JP6563699B2 - 点火制御装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の点火制御装置は、上記の構成に加え、点火プラグの放電開始から所定時間経過後に一次コイルに発生する電圧を所定値以下に制限する回路を備えている。これにより、燃焼室に供給された混合気の流れ(以下、「筒内気流」という)により点火プラグの放電が吹き消えた場合に、電極間で再放電が生じることが防がれるので、点火プラグの電極の消耗が抑制される。
そこで、発明者らは、点火プラグの放電を一定時間継続することが可能な点火制御装置を開発した。この点火制御装置は、放電開始後の一定時間、点火プラグの電極に流れる二次電流が制御目標値としての維持目標電流値に維持されるように、点火プラグへの電力供給を継続するものである。
さらに、この点火制御装置に関する発明者らの詳細な検討の結果、維持目標電流値を小さい値に設定すると、筒内気流が速い場合に放電の吹き消えが生じるおそれがあるという課題が見出された。一方、筒内気流による放電の吹き消えが生じないように維持目標電流値を大きい値に設定すると、点火プラグの電極の消耗、回路熱負荷の増大、消費電力の増加などが懸念されるという課題が見出された。
これにより、点火制御装置は、点火プラグの放電の吹き消えを抑制し、混合気への着火性を高めると共に、放電の吹き消え抑制に不要なエネルギの投入を抑制することが可能である。
(一実施形態)
本発明の一実施形態による点火制御装置1は、内燃機関2の燃焼室に供給される混合気に点火放電する点火プラグへの電力供給を制御するものである。以下の説明では、「内燃機関」を「エンジン」という。
まず、エンジンシステムの概略構成について図1を参照して説明する。
エンジンシステムは火花点火式のエンジン2を備えている。このエンジン2は多気筒エンジンであり、図1では1つの気筒3のみの断面を示している。以下に説明する構成は、図1で省略した他の気筒にも同様に設けられている。
排気管11を流れる排ガスの一部は、排気再循環(以下「EGR」という)通路12に設けられたEGRクーラ13およびEGR弁14を経由して、吸気管6に還流される。EGR弁14は、EGR通路12を開閉することにより、排気管11から吸気管6に還流される排ガス量を変更する。
シリンダヘッド15の吸気ポートには吸気弁16が設けられる。また、シリンダヘッド15の排気ポートには排気弁17が設けられている。吸気弁16の開閉機構161または排気弁17の開閉機構171には、吸気弁16または排気弁17の開閉タイミングを変更可能なバルブタイミング調整装置18が設けられている。
ECU20には、空気流量計21、回転角センサ22および水温センサ23などの検出センサの検出信号が入力される。ECU20は、種々の検出センサの検出信号に基づき、燃料噴射弁7、スロットル弁5、EGR弁14、バルブタイミング調整装置18、および点火回路ユニット30等を駆動し、エンジン2の運転状態を制御する。
ECU20の指令に基づいて点火回路ユニット30が動作し、点火コイル40から点火プラグ24に高電圧が印加されると、点火プラグ24は燃焼室8に露出する電極間で火花放電を発生する。
次に、点火制御装置1の構成について図2を参照して説明する。
図2に示すように、点火制御装置1は、ECU20、点火回路ユニット30および点火コイル40などを備え、点火プラグ24への電力供給を制御する。
一次コイル41は、一端が直流電源としてのバッテリ25の正極に接続され、他端が点火スイッチ31を介して接地されている。なお、以下の説明において、一次コイル41のバッテリ25とは反対側を一次コイル41の接地側という。
二次コイル42は、一次コイル41が巻かれた図示していない鉄心に巻かれている。二次コイル42は、一端が点火プラグ24の一方の電極に接続され、他端が整流素子43を介して接地されている。また、点火プラグ24の他方の電極は接地されている。即ち、二次コイル42の他端と、点火プラグ24の他方の電極とは、電気的に接続している。
