JP4613848B2 - 内燃機関の点火制御装置 - Google Patents

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本発明は、内燃機関の点火制御装置にかかり、特に1回の燃焼行程内で点火プラグに点火放電を複数回生じさせるものに関する。
火花点火式の内燃機関にあっては、点火コイル等からなる点火装置によって点火プラグに点火放電が発せられ、その点火放電により燃焼室に導入された燃料が燃焼に供される。ここで、燃焼状態を良好なものにするために1回の燃焼行程内で点火プラグに点火放電を複数回生じさせる、いわゆる多重放電技術が提案されている。この技術では、所定の多重放電期間の間、点火プラグにおいて点火放電を繰り返し生じさせるようにしている。
例えば、特許文献1では、容量放電型点火装置と多重放電点火装置とを組み合わせた点火装置が示されている。すなわち、バッテリとエネルギ蓄積コイルと第1のスイッチ手段とを直列に接続するとともに、エネルギ蓄積コイルと逆流防止手段と点火コイルの一次側コイルと第2のスイッチ手段とを直列に接続している。また、エネルギ蓄積コイルには逆流防止手段を介してコンデンサを接続し、点火コイルの二次側コイルには点火プラグを接続している。そして、かかる構成において、エネルギ蓄積コイル及びコンデンサを充電した後、エネルギ蓄積コイル及びコンデンサを放電させて、点火コイルを充電するとともに点火プラグに初回の点火放電を生じさせる。その後、第1及び第2のスイッチ手段を一定周期にて交互にオン/オフして、エネルギ蓄積コイルを充電するとともに点火コイルを放電させる一方、点火コイルを充電するとともにエネルギ蓄積コイルを放電させる。これにより、点火コイルの二次側に正逆両方向に電流を通電し、点火プラグに点火放電を繰り返し生じさせて多重放電を実施している。
しかしながら、近年のエンジンにおいては、燃焼状態を改善するために筒内流速を早くする等の改良が行われている場合があり、その場合、点火プラグ周辺のガスの流速が大きくなって点火放電を維持するために必要な電圧が大きくなる。また、空燃比のリーン化が進められた超リーンバーンエンジン等においては、点火プラグ周辺のガスの流速がより大きくなるため、点火プラグに大きな電流を流す必要がある。このような環境において特許文献1などの従来の点火装置では、必要とされる二次電流を確保することができないおそれがあった。
特許第2811781号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、多重放電に際して点火プラグに流れる電流の大きさを確保することのできる内燃機関の点火制御装置を提供することである。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明では、点火コイルの二次側コイルに流れる二次電流を検出する電流検出手段を備え、多重放電に際し、電流検出手段により検出した二次電流が所定の電流判定値に達する度に、第1及び第2のスイッチ手段のオン/オフ切り替えを実施する。
本発明では、電源系の構成として少なくともエネルギ蓄積コイルと同エネルギ蓄積コイルに直列に接続された第1のスイッチ手段とが設けられ、点火コイルの一次側コイルにエネルギ蓄積コイルと第2のスイッチ手段とが接続されるとともに、同点火コイルの二次側コイルに点火プラグが接続されている。かかる構成において、第1及び第2のスイッチ手段を交互にオン/オフすることにより、エネルギ蓄積コイルの充電と放電とが繰り返し行われる。そして、そのエンジン蓄積コイルの充放電により二次側コイルに正逆両方向の二次電流が流れて多重放電が実施される。
ところで、近年のエンジンにおいては、燃焼状態を改善するために筒内流速を早くする等の改良が行われている場合があり、その場合、点火プラグ周辺のガスの流速が大きくなって点火放電を維持するために必要な電圧が大きくなる。また、空燃比のリーン化が進められた超リーンバーンエンジン等においては、点火プラグ周辺のガスの流速が大きく、点火プラグに大きな電流を流す必要がある。
本発明によれば、二次電流が所定の電流判定値に達する度に第1及び第2のスイッチ手段のオン/オフが切り替えられるため、二次電流を常に電流判定値以上に保つことができる。したがって、内燃機関が必要とする二次電流を継続して供給することができる。
また、請求項1に記載の発明では、内燃機関の筒内流速又はそれに相関する情報を取得し、電流判定値をその取得した流速情報に基づいて可変設定する。
多重放電に際して必要となる二次電流は点火プラグ近傍のガスの流速に依存するものである。したがって、筒内流速又はそれに相関する情報に基づいて電流判定値を設定すると良い。
