JP4640282B2 - 内燃機関の点火制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の点火制御装置にかかり、特に1回の燃焼行程内で点火プラグに点火放電を複数回生じさせるものに関する。
火花点火式の内燃機関にあっては、点火コイル等からなる点火装置によって点火プラグに点火放電が発せられ、その点火放電により燃焼室に導入された燃料が燃焼に供される。かかる点火装置では、点火コイルの一次側にバッテリ及びスイッチ手段が接続され、二次側に点火プラグが接続されている。そして、そのスイッチ手段がオン/オフされることによって点火コイルの充放電が行われ、点火プラグにおいて点火放電が生じる。
さて、燃焼状態を良好なものにするために1回の燃焼行程内で点火プラグに点火放電を複数回生じさせる、いわゆる多重放電技術が提案されている。この技術では、所定の多重放電期間の間、スイッチ手段を繰り返しオン/オフすることにより、点火プラグにおいて点火放電を繰り返し生じさせるようにしている。
例えば特許文献1では、点火コイルの一次側及び二次側の通電電流に応じてスイッチ手段をオン/オフしている。詳しくは、点火コイルの充電に際し、一次側の電流値が所定のしきい値に達すると、点火コイルが十分に充電されたとして、スイッチ手段をオフに切り替えて点火プラグに点火放電を発生させる。また、点火コイルの放電に際し、二次側の電流が所定のしきい値に達すると、スイッチ手段をオンに切り替えて点火コイルの充電を開始させる。これは、電気エネルギが残留している状態において充電を開始させることによって点火コイルの充電時間の短縮を図るためである。
しかしながら、この制御方法では、点火コイルの充電に際して、バッテリ電圧の変動によりその充電時間がばらつく。そして、充電時間が長くなった場合、点火プラグにて点火放電が発生しない期間が長くなって燃焼状態が悪化する。その結果、出力トルクが変動するなど内燃機関の出力に不具合が生じる。
また、筒内のガスの流れによって点火プラグにおける点火放電が吹き消えるなどのおそれがある。すなわち、その点火放電を維持するためには点火コイルの二次側にある程度の大きさの電流が流れる必要があるが、特許文献1の制御方法ではその電流が不足して点火放電が吹き消えるおそれがある。
特に近年では、希薄燃焼(リーンバーン)が実施されており、燃費向上のためにさらなるリーン化が行われつつある。そして、そのような希薄燃焼では、スワールやタンブルを生成することによりタービュランス(乱れ)を誘発して燃焼速度を向上させている。このため、筒内のガスの流速が大きくなって吹き消えが生じ易くなり、燃焼状態が悪化する問題が顕著になる。
特表2003−521619号公報
本発明の目的は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、多重放電の際の燃焼状態の悪化を抑制し、ひいては良好な内燃機関の出力を得ることのできる内燃機関の点火制御装置を提供することである。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1及び4に記載の発明では、点火コイルの二次側コイルを流れる二次電流を検出する電流検出手段を備える。そして、点火コイルの充電開始から所定の充電時間が経過するまでの期間で点火コイルの充電を実施するとともに、点火コイルの放電開始後、電流検出手段により検出した二次電流が所定の電流判定値に達するまでの期間で点火コイルの放電を実施する。
点火コイルは一次側コイル及び二次側コイルからなる。点火コイルの一次側コイルには電源より電力が供給され、スイッチ手段により一次側コイルに流れる電流が断続されるようになっている。点火コイルの二次側コイルには点火プラグが接続されている。かかる構成において、スイッチ手段をオン/オフすることにより点火コイルの充電及び放電が行われ、その充放電により点火プラグにて点火放電が繰り返し生じて多重放電が実施される。
ここで、点火コイルの充電に際し、その充電時間が長くなると、点火プラグにおいて点火放電が発生しない期間が長くなり、燃焼状態が悪化して内燃機関の出力に悪影響を及ぼすおそれがある。また、点火コイルの放電に際し、筒内のガスの流れによって、二次側コイルを流れる二次電流が不足した場合に点火放電が吹き消える他、点火コイルが十分に放電されないまま再充電が開始された場合に点火コイルが過剰に充電されて発熱するなどの問題が生じる。
この点、本発明によれば、多重放電のための点火コイルの充放電に際し、点火コイルの充電開始から所定の充電時間が経過するまでの期間で点火コイルの充電が行われるため、点火放電が発生しない期間が限定される。また、点火コイルの放電開始後には二次電流が所定の電流判定値に達するまでの期間で点火コイルの放電が行われるため、吹き消えが生じる前に点火コイルの充電が開始される。このとき、所定の電流値に達するまで点火コイルの放電が行われるため、点火コイルが過充電されることによる発熱のおそれがない。以上により、点火プラグにおいて点火放電が発生しない期間が短縮されて燃焼状態の悪化が抑制され、ひいては良好な内燃機関の出力を得ることができる。