点火スイッチ31は、例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(以下「IGBT」という)で構成されており、コレクタが点火コイル40の一次コイル41の接地側に接続され、エミッタが接地され、ゲートがECU20に接続されている。点火スイッチ31のコレクタは、整流素子35を介してエミッタに接続されている。
点火スイッチ31は、ECU20からゲートに入力される点火信号IGTの立ち上がり時にオンとなり、点火信号IGTの立ち下がり時にオフとなる。これにより、一次コイル41に流れる一次電流I1の通電及び遮断が切り替えられる。
DCDCコンバータ50は、エネルギ蓄積コイル51、充電スイッチ52、充電スイッチ用ドライバ回路53および整流素子54などを有している。DCDCコンバータ50は、バッテリ25の電圧を昇圧し、コンデンサ36に供給する。
エネルギ蓄積コイル51は、一端がバッテリ25に接続され、他端が充電スイッチ52を介して接地されている。充電スイッチ52は、例えば金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(以下「MOSFET」という)で構成されており、ドレインがエネルギ蓄積コイル51に接続され、ソースが接地され、ゲートが充電スイッチ用ドライバ回路53に接続されている。充電スイッチ用ドライバ回路53は、充電スイッチ52をオンオフ駆動可能である。
整流素子54は、ダイオードで構成されており、コンデンサ36からエネルギ蓄積コイル51及び充電スイッチ52側への電流の逆流を防止する。
コンデンサ36は、一方の電極が整流素子54を介してエネルギ蓄積コイル51と充電スイッチ52との間の配線に接続され、他方の電極が接地されている。コンデンサ36は、DCDCコンバータ50によって昇圧された電圧を蓄電する。
整流素子39は、ダイオードで構成されており、一次コイル41からコンデンサ36への電流の逆流を防止している。
二次電流検出回路34は、二次コイル42に流れる二次電流I2を検出する。二次電流検出回路34が検出した二次電流I2は、ECU20に伝送される。
点火信号IGTは、点火スイッチ31のゲートと、充電スイッチ用ドライバ回路53に入力される。点火スイッチ31は、点火信号IGTが入力されている期間、オンになる。充電スイッチ用ドライバ回路53は、点火信号IGTが入力されている期間、充電スイッチ52のゲートに対し、充電スイッチ52をオンオフ制御する充電スイッチ信号SWcを繰り返し出力する。この充電スイッチ信号SWcは、例えば、周期が一定でオンデューティ比が可変である矩形波パルス信号である。
図3に示すように、基準マップ26には、種々のエンジン2の回転数及び負荷に応じた基準点火時期[deg]が全領域に記憶されている。図3の太枠NETで示した領域には、斜線の上側に基準点火時期[deg]が示され、斜線の下側に基準維持目標電流値[mA]が示されている。太枠NETで示した領域は、点火信号IGTに加えて目標二次電流信号IGA及びエネルギ投入期間信号IGWが生成されエネルギ投入部32が動作する領域である。なお、図3で示した数値はいずれも例示である。また、図3において「・」で示された箇所には、任意の数値が記憶されているものとする。
ECU20は、基準マップ26を用いてエンジン2の運転状態を制御することが可能である。
ECU20は、二次コイル42に流れる二次電流I2が、維持目標電流値I2*を維持するためのフィードバック制御を行う。このフィードバック制御では、ECU20は、二次電流I2が維持目標電流値I2*より小さくならないようにするための目標二次電流信号IGAを生成し、放電スイッチ用ドライバ回路38に出力する。
放電スイッチ用ドライバ回路38は、目標二次電流信号IGAに基づき、放電スイッチ信号SWdのオンデューティ比を決定する。この放電スイッチ信号SWdは、例えば、周期が一定でオンデューティ比が可変である矩形波パルス信号である。
