気圧を示すデータが格納されたフレーム内にタイヤ空気圧が低下したことを示すデータを格納し、それを受信機3に送信するようにしている。これに対して、タイヤ空気圧を示すデータが含まれるフレームとは別フレームにタイヤ空気圧が低下したことを示すデータを格納し、そのフレームをタイヤ空気圧を示すデータが格納されたフレームと同時に、もしくは異なるタイミングで受信機側に送信されるようにしても良い。
また、上記実施形態では、送信機2a〜2dでは、IG9がオンされたか否かについては把握できないため、タイヤ空気圧低下が検知されて異常状態になったときに、IG9のオンオフにかかわらず異常時送信を行うようにした。これに対して、送信機2a〜2dに加速度センサなどのようなタイヤ回転状態を検出できる回転検知部が備えられる構成の場合、タイヤが回転していないときにタイヤ空気圧低下が検知された場合にのみ、異常時送信が行われるようにしても良い。また、第4実施形態のように、タイヤ空気圧低下を検知した後に、再びタイヤ空気圧が正常に戻った場合に、正常時送信を行うようにしている。これについても、回転検知部が備えられた構成の場合、タイヤ空気圧低下後にタイヤが回転した履歴がない状態でタイヤ空気圧が正常に戻った場合にのみ、正常時送信が行われるようにすることができる。
また、上記実施形態では、IG9のオフ中にタイヤ空気圧低下を検知したときに、その旨を示す信号を受信機3に送信し、受信機3にタイヤ空気圧低下が発生したことを記憶させることでより早くタイヤ空気圧低下を報知できるようにした。しかしながら、第4実施形態で説明したように、停車中にタイヤに空気を充填した場合には、タイヤ空気圧低下を報知するのは好ましくない。よって、一旦、受信機3にタイヤ空気圧低下が発生したことが記憶されたとしても、その後に受信したタイヤ空気圧に関するデータよりタイヤ空気圧が正常に戻ったことが確認されたら、タイヤ空気圧低下が発生したことの記憶内容を削除すると好ましい。例えば、第4実施形態のようはタイヤ空気圧が正常に戻ったときに正常時送信を行う形態としない場合であったとしても、IG9のオフ中に受信機3が受信待機状態となったタイミングと、通常の定期送信のタイミングが一致することもある。その場合には、受信機3側でタイヤ空気圧が正常に戻ったことが認識できることから、その場合には、タイヤ空気圧低下が発生したことの記憶内容を削除するのが好ましい。
さらに、第4実施形態のように、正常時送信を行う場合においても、第2、第3実施形態と同様、T2≧T5+T6、T2≧T1+T6の関係とすることで、第2、第3実施形態と同様の効果が得られる。
1 車両
2a〜2d 送信機
3 受信機
4 表示器
5a〜5d 車輪
6 車体
9 IG
21 センシング部

Claims (6)

  1. タイヤを備えた複数個の車輪(6a〜6d)それぞれに備えられ、前記複数個の車輪それぞれのタイヤ空気圧に関する検出信号を出力するセンシング部(21)と、前記センシング部の検出信号を信号処理して前記タイヤ空気圧に関するデータとして格納したフレームを作成する第1制御部(22)と、前記フレームを所定の定期送信周期(T1)で送信する電波送信部(23)とを有してなる送信機(2)と、
    前記車体側に備えられ、前記フレームを受信する電波受信部(32)と、前記電波受信部による前記フレームの受信を行わせるための電源を制御する電源制御部(33)と、受信した前記フレームに格納された前記タイヤ空気圧に関するデータに基づいて、タイヤ空気圧低下の発生を検出する第2制御部(34)とを有する受信機(3)とを備え、
    前記受信機は、バッテリ(8)からの電源供給に基づき、イグニッションスイッチ(9)のオン中には、前記電源制御部にて前記電波受信部による前記フレームの受信を行わせるための電源を生成することで、該受信機の電源状態を前記フレームの受信を行える状態として前記タイヤ空気圧の検出を行い、かつ、前記イグニッションスイッチのオフ中には、所定の間欠周期(T3)毎に、前記電源制御部にて前記電波受信部による前記フレームの受信を行わせるための電源を生成することで、該受信機の電源状態を前記フレームの受信を行える状態として前記タイヤ空気圧の検出を行い、
    前記送信機は、前記センシング部の検出信号に基づいてタイヤ空気圧低下の発生の有無を判定し、タイヤ空気圧低下が発生したときには、前記定期送信周期よりも短いフレーム送信間隔(T5)で、前記間欠周期以上に設定された高頻度送信区間(T4)の間、タイヤ空気圧低下が発生する前よりも高頻度で前記フレームを送信することを特徴とするタイヤ空気圧検出装置。
  2. 前記受信機が前記間欠周期毎に該受信機の電源状態を前記フレームの受信を行える状態にする受信可能期間(T2)は、前記送信機が前記高頻度送信区間におけるフレーム送信間隔に対して1フレームのフレーム長(T6)を加算した時間以上に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ空気圧検出装置。
  3. 前記受信可能期間は、前記定期送信周期に対して前記1フレームのフレーム長を加算した時間以上に設定されていることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ空気圧検出装置。
  4. 前記送信機は、前記センシング部の検出信号に基づいてタイヤ空気圧が低下した状態から正常に戻ったことを判定し、前記タイヤ空気圧が正常に戻ったときには、前記定期送信周期よりも短いフレーム送信間隔(T5)で、前記間欠周期以上に設定された高頻度送信区間(T4)の間、タイヤ空気圧の低下が発生する前よりも高頻度で前記フレームを送信することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のタイヤ空気圧検出装置。
  5. 前記受信機にてタイヤ空気圧の低下が検出されたときに、タイヤ空気圧の低下を警告する警告手段(4)を有し、
    前記受信機は、前記イグニッションスイッチがオフ中にタイヤ空気圧の低下を検出すると、該タイヤ空気圧の低下を検出したことを履歴として記憶し、該履歴に基づいてドライバが車両を使用する際に前記警告手段を介してタイヤ空気圧の低下を警告することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のタイヤ空気圧検出装置。
  6. 前記受信機にてタイヤ空気圧の低下が検出されたときに、タイヤ空気圧の低下を警告する警告手段(4)を有し、
    前記受信機は、前記イグニッションスイッチがオフ中にタイヤ空気圧の低下を検出すると、該タイヤ空気圧の低下を検出したことを履歴として記憶し、該履歴に基づいてドライバが車両を使用する際に前記警告手段を介してタイヤ空気圧の低下を警告させると共に、前記イグニッションスイッチがオフ中に前記タイヤ空気圧が低下した状態から正常状態に戻ると前期履歴を消去してタイヤ空気圧の低下の警告を行わないようにすることを特徴とする請求項4に記載のタイヤ空気圧検出装置。
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