JP2000016037A - タイヤ圧情報送受信装置 - Google Patents

タイヤ圧情報送受信装置

Info

Publication number
JP2000016037A
JP2000016037A JP10187412A JP18741298A JP2000016037A JP 2000016037 A JP2000016037 A JP 2000016037A JP 10187412 A JP10187412 A JP 10187412A JP 18741298 A JP18741298 A JP 18741298A JP 2000016037 A JP2000016037 A JP 2000016037A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire pressure
signal
abnormality
receiving device
transmitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10187412A
Other languages
English (en)
Inventor
義徳 ▲高▼村
Yoshinori Takamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP10187412A priority Critical patent/JP2000016037A/ja
Publication of JP2000016037A publication Critical patent/JP2000016037A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、タイヤ圧情報送受信装置に関し、
消費電力の低減を図りつつ、タイヤ圧の異常が発生した
後のタイヤ圧の変化を受信装置側で検知することを目的
とする。 【解決手段】 送信装置10は、タイヤ圧センサ16の
出力信号に基づいて、タイヤ圧の異常の有無を検出す
る。送信装置10はタイヤ圧の異常を検出すると、タイ
ヤ圧異常信号を送信し、その後は、タイヤ圧に所定値を
越える変化が生じた場合、及び、タイヤ圧が正常に復帰
した場合にのみ、それぞれ、タイヤ圧異常信号及びタイ
ヤ圧正常信号を送信する。更に、送信装置10は、タイ
ヤ圧が正常である場合は、一定時間間隔でタイヤ圧正常
信号を送信する。受信装置10は、タイヤ圧異常信号を
受信した場合に第1警告灯30を点灯させると共に、上
記一定時間以上にわたって信号を受信しない場合に第2
警告灯32を点灯させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤ圧情報送受
信装置に係り、特に、タイヤ圧情報を送信する送信装置
と、このタイヤ圧情報を受信する受信装置とを備えるタ
イヤ圧情報送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平6−67108
に開示されるタイヤ圧警報装置が公知である。この警報
装置は、タイヤ圧に異常が発生した場合にのみ閉じる圧
力スイッチと、該圧力スイッチが閉じた場合に警報信号
を無線送信する送信部とを備えている。従って、送信部
が送信する無線信号を外部の受信装置で受信することに
より、タイヤ圧の異常を検知することができる。上記従
来の警報装置は内臓電池を電源として駆動される。この
ため、電池の消耗を抑制すべく、送信部は圧力スイッチ
が閉じた後、30秒間だけ警報信号を送信するように構
成されている。すなわち、上記従来の警報装置によれ
ば、タイヤ圧に異常が生じた場合にも、送信部が長時間
作動することがないので、送信部の電力消費を低減する
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、タイヤ圧が
低下してその異常が検出された場合であっても、その圧
力低下が正常な範囲内での微小な空気漏れに起因し、タ
イヤ圧が極く緩やかに低下している場合や、タイヤ自体
に損傷等の異常が生じ、タイヤ圧が速やかに低下してい
る場合等がある。従って、乗員は、これらの状況に応じ
た適切な措置をとる必要がある。また、タイヤ圧が一時
的に低下した後、回復して正常状態に戻る場合もあり、
この場合は、特別の措置を取る必要はない。従って、タ
イヤ圧の異常が検出された場合に、異常の発生のみなら
ず、その後のタイヤ圧の変化を乗員に知らせることが重
要となる。しかしながら、上述の如く、上記従来の警報
装置は、タイヤ圧の異常が検出された場合に、30秒間
警報信号を送信するのみであるため、その後のタイヤ圧
変化を受信装置側で検知することができない。
【0004】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、消費電力を抑制しつつ、タイヤ圧に異常が生じ