次に、点火制御装置1の作動について図5のタイムチャートを参照して説明する。図5のタイムチャートは、共通の時間軸を横軸とし、縦軸に上から順に、点火信号IGT、エネルギ投入期間信号IGW、コンデンサ電圧Vdc、一次電流I1、二次電流I2、投入エネルギP、充電スイッチ信号SWc、放電スイッチ信号SWdの時間変化を示している。
ここで、コンデンサ電圧Vdcとは、コンデンサ36に蓄電された電圧を意味している。また、投入エネルギPとは、コンデンサ36から放出され、一次コイル41の接地側端子から点火コイル40に供給されるエネルギを意味しており、1回の点火タイミング中における最初の放電スイッチ信号SWdの立ち上がりからの積算値を示す。
このようにして、点火信号IGTがHiレベルに立ち上がっているt1−t2の期間に、点火コイル40が充電されるとともに、DCDCコンバータ50の出力によってコンデンサ36にエネルギが蓄積される。このエネルギの蓄積は、時刻t2までに終了する。
なお、コンデンサ電圧Vdc、すなわちコンデンサ36のエネルギ蓄積量は、充電スイッチ信号SWcのオンデューティ比、及びオンオフ回数によって制御可能である。
時刻t2で放電を発生させた後にエネルギ投入を行わない場合、二次電流I2は、破線BL1で示すように、時間経過とともに0[A]に近づき、放電を維持できない程度まで減衰すると放電は終了する。このような放電による点火方式を「通常点火」と称する。
すなわち、放電スイッチ信号SWdがオンになる毎に、コンデンサ36に蓄積されたエネルギにより一次電流I1が順次追加され、これに対応して、二次電流I2が順次追加される。この二次電流I2は、維持目標電流値I2*より小さくならないように制御される。
時刻t4でエネルギ投入期間信号IGWがLOレベルに立ち下がると、放電スイッチ信号SWdのオンオフ動作が停止し、一次電流I1、二次電流I2ともにゼロになる。
一方、周知の多重放電方式のように、一次コイル41のバッテリ25側にエネルギを投入する方式、或いは二次コイル42の点火プラグ24と反対側から点火コイル40にエネルギを投入する方式を包括して「従来の多重放電方式」という。上述した「エネルギ投入制御」は、「従来の多重放電方式」に比べ、一次コイル41の接地側からエネルギを投入することにより、同じ極性の二次電流による放電が継続可能な最低限のエネルギを効率良く投入しつつ、放電アークが途切れることなく維持される状態を一定期間持続させることができる。
次に、ECU20が電流値設定部29として機能し、筒内気流の流速に応じて維持目標電流値I2*を設定する方法について説明する。
なお、以下の説明において、筒内気流の流速とは、点火プラグ24の放電期間における電極近傍の平均流速をいうものとする。点火プラグ24の電極近傍の平均流速が、放電の吹き消えに最も影響を与えるからである。
ピストン9が上死点から約−45[deg]付近まで遅角するに従い、筒内気流の流速は速くなる。また、ピストン9が上死点より進角するに従い、筒内気流の流速は緩やかに遅くなる。そのため、エンジン2の所定の回転数及び負荷において、点火時期が変更されると、それに伴って筒内気流の流速は変化する。
電流値設定部29は、このような筒内気流の流速の変化に対応して、維持目標電流値I2*を設定する。
図7と図8において、破線の斜線で示した部分Bは、時刻t2で放電が発生した際に二次コイル42に蓄えられていたエネルギを表している。
また、図7と図8において、実線の斜線で示した部分Cは、t3からt4の期間のエネルギ投入制御により二次コイル42に追加されたエネルギを表している。
エネルギ投入制御により一次コイル41に投入したエネルギは、筒内気流の流速に比例したものとなる。
そこで、図10に示すように、電流値設定部29は、筒内気流の流速が速いほど維持目標電流値I2*を大きい値に設定し、筒内気流の流速が遅いほど維持目標電流値I2*を小さい値に設定する。