請求項に記載の発明では、電源の電圧を昇圧して一次側コイルに印加する昇圧回路を備える。
バッテリ等の電源の電圧を一次側コイルに印加する構成では、所望とする充電時間にて点火コイルの充電を行うことができない場合がある。したがって、昇圧回路を用いて電源の電圧を昇圧して一時側コイルに印加することにより、充電に要する時間を短縮し、望み通りの充電時間にて点火コイルの充電を行うと良い。
また、第1の構成では、スイッチ手段をオン/オフすることによりエネルギ蓄積コイルの充電及び放電を行わせ、その充放電により点火プラグにて点火放電を繰り返し生じさせて多重放電を実施する。そして特に、多重放電のためのエネルギ蓄積コイルの充放電に際し、エネルギ蓄積コイルの充電開始から所定の充電時間が経過するまでの期間でエネルギ蓄積コイルの充電を実施するとともに、エネルギ蓄積コイルの放電開始後、電流検出手段により検出した二次電流が所定の電流判定値に達するまでの期間でエネルギ蓄積コイルの放電を実施する。
本発明によれば、多重放電のためのエネルギ蓄積コイルの充放電に際し、所定の充電時間が経過するまでの期間でエネルギ蓄積コイルの充電が行われるため、点火放電が発生しない期間が限定される。また、エネルギ蓄積コイルの放電開始後には二次電流が所定の電流判定値に達するまでの期間でエネルギ蓄積コイルの放電が行われるため、吹き消えが生じる前にエネルギ蓄積コイルの充電が開始される。この場合、その後にエネルギ蓄積コイルが過充電されることによる発熱のおそれがない。以上により、点火プラグにおいて点火放電が発生しない期間が短縮されて燃焼状態の悪化が抑制され、ひいては良好な内燃機関の出力を得ることができる。
請求項に記載したように、前記電源はバッテリであると良い。
請求項に記載の発明では、内燃機関の運転状態情報を取得し、充電時間をその運転状態情報に基づいて可変設定する。
前述したように充電時間が長くなると燃焼状態が悪化するが、1回の燃焼行程内で一定以上の時間点火放電を発生させればよいため、その充電時間の境界は内燃機関の運転状態によって変化する。このため、内燃機関の運転状態情報を取得し、その運転状態情報に基づいて充電時間を可変設定する構成とすると良い。例えば、請求項10に記載の発明のように、運転状態情報として内燃機関の回転速度を取得し、その回転速度が小さいほど充電時間を長く設定しても良い。また、請求項11に記載の発明のように、多重放電を実施する多重放電期間が長いほど、充電時間を長く設定する構成としても良い。
請求項に記載の発明では、内燃機関の筒内流速又はそれに相関する情報を取得し、電流判定値をその取得した流速情報に基づいて可変設定する。
点火プラグにおける点火放電は筒内のガスの流速が大きくなるほど吹き消え易くなる。すなわち、点火放電を維持するために必要な電流の大きさは筒内流速によって変化するものであり、その筒内流速又はそれに相関する情報に基づいて電流判定値を設定すると良い。
一般に、筒内流速を直接取得することは困難である。そこで、請求項に記載の発明では、二次側コイルを流れる電流の変化態様を筒内流速情報とし、その変化態様に基づいて電流判定値を設定する。点火プラグにおいて消費される電気エネルギの量は筒内流速に依存するため、二次側コイルを流れる電流の変化の傾きなど、二次電流の変化態様に基づいて電流判定値を設定することができる。
また、筒内流速は内燃機関の回転速度や筒内の充填効率に依存するものであり、それらの内燃機関の運転状態に基づいて推測することができる。そこで、請求項に記載の発明では、内燃機関の運転状態情報を筒内流速情報とし、その運転状態情報に基づいて電流判定値を設定する構成としている。
以上の請求項1〜3に記載の発明により、希薄燃焼等が実施され筒内流速が大きくなる場合であっても、その大きさに応じて電流判定値が設定される。これにより、点火プラグにおける点火放電の吹き消えが防止され、燃焼状態の悪化が回避される。
また、請求項に記載の発明では、1燃焼サイクル中に多重放電が進むにつれて前記電流判定値を変更する。
多重放電を実施する場合にはその実施期間内において点火放電が継続されるが、その際、内燃機関のピストン位置の変化によって筒内圧力等が変化する。この場合、上記のとおり電流判定値を変更することにより、筒内圧力等の変化に合わせて二次側の放電エネルギを変えることができる。その結果、火花放電を良好な状態で継続させ、ひいては燃焼安定性を高めることができる。
ここで、点火制御では通常、ピストンの上死点前に多重放電が行われるため、1燃焼サイクル中で多重放電が進むにつれて筒内圧力が上昇し、それに伴い筒内流速が増加する。この点を考慮し、請求項に記載したように、1燃焼サイクル中に多重放電が進むにつれて前記電流判定値を徐々に大きくすると良い。本構成によれば、多重放電が進むにつれて筒内流速が増加したとしても、点火放電が途切れる等の不都合が抑制できる。したがって、上記のとおり火花放電を良好な状態で継続させ、ひいては燃焼安定性を高めることができる。