た場合に、その後のタイヤ圧の変化を受信装置側で検知
することが可能なタイヤ圧情報送受信装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、タイヤ圧に関するタイヤ圧情報を送信
する送信装置と、該タイヤ圧情報を受信する受信装置と
を備えるタイヤ圧情報送受信装置であって、前記送信装
置は、タイヤ圧の異常が発生した時にタイヤ圧異常情報
を所定期間送信すると共に、その後は、所定条件が成立
した場合にのみ、タイヤ圧情報を送信するタイヤ圧情報
送受信装置により達成される。
【0006】本発明において、送信装置は、タイヤ圧異
常情報を送信した後、所定条件が成立した場合にのみ、
タイヤ圧情報を送信する。従って、所定条件が成立した
場合に送信装置が送信するタイヤ圧情報を受信装置が受
信することで、タイヤ圧情報が送信された後のタイヤ圧
の変化を、受信装置側で検知することができる。また、
送信装置は、上記所定条件が成立しない限りタイヤ圧情
報の送信を行わないので、送信装置の消費電力が低減さ
れる。
【0007】また、上記の目的は、請求項2に記載する
如く、請求項1記載のタイヤ圧情報送受信装置におい
て、前記受信装置は、オン状態とオフ状態とを取り得る
タイヤ圧情報送受信装置によって、より効果的に達成さ
れる。本発明において、受信装置はオン状態とオフ状態
とを取ることができる。従って、受信装置は常にオン状
態とはされないので、受信装置の消費電力が低減され
る。
【0008】また、上記の目的は、請求項3に記載する
如く、請求項2記載のタイヤ圧情報送受信装置におい
て、前記送信装置は、タイヤ圧が正常である場合に一定
の時間間隔でタイヤ圧情報を送信し、前記受信装置は、
前記一定の時間以上にわたってタイヤ圧情報を受信しな
い場合に、タイヤ圧が異常であると判断するタイヤ圧情
報送受信装置によって更に効果的に達成される。
【0009】本発明において、送信装置は、タイヤ圧が
正常である場合に一定の時間間隔でタイヤ圧情報を送信
する。すなわち、タイヤ圧が異常である場合には、一定
時間間隔での送信は実行されない。従って、受信装置が
オフ状態である時にタイヤ圧異常信号が送信されたため
に、受信装置がこのタイヤ圧異常信号を受信できなかっ
た場合でも、一定時間以上にわたってタイヤ圧情報が受
信されないことで、タイヤ圧の異常を検知することがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例である
タイヤ圧情報送受信装置のシステム構成図である。図1
に示す如く、タイヤ圧情報送受信装置は、送信装置1
0、及び、受信装置12より構成されている。送信装置
10は、車両ホイールの内部に取り付けられており、内
蔵電池14を電源として駆動される。図1に示す如く、
送信装置10は、タイヤ圧センサ16、送信CPU1
8、及び送信ユニット20を備えている。タイヤ圧セン
サ16はタイヤの空気圧に応じた信号を出力する空気圧
センサである。タイヤ圧センサ16の出力信号は、送信
CPU18に供給されている。送信CPU18はタイヤ
圧センサ16の出力信号に基づいてタイヤ圧を検出す
る。送信CPU18には送信ユニット20が接続されて
いる。送信ユニット20は、送信CPU18から供給さ
れる制御信号に応じて、タイヤ圧情報を含む無線信号を
送信アンテナ22を介して送信する。
【0011】一方、受信装置12は、車室内に設置され
ており、車両のバッテリーを電源として駆動される。図
1に示す如く、受信装置12は、受信ユニット24、及
び受信CPU26を備えている。受信ユニット24は受
信アンテナ28を介して、送信装置10側から送信され
た無線信号を受信し、この信号に含まれるタイヤ圧情報
を受信CPU26に供給する。受信CPU26は受信ユ
ニット24から供給されるタイヤ圧情報に基づいてタイ
ヤ圧の異常の有無を検知する。
【0012】受信装置12は、また、第1警告灯30及
び第2警告灯32を備えている。受信CPU26は、タ
イヤ圧の異常を検出した場合に、その内容に応じて第1
警告灯30又は第2警告灯32を点灯させる。なお、第
1警告灯30及び第2警告灯32に代えて、例えば、ブ
ザー等の音響により警報を発する警報装置を設けてもよ
い。
【0013】上記の構成によれば、送信装置10から受
信装置12へ無線信号によりタイヤ圧情報を伝達し、タ
イヤ圧に異常が検出された場合に第1警告灯28又は第
2警告灯30が点灯されることで、乗員に対してタイヤ
圧の異常を警報することができる。ところで、上記の如
く、送信装置10は車輪のホイル内部に設けられる関係
上、内蔵電池14を電源として駆動される。送信装置1
0は、特に、送信ユニット20が無線信号を送信する際
に大きな電力を消費する。このため、タイヤ圧に異常が
生じている場合に、常時、その異常を示す信号を送信す
るものとすると、送信装置10の消費電力が増大し、内
