JP2015017562A - 点火制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】いわゆる「吹き消え」の発生及びこれに伴う点火エネルギのロスを、簡略な装置構成によって良好に抑制すること。【解決手段】制御部(319)は、点火放電(第一スイッチング素子(313)のオフにより開始される)中に、コンデンサ(317)から蓄積エネルギを放出させる(第三スイッチング素子(315)のオフ及び第二スイッチング素子(314)のオンにより行われる)ことで、一次巻線(311a)の直流電源(312)に接続された一端とは反対の他端側に一次電流を供給すべく、各スイッチング素子を制御する。特に、本発明においては、制御部は、点火プラグにおける誘導放電中に、第二スイッチング素子を、内燃機関の運転状態に応じたエネルギ連続投入時間の間オンとなるように、非断続的にオン動作させる。【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の気筒内にて燃料混合気を点火するように設けられた点火プラグの、動作を制御するように構成された、点火制御装置に関し、特に、放電開始後のスイッチングにより、重畳的に電流を流して放電維持を図る補助電源を設けた点火装置に関するものである。
この種の装置において、燃料混合気の燃焼状態を良好なものにするために、いわゆる多重放電を行うように構成されたものが知られている。例えば、特開2007−231927号公報には、1回の燃焼行程内にて複数回の放電を断続的に生じさせる構成が開示されている。一方、特開2000−199470号公報には、放電時間の長い多重放電特性を得るために、2つの点火コイルを並列に接続した構成が開示されている。
特開2000−199470号公報 特開2007−231927号公報
特開2007−231927号公報に記載の構成のように、1回の燃焼行程内にて複数回の放電を断続的に生じさせる場合、当該行程内における点火放電の開始から終了までの間に、点火放電電流が繰り返しゼロとなる。すると、特に筒内のガス流速が大きい場合に、いわゆる「吹き消え」が生じ、点火エネルギがロスされるという問題が生じ得る。一方、特開2000−199470号公報に記載のように、2つの点火コイルを並列に接続した構成においては、1回の燃焼行程内における点火放電の開始から終了までの間に点火放電電流が繰り返しゼロとなることはないものの、装置構成が複雑化し、装置サイズも大型化するという問題がある。また、かかる従来技術においては、点火に必要なエネルギを大きく上回る構成となることで、無駄な電力消費が発生するという問題もある。本発明は、上記に例示した事情等に鑑みてなされたものである。
本発明の点火制御装置(30)は、点火プラグ(19)の動作を制御するように構成されている。ここで、前記点火プラグは、内燃機関(11)の気筒(11b)内にて燃料混合気を点火するように設けられている。本発明の点火制御装置は、イグニッションコイル(310)と、直流電源(311)と、第一スイッチング素子(312)と、第二スイッチング素子(313)と、第三スイッチング素子(314)と、エネルギ蓄積コイル(315)と、コンデンサ(316)と、制御部(319)と、を備えている。
前記イグニッションコイルは、一次巻線(310a)と、二次巻線(310b)と、を備えている。このイグニッションコイルは、一次電流(前記一次巻線を通流する電流)の増減により、前記二次巻線にて二次電流が発生するように構成されている。前記一次巻線にて前記一次電流を通流させるように、前記一次巻線の一端側には、前記直流電源における非接地側出力端子が接続されている。また、前記二次巻線は、前記点火プラグに接続されている。
前記第一スイッチング素子は、第一制御端子(312G)と、第一電源側端子(312C)と、第一接地側端子(312E)と、を有している。この第一スイッチング素子は、半導体スイッチング素子であって、前記第一制御端子に入力された第一制御信号に基づいて、前記第一電源側端子と前記第一接地側端子との間の通電のオンオフを制御するように構成されている。この第一スイッチング素子においては、前記第一電源側端子は、前記一次巻線の他端側に接続されている。また、前記第一接地側端子は、接地側に接続されている。
前記第二スイッチング素子は、第二制御端子(313G)と、第二電源側端子(313D)と、第二接地側端子(313S)と、を有している。この第二スイッチング素子は、半導体スイッチング素子であって、前記第二制御端子に入力された第二制御信号に基づいて、前記第二電源側端子と前記第二接地側端子との間の通電のオンオフを制御するように構成されている。この第二スイッチング素子においては、前記第二接地側端子は、前記一次巻線の前記他端側に接続されている。
前記第三スイッチング素子は、第三制御端子(314G)と、第三電源側端子(314C)と、第三接地側端子(314E)と、を有している。この第三スイッチング素子は、半導体スイッチング素子であって、前記第三制御端子に入力された第三制御信号に基づいて、前記第三電源側端子と前記第三接地側端子との間の通電のオンオフを制御するように構成されている。この第三スイッチング素子においては、前記第三電源側端子は、前記第二スイッチング素子における前記第二電源側端子に接続されている。また、前記第三接地側端子は、前記接地側に接続されている。
前記エネルギ蓄積コイルは、前記第三スイッチング素子のオンによってエネルギを蓄積するように設けられたインダクタである。このエネルギ蓄積コイルは、前記直流電源における前記非接地側出力端子と前記第三スイッチング素子における前記第三電源側端子とを接続する電力ラインに介装されている。
前記コンデンサは、前記直流電源における前記非接地側出力端子と、前記接地側と、の間にて、前記エネルギ蓄積コイルと直列接続されている。このコンデンサは、前記第三スイッチング素子のオフによってエネルギを蓄積するように設けられている。
