JP2015044548A - 乗員保護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員の下肢の移動を抑えることで、乗員を適切な位置で拘束することができる乗員保護装置を提供することである。
【解決手段】本発明の乗員保護装置は、座席2に着座する乗員Mを保護する乗員保護装置であって、車両1の衝突の際に、乗員Mの膝頭MNの前への移動を抑える膝頭規制部(ニーエアバッグユニット20)を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、乗員を保護する乗員保護装置に関する。
従来から、シートベルトやエアバッグにより、車両が障害物などに衝突した際の乗員の拘束位置を適切にする装置やシステムが開発されている。また、乗員の下肢を拘束することにより乗員を保護する乗員保護装置もある(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献1では、乗員の着座状態に応じて、衝突の際の乗員の拘束を安定してできるように姿勢を矯正する乗員保護装置が開示されている。このために、乗員の膝部の間で展開するエアバッグを備えている。特許文献2では、車両の前面衝突時に小柄な体格の乗員を充分に保護するための乗員保護装置が開示されている。このために乗員の拘束姿勢を調整するニーエアバッグユニットとポップアップシート用エアバッグユニットとシートベルトを備える。
特開2005−67273号公報 特開2011−213195号公報
しかし、従来の乗員保護装置では、様々な着座位置、様々な異なる体型においても、乗員の膝部や腰部を含む下半身の前方への移動を抑えることが難しい。また、膝部、特に膝頭が前方へ移動した場合、腰部が沈み込んでしまい、シートベルトの拘束位置も適切でなくなる可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的の一例は、乗員の下肢の移動を抑えることで、乗員を適切な位置で拘束することができる乗員保護装置を提供することである。
このような課題を解決するために、本発明に係る乗員保護装置は、座席に着座する乗員を保護する乗員保護装置であって、車両の衝突の際に、乗員の膝頭の前への移動を抑える膝頭規制部を備える。
好適には、乗員の腰部の前への移動を抑えるシートベルトを備える、とよい。
好適には、乗員の膝後を押える膝後規制部を備える、とよい。
好適には、乗員の脹脛を押える脹脛規制部を備える、とよい。
好適には、膝頭規制部はニーエアバッグである、とよい。
好適には、膝頭規制部はニーガードである、とよい。
好適には、膝頭規制部は乗員前方の第1ニーエアバッグと、車両のドアトリムに設けた第2ニーエアバッグと、車両のセンターコンソールに設けた第3ニーエアバッグを備える、とよい。
好適には、脹脛規制部は脹脛を押える脹脛エアバッグである、とよい。
好適には、脹脛規制部は座席の前方側であって、座席と分割して可動可能に設けられた脹脛規制部材である、とよい。
好適には、脹脛規制部は座席の前方側であって、座席と一体的に可動可能に設けられた脹脛規制部材である、とよい。
好適には、ニーエアバッグは膝頭から脛部までを押える、とよい。
好適には、ニーエアバッグは膝頭から膝頭の両側部および脛部と脛部の両側下腿部までを押える、とよい。
好適には、ニーエアバッグは車両の上下方向に少なくとも2つに分割され、膝頭から脛部までを押える、とよい。
好適には、ニーエアバッグは車両の左右方向に少なくとも2つに分割され、膝頭および膝頭の両側部を押える、とよい。
好適には、脹脛エアバッグは座席に設けられている、とよい。
好適には、脹脛エアバッグはクロスメンバーに設けられている、とよい。
好適には、脹脛エアバッグは脹脛から脹脛の両側下腿部までを押える、とよい。
好適には、脹脛エアバッグは車両の上下方向に少なくとも2つに分割され、脹脛から脹脛の両側下腿部までを押える、とよい。
好適には、脹脛規制部が脹脛を押える脹脛エアバッグであり、ニーエアバッグの下端が車両上下方向において脹脛エアバッグの下端以下である、とよい。
本発明の乗員保護装置は、車両衝突の際に、膝頭を前から押えるので、乗員の下肢の前方への移動を抑えることができ、乗員を適切な位置で拘束することが可能となる。
本発明の実施形態に係る乗員保護装置を備える車両である。 本発明の実施形態に係る乗員保護装置を備える車両の乗車空間側面図である。 従来の乗員保護装置による乗員の拘束位置を模式的に示す図である。 本発明の実施形態に係る乗員保護装置による乗員の拘束位置を模式的に示す図である。 本発明の第1実施形態に係る乗員保護装置を備える車両の乗車空間側面図である。 本発明の第2実施形態に係る乗員保護装置を備える車両の乗車空間側面図である。 本発明の第3実施形態に係る乗員保護装置を備える車両の乗車空間側面図である。 本発明の第4実施形態に係る乗員保護装置を備える車両の乗車空間側面図である。 本発明の第5実施形態に係る乗員保護装置を備える車両の乗車空間側面図である。 本発明の第6実施形態に係る乗員保護装置を備える車両の乗車空間上面図である。 本発明の第7実施形態に係る乗員保護装置を備える車両の乗車空間側面図である。 本発明の第8実施形態に係る乗員保護装置を備える車両の乗車空間上面図である。 本発明の第9実施形態に係る乗員保護装置を備える車両の乗車空間側面図である。 本発明の第10実施形態に係る乗員保護装置を備える車両の乗車空間側面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1,2は、本発明の実施形態を示している。図1は、本発明の実施形態に係る乗員保護装置を備える車両1である。本発明の実施形態に係る乗員保護装置を備える車両1は、少なくとも座席2、車両前部のフロント部3、衝突検知センサ4、制御部5を有する。車両1の乗車空間内に座席2が設けられ、乗員Mが着座する。車両1のフロント部3の前部に衝突検知センサ4が設けられる。制御部5は、例えば車両1のフロント部3の後方に設けられ、衝突検知センサ4で検出された信号に応じて膝頭規制部、脹脛規制部、シートベルトの動作を制御する機構に信号を出力する。
図2は、本発明の実施形態に係る乗員保護装置を備える車両1の乗車空間側面図である。車両1の乗車空間内には、座席2が設けられ、乗員Mが着座する。座席2は、車両1に対して水平に置かれた四角形状のクッションからなる、乗員Mが着座するシートクッション2Uと、このシートクッション2Uに対してほぼ垂直に設けられ、乗員Mによってその角度を調節できるように長方形状に設けられた乗員の背面に位置するシートバック2Bと、このシートバック2Bの上部であって、四角形状のクッションからなる、乗員の頭部に位置するヘッドクッション2Hと、から構成される。乗員Mは、座席2のシートクッション2Uに腰を沈め、シートバック2Bに背を当てて座る。
座席2の後方であって、車両1の側部のセンターピラー6が車両1の床部1Uからルーフ1Rにかけて上下方向に設けられる。センターピラー6の上部にはスリップガイド6Sが設けられ、下部には胸部を保護するためのショルダーシートベルト7を巻き取るショルダープーリ7Pを有するショルダーリトラクタ7Rが設けられる。ショルダーシートベルト7は、ショルダーリトラクタ7Rからセンターピラー6に沿ってセンターピラー6内部を上方へ延び、センターピラー6の上部のスリップガイド6Sからセンターピラー6を出て、スリップガイド6Sで折り返し、下向きへ延びるようになっている。また、腰部を保護するための腰部シートベルト8は、一端がシートクッション2Uの後方下部に固定され、乗員Mの腰部MWを拘束し、他端が腰部シートベルト8を巻き取る腰プーリ8Pを有する腰リトラクタ8Rにバックルを介して取り付けられる。