又は、請求項に記載したように、多重放電の実施に際し、内燃機関の筒内流速又はそれに相関する情報を逐次取得するとともに、該取得した流速情報に基づいて前記電流判定値を可変設定すると良い。この場合、多重放電実施時の筒内流速の変化に追従させて電流判定値を逐次変更することができる。本構成によっても、上記のとおり火花放電を良好な状態で継続させ、ひいては燃焼安定性を高めることができる。
なお、以下の手段を用いて筒内流速情報を取得すると良い。
・二次側コイルを流れる電流の変化態様を筒内流速情報として取得する。すなわち、点火プラグにおいて消費される電気エネルギの量は筒内流速に依存しており、二次電流の変化の傾きなど、二次電流の変化態様から筒内流速が推定できる。
・内燃機関の回転速度や筒内の充填効率といった内燃機関の運転状態情報を筒内流速情報として取得する。すなわち、筒内流速は内燃機関の回転速度や筒内の充填効率に応じて生じ、それら回転速度等から筒内流速が推定できる。
点火制御装置として、以下のシステム構成が適用できる。
・多重放電の実施に際し、二次側コイルに片側の極性で二次電圧を断続的に発生させる構成とする(請求項12)。
・多重放電の実施に際し、二次側コイルに両側の極性で二次電圧を連続的に発生させる構成とする(請求項13)。
・二次側コイルにおける二次電圧発生の都度、瞬時高電圧を発生させる構成とする(請求項14)。特に本構成の場合、二次側コイルに瞬時高電圧が繰り返し生じることで、点火プラグにおいて火花を繰り返し生じさせることができる。これにより、良好なる筒内燃焼が実現できる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。本実施の形態は、内燃機関である車載ガソリンエンジンを対象として点火制御システムを構築するものとしており、当該制御システムにおいては電子制御ユニット(以下、ECUという)からの点火指令に基づき点火プラグにて点火放電を生じさせることととしている。先ずは、図1を用いて点火制御システムの概略構成を説明する。
図1において、気筒ごとに設けられる点火コイル10は、一次側コイル10aと二次側コイル10bとからなる。一次側コイル10aは、その一端が電源回路11を介してバッテリ12の高電位(+12ボルト)側に接続され、他端がスイッチ手段としてのIGBT13を介して接地されている。IGBT13のゲートは点火制御回路14に接続されており、この点火制御回路14によりIGBT13がオン/オフ制御されるようになっている。また、二次側コイル10bは、その一端が点火プラグ15に接続され、他端がツェナーダイオード16及び電流検出用の抵抗17を介して接地されている。電流検出用の抵抗17の出力は点火制御回路14に入力される。ここで、電源回路11の出力電圧をVoとし、一次側コイル10a及び二次側コイル10bを流れる電流をそれぞれ一次側電流I1,二次側電流I2とする。
ECU20は、周知の通りCPU、RAM、ROM等からなるマイクロコンピュータを主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することによってエンジンの各種運転状態を制御するものである。点火時期制御においてECU20は、エンジン回転速度やアクセル操作量などのエンジンの運転状態を表す運転状態情報を取得し、その運転状態情報に基づいて最適な点火時期を算出する。そして、その点火時期に応じて点火信号IGtを生成し、点火制御回路14に出力する。また、本点火制御システムでは、燃焼状態を良好なものにするために1回の燃焼行程内で点火プラグ15に点火放電を複数回生じさせる多重放電制御を実施する。このため、ECU20は、運転状態情報に基づいて点火放電を繰り返し生じさせる多重放電期間を算出する。そして、その多重放電期間を規定する多重期間信号IGwを生成し、点火制御回路14に出力する。
点火制御回路14は、ECU20より入力した点火信号IGt及び多重期間信号IGwに基づきIGBT13をオン/オフをさせるための駆動信号IGを出力する。詳しくは、点火信号IGtに従ってIGBT13をオン/オフし、点火時期にて初回の点火放電を生じさせる。その後、多重期間信号IGwによる多重放電期間の間、IGBT13を繰り返しオン/オフし、点火プラグ15に点火放電を繰り返し生じさせる。このような多重放電の動作の概要について、図2のタイムチャートを用いて説明する。
図2では、点火時期としてタイミングt11において初回の点火放電を生じさせ、多重放電期間としてタイミングt11〜t14の間で点火放電を繰り返し生じさせている。ここでは、一定の切替時間αごとにIGBT13をオン/オフする構成について説明する。