前記制御部は、前記第二スイッチング素子及び前記第三スイッチング素子を制御するように設けられている。具体的には、前記制御部は、前記点火プラグにおける点火放電(これは前記第一スイッチング素子のオフにより開始される)中に、前記コンデンサから蓄積エネルギを放出させる(これは前記第二スイッチング素子のオンにより行われる)ことで前記他端側から前記一次巻線に前記一次電流を供給すべく、前記各スイッチング素子を制御するようになっている。
特に、本発明においては、前記制御部は、前記点火放電中(典型的には誘導放電中)に、前記第二スイッチング素子を、エネルギ連続投入時間(前記内燃機関の運転状態に応じた所定時間)の間オンとなるように、非断続的にオン動作させるようになっている。
まず、かかる構成を有する本発明の前記点火制御装置における典型的な動作を説明すると、前記第一スイッチング素子のオン及び前記第二スイッチング素子のオフにより、前記一次巻線に前記一次電流が通流する。これにより、前記イグニッションコイルが充電される。一方、この間に、前記第三スイッチング素子がオンされることで、前記エネルギ蓄積コイルにエネルギが蓄積される。この蓄積エネルギは、前記第二スイッチング素子のオフ下で前記第三スイッチング素子をオフさせると、前記エネルギ蓄積コイルから放出され、前記コンデンサに蓄積される。
前記第一スイッチング素子がオフされると、それ以前まで前記一次巻線に通流していた前記一次電流が急激に遮断される。すると、前記イグニッションコイルの前記一次巻線に高電圧が発生し、かかる高電圧がさらに前記二次巻線で昇圧される。これにより、前記点火プラグにて高電圧が発生して、放電が発生する。このとき、前記二次巻線にて、大きな前記二次電流が生じる。このようにして、前記点火プラグにて前記点火放電が開始される。
ところで、周知の通り、前記点火放電の開始直後においては、いわゆる「容量放電」状態であり、その後いわゆる「誘導放電」状態となる。この誘導放電中は、前記二次電流(以下「放電電流」と称することがある)は、そのままでは(すなわち従来技術においては)時間経過とともに減少しゼロとなる。
この点、本発明の構成においては、前記点火放電(誘導放電)中に、前記第二スイッチング素子をオンすることで、前記コンデンサから蓄積エネルギが放出される。すると、前記コンデンサから放出されたエネルギは、前記一次巻線にて前記一次電流を通流させるべく、前記他端側から前記一次巻線に供給される。このエネルギの投入により、減少していく前記点火放電電流にエネルギが重畳され、前記点火放電(誘導放電)を維持可能な程度に良好に確保される。
ここで、前記点火放電(誘導放電)中の前記放電電流の通流状態は、前記第二スイッチング素子のオンオフによる、前記コンデンサからの蓄積エネルギの放出量の調整によって、適宜制御可能である。そこで、本発明の前記点火制御装置においては、前記制御部は、前記点火放電(誘導放電)中に、前記第二スイッチング素子を、前記エネルギ連続投入時間の間オンとなるように、非断続的にオン動作させる。具体的には、例えば、前記エネルギ連続投入時間の間前記第二スイッチング素子を連続的にオン動作させ、前記点火放電を高流速場でも持続させるよう前記コンデンサに蓄積されたエネルギを投入時間前半に集中して投入することで、二次電流波形が山なりに変化するような前記一次電流が、前記他端側から前記一次巻線に供給される。
このように、本発明の前記点火制御装置によれば、前記点火放電(誘導放電)を維持するためのエネルギ(前記一次電流)が、容易にかつ良好に前記一次巻線に供給される。すなわち、前記放電電流を増やすことができ、失火に繋がる吹き消えが生じない放電電流以上の放電電流を継続維持できるように、前記気筒内におけるガスの流動状態に対応して良好に制御される。
したがって、本発明によれば、「吹き消え」の発生及びこれに伴う点火エネルギのロスが、非断続的(継続的)にエネルギ投入を実施するため簡略な装置構成によって良好に抑制される。すなわち、本発明によれば、前記点火制御装置における体格や製造コストの増大を可及的に抑制しつつ、燃料混合気の燃焼状態を良好に安定化させることが可能となる。
特に、本発明においては、上述のように、前記一次巻線の前記他端側すなわち低圧側(接地側あるいは前記第一スイッチング素子側)から、エネルギが投入される。このため、高圧となる前記二次巻線側からエネルギを投入する場合よりも、より低圧でのエネルギ投入が可能となる。
この点、前記一次巻線の電源側(前記直流電源側すなわち前記一端側)から、前記第一スイッチング素子がオンしている間に前記直流電源の電圧よりも高い電圧でエネルギを投入すると、当該直流電源への流入電流等により、効率が悪くなる。これに対し、本発明によれば、上述のように、前記第一スイッチング素子のオフ中に前記一次巻線の低圧側からエネルギが投入されるため、放電中でのエネルギの重畳が可能となるとともに、もっとも容易且つ効率よくエネルギを前記一次巻線に投入することができるという優れた効果が奏される。
本発明の一実施形態の構成を備えたエンジンシステムの概略構成図。 図1に示されている点火制御装置の一実施形態における概略的な回路構成を示す図。 図2に示されている点火制御装置における一動作例を説明するためのタイムチャート。
以下、本発明を具体化した一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、変形例は、当該実施形態の説明中に挿入されると首尾一貫した一実施形態の説明の理解が妨げられるので、末尾にまとめて記載されている。
<エンジンシステムの構成>
図1を参照すると、エンジンシステム10は、火花点火式の内燃機関であるエンジン11を備えている。エンジン11の本体部を構成するエンジンブロック11aの内部には、気筒11b及びウォータージャケット11cが形成されている。気筒11bは、ピストン12を往復移動可能に収容するように設けられている。ウォータージャケット11cは、冷却液(冷却水ともいう)が通流可能な空間であって、気筒11bの周囲を取り囲むように設けられている。