ところで、一般に、筒内流速を直接取得することは困難である。そこで、請求項に記載の発明では、内燃機関の運転状態情報を筒内流速情報とし、その運転状態情報に基づいて電流判定値を設定する構成としている。これは、筒内流速は内燃機関の回転速度や空燃比、筒内の充填効率等に依存するものであり、それらの内燃機関の運転状態に基づいて推測することができるためである。すなわち、請求項に記載の発明のように、運転状態情報として内燃機関の回転速度を取得し、その回転速度に応じて電流判定値を設定する。内燃機関の回転速度が大きくなるにつれピストンの往復運動が速くなって筒内流速が大きくなる傾向にあるため、内燃機関の回転速度が大きいほど、電流判定値を大きく設定すると良い。また、請求項に記載の発明のように、運転状態情報として空燃比のリーン度合いを取得し、その空燃比のリーン度合いに応じて電流判定値を設定する。燃料が着火しにくくなることへの対策として燃焼速度を向上させるべく筒内流速を大きくしているため、空燃比のリーン度合いが大きくなるほど、電流判定値を大きく設定すると良い。
ところで、空燃比のリーン化が進められた超リーンバーン等の筒内流速が大きくなる燃焼に際しては、点火放電を発生させるために必要な二次側コイルに発生する電圧や電流が大きくなる。しかしながら前述した点火制御装置の構成ではそのために必要な電気エネルギを供給することができない。そこで、請求項に記載の発明のように、エネルギ蓄積コイル及び第1のスイッチ手段を有してなる電源系とは別に、点火コイルの一次側コイルと第2のスイッチ手段と直列に接続され、バッテリの電圧を昇圧して出力する電源手段を備える構成とするとよい。これにより、電源手段より電気エネルギが供給され、点火プラグに高電圧が印加されるとともに大きな電流が流れる。したがって、筒内流速が大きくなったとしても点火プラグに点火放電を発生させることができる。さらに、請求項に記載の発明のように、エネルギ蓄積コイル及び第1のスイッチ手段を有してなる電源系とは別に、バッテリの電圧を昇圧して出力する電源手段を備え、この電源手段から一次側コイルに正逆両方向に電流を流すことを可能とするHブリッジ回路を構成する。そして、多重放電に際し、二次電流が所定の電流判定値に達する度に、一次側コイルに流す電流の向きを切り替えるようにしても良い。ここで、Hブリッジ回路を構成したことにより、一次側コイルに一方向にのみ通電して点火コイルを充放電する場合に比べて通電電流のピーク値が半分で済み、点火コイルの発熱が抑えられる。
また、空燃比のリーン化が進められた超リーンバーン等の筒内流速が大きくなる燃焼に際しては、第1及び第2のスイッチ手段の切り替えに際して点火放電が生じにくくなり、点火放電を発生させるために、点火放電を維持する場合に比べ、二次側コイルにさらに大きな電圧が必要になる。そこで、請求項に記載の発明のように、少なくとも容量放電用コンデンサとその容量放電用コンデンサを充電する充電手段とを備える構成とすると良い。かかる構成では、容量放電用コンデンサから比較的大きな電気エネルギが供給されるため、二次側コイルに大きな電圧が発生して点火プラグに点火放電を生じさせることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。本実施の形態は、内燃機関である車載ガソリンエンジンを対象として点火制御システムを構築するものとしており、当該制御システムにおいては電子制御システム(以下、ECUという)からの点火指令に基づき点火プラグに放電火花を生じさせることととしている。先ずは、図1を用いて点火制御システムの概略構成を説明する。
図1において、直流電源であるバッテリ11には、エネルギ蓄積コイル12とIGBT13とが直列に接続されており、エネルギ蓄積コイル12にはIGBT13のオンのときに電気エネルギが蓄えられる。また、エネルギ蓄積コイル12とIGBT13との間にはダイオード14を介して容量放電用コンデンサ15が接続されており、このコンデンサ15はエネルギ蓄積コイル12に蓄えられた電気エネルギにより充電される。
エンジンの気筒ごとに設けられる点火コイル21は一次側コイル21aと二次側コイル21bとよりなる。一次側コイル21aの一端には前記コンデンサ15が接続され、他端にはIGBT22が接続されている。このIGBT22がオン/オフされることにより、エネルギ蓄積コイル12やコンデンサ15に蓄積された電気エネルギが放出され、一次側コイル21aに一次側電流I1が流れる。また、二次側コイル21bの一端には点火プラグ23が接続され、他端には電流検出用の抵抗24が接続されている。一次側コイル21aの通電時にはそれに伴い二次側コイル21bに二次側電流I2が流れ、点火コイル21からの放電エネルギの供給(高電圧の印加)によって点火プラグ23に点火放電が発生する。ここで、コンデンサ15の充電電圧をVcとし、点火プラグ23の端子間電圧をプラグ電圧Vpとする。また、エネルギ蓄積コイル12に流れる電流を充電電流Ieとする。さらに、バッテリ11から一次側コイル21aに流れる向きを正として、一次側コイル21aに流れる電流を一次側電流I1とし、二次側コイル21bから点火プラグ23に流れる向きを正として、二次側コイル21bに流れる電流(プラグ電流)を二次側電流I2とする。
