JP2015025092A - 硬化性組成物 - Google Patents
硬化性組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015025092A JP2015025092A JP2013156586A JP2013156586A JP2015025092A JP 2015025092 A JP2015025092 A JP 2015025092A JP 2013156586 A JP2013156586 A JP 2013156586A JP 2013156586 A JP2013156586 A JP 2013156586A JP 2015025092 A JP2015025092 A JP 2015025092A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- curable composition
- compound
- carbon
- manufactured
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
Description
R1Si(OR2)3 ...式( 1 )
( 式中、R1は少なくとも1つのチオール基を有する炭素数1〜8の炭化水素基、又は少なくとも1つのチオール基を有する芳香族炭化水素基を表し、R2は水素原子、炭素数1〜8の炭化水素基、又は芳香族炭化水素基を表す。)で示されるチオール基含有アルコキシシラン類(a1)を加水分解及び縮合して得られる縮合物(A)、並びに炭素−炭素2重結合を有する化合物(B)を含有することを特徴とする紫外線硬化性樹脂組成物を記載している。
分子中に2つ以上のチオール基を有する化合物(A)、及び分子中に2つ以上の炭素−炭素不飽和結合を有する化合物(B)を含む硬化性組成物であって、該化合物(B)に含まれる炭素−炭素不飽和結合に対する該化合物(A)に含まれるチオール基のモル比が1.2以上2.0以下である硬化性組成物。
[2]
前記化合物(B)が、ノルボルニル基、ビニルシリル基、アリルエーテル基、アリル基、及びビニルエーテル基からなる群から選ばれる1種以上の炭素−炭素不飽和結合含有基を有する、上記[1]に記載の硬化性組成物。
[3]
ラジカル発生剤(C)をさらに含む、上記[1]又は[2]に記載の硬化性組成物。
[4]
上記[1]〜[3]のいずれか1項に記載の硬化性組成物を、加熱又は光照射により硬化させる工程を含む、ポリチオエーテル樹脂の製造方法。
[5]
上記[4]に記載のポリチオエーテル樹脂の製造方法によって製造されたポリチオエーテル樹脂。
[6]
上記[5]に記載のポリチオエーテル樹脂を含む光学部材。
本実施形態の硬化性組成物は、分子中に2つ以上のチオール基を有する化合物(A)、及び分子中に2つ以上の炭素−炭素不飽和結合を有する化合物(B)を含み、該化合物(B)に含まれる炭素−炭素不飽和結合に対する該化合物(A)に含まれるチオール基のモル比が1.2以上2.0以下である。
分子中に2つ以上のチオール基を有する化合物(A)が有するチオール基とは、本開示では、無置換チオール基(すなわち−SH基)及び置換チオール基(例えば以下に列挙するもの)を包含することを意図する。本開示で、置換チオール基とは、無置換チオール基の水素が、置換又は無置換のアルキル基等の他の基に置換されている基を意図する。置換チオール基としては、置換又は無置換のアルキルチオ基としてメチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、i−プロピルチオ基、n−ブチルチオ基、i−ブチルチオ基、sec−ブチルチオ基、t−ブチルチオ基、n−ペンチルチオ基、iso−ペンチルチオ基、n−ヘキシルチオ基、iso−ヘキシルチオ基、2−エチルヘキシルチオ基、3,5,5−トリメチルヘキシルチオ基、n−ヘプチルチオ基、n−オクチルチオ基、n−ノニルチオ基等の総炭素数1以上10以下の直鎖又は分岐のアルキルチオ基、シクロペンチルチオ基、シクロヘキシルチオ基等の総炭素数5以上10以下のシクロアルキルチオ基、メトキシエチルチオ基、エトキシエチルチオ基、n−プロポキシエチルチオ基、iso−プロポキシエチルチオ基、n−ブトキシエチルチオ基、iso−ブトキシエチルチオ基、tert−ブトキシエチルチオ基、n−ペンチルオキシエチルチオ基、iso−ペンチルオキシエチルチオ基、n−ヘキシルオキシエチルチオ基、iso−ヘキシルオキシエチルチオ基、n−ヘプチルオキシエチルチオ基等の総炭素数2以上10以下のアルコキシアルキルチオ基、ベンジルチオ基等のアラルキルチオ基、メチルチオエチルチオ基、エチルチオエチルチオ基、n−プロピルチオエチルチオ基、iso−プロピルチオエチルチオ基、n−ブチルチオエチルチオ基、iso−ブチルチオエチルチオ基、tert−ブチルチオエチルチオ基、n−ペンチルチオエチルチオ基、iso−ペンチルチオエチルチオ基、n−ヘキシルチオエチルチオ基、iso−ヘキシルチオエチルチオ基、n−ヘプチルチオエチルチオ基等の総炭素数2以上10以下のアルキルチオアルキルチオ基、置換又は無置換のアリールチオ基としてフェニルチオ基、ナフチルチオ基、2−メチルフェニルチオ基、3−メチルフェニルチオ基、4−メチルフェニルチオ基、2−エチルフェニルチオ基、プロピルフェニルチオ基、ブチルフェニルチオ基、ヘキシルフェニルチオ基、シクロヘキシルフェニルチオ基、2,4−ジメチルフェニルチオ基、2,5−ジメチルフェニルチオ基、2,6−ジメチルフェニルチオ基、3,4−ジメチルフェニルチオ基、3,5−ジメチルフェニルチオ基、3,6−ジメチルフェニルチオ基、2,3,4−トリメチルフェニルチオ基、2,3,5−トリメチルフェニルチオ基、2,3,6−トリメチルフェニルチオ基、2,4,5−トリメチルフェニルチオ基、2,4,6−トリメチルフェニルチオ基、3,4,5−トリメチルフェニルチオ基等の総炭素数12以下の無置換又はアルキル置換アリールチオ基、