エンジンブロック11aの上部であるシリンダヘッドには、吸気ポート13及び排気ポート14が、気筒11bと連通可能に形成されている。また、このシリンダヘッドには、吸気バルブ15と、排気バルブ16と、バルブ駆動機構17と、が装着されている。吸気バルブ15は、吸気ポート13と気筒11bとの連通状態を変更可能に設けられている。排気バルブ16は、排気ポート14と気筒11bとの連通状態を変更可能に設けられている。バルブ駆動機構17は、吸気バルブ15及び排気バルブ16を所定のタイミングで開閉動作させるように構成されている。
さらに、エンジンブロック11aには、インジェクタ18及び点火プラグ19が装着されている。本実施形態においては、インジェクタ18は、気筒11b内に燃料を直接噴射するように設けられている。点火プラグ19は、気筒11b内にて燃料混合気を点火するように設けられている。
エンジン11には、給排気機構20が接続されている。給排気機構20には、吸気管21(吸気マニホールド21a及びサージタンク21bを含む)、排気管22、及びEGR通路23(EGRはExhaust Gas Recirculationの略である)、の3種類のガス通路が設けられている。
吸気マニホールド21aは、吸気ポート13に接続されている。サージタンク21bは、吸気マニホールド21aよりも吸気通流方向における上流側に配置されている。排気管22は、排気ポート14に接続されている。
EGR通路23は、排気管22とサージタンク21bとを接続することで、排気管22に排出された排気ガスの一部を吸気に導入可能に設けられている。EGR通路23には、EGR制御バルブ24が介装されている。EGR制御バルブ24は、その開度によってEGR率(気筒11b内に吸入される燃焼前のガスにおける排気ガスの混入割合)を制御可能に設けられている。
吸気管21における、サージタンク21bよりも吸気通流方向における上流側には、スロットルバルブ25が介装されている。スロットルバルブ25は、その開度が、DCモータ等のスロットルアクチュエータ26の動作によって制御されるようになっている。また、吸気ポート13の近傍には、スワール流やタンブル流を発生させるための気流制御バルブ27が設けられている。
エンジンシステム10には、点火制御装置30が設けられている。点火制御装置30は、点火プラグ19の動作を制御する(すなわちエンジン11における点火制御を行う)ように構成されている。この点火制御装置30は、点火回路ユニット31と、電子制御ユニット32と、を備えている。
点火回路ユニット31は、気筒11b内の燃料混合気に点火するための火花放電を点火プラグ19にて発生させるように構成されている。電子制御ユニット32は、いわゆるエンジンECU(ECUはElectronic Control Unitの略である)である。この電子制御ユニット32は、回転速度センサ33等の各種センサの出力に基づいて取得したエンジン11の運転状態(以下「エンジンパラメータ」と略称する。)に応じて、インジェクタ18及び点火回路ユニット31を含む各部の動作を制御するようになっている。
点火制御に関しては、電子制御ユニット32は、取得したエンジンパラメータに基づいて、点火信号IGt及びエネルギ投入期間信号IGwを生成及び出力するようになっている。かかる点火信号IGt及びエネルギ投入期間信号IGwは、気筒11b内のガスの状態及び必要とされるエンジン11の出力(これらはエンジンパラメータに応じて変化する)に応じた、最適な点火時期及び放電電流(点火放電電流)を規定するものである。なお、これらの信号についてはすでに公知あるいは周知であるので、これらの信号についてのこれ以上の詳細な説明については本明細書では省略する(必要に応じ、特開2002−168170号公報(米国特許第6,557,537号明細書)等参照。但し、これらの公知あるいは周知技術文献においては、IGwは「多重期間信号」あるいは「放電区間信号」等と称されている。)。
回転速度センサ33は、エンジン回転速度(エンジン回転数ともいう)Neを検出(取得)するためのセンサである。この回転速度センサ33は、ピストン12の往復運動に伴って回転する図示しないクランクシャフトの回転角度に応じたパルス状の出力を生じるように、エンジンブロック11aに装着されている。冷却水温センサ34は、ウォータージャケット11c内を通流する冷却液の温度である冷却水温Twを検出(取得)するためのセンサであって、エンジンブロック11aに装着されている。
エアフローメータ35は、吸入空気量Ga(吸気管21を通流して気筒11b内に導入される吸入空気の質量流量)を検出(取得)するためのセンサである。このエアフローメータ35は、スロットルバルブ25よりも吸気通流方向における上流側にて、吸気管21に装着されている。吸気圧センサ36は、吸気管21内の圧力である吸気圧Paを検出(取得)するためのセンサであって、サージタンク21bに装着されている。
スロットル開度センサ37は、スロットルバルブ25の開度(スロットル開度THA)に対応する出力を生じるセンサであって、スロットルアクチュエータ26に内蔵されている。アクセルポジションセンサ38は、図示しないアクセルの操作量(アクセル操作量ACCP)に対応する出力を生じるように設けられている。
<点火制御装置の構成>
図2を参照すると、点火回路ユニット31は、イグニッションコイル310(一次巻線310a及び二次巻線310bを含む)と、直流電源311と、第一スイッチング素子312と、第二スイッチング素子313と、第三スイッチング素子314と、エネルギ蓄積コイル315と、コンデンサ316と、ダイオード317a,317b及び317cと、一次電圧取得部318と、ドライバ回路319と、を備えている。
上述のように、イグニッションコイル310は、一次巻線310aと二次巻線310bとを備えている。このイグニッションコイル310は、周知の通り、一次巻線310aを通流する一次電流の増減により、二次巻線310bにて二次電流を発生させるように構成されている。
