JP2015013583A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操舵機構へアシスト力を付与することに基づく車両挙動の悪化を抑制する電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】電動パワーステアリング装置は、ステアリングシャフトに付与するアシスト力を発生するモータ31と、ステアリングシャフトに作用する操舵トルクに応じてトルク信号を生成するトルクセンサと、操舵トルクに基づきアシスト力に対応する基本電流指令値Ie *を演算し、当該基本電流指令値Ie *、及び車両の挙動が安定していないとき当該挙動を収束させために外部のSC制御装置80にて演算される安定化電流指令値Iv *に基づきモータ31を制御するECU40と、を備える。ECU40は、安定化電流指令値Iv *が入力されるとき、車両の挙動の安定性を判断し、車両の挙動が安定していると判断される場合には、安定化電流指令値Iv *を使用せず基本電流指令値Ie *に基づきモータ31を制御する。
【選択図】図2
【解決手段】電動パワーステアリング装置は、ステアリングシャフトに付与するアシスト力を発生するモータ31と、ステアリングシャフトに作用する操舵トルクに応じてトルク信号を生成するトルクセンサと、操舵トルクに基づきアシスト力に対応する基本電流指令値Ie *を演算し、当該基本電流指令値Ie *、及び車両の挙動が安定していないとき当該挙動を収束させために外部のSC制御装置80にて演算される安定化電流指令値Iv *に基づきモータ31を制御するECU40と、を備える。ECU40は、安定化電流指令値Iv *が入力されるとき、車両の挙動の安定性を判断し、車両の挙動が安定していると判断される場合には、安定化電流指令値Iv *を使用せず基本電流指令値Ie *に基づきモータ31を制御する。
【選択図】図2
Description
本発明は、電動パワーステアリング装置に関する。
車両の操舵機構にモータの動力を付与することにより、運転者のステアリング操作を補助する電動パワーステアリング装置(以下、EPS)が知られている。EPSの制御装置は、たとえば各種のセンサを通じて取得される操舵トルク、および車速に基づいてアシスト電流指令値を演算し、この指令値に基づきモータの駆動を制御する。
また、各種のセンサを通じて取得される各種の情報に基づいて、オーバーステアやアンダーステアなどの車両の挙動が不安定な状況を検出すると、瞬時に一輪、又は複数の車輪にブレーキをかけたり、エンジンの出力を自動的に調整したりする車両の横滑り防止装置(以下、SC:Stability Control)が知られている。
SCの制御装置は、ブレーキ、エンジンの出力を調整する他にも車両の不安定な状況を改善するためにステアリングの目標舵角を算出し、当該目標舵角となるようにモータを駆動させるための制御信号として電流指令値を生成する。EPSの制御装置は、SCの制御装置により生成される指令値を加味して最終的なアシスト電流指令値を演算する。このように、他の制御装置が生成する制御信号を加味して制御対象を協調制御する制御装置については、特許文献1に開示されている。
ところで、EPSの制御装置は、SCの制御装置が生成する電流指令値を加味してモータの駆動を制御するので、SCの制御装置に不具合が発生して車両の挙動が安定しているにもかかわらず協調制御のための電流指令値が生成された場合、車両の挙動が悪化するおそれがある。
本発明は、こうした実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、操舵機構へアシスト力を付与することに基づく車両挙動の悪化を抑制する電動パワーステアリング装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、電動パワーステアリング装置は、車両の操舵機構に付与するアシスト力を発生するモータと、前記操舵機構を構成するステアリングシャフトに作用する操舵トルクに応じてトルク信号を生成するトルクセンサと、前記トルク信号に基づき前記アシスト力に対応する第1の制御量を演算し、当該第1の制御量及び前記車両の挙動が安定していないと判断されるとき当該車両の挙動が安定するように外部の演算部にて演算され出力される第2の制御量に基づき前記モータを制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記車両に設けられる複数種のセンサを通じて取得される前記車両の挙動を示す状態量に基づき前記車両の挙動が安定しているか否かを推定し、前記車両の挙動が安定していると推定される場合には、前記第2の制御量を使用せず前記第1の制御量に基づき前記モータを制御することを要旨とする。
