JP6180771B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のステアリング操作を補助する電動パワーステアリング装置に関する。
車両走行時には、直進状態であるにも関わらずステアリング操作が必要な場合がある。例えばカント路の走行や横風の影響、ホイールアライメントのずれ等に起因して車両に偏向が生じた場合、これを抑えるためのステアリング操作が必要となる。そのため車両に偏向が生じている状態が長時間にわたる場合、直進状態であるにも関わらず運転者は操舵機構に操舵トルクを付与し続けなければならず、その継続的な負担が疲労として運転者に蓄積されることになり、好ましくない。そこで特許文献1に記載の電動パワーステアリング装置では、車両が直進状態であるにも関わらず操舵機構に操舵トルクが付与されている場合、操舵トルクの絶対値が小さくなるようにアシスト指令値を補正する、いわゆるリードプル補償制御を実行している。
特開2010−254178号公報
ところで、従来のリードプル補償制御では、操舵トルクの絶対値が小さくなった後も直進状態が継続していれば、アシスト指令値の補正を継続して行っていた。そのため、例えばリードプル補償制御中にカント路の勾配が緩くなり運転者が中立位置付近でステアリングホイールを微操舵するような場合であっても、リードプル補償制御によるアシストトルクが発生していた。しかしながら操舵トルクが零付近の値となる微操舵領域は本来、アシスト指令値が零又は零付近に設定されるため、アシストトルクが発生すると、運転者に違和感を与えてしまう。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、微操舵時の運転者の違和感を払拭することのできる電動パワーステアリング装置を提供することにある。
上記課題を解決する電動パワーステアリング装置は、車両の操舵機構にアシストトルクを付与するモータと、前記アシストトルクをアシスト指令値に追従させるべく前記モータの駆動を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記操舵機構に付与される操舵トルクに基づいて基本アシスト指令値を演算し、前記基本アシスト指令値を前記操舵トルクの絶対値に基づいて設定される加算値を用いて演算する補正値で補正することで前記アシスト指令値を設定するものであり、前記車両が直進状態であるときに前記操舵トルクの絶対値が零よりも大きい場合、前回の補正値に前記加算値を加算して前記補正値を演算し、前記車両が直進状態であるときに前記操舵トルクの絶対値が零よりも小さい場合、前回の補正値から前記加算値を減算して前記補正値を演算し、前記車両が直進状態であるときに前記操舵トルクの絶対値が閾値よりも大きい場合、前記操舵トルクの絶対値が小さくなるように前記補正値を漸次増加させるべく、正の値に前記加算値を設定し、前記車両が直進状態であるときに前記操舵トルクの絶対値が前記閾値未満の場合、前記アシスト指令値の絶対値が小さくなるように前記補正値を漸次減少させるべく、負の値に前記加算値を設定する。
この電動パワーステアリング装置によれば、微操舵時の運転者の違和感を払拭することができる。
電動パワーステアリング装置の第1実施形態についてその概略構成を示すブロック図。 第1実施形態の制御装置の構成を示すブロック図。 第1実施形態について操舵トルクから基本電流指令値を演算するためのマップを示すグラフ。 第1実施形態の補正値演算部による補正値演算処理の手順を示すフローチャート。 第1実施形態の補正値演算部による補正値漸増処理の手順を示すフローチャート。 第1実施形態について操舵トルクから加算値を演算するためのマップを示すグラフ。 第1実施形態の補正値演算部による補正値ガード処理の手順を示すフローチャート。 第1実施形態について操舵トルクに対して補正値が取り得る範囲をハッチングで示すグラフ。 (a),(b)は、第1実施形態について操舵トルク及び補正値の経時的な変化をそれぞれ示すタイミングチャート。 電動パワーステアリング装置の第2実施形態についてその補正値演算部による補正値ガード処理の手順を示すフローチャート。 第2実施形態について操舵トルクに対して補正値が取り得る範囲をハッチングで示すグラフ。 (a),(b)は、第2実施形態について操舵トルク及び補正値の経時的な変化をそれぞれ示すタイミングチャート。 電動パワーステアリング装置の第3実施形態についてその補正値演算部による補正値ガード処理の手順を示すフローチャート。 第3実施形態について操舵トルクに対して補正値が取り得る範囲をハッチングで示すグラフ。 (a),(b)は、第3実施形態について操舵トルク及び補正値の経時的な変化をそれぞれ示すタイミングチャート。