ECU20は、周知の通りCPU、RAM、ROM等からなるマイクロコンピュータを主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することによってエンジンの各種運転状態を制御するものである。点火時期制御においてECU20は、エンジン回転速度やアクセル操作量などのエンジンの運転状態を表す運転状態情報を取得し、その運転状態情報に基づいて最適な点火時期を算出する。そして、その点火時期に応じて点火信号IGtを生成し、点火制御回路30に出力する。また、本点火制御システムでは、燃焼状態を良好なものにするために1回の燃焼行程内で点火プラグ23に点火放電を複数回生じさせる多重放電制御を実施する。このため、ECU20は、運転状態情報に基づいて点火放電を繰り返し生じさせる多重放電期間を算出する。そして、その多重放電期間を規定する多重期間信号IGwを生成し、点火制御回路30に出力する。
点火制御回路30は、ECU20より入力した点火信号IGt及び多重期間信号IGwに基づきIGBT13,22をそれぞれオン/オフをさせるための駆動信号IG1及びIG2を出力する。詳しくは、点火信号IGtに従い、駆動信号IG1及びIG2を出力してIGBT13,22をそれぞれオン/オフし、点火時期にて点火放電を生じさせる。その後、多重期間信号IGwによる多重放電期間の間、IGBT13,22を繰り返しオン/オフし、点火放電を繰り返し生じさせる。
以下、多重放電を実施する際の点火動作の概要について、図2のタイムチャートを用いて説明する。図2では、点火時期としてタイミングt11において初回の点火放電を生じさせ、多重放電期間としてタイミングt11〜t14の間で放電を繰り返し生じさせている。ここでは、多重放電期間においてIGBT13,22を一定の切替時間αごとにオン/オフする構成について説明する。
先ず点火時期前のタイミングt10において点火信号IGtがHレベルに立ち上げられると、それを受けてIGBT13がオンされ、充電電流Ieが流れてエネルギ蓄積コイル12が充電される。そして、点火時期であるタイミングt11において点火信号IGtがLレベルに立ち下げられると、IGBT13がオフされる共にIGBT22がオンされる。これにより、エネルギ蓄積コイル12及びコンデンサ15から一次側コイル21aに電気エネルギが同時に供給される。これに伴い二次側コイル21bに高電圧が誘起され、プラグ電圧Vpとして点火プラグ23に負の高電圧が印加される。この結果、点火プラグ23に点火放電が発生し、負の向きに二次側電流I2が流れる。その後、IGBT22がオンされている期間において、エネルギ蓄積コイル12から電気エネルギが供給されることにより、点火プラグ23に点火放電が発生し続けるとともに、一次側電流I1が流れて点火コイル21が充電される。
また、タイミングt11では多重期間信号IGwがHレベルに立ち上げられている。このため、タイミングt11以降ではIGBT13,22が交互にオン/オフされ、点火プラグ23において点火放電が繰り返し発せられる。すなわち、タイミングt11から切替時間α経過後のタイミングt12において、IGBT13がオンされると共にIGBT22がオフされる。これにより、エネルギ蓄積コイル12が再充電されるとともに、点火コイル21の放電に伴って点火プラグ23に正のプラグ電圧Vpが印加される。この結果、点火プラグ23に点火放電が発生し、正の向きに二次側電流I2が流れる。さらに切替時間αが経過してタイミングt13になると、IGBT13がオフされると共にIGBT22がオンされる。これにより、エネルギ蓄積コイル12から電気エネルギが点火コイル21に再び供給され、点火プラグ23に点火放電が生じるとともに、点火コイル21の再充電が行われる。
以後、多重期間信号IGwがLレベルに立ち下げられるまで、IGBT13,22のオン/オフが切替時間αごとに切り替えられ、点火プラグ23に点火放電が繰り返し生じる。このとき、点火プラグ23近傍のガスの流れによってプラグ電圧Vpがばらつく。二次側電流I2はそのプラグ電圧Vpの大きさに応じて変化しており、プラグ電圧Vpが大きいほど早く減少している。なお、タイミングt14において多重期間信号IGwがLレベルに立ち下げられた後、IGBT13が一時的にオンされてコンデンサ15の充電が行われる。