座席2の前方には、車幅方向に延びるダッシュパネル9が設けられる。ダッシュパネル9には乗員Mの上体を押えるための上体用エアバッグユニット10から成る上体保護部と、乗員Mの膝頭の前への移動を抑えるニーエアバッグユニット20から成る膝頭規制部とが設けられる。上体用エアバッグユニット10は、ダッシュパネル9の上部であって、乗員Mの上体に向けて上体用エアバッグ10Bが展開されるように取り付けられる。
ニーエアバッグユニット20は、ダッシュパネル9の下部であって、乗員Mの下肢に向けてニーエアバッグ20Bが展開されるように取り付けられる。座席2の前方であって、車両1の車室空間の床部1Uには、乗員Mの膝後と脹脛を押える下肢後部用エアバッグユニット30から成る膝後規制部および脹脛規制部が設けられる。下肢後部用エアバッグユニット30は、床部1Uから上方向へ下肢後部用エアバッグ30Bが展開されるように取り付けられる。
ここで、下肢後部用エアバッグユニット30は膝後規制部および脹脛規制部として機能し、ニーエアバッグ20Bと共に、乗員Mの脛部MTと膝後MMおよび脹脛MSを挟みこむように押える。これにより膝の上下動、主に上昇を抑止し、腰部の沈み込みを防止する。下肢後部用エアバッグユニット30は、クロスメンバーに設けられていてもよい。なお、座席2が運転席である場合には、操舵部に上体保護部を設けるようにしてもよい。
上体用エアバッグユニット10は、折りたたまれた状態で収納される上体用エアバッグ10Bと、制御部5からの信号に応じて上体用エアバッグ10Bにガスを供給する上体用インフレータ10Iから構成される。制御部5は上体用インフレータ10Iに対して、図示しない有線または無線によって信号を送信する。上体用インフレータ10Iは、受信した信号に応じて上体用エアバッグ10Bにガスを供給し、上体用エアバッグ10Bを展開膨張させる。
ニーエアバッグユニット20は、折りたたまれた状態で収納されるニーエアバッグ20Bと、制御部5からの信号に応じてニーエアバッグ20Bにガスを供給するニーエアバッグインフレータ20Iから構成される。制御部5はニーエアバッグインフレータ20Iに対して、図示しない有線または無線によって信号を送信する。ニーエアバッグインフレータ20Iは、受信した信号に応じてニーエアバッグ20Bにガスを供給し、ニーエアバッグ20Bを展開膨張させる。
下肢後部用エアバッグユニット30は、折りたたまれた状態で収納される下肢後部用エアバッグ30Bと、制御部5からの信号に応じて下肢後部用エアバッグ30Bにガスを供給し、膨張展開させる下肢後部用インフレータ30Iから構成される。制御部5は下肢後部用インフレータ30Iに対して、図示しない有線または無線によって信号を送信する。下肢後部用インフレータ30Iは、受信した信号に応じて下肢後部用エアバッグ30Bにガスを供給し、下肢後部用エアバッグ30Bを展開膨張させる。
本発明の実施形態に係る乗員保護装置は、少なくとも乗員の膝頭の前への移動を抑える膝頭規制部を備え、さらに、乗員の腰部の前への移動を抑えるシートベルト、乗員の膝後を押える膝後規制部、乗員の脹脛を押える脹脛規制部を備えてもよい。
次に図3を参照して、従来の乗員保護装置による乗員の拘束位置について説明する。図3は、従来の乗員保護装置による乗員の拘束位置を模式的に示す図である。乗員Mは車両1の前方衝突の際、慣性により前方へ移動する。このとき、乗員Mの膝頭MNおよび腰部MWも、矢印YNおよび矢印YWで示すように前方へ移動し、乗員Mの身体が潜り込む。このため、上半身が線S’のように前に倒れ、不安定になる。これにより、線S’で示す乗員M’のように、乗員M’の頭部MHや胸部MBが大きく移動し、拘束位置が適切でなくなる。
次に図4を参照して、本発明の実施形態に係る乗員保護装置による乗員Mの拘束位置について説明する。図4は、本発明の実施形態に係る乗員保護装置による乗員Mの拘束位置を模式的に示す図である。乗員Mは車両1の前方衝突の際、慣性により前方へ移動しようとする。このとき、膝頭規制部20Mが作動し、乗員Mの膝頭MNの前への移動を抑える。これにより、大腿部が乗車空間内を前方移動するベクトルに対して、対抗するように膝頭MNを押える。同時に膝後規制部30MBおよび脹脛規制部30Mが乗員Mの膝後MMと脹脛MSを押える。つまり、膝頭規制部20Mと膝後規制部30MBおよび脹脛規制部30Mが乗員Mの下肢を前後より挟みこむことにより、膝位置を固定する。これにより、膝頭MNの移動が抑えられ、腰部シートベルト8で押えられた乗員Mの腰部MWの移動も十分に抑えられる。これにより、乗員Mの下肢の移動を抑えることができる。従って、衝突の際、乗員M”は腰部MWの下点MPを支点として上半身が線Sのように前に倒れ、乗員Mの拘束位置を適切にすることができる。
[第1実施形態]
図5は、本発明の第1実施形態に係る乗員保護装置を備える車両1の乗車空間側面図である。図2と同じ構成については同じ符号を用い、適宜説明を省略する。図5は、衝突によって、膝頭規制部、膝後規制部、脹脛規制部が作動した状態を示している。具体的には、上体を保護する上体用エアバッグユニット10の上体用エアバッグ10B、膝頭規制部に対応する膝頭エアバッグユニット19の膝頭エアバッグ19B、膝後規制部および脹脛規制部に対応する下肢後部用エアバッグユニット30の下肢後部用エアバッグ30Bが展開した状態を示す。
本発明の第1実施形態に係る乗員保護装置は、膝頭規制部として機能する膝頭エアバッグユニット19と、膝後規制部および脹脛規制部として機能する下肢後部用エアバッグユニット30と、腰部シートベルト8から構成される。膝頭エアバッグユニット19は、乗員Mの前方において車幅方向に延びるダッシュパネル9の下部に設けられる。下肢後部用エアバッグユニット30は、下肢後部用エアバッグ30Bが床部1Uから上方向けに展開するように、床部1Uまたはクロスメンバーに設けられる。
本発明の第1実施形態に係る乗員保護装置では、膝頭エアバッグユニット19の膝頭エアバッグ19Bが、展開時に乗員Mの膝頭MNの前方への移動を抑える。膝頭エアバッグ19Bは、膝頭MNを押える。ダッシュパネル9の下部は、膝頭エアバッグユニット19の展開時の膨張による力、および乗員Mからの力に耐えられるよう構成されている。下肢後部用エアバッグユニット30は、展開時に下肢後部用エアバッグ30Bを、乗員Mの膝後MMおよび脹脛MSと、乗員Mが着座しているシートクッション2Uの間に膨張展開させる。これにより、膝後MMおよび脹脛MSを押える。
衝突の際には、上体用インフレータ10I、膝頭エアバッグインフレータ19I、下肢後部用インフレータ30Iとショルダーリトラクタ7Rおよび腰リトラクタ8Rが作動し、それぞれ、上体用エアバッグユニット10が上体用エアバッグ10Bを展開し、膝頭エアバッグユニット19が膝頭エアバッグ19Bを展開し、下肢後部用エアバッグユニット30が下肢後部用エアバッグ30Bを展開し、ショルダーリトラクタ7Rおよび腰リトラクタ8Rによりショルダーシートベルト7と腰部シートベルト8が乗員Mを強制的に拘束する。これにより、膝頭エアバッグ19Bが乗員Mの膝頭MNの前への移動を抑える。また、下肢後部用エアバッグ30Bが乗員Mの膝後MMと脹脛MSを押える。さらに腰部シートベルト8が乗員Mの腰部MWの前への移動を抑える。このため、乗員保護装置全体として、乗員の膝頭の前への移動を抑え、乗員Mの下肢の移動を抑えることができ、乗員の拘束位置を適切にすることができる。なお、本発明において、衝突の際とは、衝突前のプリクラッシュ時も含む。