<第1実施形態>
以下、電動パワーステアリング装置の第1実施形態について説明する。
図1に示すように、この電動パワーステアリング装置は、運転者のステアリングホイール10の操作に基づき転舵輪3を転舵させる操舵機構1、及び運転者のステアリング操作を補助するアシスト機構2を備えている。
操舵機構1は、ステアリングホイール10の回転軸となるステアリングシャフト11、及びその下端部にラックアンドピニオン機構12を介して連結されたラックシャフト13を備えている。操舵機構1では、運転者のステアリングホイール10の操作に伴いステアリングシャフト11が回転すると、その回転運動がラックアンドピニオン機構12を介してラックシャフト13の軸方向の往復直線運動に変換される。このラックシャフト13の往復直線運動がその両端に連結されたタイロッド14を介して転舵輪3に伝達されることにより転舵輪3の転舵角が変化し、車両の進行方向が変更される。
アシスト機構2は、ステアリングシャフト11にアシストトルクを付与するモータ20を備えている。モータ20は三相ブラシレスモータである。モータ20の回転が減速機21を介してステアリングシャフト11に伝達されることでステアリングシャフト11にモータトルクが付与され、ステアリング操作が補助される。
この電動パワーステアリング装置には、ステアリングホイール10の操作量や車両の状態量を検出する各種センサが設けられている。例えばステアリングシャフト11には、運転者のステアリング操作に際してステアリングシャフト11に付与されるトルク(操舵トルク)Thを検出するトルクセンサ5が設けられている。なお本実施形態では、操舵トルクThの符号が、ステアリングホイール10の右操舵方向の操舵トルクを正とし、ステアリングホイール10の左操舵方向の操舵トルクを負として定義されている。車両には、その走行速度Vを検出する車速センサ6、及び車体の旋回方向の回転角の変化速度であるヨーレートγを検出するヨーレートセンサ7が設けられている。モータ20には、その回転角θmを検出する回転角センサ8が設けられている。これらセンサ5〜8の出力は制御装置(制御部)4に取り込まれる。制御装置4は各センサ5〜8の出力に基づいてモータ20の駆動を制御する。
図2に示すように、制御装置4は、車載バッテリ等の電源(電源電圧「+Vcc」)から供給される直流電圧を三相(U相、V相、W相)の交流電圧に変換するインバータ回路40、及びインバータ回路40をPWM(パルス幅変調)駆動するマイコン41を備えている。
インバータ回路40は、マイコン41からの制御信号(PWM駆動信号)に基づいて、電源から供給される直流電圧を三相交流電圧に変換する。この三相交流電圧は給電線WLを介してモータ20に供給される。給電線WLには、モータ20の各相電流値Iを検出する電流センサ42が設けられている。電流センサ42の出力はマイコン41に取り込まれる。なお図2では、説明の便宜上、各相の給電線WL及び各相の電流センサ42をそれぞれ一つにまとめて図示する。
マイコン41にはトルクセンサ5、車速センサ6、ヨーレートセンサ7、及び回転角センサ8のそれぞれの出力も取り込まれる。マイコン41は、各センサにより検出される操舵トルクTh、車速V、ヨーレートγ、モータ回転角θm、及び各相電流値Iに基づいて制御信号を所定の制御周期で生成する。そしてマイコン41は、この制御信号をインバータ回路40に出力することでインバータ回路40をPWM駆動し、モータ20の駆動を制御する。
次に、マイコン41によるモータ20の駆動制御について詳述する。