この構成によれば、制御装置は、車両の挙動が安定していると推定される場合には、前記第2の制御量を使用せず前記第1の制御量に基づき前記モータを制御して操舵機構へアシストを付与する。これにより、外部の演算部であるSCの制御装置の不具合等により車両の挙動が安定しているにもかかわらず車両の挙動を収束させるための第2の制御量が誤って生成された場合でも、車両の挙動が悪化することを抑制することができる。
上記構成において、前記複数種のセンサは、車両の走行速度を検出する車速センサと、車両のヨーレートを検出するヨーレートセンサと、前記ステアリングシャフトの操舵角を検出する操舵角センサと、を含み、前記制御装置は、車速及び操舵角から推定される推定ヨーレートと前記ヨーレートセンサを通じて検出される実ヨーレートとの偏差が、予め設定されるヨーレート閾値を下回る場合には、前記車両の挙動が安定していると判断することが好ましい。
実ヨーレートと推定ヨーレートとの偏差が大きい状態は、いわゆるオーバーステアやアンダーステアが発生している状態(スリップ状態)である。そして、当該偏差が大きくなれば大きくなるほど、車両はドライバーにとって対応が難しいスリップ状態となる。
推定ヨーレートの算出には、車速及び操舵角が必要であるが、これらを検出する車速センサ及び操舵角センサは電動パワーステアリング装置で標準的に使用されており、上記の構成によれば、新たに車両の状態を検出するセンサを設けることなく車両の挙動が安定しているか否かを推定することができる。
上記構成において、前記制御装置は、前記ヨーレート閾値を車速の増大に応じて低い値に設定することが好ましい。
車速が上昇すればするほど車両がスリップする確率が高まることは周知である。このように、ヨーレート閾値を車速に応じて変更することにより、車両の挙動に乱れが生じがたい状態であれば、第2の制御量に応じたモータの制御が規制されるので、誤った第2の制御量の生成によるモータの制御を通じて車両の挙動が悪化するのを抑制することができる。
車速が上昇すればするほど車両がスリップする確率が高まることは周知である。このように、ヨーレート閾値を車速に応じて変更することにより、車両の挙動に乱れが生じがたい状態であれば、第2の制御量に応じたモータの制御が規制されるので、誤った第2の制御量の生成によるモータの制御を通じて車両の挙動が悪化するのを抑制することができる。
上記構成において、前記車両は、記憶部を備え、前記制御装置は、前記第1の制御量に前記第2の制御量を加味して前記モータを制御しない場合に、前記第1の制御量に前記第2の制御量を加味しないことを示すデータを前記記憶部に記憶することが好ましい。
この構成によれば、記憶部を通じて外部の装置が第2の制御量を生成する状況にないにもかかわらず当該第2の制御量が生成したことを確認することができる。
本発明の電動パワーステアリング装置は、操舵機構へアシスト力を付与することに基づく車両挙動の悪化を抑制する効果がある。
以下、電動パワーステアリング装置の一実施形態について説明する。
<電動パワーステアリング装置の概要>
図1に示すように、電動パワーステアリング装置(EPS)10は、運転者のステアリング操作に基づいて転舵輪を転舵させる操舵機構20、および運転者のステアリング操作を補助する操舵補助機構30、および操舵補助機構30の作動を制御するECU(電子制御装置)40を備えている。
<電動パワーステアリング装置の概要>
図1に示すように、電動パワーステアリング装置(EPS)10は、運転者のステアリング操作に基づいて転舵輪を転舵させる操舵機構20、および運転者のステアリング操作を補助する操舵補助機構30、および操舵補助機構30の作動を制御するECU(電子制御装置)40を備えている。
操舵機構20は、運転者により操作されるステアリングホイール21、およびステアリングホイール21と一体回転するステアリングシャフト22を備えている。ステアリングシャフト22は、ステアリングホイール21の中心に連結されたコラムシャフト23の下端部に連結されたインターミディエイトシャフト24、およびインターミディエイトシャフト24の下端部に連結されたピニオンシャフト25からなる。ピニオンシャフト25の下端部は、ピニオンシャフト25に交わる方向へ延びるラック軸26(正確には、ラック歯が形成された部分26a)に噛合されている。したがって、ステアリングシャフト22の回転運動は、ピニオンシャフト25およびラック軸26からなるラックアンドピニオン機構27によりラック軸26の往復直線運動に変換される。当該往復直線運動が、ラック軸26の両端にそれぞれ連結されたタイロッド28を介して左右の転舵輪29にそれぞれ伝達されることにより、これら転舵輪29の転舵角θtaが変更される。転舵輪29の転舵角θtaが変更されることにより車両の進行方向が変更される。