先ず点火時期前のタイミングt10において、点火信号IGtがHレベルに立ち上げられると、それを受けて駆動信号IGがHレベルに立ち上げられてIGBT13がオンされる。これにより、一次側コイル10aに一次側電流I1が流れ、点火コイル10が充電される。その後、点火時期であるタイミングt11において点火信号IGtがLレベルに立ち下げられると、駆動信号IGがLレベルに立ち下げられてIGBT13がオフされる。これにより、点火コイル10の放電に伴って点火プラグ15に初回の点火放電が生じる。
また、タイミングt11において、多重期間信号IGwがHレベルに立ち上げられている。このため、タイミングt11より切替時間αが経過したタイミングt12において、駆動信号IGがHレベルに立ち上げられ、IGBT13がオンされる。これにより、一次側コイル10aに一次側電流I1が再び流れ、点火コイル10が再充電される。さらに切替時間αが経過してタイミングt13になると、駆動信号IGがLレベルに立ち下げられ、IGBT13がオフされる。これにより、点火プラグ15に再び点火放電が生じる。
以後、タイミングt14において多重期間信号IGwがLレベルに立ち下がるまで、駆動信号IGのH/Lレベルが切替時間αごとに切り替えられ、IGBT13がオン/オフされる。これにより、多重放電期間の間、点火プラグ15に点火放電が繰り返し発生する。
さて、上述したようにIGBT13のオン/オフを一定の切替時間αごとに切り替える制御には、筒内のガスの流れによって次のような不具合が生じる。図3は、ガスの流速νに応じて生じる不具合を説明するための図であり、図3(a)は流速νが大きい場合の不具合を示し、図3(b)は流速νが小さい場合の不具合を示している。
ガスの流速νが大きい場合には、点火プラグ15において消費される電気エネルギが多いため、図3(a)に示されるように、IGBT13のオン/オフが繰り返されるごとに二次側電流I2のピーク値が次第に減少する。ここで、二次側電流I2が小さくなるとガスの流れによって点火放電が吹き消えるおそれがある。一方で、ガスの流速νが小さい場合には、点火プラグ15において消費される電気エネルギが少ないため、図3(b)に示されるように、IGBT13のオン/オフが繰り返されるごとに一次側電流I1が次第に大きくなる。この結果、点火コイル10の内部発熱が大きくなる。
ここで、点火放電が吹き消えるおそれがない二次側電流I2の大きさを放電維持電流Ikとすると、放電維持電流Ikとガスの流速νとは図4に示すような関係にある。すなわち、流速νが大きくなるほど放電維持電流Ikは大きくなる傾向にある。特に希薄燃焼時の流速ν=15〜40m/s程度(高流速領域)において、放電維持電流Ikは30〜80mA程度になる。
そこで、本実施の形態における点火制御回路14では、放電維持電流Ikを設定するとともに、電流検出用の抵抗17により二次側電流I2を検出してその検出値が点火維持電流Ikに達するまでの期間において点火プラグ15に点火放電を生じさせる。すなわち、二次側電流I2が展開時電流Ikに達すると、駆動信号IGをHレベルに立ち上げてIGBT13をオンさせ、点火コイル10の充電を開始させる。
ここで、本実施の形態では、放電維持電流Ikを、点火放電が生じている際の二次側電流I2の変化態様に応じて設定する。詳しくは、ガスの流速νが大きいほど、点火プラグ15において消費される電気エネルギが増加し、二次側電流I2の減少が早くなることに注目し、その変化の傾きに応じて放電維持電流Ikを設定する。
また、本実施の形態における点火制御回路14では、一定の充電時間Tcで点火コイル10を充電することとし、その充電開始から充電時間Tcが経過するとIGBT13をオフさせて点火プラグ15における点火放電を開始させる。これは、点火コイル10の充電に要する時間が長くなると、点火プラグ15において点火放電が発生しない期間が長くなり、燃焼状態が悪化してエンジンの出力トルクが変動するためである。
ところで、一次側コイル10aの印加電圧によっては、その充電時間Tc内で点火コイル10を十分に充電することができない。図5は、一次側コイル10aの印加電圧と、点火コイル10を十分に充電するために必要な充電所要時間との関係を示すものである。図5では、一次側電流I1が5Aから10Aになるまでに要する時間が充電所要時間として示されている。また、ここでは、充電に要する時間が0.4msecより大きくなるとエンジンの出力トルクの変動が生じる。
図5に示されるように印加電圧が大きい場合には充電所要時間は小さく、印加電圧が小さくなるにつれて充電所要時間は大きくなる。ここで、12V程度のバッテリ電圧VBでは、充電所要時間がエンジンの出力トルクの変動を生じる0.4msecよりも大きく、望み通りの充電時間Tcにて点火コイル10を十分に充電することができない。このため、電源回路11は、インダクタ、スイッチ素子及びコンデンサ等からなるDCDCコンバータを構成しており、バッテリ電圧VBを昇圧して一次側コイル10aに印加する。
図6は、二次側電流I2及び充電時間Tcに基づいてIGBT13をオン/オフ制御する場合の点火動作の概要を示すタイムチャートである。図6では、点火時期としてタイミングt21において点火放電を生じさせ、多重放電期間としてタイミングt21〜t24の間で点火放電を繰り返し生じさせることとしている。