[第2実施形態]
図6は、本発明の第2実施形態に係る乗員保護装置を備える車両1の乗車空間側面図である。図2と同じ構成については同じ符号を用い、適宜説明を省略する。図6は、衝突によって、膝頭規制部、膝後規制部、脹脛規制部が作動した状態を示している。具体的には、上体を保護する上体用エアバッグユニット10の上体用エアバッグ10B、膝頭規制部に対応するニーエアバッグユニット20のニーエアバッグ20B、膝後規制部、脹脛規制部に対応する下肢後部用座席エアバッグユニット31の下肢後部用座席エアバッグ31Bが展開した状態を示す。
本発明の第2実施形態に係る乗員保護装置は、膝頭規制部として機能するニーエアバッグユニット20と、膝後規制部および脹脛規制部として機能する下肢後部用座席エアバッグユニット31と、腰部シートベルト8から構成される。ニーエアバッグユニット20は、乗員Mの前方に車幅方向に延びるダッシュパネル9の下部に設けられる。下肢後部用座席エアバッグユニット31がシートクッション2Uの前方側であって、乗員Mの下肢後部に、下肢後部用座席エアバッグ31Bが展開するように設けられる。
本発明の第2実施形態に係る乗員保護装置では、ニーエアバッグユニット20のニーエアバッグ20Bが、展開時に乗員Mの膝頭MNの前方への移動を抑える。ニーエアバッグ20Bは、膝頭MNから脛部MTまでを押える。ダッシュパネル9の下部は、ニーエアバッグユニット20の展開時の膨張による力、および乗員Mからの力に耐えられるよう構成されている。
下肢後部用座席エアバッグユニット31は、展開時に下肢後部用座席エアバッグ31Bを、乗員Mの膝後MMおよび脹脛MSと、乗員Mが着座しているシートクッション2Uの間に膨張展開させる。これにより、膝後MMおよび脹脛MSを押える。
衝突の際には、上体用インフレータ10I、ニーエアバッグインフレータ20I、下肢後部用座席インフレータ31Iとショルダーリトラクタ7Rおよび腰リトラクタ8Rが作動し、それぞれ、上体用エアバッグユニット10が上体用エアバッグ10Bを展開し、ニーエアバッグユニット20がニーエアバッグ20Bを展開し、下肢後部用座席エアバッグユニット31が下肢後部用座席エアバッグ31Bを展開し、ショルダーリトラクタ7Rおよび腰リトラクタ8Rによりショルダーシートベルト7と腰部シートベルト8が乗員Mを強制的に拘束する。
これにより、ニーエアバッグ20Bが乗員Mの膝頭MNの前への移動を抑える。また、下肢後部用座席エアバッグ31Bが乗員Mの膝後MMと脹脛MSを押える。さらに腰部シートベルト8が乗員Mの腰部MWの前への移動を抑える。このため、乗員保護装置全体として、乗員Mの下肢の移動を抑えることで、乗員の拘束位置を適切にすることができる。また、下肢後部用座席エアバッグユニット31をシートクッション2Uに設けたことで、より迅速に乗員Mの膝後MMと脹脛MSを押えることができる。
[第3実施形態]
図7は、本発明の第3実施形態に係る乗員保護装置を備える車両1の乗車空間側面図である。図2と同じ構成については同じ符号を用い、適宜説明を省略する。図7は、衝突によって、膝頭規制部、膝後規制部、脹脛規制部が作動した状態を示している。具体的には、上体を保護する上体用エアバッグユニット10の上体用エアバッグ10B、膝頭規制部に対応するニー前面エアバッグユニット21のニー前面エアバッグ21B、膝後規制部、脹脛規制部に対応する下肢後部用座席エアバッグユニット31の下肢後部用座席エアバッグ31Bが展開した状態を示す。
本発明の第3実施形態に係る乗員保護装置は、膝頭規制部として機能するニー前面エアバッグユニット21と、膝後規制部および脹脛規制部として機能する下肢後部用座席エアバッグユニット31と、腰部シートベルト8から構成される。ニー前面エアバッグユニット21は、乗員Mの前方に車幅方向に延びるダッシュパネル9の下部に設けられる。下肢後部用座席エアバッグユニット31がシートクッション2Uの前方側であって、乗員Mの下肢後部に、下肢後部用座席エアバッグ31Bが展開するように設けられる。
本発明の第3実施形態に係る乗員保護装置では、ニー前面エアバッグユニット21のニー前面エアバッグ21Bが、展開時に乗員Mの膝頭MNの前方への移動を抑える。さらに、ニー前面エアバッグ21Bは、膝頭MNから脛部MTの前面つまり、膝頭MNから膝頭MN両側部および脛部MTと脛部MTの両側下腿部までを押えるように展開膨張する。ダッシュパネル9の下部は、ニー前面エアバッグユニット21の展開時の膨張による力、および乗員Mからの力に耐えられるよう構成されている。
下肢後部用座席エアバッグユニット31は展開時に下肢後部用座席エアバッグ31Bを、乗員Mの膝後MMおよび脹脛MSと、乗員Mが着座しているシートクッション2Uの間に膨張展開させる。これにより、膝後MMおよび脹脛MSを押える。
衝突の際には、上体用インフレータ10I、ニー前面エアバッグインフレータ21I、下肢後部用座席インフレータ31Iとショルダーリトラクタ7Rおよび腰リトラクタ8Rが作動し、それぞれ、上体用エアバッグユニット10が上体用エアバッグ10Bを展開し、ニー前面エアバッグユニット21がニー前面エアバッグ21Bを展開し、下肢後部用座席エアバッグユニット31が下肢後部用座席エアバッグ31Bを展開し、ショルダーリトラクタ7Rおよび腰リトラクタ8Rによりショルダーシートベルト7と腰部シートベルト8が乗員Mを強制的に拘束する。これにより、ニー前面エアバッグ21Bが乗員Mの膝頭MNから脛部MTの前面つまり、膝頭MNから膝頭MN両側部および脛部MTと脛部MTの両側下腿部までを押えることで、膝頭MNの前への移動と脛部MTの前への移動を抑える。また、下肢後部用座席エアバッグ31Bが乗員Mの膝後MMと脹脛MSを押える。さらに腰部シートベルト8が乗員Mの腰部MWの前への移動を抑える。このため、乗員保護装置全体として、特に乗員Mの脛部MTの前面の全体を覆うように押え、乗員Mの下肢の移動を安定して抑えることで、乗員の拘束位置を適切にすることができる。膝頭MN周りに加え、脛部MTと脹脛MSまでを拘束する。これにより、衝突により膝頭MNが移動しない拘束と同時に腰部MWの拘束で、様々な着座ポジション、異なる体型においても安定して上半身の挙動を制限できる。
[第4実施形態]
図8は、本発明の第4実施形態に係る乗員保護装置を備える車両1の乗車空間側面図である。図2と同じ構成については同じ符号を用い、適宜説明を省略する。図8は、衝突によって、膝頭規制部、膝後規制部、脹脛規制部が作動した状態を示している。具体的には、上体を保護する上体用エアバッグユニット10の上体用エアバッグ10B、膝頭規制部に対応するニーエアバッグユニット20のニーエアバッグ20B、膝後規制部、脹脛規制部に対応する下肢後部用後面エアバッグユニット32の下肢後部用後面エアバッグ32Bが展開した状態を示す。
本発明の第4実施形態に係る乗員保護装置は、膝頭規制部として機能するニーエアバッグユニット20と、膝後規制部および脹脛規制部として機能する下肢後部用後面エアバッグユニット32と、腰部シートベルト8から構成される。ニーエアバッグユニット20は、乗員Mの前方に車幅方向に延びるダッシュパネル9の下部に設けられる。下肢後部用後面エアバッグユニット32がシートクッション2Uの前方側であって、乗員Mの下肢後部に、下肢後部用後面エアバッグ32Bが展開するように設けられる。