操舵補助機構30は、操舵補助力の発生源であるモータ31を備えている。モータ31としては、ブラシレスモータなどの三相交流モータが採用される。モータ31は、ウォーム&ホイールからなる減速機構32を介してコラムシャフト23に連結されている。減速機構32はモータ31の回転を減速し、モータトルクをコラムシャフト23に伝達する。すなわち、ステアリングシャフト22にモータトルクが操舵補助力(アシスト力)として付与されることにより、運転者のステアリング操作が補助される。モータ31には、モータ31の回転角θmに応じて振幅値が変化する正弦波状の信号を出力するTMRセンサ33が内蔵されている。
ECU40は、車両に設けられる各種のセンサの検出結果を運転者の要求あるいは走行状態を示す情報として取得し、これら取得される各種の情報に応じて、モータ31を制御する。各種のセンサとしては、たとえば車速センサ71、トルクセンサ72、ステアリングセンサ73、及びヨーレートセンサ74がある。車速センサ71は、車速(車両の走行速度)Vを検出する。トルクセンサ72は、コラムシャフト23に設けられて、ステアリングホイール21を介してステアリングシャフト22に印加される操舵トルクThを検出する。ステアリングセンサ73は、同じくコラムシャフト23に設けられてコラムシャフト23の回転角である操舵角θsを検出する。ヨーレートセンサ74は、車両に実際にかかる実ヨーレートγreを検出する。ECU40は、これらセンサを通じて取得される車速V、操舵トルクTh、操舵角θs、及び実ヨーレートγreに基づき、モータ31を制御する。
<ECUの概略構成>
つぎに、ECUのハードウェア構成を説明する。
図2に示すように、ECU40は、インバータ回路41、およびマイクロコンピュータ42、を備えている。
つぎに、ECUのハードウェア構成を説明する。
図2に示すように、ECU40は、インバータ回路41、およびマイクロコンピュータ42、を備えている。
インバータ回路41は、マイクロコンピュータ42により生成されるモータ駆動信号に基づいて、バッテリなどの直流電源から供給される直流電圧を三相交流電圧に変換する。当該変換された三相交流電圧は、各相の給電経路44を介してモータ31に供給される。各相の給電経路44には電流センサ45が設けられている。これら電流センサ45は、各相の給電経路44に生ずる実際の電流値Iを検出する。なお、図2では、説明の便宜上、各相の給電経路44および各相の電流センサ45をそれぞれ1つにまとめて図示する。
マイクロコンピュータ42は、車速V、操舵トルクTh、操舵角θs及び実ヨーレートγreをそれぞれ定められたサンプリング周期で取り込む。また、マイクロコンピュータ42は、車両の挙動を安定させるためにSC(Stability Control)制御装置80が生成する安定化電流指令値Iv *を取り込む。SC制御装置80は、車両に設けられる各種のセンサを通じて車両が横滑りしているか否かを判断し、横滑りしている場合には当該横滑りを解消するように、すなわち車両の挙動が安定するように、モータ31の制御を通じて転舵角θtaを調整するべく安定化電流指令値Iv *を生成する。マイクロコンピュータ42は、これら取り込まれる各情報に基づきモータ駆動信号(PWM駆動信号)を生成する。なお、SC制御装置80は、演算部に相当する。
<マイクロコンピュータ>
つぎに、マイクロコンピュータの機能的な構成を説明する。
図2に示すように、マイクロコンピュータ42は、図示しない記憶装置に格納された制御プログラムを実行することによって実現される各種の処理部を有している。マイクロコンピュータ42は、これら処理部として、電流指令値演算部51と、モータ駆動信号生成部52と、横滑り判断部53と、加算器54と、を備えている。
つぎに、マイクロコンピュータの機能的な構成を説明する。
図2に示すように、マイクロコンピュータ42は、図示しない記憶装置に格納された制御プログラムを実行することによって実現される各種の処理部を有している。マイクロコンピュータ42は、これら処理部として、電流指令値演算部51と、モータ駆動信号生成部52と、横滑り判断部53と、加算器54と、を備えている。
電流指令値演算部51は、車速V、及び操舵トルクThをそれぞれ取り込み、これら取り込まれる各種の情報に基づいて基本電流指令値Ie *を演算する。電流指令値演算部51は、操舵トルクThの絶対値が大きくなるほど、また車速Vが遅くなるほど、基本電流指令値Ie *の絶対値をより大きな値に設定する。