2−メトキシフェニルチオ基、3−メトキシフェニルチオ基、4−メトキシフェニルチオ基、2−エトキシフェニルチオ基、プロポキシフェニルチオ基、ブトキシフェニルチオ基、ヘキシルオキシフェニルチオ基、シクロヘキシルオキシフェニルチオ基等の炭素数6以下の置換又は無置換のアルキルオキシ基が置換した総炭素数12以下のモノアルコキシアリールチオ基、2,3−ジメトキシフェニルチオ基、2,4−ジメトキシフェニルチオ基、2,5−ジメトキシフェニルチオ基、2,6−ジメトキシフェニルチオ基、3,4−ジメトキシフェニルチオ基、3,5−ジメトキシフェニルチオ基、3,6−ジメトキシフェニルチオ基、4,5−ジメトキシ−1−ナフチルチオ基、4,7−ジメトキシ−1−ナフチルチオ基、4,8−ジメトキシ−1−ナフチルチオ基、5,8−ジメトキシ−1−ナフチルチオ基、5,8−ジメトキシ−2−ナフチルチオ基等の炭素数6以下の置換又は無置換のアルキルオキシ基が置換した総炭素数12以下のジアルコキシアリールチオ基、クロロフェニルチオ基、ジクロロフェニルチオ基、トリクロロフェニルチオ基、ブロモフェニルチオ基、ジブロモフェニルチオ基、ヨードフェニルチオ基、フルオロフェニルチオ基、クロロナフチルチオ基、ブロモナフチルチオ基、ジフルオロフェニルチオ基、トリフルオロフェニルチオ基、テトラフルオロフェニルチオ基、ペンタフルオロフェニルチオ基等のハロゲン原子で置換された総炭素数12以下のアリールチオ基等が挙げられる。耐熱性の観点から、置換又は無置換のアルキルチオ基としてメチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、i−プロピルチオ基、n−ブチルチオ基、i−ブチルチオ基、sec−ブチルチオ基、t−ブチルチオ基、n−ペンチルチオ基、iso−ペンチルチオ基、n−ヘキシルチオ基、iso−ヘキシルチオ基、2−エチルヘキシルチオ基、3,5,5−トリメチルヘキシルチオ基、n−ヘプチルチオ基、n−オクチルチオ基、n−ノニルチオ基等の総炭素数1〜10以下の直鎖又は分岐のアルキルチオ基が好ましく、さらに屈折率の観点からメチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、i−プロピルチオ基がより好ましい。
分子中に2つ以上の炭素−炭素不飽和結合を有する化合物(B)が有する炭素−炭素不飽和結合とは、本開示では、炭素−炭素二重結合及び炭素−炭素三重結合を意図し、芳香環におけるような非局在化結合は含まない意図である。化合物(B)は、炭素−炭素不飽和結合含有基を有することによって上記炭素−炭素不飽和結合を有することができる。炭素−炭素不飽和結合含有基としては、例えば、ノルボルニル基、ビニルシリル基、アリルエーテル基、アリル基、ビニルエーテル基、フマレート基、プロペニル基、マレイミド基、メタクリル基、アクリル基、クロトナート基、スチリル基、ブタジエン基等が挙げられる。中でも、化合物(A)が有するチオール基との良好な反応性の点からノルボルニル基、ビニルシリル基、アリルエーテル基、アリル基、ビニルエーテル基、フマレート基、プロペニル基、マレイミド基が好ましく、中でもノルボルニル基、ビニルシリル基、アリルエーテル基、アリル基、及びビニルエーテル基がより好ましく、さらに耐熱性の点から、ビニルシリル基、アリルエーテル基、アリル基がより好ましい。
本実施形態では、化合物(A)と化合物(B)との組合せにより、高い屈折率及び耐候性の実現が可能になる。上記化合物(A)と、上記化合物(B)との硬化性組成物内の混合比としては、化合物(A)が有するチオール基と、化合物(B)が有する炭素−炭素不飽和結合とのモル比として、[化合物(A)中のチオール基(mol)]/[化合物(B)中の炭素−炭素不飽和結合(mol)]が、耐候性の観点から1.2以上であり、硬化物の高い反応率及び高い屈折率を得る点から2.0以下である。更にすぐれた耐候性を得る点から、上記モル比は1.3以上が好ましく、硬化物の硬度を更にすぐれたものとする点から1.8以下が好ましい。硬化性組成物中の化合物(A)及び化合物(B)の配合量は上記モル比が実現されるように調整すればよい。
本実施形態の硬化性組成物はラジカル発生剤(C)を含んでも良い。上記炭素−炭素不飽和結合部位と上記チオール基とはラジカル成長−連鎖移動反応する。この反応は、無触媒下であっても、熱、紫外線に対して自発的に進行するため、必ずしもラジカル発生剤を用いる必要はないが、ラジカル発生剤を用いることで反応速度が著しく向上し、硬化物の分子量が向上し、機械特性及び耐熱、耐光性が向上するため、ラジカル発生剤を用いることが好ましい。
(2)アセトフェノン誘導体;例えば、トリクロロアセトフェノン、2,2’−ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオニル)−ベンジル]−フェニル}−2−メチルプロパン−1−オン、フェニルグリオキシル酸メチル、(2−ヒドロキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオニル)−ベンジル]−フェニル}−2−メチル−プロパン−1−オン)(BASF株式会社製Irgacure(登録商標)127)等
(3)チオキサントン誘導体;例えば、チオキサントン、2−メチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、ジエチルチオキサントン等
(4)ベンジル誘導体;例えば、ベンジル、ベンジルジメチルケタール、ベンジル−β−メトキシエチルアセタール等
(5)ベンゾイン誘導体;例えば、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、2−ヒドロキシ−2−メチル−1フェニルプロパン−1−オン等
