JP6563699B2 - 点火制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の点火プラグへの電力供給を制御する点火制御装置に関する。
従来、内燃機関の点火プラグへの電力供給を制御する点火制御装置が知られている。点火制御装置は、一次コイルおよび二次コイルを有する点火コイルと、一次コイルの通電および遮断を切り替える点火スイッチなどを備えている。二次コイルは、一次コイルの通電に続く遮断により誘導された高電圧を点火プラグの電極に印加する。
特許文献1に記載の点火制御装置は、上記の構成に加え、点火プラグの放電開始から所定時間経過後に一次コイルに発生する電圧を所定値以下に制限する回路を備えている。これにより、燃焼室に供給された混合気の流れ(以下、「筒内気流」という)により点火プラグの放電が吹き消えた場合に、電極間で再放電が生じることが防がれるので、点火プラグの電極の消耗が抑制される。
特開2013−199470号公報
ところで、点火プラグに対する電力供給の制御において、空燃比がリーンの混合気に対する着火性を高めるためには、点火プラグの放電を一定時間継続することが好ましい。しかし、上述した特許文献1に記載の点火制御装置は、点火プラグの放電を一定時間継続する回路を備えていないので、空燃比がリーンの混合気に対する着火性を高めることが困難である。
そこで、発明者らは、点火プラグの放電を一定時間継続することが可能な点火制御装置を開発した。この点火制御装置は、放電開始後の一定時間、点火プラグの電極に流れる二次電流が制御目標値としての維持目標電流値に維持されるように、点火プラグへの電力供給を継続するものである。
さらに、この点火制御装置に関する発明者らの詳細な検討の結果、維持目標電流値を小さい値に設定すると、筒内気流が速い場合に放電の吹き消えが生じるおそれがあるという課題が見出された。一方、筒内気流による放電の吹き消えが生じないように維持目標電流値を大きい値に設定すると、点火プラグの電極の消耗、回路熱負荷の増大、消費電力の増加などが懸念されるという課題が見出された。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、点火プラグの放電の吹き消えを抑制すると共に、放電の吹き消え抑制に不要なエネルギの投入を抑制することの可能な点火制御装置を提供することを目的とする。
本発明の点火制御装置は、点火コイル、点火スイッチ、エネルギ投入部電流値設定部、基準マップ、補正マップ、およびノッキング制御部を備える。点火コイルは、一次電流が流れる一次コイル、及び、点火プラグの電極に接続されて一次電流の通電及び遮断により誘導される二次電流が流れる二次コイルを有する。一次コイルの配線に接続される点火スイッチは、点火時期を指示する点火信号に従い一次電流の通電と遮断とを切り替える。エネルギ投入部は、点火プラグの電極に放電が発生した後の所定期間に、点火プラグの放電が継続するように一次コイルにエネルギを投入可能である。電流値設定部は、エネルギ投入部がエネルギを投入する際に点火プラグの電極に流れる二次電流の目標値としての維持目標電流値の絶対値を、筒内気流が速いほど大きい値に設定し、筒内気流が遅いほど小さい値に設定する。基準マップには、内燃機関の回転数および負荷に対応した基準点火時期および基準維持目標電流値が記憶されている。補正マップには、基準マップに記憶された基準点火時期および基準維持目標電流値を内燃機関の使用環境に応じて補正した点火時期および維持目標電流値が記憶されている。ノッキング制御部は、補正マップを用いて点火時期および維持目標電流値を設定する。そして、電流値設定部は、ノッキング制御部が設定した点火時期に対応する維持目標電流値を、燃焼室を流れる混合気の流速に応じて定め、補正マップに記憶する。
これにより、点火制御装置は、点火プラグの放電の吹き消えを抑制し、混合気への着火性を高めると共に、放電の吹き消え抑制に不要なエネルギの投入を抑制することが可能である。
本発明の一実施形態による点火制御装置が適用される内燃機関の概略構成図である。 一実施形態による点火制御装置の回路図である。 点火制御装置が備える基準マップの概念図である。 点火制御装置が備える補正マップの概念図である。 点火制御装置の基本動作を説明したタイムチャートである。 筒内気流の流速とクランク角との関係を示すグラフである。 筒内気流が遅い場合の二次電流の波形を示すグラフである。 筒内気流が速い場合の二次電流の波形を示すグラフである。 一次コイルに投入したエネルギと筒内気流の流速との関係を示すグラフである。 筒内気流の流速と維持目標電流値との関係を示すグラフである。 点火制御装置による補正マップ作成処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態による点火制御装置を図面に基づいて説明する。