横滑り判断部53は、SC制御装置80から安定化電流指令値Iv *を取得した場合に、車両が横滑りしている状況、すなわち、車両が安定化電流指令値Iv *を生成する状況であるか否かを判断する。そして、車両が横滑りしている状況である場合には安定化電流指令値Iv *をそのまま出力し、車両が横滑りしている状況でない場合には安定化電流指令値Iv *を0(零)にする。なお、横滑り判断部53は、メモリ55を備えている。記憶部に相当するメモリ55は、車両が横滑りしている状況であるか否かを判断するための車両固有の各情報を記憶する。また、メモリ55には、安定化電流指令値Iv *を0(零)にした場合に、車両が横滑りしている状況でないにもかかわらず安定化電流指令値Iv *が入力されたことを示すフリーズフレームデータ(FFD)56が記憶される。なお、車両が横滑りしている状況であるか否かの判断は、各種センサを通じて取得する車速V、操舵角θs、及び実ヨーレートγreに基づいて行う。当該判断にかかる詳細については、後に詳細に説明する。
加算器54は、基本電流指令値Ie *と安定化電流指令値Iv *とを足し合わせて、電流指令値I*を生成する。
モータ駆動信号生成部52は、電流指令値I*、および実際の電流値Iをそれぞれ取り込み、これら取り込まれる情報に基づき実際の電流値Iが電流指令値I*に追従するように電流のフィードバック制御を行う。モータ駆動信号生成部52は、電流指令値I*と実際の電流値Iとの偏差を求め、当該偏差を無くすようにモータ駆動信号を生成する。
モータ駆動信号生成部52は、電流指令値I*、および実際の電流値Iをそれぞれ取り込み、これら取り込まれる情報に基づき実際の電流値Iが電流指令値I*に追従するように電流のフィードバック制御を行う。モータ駆動信号生成部52は、電流指令値I*と実際の電流値Iとの偏差を求め、当該偏差を無くすようにモータ駆動信号を生成する。
<横滑りの判断にかかる処理>
次に、横滑り判断部53における横滑りの判断にかかる処理について図3に示すフローチャートに従って説明する。なお、当該処理は、横滑り判断部53に安定化電流指令値Iv *が入力されたことを契機として開始される。
次に、横滑り判断部53における横滑りの判断にかかる処理について図3に示すフローチャートに従って説明する。なお、当該処理は、横滑り判断部53に安定化電流指令値Iv *が入力されたことを契機として開始される。
図3に示すように、横滑り判断部53は、まず、推定ヨーレートγprを演算する(ステップS1)。推定ヨーレートγprの算出には、車両重量などの車両固有の定数と、車速Vと、操舵角θsとから算出される。
次に、横滑り判断部53は、ヨーレート閾値γsを設定する(ステップS2)。図4に示すように、ヨーレート閾値γsは、車速Vに比例するように設定される。これは、車両が横滑りする確率が車速Vに比例するためである。
次に、横滑り判断部53は、推定ヨーレートγprと実ヨーレートγreとの偏差(ここでは、推定ヨーレートγprから実ヨーレートγreを引いたもの)の絶対値がヨーレート閾値γsを下回るか否かを判断する(ステップS3)。
ステップS3でYES、すなわち、推定ヨーレートγprと実ヨーレートγreとの偏差の絶対値がヨーレート閾値γsを下回る場合には、車両は横滑りしていないので、安定化電流指令値Iv *を0(零)にする(ステップS4)。そして、車両が横滑りしていないにもかかわらず安定化電流指令値Iv *が入力されたことを示すフリーズフレームデータ(FFD)56を記憶する(ステップS5)。そして、横滑り判断部53は、安定化電流指令値Iv *を出力し、これら一連の処理を終了する。
なお、ステップS3でNO、すなわち、推定ヨーレートγprと実ヨーレートγreとの偏差の絶対値がヨーレート閾値γs以上である場合には、車両は横滑りしている、すなわち、安定化電流指令値Iv *が生成される状況であるので、処理をステップS6に移行して、入力された安定化電流指令値Iv *をそのまま出力する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)ECU40に横滑り判断部53を設けた。横滑り判断部53は、SC制御装置80から安定化電流指令値Iv *が入力されたとき、車両に横滑りがあるか否かを判断し、横滑りがない場合には安定化電流指令値Iv *を0(零)にするようにした。すなわち、車両が横滑りしていないときにSC制御装置80が安定化電流指令値Iv *を生成しても、安定化電流指令値Iv *は0(零)になり、モータ31の制御には使用されない。これにより、モータ31の制御を通じて車両の挙動が悪化することを抑制することができる。
(1)ECU40に横滑り判断部53を設けた。横滑り判断部53は、SC制御装置80から安定化電流指令値Iv *が入力されたとき、車両に横滑りがあるか否かを判断し、横滑りがない場合には安定化電流指令値Iv *を0(零)にするようにした。すなわち、車両が横滑りしていないときにSC制御装置80が安定化電流指令値Iv *を生成しても、安定化電流指令値Iv *は0(零)になり、モータ31の制御には使用されない。これにより、モータ31の制御を通じて車両の挙動が悪化することを抑制することができる。