一次巻線310aの一端である電源側端子(非接地側端子とも称し得る)側には、直流電源311における非接地側出力端子(具体的には+端子)が接続されている。一方、一次巻線310aの他端である低電圧側端子(接地側端子とも称し得る)側は、第一スイッチング素子312を介して、接地側に接続されている。すなわち、直流電源311は、第一スイッチング素子312がオンされたときに、一次巻線310aにて電源側端子側から低電圧側端子側に向かう方向の一次電流を通流させるように設けられている。
二次巻線310bにおける電源側端子(非接地側端子とも称し得る)側は、ダイオード317aを介して、一次巻線310aにおける電源側端子側に接続されている。ダイオード317aは、そのアノードが二次巻線310bにおける高電圧側端子側に接続されている。すなわち、このダイオード317aは、一次巻線310aにおける高電圧側端子側から二次巻線310bにおける高電圧側端子側に向かう方向の電流の通流を禁止しつつ、二次電流(放電電流)を点火プラグ19から二次巻線310bに向かう(すなわち図中の電流I2が負の値となる)方向に規定するように設けられている。一方、二次巻線310bにおける低電圧側端子(接地側端子とも称し得る)側は、点火プラグ19に接続されている。
第一スイッチング素子312は、MOSゲート構造トランジスタであるIGBT(IGBTはInsulated Gate Bipolar Transistorの略)であって、第一制御端子312Gと、第一電源側端子312Cと、第一接地側端子312Eと、を有している。この第一スイッチング素子312は、第一制御端子312Gに入力された第一制御信号IGaに基づいて、第一電源側端子312Cと第一接地側端子312Eとの間の通電のオンオフを制御するように構成されている。本実施形態においては、第一電源側端子312Cは、一次巻線310aにおける低電圧側端子側に接続されている。また、第一接地側端子312Eは、接地側に接続されている。
第二スイッチング素子313は、MOSFET(MOSFETはMetal Oxide Semiconductor Field Effect Transistorの略)であって、第二制御端子313Gと、第二電源側端子313Dと、第二接地側端子313Sと、を有している。この第二スイッチング素子313は、第二制御端子313Gに入力された第二制御信号IGbに基づいて、第二電源側端子313Dと第二接地側端子313Sとの間の通電のオンオフを制御するように構成されている。
本実施形態においては、第二接地側端子313Sは、ダイオード317bを介して、一次巻線310aにおける低電圧側端子側に接続されている。ダイオード317bは、そのアノードが第二接地側端子313Sに接続されている。すなわち、このダイオード317bは、第二スイッチング素子313における第二接地側端子313Sから一次巻線310aにおける低電圧側端子側に向かう方向の電流の通流を許容するように設けられている。
第三スイッチング素子314は、MOSゲート構造トランジスタであるIGBTであって、第三制御端子314Gと、第三電源側端子314Cと、第三接地側端子314Eと、を有している。この第三スイッチング素子314は、第三制御端子314Gに入力された第三制御信号IGcに基づいて、第三電源側端子314Cと第三接地側端子314Eとの間の通電のオンオフを制御するように構成されている。
本実施形態においては、第三電源側端子314Cは、ダイオード317cを介して、第二スイッチング素子313における第二電源側端子313Dに接続されている。ダイオード317cは、そのアノードが第三電源側端子314Cに接続されている。すなわち、このダイオード317cは、第三スイッチング素子314における第三電源側端子314Cから第二スイッチング素子313における第二電源側端子313Dに向かう方向の電流の通流を許容するように設けられている。また、第三スイッチング素子314における第三接地側端子314Eは、接地側に接続されている。
エネルギ蓄積コイル315は、直流電源311における上述の非接地側出力端子と第三スイッチング素子314における第三電源側端子314Cとを接続する電力ラインに介装されたインダクタである。このエネルギ蓄積コイル315は、第三スイッチング素子314のオンによってエネルギ(電磁エネルギ)を蓄積するとともに、この蓄積したエネルギを第三スイッチング素子314のオフによって放出するように設けられている。
コンデンサ316は、接地側と直流電源311における上述の非接地側出力端子との間にて、エネルギ蓄積コイル315と直列接続されている。すなわち、コンデンサ316は、エネルギ蓄積コイル315に対して、第三スイッチング素子314と並列接続されている。このコンデンサ316は、第三スイッチング素子314のオフによってエネルギ蓄積コイル315から放出されたエネルギを蓄積するように設けられている。
一次巻線310aにおける低電圧側端子と、第一スイッチング素子312における第一電源側端子312Cと、の間の位置には、一次電圧取得部318が接続されている。一次電圧取得部318は、周知の電圧検出回路であって、一次電圧(一次巻線310aの印加電圧)に対応する出力を生じるとともに当該出力をドライバ回路319に入力するようになっている。すなわち、一次電圧取得部318は、その出力に基づいてドライバ回路319にて一次電圧を取得可能に設けられており二次側電圧の検出に使用し火花吹き消えの前兆を検出することができる。吹き消えは火花長が長くなるため放電電圧が上昇しその電圧を一次コイル側で検出できる。