さて、上述したようにIGBT13,22のオン/オフを一定の切替時間αごとに切り替える制御では、点火プラグ23近傍のガスの流速が大きくなり、点火放電を生じさせるために必要なプラグ電圧Vpが大きくなった場合(例えば0.5〜1.5kV程度)、二次側電流I2が点火放電を生じさせるために必要な電流値(例えば10〜20mA程度)を下回るおそれがある。そこで、本実施の形態では、多重放電に際して点火放電を生じさせるために必要な二次側電流I2の大きさとして放電維持電流Ikを設定し、二次側電流I2が正側及び負側の放電維持電流+Ik,−Ikに達する度にIGBT13,22のオン/オフを切り替えるように点火制御回路30を構成する。
ここで、放電維持電流Ikはガスの流速νによって変化するものであり、図3に示すように、流速νが大きいほど放電維持電流Ikは大きくなる傾向にある。このため、放電維持電流Ikを流速νに応じて設定することが望ましい。しかしながら筒内のガスの流速νを直接検出することは困難であるため、次に説明するように流速νに相関するエンジンの運転状態情報に基づいて放電維持電流Ikを設定する。
図4は流速νに相関するエンジンの運転状態情報と放電維持電流Ikとの関係を示すものであり、図4(a)はエンジンの運転状態情報としてエンジン回転速度との関係を示し、図4(b)はエンジンの運転状態情報として空燃比のリーン度合いとの関係を示している。すなわち、図4(a)に示すように、エンジン回転速度が小さいときには放電維持電流Ikは小さく、エンジン回転速度が大きくなるにつれて放電維持電流Ikは大きくなる。これは、エンジン回転速度が大きくなるにつれてピストンの往復運動が速くなって流速νが大きくなるためである。また、図4(b)に示すように、空燃比のリーン度合いがある程度になるまでは放電維持電流Ikはほぼ一定値であり、さらにリーンになるにつれて放電維持電流Ikは大きくなる。これは、空燃比のリーン度合いが大きなリーンバーンにおいては、スワールやタンブルを生成することによりタービュランス(乱れ)を誘発して燃焼速度を向上させているため、空燃比がリーンになるほど流速νが大きくなることに起因する。
図5は、点火時期制御の処理手順を示すフローチャートである。本処理は、ECU20にて所定の周期毎に実行される。先ず、ステップS101においてエンジン回転速度やアクセル操作量といったエンジン運転状態情報を取得する。続くステップS102では、その運転状態情報に基づき多重放電を実施するか否かを判定する。詳しくは、エンジンの運転状態が低回転・低負荷である場合などにおいて多重放電を実施すると判定する。
多重放電を実施する場合には、ステップS103に移行し、エンジン運転状態情報に基づき最適な点火時期及び多重放電期間を算出する。また、ステップS104においてエンジン運転状態情報に基づいて放電維持電流Ikを算出する。そして、ステップS105では、点火時期及び多重放電期間に応じた点火信号IGt及び多重期間信号IGwを生成し、点火制御回路30に出力するとともに、放電維持電流Ikの指令を点火制御回路30に出力する。一方で、多重放電を実施しない場合には、ステップS105において点火時期を算出するとともに、ステップS106において点火信号IGtを生成して点火制御回路30に出力する。
図6は、二次側電流I2に基づいてIGBT13,22をオン/オフ制御する場合の点火動作の概要を示すタイムチャートである。図6では、点火時期としてタイミングt21において初回の点火放電を生じさせ、多重放電期間としてタイミングt21〜t23の間で点火放電を繰り返し生じさせることとしている。
先ず点火時期前のタイミングt20〜t21の期間においては、点火信号IGtに応じてIGBT13がオンされ、充電電流Ieが流れてエネルギ蓄積コイル12が充電される。そして、点火時期であるタイミングt21において、IGBT13がオフされると共にIGBT22がオンされると、エネルギ蓄積コイル12及びコンデンサ15から電気エネルギが供給されて点火プラグ23に初回の点火放電が発生し、負の向きに二次側電流I2が流れる。