(2)横滑り判断部53は、車両重量などの車両固有の定数と、車速Vと、操舵角θsとから推定ヨーレートγprを算出する。これら車速V、操舵角θsは、他の制御にも利用される。また、ヨーレートセンサ74を通じて検出する実ヨーレートγreは、SC制御装置80において安定化電流指令値Iv *の生成に利用される。このように、横滑り判断部53は、車両に新たに車両の状態を検出するセンサを設けなくても車両が横滑りする状態であるか否かを判断することができる。
(3)横滑り判断部53は、車速Vに反比例するようにヨーレート閾値γsを変更するようにした。これは、車速Vが上昇するのに従って、車両が横滑りする確率が高まるためである。言い換えると、車速Vが低い場合、すなわち、ドライバーが車両の挙動を制御しやすい状態であれば、ヨーレート閾値γsは大きな値に設定される。このため、車速Vが低いときには、高いときと比較してよりモータ31の制御を通じて車両の挙動が悪化するのを抑制することができる。
(4)横滑り判断部53は、入力された安定化電流指令値Iv *を0(零)にした場合には、メモリ55にフリーズフレームデータ(FFD)56を記憶する。これにより、SC制御装置80が安定化電流指令値Iv *を生成する状況にないにもかかわらず安定化電流指令値Iv *を生成したことを確認することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、横滑り判断部53は、ヨーレート、正確にはヨーレート閾値γsに対する推定ヨーレートγprと実ヨーレートγreとの偏差の大小関係を通じて車両が横滑りしているか否かを判断したが、他のパラメータを使用して判断してもよい。例えば、横加速度(横G)による判断を行ってもよい。この場合、横滑り判断部53は、推定ヨーレートγprに代えて車両重量などの車両固有の定数と、車速Vと、操舵角θsとから推定横加速度Gprを算出する。また、メモリ55にヨーレート閾値γsに代えて横加速度Gsを記憶する。さらに、車両は、実際の横加速度Greを検出する横加速度センサを備える。このように構成しても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態において、横滑り判断部53は、ヨーレート、正確にはヨーレート閾値γsに対する推定ヨーレートγprと実ヨーレートγreとの偏差の大小関係を通じて車両が横滑りしているか否かを判断したが、他のパラメータを使用して判断してもよい。例えば、横加速度(横G)による判断を行ってもよい。この場合、横滑り判断部53は、推定ヨーレートγprに代えて車両重量などの車両固有の定数と、車速Vと、操舵角θsとから推定横加速度Gprを算出する。また、メモリ55にヨーレート閾値γsに代えて横加速度Gsを記憶する。さらに、車両は、実際の横加速度Greを検出する横加速度センサを備える。このように構成しても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態において、横滑り判断部53は、推定ヨーレートγprと実ヨーレートγreとの偏差の絶対値がヨーレート閾値γsを下回るか否かを判断し、下回る場合に安定化電流指令値Iv *を0(零)にしたが、推定ヨーレートγprと実ヨーレートγreとを直接比較してこれら両者に差がある場合には、横滑りがあると判断してもよい。すなわち、推定ヨーレートγprと実ヨーレートγreとの差が0(零)のときのみ、安定化電流指令値Iv *を0(零)にしてもよい。
・上記実施形態において、横滑り判断部53は、入力された安定化電流指令値Iv *を0(零)にした場合に、メモリ55にフリーズフレームデータ(FFD)56を記憶させなくてもよい。また、メモリ55は、横滑り判断部53とは別個に設けられてもよい。
・上記実施形態では、電流指令値演算部51は、車速、及び操舵トルクに基づき基本電流指令値Ie *を算出したが、これらに加えてヨーレートなど他の車両パラメータを基本電流指令値Ie *の算出に加えてもよい。
・上記実施形態では、コラムシャフト23に操舵補助力を付与する電動パワーステアリング装置10に具体化したが、たとえばインターミディエイトシャフト24、ピニオンシャフト25、あるいはラック軸26に操舵補助力を付与するタイプの電動パワーステアリング装置に具体化してもよい。
・上記実施形態では、車両が横滑りしているか否かの判断を通じて、車両の挙動が安定しているか否かを判断したが、当該車両の挙動が安定しているか否かの判断は、他の判断を通じて行ってもよい。
次に、上記実施形態、及び別例より想起される技術的思想について記載する。