本発明の第4実施形態に係る乗員保護装置では、ニーエアバッグユニット20のニーエアバッグ20Bが、展開時に乗員Mの膝頭MNの前方への移動を抑える。ニーエアバッグ20Bは、膝頭MNから脛部MTまでを押える。ダッシュパネル9の下部は、ニーエアバッグユニット20の展開時の膨張による力、および乗員Mからの力に耐えられるよう構成されている。
下肢後部用後面エアバッグ32Bは、脹脛MSの後面つまり、脹脛MSから脹脛MSの両側下腿部までを押えるように展開膨張する。下肢後部用後面エアバッグユニット32は展開時に下肢後部用後面エアバッグ32Bを、乗員Mの膝後MMおよび脹脛MSと、乗員Mが着座しているシートクッション2Uの間に膨張展開させる。これにより、膝後MMおよび脹脛MSを押える。
衝突の際には、上体用インフレータ10I、ニーエアバッグインフレータ20I、下肢後部用後面インフレータ32Iとショルダーリトラクタ7Rおよび腰リトラクタ8Rが作動し、それぞれ、上体用エアバッグユニット10が上体用エアバッグ10Bを展開し、ニーエアバッグユニット20がニーエアバッグ20Bを展開し、下肢後部用後面エアバッグユニット32が下肢後部用後面エアバッグ32Bを展開し、ショルダーリトラクタ7Rおよび腰リトラクタ8Rによりショルダーシートベルト7と腰部シートベルト8が乗員Mを強制的に拘束する。これにより、ニーエアバッグ20Bが乗員Mの膝頭MNの前への移動を抑える。また、下肢後部用後面エアバッグ32Bが乗員Mの脹脛MSの後面つまり、脹脛MSから脹脛MSの両側下腿部までを押える。さらに腰部シートベルト8が乗員Mの腰部MWの前への移動を抑える。このため、乗員保護装置全体として、特に乗員Mの脹脛MSの後面の全体を覆うように押え、乗員Mの下肢の移動を抑えることで、乗員の拘束位置を適切にすることができる。下肢後部用後面エアバッグユニット32をシートクッション2Uに設けたことで、より迅速に乗員Mの膝後MMと脹脛MSを押えることができる。また、衝突中に、下肢部が慣性力で、座席2から離れていく場合に対抗するように膝後まわりを拘束する。これにより、衝突により膝頭MNが移動しない拘束と同時に腰部MWの拘束で、様々な着座ポジション、異なる体系においても安定して上半身の挙動を再現できる。
[第5実施形態]
図9は、本発明の第5実施形態に係る乗員保護装置を備える車両1の乗車空間側面図である。図2と同じ構成については同じ符号を用い、適宜説明を省略する。図9は、衝突によって、膝頭規制部、膝後規制部、脹脛規制部が作動した状態を示している。具体的には、上体を保護する上体用エアバッグユニット10の上体用エアバッグ10B、膝頭規制部に対応するニー前面エアバッグユニット21のニー前面エアバッグ21B、膝後規制部、脹脛規制部に対応する下肢後部用後面エアバッグユニット32の下肢後部用後面エアバッグ32Bが展開した状態を示す。
本発明の第5実施形態に係る乗員保護装置は、膝頭規制部として機能するニー前面エアバッグユニット21と、膝後規制部および脹脛規制部として機能する下肢後部用後面エアバッグユニット32と、腰部シートベルト8から構成される。ニー前面エアバッグユニット21は、乗員Mの前方に車幅方向に延びるダッシュパネル9の下部に設けられる。下肢後部用後面エアバッグユニット32がシートクッション2Uの前方側であって、乗員Mの下肢後部に、下肢後部用後面エアバッグ32Bが展開するように設けられる。
本発明の第5実施形態に係る乗員保護装置では、ニー前面エアバッグユニット21のニー前面エアバッグ21Bが、展開時に乗員Mの膝頭MNの前方への移動を抑える。さらに、ニー前面エアバッグ21Bは、膝頭MNから脛部MTの前面つまり、膝頭MNから膝頭MN両側部および脛部MTと脛部MTの両側下腿部までを押えるように展開膨張する。ダッシュパネル9の下部は、ニー前面エアバッグユニット21の展開時の膨張による力、および乗員Mからの力に耐えられるよう構成されている。
下肢後部用後面エアバッグ32Bは、脹脛MSの後面つまり、脹脛MSから脹脛MSの両側下腿部までを押えるように展開膨張する。下肢後部用後面エアバッグユニット32は展開時に下肢後部用後面エアバッグ32Bを、乗員Mの膝後MMおよび脹脛MSと、乗員Mが着座しているシートクッション2Uの間に膨張展開させる。これにより、膝後MMおよび脹脛MSを押える。
衝突の際には、上体用インフレータ10I、ニー前面エアバッグインフレータ21I、下肢後部用後面インフレータ32Iとショルダーリトラクタ7Rおよび腰リトラクタ8Rが作動し、それぞれ、上体用エアバッグユニット10が上体用エアバッグ10Bを展開し、ニー前面エアバッグユニット21がニー前面エアバッグ21Bを展開し、下肢後部用後面エアバッグユニット32が下肢後部用後面エアバッグ32Bを展開し、ショルダーリトラクタ7Rおよび腰リトラクタ8Rによりショルダーシートベルト7と腰部シートベルト8が乗員Mを強制的に拘束する。これにより、ニー前面エアバッグ21Bが乗員Mの膝頭MNから脛部MTの前面つまり、膝頭MNから膝頭MN両側部および脛部MTと脛部MTの両側下腿部までを押えることで、膝頭MNの前への移動と脛部MTの前への移動を抑える。また、下肢後部用後面エアバッグ32Bが乗員Mの膝後MMと、脹脛MSの後面つまり、脹脛MSから脹脛MSの両側下腿部までを押える。さらに腰部シートベルト8が乗員Mの腰部MWの前への移動を抑える。このため、乗員保護装置全体として、乗員Mの脛部MTの前面の全体と、脹脛MSの後面の全体を覆うように押え、乗員Mの下肢の移動を抑えることで、乗員の拘束位置を適切にすることができる。また、下肢後部用後面エアバッグユニット32をシートクッション2Uに設けたことで、より迅速に乗員Mの膝後MMと脹脛MSを押えることができる。また、衝突中に、下肢部が慣性力で、座席2から離れていく場合に対抗するように膝後まわりを拘束する。これにより、衝突により膝頭MNが移動しない拘束と同時に腰部MWの拘束で、様々な着座ポジション、異なる体系においても安定して上半身の挙動を再現できる。
[第6実施形態]
図10は、本発明の第6実施形態に係る乗員保護装置を備える車両1の乗車空間上面図である。図2と同じ構成については同じ符号を用い、適宜説明を省略する。図10は、衝突によって、膝頭規制部が作動した状態を示している。具体的には、膝頭規制部に対応する乗員前方の第1ニーエアバッグユニット22の第1ニーエアバッグ22Bと、車両1のドアトリム1Tに設けた第2ニーエアバッグユニット23の第2ニーエアバッグ23Bと、車両1のセンターコンソール1Cに設けた第3ニーエアバッグユニット24の第3ニーエアバッグ24Bが展開した状態を示す。
本発明の第6実施形態に係る乗員保護装置は、膝頭規制部として機能する第1ニーエアバッグユニット22と、第2ニーエアバッグユニット23と、第3ニーエアバッグユニット24と、腰部シートベルト8から構成される。第1ニーエアバッグユニット22は、乗員Mの前方に車幅方向に延びるダッシュパネル9の下部に設けられる。上記のように複数のエアバッグ構成することで、湾曲形状で膝を包み込むように拘束できる。
本発明の第6実施形態に係る乗員保護装置では、第1ニーエアバッグユニット22の第1ニーエアバッグ22Bが、展開時に乗員Mの右膝頭MNRと左膝頭MNLを内側から押えると同時に、右膝頭MNRと左膝頭MNLを前側から押える。第2ニーエアバッグユニット23の第2ニーエアバッグ23Bが、乗員Mの左側から左膝頭MNLを外側から押える。第3ニーエアバッグユニット24の第3ニーエアバッグ24Bが、乗員Mの右側から右膝頭MNRを外側から押える。ダッシュパネル9の下部は、第1ニーエアバッグユニット22、第2ニーエアバッグユニット23、第3ニーエアバッグユニット24の展開時の膨張による力、および乗員Mからの力に耐えられるよう構成されている。