(6)オキシム系化合物;例えば、1−フェニル−1,2−ブタンジオン−2−(O−メトキシカルボニル)オキシム、1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−(O−メトキシカルボニル)オキシム、1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−(O−エトキシカルボニル)オキシム、1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−(O−ベンゾイル)オキシム、1,3−ジフェニルプロパントリオン−2−(O−エトキシカルボニル)オキシム、1−フェニル−3−エトキシプロパントリオン−2−(O−ベンゾイル)オキシム、1,2−オクタンジオン、1−[4−(フェニルチオ)−2−(O−ベンゾイルオキシム)](BASF株式会社製Irgacure(登録商標)OXE−01)、エタノン−1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−1−(O−アセチルオキシム)(BASF株式会社製Irgacure(登録商標)OXE02)等
(8)α−アミノアルキルフェノン系化合物;例えば、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1(BASF株式会社製Irgacure(登録商標)369)、2−ジメチルアミノ−2−(4−メチルベンジル)−1−(4−モルフォリン−4−イル−フェニル)ブタン−1−オン等
(9)フォスフィンオキサイド系化合物;例えば、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル−ペンチルフォスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド(BASF株式会社製Darocure(登録商標)TPO)等
(10)チタノセン化合物;例えば、ビス(η5−2,4−シクロペンタジエン−1−イル)−ビス(2,6−ジフルオロ−3−(1H−ピロール−1−イル)フェニル)チタニウム等
(11)ベンゾエイト誘導体;例えば、エチル−p−(N,N−ジメチルアミノベンゾエイト)等
(12)アクリジン誘導体;例えば、9−フェニルアクリジン等
これら光ラジカル発生剤は、それぞれ単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。また、熱ラジカル発生剤と光ラジカル発生剤を混合して使用しても良い。
また、硬化性組成物の安定性をより向上させるため、ラジカル反応を抑制する化合物を重合抑制剤として配合できる。特に、先にあげたラジカル発生剤を用いる場合には硬化性組成物の安定性が低下する傾向にあるため、このような化合物を併用することが好ましい。このような化合物としては、トリフェニルホスフィン、亜リン酸トリフェニル等のリン系化合物;p−メトキシフェノ−ル、ハイドロキノン、ピロガロ−ル、ナフチルアミン、tert−ブチルカテコ−ル、塩化第一銅、2、6ージ−tert−ブチル−p−クレゾ−ル、2、2’−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノ−ル)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノ−ル)、N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩、ジフェニルニトロソアミン等のラジカル重合禁止剤;ベンジルジメチルアミン、2−(ジメチルアミノメチル)フェノール、2,4,6−トリス(ジアミノメチル)フェノール、ジアザビシクロウンデセン等の三級アミン類;2-メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−エチルへキシルイミダゾール、2−ウンデシルイミダゾール、1−シアノエチル−2−メチルイミダール等のイミダゾール類があげられる。
本発明の別の態様は、上述の本発明に係る硬化性組成物を、加熱又は光照射により硬化させる工程を含む、ポリチオエーテル樹脂の製造方法を提供する。
上記の硬化性組成物を硬化処理して、硬化物としてのポリチオエーテル樹脂を得る際には、化合物(B)の炭素−炭素不飽和結合部位と化合物(A)のチオール基とのラジカル成長-連鎖移動反応は酸素によるラジカルトラップが起こりにくいため空気下で硬化処理を行うこともできるが、酸素によるラジカルトラップによる硬化不良の可能性を除くためには窒素や希ガス等不活性雰囲気下で硬化することが好ましい。
本発明の別の態様は、上記のポリチオエーテル樹脂の製造方法によって製造されたポリチオエーテル樹脂を提供する。
本実施形態の硬化性組成物を硬化させて得られた硬化物(すなわちポリチオエーテル樹脂)中に含まれる炭素−炭素不飽和結合の濃度としては、0.05mmol/g以下が好ましく、耐光性の点から0.03mmol/g以下がより好ましく、耐熱性の点から0.01mmol/g以下がさらに好ましい。硬化物中に含まれる炭素−炭素不飽和結合の濃度は、固体NMRを用いて測定することができる。
上記の硬化性組成物又はポリチオエーテル樹脂は、優れた屈折率と耐候性とが求められる種々の用途に好適に使用できる。例えば、本発明の別の態様は、上記ポリチオエーテル樹脂を含む光学部材を提供する。
硬化性組成物を所望の基材にコーティングし、硬化させることでコーティング層を光学部材として得ることができる。基材としては、ガラス、鉄、アルミ、銅、ITO等の無機基材、ポリエチレン樹脂(PE)、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリエチレンナフタレート樹脂(PEN)、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)、ポリスチレン樹脂(PSt)、ポリカーボネート樹脂(PC)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS)等の有機基材等、各種公知のものを適宜に選択使用できる。硬化性組成物をコーティングし、紫外線硬化させることで、導光板、偏光板、液晶パネル、ELパネル、PDPパネル、OHPフィルム、光ファイバー、カラーフィルター、光ディスク基板、レンズ、液晶セル用プラスチック基板、プリズム等にコーティング層を形成させることができる。また、硬化性組成物から得られる硬化膜の屈折率が基材より高い場合には、反射防止効果を付与することができる。