その後、その点火プラグ23における点火放電によって電気エネルギが消費されることにより、二次側電流I2が次第に小さくなる。このとき、回転速度や空燃比といったエンジンの運転状態情報に基づいて放電維持電流Ikが設定されている。そしてタイミングt22において二次側電流I2が負側の放電維持電流−Ikに達すると、IGBT13がオンされると共にIGBT22がオフされる。これにより、点火プラグ23には点火コイル21の放電に伴って点火放電が生じるとともに、エネルギ蓄積コイル12が充電される。さらに、その後、再び二次側電流I2が減少し、タイミングt23において、二次側電流I2が正側の放電維持電流+Ikに達すると、IGBT13がオンされると共にIGBT22がオンされる。これにより、エネルギ蓄積コイル12からの電気エネルギの供給により点火プラグ23に点火放電が生じるとともに、点火コイル21の充電が行われる。
以後、タイミングt34において多重期間信号IGwがLレベルに立ち下がるまで、二次側電流I2が正側及び負側の放電維持電流+Ik,−Ikに達する度にIGBT13,22のオン/オフが切り替えられ、点火プラグ23に点火放電が繰り返し生じる。
以上詳述した実施の形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
多重放電に際し、点火コイル21の二次側コイル21bに流れる二次側電流I2を検出し、その検出値が正側及び負側の放電維持電流+Ik,−Ikに達する度にIGBT13,22のオン/オフを切り替えるようにした。これにより、二次側電流I2が減少して正側及び負側の放電維持電流+Ik,−Ikになると、一次側電流I1が反転されて二次側電流I2が新たに供給され、二次側電流I2を放電維持電流Ik以上に維持することができる。
ここで、放電維持電流Ikを筒内のガスの流速νに相関する情報に基づいて設定する構成としたことにより、流速νに応じて確保する二次側電流I2の大きさを調整することができる。したがって、流速νが大きくなったとしても点火放電に必要な二次側電流I2を好適に確保することができる。
(第2実施形態)
空燃比のリーン化が進められた超リーンバーンでは、点火放電を生じさせるために必要なプラグ電圧は2〜5kV程度、放電維持電流は50〜100mA程度になる。かかる場合、第1実施形態で示した点火制御システムでは、多重放電に際して点火プラグに点火放電を繰り返し生じさせるために必要な電気エネルギを供給することができないおそれがある。そこで本実施の形態では、バッテリ電圧を昇圧して出力する電源手段としてDC/DCコンバータを設け、このDC/DCコンバータより点火コイルに電気エネルギを供給して点火プラグに点火放電を生じさせる。
図7は、本実施の形態における点火制御システムの構成を示す図であり、第1の実施の形態において図1で使用した記号等をそのまま準用している。すなわち、バッテリ11に出力電圧Vdc(数10〜100V程度)のDC/DCコンバータ41が接続されるとともに、そのDC/DCコンバータ41が逆流防止用のダイオード42を介して一次側コイル21aに直列に接続される。このDC/DCコンバータ41は、インダクタ,トランジスタ,ダイオード,コンデンサからなる昇圧回路である。かかる構成においてIGBT22をオンすると、一次側コイル21aには、DC/DCコンバータ41の出力電圧Vdcが印加され、そのDC/DCコンバータ41より電気エネルギが供給される。
図8は、上記点火制御システムの点火動作の概要を示すタイムチャートである。図8では、点火時期としてタイミングt31において初回の点火放電を生じさせ、多重放電期間としてタイミングt31〜t34の間で点火放電を繰り返し生じさせることとしている。
先ず点火時期前のタイミングt30〜31の期間においては、IGBT13がオンされてエネルギ蓄積コイル12が充電される。そして、点火時期であるタイミングt31において、IGBT13がオフされると共にIGBT22がオンされると、一次側コイル21aにはエネルギ蓄積コイル12及びコンデンサ15の他、DC/DCコンバータ41から電気エネルギが供給される。これにより、点火プラグ23には2kV以上のプラグ電圧Vpが印加され、点火放電が生じて50mA以上の二次側電流I2が流れる。このとき、DC/DCコンバータ41の出力電圧Vdcは、点火コイル21への電気エネルギの供給に伴って次第に低下する。
その後、二次側電流I2が次第に低下し、タイミングt32において負側の放電維持電流−Ikに達すると、IGBT13,22のオン/オフが切り替えられる。すると、点火コイル21の放電に伴う電気エネルギの供給により点火プラグ23に点火放電が生じる。このとき、DC/DCコンバータ41では、その内部のコンデンサが充電され、出力電圧Vdcが回復する。そして、二次側電流I2が減少し、タイミングt33において、二次側電流I2が正側の放電維持電流+Ikに達すると、IGBT13,22のオン/オフが切り替えられる。これにより、再びエネルギ蓄積コイル12及びDC/DCコンバータ41から点火コイル21に電気エネルギが供給されて、点火プラグ23に点火放電が生じる。