衝突の際には、第1ニーエアバッグインフレータ22I、第2ニーエアバッグインフレータ23I、第3ニーエアバッグインフレータ24Iとショルダーリトラクタ7Rおよび腰リトラクタ8Rが作動し、それぞれ、第1ニーエアバッグユニット22が第1ニーエアバッグ22Bを展開し、第2ニーエアバッグユニット23が第2ニーエアバッグ23Bを展開し、第3ニーエアバッグユニット24が第3ニーエアバッグ24Bを展開し、ショルダーリトラクタ7Rおよび腰リトラクタ8Rによりショルダーシートベルト7と腰部シートベルト8が乗員Mを強制的に拘束する。これにより、乗員Mの膝頭MNの前への移動を抑える。さらに腰部シートベルト8が乗員Mの腰部MWの前への移動を抑える。このため、乗員保護装置全体として、特に複数のエアバッグで、湾曲形状に膝を包み込むように押え、乗員Mの下肢の前への移動を抑えることで、乗員の膝頭を十分に押えることができ、拘束位置を適切にすることができる。また、エアバッグを分割して設けたため、1つ当たりのバッグ容量が小さくなり、迅速にエアバッグを展開することができ、より早く乗員の移動を拘束することができる。膝頭MNの内側と外側を拘束する。これにより、腰部MWの関節で膝部の左右動きが発生しないようにできる。また腰部MWの前方方向への移動を防止でき、腰部MWが安定して上半身の挙動の支点にできる。膝頭MNがダッシュパネル9の下に潜り込まないため、乗員Mの足裏からの荷重入力による下肢部のモーメントを低減できる。
[第7実施形態]
図11は、本発明の第7実施形態に係る乗員保護装置を備える車両1の乗車空間側面図である。図2と同じ構成については同じ符号を用い、適宜説明を省略する。図11は、衝突によって、膝頭規制部、膝後規制部、脹脛規制部が作動した状態を示している。具体的には、上体を保護する上体用エアバッグユニット10の上体用エアバッグ10B、膝頭規制部に対応する上ニーエアバッグユニット25の上ニーエアバッグ25B、中ニーエアバッグユニット26の中ニーエアバッグ26B、下ニーエアバッグユニット27の下ニーエアバッグ27B、膝後規制部、脹脛規制部に対応する下肢後部用上エアバッグユニット33の下肢後部用上エアバッグ33B、下肢後部用中エアバッグユニット34の下肢後部用中エアバッグ34B、下肢後部用下エアバッグユニット35の下肢後部用下エアバッグ35Bが展開した状態を示す。
本発明の第7実施形態に係る乗員保護装置は、膝頭規制部として機能する上ニーエアバッグユニット25、中ニーエアバッグユニット26、下ニーエアバッグユニット27と、膝後規制部および脹脛規制部として機能する下肢後部用上エアバッグユニット33、下肢後部用中エアバッグユニット34、下肢後部用下エアバッグユニット35と、腰部シートベルト8から構成される。上ニーエアバッグユニット25、中ニーエアバッグユニット26、下ニーエアバッグユニット27は、乗員Mの前方に車幅方向に延びるダッシュパネル9の下部に設けられる。
本発明の第7実施形態に係る乗員保護装置では、上ニーエアバッグユニット25の上ニーエアバッグ25Bが、展開時に乗員Mの膝頭MNの前方への移動を抑える。さらに、中ニーエアバッグ26Bと下ニーエアバッグ27Bは、膝頭MNから脛部MTまでを押えるように展開膨張する。ダッシュパネル9の下部は、上ニーエアバッグユニット25、中ニーエアバッグユニット26、下ニーエアバッグユニット27の展開時の膨張による力、および乗員Mからの力に耐えられるよう構成されている。
シートクッション2Uの前方側であって、乗員Mの下肢後部に設けられた下肢後部用上エアバッグユニット33が、下肢後部用上エアバッグ33Bが展開し、膝後MMを押える。下肢後部用中エアバッグ34B、下肢後部用下エアバッグ35Bは、脹脛MSを押えるように展開膨張する。下肢後部用上エアバッグユニット33、下肢後部用中エアバッグユニット34、下肢後部用下エアバッグユニット35は、それぞれ展開時に下肢後部用上エアバッグ33B、下肢後部用中エアバッグ34B、下肢後部用下エアバッグ35Bを、乗員Mの膝後MMおよび脹脛MSと、乗員Mが着座しているシートクッション2Uの間に膨張展開させる。これによって、乗員Mの膝後MMおよび脹脛MSを押える。
衝突の際には、上体用インフレータ10I、上ニーエアバッグインフレータ25I、中ニーエアバッグインフレータ26I、下ニーエアバッグインフレータ27I、下肢後部用上インフレータ33I、下肢後部用中インフレータ34I、下肢後部用下インフレータ35Iとショルダーリトラクタ7Rおよび腰リトラクタ8Rが作動し、それぞれ、上体用エアバッグユニット10が上体用エアバッグ10Bを展開し、上ニーエアバッグユニット25が上ニーエアバッグ25Bを展開し、中ニーエアバッグユニット26が中ニーエアバッグ26Bを展開し、下ニーエアバッグユニット27が下ニーエアバッグ27Bを展開し、下肢後部用上エアバッグユニット33が下肢後部用上エアバッグ33Bを展開し、下肢後部用中エアバッグユニット34が下肢後部用中エアバッグ34Bを展開し、下肢後部用下エアバッグユニット35が下肢後部用下エアバッグ35Bを展開し、ショルダーリトラクタ7Rおよび腰リトラクタ8Rによりショルダーシートベルト7と腰部シートベルト8が乗員Mを強制的に拘束する。
これにより、上ニーエアバッグ25B、中ニーエアバッグ26B、下ニーエアバッグ27Bが乗員Mの膝頭MNの前への移動と脛部MTの前への移動を抑える。また、下肢後部用上エアバッグ33B、下肢後部用中エアバッグ34B、下肢後部用下エアバッグ35Bが乗員Mの膝後MMと脹脛MSを押える。さらに腰部シートベルト8が乗員Mの腰部MWの前への移動を抑える。このため、乗員保護装置全体として、乗員Mの下肢の移動を抑えることで、乗員の拘束位置を適切にすることができる。上記のようにニーエアバッグは車両の上下方向に少なくとも2つに分割され、膝頭から脛部までを押える。また脹脛エアバッグは車両の上下方向に少なくとも2つに分割され、脹脛から脹脛の両側下腿部までを押える。第7実施形態に係る乗員保護装置では、ニーエアバッグと下肢後部用エアバッグを分割して設けたため、1つ当たりのバッグ容量が小さくなり、迅速にエアバッグを展開することができ、より早く乗員の移動を拘束することができる。
[第8実施形態]
図12は、本発明の第8実施形態に係る乗員保護装置を備える車両1の乗車空間上面図である。図2と同じ構成については同じ符号を用い、適宜説明を省略する。図12は、衝突によって、膝頭規制部が作動した状態を示している。具体的には、膝頭規制部に対応する乗員前方中心の膝間ニーエアバッグユニット28の膝間ニーエアバッグ28Bと、右側の膝頭MNRの位置に対応する右膝ニーエアバッグユニット28Rの右膝ニーエアバッグ28RBと、左側の膝頭MNLの位置に対応する左膝ニーエアバッグユニット28Lの左膝ニーエアバッグ28LBと、右側から膝頭MNRを押える右側ニーエアバッグユニット29Rの右側ニーエアバッグ29RBと、左側から膝頭MNLの位置に対応する左側ニーエアバッグユニット29Lの左側ニーエアバッグ29LBとが展開した状態を示す。
本発明の第8実施形態に係る乗員保護装置は、膝頭規制部として機能する膝間ニーエアバッグユニット28と、右膝ニーエアバッグユニット28Rと、左膝ニーエアバッグユニット28Lと、右側ニーエアバッグユニット29Rと、左側ニーエアバッグユニット29Lと、腰部シートベルト8から構成される。