ドライバ回路319は、電子制御ユニット32から出力されたエンジンパラメータ、点火信号IGt及びエネルギ投入期間信号IGwを受信するように、電子制御ユニット32に接続されている。また、ドライバ回路319は、第一スイッチング素子312、第二スイッチング素子313、及び第三スイッチング素子314を制御するように、第一制御端子312G、第二制御端子313G及び第三制御端子314Gに接続されている。このドライバ回路319は、受信した点火信号IGt及びエネルギ投入期間信号IGwに基づいて、第一制御信号IGa、第二制御信号IGb、及び第三制御信号IGcを、それぞれ第一制御端子312G、第二制御端子313G及び第三制御端子314Gに出力するように設けられている。
本発明の「制御部」を構成するドライバ回路319は、点火プラグ19における点火放電(これは第一スイッチング素子312のオフにより開始される)中に、第三スイッチング素子314をオフ及び第二スイッチング素子313をオンすることで、コンデンサ316から蓄積エネルギを放出させるようになっている。すなわち、ドライバ回路319は、上述のように各スイッチング素子を制御することで、コンデンサ316からエネルギ(静電エネルギ)を放出させ、このエネルギを、一次巻線310aにて一次電流を通流させるためのエネルギ(以下「投入エネルギ」という)として、点火放電(誘導放電)中に低電圧側端子側から一次巻線310aに供給するようになっている。
本実施形態においては、ドライバ回路319は、一次電圧取得部318によって取得された一次電圧に基づいて、第二スイッチング素子313を制御するようになっている。具体的には、ドライバ回路319は、誘導放電中にて、一次電圧が所定値Vrefを超えるまでは第二スイッチング素子313のオフを保持する一方で、一次電圧が所定値Vrefを超えた場合には第二スイッチング素子313のオンを開始するようになっている。
特に、本実施形態においては、ドライバ回路319は、点火プラグ19における誘導放電中に、第二スイッチング素子313を、エネルギ連続投入時間(エンジンパラメータすなわちエンジン11の運転状態に応じた所定時間)の間オンとなるように、非断続的にオン動作させ、集中的にエネルギが投入されるようになっている。具体的には、ドライバ回路319は、低電圧側端子側から一次巻線310aに供給される一次電流の波形が山なりに変化するように、一次電圧が所定値Vrefを超えた時点から上述のエネルギ連続投入時間が経過するまでの間、第二スイッチング素子313を連続的にオン動作させるようになっている。
<動作説明>
以下、本実施形態の構成による動作(作用・効果)について説明する。図3のタイムチャートにおいて、「Vdc」はコンデンサ316の電圧、「V1」は一次電圧、「I1」は一次電流、「I2」は二次電流、「P」は上述の投入エネルギ(コンデンサ316から放出されて一次巻線310aに対してその低電圧側端子側から供給されるエネルギ)、をそれぞれ示す。
なお、図3中、一次電流「I1」及び二次電流「I2」のタイムチャートにおいては、図2にて矢印で示されている方向が正の値となるように示されているものとする。また、点火信号IGt、エネルギ投入期間信号IGw、第一制御信号IGa、第二制御信号IGb、及び第三制御信号IGcは、図中上方に立ち上がった状態が「H」であり、下方に立ち下がった状態が「L」であるものとする。
電子制御ユニット32は、回転速度センサ33等の各種センサの出力に基づいて取得したエンジンパラメータに応じて、インジェクタ18及び点火回路ユニット31を含む、エンジンシステム10における各部の動作を制御する。ここで、点火制御について詳述すると、電子制御ユニット32は、取得したエンジンパラメータに基づいて、点火信号IGt及びエネルギ投入期間信号IGwを生成する。そして、電子制御ユニット32は、生成した点火信号IGt及びエネルギ投入期間信号IGwと、エンジンパラメータとを、ドライバ回路319に向けて出力する。
ドライバ回路319は、電子制御ユニット32から出力された点火信号IGt、エネルギ投入期間信号IGw及びエンジンパラメータを受信すると、これらに基づいて、第一スイッチング素子312のオンオフを制御するための第一制御信号IGa、第二スイッチング素子313のオンオフを制御するための第二制御信号IGb、及び第三スイッチング素子314のオンオフを制御するための第三制御信号IGcを出力する。
なお、本実施形態においては、第一制御信号IGaは、点火信号IGtと同一である。このため、ドライバ回路319は、受信した点火信号IGtをそのまま第一スイッチング素子312における第一制御端子312Gに向けて出力する。
一方、第二制御信号IGbは、本実施形態においては、エネルギ投入期間信号IGwが立ち上がり且つ一次電圧が所定値Vrefを超えた時点で立ち上げられ、これらの条件の成立中は連続的にオンされる。このため、ドライバ回路319は、受信したエンジンパラメータ及びエネルギ投入期間信号IGwと、一次電圧取得部318によって取得された一次電圧と、に基づいて、第二制御信号IGbを生成するとともに、かかる第二制御信号IGbを第二スイッチング素子313における第二制御端子313Gに向けて出力する。
また、ドライバ回路319は、受信した点火信号IGt及びエンジンパラメータに基づいて第三制御信号IGcを生成するとともに、かかる第三制御信号IGcを第三スイッチング素子314における第三制御端子314Gに向けて出力する。なお、本実施形態においては、第三制御信号IGcは、点火信号IGtがHレベルの間に繰り返し出力される、周期が一定の矩形波パルス状の信号である。この第三制御信号IGcのデューティ比は、時刻t1〜t2間で一定であって、エンジンパラメータに基づいて設定される。
以下、図1及び図2に加えて図3のタイムチャートを参照しつつ、本実施形態の構成による動作を、時系列に沿ってさらに詳細に説明する。まず、電子制御ユニット32は、或る気筒11bにおける所定クランク角にて、アクセル操作量ACCP等のエンジンパラメータを取得する。そして、電子制御ユニット32は、取得したエンジンパラメータに基づいて、当該気筒11bの今回の燃焼行程における点火時期を、図3における時刻t1よりも前に決定する。これにより、今回の燃焼行程における点火信号IGt及びエネルギ投入期間信号IGwが生成される。