蔵電池14が早期に消耗してしまう。このため、例え
ば、タイヤ圧のメインテナンスがなされないまま車両が
長期間放置された場合に、ユーザが使用を開始した際に
は内蔵電池14の消耗によりシステムが正常に動作しな
い等の不都合が生ずる。従って、内蔵電池の消耗を抑制
する観点から、タイヤ圧の異常が検出された場合にも、
送信装置10による送信時間を極力短くすることが望ま
しい。
【0014】一方、タイヤ圧が低下してその異常が検出
された場合であっても、その圧力低下が正常な範囲内で
の微小な空気漏れに起因し、タイヤ圧が極く緩やかに低
下している場合や、タイヤ自体に損傷等の異常が生じ、
タイヤ圧が速やかに低下している場合等がある。従っ
て、乗員は、これらの状況に応じた適切な措置をとる必
要がある。また、タイヤ圧が一時的に低下した後、回復
して正常状態に戻る場合もあり、この場合は、特別の措
置を取る必要はない。従って、タイヤ圧の異常が検出さ
れた場合は、異常の発生のみならず、その後のタイヤ圧
の変化を乗員に知らせることが重要である。
【0015】本実施例のタイヤ圧情報送受信装置は、送
信装置10の消費電力を抑制しつつ、タイヤ圧の異常が
発生した場合に、その後のタイヤ圧の変化を受信装置1
2により検知し得る点に特徴を有している。本実施例の
タイヤ圧情報送受信装置が有するかかる機能は、送信C
PU18及び受信CPU26が、それぞれ、所定の処理
を実行することにより実現される。以下、本実施例にお
いて、送信CPU18及び受信CPU26が実行する処
理の内容について説明する。
【0016】先ず、図2を参照して、送信CPU18が
実行する処理の内容について説明する。図2は、本実施
例において送信CPU18が実行するルーチンのフロー
チャートである。図2に示すルーチンは所定の時間間隔
Nで起動される定時割込みルーチンである。図2に示す
ルーチンが起動されると、先ず、ステップ100の処理
が実行される。
【0017】ステップ100では、タイヤ圧センサ16
の出力信号に基づいて現在のタイヤ圧Pが検出される。
ステップ100に続くステップ102では、タイヤ圧に
異常が発生しているか否か(すなわち、タイヤ圧Pがあ
る閾値以上に変化したか否か、又は、タイヤ圧Pが所定
の基準値を下回っているか否か)が判別される。その結
果、タイヤ圧に異常が発生しているならば、次にステッ
プ104の処理が実行される。
【0018】ステップ104では、異常フラグFが1に
セットされているか否かが判別される。ここで、異常フ
ラグFは、本ルーチンの前回の処理サイクルにおいて、
タイヤ圧に異常が生じていた場合に1にセットされ、タ
イヤ圧に異常が生じていなかった場合に0にリセットさ
れているフラグである。従って、ステップ104におい
て、F=1が成立しない場合は、前回の処理サイクルと
今回の処理サイクルの間にタイヤ圧に異常が発生したこ
とになる。この場合、次にステップ106において異常
フラグFが1にセットされた後、ステップ108におい
て、タイヤ圧の異常発生を示す信号(以下、タイヤ圧異
常信号と称す)を送信するための処理が実行される。ス
テップ108の処理が終了されると、ステップ110に
おいて、今回のタイヤ圧PがP0 として記憶されると共
に、現在時刻、すなわち、送信装置10による送信が行
われた時刻(以下、送信時刻と称す)がTt として記憶
された後、今回のルーチンは終了される。
【0019】一方、ステップ104において、異常フラ
グFが1にセットされている場合は、前回の処理サイク
ルから引き続いてタイヤ圧に異常が発生していることに
なる。この場合は、次にステップ112において、タイ
ヤ圧の今回の測定値Pと、前回の測定値(すなわち、前
回の処理サイクルでのステップ110で記憶されたP0
)との差|P−P0 |が所定のしきい値C以下である
か否かが判別される。その結果、|P−P0 |≦Cが不
成立ならば、タイヤ圧に大きな変化が生じているいと判
断され、上記ステップ108においてタイヤ圧異常信号
が送信される。一方、一方、ステップ112において、
|P−P0 |≦Cが成立するならば、タイヤ圧異常信号
が送信されることなく今回のルーチンは終了される。
【0020】従って、上記ステップ104乃至112の
処理によれば、タイヤ圧の異常が新たに発生した場合に
タイヤ圧異常信号が送信され、その後は、タイヤ圧に所
定値Cを越える変化が生じた場合にのみタイヤ圧異常信
号が送信される。一方、上記ステップ102において、
タイヤ圧に異常が発生していない場合は、次にステップ
114の処理が実行される。ステップ114では、異常
フラグFが1にセットされているか否かが判別される。
その結果、F=1が成立するならば、前回の処理サイク
ルから今回の処理サイクルの間に、タイヤ圧の異常が解
消したことになる。この場合、次にステップ116にお
いて異常フラグFが0にリセットされた後、ステップ1