以後、タイミングt34において多重期間信号IGwがLレベルに立ち下がるまで、二次側電流I2が正側及び負側の放電維持電流+Ik,−Ikに達する度にIGBT13,22のオン/オフが切り替えられ、点火プラグ23に点火放電が繰り返し生じる。そして、タイミングt34以降においてDC/DCコンバータ41では、その内部のコンデンサの充電が行われ、出力電圧Vdcが元の電圧まで回復する。
以上詳述した実施の形態によれば、DC/DCコンバータ41より電気エネルギが供給されるため、点火プラグ23近傍の流速νが大きくなったとしても、二次側電流I2を放電維持電流Ik以上に維持することができる。
(第3実施形態)
第2の実施の形態では、超リーンバーンに際して点火プラグに十分な電気エネルギを供給するために、DC/DCコンバータを設けるとともにそのDC/DCコンバータより電気エネルギを供給するように構成したが、本実施の形態では次のように構成する。すなわち、バッテリ電圧を昇圧して出力する電源手段としてDC/DCコンバータを設け、そのDC/DCコンバータから点火コイルの一次側コイルに正逆両方向に電流を流すことを可能とするHブリッジ回路を構成する。そして、そのHブリッジ回路により一次側コイルに正逆両方向に電流を流すことにより点火放電に必要な電気エネルギを供給する。
図9は、本実施の形態における点火制御システムの構成を示す図であり、第1の実施の形態において図1で使用した記号等をそのまま準用している。すなわち、バッテリ11に出力電圧Vdc(数10〜100V程度)のDC/DCコンバータ51が接続される。そして、一次側コイル21aは、トランジスタ52又は53のいずれかを介してそのDC/DCコンバータ51に接続されるとともに、IGBT22又は54のいずれかを介して接地される。かかる構成においてトランジスタ52及びIGBT22をオンすると、DC/DCコンバータ51より経路C1にて電流が流れ、正の一次側電流I1が流れる。一方で、トランジスタ53及びIGBT54をオンすると、DC/DCコンバータ51より経路C2にて電流が流れ、負の一次側電流I2が流れる。
図10は、上記点火制御システムの点火動作の概要を示すタイムチャートである。図10では、点火時期としてタイミングt41において初回の点火放電を生じさせ、多重放電期間としてタイミングt41〜t44の間で点火放電を繰り返し生じさせることとしている。
先ず点火時期前のタイミングt40〜41の期間においては、IGBT13がオンされてエネルギ蓄積コイル12が充電される。そして、点火時期であるタイミングt41において、IGBT13がオフされると共にトランジスタ52及びIGBT22がオンされると、一次側コイル21aにはエネルギ蓄積コイル12及びコンデンサ15から電気エネルギが供給される他、DC/DCコンバータ51からも電気エネルギが供給される。このとき、DC/DCコンバータ51から経路C1にて電流が流れ、正の一次側電流I1が流れる。これにより、点火プラグ23には2kV以上のプラグ電圧Vpが印加され、点火放電が生じて50mA以上の二次側電流I2が流れる。
その後、二次側電流I2が次第に低下し、タイミングt42において負側の放電維持電流−Ikに達すると、各スイッチ手段のオン/オフが切り替えられる。これにより、DC/DCコンバータ51から経路C2にて電流が流れ、負の一次側電流I1が流れる。これにより、点火コイル21の放電に伴って点火プラグ23に点火放電が発生する。さらに、その後、二次側電流I2が減少し、タイミングt43において、二次側電流I2が正側の放電維持電流+Ikに達すると、各スイッチ手段のオン/オフが切り替えられる。これにより、エネルギ蓄積コイル12及びDC/DCコンバータ51から電気エネルギが供給されて点火プラグ23に点火放電が発生する。
以後、タイミングt44において多重期間信号IGwがLレベルに立ち下がるまで、二次側電流I2が正側及び負側の放電維持電流+Ik,−Ikに達する度に各種スイッチ手段のオン/オフが切り替えられ、点火プラグ23に点火放電が繰り返し生じる。このとき、DC/DCコンバータ51の出力電圧Vdcは点火コイル21への電気エネルギの供給に伴って次第に低下する。そして、タイミングt44以降においてDC/DCコンバータ51では、その内部のコンデンサの充電が行われ、出力電圧Vdcが元の電圧まで回復する。
以上詳述した実施の形態によれば、DC/DCコンバータ51より電気エネルギが供給されるため、点火プラグ23近傍の流速νが大きくなったとしても、二次側電流I2を放電維持電流Ik以上に維持することができる。また、Hブリッジ回路を構成して一次側コイル21aに正逆両方向に一次側電流I1を流すようにしたことにより、一次側コイル21aに一方向にのみ一次側電流I1を通電して点火コイル21を充放電する場合に比べ、その一次側電流I1のピーク値が半分で済む。このため、点火コイル21の発熱を抑制することができる。