(一実施形態)
本発明の一実施形態による点火制御装置1は、内燃機関2の燃焼室に供給される混合気に点火放電する点火プラグへの電力供給を制御するものである。以下の説明では、「内燃機関」を「エンジン」という。
[エンジンシステムの構成]
まず、エンジンシステムの概略構成について図1を参照して説明する。
エンジンシステムは火花点火式のエンジン2を備えている。このエンジン2は多気筒エンジンであり、図1では1つの気筒3のみの断面を示している。以下に説明する構成は、図1で省略した他の気筒にも同様に設けられている。
エンジン2は、エアクリーナ4からスロットル弁5を介し吸気管6を通じて供給される空気と燃料噴射弁7から噴射される燃料との混合気を燃焼室8で燃焼させ、その燃焼時の爆発力によりピストン9を気筒3内で往復運動させる。このピストン9の往復運動は、クランクシャフト10により回転運動に変換されて出力される。燃焼室8で混合気が燃焼した排ガスは、排気管11を通じて大気中に放出される。
排気管11を流れる排ガスの一部は、排気再循環(以下「EGR」という)通路12に設けられたEGRクーラ13およびEGR弁14を経由して、吸気管6に還流される。EGR弁14は、EGR通路12を開閉することにより、排気管11から吸気管6に還流される排ガス量を変更する。
シリンダヘッド15の吸気ポートには吸気弁16が設けられる。また、シリンダヘッド15の排気ポートには排気弁17が設けられている。吸気弁16の開閉機構161または排気弁17の開閉機構171には、吸気弁16または排気弁17の開閉タイミングを変更可能なバルブタイミング調整装置18が設けられている。
電子制御ユニット(以下「ECU」という)20は、CPU、ROM、RAM、入力ポートおよび出力ポートなどを備えたマイクロコンピュータによって構成されている。
ECU20には、空気流量計21、回転角センサ22および水温センサ23などの検出センサの検出信号が入力される。ECU20は、種々の検出センサの検出信号に基づき、燃料噴射弁7、スロットル弁5、EGR弁14、バルブタイミング調整装置18、および点火回路ユニット30等を駆動し、エンジン2の運転状態を制御する。
ECU20の指令に基づいて点火回路ユニット30が動作し、点火コイル40から点火プラグ24に高電圧が印加されると、点火プラグ24は燃焼室8に露出する電極間で火花放電を発生する。
[点火制御装置の構成]
次に、点火制御装置1の構成について図2を参照して説明する。
図2に示すように、点火制御装置1は、ECU20、点火回路ユニット30および点火コイル40などを備え、点火プラグ24への電力供給を制御する。
点火コイル40は、一次コイル41、二次コイル42および整流素子43などを有する昇圧トランスである。
一次コイル41は、一端が直流電源としてのバッテリ25の正極に接続され、他端が点火スイッチ31を介して接地されている。なお、以下の説明において、一次コイル41のバッテリ25とは反対側を一次コイル41の接地側という。
二次コイル42は、一次コイル41が巻かれた図示していない鉄心に巻かれている。二次コイル42は、一端が点火プラグ24の一方の電極に接続され、他端が整流素子43を介して接地されている。また、点火プラグ24の他方の電極は接地されている。即ち、二次コイル42の他端と、点火プラグ24の他方の電極とは、電気的に接続している。
点火コイル40は、一次コイル41への通電を遮断したときに相互誘導作用により二次コイル42に発生する高電圧を点火プラグ24に印加する。以下の説明において、一次コイル41に流れる電流を一次電流I1といい、一次コイル41の接地側の電圧を一次電圧V1という。また、二次コイル42に流れる電流を二次電流I2といい、二次コイル42の点火プラグ24側の電圧を二次電圧V2という。
点火回路ユニット30は、点火スイッチ31、エネルギ投入部32、一次電流電圧検出回路33および二次電流検出回路34などを備えている。
点火スイッチ31は、例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(以下「IGBT」という)で構成されており、コレクタが点火コイル40の一次コイル41の接地側に接続され、エミッタが接地され、ゲートがECU20に接続されている。点火スイッチ31のコレクタは、整流素子35を介してエミッタに接続されている。