なお、本具体例においては、点火信号IGtの立ち上がりからエネルギ投入期間信号IGwの立ち上がりまで、すなわち、時刻t2とt3との間の時間間隔は、エンジンパラメータに基づいて設定されるものとする。具体的には、時刻t2とt3との間の時間間隔は、いわゆる「吹き消え」の発生が可及的に抑制されるように、エンジン回転速度Ne及び吸入空気量Gaに基づいて、電子制御ユニット32によって適宜(マップ等を用いて)設定される。
時刻t1にて点火信号IGtがHレベルに立ち上がると、これに対応して、第一制御信号IGaがHレベルに立ち上げられる。これにより、第一スイッチング素子312がオンされる(このときエネルギ投入期間信号IGwはLレベルであるため第二スイッチング素子313はオフである)。すると、一次巻線310aにおける一次電流の通流が開始する。これにより、イグニッションコイル310が充電される。
点火信号IGtがHレベルに立ち上がっている間、矩形波パルス状の第三制御信号IGcが、第三スイッチング素子314における第三制御端子314Gに入力される。第三スイッチング素子314がオンされることで、エネルギ蓄積コイル315にエネルギが蓄積される。また、この蓄積エネルギは、第二スイッチング素子313のオフ下で第三スイッチング素子314をオフさせると、エネルギ蓄積コイル315から放出され、コンデンサ316に蓄積される。このようにして、第三スイッチング素子314のオンオフにより、エネルギ蓄積コイル315を介してコンデンサ316にエネルギが蓄積され、電圧Vdcがステップ状に上昇する。このような、コンデンサ316におけるエネルギの蓄積は、時刻t2までに終了する。
その後、時刻t2にて、第二スイッチング素子313及び第三スイッチング素子314がオフされた状態(オフが維持された状態)で、第一制御信号IGaがHレベルからLレベルに立ち下げられることで、第一スイッチング素子312がオフされる。すると、それ以前まで一次巻線310aに通流していた一次電流が、急激に遮断される。これにより、点火プラグ19にて高電圧が発生して、放電が発生する。このとき、二次巻線310bにて、大きな二次電流(放電電流)が生じる。このようにして、点火プラグ19にて点火放電が開始される。
ところで、周知の通り、時刻t2にて点火放電が開始した直後においては、いわゆる「容量放電」状態であり、その後いわゆる「誘導放電」状態となる。この誘導放電中は、従来の放電制御においては(あるいはエネルギ投入期間信号IGwがHレベルに立ち上げられることなくLレベルのまま維持されるような運転条件においては)、時間経過とともにゼロに近づき、放電を維持できない程度まで減衰する(図中破線参照)。この場合の放電エネルギ(点火プラグ19への印加エネルギ)の大きさは、図3における二次電流I2のタイムチャートにおける、破線で示された三角形の内側の面積に相当する。
特に、周知の通り、高負荷又は高回転運転条件(吸気圧Pa:高、エンジン回転速度Ne:高、スロットル開度THA:大、EGR率:高、空燃比:リーン)においては、気筒11b内の気流の流速やリーン化等により、「吹き消え」が生じやすい。このような、「吹き消え」が生じやすい状況においては、放電維持電圧(放電火花を維持するために必要な二次電圧)が上昇する。すなわち、このような状況においては、気筒11b内における気流による放電火花の伸長等によって放電維持電圧が上昇し、これに伴って放電電流が減衰することで、「吹き消え」が発生しやすくなる。
この点、上述のような「吹き消え」が生じやすい状況が生じると、これに呼応して二次電圧が上昇する。すると、一次電圧の上昇が、イグニッションコイル310における巻数比に応じて生じる。そこで、本実施形態においては、一次電圧取得部318による一次電圧の取得(モニタリング)が行われる。これにより、気筒11b内における「吹き消え」の発生しやすさを監視することができる。
また、本実施形態においては、時刻t2の直後の時刻t3にて、エネルギ投入期間信号IGwがHレベルに立ち上げられる。そして、エネルギ投入期間信号IGwが立ち上がり且つ一次電圧が所定値Vrefを超えるという条件の成立中は、第二制御信号IGbが連続的に立ち上げられる。すると、一次電圧が所定値Vrefを超えた時点から上述のエネルギ連続投入時間が経過するまでの間(本具体例においては上述の時点からt4までの間)、第二スイッチング素子313が連続的にオン動作する。なお、図3においては、図示及び説明の簡略化のため、エネルギ投入期間信号IGwの立ち上がりと、第二制御信号IGbの立ち上がりとが、時刻t3にて一致している例を示している。
第二スイッチング素子313がオンされることで、誘導放電中に、投入エネルギに起因する一次電流が通流する。すなわち、時刻t2から上述の時点までの間で通流していた放電電流に対して、投入エネルギに起因する一次電流の通流に伴う追加分が重畳される。このような一次電流の重畳(追加)は、時刻t4まで、第二スイッチング素子313がオンされている間行われる。これにより、誘導放電中の放電電流を増やすことが出来、点火放電を維持可能な程度に良好に確保することが可能になる。
なお、この場合の放電エネルギの大きさは、図3における二次電流I2のタイムチャートにおける、t2−t4間の面積(積分値)に相当する。すなわち、上述の投入エネルギは、t2−t4間の面積から、破線で示された点火コイル単独分の三角形の面積を差し引いた量に相当する。
ここで、上述の通り、高負荷又は高回転運転条件においては、「吹き消え」が生じやすい。一方、点火信号IGtがHレベルに立ち上がっている時刻t1−t2間における、コンデンサ316におけるエネルギ蓄積状態は、第三制御信号IGcのオンデューティ比によって制御可能である。また、コンデンサ316における蓄積エネルギが大きいほど、第二スイッチング素子313がオンされたときの投入エネルギもまた大きくなる。