図中に示すように、マイコン41は、ステアリングシャフト11に付与するアシストトルクの目標値(アシスト指令値)に相当する電流指令値Iq*を演算する電流指令値演算部43、及び電流指令値Id*,Iq*に基づいて制御信号を生成する制御信号生成部44を備えている。なお電流指令値Iq*は、d/q座標系におけるq軸上の電流指令値である。またd軸上の電流指令値Id*は零に固定されている。これらの電流指令値Id*,Iq*がモータ20に供給すべき電流の目標値となる。
電流指令値演算部43は、q軸電流指令値Iq*の基礎成分である基本電流指令値Ias*を演算する基本指令値演算部45、及びq軸電流指令値Iq*の補正値ΔI*を演算する補正値演算部46を有している。
基本指令値演算部45は、操舵トルクTh及び車速Vに基づいて基本電流指令値Ias*を演算する。詳しくは、操舵トルクThの絶対値が大きくなるほど、また車速Vが遅くなるほど基本電流指令値Ias*の絶対値をより大きい値に設定する。また図3に示すように、操舵トルクThの絶対値が所定値Th0(>0)以下となる領域では、操舵トルクThの値に関わらず基本電流指令値Ias*を零に設定する、いわゆる不感帯が設定されている。本実施形態では、この基本電流指令値Ias*が、アシスト指令値の基礎成分である基本アシスト指令値に相当する。
図2に示すように、補正値演算部46は、リードプル補償制御を通じて補正値ΔI*を演算する。すなわち補正値演算部46は、車速V及びヨーレートγに基づいて車両が直進状態で有るか否かを判定し、車両が直進状態である場合に検出される操舵トルクThの絶対値が小さくなるように補正値ΔI*を演算する。そして電流指令値演算部43は、基本指令値演算部45で演算された基本電流指令値Ias*に補正値ΔI*を加算することによりq軸電流指令値Iq*を生成し、生成したq軸電流指令値Iq*を制御信号生成部44に出力する。
制御信号生成部44は、電流指令値Id*,Iq*、各相電流値I、及びモータ回転角θmに基づいてd/q座標系における電流フィードバック制御を実行することにより制御信号を生成する。詳しくは、制御信号生成部44は、モータ回転角θmに基づいて各相電流値Iをd/q座標上に写像することにより、d/q座標系におけるモータ20の実電流値であるd軸電流値Id及びq軸電流値Iqを演算する。そして制御信号生成部44は、d軸電流値Idをd軸電流指令値Id*に追従させるべく、またq軸電流値Iqをq軸電流指令値Iq*に追従させるべくそれぞれ電流フィードバック制御を行うことにより制御信号を生成する。この制御信号がインバータ回路40に出力されることによりモータ20に制御信号に応じた駆動電力が供給される。これによりモータ20のアシストトルクが、q軸電流指令値Iq*に対応したアシスト指令値に追従するようにモータ20の駆動が制御される。なお本実施形態では、q軸電流指令値Iq*が正の値に設定されている場合、ステアリングシャフト11には右操舵方向のアシストトルクが付与され、q軸電流指令値Iq*が負の値に設定されている場合、ステアリングシャフト11には左操舵方向のアシストトルクが付与される。またq軸電流指令値Iq*の絶対値が大きくなるほど、ステアリングシャフト11に付与されるアシストトルクの絶対値が大きくなる。
次に図4を参照して、補正値演算部46が補正値ΔI*を演算する手順について詳述する。なお補正値ΔI*の初期値は零に設定されている。また補正値演算部46は、図4に示す処理を所定の制御周期で実行する。
図4に示すように、補正値演算部46は、はじめに、車速V及びヨーレートγに基づいて車両が直進状態で有るか否かを判定する(ステップS1)。具体的には、車速Vが所定速度を超えていて且つ、ヨーレートγの絶対値が所定値以下であることをもって、車両が直進状態であると判定する。補正値演算部46は、車両が直進状態である場合(ステップS1:YES)、補正値漸増処理を実行する(ステップS2)。図5は補正値漸増処理の手順を示したものである。