所定の基材間に硬化性組成物を介在させ、ついで硬化性組成物を硬化させることで目的とする接着層を光学部材として得ることができる。基材としては、コーティング層形成について前述したものと同様のものを使用できる。上述のような硬化性組成物で接着することで、接着層が透明な接着物が得られるため、液晶パネル、ELパネル、PDPパネル、カラーフィルター、光ディスク基板等を好適に作製できる。
硬化性組成物を塗布し、又は所定の型枠に流し込んだ後、硬化させることで、透明な硬化物で封止された成形材料を光学部材として得ることができる。このような成形材料は、発光素子、受光素子、記録素子、半導体回路素子、光-電気回路素子、導波路、光学素子、ディスプレイ、バイオセンサー等に特に好適である。
硬化性組成物を塗布し、ナノインプリントモールドを硬化性組成物上に配し、硬化させ、モールドを離形することで透明な成形材料を光学部材として得ることができる。ナノインプリントによる転写パターンは、L/S、格子、ピラー、ホール等を得ることができる。このような成形材料は、発光素子、受光素子、光伝送関連部品等の光学部品用途に、特に好適である。
硬化性組成物をガラスクロス(基材)に含浸させ、硬化させることで透明基板を光学部材として得ることができる。ガラスクロスとしては各種公知のものを適宜に選択使用できる。ガラスクロスとしては、各種公知のガラス繊維(Eガラス、Cガラス、ECRガラス、Tガラス等から構成されるストランド、ヤーン、ロービング等)から得られる各種の布帛が使用できるが、Eガラスから作られるガラスクロスが安価であり、入手性に優れるため好ましい。硬化性組成物をガラスクロスに含浸させる方法についても特に限定はされず、各種公知の方法を採用でき、またコーティング法を採用してもよい。また、得られる透明基板を無色透明とするためには、硬化性組成物から得られる硬化物とガラスクロスとの屈折率の差を0.02以下にすることが好ましく、0.01以下にすることがより好ましく、同一にすることがさらに好ましい。また、硬化性組成物を溶剤希釈することで、ガラスクロスへの含浸性をより向上させることもできる。なお、ガラスクロスに対する硬化性組成物の使用割合は、得られる透明基板の用途に応じて適宜に決定でき、通常はガラスクロス100質量部あたり20〜500質量部である。また得られる透明基板の厚みも、該用途に応じて適宜に決定でき、通常は20μm〜1mmである。上述のような硬化性組成物をガラスクロスに含浸させ、硬化させることで得られる透明基板は、透明性、耐熱性に優れるため、導光板、偏光板、液晶パネル、ELパネル、PDPパネル、カラーフィルター、光ディスク基板、液晶セル用プラスチック基板等にコーティング層を作製するのに好適である。
硬化前の硬化性組成物中の炭素−炭素不飽和結合濃度を
[炭素−炭素不飽和結合濃度(mmol/g)]
=[化合物(B)の重量(g)/化合物(B)の分子量(g/mmol)]×1分子中に含まれる炭素−炭素不飽和結合の数/硬化性組成物全体の重量(g)
で算出した。フーリエ変換赤外分光光度計FT−IR(日本分光FT/IR−6100)を用いて960cm-1の不飽和結合のシグナルの強度比から炭素−炭素不飽和結合(芳香族を除く)転化率を算出し、転化率と硬化性組成物中の炭素−炭素不飽和結合濃度を掛け合わせることで算出した。
無アルカリガラスの基板上に各々の硬化性組成物を塗布し、150℃で2時間加熱することで、膜厚150μmの硬化膜を作製した。この硬化膜をカッターの刃先を用いて無アルカリガラスの基板から剥がし、多波長アッベ屈折計(アタゴ製DR−M2)を用いて589nmの波長における屈折率を測定した。測定は、作製した硬化膜をプリズムと採光ガラスとに挟んで行った。その際、硬化膜とプリズムとの界面、及び硬化膜と採光ガラスとの界面に、中間液としてモノブロモナフタレンを滴下した。屈折率が1.6以上のものを◎、1.55以上1.6未満のものを○、1.55未満のものを×と評価した。
50mm×50mm×150μmの型に、調製した硬化性組成物を満たし、オーブンを用いて80℃×30分、次いで100℃×30分、次いで150℃×2時間で加熱硬化させた。加熱硬化後の硬化物について、波長が400nmの光の透過率を測定した。透過率が、80%以上のものを○、70%以上80%未満のものを△、70%未満のものを×と評価した。
50mm×50mm×150μmの型に、調製した硬化性組成物を満たし、オーブンを用いて80℃×30分、次いで100℃×30分、次いで150℃×2時間で加熱硬化させた。加熱硬化後の硬化物を、2Wの365nmの光源への144時間暴露試験を行った。試験後の硬化物について、波長が400nmの光の透過率を測定した。透過率が、85%以上のものを○、55%以上85%未満のものを△、55%未満のものを×と評価した。
1,2−エタンジチオール(東京化成製)68質量部にテトラビニルシラン32質量部(信越シリコーン製)を配合し、よく混合し硬化性組成物を得た。50mm×50mm×150μmの型に、調製した硬化性組成物を満たし、オーブンを用いて30℃×2時間、次いで100℃×24時間で加熱硬化させた。硬化物中の分子中の炭素−炭素不飽和結合濃度は0.029mmol/gであった。