膝間ニーエアバッグユニット28、右膝ニーエアバッグユニット28R、左膝ニーエアバッグユニット28L、右側ニーエアバッグユニット29R、左側ニーエアバッグユニット29Lは、乗員Mの前方に車幅方向に延びるダッシュパネル9の下部に設けられる。ダッシュパネル9の下部は、膝間ニーエアバッグユニット28、右膝ニーエアバッグユニット28R、左膝ニーエアバッグユニット28L、右側ニーエアバッグユニット29R、左側ニーエアバッグユニット29Lの展開時の膨張による力、および乗員Mからの力に耐えられるよう構成されている。
本発明の第8実施形態に係る乗員保護装置では、膝間ニーエアバッグユニット28の膝間ニーエアバッグ28Bが、展開時に乗員Mの右の膝頭MNRと左の膝頭MNLを内側から押える。右膝ニーエアバッグユニット28Rの右膝ニーエアバッグ28RBは右の膝頭MNRを前方から押える。左膝ニーエアバッグユニット28Lの左膝ニーエアバッグ28LBは左の膝頭MNLを前方から押える。右側ニーエアバッグユニット29Rの右側ニーエアバッグ29RBが、乗員Mの右側から右の膝頭MNRを外側から押える。左側ニーエアバッグユニット29Lの左側ニーエアバッグ29LBが、乗員Mの左側から左の膝頭MNLを外側から押える。
衝突の際には、膝間インフレータ28I、右膝インフレータ28RI、左膝インフレータ28LI、右側インフレータ29RI、左側インフレータ29LIとショルダーリトラクタ7Rおよび腰リトラクタ8Rが作動し、それぞれ、膝間ニーエアバッグユニット28が膝間ニーエアバッグ28Bを展開し、右膝ニーエアバッグユニット28Rが右膝ニーエアバッグ28RBを展開し、左膝ニーエアバッグユニット28Lが左膝ニーエアバッグ28LBを展開し、右側ニーエアバッグユニット29Rが右側ニーエアバッグ29RBを展開し、左側ニーエアバッグユニット29Lが左側ニーエアバッグ29LBを展開し、ショルダーリトラクタ7Rおよび腰リトラクタ8Rによりショルダーシートベルト7と腰部シートベルト8が乗員Mを強制的に拘束する。これにより、乗員Mの膝頭MNの前への移動を抑える。さらに腰部シートベルト8が乗員Mの腰部MWの前への移動を抑える。このため、乗員保護装置全体として、特に複数のエアバッグで、膝を包み込むように押え、乗員Mの下肢の前への移動を抑えることで、乗員の拘束位置を適切にすることができる。上記のように本実施形態では、膝頭規制部であるニーエアバッグは車両の左右方向に少なくとも2つに分割され、膝頭および膝頭の両側部を押えるので、1つ当たりのバッグ容量が小さくなり、迅速にエアバッグを展開することができ、より早く乗員の移動を拘束することができる。膝頭MNの内側と外側を拘束する。これにより、腰部MWの関節で膝部の左右動きが発生しないようにできる。また腰部MWの前方方向への移動を防止でき、腰部が安定して上半身の挙動の支点にできる。
[第9実施形態]
図13は、本発明の第9実施形態に係る乗員保護装置を備える車両1の乗車空間側面図である。図2と同じ構成については同じ符号を用い、適宜説明を省略する。図13は、衝突によって、膝頭規制部、脹脛規制部が作動した状態を示している。具体的には、上体を保護する上体用エアバッグユニット10の上体用エアバッグ10B、膝頭規制部に対応するニーガード40、脹脛規制部に対応する脹脛規制部材50が作動した状態を示す。
本発明の第9実施形態に係る乗員保護装置は、膝頭規制部として機能するニーガード40と、脹脛規制部として機能する脹脛規制部材50と、腰部シートベルト8から構成される。ニーガード40は、乗員Mの前方に車幅方向に延びるダッシュパネル9の下部に設けられる。脹脛規制部材50は座席2のシートクッション2Uの前方側であって、座席2と分割して可動可能に設けられる。
ニーガード40には、ニーガード40を乗員Mの膝に向けて駆動するためのニーガードアクチュエータ40Aが設けられる。脹脛規制部材50には、脹脛規制部材50を乗員Mの脹脛に向けて駆動するための脹脛規制部材アクチュエータ50Aが設けられる。なお、脹脛規制部材50は、通常時には乗員Mの脹脛MSを置くオットマンとして使用できるように、座席2と分割して可動可能に設けられる。
本発明の第9実施形態に係る乗員保護装置では、ニーガード40が、作動時に乗員Mの膝頭MNの前方への移動を抑える。ニーガード40は、衝突時の信号に応じて、ニーガードアクチュエータ40Aが駆動し、乗員Mの脛部MTに対して近づくように移動する。脹脛規制部材50は、衝突時の信号に応じて、脹脛規制部材アクチュエータ50Aが駆動し、乗員Mの脹脛MSを押えるように移動する。
衝突の際には、上体用インフレータ10Iとショルダーリトラクタ7Rおよび腰リトラクタ8Rが作動し、ニーガードアクチュエータ40Aがニーガード40を駆動し、脹脛規制部材アクチュエータ50Aが脹脛規制部材50を駆動し、また、それぞれ、上体用エアバッグユニット10が上体用エアバッグ10Bを展開し、ショルダーリトラクタ7Rおよび腰リトラクタ8Rによりショルダーシートベルト7と腰部シートベルト8が乗員Mを強制的に拘束する。これにより、ニーガード40が乗員Mの膝頭MNの前への移動を抑える。また、脹脛規制部材50が乗員Mの脹脛MSを押える。さらに腰部シートベルト8が乗員Mの腰部MWの前への移動を抑える。このため、乗員保護装置全体として、乗員Mの下肢の移動を抑えることで、乗員の拘束位置を適切にすることができる。ニーガード40および脹脛規制部材50のような機械的に駆動させることで、より安定した拘束をすることができる。また、ニーガード40および脹脛規制部材50は、強度を持った構造体であるため、乗員Mの下肢体を拘束後の変位を少なく保つことができ、安定して拘束ができる。
[第10実施形態]
図14は、本発明の第10実施形態に係る乗員保護装置を備える車両1の乗車空間側面図である。図2と同じ構成については同じ符号を用い、適宜説明を省略する。図14は、衝突によって、膝頭規制部、脹脛規制部が作動した状態を示している。具体的には、上体を保護する上体用エアバッグユニット10の上体用エアバッグ10B、膝頭規制部に対応するニーガード41およびニーガードニーエアバッグ41B、脹脛規制部に対応する脹脛規制部51および脹脛規制エアバッグ51Bが作動した状態を示す。
本発明の第10実施形態に係る乗員保護装置は、膝頭規制部として機能するニーガード41およびニーエアバッグ41Bと、脹脛規制部として機能する脹脛規制部51および脹脛規制エアバッグ51Bと、腰部シートベルト8から構成される。ニーガード41およびニーガードニーエアバッグ41Bは、乗員Mの前方に車幅方向に延びるダッシュパネル9の下部に設けられる。脹脛規制部51は座席2のシートクッション2Uの前方側であって、座席2と一体的に可動可能に設けられる。なお、脹脛規制部51は、通常時には座席2のシートクッション2Uの一部となっており、シートクッション2Uと一体的に構成されている。ニーエアバッグであるニーガードニーエアバッグ41Bの下端が車両1の上下方向において脹脛規制エアバッグ51Bの下端以下にある。これにより、乗員の下肢を安定して規制することができる。
ニーガード41には、ニーガード41を乗員Mの膝に向けて駆動するためのニーガードアクチュエータ41Aが設けられる。さらに、ニーガードアクチュエータ41Aには、ニーガードニーエアバッグユニット41Uが取り付けられている。衝突時の信号に応じて、ニーガードアクチュエータ41Aが駆動し、ニーガード41が乗員Mの膝に近づく。さらにニーガードニーエアバッグユニット41Uは、衝突時の信号に応じて、ニーガードニーエアバッグインフレータ41Iを作動し、ニーガードニーエアバッグ41Bを展開する。このように飛び出したニーガード41からニーガードニーエアバッグ41Bを展開させる。