先ずタイミングt20では、点火信号IGtがHレベルに立ち上げられ、それを受けて駆動信号IGがHレベルに立ち上げられる。そしてIGBT13がオンされ、点火コイル10が充電される。その後タイミングt21において、点火信号IGtが立ち下げられると、駆動信号IGがLレベルに立ち下げられ、IGBT13がオフされる。これにより、二次側電圧V2が発生する。このとき、瞬時高電圧の発生に伴う絶縁破壊により、点火プラグ15に初回の点火放電が発生する。
その後、点火プラグ15の点火放電による電気エネルギの消費により、二次側電流I2の大きさが次第に小さくなる。このとき、点火制御回路14において二次側電流I2が逐次検出され、その二次側電流I2の傾きに応じて放電維持電流Ikが可変設定される。そしてタイミングt22において二次側電流I2が放電維持電流Ikよりも小さくなると、駆動信号IGがHレベルに立ち上げられてIGBT13がオンされ、点火コイル10の充電が開始される。点火コイル10の充電は充電時間Tcの間行われる。その充電時間Tcの経過後のタイミングt23では、駆動信号IGがLレベルに立ち下げられてIGBT13がオフされ、再度二次側電圧V2が発生し、点火プラグ15に再び点火放電が生じる。このとき、前記同様、瞬時高電圧が発生し、再点火が行われる。
以後、タイミングt24において多重期間信号IGwが立ち下がるまで、二次側電流I2と充電時間Tcに基づいて駆動信号IGのH/Lレベルが切り替えられ、IGBT13がオン/オフされる。これにより、点火プラグ15に点火放電が繰り返し生じる。多重放電の実施に際しては、駆動信号IGがH→Lに切り替えられる都度、二次側電圧V2として瞬時高電圧が発生するため、点火プラグ15における放電火花が多重放電期間内で途切れてしまうといった不都合が生じないようになっている。
以上、詳述した実施の形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
多重放電のための点火コイル10の充放電に際し、点火コイル10の充電開始から所定の充電時間Tcが経過するまでの期間で点火コイル10の充電を行うようにした。これにより、点火プラグ15において点火放電が発生しない期間が限定される。また、点火コイル10の放電開始後には二次側電流I2が放電維持電流Ikに達するまでの期間で点火コイル10の放電を行うようにした。これにより、点火放電が吹き消える前に点火コイル10の充電が開始される。以上により、点火プラグ15において点火放電が発生しない期間が短縮されて燃焼状態の悪化が抑制され、ひいては良好な内燃機関の出力を得ることができる。
ここで、バッテリ12と一次側コイル10aとの間に電源回路11を設け、一次側コイル10aにバッテリ電圧VBを昇圧した出力電圧Voを印加するように構成した。これにより、充電に要する時間が短縮されるため、望み通りの充電時間Tcで点火コイル10を充電することができる。
また、放電維持電流Ikを筒内のガスの流速νに基づいて設定する構成とした。これにより、流速νに応じてIGBT13がオン/オフ制御され、点火コイル10が過充電されることが回避されつつ、点火放電の吹き消えが防止される。特に、希薄燃焼等が実施され流速νが大きくなる場合であっても、その大きさに応じて放電維持電流Ikが設定されるため、点火放電の吹き消えが防止される。したがって、吹き消えによる燃焼状態の悪化が回避される。
なお、本発明は以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、以下のように実施しても良い。
上記実施の形態では、充電時間Tcを一定の時間としたが、これに限らない。充電時間Tcをエンジンの運転状態に応じて可変設定する構成としても良い。図7は、各種エンジンの運転状態とエンジンの出力に悪影響を与えない充電時間との関係を示す図である。図7(a)に示されるようにエンジン回転速度が小さいほどその充電時間は長くなる。また、図7(b)に示されるように多重放電期間が長いほど充電時間は長くなる。すなわち、多重放電においては1回の燃焼行程内で所定以上の期間点火放電を発生させれば良いため、回転速度が小さいほど、又は多重放電期間が長いほど、充電時間Tcを長く設定する構成としても良い。これにより、IGBT13の切り替え頻度が少なくなり、バッテリ12や電源回路11などの負荷の低減や、点火コイル10や点火プラグ15などの劣化を抑制することができる。
上記実施の形態では、二次側電流I2の変化の傾きを流速νに相関する流速情報とし、その傾きに基づいて放電維持電流Ikを設定したが、この他に二次側電流I2が所定の電流分減少するのに要する時間を流速νに相関する流速情報とし、その時間に基づいて放電維持電流Ikを設定する構成としても良い。