(第4実施形態)
超リーンバーンにおいては、流速が大きく点火放電が生じにくくなり、それぞれのスイッチ手段を切り替えて点火放電を生じさせる際に10〜20kV程度のプラグ電圧が必要になる。そこで、本実施の形態では、第2の実施の形態において点火コイルの一次側コイルに接続したDC/DCコンバータに加え、出力電圧が数100V程度である再点火用DC/DCコンバータを設ける。そして、多重放電に際し、その再点火用DC/DCコンバータにより容量放電用コンデンサを逐次充電し、スイッチ手段の切り替え時において同容量放電用コンデンサからの電気エネルギの供給により点火放電を生じさせる。
図11は、本実施の形態における点火制御システムの構成を示す図であり、第2の実施の形態において図7で使用した記号等をそのまま準用している。すなわち、バッテリ11に出力電圧が数100V程度である再点火用DC/DCコンバータ61が接続されるとともに、その再点火用DC/DCコンバータ61が逆流防止用のダイオード62を介して一次側コイル21aに直列に接続される。
また、本実施の形態では、点火制御回路30が図示を省略するがコンデンサ15の充電電圧を検出する電圧検出手段を備える。そして、点火制御回路30は、点火コイル21の放電により点火プラグ23に点火放電を生じさせている場合に、二次側電流I2が放電維持電流Ik以下であり、且つ前記電圧検出器により検出したコンデンサ15の充電電圧が再点火に必要な大きさ(本実施の形態では200V程度)以上になるとIGBT13,22のオン/オフを切り替える。
図12は、上記点火制御システムの点火動作の概要を示すタイムチャートである。図12では、点火時期としてタイミングt51において初回の点火放電を生じさせ、多重放電期間としてタイミングt51〜t54の間で点火放電を繰り返し生じさせることとしている。
先ず点火時期前のタイミングt50〜51の期間においては、IGBT13がオンされてエネルギ蓄積コイル12が充電される。そして、点火時期であるタイミングt51において、IGBT13がオフされると共にIGBT22がオンされると、一次側コイル21aにはエネルギ蓄積コイル12及びコンデンサ15の他、DC/DCコンバータ41から電気エネルギが供給される。これにより、点火プラグ23に10kV以上のプラグ電圧Vpが印加されて点火放電が生じるとともに、一次側電流I1が流れて点火コイル21が充電される。
その後、二次側電流I2が次第に低下し、タイミングt52において負側の放電維持電流−Ikに達すると、IGBT13,22のオン/オフが切り替えられる。これにより、十分に充電された点火コイル21の放電に伴って点火プラグ23に10kV以上のプラグ電圧Vpが印加され、再点火されつつ点火放電が生じる。また、このとき、再点火用DC/DCコンバータ61によりコンデンサ15が充電される。そして、その後二次側電流I2が減少して正側の放電維持電流+Ikに達すると、IGBT13,22のオン/オフが切り替えられ、再びエネルギ蓄積コイル12及び再点火用DC/DCコンバータ61に再充電されたコンデンサ15より電気エネルギが供給されて点火プラグ23に再点火されつつ点火放電が生じる。
以後、タイミングt54において多重期間信号IGwがLレベルに立ち下がるまで、二次側電流I2が正側及び負側の放電維持電流+Ik,−Ikに達する度にIGBT13,22のオン/オフが切り替えられ、点火プラグ23に点火放電を伴って点火放電が繰り返し生じる。
以上詳述した実施の形態によれば、DC/DCコンバータ41と並列に、再点火用DC/DCコンバータ61を設けたことにより、多重放電に際して、コンデンサ15の充電が行われ、このコンデンサ15より電気エネルギが都度供給される。このため、点火プラグ23近傍の流速νが大きくなったとしても、点火放電を確実に生じさせることができる。
ところで、本第4実施の形態では、第2の実施の形態における点火制御システムにおいて、再点火用DC/DCコンバータ61を設けたが、これに限らない。第3の実施の形態における点火制御システムにおいて、DC/DCコンバータ51と並列に再点火用DC/DCコンバータ61を設け、多重放電を実施する構成としてもよい。かかる構成であっても、コンデンサ15の充放電が行われ、点火放電を確実に生じさせることができる。
なお、上記各実施の形態では、容量放電用コンデンサ15を含む容量放電型点火回路(CDI回路)により初回の点火放電を生じさせる構成としたが、これに限るものではなく、他に変更しても良い。ただし、その場合、第4の実施の形態におけるDC/DCコンバータ61が容量放電用コンデンサを有する構成とする必要がある。
