JP2006215693A - 監視システム - Google Patents

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薫 中渡瀬
Yuji Takagi
雄二 高木
Hisashi Tanaka
久志 田中
Akira Okada
章 岡田
Takashi Hirai
隆史 平位
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Abstract

【課題】 被計測体の周りのスペースが制限されている箇所でも近接センサを容易に設置することができて、従来のケーブル敷設の手間と労力とを大幅に削減することが可能な監視システムを提供する。
【解決手段】 発電用タービンの回転軸4に近接配置されて当該回転軸4の変位を検出する近接センサ5と、この近接センサ5からの検出出力に基づいて回転軸4の変位の特徴量を抽出する信号処理部9とを備え、近接センサ5と信号処理部9とは互いに無線で接続されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば発電用タービンの回転軸などの被計測体の挙動を検出して、その挙動の適否を監視する監視システムに関する。
一般に、発電用タービンにおいて、ロータとステータとの間は1mm以下の極めて微小なラビリンスに設定されているので、両者が周囲温度などの影響を受けて接触する危険性の有無を常時監視しておく必要がある。
このため、従来の監視システムは、図9および図10に示すように、発電室2内に配置された発電用タービンのロータ3の回転軸4から径方向に所定のギャップだけ離間させて近接センサ5が配置されている。また、この回転軸4の軸方向の変位量も調べるために、回転軸4にフランジ6を設けてこのフランジ6から所定のギャップだけ離間させて同様な近接センサ5が配置されている。そして、各近接センサ5の出力部は、発電室2とは別個に設置された電気室8内に設けられた信号処理部9に通信ケーブル21を介して接続され、さらに信号処理部9は監視センタ10に通信ケーブル22を介して接続されている。また、各近接センサ5は、電源ケーブル23およびドライバ24を介して電気室8に接続されており、電気室8から各近接センサ5に動作用電力が供給されるようになっている。
これにより、各近接センサ5で回転軸4の変位が検出されると、その検出信号が通信ケーブル21を介して信号処理部9に与えられる。信号処理部9は、各近接センサ5からの検出出力に基づいて回転軸4の変位の特徴量(例えば、回転軸4の径方向の変動幅や軸方向の変動幅などの情報)を抽出し、この抽出した情報を監視センタ10に送って稼働状況を監視する。
また、従来技術では、各センサを通信ケーブルを介して無線LAN装置に接続し、この無線LAN装置を経由してコントローラに無線で送信するようにした装置や、また、各センサの検出出力を通信ケーブルを介して信号処理部に接続し、信号処理部で被計測体の挙動の特徴量を抽出した後、この抽出した情報をコントローラに無線で送信するようにした装置が提案されている(例えば、特許文献1,2等参照)。
特開2002−6941号公報 特開平8−152914号公報
図9および図10に示したような従来の監視システムでは、各近接センサ5と信号処理部9との間を通信ケーブル21や電源ケーブル23で接続しているため、各ケーブル21,23の敷設に手間と費用がかかるだけでなく、近接センサ5を新たに追加する場合にもケーブル21,23の敷設が難しいという問題がある。しかも、近接センサ5の周りの設置スペースが制限されているような設置環境が悪い箇所では、ケーブル21,23の引き回しが極めて難しく敷設作業に多大な手間と労力を要する。
また、上記の特許文献1,2に記載されているような従来技術では、無線LAN装置とコントローラとの間、あるいは信号処理部とコントローラとの間が無線で接続されているので、その間のケーブル敷設の手間と労力とを削減できるものの、センサと無線LAN装置との間、あるいはセンサと信号処理部との間は、通信ケーブルや電源ケーブルで接続した構成であるため、センサの周りの設置スペースが制限されているような設置環境が悪い箇所ではケーブルの引き回しが極めて難しく、依然として敷設作業に多大な手間と労力を要している。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、被計測体の周りのスペースが制限されているような箇所でも近接センサを容易に設置することができて、従来のケーブル敷設の手間と労力とを大幅に削減でき、かつ、被計測体の挙動を確実に監視することが可能な監視システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明にあっては、次の構成を採用している。