点火スイッチ31は、ECU20からゲートに入力される点火信号IGTの立ち上がり時にオンとなり、点火信号IGTの立ち下がり時にオフとなる。これにより、一次コイル41に流れる一次電流I1の通電及び遮断が切り替えられる。
エネルギ投入部32は、DCDCコンバータ50、コンデンサ36、放電スイッチ37、放電スイッチ用ドライバ回路38および整流素子39などを備えている。
DCDCコンバータ50は、エネルギ蓄積コイル51、充電スイッチ52、充電スイッチ用ドライバ回路53および整流素子54などを有している。DCDCコンバータ50は、バッテリ25の電圧を昇圧し、コンデンサ36に供給する。
エネルギ蓄積コイル51は、一端がバッテリ25に接続され、他端が充電スイッチ52を介して接地されている。充電スイッチ52は、例えば金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(以下「MOSFET」という)で構成されており、ドレインがエネルギ蓄積コイル51に接続され、ソースが接地され、ゲートが充電スイッチ用ドライバ回路53に接続されている。充電スイッチ用ドライバ回路53は、充電スイッチ52をオンオフ駆動可能である。
整流素子54は、ダイオードで構成されており、コンデンサ36からエネルギ蓄積コイル51及び充電スイッチ52側への電流の逆流を防止する。
充電スイッチ52がオンしたとき、エネルギ蓄積コイル51に誘起電流が流れ、電気エネルギが蓄積される。また、充電スイッチ52がオフしたとき、エネルギ蓄積コイル51に蓄積された電気エネルギがバッテリ25の直流電圧に重畳してコンデンサ36側へ放出される。充電スイッチ52がオンオフ動作を繰り返すと、エネルギ蓄積コイル51にてエネルギの蓄積と放出が繰り返され、バッテリ25電圧が昇圧される。
コンデンサ36は、一方の電極が整流素子54を介してエネルギ蓄積コイル51と充電スイッチ52との間の配線に接続され、他方の電極が接地されている。コンデンサ36は、DCDCコンバータ50によって昇圧された電圧を蓄電する。
放電スイッチ37は、例えばMOSFETで構成されており、ドレインがコンデンサ36に接続され、ソースが一次コイル41の接地側に接続され、ゲートが放電スイッチ用ドライバ回路38に接続されている。放電スイッチ用ドライバ回路38は、放電スイッチ37をオンオフ駆動可能である。
整流素子39は、ダイオードで構成されており、一次コイル41からコンデンサ36への電流の逆流を防止している。
一次電流電圧検出回路33は、一次コイル41に流れる一次電流I1、および、一次コイル41の接地側の電圧を検出する。一次電流電圧検出回路33が検出した一次電流I1および一次電圧V1は、ECU20に伝送される。
二次電流検出回路34は、二次コイル42に流れる二次電流I2を検出する。二次電流検出回路34が検出した二次電流I2は、ECU20に伝送される。
ECU20は、空気流量計21、回転角センサ22および水温センサ23等の各種センサから取得したエンジン2の運転情報に基づいて、点火信号IGT、目標二次電流信号IGA及びエネルギ投入期間信号IGWを生成し、点火回路ユニット30に出力する。
点火信号IGTは、点火スイッチ31のゲートと、充電スイッチ用ドライバ回路53に入力される。点火スイッチ31は、点火信号IGTが入力されている期間、オンになる。充電スイッチ用ドライバ回路53は、点火信号IGTが入力されている期間、充電スイッチ52のゲートに対し、充電スイッチ52をオンオフ制御する充電スイッチ信号SWcを繰り返し出力する。この充電スイッチ信号SWcは、例えば、周期が一定でオンデューティ比が可変である矩形波パルス信号である。
エネルギ投入期間信号IGWは、放電スイッチ用ドライバ回路38に入力される。この放電スイッチ用ドライバ回路38は、エネルギ投入期間信号IGWが入力されている期間、放電スイッチ37のゲートに対し、放電スイッチ37をオンオフ制御する放電スイッチ信号SWdを繰り返し出力する。
さらに、ECU20は、基準マップ26、ノッキング制御部27、補正マップ28および電流値設定部29などを有する。
図3に示すように、基準マップ26には、種々のエンジン2の回転数及び負荷に応じた基準点火時期[deg]が全領域に記憶されている。図3の太枠NETで示した領域には、斜線の上側に基準点火時期[deg]が示され、斜線の下側に基準維持目標電流値[mA]が示されている。太枠NETで示した領域は、点火信号IGTに加えて目標二次電流信号IGA及びエネルギ投入期間信号IGWが生成されエネルギ投入部32が動作する領域である。なお、図3で示した数値はいずれも例示である。また、図3において「・」で示された箇所には、任意の数値が記憶されているものとする。