点火制御システムの概略を示す構成図である。 一定の切替時間にてIGBTのオン/オフを切り替える場合の点火動作を示すタイムチャートである。 流速と放電維持電流の関係を示す図である。 エンジンの運転状態情報と放電維持電流の関係を示す図である。 点火時期制御の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態における点火動作の概要を示すタイムチャートである。 第2の実施の形態における点火制御システムの概略を示す構成図である。 第2の実施の形態における点火動作の概要を示すタイムチャートである。 第3の実施の形態における点火制御システムの概略を示す構成図である。 第3の実施の形態における点火動作の概要を示すタイムチャートである。 第4の実施の形態における点火制御システムの概略を示す構成図である。 第4の実施の形態における点火動作の概要を示すタイムチャートである。
符号の説明
11…バッテリ、12…エネルギ蓄積コイル、13…第1のスイッチ手段としてのIGBT、21…点火コイル21a…一次側コイル、21b…二次側コイル、22…第2のスイッチ手段としてのIGBT、23…点火プラグ、24…電流検出手段としての抵抗、20…ECU、30…点火制御回路。

Claims (7)

  1. 電源系の構成として少なくともエネルギ蓄積コイルと該エネルギ蓄積コイルに直列に接続された第1のスイッチ手段とを備え、点火コイルの一次側コイルに前記エネルギ蓄積コイルと第2のスイッチ手段とを接続するとともに、同二次側コイルに点火プラグを接続し、前記第1及び第2のスイッチ手段を交互にオン/オフすることにより前記エネルギ蓄積コイルの充電と放電とを繰り返し行い、その充放電により二次側コイルに正逆両方向の二次電流を流して多重放電を実施する内燃機関点火制御装置において、
    前記点火コイルの二次側コイルを流れる二次電流を検出する電流検出手段と、
    前記多重放電に際し、前記電流検出手段により検出した電流値が所定の電流判定値に達する度に、前記第1及び第2のスイッチ手段のオン/オフ切り替えを実施する点火制御手段と、
    前記内燃機関の筒内流速又はそれに相関する情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した流速情報に基づいて前記電流判定値を可変設定する設定手段と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関の点火制御装置。
  2. 前記取得手段は、前記流速情報として前記内燃機関の運転状態情報を取得し、
    前記設定手段は、前記取得した運転状態情報に基づいて前記電流判定値を設定することを特徴とする請求項に記載の内燃機関の点火制御装置。
  3. 前記運転状態情報として前記内燃機関の回転速度を取得し、
    前記設定手段は、前記取得した回転速度に基づいて前記電流判定値を設定することを特徴とする請求項に記載の内燃機関の点火制御装置。
  4. 前記運転状態情報として空燃比のリーン度合いを取得し、
    前記設定手段は、前記取得した空燃比のリーン度合いに基づいて前記電流判定値を設定することを特徴とする請求項に記載の内燃機関の点火制御装置。
  5. 前記エネルギ蓄積コイル及び第1のスイッチ手段を有してなる電源系とは別に、前記点火コイルの一次側コイルと前記第2のスイッチ手段とに直列に接続され、バッテリの電圧を昇圧して出力する電源手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の内燃機関の点火制御装置。
  6. 前記エネルギ蓄積コイル及び第1のスイッチ手段を有してなる電源系とは別に設けられ、バッテリの電圧を昇圧して出力する電源手段と、該電源手段から前記一次側コイルに正逆両方向に電流を流すことを可能とするHブリッジ回路とを備え、前記点火制御手段は、前記多重放電に際し、前記電流検出手段により検出した電流値が所定の電流判定値に達する度に、前記一次側コイルに流す電流の向きを切り替えることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の内燃機関の点火制御装置。
  7. 前記電源手段と並列に接続され、少なくとも容量放電用コンデンサと該容量放電用コンデンサを充電する充電手段とを備えたことを特徴とする請求項5又は6のいずれかに記載の内燃機関の点火制御装置。
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