JP2015000059A - 脱穀装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】扱胴内空間を脱穀処理空間に使用できるものでありながら、脱穀処理物を扱室から排出させ易い脱穀装置を提供する。
【解決手段】扱室20に回転自在に支持された扱胴21に、扱胴支軸50に沿った状態、かつ、扱胴21の周方向に所定間隔を空けた状態で、扱胴支軸50に支持された複数の棒状の扱歯支持部材54を備えてある。複数の扱歯支持部材54それぞれに、複数の棒状の扱歯55を、扱歯支持部材54から扱胴20の径方向外側に向けて突出する状態、かつ、扱胴支軸50に沿った方向に所定間隔を空けた状態で支持してある。扱歯55が存在する領域に位置するように扱歯支持部材54に取付けられ、扱歯支持部材54と一体回転して脱穀処理物を処理方向終端側へ送る送り部材57を備えてある。
【選択図】図2

Description

本発明は、扱室に回転自在に支持された扱胴を備え、前記扱胴に、前記扱室に回転自在に支持される扱胴支軸と、前記扱胴支軸に沿った状態、かつ、前記扱胴の周方向に所定間隔を空けた状態で、前記扱胴支軸に支持された複数の棒状の扱歯支持部材と、複数の前記扱歯支持部材それぞれにおいて、前記扱歯支持部材から前記扱胴の径方向外側に向けて突出する状態、かつ、前記扱胴支軸に沿った方向に所定間隔を空けた状態で、前記扱歯支持部材に支持された複数の棒状の扱歯と、を備えた脱穀装置に関する。
従来、例えば特許文献1に示される脱穀装置があった。この脱穀装置では、脱穀処理物を扱歯支持部材どうしの間から扱胴内空間に流入させて扱胴内空間を脱穀処理空間に使用できる。これにより、脱穀処理能力を向上させられる。
特開2011−177084号公報
上記した脱穀装置にあっては、扱胴の上部を上方から覆う上部カバーの内面側に、扱胴の回転方向に流動する処理物を脱穀処理方向の下手側に案内する送塵弁が装備されている。扱胴によって回動力を付与されて回動する脱穀処理物が送塵弁に触れて送塵弁による案内を受けることで、脱穀処理物を処理方向終端側に向かわせるものである。しかし、脱穀対象が麦の如く長稈であるなど、扱室に供給される穀稈のボリュームが大になると、送塵弁による送り作用だけでは足りず、脱穀処理物が滞留し、詰まりが生じることがあった。
本発明の目的は、扱胴内空間を脱穀処理空間に使用できるものでありながら、脱穀処理物を処理方向終端側へ確実に搬送できる脱穀装置を提供することにある。
本発明による脱穀装置は、
扱室に回転自在に支持された扱胴を備え、
前記扱胴に、
前記扱室に回転自在に支持される扱胴支軸と、
前記扱胴支軸に沿った状態、かつ、前記扱胴の周方向に所定間隔を空けた状態で、前記扱胴支軸に支持された複数の棒状の扱歯支持部材と、
複数の前記扱歯支持部材それぞれにおいて、前記扱歯支持部材から前記扱胴の径方向外側に向けて突出する状態、かつ、前記扱胴支軸に沿った方向に所定間隔を空けた状態で、前記扱歯支持部材に支持された複数の棒状の扱歯と、
前記扱歯が存在する領域に位置するように前記扱歯支持部材に取付けられ、前記扱歯支持部材と一体回転して脱穀処理物を処理方向終端側へ送る送り部材と、を備えてあることを特徴とする。
本構成によると、送り部材が脱穀扱胴と一体回転して脱穀処理物に回動力を付与しながら脱穀処理物を処理方向終端側に向けて送り出し操作し、脱穀処理物を処理方向終端側に向かわせることができるから、脱穀処理物を扱室の終端に移動させ易い。
従って、本発明によると、麦の如き長稈の穀稈を脱穀処理するなど、扱室に供給される穀稈のボリュームが大になる場合でも、扱胴内空間を処理空間に使用して脱穀負荷の増大を抑制しながら脱穀処理できるのみならず、扱室における脱穀処理物の滞留を抑制しながら脱穀処理できるのであり、円滑にかつ良好な脱穀精度で脱穀処理できる。
本発明において、前記送り部材を、前記扱歯支持部材の複数にわたって取付けると好適である。
本構成によると、1箇所のみによる支持構造等と比較して、送り部材を複数の扱歯支持部材によって強固に支持させられ、送り部材による脱穀処理物の処理方向終端に向けての送り操作を確実に行わせることができる。また、送り部材によって、異なる扱歯支持部材どうしが連結されることになるので、扱歯支持部材の強度アップにもつながる。
本発明において、前記送り部材を、前記扱胴の周方向において隣り合う前記扱歯支持部材にわたって取付けると好適である。