ECU20は、基準マップ26を用いてエンジン2の運転状態を制御することが可能である。
ところで、エンジン2の運転中、エンジン2の温度、使用燃料の種類およびEGRガス量等の運転環境の変化によって混合気の燃焼状態が変動する場合がある。この場合、ECU20はノッキング制御部27として機能し、基準マップ26に記憶された基準点火時期及び基準維持目標電流値を補正した補正マップ28を用いてエンジン2の運転状態を制御することが可能である。
図4に示すように、補正マップ28には、基準マップ26において所定のエンジン2の回転数及び負荷に基づいて定められた所定の基準点火時期及び基準維持目標電流値に対し、それらを補正した点火時期及び維持目標電流値I2*が記憶されている。図4において、上段は、所定の基準点火時期[deg]から遅角または進角する時間[deg]が示されている。下段は、上段の点火時期に対応した維持目標電流値I2*[mA]が示されている。なお、図4で示された数値はいずれも例示である。また、図4において「・」で示された箇所は、任意の数値が入力されているか、または、数値が未入力状態であることを示している。
電流値設定部29は、一次電流I1および一次電圧V1に基づき、点火プラグ24の放電を良好に維持可能な維持目標電流値I2*を定める。この方法については後述する。電流値設定部29は、一次電流I1および一次電圧V1に基づいて定めた維持目標電流値I2*を補正マップ28に記憶する。
ECU20は、運転環境の変化によって燃焼状態が変動する場合、ノッキング制御部27として機能し、補正マップ28を用いて維持目標電流値I2*を設定する。
ECU20は、二次コイル42に流れる二次電流I2が、維持目標電流値I2*を維持するためのフィードバック制御を行う。このフィードバック制御では、ECU20は、二次電流I2が維持目標電流値I2*より小さくならないようにするための目標二次電流信号IGAを生成し、放電スイッチ用ドライバ回路38に出力する。
放電スイッチ用ドライバ回路38は、目標二次電流信号IGAに基づき、放電スイッチ信号SWdのオンデューティ比を決定する。この放電スイッチ信号SWdは、例えば、周期が一定でオンデューティ比が可変である矩形波パルス信号である。
[点火制御装置の作動]
次に、点火制御装置1の作動について図5のタイムチャートを参照して説明する。図5のタイムチャートは、共通の時間軸を横軸とし、縦軸に上から順に、点火信号IGT、エネルギ投入期間信号IGW、コンデンサ電圧Vdc、一次電流I1、二次電流I2、投入エネルギP、充電スイッチ信号SWc、放電スイッチ信号SWdの時間変化を示している。
ここで、コンデンサ電圧Vdcとは、コンデンサ36に蓄電された電圧を意味している。また、投入エネルギPとは、コンデンサ36から放出され、一次コイル41の接地側端子から点火コイル40に供給されるエネルギを意味しており、1回の点火タイミング中における最初の放電スイッチ信号SWdの立ち上がりからの積算値を示す。
なお、図5の記載において、一次電流I1及び二次電流I2は、図2に示す矢印方向の電流を正の値とし、矢印と反対方向の電流を負の値としている。以下の説明において、電流の大小に言及する場合、電流の絶対値をいうものとする。すなわち、負領域において、電流値が0[A]から離れるほど電流が大きいといい、0[A]に近づくほど電流が小さいという。
また、本実施形態では、二次電流I2の制御目標値としての維持目標電流値I2*は、エネルギ投入期間信号IGWが出力されているt3−t4の期間における二次電流I2の最小値である。なお、他の実施形態として、維持目標電流値I2*を、t3−t4の期間における二次電流I2の最大値と最小値との中間値に設定してもよい。
時刻t1にて点火信号IGTがHiレベルに立ち上がると、点火スイッチ31がオンされる。このとき、エネルギ投入期間信号IGWはLoレベルであるので放電スイッチ37はオフされている。これにより、一次コイル41に一次電流I1が通電される。
また、点火信号IGTがHiレベルに立ち上がっている間、矩形波パルス状の充電スイッチ信号SWcが、充電スイッチ52のゲートに入力される。これにより、充電スイッチ52のオン後のオフ期間に、コンデンサ電圧Vdcがステップ状に上昇する。
このようにして、点火信号IGTがHiレベルに立ち上がっているt1−t2の期間に、点火コイル40が充電されるとともに、DCDCコンバータ50の出力によってコンデンサ36にエネルギが蓄積される。このエネルギの蓄積は、時刻t2までに終了する。