18において、タイヤ圧が正常である旨の信号(以下、
タイヤ圧正常信号と称す)を送信するための処理が実行
された後、上記したステップ110の処理が実行され
る。
【0021】これに対して、ステップ114において、
異常フラグFが1にセットされていなければ、前回の処
理サイクルから引き続いてタイヤ圧は正常であることに
なる。この場合、次にステップ120において、タイヤ
圧異常信号又はタイヤ圧正常信号が最近に送信された時
刻(すなわち、ステップ110で記憶された送信時刻T
t )から所定時間mが経過しているか否かが判別され
る。ここで、所定時間mは、ルーチンの実行時間間隔N
よりも十分大きな値(例えば、数分)に設定されてい
る。その結果、所定時間mが経過しているならば、次に
上記ステップ118においてタイヤ圧正常信号が送信さ
れる。一方、ステップ120において、所定時間mが経
過していないならば、タイヤ圧正常信号の送信が行われ
ることなく今回のルーチンは終了される。
【0022】上記ステップ114〜120の処理によれ
ば、タイヤ圧正常信号は、タイヤ圧異常信号の送信後、
タイヤ圧が正常状態に復帰した際に送信されると共に、
タイヤ圧が正常に維持されている場合には所定時間m間
隔で送信される。なお、上記ステップ108及び110
における送信処理では、受信装置12による信号受信を
確実なものとするため、同一信号を複数回送信すること
としてもよい。
【0023】次に、図3を参照して、本実施例におい
て、受信装置12の受信CPU26が実行する処理の内
容を説明する。図3は、受信CPU26が実行するルー
チンのフローチャートである。図3に示すルーチンは、
所定の時間間隔で起動される定時割込みルーチンであ
る。図3に示すルーチンが起動されると、先ずステップ
150の処理が実行される。
【0024】ステップ150では、受信ユニット24が
送信装置10側からタイヤ圧異常信号又はタイヤ圧正常
信号を受信したか否かが判別される。その結果、受信ユ
ニット24が何れかの信号を受信したならば、次にステ
ップ152において、現在時刻、すなわち、信号が受信
された時刻(以下、受信時刻と称す)がTr として記憶
される。ステップ152に続くステップ154では、受
信ユニット24が受信した信号がタイヤ圧異常信号であ
るか否かが判別される。その結果、受信した信号がタイ
ヤ圧異常信号であるならば、次にステップ156におい
て、第1警告灯30を点灯状態とすると共に第2警告灯
を消灯状態とする処理が実行された後、今回のルーチン
は終了される。一方、ステップ154において、受信さ
れた信号がタイヤ圧正常信号であるならば、次にステッ
プ158において、第1警告灯30及び第2警告灯32
を共に消灯状態とする処理が実行された後、今回のルー
チンは終了される。一方、上記ステップ150におい
て、受信ユニット24が何れの信号も受信していなけれ
ば、次にステップ160の処理が実行される。
【0025】ステップ160では、受信時刻Tr から所
定時間m以上が経過したか否かが判別される。その結
果、受信時刻Tr から所定時間m以上が経過しているな
らば、送信装置10は、タイヤ圧異常信号及びタイヤ圧
正常信号の何れをも所定時間m以上送信していないこと
になる。上述の如く、送信装置10は、タイヤ圧が正常
に維持されている場合は、所定時間m間隔でタイヤ圧正
常信号を送信し、かつ、タイヤ圧に異常が発生している
状態では、タイヤ圧に所定値Cを越える変化が生じない
限りタイヤ圧異常信号を送信しない。すなわち、送信装
置10が所定時間m以上にわたって何れの信号も送信し
てない場合は、タイヤ圧に異常が発生しているか、又
は、送信装置10の故障や内蔵電池14の消耗等によ
り、送信装置10が正常に送信を行うことができない状
態となっていると判断することができる。
【0026】そこで、ステップ160において、所定時
間m以上が経過していると判別された場合は、タイヤ圧
の異常又は送信装置10の異常が発生していると判断さ
れ、次にステップ162において第2警告灯32を点灯
状態とすると共に第1警告灯30を消灯状態とする処理
が実行された後、今回のルーチンは終了される。一方、
ステップ160において、所定時間m以上が経過してい
ない場合は、以後、何ら処理を行うことなく今回のルー
チンは終了される。
【0027】上述の如く、本実施例では、タイヤ圧に異
常が生じた時点でタイヤ圧異常信号が送信された後は、
タイヤ圧の変化が所定値以上とならない限り、タイヤ圧
異常信号の送信は行われない。すなわち、タイヤ圧に異
常が生じた状態が継続しても、図2に示すルーチンが実
行される毎に(すなわち、時間間隔Nで)送信装置10
による送信が行われることはなく、その送信頻度は極く
小さく抑制される。従って、本実施例によれば、送信装
置10の電力消費の低減が図られ、これにより、内蔵電
池14の寿命を大幅に向上することが可能となる。