また、ガスの流速νはエンジン回転速度や筒内充填効率などに依存するものであるから、エンジン回転速度や筒内充填効率などに基づいて流速νを推定することが可能である。このため、エンジン回転速度や筒内充填効率などといったエンジンの運転状態情報を取得するとともに、その運転状態情報に基づいて放電維持電流Ikを設定する構成としても良い。かかる構成においても、ガスの流速νに応じて点火コイル10の充放電が制御されるため、点火放電の吹き消えが防止される。
上記実施の形態では、点火制御システムとして電源回路11から点火コイル10に対し電気エネルギを供給する構成としたが、これに限らない。CDI回路(容量放電式点火回路)と組み合わせ、そのCDI回路及び電源回路11から電気エネルギを供給する点火制御システムにも適用可能である。この点火制御システムの概略を図8に示す。図8では、図1で使用した記号等はそのまま準用することとし、以下、相違点について説明する。
図8において、一次側コイル10aには、電源回路11と並列にCDI回路Aが接続されている。すなわち、CDI回路Aとして、バッテリ12にはエネルギ蓄積コイル31とIGBT32が直列に接続されている。エネルギ蓄積コイル31には、駆動信号DSによってIGBT32がオンされたときに電気エネルギが蓄えられる。また、エネルギ蓄積コイル31とIGBT32との間にはダイオード33を介してコンデンサ34が接続されている。このコンデンサ34はエネルギ蓄積コイル31に蓄えられた電気エネルギにより充電される。そして、コンデンサ34は一次側コイル10aに接続されている。
また、電源回路11と一次側コイル10との間には、逆流防止用のダイオード35が追加される。一方で、二次側コイル10bに接続されていたツェナーダイオード16が除かれて二次側コイル10bと電流検出用の抵抗17とが接続されている。
かかる構成においてIGBT32は点火制御回路14によりオン/オフ制御される。CDI回路AのIGBT32は、一次側コイル10aに接続されたIGBT13とはオン/オフが逆に制御される。これにより、多重放電期間においてIGBT13,32が繰り返しオン/オフされると、二次側コイル10bに正/負の二次側電流I2が流れ、点火プラグ15に点火放電が連続的に発生する。
図9は、本実施形態における点火制御動作を示すタイムチャートである。図9では、点火時期であるタイミングt31において初回の点火放電を生じさせ、多重放電期間であるタイミングt31〜t34の間で点火放電を繰り返し生じさせることとしている。
先ずタイミングt30では、点火信号IGtがHレベルに立ち上げられ、それを受けて駆動信号DSがHレベルに立ち上げられる。これにより、IGBT32がオンされ、エネルギ蓄積コイル31が充電される。その後、タイミングt31において、点火信号IGtが立ち下げられると、駆動信号DSがLレベルに立ち下げられると同時に、駆動信号IGがHレベルに立ち上げられ、IGBT32=オフ、IGBT13=オンとされる。これにより、電源回路11、エネルギ蓄積コイル31及びコンデンサ34からの給電により一次側電流I1が流れるとともに、負極性の二次側電圧V2が発生し、図示の如く二次側電流I2が負の向きに流れる。このとき、瞬時高電圧の発生に伴う絶縁破壊により、点火プラグ15に初回の点火放電が発生する。
その後、点火プラグ15の点火放電による電気エネルギの消費により、二次側電流I2の大きさ(絶対値)が次第に小さくなる。このとき、点火制御回路14において二次側電流I2が逐次検出され、その二次側電流I2の傾きに応じて放電維持電流Ikが可変設定される。そして、タイミングt32において二次側電流I2が放電維持電流Ikよりも小さくなると、駆動信号DSがHレベルに立ち上げられると同時に、駆動信号IGがLレベルに立ち下げられ、IGBT32=オン、IGBT13=オフとされる。これにより、エネルギ蓄積コイル31が再充電されるとともに、正極性の二次側電圧V2が発生する。この二次側電圧V2により、点火プラグ15での点火放電が継続される。
そして、エネルギ蓄積コイル31を充電するための所定の充電時間Tcが経過したタイミングt33では、再び駆動信号DSがLレベルに立ち下げられると同時に、駆動信号IGがHレベルに立ち上げられ、IGBT32=オフ、IGBT13=オンとされる。これにより、再び負極性の二次側電圧V2が発生し、点火プラグ15に点火放電が発生する。このとき、前記同様、瞬時高電圧が発生し、再点火が行われる。
以後、タイミングt34において多重期間信号IGwが立ち下げられるまで、二次側電流I2と充電時間Tcに基づいてIGBT13,32が交互にオン/オフされ、点火プラグ15に点火放電が繰り返し生じる。このとき、駆動信号IGがL→Hに切り替えられる都度、二次側電圧V2として瞬時高電圧が発生するため、点火プラグ15における放電火花が多重放電期間内で途切れてしまうといった不都合が生じないようになっている。
このようなCDI回路を含む点火制御システムにおいても、多重放電の実施に際し、充電時間Tcと二次側電流I2に基づいてIGBT13,32をオン/オフさせることにより、点火プラグ15に効率的に電気エネルギが供給される。したがって、点火放電が発生しない期間が短くなり、燃焼状態の悪化が抑制される。