なお、コンデンサ電圧Vdc、すなわちコンデンサ36のエネルギ蓄積量は、充電スイッチ信号SWcのオンデューティ比、及びオンオフ回数によって制御可能である。
その後、時刻t2にて点火信号IGTがLoレベルに立ち下げられ、点火スイッチ31がオフされると、それまで一次コイル41に通電していた一次電流I1が急激に遮断される。すると自己誘電作用により一次コイル41に電圧が発生し、これと同時に磁気回路及び磁束を共有している二次コイル42に相互誘導作用によって高電圧が発生し、点火プラグ24の電極間にて放電が発生する。放電が発生すると、二次電流I2が流れる。
時刻t2で放電を発生させた後にエネルギ投入を行わない場合、二次電流I2は、破線BL1で示すように、時間経過とともに0[A]に近づき、放電を維持できない程度まで減衰すると放電は終了する。このような放電による点火方式を「通常点火」と称する。
それに対し本実施形態では、時刻t2の直後の時刻t3にエネルギ投入期間信号IGWがHiレベルに立ち上がることで、充電スイッチ52がオフの状態で放電スイッチ37がオンされる。これにより、コンデンサ36に蓄積されたエネルギが放出され、一次コイル41の接地側に投入される。これにより、放電中に一次電流I1が通電する。
このとき、二次コイル42には、時刻t2−t3間に通電されていた二次電流I2に対し、一次電流I1の通電に伴う追加分の二次電流I2が同じ極性で重畳される。この二次電流I2の重畳は、時刻t3−t4の間、放電スイッチ37がオンされる毎に行われる。
すなわち、放電スイッチ信号SWdがオンになる毎に、コンデンサ36に蓄積されたエネルギにより一次電流I1が順次追加され、これに対応して、二次電流I2が順次追加される。この二次電流I2は、維持目標電流値I2*より小さくならないように制御される。
時刻t4でエネルギ投入期間信号IGWがLOレベルに立ち下がると、放電スイッチ信号SWdのオンオフ動作が停止し、一次電流I1、二次電流I2ともにゼロになる。
このように、時刻t2における放電の後、一次コイル41の接地側から点火コイル40にエネルギを投入する制御方式を、本明細書において「エネルギ投入制御」という。
一方、周知の多重放電方式のように、一次コイル41のバッテリ25側にエネルギを投入する方式、或いは二次コイル42の点火プラグ24と反対側から点火コイル40にエネルギを投入する方式を包括して「従来の多重放電方式」という。上述した「エネルギ投入制御」は、「従来の多重放電方式」に比べ、一次コイル41の接地側からエネルギを投入することにより、同じ極性の二次電流による放電が継続可能な最低限のエネルギを効率良く投入しつつ、放電アークが途切れることなく維持される状態を一定期間持続させることができる。
[維持目標電流値I2*の設定]
次に、ECU20が電流値設定部29として機能し、筒内気流の流速に応じて維持目標電流値I2*を設定する方法について説明する。
なお、以下の説明において、筒内気流の流速とは、点火プラグ24の放電期間における電極近傍の平均流速をいうものとする。点火プラグ24の電極近傍の平均流速が、放電の吹き消えに最も影響を与えるからである。
図6のグラフは、エンジン2の所定の回転数及び負荷において、筒内気流の流速とクランク角との関係を示している。
ピストン9が上死点から約−45[deg]付近まで遅角するに従い、筒内気流の流速は速くなる。また、ピストン9が上死点より進角するに従い、筒内気流の流速は緩やかに遅くなる。そのため、エンジン2の所定の回転数及び負荷において、点火時期が変更されると、それに伴って筒内気流の流速は変化する。
電流値設定部29は、このような筒内気流の流速の変化に対応して、維持目標電流値I2*を設定する。
図7は、筒内気流が比較的遅い場合の二次電流I2の波形を模式的に示したものである。一方、図8は、筒内気流が比較的速い場合の二次電流I2の波形を模式的に示したものである。なお、図7と図8では、維持目標電流値I2*が同じ値に設定されているものとする。
図7と図8において、破線の斜線で示した部分Bは、時刻t2で放電が発生した際に二次コイル42に蓄えられていたエネルギを表している。
また、図7と図8において、実線の斜線で示した部分Cは、t3からt4の期間のエネルギ投入制御により二次コイル42に追加されたエネルギを表している。
図7では、筒内気流が遅いので、放電の伸びる速度が遅い。そのため、放電の電路の電気抵抗の増加が少なく、オームの法則に基づき、二次電圧V2の上昇も小さいものとなる。したがって、図7において破線の斜線で示したように、時刻t2で放電が発生した際に二次コイル42に蓄えられていたエネルギは、エネルギ投入制御が終了する時刻t4以降も残っている。この場合、図7において実線の斜線で示したように、エネルギ投入制御により二次コイル42に追加されたエネルギは、比較的少ないものとなっている。