このようにして、電流値設定部29は、エネルギ投入制御によって一次コイル41に投入したエネルギを検出することにより、筒内気流の流速の変化に応じた維持目標電流値I2*を設定することが可能である。
続いて、点火制御装置1による補正マップ28の作成処理について、図11のフローチャートを参照して説明する。なお、図11では、ステップを「S」と表示している。
この補正マップ28の作成処理は、エンジン2の運転中に行われる。
次に、ステップ2でECU20はノッキング制御部27として機能し、エンジン2の温度、使用燃料の種類およびEGRガス量等の運転環境の変化に応じて、基準マップ26に記憶された基準点火時期を補正した補正マップ28を用いて、最適な点火時期を設定する。この時点において、補正マップ28には、ノッキング制御部27が設定した点火時期に対応した点火時期は記憶されているが、維持目標電流値I2*は未入力状態であるとする。この場合、ECU20は、補正マップ28に記憶された点火時期と、基準マップ26に記憶された基準維持目標電流値を用いてエンジンを制御する。
電流値設定部29は、一次コイル41に投入されたエネルギが大きいほど、維持目標電流値I2*を大きい値とする。一方、電流値設定部29は、一次コイル41に投入されたエネルギが小さいほど、維持目標電流値I2*を小さい値とする。電流値設定部29は、そのように定めた維持目標電流値I2*を補正マップ28に書き込む。
その後の点火制御において、ECU20は、ノッキング制御部27が設定した点火時期に対応する維持目標電流値I2*が補正マップ28に記憶されている場合、その補正マップ28の維持目標電流値I2*に基づき目標二次電流信号IGAを生成する。
全ての点火時期に対応した維持目標電流値I2*が補正マップ28に記憶されていない場合、ECU20は、その記憶されていない運転状態のときに上述したステップ2からステップ4の処理を実行する。
一方、全ての点火時期に対応した維持目標電流値I2*が補正マップ28に記憶された場合、ECU20は、補正マップ28の作成処理を終了する。
本実施形態の点火制御装置1は、次の作用効果を奏する。
(1)本実施形態では、電流値設定部29は、維持目標電流値I2*を、筒内気流が速いほど大きい値に設定し、筒内気流が遅いほど小さい値に設定する。
これにより、維持目標電流値I2*を大きい値にすると、点火プラグ24の電極間の火花放電において電極から放出される電子密度が増加する。そのため、流速が速い筒内気流の影響を受けて火花放電内の電子が拡散した場合でも、放電が吹き消える程度にまで火花放電内の電子密度が小さくなることが抑制される。したがって、点火制御装置1は、筒内気流が速いとき、放電の吹き消えを抑制することができる。
したがって、点火制御装置1は、維持目標電流値I2*を適切に設定することで、放電の吹き消えを抑制して混合気への着火性を高めると共に、放電の吹き消え抑制に不要なエネルギの投入を抑制することが可能である。その結果、点火制御装置1は、点火プラグ24の電極の消耗を抑制し、回路熱負荷の増大を抑制し、消費電力を低減することができる。
エネルギ投入部32が一次コイル41に投入したエネルギが大きいほど筒内気流が速いといえるので、電流値設定部29はその運転状態の維持目標電流値I2*を大きい値に設定し、放電の吹き消えを抑制することが可能である。
一方、エネルギ投入部32が一次コイル41に投入したエネルギが小さいほど筒内気流が遅いといえるので、電流値設定部29はその運転状態の維持目標電流値I2*を小さい値に設定し、放電の吹き消え抑制に不要なエネルギの損失を抑制することが可能である。
これにより、点火制御装置1は、ノッキング制御部27による点火時期の変更に追従した最適な維持目標電流値I2*の設定を、補正マップ28を用いて行うことができる。
これにより、点火制御装置1は、車両が使用されるエンジン2の運転環境に応じた維持目標電流値I2*を、補正マップ28に記憶させることができる。