図5に示すように、補正値漸増処理では、補正値演算部46がまず、操舵トルクThに基づいて加算値αをマップ演算する(ステップS20)。詳しくは、補正値演算部46は、図6に示すような操舵トルクThの絶対値と加算値αとの関係を示すマップを有している。図中に示すように、このマップでは、操舵トルクThの絶対値が第1閾値Th1未満の場合、加算値αが負の値に設定される。また操舵トルクThの絶対値が第1閾値Th1と等しい場合、加算値αが零に設定される。さらに操舵トルクThの絶対値が第1閾値Th1よりも大きい場合、操舵トルクThが大きくなるほど加算値αが増大する正の値に設定される。なお第1閾値Th1は、微操舵されているか否かを判定できる値(例えば1[Nm])に設定される。補正値演算部46は、図6に示すマップを用いることにより操舵トルクThから加算値αをマップ演算する。続いて図5に示すように、補正値演算部46は、操舵トルクThが零よりも大きいか否かを判断し(ステップS21)、操舵トルクThが零よりも大きい場合には(ステップS21:YES)、前回の補正値ΔI*に加算値αを加算して新たな補正値ΔI*を演算する(ステップS22)。一方、補正値演算部46は、操舵トルクThが零よりも大きい値でない場合(ステップS21:NO)、操舵トルクThが零よりも小さいか否かを判断する(ステップS23)。そして操舵トルクThが零よりも小さい場合(ステップS23:YES)、前回の補正値ΔI*から加算値αを減算して新たな補正値ΔI*を演算する(ステップS24)。これに対し、補正値演算部46は、操舵トルクThが零よりも小さい値でない場合(ステップS23:NO)、すなわち操舵トルクThが零である場合、前回の補正値ΔI*を新たな補正値ΔI*としてそのまま用いる(ステップS25)。
そして図4に示すように、補正値演算部46は、ステップS2の補正値漸増処理を行った後、補正値ガード処理を実行する(ステップS3)。図7は補正値ガード処理の手順を示したものである。
図7に示すように、補正値ガード処理では、補正値演算部46がまず、操舵トルクThが零よりも大きいか否かを判断する(ステップS30)。そして操舵トルクThが零よりも大きい場合(ステップS30:YES)、上限値ΔImaxを所定値ΔI0(>0)に設定するとともに、下限値ΔIminを零に設定する(ステップS31)。一方、補正値演算部46は、操舵トルクThが零よりも大きい値でない場合(ステップS30:NO)、操舵トルクThが零よりも小さいか否かを判断する(ステップS32)。そして操舵トルクThが零よりも小さい場合には(ステップS32:YES)、上限値ΔImaxを零に設定するとともに、下限値ΔIminを所定値「−ΔI0」に設定する(ステップS33)。これに対し、補正値演算部46は、操舵トルクThが零よりも小さい値でない場合(ステップS32:NO)、すなわち操舵トルクThが零の場合、上下限値ΔImax,ΔIminを共に零に設定する(ステップS34)。
そして補正値演算部46は、ステップS31,S33,S34のいずれかの処理を実行した後、補正値ΔI*と上下限値ΔImax,ΔIminとを比較して最終的な補正値ΔI*を設定する(ステップS35)。具体的には、補正値演算部46は、補正値ΔI*が上限値ΔImaxよりも大きい場合、上限値ΔImaxを補正値ΔI*として設定する。また補正値ΔI*が下限値ΔIminよりも小さい場合、下限値ΔIminを補正値ΔI*として設定する。これら以外の場合には、補正値ΔI*の値をそのまま用いる。この処理を通じて、補正値ΔI*は「ΔImin≦ΔI*≦ΔImax」の範囲に制限される。
このような補正値ガード処理を補正値演算部46が実行すると、補正値ΔI*が図8にハッチングで示す範囲に制限される。すなわち操舵トルクThの絶対値が零よりも大きい場合、補正値ΔI*及び操舵トルクThのそれぞれの正負の符号が異なることを条件に、換言すれば補正値ΔI*に対応するアシストトルクの方向と操舵トルクThの方向とが異なることを条件に補正値ΔI*が零に設定される。また操舵トルクThが零である場合、補正値ΔI*は零に設定される。
そして図4に示すように、補正値演算部46は、ステップS3の補正値ガード処理を実行した後、最終的に決定された補正値ΔI*を出力する(ステップS4)。一方、補正値演算部46は、車両が直進状態でない場合(ステップS1:NO)、補正値ΔI*を零に向けて漸次増減した後(ステップS5)、補正値ΔI*を出力する(ステップS4)。
次に、本実施形態の電動パワーステアリング装置の作用について説明する。なお、以下の説明では、右操舵方向に操舵トルクThが作用する場合、すなわち操舵トルクThの符号が正である場合について説明する。