すなわち、本発明の監視システムは、被計測体に近接配置されて当該被計測体の変位を検出する近接センサと、この近接センサからの検出出力に基づいて被計測体の変位の特徴量を抽出する信号処理部とを備え、上記近接センサと上記信号処理部とは互いに無線で接続されていることを特徴としている。
本発明によれば、近接センサと信号処理部との間を通信ケーブルを使用することなく無線で接続しているため、近接センサの周りの設置スペースが制限されているような設置環境が悪い箇所でも、従来のようなケーブルの引き回しは不要なので、ケーブル敷設の手間と労力を削減することができる。しかも、被計測体の挙動を確実に監視することが可能となる。
以下、本発明を発電用タービンの回転軸の機械的な変位量を近接センサで検出して、その挙動を監視する監視システムに適用した場合の実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における監視システムの全体を示す構成図、図2は同監視システムの近接センサおよび中継器の具体的構成を示すブロック図であり、図9および図10に示した従来技術と対応する構成部分には同一の符号を付す。
この監視システム1は、発電室2内に配置された発電用タービンのロータ3の回転軸4の径方向の変位を検出するために、回転軸4から径方向に所定のギャップ(距離)だけ離間させて近接センサ5が配置されている。また、この回転軸4の軸方向の変位量を調べるため、回転軸4にフランジ6を設けてこのフランジ6から所定のギャップだけ離間させて同様な近接センサ5が配置されている。
発電室2の外側には各近接センサ5に対応して中継器7が配置されている。また、発電室2と別個に設けられた電気室8の内部には、各近接センサ5からの検出出力に基づいて回転軸4の変位の特徴量を抽出する信号処理部9が設けられている。そして、各近接センサ5、中継器7、および信号処理部9の相互間は無線で接続されている。さらに、信号処理部9は監視センタ10に通信ケーブル22を介して接続されている。
上記の各近接センサ5は、磁気を利用して被計測体である回転軸4の変位を検出するもので、図示しない検出コイルや発振回路を有するセンサヘッド部5a、このセンサヘッド部5aからの検出信号を増幅する増幅器5b、増幅後の検出信号を中継器7に無線送信する通信部5c、およびこれらの各部5a〜5cを動作させるためのバッテリからなる電源部5dを備えている。そして、センサヘッド部5aからは、回転軸4との間のギャップの大きさに比例した電圧値(あるいは電流値)をもつ検出信号が得られるようになっている。なお、近接センサ5としてはこのような磁気を利用するものの外に、発光素子とPSD(位置検出素子)とを組み合わせて光学的に変位量を検出するものであってもよい。
中継器7は、近接センサ5から無線で送信されてくる信号を受信して、これを増幅した後に信号処理部9に無線で送信する通信部7a、および通信部7aの動作電源となるバッテリからなる電源部7bを備えている。
上記構成において、各近接センサ5のセンサヘッド部5aで回転軸4の変位が検出されると、その検出信号が増幅器5bで増幅された後、この検出信号が通信部5cから中継器7に向けて無線で送信される。中継器7の通信部7aは、近接センサ5から無線で送信されてくる信号を受信すると、これを一旦増幅した後、信号処理部9に向けて無線で送信する。信号処理部9は、中継器7を介して送信されてくる各近接センサ5からの検出出力に基づいて回転軸4の変位の特徴量を抽出する。
例えば、回転軸4から所定のギャップ分だけ離間させて配置された近接センサ5の検出信号については、時間経過に伴って図3に示すような正弦波形を示すので、その回転軸の径方向の変動幅を示すピーク間の値ΔPaを特徴量として抽出する。また、回転軸4のフランジ6から所定のギャップ分だけ離間させて配置された近接センサ5の検出信号については、時間経過に伴って図4に示すような波形を示すので、その軸方向の変動幅を示すピーク間の値ΔPbを特徴量として抽出する。そして、これらの抽出した特徴量ΔPa,ΔPb,…を通信ケーブル22を介して監視センタ10に送る。監視センタ10はこれらの特徴量ΔPa,ΔPb,…に基づいて発電用タービンのロータ3などが適切に動作しているかといった稼働状況を監視する。
このように、この実施の形態1によれば、各近接センサ5と信号処理部9との間を従来のような通信ケーブルを使用することなく無線で接続しているため、各近接センサ5の周りの設置スペースが制限されているような設置環境が悪い箇所でも、ケーブルの引き回しが不要となる。このため、従来のようなケーブル敷設の手間と労力を削減することができる。また、ケーブルを使用しなくても、従来と同様、被計測体である回転軸4の変位を容易に計測して回転軸4の挙動を確実に監視することができる。
さらに、近接センサ5や中継器7には、動作用バッテリからなる電源部5d,7bを設けているので、従来のように近接センサ5や中継器7に電源ケーブルを接続する必要がなく、この点でもケーブル敷設の手間と労力を削減することができる。
実施の形態2.