1,2−エタンジチオール(東京化成製)71質量部にテトラビニルシラン29質量部(信越シリコーン製)、t−アミルペルオキシ2−エチルヘキサノエート(火薬アクゾ(株)製: 商品名「トリゴノックス(登録商標)121−50E」)1.5質量部、N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩(和光純薬工業(株)製:商品名「Q−1301」)0.0025質量部を配合し、よく混合し硬化性組成物を得た。50mm×50mm×150μmの型に、調製した硬化性組成物を満たし、オーブンを用いて30℃×2時間、次いで100℃×24時間で加熱硬化させた。硬化物中の分子中の炭素−炭素不飽和結合濃度は0.001mmol/gであった。
1,2−エタンジチオール(東京化成製)68質量部にテトラビニルシラン32質量部(信越シリコーン製)、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン(Darocure(登録商標)1173(BASF(株)製))1.5質量部、N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩(和光純薬工業(株)製:商品名「Q−1301」)0.0025質量部を配合し、よく混合し硬化性組成物を得た。50mm×50mm×150μmの型に、調製した硬化性組成物を満たし、メタルハライドランプ(フュージョンUVシステムズ・ジャパン製CV−110Q−G)を用いて1000mJ/cm2の光量で紫外線照射し、膜厚100μmの硬化膜を作製した。硬化物中の分子中の炭素−炭素不飽和結合濃度は0.007mmol/gであった。
1,3−ベンゼンジチオール(アルドリッチ製)76質量部にテトラビニルシラン24質量部(信越シリコーン製)、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキシド(Irgacure(登録商標)819(BASF(株)製))1.5質量部、N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩(和光純薬工業(株)製:商品名「Q−1301」)0.0025質量部を配合し、よく混合し硬化性組成物を得た。50mm×50mm×150μmの型に、調製した硬化性組成物を満たし、メタルハライドランプ(フュージョンUVシステムズ・ジャパン製CV−110Q−G)を用いて1000mJ/cm2の光量で紫外線照射し、膜厚100μmの硬化膜を作製した。硬化物中の分子中の炭素−炭素不飽和結合濃度は0.009mmol/gであった。
1,2−エタンジチオール(東京化成製)54質量部にフェニルトリビニルシラン46質量部(信越シリコーン製)、t−アミルペルオキシ2−エチルヘキサノエート(火薬アクゾ(株)製: 商品名「トリゴノックス(登録商標)121−50E」)1.5質量部、N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩(和光純薬工業(株)製:商品名「Q−1301」)0.0025質量部を配合し、よく混合し硬化性組成物を得た。50mm×50mm×150μmの型に、調製した硬化性組成物を満たし、オーブンを用いて30℃×2時間、次いで100℃×24時間で加熱硬化させた。硬化物中の分子中の炭素−炭素不飽和結合濃度は0.012mmol/gであった。
1,3,5−ベンゼントリチオール(東京化成製)71質量部にテトラビニルシラン29質量部(信越シリコーン製)、t−アミルペルオキシ2−エチルヘキサノエート(火薬アクゾ(株)製: 商品名「トリゴノックス(登録商標)121−50E」)1.5質量部、N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩(和光純薬工業(株)製:商品名「Q−1301」)0.0025質量部を配合し、よく混合し硬化性組成物を得た。50mm×50mm×150μmの型に、調製した硬化性組成物を満たし、オーブンを用いて30℃×2時間、次いで100℃×24時間で加熱硬化させた。硬化物中の分子中の炭素−炭素不飽和結合濃度は0.013mmol/gであった。
1,2−エタンジチオール(東京化成製)46質量部に2,4,6,8−テトラメチル−2、4,6,8−テトラビニルシクロテトラシロキサン54質量部(信越シリコーン製)、t−アミルペルオキシ2−エチルヘキサノエート(火薬アクゾ(株)製: 商品名「トリゴノックス(登録商標)121−50E」)1.5質量部、N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩(和光純薬工業(株)製:商品名「Q−1301」)0.0025質量部を配合し、よく混合し硬化性組成物を得た。50mm×50mm×150μmの型に、調製した硬化性組成物を満たし、オーブンを用いて30℃×2時間、次いで100℃×24時間で加熱硬化させた。硬化物中の分子中の炭素−炭素不飽和結合濃度は0.003mmol/gであった。
1,2−エタンジチオール(東京化成製)44質量部にトリアリルイソシアヌレート56質量部(東京化成製)、t−アミルペルオキシ2−エチルヘキサノエート(火薬アクゾ(株)製: 商品名「トリゴノックス(登録商標)121−50E」)1.5質量部を配合し、よく混合し硬化性組成物を得た。50mm×50mm×150μmの型に、調製した硬化性組成物を満たし、オーブンを用いて30℃×2時間、次いで100℃×24時間で加熱硬化させた。硬化物中の分子中の炭素−炭素不飽和結合濃度は0.010mmol/gであった。
1,2−エタンジチオール(東京化成製)44質量部にトリアリルシアヌレート56質量部(東京化成製)、t−アミルペルオキシ2−エチルヘキサノエート(火薬アクゾ(株)製: 商品名「トリゴノックス(登録商標)121−50E」)1.5質量部を配合し、よく混合し硬化性組成物を得た。50mm×50mm×150μmの型に、調製した硬化性組成物を満たし、オーブンを用いて30℃×2時間、次いで100℃×24時間で加熱硬化させた。硬化物中の分子中の炭素−炭素不飽和結合濃度は0.010mmol/gであった。