車両が直進状態であるにも関わらず車両の偏向により運転者が第1閾値Th1よりも大きい操舵トルクThをステアリングホイール10に付与している場合、補正値演算部46は、図6に示すマップに基づいて加算値αを正の値に設定し、補正値ΔI*を加算値αだけ増加させる。これによりq軸電流指令値Iq*が増加し、アシストトルクが増加するため、運転者の操舵トルクThを小さくすることができる。以降、補正値演算部46は、制御周期毎に設定される加算値αに基づいて補正値ΔI*を漸次増加させる。これによりq軸電流指令値Iq*が漸次増加し、アシストトルクが漸次増加する。その結果、運転者の操舵トルクThが漸次減少するため、車両の偏向に起因する運転者の操舵負担を軽減することができる。
ところで、従来のリードプル補償制御のように補正値ΔI*を漸次増加させるだけでは、例えばカント路の勾配が緩くなり運転者が中立位置付近でステアリングホイール10を微操舵する際に運転者に違和感を与えるおそれがあった。すなわち、操舵トルクThが零付近の値となる微操舵領域は本来不感帯であるため、q軸電流指令値Iq*が零になっていることが望ましい。この点、操舵トルクThが零付近の値であるとき、基本電流指令値Ias*は零に設定される。しかし、従来のリードプル補償制御では、操舵トルクThが零付近まで小さくなったとしても、直進状態が継続していれば、補正値ΔI*を減少させることなく基本電流指令値Ias*に加算していた。そのため不感帯であるにも関わらず、q軸電流指令値Iq*が零にはならず、補正値ΔI*に対応するアシストトルクがステアリングシャフト11に作用するため、運転者に違和感を与えてしまう。
この点、本実施形態では、運転者が例えば「0<Th<Th1」を満たす操舵トルクThでステアリングホイール10を微操舵している場合、加算値αが負の値に設定される。このため微操舵領域において補正値演算部46は制御周期毎に加算値αに基づいて補正値ΔI*を漸次減少させる。これによりq軸電流指令値Iq*が漸次減少し、アシストトルクが漸次減少するため、運転者の違和感を解消することができる。
一方、補正値演算部46が補正値ΔI*を漸次減少させたとき、補正値ΔI*が正の値から負の値に変化してしまうと、運転者に違和感を与えるおそれがある。すなわち補正値ΔI*が負の値になると、q軸電流指令値Iq*も負の値になるため、アシストトルクが負の値になる。この場合、「0<Th<Th1」を満たす操舵トルクThに対して逆方向のアシストトルクが作用することになるため、好ましくない。
この点、本実施形態では、操舵トルクThが「0<Th」を満たす場合、補正値ΔI*の下限値が零に設定されるため、補正値ΔI*が負の値に設定されることがない。したがって微操舵時に逆アシストトルクが操舵機構1に作用することがないため、運転者の操舵感を向上させることができる。
なお以上の作用の説明では、操舵トルクThが零よりも大きい場合についてのみ説明したが、操舵トルクThが零よりも小さい場合についても同様の効果が得られることは言うまでもない。
以上説明したように、本実施形態の電動パワーステアリング装置によれば以下の効果を得ることができる。
(1)制御装置4では、操舵トルクThに基づいて基本電流指令値Ias*を演算し、この基本電流指令値Ias*を補正値ΔI*で補正することでq軸電流指令値Iq*を演算することとした。また車両が直進状態であるときに操舵トルクThの絶対値が第1閾値Th1よりも大きい場合、操舵トルクThの絶対値が小さくなるように補正値ΔI*を設定することとした。このリードプル補償制御により、車両の偏向に起因する運転者の操舵負担を軽減することができる。
(2)制御装置4では、車両が直進状態であるときに操舵トルクThの絶対値が第1閾値Th1未満である場合、q軸電流指令値Iq*の絶対値が小さくなるように補正値ΔI*を設定することとした。これにより微操舵時にリードプル補償制御により操舵機構1に付与される不要なアシストトルクが小さくなるため、運転者の違和感を解消することができる。特に本実施形態の制御装置4のように、操舵トルクThが零近傍の値であるときに基本電流指令値Ias*を零に設定する不感帯が設けられている場合、不感帯において操舵機構1に不要なアシストトルクが付与されなくなるため、不感帯における運転者の操舵感を的確に確保することができる。