(イ)請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、前記複数種のセンサは、車両の走行速度を検出する車速センサと、車両の横加速度を検出する横加速度センサと、前記ステアリングシャフトの操舵角を検出する操舵角センサと、を含み、
前記制御装置は、車速及び操舵角から推定される推定横加速度と前記横加速度センサを通じて検出される実横加速度との偏差が、ドライバーにとって対応が難しくなるスリップ状態を基準に予め設定される横加速度閾値を下回る場合には、前記車両の挙動が安定していると判断する電動パワーステアリング装置。
(イ)請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、前記複数種のセンサは、車両の走行速度を検出する車速センサと、車両の横加速度を検出する横加速度センサと、前記ステアリングシャフトの操舵角を検出する操舵角センサと、を含み、
前記制御装置は、車速及び操舵角から推定される推定横加速度と前記横加速度センサを通じて検出される実横加速度との偏差が、ドライバーにとって対応が難しくなるスリップ状態を基準に予め設定される横加速度閾値を下回る場合には、前記車両の挙動が安定していると判断する電動パワーステアリング装置。
実横加速度と推定横加速度との偏差が大きい状態は、いわゆるオーバーステアやアンダーステアが発生している状態(スリップ状態)である。そして、当該偏差が大きくなれば大きくなるほど、車両はドライバーにとって対応が難しいスリップ状態となる。
推定横加速度の算出には、車速及び操舵角が必要であるが、これらを検出する車速センサ及び操舵角センサは多くの車両に搭載されており、検出された車速及び操舵角は、既に他の制御に使用されている。すなわち、上記の構成によれば、新たに車両の状態を検出するセンサを設けることなくスリップ状態か否かを判断することができる。
10…電動パワーステアリング装置、20…操舵機構、22…ステアリングシャフト、31…モータ、40…ECU、42…マイクロコンピュータ、51…電流指令値演算部、52…モータ駆動信号生成部、53…判断部、54…加算器、55…メモリ、56…フリーズフレームデータ(FFD)、71…車速センサ、72…トルクセンサ、73…ステアリングセンサ、74…ヨーレートセンサ、80…SC制御装置。
上記構成において、記憶部を備え、前記制御装置は、前記第1の制御量に前記第2の制御量を加味して前記モータを制御しない場合に、前記第1の制御量に前記第2の制御量を加味しないことを示すデータを前記記憶部に記憶することが好ましい。
Claims (4)
- 車両の操舵機構に付与するアシスト力を発生するモータと、前記操舵機構を構成するステアリングシャフトに作用する操舵トルクに応じてトルク信号を生成するトルクセンサと、前記トルク信号に基づき前記アシスト力に対応する第1の制御量を演算し、当該第1の制御量及び前記車両の挙動が安定していないと判断されるとき当該車両の挙動が安定するように外部の演算部にて演算され出力される第2の制御量に基づき前記モータを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記車両に設けられる複数種のセンサを通じて取得される前記車両の挙動を示す状態量に基づき前記車両の挙動が安定しているか否かを推定し、前記車両の挙動が安定していると推定される場合には、前記第2の制御量を使用せず前記第1の制御量に基づき前記モータを制御する電動パワーステアリング装置。 - 請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、
前記複数種のセンサは、車両の走行速度を検出する車速センサと、車両のヨーレートを検出するヨーレートセンサと、前記ステアリングシャフトの操舵角を検出する操舵角センサと、を含み、
前記制御装置は、車速及び操舵角から推定される推定ヨーレートと前記ヨーレートセンサを通じて検出される実ヨーレートとの偏差が、予め設定されるヨーレート閾値を下回る場合には、前記車両の挙動が安定していると判断する電動パワーステアリング装置。 - 請求項2に記載の電動パワーステアリング装置において、
前記制御装置は、前記ヨーレート閾値を車速の増大に応じて低い値に設定する電動パワーステアリング装置。 - 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の電動パワーステアリング装置において、
前記車両は、記憶部を備え、
前記制御装置は、前記第1の制御量に前記第2の制御量を加味して前記モータを制御しない場合に、前記第1の制御量に前記第2の制御量を加味しないことを示すデータを前記記憶部に記憶する電動パワーステアリング装置。
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