【0028】また、上述の如く、送信装置10は、タイ
ヤ圧の異常が新たに発生した場合、及び、タイヤ圧が異
常と判断される範囲内でタイヤ圧に所定値以上の変化が
生じた場合に、タイヤ圧異常信号を送信し、一方、受信
装置12は、タイヤ圧異常信号を受信した場合に第1警
告灯30を点灯させる。従って、本実施例のシステムに
よれば、第1警告灯30が点灯することによってタイヤ
圧の異常を乗員に警報することができる。
【0029】ところで、送信装置10は、内蔵電池14
を電源として駆動されるため、イグニッションスイッチ
のオン・オフにかかわらず作動している。これに対し
て、受信装置12は、車両のバッテリーを電源として駆
動されるため、イグニッションスイッチがオンされた状
態でのみ作動する。従って、イグニッションスイッチが
オフの状態でタイヤ圧の異常が発生した場合、受信装置
12は送信装置10が送信するタイヤ圧異常信号を受信
することができない。しかしながら、本実施例では、送
信装置10は、タイヤ圧が正常である場合に所定時間m
間隔でタイヤ圧正常信号を送信するので、受信装置12
は、所定時間m以上にわたって送信装置10から信号を
受信しない場合に、タイヤ圧又は送信装置10に異常が
生じていると判断することができる。従って、本実施例
によれば、かかる場合に第2警告灯32が点灯されるこ
とにより、イグニッションスイッチがオフの状態でタイ
ヤ圧の異常が発生した場合も、タイヤ圧又は送信装置1
0の異常を運転者に警報することができる。
【0030】また、上述の如く、送信装置10は、タイ
ヤ圧の異常が発生した後、タイヤ圧が回復して正常状態
に復帰した場合は、タイヤ圧正常信号を送信し、一方、
受信装置12は、タイヤ圧正常信号を受信すると、第1
警告灯30及び第2警告灯32を消灯状態とする。従っ
て、本実施例によれば、タイヤ圧に異常が発生した後、
その異常が解消した場合に、それまで点灯していた第1
警告灯30又は第2警告灯32が消灯することで、乗員
はタイヤ圧が正常に戻ったことを認知することができ
る。
【0031】更に、本実施例では、送信装置10は、タ
イヤ圧の異常が新たに発生した際のみならず、タイヤ圧
の異常が発生した後、タイヤ圧が所定値を越えて変化し
た際にも、タイヤ圧異常信号を送信し、受信装置12は
このタイヤ圧異常信号を受信すると、第1警告灯30の
みを点灯させる。上記したように、送信装置10は、タ
イヤ圧の異常が解消した際に、タイヤ圧正常信号を送信
し、受信装置12はこのタイヤ圧正常信号を受信する
と、第1警告灯30を消灯状態とする。従って、第1警
告灯30の点灯状態が一定期間以上継続する場合は、タ
イヤ圧が正常値に復帰することなく変化を続けているこ
とになり、タイヤの損傷等に起因する大きな空気漏れが
生じている可能性があると判断することができる。一
方、上記の如く、タイヤ圧の異常が発生した後、タイヤ
圧に大きな変化が生じていない場合には第2警告灯32
のみが点灯される。この場合は、タイヤ圧の低下は、タ
イヤの正常な範囲での微少な空気漏れに起因するもので
ある可能性が大きいと判断することができる。
【0032】このように、本実施例では、タイヤ圧の異
常状態に応じて第1警告灯30と第2警告灯32とが区
別して点灯されることで、乗員に対してより詳細なタイ
ヤ圧情報を提供することが可能となっている。以上説明
したように、本実施例のタイヤ圧情報送受信装置によれ
ば、送信装置10の消費電力を大幅に抑制しつつ、タイ
ヤ圧の異常の発生、及び、その後のタイヤ圧の変化を受
信装置12の第1警告灯30及び第2警告灯32によっ
て的確に表示することができる。
【0033】なお、上記実施例では、送信装置10は、
タイヤ圧の異常が新たに発生してタイヤ圧異常信号を送
信した後は、タイヤ圧に所定値を越える変化が生じた場
合、又は、タイヤ圧が正常に復帰した場合にのみ信号の
送信を行うものとした。しかしながら、本発明はこれに
限定されるものではなく、タイヤ圧異常信号を最初に送
信した後は、所定時間が経過する毎に、その時点のタイ
ヤ圧の異常の有無に応じてタイヤ圧異常信号又はタイヤ
圧正常信号を送信することとしてもよい。つまり、タイ
ヤ圧の異常発生後に、送信装置10の消費電力を大きく
増大させない範囲の適当なタイミングでタイヤ圧情報を
送信することにより、受信装置12側で異常発生後のタ
イヤ圧の変化を検知することができる。
【0034】また、上記実施例では、単一の送信装置1
0が設けられるものとして説明したが、実際には、車両
の各車輪に対応して送信装置10が設けられる。この場
合、上記のタイヤ圧異常信号及びタイヤ圧正常信号に、
対応する車輪の識別情報を含めると共に、受信装置12
に、何れの車輪についてのタイヤ圧情報であるかを表示
する表示灯を設けてもよい。
【0035】なお、上記実施例では、請求項1に記載し
た「所定条件」は、測定されたタイヤ圧に関して設定さ