これに対し、図8では、筒内気流が速いので、放電の伸びる速度が速い。そのため、電路の電気抵抗の増加が大きく、オームの法則に基づき、二次電圧V2が早期に高くなる。したがって、図8において破線の斜線で示したように、時刻t2において放電が発生した際に二次コイル42に蓄えられていたエネルギは、早期に消費される。この場合、図8において実線の斜線で示したように、エネルギ投入制御により二次コイル42に追加されたエネルギは、図7のものに比べて大きいものとなる。
図9のグラフは、エネルギ投入制御により一次コイル41に投入したエネルギと、筒内気流の流速との関係を示したものである。
エネルギ投入制御により一次コイル41に投入したエネルギは、筒内気流の流速に比例したものとなる。
そこで、図10に示すように、電流値設定部29は、筒内気流の流速が速いほど維持目標電流値I2*を大きい値に設定し、筒内気流の流速が遅いほど維持目標電流値I2*を小さい値に設定する。
筒内気流の流速が速い場合、その気流の影響で火花放電内の電子が拡散し、電子密度が小さくなり、吹き消えが生じやすくなる。この場合、維持目標電流値I2*を大きい値に設定すると、点火プラグ24の電極から放出される電子密度が増加する。そのため、筒内気流の影響を受けて火花放電内の電子が拡散した場合でも、放電が吹き消える程度にまで火花放電内の電子密度が小さくなることが抑制される。したがって、電流値設定部29は、筒内気流が速い場合、維持目標電流値I2*を大きくし、放電の吹き消えを抑制することが可能である。
一方、筒内気流の流速が遅い場合、その気流の影響が小さく火花放電内の電子の拡散が少ないので、吹き消えは生じにくい。この場合、維持目標電流値I2*を小さい値に設定すると、点火プラグ24の電極から放出される電子密度が小さくなるが、放電が吹き消えるおそれは少ない。そのため、電流値設定部29は、放電の吹き消えを抑制しつつ、放電に不要なエネルギの投入を抑制することが可能である。
このようにして、電流値設定部29は、エネルギ投入制御によって一次コイル41に投入したエネルギを検出することにより、筒内気流の流速の変化に応じた維持目標電流値I2*を設定することが可能である。
[点火制御装置による補正マップ作成処理]
続いて、点火制御装置1による補正マップ28の作成処理について、図11のフローチャートを参照して説明する。なお、図11では、ステップを「S」と表示している。
この補正マップ28の作成処理は、エンジン2の運転中に行われる。
ステップ1でECU20は、基準マップ26に従い、エンジン2の回転数及び負荷に応じた基準点火時期及び基準維持目標電流値を検出する。
次に、ステップ2でECU20はノッキング制御部27として機能し、エンジン2の温度、使用燃料の種類およびEGRガス量等の運転環境の変化に応じて、基準マップ26に記憶された基準点火時期を補正した補正マップ28を用いて、最適な点火時期を設定する。この時点において、補正マップ28には、ノッキング制御部27が設定した点火時期に対応した点火時期は記憶されているが、維持目標電流値I2*は未入力状態であるとする。この場合、ECU20は、補正マップ28に記憶された点火時期と、基準マップ26に記憶された基準維持目標電流値を用いてエンジンを制御する。
ECU20は、その点火時期に応じた点火信号IGT及びエネルギ投入期間信号IGWを生成し、点火回路ユニット30に出力する。また、ECU20は、基準維持目標電流値に応じた目標二次電流信号IGAを生成し、放電スイッチ用ドライバ回路38に出力する。放電スイッチ用ドライバ回路38は、目標二次電流信号IGAに基づき、放電スイッチ信号SWdのオンデューティ比を決定する。
続いて、ステップ3でECU20は電流値設定部29として機能し、エネルギ投入期間信号IGWが入力されている期間に一次コイル41に投入されたエネルギを検出する。このエネルギは、一次電流I1と一次電圧V1との積をエネルギ投入期間信号IGWが入力されている時間で積分することで検出できる。
電流値設定部29は、一次コイル41に投入されたエネルギが大きいほど、維持目標電流値I2*を大きい値とする。一方、電流値設定部29は、一次コイル41に投入されたエネルギが小さいほど、維持目標電流値I2*を小さい値とする。電流値設定部29は、そのように定めた維持目標電流値I2*を補正マップ28に書き込む。
その後の点火制御において、ECU20は、ノッキング制御部27が設定した点火時期に対応する維持目標電流値I2*が補正マップ28に記憶されている場合、その補正マップ28の維持目標電流値I2*に基づき目標二次電流信号IGAを生成する。