1,2−エタンジチオール(東京化成製)58質量部にテトラビニルシラン42質量部(信越シリコーン製)を配合し、よく混合し硬化性組成物を得た。50mm×50mm×150μmの型に、調製した硬化性組成物を満たし、オーブンを用いて30℃×2時間、次いで100℃×24時間で加熱硬化させた。硬化物中の分子中の炭素−炭素不飽和結合濃度は0.058mmol/gであった。
1,2−エタンジチオール(東京化成製)52質量部にキシレンジイソシアネート48質量部(東京化成製)、ジブチルスズジラウレート(日東化成製)1.5質量部を配合し、よく混合し硬化性組成物を得た。50mm×50mm×150μmの型に、調製した硬化性組成物を満たし、オーブンを用いて30℃×2時間、次いで100℃×24時間で加熱硬化させた。
Claims (6)
- 分子中に2つ以上のチオール基を有する化合物(A)、及び分子中に2つ以上の炭素−炭素不飽和結合を有する化合物(B)を含む硬化性組成物であって、該化合物(B)に含まれる炭素−炭素不飽和結合に対する該化合物(A)に含まれるチオール基のモル比が1.2以上2.0以下である硬化性組成物。
- 前記化合物(B)が、ノルボルニル基、ビニルシリル基、アリルエーテル基、アリル基、及びビニルエーテル基からなる群から選ばれる1種以上の炭素−炭素不飽和結合含有基を有する、請求項1に記載の硬化性組成物。
- ラジカル発生剤(C)をさらに含む、請求項1又は2に記載の硬化性組成物。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の硬化性組成物を、加熱又は光照射により硬化させる工程を含む、ポリチオエーテル樹脂の製造方法。
- 請求項4に記載のポリチオエーテル樹脂の製造方法によって製造されたポリチオエーテル樹脂。
- 請求項5に記載のポリチオエーテル樹脂を含む光学部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013156586A JP2015025092A (ja) | 2013-07-29 | 2013-07-29 | 硬化性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013156586A JP2015025092A (ja) | 2013-07-29 | 2013-07-29 | 硬化性組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015025092A true JP2015025092A (ja) | 2015-02-05 |
Family
ID=52490018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013156586A Pending JP2015025092A (ja) | 2013-07-29 | 2013-07-29 | 硬化性組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015025092A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017043758A (ja) * | 2015-07-23 | 2017-03-02 | ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company | 可視および赤外放射に対して透過性の複合材ならびに組成物ならびにその複合材を製造するための方法 |
JP2017043757A (ja) * | 2015-07-23 | 2017-03-02 | ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company | 新規の透明なポリマーおよびその製造方法 |
US20180186998A1 (en) * | 2017-01-04 | 2018-07-05 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Compositions, composites prepared therefrom, and electronic devices including the same |
JP2018124546A (ja) * | 2017-02-03 | 2018-08-09 | 三星エスディアイ株式会社Samsung SDI Co., Ltd. | レジスト下層膜用組成物およびこれを用いたパターン形成方法 |
CN111205648A (zh) * | 2018-11-22 | 2020-05-29 | 东京应化工业株式会社 | 固化性组合物、固化物、微透镜及光学元件 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57141424A (en) * | 1981-12-16 | 1982-09-01 | Denki Kagaku Kogyo Kk | Photocurable composition |
JPS6368627A (ja) * | 1986-09-11 | 1988-03-28 | Showa Highpolymer Co Ltd | 光硬化可能な樹脂組成物 |
JPH0222601A (ja) * | 1988-07-12 | 1990-01-25 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | プラスチックレンズ |
JPH0384031A (ja) * | 1989-08-29 | 1991-04-09 | Mitsui Toatsu Chem Inc | ポリスルフィド系樹脂およびその樹脂よりなるレンズ |
JP2004536931A (ja) * | 2001-07-25 | 2004-12-09 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | ハロゲン化光学ポリマー組成物 |