れており、具体的には、タイヤ圧が所定値以上変化した
こと(ステップ112)、及び、タイヤ圧が正常値に戻
ったこと(ステップ102、114)となっている。し
かしながら、「所定条件」はこれらに限定されるもので
はなく、例えば、所定時間の経過を条件としたり、所定
距離の走行を条件としたりすることもできる。
【0036】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。本実施例では、図1に示すシステムにおいて、受信
装置12が内蔵電池を電源として駆動されると共に、こ
の内蔵電池の消耗を抑制すべく、その電源のオン・オフ
が所定の周期2Rで繰り返される。すなわち、本実施例
では、受信装置12は、期間Rにわたって電源がオンさ
れた状態と、期間Rにわたって電源がオンされた状態と
が交互に繰り返される。
【0037】本実施例において、送信装置10の送信C
PU18及び受信装置12の受信CPU26は、それぞ
れ、上記図2及び図3に示すルーチンと同様のルーチン
を実行する。ただし、送信CPU18は、図2に示すル
ーチンのステップ108、118において、それぞれ、
タイヤ圧異常信号及びタイヤ圧正常信号を、受信装置1
2のオン・オフ周期に対応した周期RでL回(例えば5
回)繰り返して送信する。このため、送信装置10によ
る送信動作の2回に1回は、受信装置12の電源がオン
された状態で行われることとなり、受信装置12は送信
装置10が送信するタイヤ圧異常信号及びタイヤ圧正常
信号を確実に(L=5の場合は少なくとも2回)受信す
ることができる。また、図3に示すルーチンのステップ
152において、受信CPU152は受信時刻Tr を不
揮発性メモリに格納する。従って、受信装置12のオン
・オフが繰り返されても、記憶した受信時刻Tr が消失
されることはない。
【0038】なお、上記の周期Rはルーチンの実行時間
間隔よりも十分に大きく、かつ、タイヤ圧正常信号の送
信周期である時間mよりも十分に小さな値(例えば、数
秒)に設定される。上述の如く、本実施例では、受信装
置12の電源は常時オンされるのではなく、そのオン・
オフが繰り返される。従って、本実施例によれば、受信
装置12の電力消費を低減することができるため、その
内蔵電池の消耗を抑制することができる。また、受信装
置12の電源のオン・オフ周期2Rに対応して、送信装
置10がタイヤ圧異常信号及びタイヤ圧正常信号を周期
Rで繰り返し送信することで、受信装置12は、これら
の信号を確実に受信することができる。従って、本実施
例では、受信装置12の消費電力をも低減しつつ、タイ
ヤ圧の異常を確実に検知することができる。
【0039】なお、上記第2実施例では、受信装置12
が内蔵電池を電源として駆動されるものとしたが、これ
に限らず、上記第1実施例と同様に車両バッテリーを電
源として駆動されるものであっても、受信装置12のオ
ン・オフが繰り返されることで、車両バッテリーの消耗
を抑制する効果を得ることができる。この場合、イグニ
ッションスイッチがオフの状態でタイヤ異常信号が送信
された場合は、この信号を受信することができないが、
上記第1実施例の場合と同様に、信号が所定時間m以上
にわたって受信されないことで、異常の発生を検知する
ことができる。
【0040】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、タイヤ圧の異常が発生した後は、所定条件が成立し
た場合にのみタイヤ圧情報が送信されるので、送信装置
の消費電力を低減しつつ、異常発生後のタイヤ圧の変化
を受信装置側で検知することができる。
【0041】また、請求項2記載の発明によれば、受信
装置が常時オンとはされないので、受信装置の消費電力
を低減することができる。更に、請求項3記載の発明に
よれば、送信装置はタイヤ圧が正常である場合に一定時
間間隔でタイヤ圧情報を送信するので、受信装置は、一
定時間以上にわたってタイヤ圧情報を受信しない場合
に、タイヤ圧が異常であると判断することができる。従
って、本発明によれば、受信装置がオフの状態でタイヤ
圧異常信号が送信された場合にも、受信装置側でタイヤ
圧の異常を確実に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるタイヤ圧情報送受信装
置の概略構成図である。
【図2】本実施例において、送信CPUが実行するルー
チンのフローチャートである。
【図3】本実施例において、受信CPUが実行するルー
チンのフローチャートである。
【符号の説明】
10 送信装置 12 受信装置 16 タイヤ圧センサ 18 送信CPU 26 受信CPU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ圧に関するタイヤ圧情報を送信す
    る送信装置と、該タイヤ圧情報を受信する受信装置とを