ステップ4でECU20は、エンジン2の所定の回転数及び負荷に応じた基準点火時期に対応して作成された補正マップ28において、補正された全ての点火時期に対応した維持目標電流値I2*が補正マップ28に記憶されたか否かを判定する。
全ての点火時期に対応した維持目標電流値I2*が補正マップ28に記憶されていない場合、ECU20は、その記憶されていない運転状態のときに上述したステップ2からステップ4の処理を実行する。
一方、全ての点火時期に対応した維持目標電流値I2*が補正マップ28に記憶された場合、ECU20は、補正マップ28の作成処理を終了する。
[作用効果]
本実施形態の点火制御装置1は、次の作用効果を奏する。
(1)本実施形態では、電流値設定部29は、維持目標電流値I2*を、筒内気流が速いほど大きい値に設定し、筒内気流が遅いほど小さい値に設定する。
これにより、維持目標電流値I2*を大きい値にすると、点火プラグ24の電極間の火花放電において電極から放出される電子密度が増加する。そのため、流速が速い筒内気流の影響を受けて火花放電内の電子が拡散した場合でも、放電が吹き消える程度にまで火花放電内の電子密度が小さくなることが抑制される。したがって、点火制御装置1は、筒内気流が速いとき、放電の吹き消えを抑制することができる。
一方、電流値設定部29が維持目標電流値I2*を小さい値にすると、点火プラグ24の電極間の火花放電において電極から放出される電子密度が減少する。そのため、流速が遅い筒内気流の影響が小さく火花放電内の電子の拡散が少ない場合、放電の吹き消え抑制に不要なエネルギの投入を抑制することが可能である。
したがって、点火制御装置1は、維持目標電流値I2*を適切に設定することで、放電の吹き消えを抑制して混合気への着火性を高めると共に、放電の吹き消え抑制に不要なエネルギの投入を抑制することが可能である。その結果、点火制御装置1は、点火プラグ24の電極の消耗を抑制し、回路熱負荷の増大を抑制し、消費電力を低減することができる。
(2)本実施形態では、電流値設定部29は、エネルギ投入部32が一次コイル41に投入したエネルギが大きい運転状態のときほど、維持目標電流値I2*を大きい値に設定する。また、電流値設定部29は、エネルギ投入部32が一次コイル41に投入したエネルギが小さい運転状態のときほど、維持目標電流値I2*を小さい値に設定する。
エネルギ投入部32が一次コイル41に投入したエネルギが大きいほど筒内気流が速いといえるので、電流値設定部29はその運転状態の維持目標電流値I2*を大きい値に設定し、放電の吹き消えを抑制することが可能である。
一方、エネルギ投入部32が一次コイル41に投入したエネルギが小さいほど筒内気流が遅いといえるので、電流値設定部29はその運転状態の維持目標電流値I2*を小さい値に設定し、放電の吹き消え抑制に不要なエネルギの損失を抑制することが可能である。
(3)本実施形態では、電流値設定部29は、ノッキング制御部27が設定した点火時期に対応する維持目標電流値I2*を、燃焼室8を流れる混合気の流速に応じて定め、補正マップ28に記憶する。
これにより、点火制御装置1は、ノッキング制御部27による点火時期の変更に追従した最適な維持目標電流値I2*の設定を、補正マップ28を用いて行うことができる。
(4)本実施形態では、電流値設定部29は、エンジン2の運転中に補正マップ28を作成する。
これにより、点火制御装置1は、車両が使用されるエンジン2の運転環境に応じた維持目標電流値I2*を、補正マップ28に記憶させることができる。
(他の実施形態)
(1)上述した実施形態では、エネルギ投入制御は、図5に示したように、点火信号IGTのHiレベル中に充電スイッチ信号SWcをオンオフしてコンデンサ電圧Vdcを蓄積した後、エネルギ投入期間に一次コイル41の接地側にエネルギを投入した。これに対し、他の実施形態では、エネルギ投入制御は、エネルギ投入期間に充電スイッチ信号SWcと放電スイッチ信号SWdとを交互にオンオフ制御することにより、充電スイッチ信号SWcがオンのときにエネルギ蓄積コイル51が蓄積したエネルギを、その都度一次コイル41の接地側に投入するようにしてもよい。その場合、コンデンサ36を備えなくてもよい。
(2)上述した実施形態では、ECU20は、二次電流検出回路34により検出した二次電流I2が維持目標電流値I2*より小さくならないようにするフィードバック制御を行った。これに対し、他の実施形態では、ECU20は、二次電流I2をフィードフォワード制御してもよい。