そこで、本実施形態においては、「吹き消え」が生じやすい高負荷又は高回転運転条件で且つ点火開始からの時間が経過するほど、第三制御信号IGcのデューティ比が高く設定される。これにより、エンジン11の運転状態に合わせて、コンデンサ316におけるエネルギ蓄積量や投入エネルギ量を適切に設定することができ、「吹き消え」を抑制するとともに、省電力や無駄な火花エネルギによる点火プラグ19の電極消耗を抑制することができる。
また、誘導放電中の放電電流の通流状態は、第二スイッチング素子313のオンオフによる、コンデンサ316からの蓄積エネルギの放出量の調整によって、適宜制御可能である。そこで、本実施形態の構成においては、上述のように、誘導放電中に、第二スイッチング素子313が、上述のエネルギ連続投入時間の間オンとなるように、非断続的にオン動作する。具体的には、エネルギ連続投入時間の間、第二スイッチング素子313が連続的にオン動作する。これにより、図3に示されているように、集中的にエネルギを投入することにより波形が山なりに変化するように、低電圧側端子側から一次巻線310aに一次電流が供給される。
このように、本実施形態の構成においては、「吹き消え」が生じないように、放電電流の通流状態を、気筒11b内におけるガスの流動状態に対応して良好に制御することが可能となる。したがって、本実施形態によれば、「吹き消え」の発生及びこれに伴う点火エネルギのロスが、簡略な装置構成によって良好に抑制される。すなわち、本実施形態によれば、点火制御装置30(特に点火回路ユニット31)における体格や製造コストの増大を可及的に抑制しつつ、燃料混合気の燃焼状態を良好に安定化させることが可能となる。
特に、本実施形態の構成においては、一次巻線310aにおける低電圧端子側(第一スイッチング素子312側)からエネルギが投入される。このため、二次巻線310b側からエネルギを投入する場合よりも、より低圧でのエネルギ投入が可能となる。
この点、一次巻線310aの高電圧側端子から、直流電源311の出力電圧よりも高い電圧でエネルギを投入すると、当該直流電源311への流入電流等により、効率が悪くなる。これに対し、本実施形態の構成によれば、上述のように、一次巻線310aにおける低電圧端子側からエネルギを投入するため、もっとも容易且つ効率よくエネルギを一次巻線310aに投入することができるという優れた効果が奏される。
<変形例>
以下、代表的な変形例について、幾つか例示する。以下の変形例の説明において、上述の実施形態にて説明されているものと同様の構成及び機能を有する部分に対しては、上述の実施形態と同様の符号が用いられ得るものとする。そして、かかる部分の説明については、技術的に矛盾しない範囲内において、上述の実施形態における説明が適宜援用され得るものとする。もっとも、言うまでもなく、変形例とて、以下に列挙されたものに限定されるものではない。また、上述の実施形態の一部、及び、複数の変形例の全部又は一部が、技術的に矛盾しない範囲内において、適宜、複合的に適用され得る。
本発明は、上述の実施形態にて例示された具体的な構成に限定されない。すなわち、例えば、電子制御ユニット32のうちの一部の機能ブロックが、ドライバ回路319と一体化され得る。あるいは、ドライバ回路319が、スイッチング素子毎に分割され得る。この場合、第一制御信号IGaが点火信号IGtであるときは、ドライバ回路319を介することなく、点火信号IGtが電子制御ユニット32から直接第一スイッチング素子312における第一制御端子312Gに出力されてもよい。
また、IGa信号とIGc信号とは、必ずしも立ち上がりタイミングを一致させる必要はない。例えば、ドライバ回路319にて、IGt信号の立ち上がりと同期してIGc信号のみをまず作成及び出力し、少し遅れてIGa信号を出力するようにしてもよい。すなわち、IGa信号をIGc信号よりも遅らせてもよい。これにより、コンデンサ316に蓄えるエネルギを増加させることができる。一方、IGc信号をIGa信号よりも遅らせてもよい。
本発明は、上述の実施形態にて例示された具体的な動作に限定されない。例えば、上述の具体例においては、「エネルギ連続投入時間」は、エンジンパラメータに基づいて設定されたエネルギ投入期間信号IGwと、誘導放電中に一次電圧が所定値Vrefを超えたタイミングと、によって決定された。また、図3においては、エネルギ投入期間信号IGwの立ち上がりと、第二制御信号IGbの立ち上がりとが一致している。しかしながら、本発明は、かかる態様に限定されない。
すなわち、例えば、第二制御信号IGbの立ち上がりは、エネルギ投入期間信号IGwの立ち上がり(t3)から遅延し得る。但し、上述のように、エネルギ投入期間信号IGwは、「吹き消え」が可及的に抑制されるように、エンジンパラメータに基づいて設定される。このため、図3に示されているように、エネルギ投入期間信号IGwの立ち上がりと、第二制御信号IGbの立ち上がりとは、多くの場合、実質的にほぼ一致する。
かかる観点からすれば、第二制御信号IGbは、エネルギ投入期間信号IGwと同一であってもよい。この場合、一次電圧取得部318は、省略され得る。すなわち、一次電圧取得部318による一次電圧の取得(モニタリング)を行うことなく、エンジンパラメータに応じて、第二スイッチング素子313のスイッチング制御(オンオフ制御)が行われてもよい。また、この場合、ドライバ回路319に代えて、あるいはこれとともに、電子制御ユニット32が、本発明の「制御部」に相当することとなる。
本発明は、一次電圧が所定値Vrefを超えた時点から上述のエネルギ連続投入時間が経過するまでの間、第二スイッチング素子313が連続的にオン動作する、という態様に限定されない。すなわち、一次電圧が所定値Vrefよりも低くなった時点で、第二制御信号IGbが一旦立ち下げられてもよい。
この場合も含めて、第二スイッチング素子313のオン動作は、エネルギ投入期間信号IGw内にて、複数回行われ得る。但し、この場合であっても、第二制御信号IGbは、いわゆるPWM制御信号とは異なる。よって、この場合であっても、第二スイッチング素子313のオン動作は、「非断続的」と言い得る。