    備えるタイヤ圧情報送受信装置であって、 前記送信装置は、タイヤ圧の異常が発生した時にタイヤ
    圧異常情報を所定期間送信し、その後は、所定条件が成
    立した場合にのみ、タイヤ圧情報を送信することを特徴
    とするタイヤ圧情報送受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のタイヤ圧情報送受信装置
    において、 前記受信装置は、オン状態とオフ状態とを取り得ること
    を特徴とする請求項1記載のタイヤ圧情報送受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のタイヤ圧情報送受信装置
    において、 前記送信装置は、タイヤ圧が正常である場合に一定時間
    間隔でタイヤ圧情報を送信し、 前記受信装置は、前記一定時間以上にわたってタイヤ圧
    情報を受信しない場合に、タイヤ圧が異常であると判断
    することを特徴とするタイヤ圧情報送受信装置。
JP10187412A 1998-07-02 1998-07-02 タイヤ圧情報送受信装置 Pending JP2000016037A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10187412A JP2000016037A (ja) 1998-07-02 1998-07-02 タイヤ圧情報送受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10187412A JP2000016037A (ja) 1998-07-02 1998-07-02 タイヤ圧情報送受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000016037A true JP2000016037A (ja) 2000-01-18

Family

ID=16205598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10187412A Pending JP2000016037A (ja) 1998-07-02 1998-07-02 タイヤ圧情報送受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000016037A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7019628B2 (en) 2001-09-05 2006-03-28 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Tire monitoring and keyless entry system
JP2006215693A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Mitsubishi Electric Corp 監視システム
JP2006340157A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線センサおよび無線センサを備えた制御機器
JP2007076457A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Denso Corp タイヤ空気圧検出装置
JP2007083766A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Denso Corp タイヤ空気圧検出装置
JP2007102445A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Hitachi Ltd 制御システム及び制御装置
JP2014051249A (ja) * 2012-09-10 2014-03-20 Tokai Rika Co Ltd 受信機
JP2014081873A (ja) * 2012-10-18 2014-05-08 Fuji Electric Co Ltd センサネットワークシステム
JP2015027877A (ja) * 2000-07-26 2015-02-12 ブリヂストン アメリカス タイヤ オペレーションズ・エルエルシー タイヤ電子管理システム
JP2015116913A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 株式会社ユピテル システム、受信装置及びプログラム
JP2019006396A (ja) * 2018-10-03 2019-01-17 株式会社ユピテル システム、受信装置及びプログラム
CN110366498A (zh) * 2017-03-09 2019-10-22 株式会社自动网络技术研究所 监视装置、轮胎气压监视系统及控制程序