本構成によると、送り部材が隣り合う扱歯支持部材によって支持される構造であるので、隣り合っていない扱歯支持部材にわたって支持される構造のものと比較して、送り部材をコンパクトにでき、そのレイアウトの自由度も向上する。したがって、扱胴内空間に対する脱穀処理物の流入及び流出を阻害しないように、送り部材を配置し易い。
本発明において、前記送り部材は、前記扱胴支軸に沿った方向に対して傾斜した状態で、前記扱歯支持部材に取付けられると好適である。
本構成によると、送り部材を扱胴周方向での全長にわたって扱胴支軸に沿った方向に対して傾斜させ、送り部材による脱穀処理物の処理方向終端側に向けての送り操作を送り部材の全長にわたる広い範囲又は全長に近い広い範囲によって効果的に行わせることができる。
本発明において、前記送り部材は、前記扱胴支軸まわりの螺旋上に位置する状態で、前記扱歯支持部材に取付けられると好適である。
本構成によると、送り部材が螺旋状態で脱穀処理物を送り操作することにより、送り部材による脱穀処理物の処理方向終端側への送り操作を効果的に行わせることができる。
本発明において、前記扱胴支軸に沿った方向において隣り合う前記送り部材の間に前記扱歯が位置すると好適である。
本構成によると、送り部材によって送り操作される脱穀処理物が扱歯による脱穀及び解しを受けながら処理方向終端側に流動し、脱穀処理部に混入した穀粒が脱穀処理物と共に扱室から排出される穀粒損失を回避し易い。
本発明において、前記送り部材の扱胴径方向外側端が、前記扱胴支軸に沿う方向視において、前記扱歯の前記扱歯支持部材からの突出端の回転軌跡上に位置すると好適である。
送り部材と受網との接触を回避するように、送り部材を扱歯が存在する領域に位置させるに当たり、送り部材の扱胴径方向外側端が扱歯の扱歯支持部材からの突出端に対して扱胴支軸側により離れるほど、送り部材の扱胴径方向外側端での扱胴周方向長さがより短くなる。送り部材の扱胴周方向長さが短くなると、送り部材による脱穀処理物の送りが悪くなる。本構成によると、送り部材の扱胴径方向外側端が、扱胴支軸に沿う方向視において、扱歯の扱歯支持部材からの突出端の回転軌跡上に位置することにより、送り部材の扱胴径方向外側端での扱胴周方向長さが長くなり、送り部材による脱穀処理物の送りを効果的に行わせることができる。
本発明において、前記送り部材を前記扱歯に連結すると好適である。
本構成によると、送り部材を扱歯支持部材に連結する連結手段に扱歯を利用してあるので、連結箇所が扱歯支持部材よりも扱胴外周側に位置し、連結作業がし易い。
本発明において、前記送り部材に、前記扱歯に対して差し込み連結可能な環状の連結部を備えると好適である。
本構成によると、扱歯を連結手段にして送り部材を扱歯支持部材に支持させるのに、連結部を扱歯に差し込むだけで操作簡単に支持させることができる。
本発明において、前記扱歯に、前記送り部材を連結ねじによって連結可能なブラケットを備える好適である。
本構成によると、送り部材とブラケットとを連結ねじによって連結することによって送り部材を扱歯に強固に連結でき、送り部材の扱歯を介しての扱歯支持部材への支持を強固にできる。
本発明において、前記扱胴の処理方向始端部に連結された掻込み部を備え、前記掻込み部の外周面に支持され、脱穀処理物を処理方向終端側へ掻き込む螺旋羽根を備えてあると好適である。
本構成によると、脱穀処理物が螺旋羽根による処理方向終端側への掻き込みによって扱胴に送り込まれるから、扱胴への脱穀処理物の供給を円滑にできる。
本発明において、前記螺旋羽根に対して連続的に位置し、前記螺旋羽根からの脱穀処理物を処理方向終端側へ送り出す送出部材を備えてあると好適である。
本構成によると、螺旋羽根によって処理方向終端側に向けて掻き込まれた脱穀処理物が送出部材によってさらに処理方向終端側に向けて送り出されて扱胴に供給されるから、扱胴への脱穀処理物の供給をより円滑にできる。
本発明において、2つの前記螺旋羽根を、2重螺旋状に備え、2つの前記送出部材を前記2つの螺旋羽根それぞれに対応させて備えてあると好適である。
本構成によると、脱穀処理物が2つの螺旋羽根による掻き込み、及び2つの送出部材による送り出しによって扱胴に送り込まれるから、大ボリュームの脱穀処理物であっても、詰まらないように扱胴に円滑に供給できる。
本発明において、前記送出部材を前記螺旋羽根に取付けてあると好適である。
本構成によると、螺旋羽根と送出部材とが切れ目なく繋がって螺旋羽根と送出部材との間の脱穀処理物の受け渡しが円滑に行われ、脱穀処理物を扱胴にスムーズに供給できる。