図5はこの実施の形態2における監視システムに適用される近接センサの構成を示すブロック図であり、図1および図2に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態2において、近接センサ5は、回転軸4の変位を検出するセンサヘッド部5aと、このセンサヘッド部5aからの検出信号を増幅する増幅器5bとが同じ半導体基板上に集積されて一体的に形成されている。
そして、この場合のセンサヘッド部5aは、例えばリニアな検出出力が得られるホール素子で構成されており、また、増幅器5bは、センサヘッド部5aで得られる検出信号の検出感度が小さ過ぎたり、検出信号が飽和したりすることなく、検出信号に対して所定の計測レンジが得られるように、検出信号のゲインを自動調整するAGC機能を備えている。
その他の構成は図1および図2に示した実施の形態1の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
ここで、近接センサ5は、被計測体(ここでは回転軸4)の変位量に応じて最適な計測レンジをもつものを選定使用する必要がある。すなわち、回転軸4の変位量が小さいのに計測レンジが小さい近接センサ5を使用した場合には検出信号の出力レベルが小さくて検出感度が悪くなる。逆に、回転軸4の変位量が大きいのに計測レンジが大きい近接センサ5を使用した場合には増幅後の検出信号が飽和してしまう。そのため、従来は、適切なレベルをもつ検出信号が得られるように、常に最適な計測レンジをもった近接センサ5を選定して使用する必要があり、余分な手間と労力とを要している。
これに対して、この実施の形態2における増幅器5bは、センサヘッド部5aで得られる検出信号のゲインを自動調整するAGC機能を備えているので、回転軸4の変位幅が小さいのに計測レンジが小さい場合には、ゲインを増加して計測レンジを大きくする。例えば、図6において、回転軸4の変位幅がΔPa1と小さいのに、計測レンジがR11と小さい場合には、ゲインをG1からG2に増加して計測レンジがR12と大きくなるよう変更する。このため、検出感度が悪くなるのが防止される。これとは逆に、回転軸4の変位量が大きいのに計測レンジが大きいときには、ゲインを減少させて計測レンジを小さく設定する。例えば、図6において、回転軸4の変位幅がΔPa2と大きいのに、計測レンジがR22と大きい場合には、ゲインをG2からG1に変更して計測レンジがR21と小さくなるように変更する。このため、増幅後の検出信号が飽和するのが防止される。
このように、この実施の形態2では、増幅器5bがゲインを自動調整するAGC機能を備えているので、センサヘッド部5aで得られる検出信号の検出感度が小さ過ぎて変位量を適切に検出できなかったり、検出感度が大き過ぎて検出信号が飽和するなどの不都合が生じることなく自動的に適切な計測レンジが設定される。このため、従来のように、最適な計測レンジをもつ近接センサ5を選定使用するために要した余分な手間と労力を削減することができる。
実施の形態3.