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015027877A (ja) * 2000-07-26 2015-02-12 ブリヂストン アメリカス タイヤ オペレーションズ・エルエルシー タイヤ電子管理システム
US7019628B2 (en) 2001-09-05 2006-03-28 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Tire monitoring and keyless entry system
JP2006215693A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Mitsubishi Electric Corp 監視システム
JP2006340157A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線センサおよび無線センサを備えた制御機器
JP4552813B2 (ja) * 2005-09-13 2010-09-29 株式会社デンソー タイヤ空気圧検出装置
JP2007076457A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Denso Corp タイヤ空気圧検出装置
JP2007083766A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Denso Corp タイヤ空気圧検出装置
JP4561556B2 (ja) * 2005-09-20 2010-10-13 株式会社デンソー タイヤ空気圧検出装置
JP2007102445A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Hitachi Ltd 制御システム及び制御装置
JP2014051249A (ja) * 2012-09-10 2014-03-20 Tokai Rika Co Ltd 受信機
JP2014081873A (ja) * 2012-10-18 2014-05-08 Fuji Electric Co Ltd センサネットワークシステム
JP2015116913A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 株式会社ユピテル システム、受信装置及びプログラム
CN110366498A (zh) * 2017-03-09 2019-10-22 株式会社自动网络技术研究所 监视装置、轮胎气压监视系统及控制程序
JP2019006396A (ja) * 2018-10-03 2019-01-17 株式会社ユピテル システム、受信装置及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6331679B2 (ja) タイヤ空気圧検出装置
JP2000099869A (ja) タイヤ空気圧モニタ
JP2001105812A (ja) タイヤ空気圧監視装置
JP2000016037A (ja) タイヤ圧情報送受信装置
US11833864B2 (en) Tire pressure monitoring system
JP2004258992A (ja) タイヤ状態監視装置の送信機及びタイヤ状態監視装置
JP2000233615A (ja) タイヤ空気圧警報装置
EP3071431B1 (en) Surveillance directe de pression de pneumatiques
JP3428466B2 (ja) タイヤ空気圧警報装置
JP3955536B2 (ja) タイヤ内圧警報装置
US6817237B2 (en) Tire condition monitoring apparatus
JP4461558B2 (ja) 車両用タイヤ空気圧監視システム
JP2017087941A (ja) タイヤ空気圧検出システム
JP3914783B2 (ja) タイヤ内圧警報装置
JP4008379B2 (ja) タイヤ空気圧監視システム
JP2010064581A (ja) タイヤ空気圧検出装置
JP3914782B2 (ja) タイヤ内圧警報装置
JP2005162118A (ja) タイヤ空気圧モニター装置
JP2005324611A (ja) 車両のタイヤ状態監視システム
JP4087127B2 (ja) タイヤ内圧警報装置
WO2016148039A1 (ja) 空気圧監視システム及びタイヤ空気圧検出装置
JP2003267008A (ja) 車両の空気圧警報装置
JP2005104410A (ja) タイヤ圧監視装置及びタイヤ圧監視システム
JP6593285B2 (ja) タイヤ空気圧監視システム
JP2000203218A (ja) タイヤ状態監視装置