JP2005298736A (ja) * | 2004-04-14 | 2005-10-27 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 硫黄含有化合物、その製造方法および含硫黄重合体並びに光学材料 |
JP2009520058A (ja) * | 2005-12-16 | 2009-05-21 | ピーピージー インダストリーズ オハイオ, インコーポレイテッド | 硫黄含有オリゴマーおよびそれから調製された高指数ポリウレタン |
US20110054136A1 (en) * | 2009-08-28 | 2011-03-03 | Florida State Univeristy Research Foundation, Inc. | High refractive index polymers |
WO2014205091A1 (en) * | 2013-06-21 | 2014-12-24 | Prc-Desoto International, Inc. | Michael addition curing chemistries for sulfur-containing polymer compositions employing bis(sulfonyl)alkanols |
-
2013
- 2013-07-29 JP JP2013156586A patent/JP2015025092A/ja active Pending
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57141424A (en) * | 1981-12-16 | 1982-09-01 | Denki Kagaku Kogyo Kk | Photocurable composition |
JPS6368627A (ja) * | 1986-09-11 | 1988-03-28 | Showa Highpolymer Co Ltd | 光硬化可能な樹脂組成物 |
JPH0222601A (ja) * | 1988-07-12 | 1990-01-25 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | プラスチックレンズ |
JPH0384031A (ja) * | 1989-08-29 | 1991-04-09 | Mitsui Toatsu Chem Inc | ポリスルフィド系樹脂およびその樹脂よりなるレンズ |
JP2004536931A (ja) * | 2001-07-25 | 2004-12-09 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | ハロゲン化光学ポリマー組成物 |
JP2005298736A (ja) * | 2004-04-14 | 2005-10-27 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 硫黄含有化合物、その製造方法および含硫黄重合体並びに光学材料 |
JP2009520058A (ja) * | 2005-12-16 | 2009-05-21 | ピーピージー インダストリーズ オハイオ, インコーポレイテッド | 硫黄含有オリゴマーおよびそれから調製された高指数ポリウレタン |
US20110054136A1 (en) * | 2009-08-28 | 2011-03-03 | Florida State Univeristy Research Foundation, Inc. | High refractive index polymers |
WO2014205091A1 (en) * | 2013-06-21 | 2014-12-24 | Prc-Desoto International, Inc. | Michael addition curing chemistries for sulfur-containing polymer compositions employing bis(sulfonyl)alkanols |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017043758A (ja) * | 2015-07-23 | 2017-03-02 | ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company | 可視および赤外放射に対して透過性の複合材ならびに組成物ならびにその複合材を製造するための方法 |
JP2017043757A (ja) * | 2015-07-23 | 2017-03-02 | ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company | 新規の透明なポリマーおよびその製造方法 |
EP4032937A1 (en) * | 2015-07-23 | 2022-07-27 | The Boeing Company | Composites transmissive to visual and infrared radiation and compositions and methods for making the composites |
KR20180081002A (ko) * | 2017-01-04 | 2018-07-13 | 삼성전자주식회사 | 조성물, 이로부터 제조된 복합체, 및 이를 포함한 전자 소자 |
US10689511B2 (en) * | 2017-01-04 | 2020-06-23 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Compositions, composites prepared therefrom, and electronic devices including the same |