(3)制御装置4では、操舵トルクThの絶対値が零よりも大きいとき、補正値ΔI*及び操舵トルクThのそれぞれの符号が異なることを条件に補正値ΔI*を零に設定することとした。また操舵トルクThが零の場合にも、補正値ΔI*を零に設定することとした。これにより微操舵時に逆アシストトルクが操舵機構1に作用することがないため、運転者の操舵感を向上させることができる。
<第2実施形態>
次に電動パワーステアリング装置の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
第1実施形態では図8に示すように補正値ΔI*を制限したが、このように補正値ΔI*を制限した場合、操舵トルクThが零を跨いで変化する際に補正値ΔI*が急変するおそれがある。詳しくは図9(a)に示すように操舵トルクThが正の値から負の値へと変化するとき、図9(b)に示すように操舵トルクThが零に達する直前で補正値ΔI*が所定値ΔI1に設定されていると仮定する。補正値演算部46は、図8に示すように操舵トルクThが零の場合、補正値ΔI*を零に設定するので、時刻t1で操舵トルクThが零に達したときに補正値ΔI*を零に設定する。そのため操舵トルクThが零を跨いで変化する際にq軸電流指令値Iq*が急変する。すなわち、操舵トルクThがほとんど作用していないときにアシストトルクが急変するため、運転者に大きな違和感を与えるおそれがある。
そこで本実施形態では、補正値演算部46が、図7に示す補正値ガード処理に代えて、図10に示す補正値ガード処理を実行する。すなわち補正値演算部46は、はじめに、操舵トルクThが第2閾値Th2(>0)以上であるか否かを判断する(ステップS36)。なお第2閾値Th2は、第1閾値Th1と同一の値であってもよいし、第1閾値Th1と異なる値であってもよい。そして操舵トルクThが第2閾値Th2以上である場合(ステップS36:YES)、上限値ΔImaxを所定値ΔI0に設定するとともに、下限値ΔIminを零に設定する(ステップS31)。一方、補正値演算部46は、操舵トルクThが第2閾値Th2以上でない場合(ステップS36:NO)、操舵トルクThが、第2閾値Th2に負の符号を付した閾値「−Th2」以下であるか否かを判断する(ステップS37)。そして操舵トルクThが閾値「−Th2」以下である場合(ステップS37:YES)、上限値ΔImaxを零に設定するとともに、下限値ΔIminを所定値「−ΔI0」に設定する(ステップS33)。これに対し、補正値演算部46は、操舵トルクThが閾値「−Th2」以下でない場合(ステップS37:NO)、すなわち操舵トルクThが「−Th2<Th<Th2」を満たす場合、上下限値ΔImax,ΔIminを共に零に設定する(ステップS34)。
このような補正値ガード処理を補正値演算部46が実行すると、補正値ΔI*が図11にハッチングで示す範囲に制限される。すなわち操舵トルクThの絶対値が第2閾値Th2以上の場合、補正値ΔI*及び操舵トルクThのそれぞれの正負の符号が異なることを条件に、換言すれば補正値ΔI*に対応するアシストトルクの方向と操舵トルクThの方向とが異なることを条件に補正値ΔI*が零に設定される。また操舵トルクThの絶対値が第2閾値Th2未満の場合、補正値ΔI*は零に設定される。
次に、本実施形態の電動パワーステアリング装置の作用について説明する。
図12(a)に示すように操舵トルクThが正の値から負の値へと変化するとき、補正値演算部46は、図12(b)に示すように、操舵トルクThが第2閾値Th2に達する時刻t2で補正値ΔI*を零に設定する。ここで時刻t2の直前には、補正値ΔI*と同符号の操舵トルクThが作用している。すなわち補正値ΔI*と同符号の操舵トルクThが作用している時刻t2で補正値ΔI*を零に変更させることで、第1実施形態の電動パワーステアリング装置と比較して運転者がアシストトルクの急変を感じ取り難くなる。そのため、アシストトルクの急変が操舵感へ与える影響を小さくすることができる。
以上説明したように、本実施形態の電動パワーステアリング装置によれば、第1実施形態による(1)及び(2)の効果に加え、(3)の効果に代わる効果として以下の効果を得ることができる。