また、エンジンパラメータに代えて、第二制御信号IGbや第三制御信号IGcの生成に利用可能な他の情報が、電子制御ユニット32からドライバ回路319に向けて出力されてもよい。
一次巻線310aにおける低電圧側端子側から投入エネルギを供給するための回路構成(第二スイッチング素子313における第二電源側端子313Dに接続される回路構成)は、上述の実施形態にて示された具体例に限定されない。すなわち、例えば、かかる回路構成は、絶縁型DC−DCコンバータや、フォワード型コンバータであってもよい。あるいは、いわゆるハイブリッド車等に搭載される高電圧バッテリであってもよい。
その他、特段に言及されていない変形例についても、本発明の本質的部分を変更しない範囲内において、本発明の技術的範囲に含まれることは当然である。また、本発明の課題を解決するための手段を構成する各要素における、作用・機能的に表現されている要素は、上述の実施形態や変形例にて開示されている具体的構成及びその均等物の他、当該作用・機能を実現可能ないかなる構成をも含む。
11…エンジン、11b…気筒、19…点火プラグ、30…点火制御装置、31…点火回路ユニット、32…電子制御ユニット、310…イグニッションコイル、310a…一次巻線、310b…二次巻線、311…直流電源、312…第一スイッチング素子、312C…第一電源側端子、312E…第一接地側端子、312G…第一制御端子、313…第二スイッチング素子、313D…第二電源側端子、313G…第二制御端子、313S…第二接地側端子、314…第三スイッチング素子、314C…第三電源側端子、314E…第三接地側端子、314G…第三制御端子、315…エネルギ蓄積コイル、316…コンデンサ、318…一次電圧取得部、319…ドライバ回路、IGa…第一制御信号、IGb…第二制御信号、IGc…第三制御信号、IGt…点火信号、IGw…エネルギ投入期間信号。

Claims (3)

  1. 内燃機関(11)の気筒(11b)内にて燃料混合気を点火するように設けられた点火プラグ(19)の、動作を制御するように構成された、点火制御装置(30)において、
    一次巻線(310a)と二次巻線(310b)とを備えていて、前記一次巻線を通流する電流である一次電流の増減により、前記点火プラグに接続された前記二次巻線にて二次電流が発生するように構成された、イグニッションコイル(310)と、
    前記一次巻線にて前記一次電流を通流させるように、非接地側出力端子が前記一次巻線の一端側に接続された、直流電源(311)と、
    第一制御端子(312G)と第一電源側端子(312C)と第一接地側端子(312E)とを有していて前記第一制御端子に入力された第一制御信号に基づいて前記第一電源側端子と前記第一接地側端子との間の通電のオンオフを制御するように構成された半導体スイッチング素子であって、前記第一電源側端子が前記一次巻線の他端側に接続されるとともに前記第一接地側端子が接地側に接続された、第一スイッチング素子(312)と、
    第二制御端子(313G)と第二電源側端子(313D)と第二接地側端子(313S)とを有していて前記第二制御端子に入力された第二制御信号に基づいて前記第二電源側端子と前記第二接地側端子との間の通電のオンオフを制御するように構成された半導体スイッチング素子であって、前記第二接地側端子が前記一次巻線の前記他端側に接続された、第二スイッチング素子(313)と、
    第三制御端子(314G)と第三電源側端子(314C)と第三接地側端子(314E)とを有していて前記第三制御端子に入力された第三制御信号に基づいて前記第三電源側端子と前記第三接地側端子との間の通電のオンオフを制御するように構成された半導体スイッチング素子であって、前記第三電源側端子が前記第二スイッチング素子における前記第二電源側端子に接続されるとともに前記第三接地側端子が前記接地側に接続された、第三スイッチング素子(314)と、
    前記直流電源における前記非接地側出力端子と前記第三スイッチング素子における前記第三電源側端子とを接続する電力ラインに介装されたインダクタであって、前記第三スイッチング素子のオンによってエネルギを蓄積するように設けられた、エネルギ蓄積コイル(315)と、
    前記直流電源における前記非接地側出力端子と前記接地側との間にて前記エネルギ蓄積コイルと直列接続されていて、前記第三スイッチング素子のオフによってエネルギを蓄積するように設けられた、コンデンサ(316)と、
    前記第一スイッチング素子のオフにより開始された前記点火プラグにおける点火放電中に、前記第二スイッチング素子の非断続的オンにより前記コンデンサから蓄積エネルギを放出させることで、前記他端側から前記一次巻線に前記一次電流を供給すべく、前記第二スイッチング素子を制御するように設けられた、制御部(319)と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記点火放電中に、前記第二スイッチング素子を、エネルギ投入時間の間、非断続的にオン動作させることを特徴とする、点火制御装置。
  2. 前記制御部は、前記他端側から前記一次巻線に供給される前記一次電流の波形が山なりに変化するように、前記エネルギ投入時間の間前記第二スイッチング素子を非断続的にオン動作させることを特徴とする、請求項1に記載の点火制御装置。
  3. 前記一次巻線の印加電圧である一次電圧を取得するように設けられた、一次電圧取得部(318)をさらに備え、
    前記制御部は、前記一次電圧取得部によって取得された前記一次電圧に基づいて、前記第二スイッチング素子を制御することを特徴とする、請求項1又は2に記載の点火制御装置。
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