脹脛規制部材51には、脹脛規制部材51を乗員Mの脹脛に向けて駆動するための脹脛規制アクチュエータ51Aが設けられる。さらに、脹脛規制アクチュエータ51Aには、脹脛規制エアバッグユニット51Uが取り付けられている。衝突時の信号に応じて、脹脛規制アクチュエータ51Aが駆動し、脹脛規制部材51が乗員Mの脹脛に近づく。さらに脹脛規制エアバッグユニット51Uは、衝突時の信号に応じて、脹脛規制インフレータ51Iを作動し、脹脛規制エアバッグ51Bを展開する。このように飛び出したオットマン構造の脹脛規制部材51から脹脛規制エアバッグ51Bを展開させる。
本発明の第10実施形態に係る乗員保護装置では、ニーガード41およびニーガードニーエアバッグ41Bが、作動時に乗員Mの膝頭MNの前方への移動を抑える。ニーガード41は、衝突時の信号に応じて、ニーガードアクチュエータ41Aが駆動し、乗員Mの脛部を押えるように移動する。さらにニーガードニーエアバッグ41Bも衝突時の信号に応じて展開膨張する。脹脛規制部51は、衝突時の信号に応じて、脹脛規制アクチュエータ51Aが駆動し、乗員Mの脹脛MSを押えるように移動する。さらに脹脛規制エアバッグ51Bも衝突時の信号に応じて展開膨張する。
衝突の際には、上体用インフレータ10Iとショルダーリトラクタ7Rおよび腰リトラクタ8Rが作動し、ニーガードアクチュエータ41Aがニーガード41を駆動し、さらにニーガードニーエアバッグ41Bを展開し、脹脛規制アクチュエータ51Aが脹脛規制部51を駆動し、さらに脹脛規制エアバッグ51Bを展開し、また、それぞれ、上体用エアバッグユニット10が上体用エアバッグ10Bを展開し、ショルダーリトラクタ7Rおよび腰リトラクタ8Rによりショルダーシートベルト7と腰部シートベルト8が乗員Mを強制的に拘束する。これにより、ニーガード41およびニーガードニーエアバッグ41Bが乗員Mの膝頭MNの前への移動を抑える。また、脹脛規制部51および脹脛規制エアバッグ51Bが乗員Mの脹脛MSを押える。さらに腰部シートベルト8が乗員Mの腰部MWの前への移動を抑える。このため、乗員保護装置全体として、乗員Mの下肢の移動を抑えることで、乗員の拘束位置を適切にすることができる。ニーガード41およびニーガードニーエアバッグ41Bと脹脛規制部51および脹脛規制エアバッグ51Bのように機械的な駆動とエアバッグを組み合わせることで、より安定した拘束をすることができる。また、ニーガード41および脹脛規制部51は、強度を持った構造体であるため、乗員Mの下肢体を拘束後の変位を少なく保つことができ、安定して拘束ができる。さらに、ニーガードニーエアバッグ41Bおよび脹脛規制エアバッグ51Bの併用により乗員Mの下肢体への追随性も担保可能となる。なお、本発明において、衝突の際とは、衝突前のプリクラッシュ時も含む。
<実施形態の構成及び効果>
本実施形態における乗員保護装置は、座席に着座する乗員を保護する乗員保護装置であって、車両の衝突の際に、乗員の膝頭の前への移動を抑える膝頭規制部を備える(第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態、第4実施形態、第5実施形態、第6実施形態、第7実施形態、第8実施形態、第9実施形態、第10実施形態)。
上記のように構成したことで、膝頭の移動を抑え、乗員の拘束位置を適切にすることができる。
本実施形態における乗員保護装置は、乗員の腰部の前への移動を抑えるシートベルトを備える(第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態、第4実施形態、第5実施形態、第6実施形態、第7実施形態、第8実施形態、第9実施形態、第10実施形態)。
上記のように構成したことで、腰の移動を抑え、乗員の拘束位置を適切にすることができる。
本実施形態における乗員保護装置は、乗員の膝後を押える膝後規制部を備える(第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態、第4実施形態、第5実施形態、第7実施形態)。
上記のように構成したことで、乗員の下肢を安定して拘束でき、乗員の拘束位置を適切にすることができる。
本実施形態における乗員保護装置は、乗員の脹脛を押える脹脛規制部を備える(第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態、第4実施形態、第5実施形態、第7実施形態、第9実施形態、第10実施形態)。
上記のように構成したことで、乗員の下肢を安定して拘束でき、乗員の拘束位置を適切にすることができる。
本実施形態における乗員保護装置は、膝頭規制部はニーエアバッグである(第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態、第4実施形態、第5実施形態、第6実施形態、第7実施形態、第8実施形態、第10実施形態)。
上記のように構成したことで、乗員の下肢を安定して拘束することができる。
本実施形態における乗員保護装置は、膝頭規制部はニーガードである(第9実施形態、第10実施形態)。
上記のように構成したことで、乗員の下肢を拘束した後の変位が少なく、安定して拘束することができる。
本実施形態における乗員保護装置は、膝頭規制部は乗員前方の第1ニーエアバッグと、車両のドアトリムに設けた第2ニーエアバッグと、車両のセンターコンソールに設けた第3ニーエアバッグを備える(第6実施形態)。
上記のように構成したことで、1つ当たりのバッグ容量が小さくなり、迅速にエアバッグを展開することができ、より早く乗員を拘束することができる。
本実施形態における乗員保護装置は、脹脛規制部は脹脛を押える脹脛エアバッグである(第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態、第4実施形態、第5実施形態、第7実施形態、第10実施形態)。
上記のように構成したことで、乗員の脹脛を安定して保護することができる。
本実施形態における乗員保護装置は、脹脛規制部は座席の前方側であって、座席と分割して可動可能に設けられた脹脛規制部材である(第9実施形態)。
上記のように構成したことで、乗員の脹脛を安定して保護することができる。
本実施形態における乗員保護装置は、脹脛規制部は座席の前方側であって、座席と一体的に可動可能に設けられた脹脛規制部材である(第10実施形態)。
上記のように構成したことで、座席の一体的に設けられた部分を活用し、乗員の脹脛を安定して保護することができる。
本実施形態における乗員保護装置は、ニーエアバッグは膝頭から脛部までを押える(第2実施形態、第3実施形態、第4実施形態、第5実施形態、第7実施形態、第10実施形態)。
上記のように構成したことで、エアバッグによって、乗員の膝頭から脛部までを保護することができる。
本実施形態における乗員保護装置は、ニーエアバッグは膝頭から膝頭の両側部および脛部と脛部の両側下腿部までを押える(第3実施形態、第5実施形態、第7実施形態)。
上記のように構成したことで、エアバッグによって、乗員の膝頭から膝頭の両側部および脛部と脛部の両側下腿部までを保護することができる。
本実施形態における乗員保護装置は、ニーエアバッグは車両の上下方向に少なくとも2つに分割され、膝頭から脛部までを押える(第7実施形態)。
上記のように構成したことで、乗員の膝頭から脛部までを保護でき、また1つ当たりのバッグ容量が小さくなり、迅速にエアバッグを展開することができ、より早く乗員の移動を拘束することができる。
本実施形態における乗員保護装置は、ニーエアバッグは車両の左右方向に少なくとも2つに分割され、膝頭および膝頭の両側部を押える(第8実施形態)。