図7はこの実施の形態3における監視システムに適用される近接センサの構成を示すブロック図であり、図1および図2に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態3において、近接センサ5は、センサヘッド部5aを移動させる圧電素子などで構成されるアクチュエータ5eと、センサヘッド部5aから出力される検出信号を予め設定された基準値と比較して被計測体である回転軸4に対するセンサヘッド部5aの位置がその検出特性に応じた適正なギャップ調整値になるようにアクチュエータ5eを駆動するギャップ調整部5fとを備えている。そして、センサヘッド部5aとアクチュエータ5eとは互いに一体に接合されている。
その他の構成は図1および図2に示した実施の形態1の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
ここで、近接センサ5は、その検出特性に応じて被計測体(上記の例では回転軸4)との間に適切なギャップを設定する必要がある。例えば、ロータの回転軸4の径方向の変位を検出するための近接センサとしては、検出範囲が0〜2mm程度のものを使用する必要があるので、ギャップはその中央値の略1mmに設定される。また、回転軸4の軸方向の変位を検出するための近接センサとしては、検出範囲が0〜4.5mm程度のものを使用する必要があるので、ギャップはその中央値の略2.7mmに設定される。
したがって、従来は、近接センサ5を取り付ける際に、近接センサ5の検出特性に応じて適切なギャップが設定されるようにギャップ調整を繰り返し行うことが必要となっていた。その際のギャップ調整作業は、発電室2内の狭隘な環境の中での作業となるため、作業者に多大な手間と労力とを要している。
一方、この実施の形態3では、近接センサ5を回転軸4に対して近接配置した後、例えば電気室8の信号処理部9に設置された図示しない押しボタン等を操作してギャップ調整指令を送信する。この指令は、中継部7を介して近接センサ5の通信部5cに受信されるので、この指令に応じてギャップ調整部5fが起動される。
ギャップ調整部5fは、センサヘッド部5aから出力される検出信号を予め設定された基準値と比較してセンサヘッド部5aの位置がその検出特性に応じた適正なギャップ調整値になるようにアクチュエータ5eを駆動する。このため、アクチュエータ5eと一体化されたセンサヘッド部5aも上下動し、適正なギャップ調整値になった時点で停止する。
このように、この実施の形態3では、近接センサ5の内部にアクチュエータ5eとギャップ調整部5fを設けることにより、近接センサ5自身がその検出特性に応じて回転軸4とのギャップが適正な値となるように自動調整するので、従来のようなギャップ調整の手間と労力とを削減することができる。
実施の形態4.
図8はこの実施の形態4における監視システムに適用される近接センサの構成を示すブロック図であり、図1および図2に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態4において、近接センサ5は、被計測体(ここでは回転軸4)の変位を検出するセンサヘッド部5aと共に、このセンサヘッド部5aからの検出出力に基づいて回転軸4の変位の特徴量を抽出する信号処理部5gが内蔵されている。また、この信号処理部5gで抽出された特徴量を記憶するメモリ5h、信号処理部5gで抽出された特徴量を基準値と比較して、その特徴量が正常か異常かを判定する判定部5i、および信号処理部5gの出力と判定部5iの出力とを選択する切替スイッチ5jを備えている。
そして、電源部5dを除く各センサヘッド部5a、増幅器5b、信号処理部5g、メモリ5h、判定部5i、切替スイッチ5j、通信部5cは、共に半導体基板の上に集積形成されるなどしてユニット化されている。なお、上記の切替スイッチ5jと通信部5cとが特許請求の範囲における送信手段に対応している。
また、この実施の形態4では、近接センサ5内にセンサヘッド部5aと共に信号処理部5gが設けられているので、近接センサ5の出力は、中継器7を介して監視センタ10に無線で送信されるようになっている。
その他の構成は図1および図2に示した実施の形態1の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
上記構成において、信号処理部5gは、センサヘッド部5aからの検出出力に基づいて回転軸4の変位の特徴量(例えば、回転軸4の径方向の変動幅ΔPaや軸方向の変動幅ΔPbなどの情報)を抽出する。この信号処理部5gで抽出された特徴量は、判定部5iに与えられるので、判定部5iは、この特徴量を予め設定されている基準値と比較して抽出された特徴量が正常か異常かを判定する。
判定部5iによって、特徴量が正常であると判定された場合、切替スイッチ5jは信号処理部5gの出力を選択しているので、信号処理部5gで得られた回転軸4の変位の特徴量の情報が通信部5cから中継器7を介してセンタ装置10にそのまま無線で送信される。