(3)上述した実施形態では、維持目標電流値I2*を二次電流I2の最小値として設定した。これに対し、他の実施形態では、維持目標電流値I2*を二次電流I2の最大値と最小値との中間値に設定してもよい。この場合、ECUは、二次電流I2を維持目標電流値I2*と一致させるための目標二次電流信号IGAを生成し、放電スイッチ用ドライバ回路38に出力する。
(4)他の実施形態では、点火回路ユニット30は、ECU20を収容するケースに収容するか、あるいは点火コイル40を収容するケースに収容してもよい。
(5)他の実施形態では、点火スイッチ31及びエネルギ投入部32は、別々のケースに収容してもよい。例えば、点火コイル40を収容するケースに点火スイッチ31を収容し、また、ECU20を収容するケースにエネルギ投入部32を収容してもよい。
(6)他の実施形態では、点火スイッチ31は、IGBTに限らず、比較的耐圧の高い他のスイッチング素子で構成してもよい。また、充電スイッチ52及び放電スイッチ37は、MOSFETに限らず、他のスイッチング素子で構成してもよい。
(7)他の実施形態では、直流電源は、バッテリ25に限らず、例えば交流電源をスイッチングレギュレータ等によって安定化した直流安定化電源等で構成してもよい。
(8)上述した実施形態では、エネルギ投入部32は、DCDCコンバータ50によって、バッテリ25の電圧を昇圧した。これに対し、他の実施形態では、点火制御装置1がハイブリッド自動車や電気自動車に搭載される場合には、主機バッテリの出力電圧をそのまま、或いは降圧して、投入エネルギとして用いてもよい。
このように、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、上述した複数の実施形態を組み合わせることに加え、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1 ・・・点火制御装置
8 ・・・燃焼室
24・・・点火プラグ
29・・・電流値設定部
31・・・点火スイッチ
32・・・エネルギ投入部
40・・・点火コイル
42・・・二次コイル
41・・・一次コイル
I2*・・・維持目標電流値

Claims (3)

  1. 内燃機関(2)の燃焼室(8)に供給される混合気に点火する点火プラグ(24)への電力供給を制御する点火制御装置であって、
    直流電源(25)から供給される一次電流(I1)が流れる一次コイル(41)、及び前記点火プラグの電極に接続されて前記一次コイルを流れる前記一次電流の通電及び遮断により誘導される二次電流(I2)が流れる二次コイル(42)を有する点火コイル(40)と、
    前記一次コイルの配線に接続され、点火時期を指示する点火信号(IGT)に従い前記一次電流の通電と遮断とを切り替える点火スイッチ(31)と、
    前記点火スイッチによる前記一次電流の遮断により前記点火プラグの電極に放電が発生した後の所定期間、前記二次電流が制御目標値としての維持目標電流値(I2*)を維持するように前記一次コイルの接地側からエネルギを投入可能なエネルギ投入部(32)と、
    前記維持目標電流値の絶対値を、前記燃焼室を流れる混合気の流速が速いほど大きい値に設定し、前記燃焼室を流れる混合気の流速が遅いほど小さい値に設定する電流値設定部(29)と、
    前記内燃機関の回転数および負荷に対応した基準点火時期および基準維持目標電流値が記憶された基準マップ(26)と、
    前記基準マップに記憶された前記基準点火時期および前記基準維持目標電流値を前記内燃機関の使用環境に応じて補正した前記点火時期および前記維持目標電流値が記憶された補正マップ(28)と、
    前記補正マップを用いて前記点火時期および前記維持目標電流値を設定するノッキング制御部(27)と、
    を備え
    前記電流値設定部は、前記ノッキング制御部が設定した前記点火時期に対応する前記維持目標電流値を、前記燃焼室を流れる混合気の流速に応じて定め、前記補正マップに記憶する点火制御装置。
  2. 前記電流値設定部は、
    前記エネルギ投入部が前記一次コイルに投入したエネルギが大きい運転状態のときほど、前記維持目標電流値の絶対値を大きい値に設定し、
    前記エネルギ投入部が前記一次コイルに投入したエネルギが小さい運転状態のときほど、前記維持目標電流値の絶対値を小さい値に設定する請求項1に記載の点火制御装置。
  3. 前記電流値設定部は、前記内燃機関の運転中に前記補正マップを作成する請求項1または2に記載の点火制御装置。
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