上記各実施の形態では、多重放電の実施に際し、二次側電流I2の変化をモニタするための放電維持電流Ik(電流判定値)を都度の筒内流速に応じて可変設定していたが、同一の燃焼サイクル内で見ると放電維持電流Ikは固定値としていた。この構成を変更し、1燃焼サイクル中において多重放電の進行に伴い放電維持電流Ikを変更することも可能である。
例えば、図10(a)に示すように、多重放電の実施に際し、多重放電の進行に伴い放電維持電流Ik(絶対値)を徐々に大きくする。この場合、初回の放電時における放電維持電流Ikに関してはその時の筒内流速に応じて電流値設定を行い(ただし、固定値でも可)、その後、多重放電の進行に伴い放電維持電流Ik(絶対値)を徐々に大きくする。ちなみに、図10(a)において、放電維持電流Ikの変化の傾きは一定であり、一次側コイル10aやエネルギ蓄積コイル31の充電が行われる各充電時間は一定である(Tc1=Tc2)。
要するに、点火制御では通常、ピストンの上死点前に多重放電が行われるため、1燃焼サイクル中で多重放電が進むにつれてピストン位置が上死点に近づき、筒内圧力が上昇する。それに伴い筒内流速(ガス流速)が増加する。かかる場合、多重放電の進行に伴い放電維持電流Ikを徐々に大きくすることにより、多重放電が進むにつれて筒内流速が増加したとしても、点火放電が途切れる等の不都合が抑制できる。
図10(b)に示すように、放電維持電流Ikの変化の傾きを多重放電の進行に伴い徐々に大きくすることも可能である。この場合、多重放電の終了に近づくほど放電条件が悪くなるが、放電火花が消失してしまうことがより確実に防止できる。
また、図10(c)に示すように、各充電時間を多重放電の進行に伴い増加させ、火花放電のための投入エネルギを増加させることも可能である(Tc1<Tc2とする)。この場合、多重放電の終了に近づくほど放電条件が悪くなるが、放電火花が消失してしまうことがより確実に防止できる。
上記の図10(a)〜(c)のいずれであっても、火花放電を良好な状態で継続させ、ひいては燃焼安定性を高めることができる。
また、上記のように多重放電の進行に伴い放電維持電流Ikを変更する場合、筒内流速情報(ガス流速ν)を逐次取得し、その筒内流速情報に基づいて放電維持電流Ikを可変設定することも可能である。このとき、前記図4の関係を用いて都度の放電維持電流Ikを決定すると良い。この場合、多重放電実施時における筒内流速の変化に追従させて放電維持電流Ikを逐次変更することができる。本構成によっても、上記のとおり火花放電を良好な状態で継続させ、ひいては燃焼安定性を高めることができる。
上記実施形態では、電源としてバッテリを用い、このバッテリからの給電により一次側コイル10aやエネルギ蓄積コイル31の充電を行う構成としたが、この構成を変更する。例えば、電源として交流発電機やレギュレータなどからなる発電装置を備える場合に、その発電装置により発電される電力により一次側コイル10aやエネルギ蓄積コイル31の充電を行う構成としても良い。
点火制御システムの概略を示す構成図である。 一定の切替時間にてIGBTのオン/オフを切り替える場合の点火動作を示すタイムチャートである。 流速の大小による点火制御システムの不具合を説明するための図である。 筒内のガスの流速と放電維持電流との関係を示す図である。 一次側コイルの印加電圧と充電所要時間との関係を示す図である。 本実施の形態における点火動作の概要を示すタイムチャートである。 エンジン運転状態と放電維持電流との関係を示す図である。 CDI回路を有した点火制御システムの概略を示す構成図である。 別の実施形態において点火動作の概要を示すタイムチャートである。 別の実施形態において二次側電流の変化波形を示すタイムチャートである。
符号の説明
10…点火コイル、10a…一次側コイル、10b…二次側コイル、11…昇圧回路としての電源回路、12…電源としてのバッテリ、13…スイッチ手段としてのIGBT、14…点火制御回路、15…点火プラグ、17…電流検出手段としての抵抗、20…ECU、31…エネルギ蓄積コイル、32…IGBT、A…CDI回路。

Claims (14)

  1. 一次側コイル及び二次側コイルからなる点火コイルと、前記一次側コイルに電力を供給する電源と、前記一次側コイルに流れる電流を断続するスイッチ手段と、前記二次側コイルに接続された点火プラグとを備え、
    前記スイッチ手段をオン/オフすることにより前記点火コイルの充電及び放電を行わせ、その充放電により前記点火プラグにて点火放電を繰り返し生じさせて多重放電を実施する内燃機関の点火制御装置において、
    前記二次側コイルに流れる二次電流を検出する電流検出手段と、
    前記多重放電のための前記点火コイルの充放電に際し、前記点火コイルの充電開始から所定の充電時間が経過するまでの期間で前記点火コイルの充電を実施するとともに、前記点火コイルの放電開始後、前記電流検出手段により検出した二次電流が所定の電流判定値に達するまでの期間で前記点火コイルの放電を実施する点火制御手段と、