(4)制御装置4では、操舵トルクThの絶対値が第2閾値Th2以上の場合、補正値ΔI*及び操舵トルクThのそれぞれの符号が異なることを条件に補正値ΔI*を零に設定することとした。また操舵トルクThの絶対値が第2閾値Th2未満の場合、補正値ΔI*を零に設定することとした。これにより操舵トルクThが零を跨いで変化する際のアシストトルクの急変が操舵感へ与える影響を小さくし、運転者の違和感を解消することができる。
<第3実施形態>
次に電動パワーステアリング装置の第3実施形態について説明する。本実施形態の電動パワーステアリング装置も、第2実施形態と同様、図9(a),(b)に示すような操舵トルクThが零を跨いで変化する際のアシストトルクの急変が操舵感へ与える影響を小さくし、運転者の違和感を解消するためのものである。以下、第2実施形態との相違点を中心に説明する。
本実施形態では、補正値演算部46が、図10に示した補正値ガード処理に代えて、図13に示す補正値ガード処理を実行する。すなわち補正値演算部46は、操舵トルクThが閾値「−Th2」以下でない場合(ステップS37:NO)、すなわち操舵トルクThが「−Th2<Th<Th2」を満たす場合、上限値ΔImaxを所定値ΔI0に設定するとともに、下限値ΔIminを所定値「−ΔI0」に設定する(ステップS38)。
このような補正値ガード処理を補正値演算部46が実行すると、補正値ΔI*は図14にハッチングで示す範囲に制限される。すなわち操舵トルクThの絶対値が第2閾値Th2以上の場合、補正値ΔI*及び操舵トルクThのそれぞれの正負の符号が異なることを条件に、換言すれば補正値ΔI*に対応するアシストトルクの方向と操舵トルクThの方向とが異なることを条件に補正値ΔI*が零に設定される。また操舵トルクThの絶対値が第2閾値Th2未満の場合、補正値ΔI*は「−ΔI0<ΔI*<ΔI0」の範囲に制限される。
次に、本実施形態の電動パワーステアリング装置の作用について説明する。
図15(a)に示すように操舵トルクThが正の値から負の値へと変化するとき、補正値演算部46は、図15(b)に示すように、操舵トルクThが零を跨いで変化した後、操舵トルクThが閾値「−Th2」に達する時刻t4で補正値ΔI*を零に設定する。このように補正値ΔI*を零にするタイミングを、操舵トルクThが零を跨ぐタイミングよりも遅らせることにより、上記実施形態の電動パワーステアリング装置と比較して補正値ΔI*の変化量を小さくすることができる。その結果、操舵トルクThが零を跨いで変化する際のアシストトルクの急変を小さく抑えることができるため、運転者の違和感を解消することができる。
以上説明したように、本実施形態の電動パワーステアリング装置によれば、第2実施形態による(4)の効果に代わる効果として以下の効果を得ることができる。
(5)制御装置4では、操舵トルクThの絶対値が第2閾値Th2以上の場合、補正値ΔI*及び操舵トルクThのそれぞれの符号が異なることを条件に補正値ΔI*を零に設定することとした。また操舵トルクThの絶対値が第2閾値Th2未満の場合、補正値ΔI*を「−ΔI0<ΔI*<ΔI0」の範囲に制限することとした。これにより操舵トルクThが零を跨いで変化する際のアシストトルクの急変を抑えることができるため、運転者の違和感を解消することができる。
<他の実施形態>
なお、上記各実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記各実施形態では、図6に示したマップを用いて操舵トルクThから加算値αを演算することとしたが、加算値αの演算方法は適宜変更可能である。例えば操舵トルクThの絶対値が第1閾値Th1未満の場合、加算値αを予め設定された零よりも小さい固定値に設定し、操舵トルクThの絶対値が第1閾値Th1以上の場合、加算値αを予め設定された零よりも大きい固定値に設定してもよい。
・上記各実施形態では、車速V及びヨーレートγに基づいて車両が直進状態であるか否かを判定したが、車両の直進状態の判定方法はこれに限定されるわけではない。車両の横方向加速度や左右の車輪速差に基づく他の周知の方法により車両の直進状態を判定してもよい。
・上記各実施形態の電動パワーステアリング装置は、不感帯を有する電動パワーステアリング装置に限らず、不感帯の無い電動パワーステアリング装置にも適用することが可能である。