(1)上述した実施形態では、エネルギ投入制御は、図5に示したように、点火信号IGTのHiレベル中に充電スイッチ信号SWcをオンオフしてコンデンサ電圧Vdcを蓄積した後、エネルギ投入期間に一次コイル41の接地側にエネルギを投入した。これに対し、他の実施形態では、エネルギ投入制御は、エネルギ投入期間に充電スイッチ信号SWcと放電スイッチ信号SWdとを交互にオンオフ制御することにより、充電スイッチ信号SWcがオンのときにエネルギ蓄積コイル51が蓄積したエネルギを、その都度一次コイル41の接地側に投入するようにしてもよい。その場合、コンデンサ36を備えなくてもよい。
(5)他の実施形態では、点火スイッチ31及びエネルギ投入部32は、別々のケースに収容してもよい。例えば、点火コイル40を収容するケースに点火スイッチ31を収容し、また、ECU20を収容するケースにエネルギ投入部32を収容してもよい。
(7)他の実施形態では、直流電源は、バッテリ25に限らず、例えば交流電源をスイッチングレギュレータ等によって安定化した直流安定化電源等で構成してもよい。
このように、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、上述した複数の実施形態を組み合わせることに加え、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
8 ・・・燃焼室
24・・・点火プラグ
29・・・電流値設定部
31・・・点火スイッチ
32・・・エネルギ投入部
40・・・点火コイル
42・・・二次コイル
41・・・一次コイル
I2*・・・維持目標電流値
Claims (3)
- 内燃機関(2)の燃焼室(8)に供給される混合気に点火する点火プラグ(24)への電力供給を制御する点火制御装置であって、
直流電源(25)から供給される一次電流(I1)が流れる一次コイル(41)、及び前記点火プラグの電極に接続されて前記一次コイルを流れる前記一次電流の通電及び遮断により誘導される二次電流(I2)が流れる二次コイル(42)を有する点火コイル(40)と、
前記一次コイルの配線に接続され、点火時期を指示する点火信号(IGT)に従い前記一次電流の通電と遮断とを切り替える点火スイッチ(31)と、
前記点火スイッチによる前記一次電流の遮断により前記点火プラグの電極に放電が発生した後の所定期間、前記二次電流が制御目標値としての維持目標電流値(I2*)を維持するように前記一次コイルの接地側からエネルギを投入可能なエネルギ投入部(32)と、
前記維持目標電流値の絶対値を、前記燃焼室を流れる混合気の流速が速いほど大きい値に設定し、前記燃焼室を流れる混合気の流速が遅いほど小さい値に設定する電流値設定部(29)と、
前記内燃機関の回転数および負荷に対応した基準点火時期および基準維持目標電流値が記憶された基準マップ(26)と、
前記基準マップに記憶された前記基準点火時期および前記基準維持目標電流値を前記内燃機関の使用環境に応じて補正した前記点火時期および前記維持目標電流値が記憶された補正マップ(28)と、
前記補正マップを用いて前記点火時期および前記維持目標電流値を設定するノッキング制御部(27)と、
を備え、
前記電流値設定部は、前記ノッキング制御部が設定した前記点火時期に対応する前記維持目標電流値を、前記燃焼室を流れる混合気の流速に応じて定め、前記補正マップに記憶する点火制御装置。 - 前記電流値設定部は、
前記エネルギ投入部が前記一次コイルに投入したエネルギが大きい運転状態のときほど、前記維持目標電流値の絶対値を大きい値に設定し、
前記エネルギ投入部が前記一次コイルに投入したエネルギが小さい運転状態のときほど、前記維持目標電流値の絶対値を小さい値に設定する請求項1に記載の点火制御装置。 - 前記電流値設定部は、前記内燃機関の運転中に前記補正マップを作成する請求項1または2に記載の点火制御装置。
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