上記のように構成したことで、乗員の膝頭および膝頭の両側部までを保護でき、また1つ当たりのバッグ容量が小さくなり、迅速にエアバッグを展開することができ、より早く乗員の移動を拘束することができる。
本実施形態における乗員保護装置は、脹脛エアバッグは座席に設けられている(第2実施形態、第3実施形態、第4実施形態、第5実施形態、第10実施形態)。
上記のように構成したことで、スペースを有効利用することができる。
本実施形態における乗員保護装置は、脹脛エアバッグはクロスメンバーに設けられている(第1実施形態)。
上記のように構成したことで、スペースを有効利用することができる。
本実施形態における乗員保護装置は、脹脛エアバッグは脹脛から脹脛の両側下腿部までを押える(第4実施形態、第5実施形態、第7実施形態)。
上記のように構成したことで、エアバッグによって、乗員の脹脛から脹脛の両側下腿部までを保護することができる。
本実施形態における乗員保護装置は、脹脛エアバッグは車両の上下方向に少なくとも2つに分割され、脹脛から脹脛の両側下腿部までを押える(第7実施形態)。
上記のように構成したことで、乗員の脹脛から脹脛の両側下腿部までを保護でき、また1つ当たりのバッグ容量が小さくなり、迅速にエアバッグを展開することができ、より早く乗員の移動を拘束することができる。
本実施形態における乗員保護装置は、脹脛規制部が脹脛を押える脹脛エアバッグであり、ニーエアバッグの下端が車両上下方向において脹脛エアバッグの下端以下である(第10実施形態)。
上記のように構成したことで、乗員の下肢を安定して規制することができる。
1 車両
1T ドアトリム
1U 床部
2 座席
2U シートクッション
4 衝突検知センサ
5 制御部
6 センターピラー
7 ショルダーシートベルト
7R ショルダーリトラクタ
8 腰部シートベルト
8R 腰リトラクタ
9 ダッシュパネル
10 上体用エアバッグユニット
10B 上体用エアバッグ
10I 上体用インフレータ
19 膝頭エアバッグユニット
19B 膝頭エアバッグ
19I 膝頭エアバッグインフレータ
20M 膝頭規制部
20 ニーエアバッグユニット
20B ニーエアバッグ
20I ニーエアバッグインフレータ
21 ニー前面エアバッグユニット
21B ニー前面エアバッグ
21I ニー前面エアバッグインフレータ
22 第1ニーエアバッグユニット
22B 第1ニーエアバッグ
22I 第1ニーエアバッグインフレータ
23 第2ニーエアバッグユニット
23B 第2ニーエアバッグ
23I 第2ニーエアバッグインフレータ
24 第3ニーエアバッグユニット
24B 第3ニーエアバッグ
24I 第3ニーエアバッグインフレータ
25 上ニーエアバッグユニット
25B 上ニーエアバッグ
25I 上ニーエアバッグインフレータ
26 中ニーエアバッグユニット
26B 中ニーエアバッグ
26I 中ニーエアバッグインフレータ
27 下ニーエアバッグユニット
27B 下ニーエアバッグ
27I 下ニーエアバッグインフレータ
28 膝間ニーエアバッグユニット
28B 膝間ニーエアバッグ
28I 間インフレータ
28L 左膝ニーエアバッグユニット
28LB 左膝ニーエアバッグ
28LI 左膝インフレータ
28R 右膝ニーエアバッグユニット
28RB 右膝ニーエアバッグ
28RI 右膝インフレータ
29L 左側ニーエアバッグユニット
29LB 左側ニーエアバッグ
29LI 左側インフレータ
29R 右側ニーエアバッグユニット
29RB 右側ニーエアバッグ
29RI 右側インフレータ
30 下肢後部用エアバッグユニット
30B 下肢後部用エアバッグ
30I 下肢後部用インフレータ
30M,51 脹脛規制部
31 下肢後部用座席エアバッグユニット
31B 下肢後部用座席エアバッグ
31I 下肢後部用座席インフレータ
32 下肢後部用後面エアバッグユニット
32B 下肢後部用後面エアバッグ
32I 下肢後部用後面インフレータ
33 下肢後部用上エアバッグユニット
33B 下肢後部用上エアバッグ
33I 下肢後部用上インフレータ
34 下肢後部用中エアバッグユニット
34B 下肢後部用中エアバッグ
34I 下肢後部用中インフレータ
35 下肢後部用下エアバッグユニット
35B 下肢後部用下エアバッグ
35I 下肢後部用下インフレータ
40,41 ニーガード
41B ニーガードニーエアバッグ
50,51 脹脛規制部材
51B 脹脛規制エアバッグ
M 乗員
MH 頭部
MN 膝頭
MS 脹脛
MT 脛部
MW 腰部

Claims (19)

  1. 座席に着座する乗員を保護する乗員保護装置であって、
    車両の衝突の際に、前記乗員の膝頭の前への移動を抑える膝頭規制部を備える乗員保護装置。
  2. 前記乗員の腰部の前への移動を抑えるシートベルトを備える請求項1記載の乗員保護装置。
  3. 前記乗員の膝後を押える膝後規制部を備える請求項1または2のいずれかに記載の乗員保護装置。
  4. 前記乗員の脹脛を押える脹脛規制部を備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の乗員保護装置。
  5. 前記膝頭規制部は、ニーエアバッグである請求項1〜4のいずれか1項に記載の乗員保護装置。
  6. 前記膝頭規制部は、ニーガードである請求項1〜4のいずれか1項に記載の乗員保護装置。
  7. 前記膝頭規制部は、前記乗員前方の第1ニーエアバッグと、前記車両のドアトリムに設けた第2ニーエアバッグと、前記車両のセンターコンソールに設けた第3ニーエアバッグを備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の乗員保護装置。
  8. 前記脹脛規制部は、前記脹脛を押える脹脛エアバッグである請求項4記載の乗員保護装置。
  9. 前記脹脛規制部は、前記座席の前方側であって、前記座席と分割して可動可能に設けられた脹脛規制部材である請求項4記載の乗員保護装置。
  10. 前記脹脛規制部は、前記座席の前方側であって、前記座席と一体的に可動可能に設けられた脹脛規制部材である請求項4記載の乗員保護装置。
  11. 前記ニーエアバッグは、前記膝頭から脛部までを押える請求項5記載の乗員保護装置。
  12. 前記ニーエアバッグは、前記膝頭から前記膝頭の両側部および脛部と前記脛部の両側下腿部までを押える請求項5記載の乗員保護装置。
  13. 前記ニーエアバッグは、前記車両の上下方向に少なくとも2つに分割され、前記膝頭から脛部までを押える請求項5記載の乗員保護装置。
  14. 前記ニーエアバッグは、前記車両の左右方向に少なくとも2つに分割され、前記膝頭および前記膝頭の両側部を押える請求項5記載の乗員保護装置。
  15. 前記脹脛エアバッグは、前記座席に設けられている請求項8記載の乗員保護装置。
  16. 前記脹脛エアバッグは、クロスメンバーに設けられている請求項8記載の乗員保護装置。
  17. 前記脹脛エアバッグは、前記脹脛から前記脹脛の両側下腿部までを押える請求項8記載の乗員保護装置。
  18. 前記脹脛エアバッグは、前記車両の上下方向に少なくとも2つに分割され、前記脹脛から前記脹脛の両側下腿部までを押える請求項8記載の乗員保護装置。
  19. 前記脹脛規制部は、前記脹脛を押える脹脛エアバッグであり、
    前記ニーエアバッグの下端が、車両上下方向において前記脹脛エアバッグの下端以下である請求項8記載の乗員保護装置。
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