・上記各実施形態の電動パワーステアリング装置は、ステアリングシャフト11にモータ20のアシストトルクを付与する電動パワーステアリング装置に限らず、例えばラックシャフト13にモータ20のアシストトルクを付与する電動パワーステアリング装置等、適宜の電動パワーステアリング装置に適用することが可能である。
Th…操舵トルク、ΔI*…補正値、Iq*…q軸電流指令値(アシスト指令値)、Th1…第1閾値、Th2…第2閾値、Ias*…基本電流指令値(基本アシスト指令値)、1…操舵機構、4…制御装置(制御部)、20…モータ。

Claims (6)

  1. 車両の操舵機構にアシストトルクを付与するモータと、
    前記アシストトルクをアシスト指令値に追従させるべく前記モータの駆動を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記操舵機構に付与される操舵トルクに基づいて基本アシスト指令値を演算し、前記基本アシスト指令値を前記操舵トルクの絶対値に基づいて設定される加算値を用いて演算する補正値で補正することで前記アシスト指令値を設定するものであり、
    前記車両が直進状態であるときに前記操舵トルクが零よりも大きい場合、前回の補正値に前記加算値を加算して前記補正値を演算し、
    前記車両が直進状態であるときに前記操舵トルクが零よりも小さい場合、前回の補正値から前記加算値を減算して前記補正値を演算し、
    前記車両が直進状態であるときに前記操舵トルクの絶対値が閾値よりも大きい場合、前記操舵トルクの絶対値が小さくなるように前記補正値を漸次増加させるべく、正の値に前記加算値を設定し、
    前記車両が直進状態であるときに前記操舵トルクの絶対値が前記閾値未満の場合、前記アシスト指令値の絶対値が小さくなるように前記補正値を漸次減少させるべく、負の値に前記加算値を設定することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記閾値は、微操舵されているか否かを判定できる零付近の値であることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記制御部は、前記操舵トルクが零近傍の値であるときに前記基本アシスト指令値を零に設定する不感帯を有することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記制御部は、
    前記操舵トルクの絶対値が零よりも大きい場合、前記補正値に対応するアシストトルクの方向が前記操舵トルクの方向と異なることを条件に前記補正値を零に設定し、
    前記操舵トルクが零である場合、前記補正値を零に設定することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  5. 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記制御部は、
    前記閾値を第1閾値とするとき、前記第1閾値とは別に前記操舵トルクに対して設定された閾値を第2閾値として、
    前記操舵トルクの絶対値が第2閾値以上の場合、前記補正値に対応するアシストトルクの方向が前記操舵トルクの方向と異なることを条件に前記補正値を零に設定し、
    前記操舵トルクの絶対値が前記第2閾値未満の場合、前記補正値を零に設定することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  6. 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記制御部は、
    前記閾値を第1閾値とするとき、前記第1閾値とは別に前記操舵トルクに対して設定された閾値を第2閾値として、
    前記操舵トルクの絶対値が第2閾値以上の場合、前記補正値に対応するアシストトルクの方向が前記操舵トルクの方向と異なることを条件に前記補正値を零に設定し、
    前記操舵トルクの絶対値が前記第2閾値未満の場合、前記補正値を所定範囲に制限することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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