一方、判定部5iによって、特徴量が異常であると判定された場合、判定部5iは判定異常信号を出力する。この判定異常信号によって信号処理部5gで得られた特徴量がメモリ5hに記憶されるとともに、切替スイッチ5gが判定部5iの出力を選択するので、判定部5iからの判定異常信号が通信部5cに送られる。通信部5cはこの判定異常信号に応じて警報信号を生成し、この警報信号が中継器7を介してセンタ装置10に無線で送信される。
したがって、センタ装置10は、近接センサ5からの警報信号を受信した場合には、ロータの回転軸4に何らかの異常が生じたものと判断して発電タービンを停止するなどの処置を講じることができる。また、その異常を検出した際の特徴量の情報は、近接センサ5内のメモリ5hに記憶されているので、その記憶内容を解析することで、その異常が生じた原因究明に役立てることができる。
なお、上記の実施の形態3,4において、近接センサ5を構成する増幅器5bは、実施の形態1の場合と同じ単なる増幅作用を行う構成としたが、これに限らず、例えば実施の形態2のようにAGC機能をもたせた構成として、常に適切な計測レンジが得られるようにゲインを自動調整できるようにしてもよい。また、実施の形態1〜4の各構成を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施の形態1〜4で説明したような発電用タービンの回転軸の機械的な変位を検出して挙動を監視する監視システムに限定されるものではなく、各種プラントのプロセス機器を被計測体としてその変位量を近接センサで検出するような監視システムについても本発明を適用することが可能である。また、その場合の近接センサの検出対象は、機械的な変位量だけでなく、例えば振動周波数や回転数などを検出するものであってもよい。
本発明の実施の形態1における監視システムの全体を示す構成図である。 同監視システムの近接センサおよび中継器の具体的構成を示すブロック図である。 近接センサで得られる検出信号レベルの経時変化の一例を示す波形図である。 他の近接センサで得られる検出信号レベルの経時変化の一例を示す波形図である。 本発明の実施の形態2における監視システムに適用される近接センサの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2において、センサヘッド部で得られる検出信号に対するゲインを自動調整して常に適切な計測レンジを確保する場合の動作説明図である。 本発明の実施の形態3における監視システムに適用される近接センサの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4における監視システムに適用される近接センサの構成を示すブロック図である。 従来の監視システムの全体を示す構成図である。 図9に示した従来の監視システムにおいて、近接センサの配置状態の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1 監視システム、2 発電室、4 回転軸(被計測体)、
5 近接センサ、5a センサヘッド部、5b 増幅器、
5c 通信部、5d 電源部、5e アクチュエータ、
5f ギャップ調整部、5g 信号処理部、5h メモリ、
5i 判定部、5j 切替スイッチ、8 電気室、9 信号処理部、
10 監視センタ。

Claims (5)

  1. 被計測体に近接配置されて当該被計測体の挙動を検出する近接センサと、この近接センサからの検出出力に基づいて上記被計測体の挙動の特徴量を抽出する信号処理部とを備え、上記近接センサと上記信号処理部とは互いに無線で接続されていることを特徴とする監視システム。
  2. 上記近接センサには、被計測体の挙動に伴って出力される検出信号に対して所定の計測レンジが得られるように、検出信号のゲインを自動調整するAGC機能を備えることを特徴とする請求項1記載の監視システム。
  3. 上記近接センサは、上記被計測体の挙動を検出するセンサヘッド部と、このセンサヘッド部を移動させるアクチュエータと、上記センサヘッド部から出力される検出信号を予め設定された基準値と比較して被計測体に対するセンサヘッド部の位置が近接センサの検出特性に応じた適正なギャップ調整値になるように上記アクチュエータを駆動するギャップ調整部と、を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の監視システム。
  4. 上記近接センサは、上記信号処理部から独立した電源を内蔵することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の監視システム。
  5. 被計測体に近接配置されて被計測体の挙動を検出するセンサヘッド部と、このセンサヘッド部からの検出出力に基づいて被計測体の挙動の特徴量を抽出する信号処理部と、この信号処理部で抽出された特徴量を基準値と比較して、その特徴量が正常か異常かを判定する判定部と、この判定部の判定結果により特徴量が正常であると判定された場合にはこの特徴量の情報を、特徴量が異常と判定された場合には警報信号をそれぞれ外部機器に無線で送信する送信手段とを備え、上記センサヘッド部、信号処理部、判定部、および送信手段がユニット化されていることを特徴とする監視システム。
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