US20180186998A1 (en) * | 2017-01-04 | 2018-07-05 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Compositions, composites prepared therefrom, and electronic devices including the same |
KR102540848B1 (ko) * | 2017-01-04 | 2023-06-08 | 삼성전자주식회사 | 조성물, 이로부터 제조된 복합체, 및 이를 포함한 전자 소자 |
JP2018124546A (ja) * | 2017-02-03 | 2018-08-09 | 三星エスディアイ株式会社Samsung SDI Co., Ltd. | レジスト下層膜用組成物およびこれを用いたパターン形成方法 |
US10732504B2 (en) | 2017-02-03 | 2020-08-04 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Resist underlayer composition, and method of forming patterns using the composition |
CN111205648A (zh) * | 2018-11-22 | 2020-05-29 | 东京应化工业株式会社 | 固化性组合物、固化物、微透镜及光学元件 |
JP2020084010A (ja) * | 2018-11-22 | 2020-06-04 | 東京応化工業株式会社 | 硬化性組成物、硬化物、マイクロレンズ、及び光学素子 |
JP7269716B2 (ja) | 2018-11-22 | 2023-05-09 | 東京応化工業株式会社 | 硬化性組成物、硬化物、マイクロレンズ、及び光学素子 |
CN111205648B (zh) * | 2018-11-22 | 2023-12-08 | 东京应化工业株式会社 | 固化性组合物、固化物、微透镜及光学元件 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2015025092A (ja) | 硬化性組成物 | |
WO2012147712A1 (ja) | 硬化性組成物および光学用接着剤 | |
WO2015159972A1 (ja) | 反応性シリコーン化合物を含む重合性樹脂組成物 | |
TWI521035B (zh) | A hardening composition and an optical follower | |
TW201542702A (zh) | 含反應性倍半矽氧烷化合物之聚合性組成物 | |
JP5895757B2 (ja) | 感光性組成物、成形物の製造方法、成形物および半導体装置 | |
JP6718152B2 (ja) | 反応性シルセスキオキサン化合物を含む重合性樹脂組成物 | |
JP4164493B2 (ja) | 光重合性組成物およびその用途 | |
TWI714543B (zh) | 硬化性組合物及膜 | |
JP2022128911A (ja) | 重合性組成物及びそれを重合硬化してなる樹脂 | |
JP5991315B2 (ja) | 硬化性組成物および光学用接着剤 | |
KR101575440B1 (ko) | 수지층 형성용 조성물 및 이를 이용한 플렉서블 디스플레이 기판 | |
JP2019001785A (ja) | 新規テトラチアスピロ化合物、それを含む光学用組成物、及びその製造方法 | |
US11945914B2 (en) | Curable composition and optical material comprising cured product thereof | |
WO2017183549A1 (ja) | 新規テトラチアスピロ化合物、それを含む光学用組成物、及びその製造方法 | |
JP2019178225A (ja) | 液晶パネル封止材樹脂組成物、および該液晶パネル封止材樹脂組成物で端部を封止したフィルム液晶パネル | |
WO2020196140A1 (ja) | 光学材料用重合性組成物 | |
JP2023180406A (ja) | 硬化性組成物、硬化物、光学部材、及び硬化物の製造方法 | |
JP2020105464A (ja) | ディスプレイ基板用樹脂組成物 | |
JP5742443B2 (ja) | 硬化性組成物および光学接着剤 | |
JP5834475B2 (ja) | 硬化性組成物および光学接着剤 | |
JP6997417B2 (ja) | インプリント用レプリカモールド材料 | |
JP6997418B2 (ja) | インプリント用レプリカモールド材料 | |
JP2019142849A (ja) | 多官能プロパルギル化合物及びそれを含む光学用組成物 | |
JP2022128912A (ja) | 重合性組成物及びそれを重合硬化してなる樹脂 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20160404 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160425 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170328 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170516 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170919 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171106 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20180130 |