    前記内燃機関の筒内流速又はそれに相関する情報を取得する手段と、
    該手段により取得した流速情報に基づいて前記電流判定値を可変設定する手段と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関の点火制御装置。
  2. 前記電流検出手段により検出した二次電流の変化態様を前記流速情報とし、その変化態様に基づいて前記電流判定値を設定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の点火制御装置。
  3. 前記内燃機関の運転状態情報を取得する手段を備え、該手段により取得した運転状態情報を前記流速情報とし、その運転状態情報に基づいて前記電流判定値を設定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の点火制御装置。
  4. 一次側コイル及び二次側コイルからなる点火コイルと、前記一次側コイルに電力を供給する電源と、前記一次側コイルに流れる電流を断続するスイッチ手段と、前記二次側コイルに接続された点火プラグとを備え、
    前記スイッチ手段をオン/オフすることにより前記点火コイルの充電及び放電を行わせ、その充放電により前記点火プラグにて点火放電を繰り返し生じさせて多重放電を実施する内燃機関の点火制御装置において、
    前記二次側コイルに流れる二次電流を検出する電流検出手段と、
    前記多重放電のための前記点火コイルの充放電に際し、前記点火コイルの充電開始から所定の充電時間が経過するまでの期間で前記点火コイルの充電を実施するとともに、前記点火コイルの放電開始後、前記電流検出手段により検出した二次電流が所定の電流判定値に達するまでの期間で前記点火コイルの放電を実施する点火制御手段と、
    1燃焼サイクル中に多重放電が進むにつれて前記電流判定値を変更する判定値変更手段と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関の点火制御装置。
  5. 前記判定値変更手段は、1燃焼サイクル中に多重放電が進むにつれて前記電流判定値を徐々に大きくすることを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の点火制御装置。
  6. 前記多重放電の実施に際し、前記内燃機関の筒内流速又はそれに相関する情報を逐次取得する手段をさらに備え、
    前記判定値変更手段は、前記取得した流速情報に基づいて前記電流判定値を可変設定することを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の点火制御装置。
  7. 前記電源の電圧を昇圧して前記一次側コイルに印加する昇圧回路を備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の内燃機関の点火制御装置。
  8. 前記電源はバッテリであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の内燃機関の点火制御装置。
  9. 前記内燃機関の運転状態情報を取得する手段と、該手段により取得した運転状態情報に基づいて前記充電時間を可変設定する手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の内燃機関の点火制御装置。
  10. 前記運転状態情報として前記内燃機関の回転速度を取得し、該取得した回転速度が小さいほど前記充電時間を長く設定することを特徴とする請求項9に記載の内燃機関の点火制御装置。
  11. 前記内燃機関の運転状態情報を取得する手段と、該手段により取得した運転状態情報に基づいて前記多重放電を実施する多重放電期間を算出する手段と、該手段により算出した多重放電期間が長いほど前記充電時間を長く設定する手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の内燃機関の点火制御装置。
  12. 前記多重放電の実施に際し、前記二次側コイルに片側の極性で二次電圧を断続的に発生させる構成としたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の内燃機関の点火制御装置。
  13. 前記多重放電の実施に際し、前記二次側コイルに両側の極性で二次電圧を連続的に発生させる構成としたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の内燃機関の点火制御装置。
  14. 前記二次側コイルにおける二次電圧発生の都度、瞬時高電圧を発生させる構成としたことを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の内燃機関の点火制御装置。
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