本発明において、前記送出部材を前記螺旋羽根の作用面に取付けてあると好適である。
本構成によると、送出部材が螺旋羽根の作用面に連なって螺旋羽根と送出部材との間の脱穀処理物の受け渡しがスムーズに行われ、脱穀処理物を扱胴にスムーズに供給できる。
本発明において、前記螺旋羽根に、前記掻込み部の外周面に立設された螺旋羽根本体と、前記螺旋羽根本体の側面に取付けられ、前記螺旋羽根の作用面を形成する補強部材とを備え、前記送出部材を前記作用面に取付けてあると好適である。
本構成によると、螺旋羽根の作用面に磨滅が発生した際。補強部材だけを交換して安価にかつ楽に修復できる。また、螺旋羽根本体よりも優れた耐摩耗性を備えた補強部材を採用することにより、全体として耐久性に優れた螺旋羽根を安価に得ることができる。しかも、送出部材が螺旋羽根の作用面に連なって螺旋羽根と送出部材との間の脱穀処理物の受け渡しをスムーズに行わせることができる。
本発明において、前記扱胴の下方に受網を設け、前記受網の脱穀処理面に、脱穀処理物を処理方向終端側へ案内する案内体を取付けてあると好適である。
本構成によると、扱胴と一体回転する送り部材によって脱穀処理物が処理方向終端側に向けて送り操作されるに加え、送り部材や扱歯支持部材によって回動力を付与されて回動する脱穀処理物が案内体によって処理方向終端側に向かうよう案内されることにより、全体として脱穀処理物を扱室の終端に流動させ易くて脱穀処理物を扱室から排出させ易い。
本発明において、前記案内体は、前記扱胴支軸まわりに螺旋上に位置する状態で取付けられていると好適である。
本構成によると、螺旋状態の案内体によって脱穀処理物を処理方向終端側に効果的に案内でき、脱穀処理物を扱室からより排出させ易い。
普通型のコンバインの全体を示す左側面図である。 脱穀装置の縦断左側面図である。 図2のIII−III断面矢視図である。 図2のIV−IV断面矢視図である。 扱胴及び掻込み送り部、分解状態の受網の斜視図である。 掻込送り部及び取り外し状態の送出部材の斜視図である。 展開状態の扱胴を示す平面図である。 受網の平面図である。 送塵弁を示す平面図である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、本発明に係る脱穀装置を、コンバインの一例である普通型のコンバインに適用した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、普通型のコンバインは、角パイプ材などの複数の鋼材を連結して車体フレーム1を構成し、車体フレーム1における前部の右側領域に搭乗運転部2を形成してある。搭乗運転部2には、運転キャビン2aを装備してある。車体フレーム1の下部には左右一対のクローラ式走行装置3を装備してある。車体フレーム1における左側の前端部には、作業走行時に車体の前方に位置する水稲や麦あるいは菜種などの作物の穀稈を刈り取って搬送する刈取搬送部4を、左右向きの昇降軸芯P1を支点にした昇降揺動が可能となるように連結してある。刈取搬送部4の昇降揺動は、車体フレーム1とフィーダ18とにわたって架設した油圧式の昇降シリンダ19の伸縮作動で行う。車体フレーム1の左半部には、刈取搬送部4が搬送する刈り取り後の穀稈を脱穀対象物として受け入れて脱穀処理し、脱穀処理後の処理物に選別処理を施す脱穀装置5を設けてある。車体フレーム1の右後部には、揚送装置6(図2参照)によって脱穀装置5から搬送された単粒化穀粒を回収して貯留する穀粒タンク7を設けてある。穀粒タンク7には、貯留された穀粒を搬出するスクリューコンベヤで成る搬出オーガ7aを装備してある。
刈取搬送部4は、車体の走行に伴って、その前部の左右両端に配備したデバイダ14によって未刈り穀稈を収穫対象の穀稈と収穫対象外の穀稈とに梳き分ける。又、刈取搬送部4の前部上方に配備した回転リール15によって収穫対象穀稈の穂先側を後方に向けて掻き込み、刈取搬送部4の底部に装備したバリカン型の刈取装置16によって収穫対象穀稈の株元側を切断して、収穫対象の穀稈を刈り取る。そして、刈取装置16の後方に配備した横送オーガ17によって刈取り穀稈を左右方向の所定箇所に寄せ集めて後方に送り出し、その所定箇所から脱穀装置5にわたるように架設した掻き上げ搬送式のフィーダ18によって刈取り穀稈を脱穀装置5に供給する。
昇降シリンダ19は、搭乗運転部2に設けた車体操向用の操縦レバー(図示せず)の前後方向への揺動操作に基づいて伸縮作動するように構成してある。つまり、操縦レバーを前後方向に揺動操作して昇降シリンダ19を伸縮作動させることにより、未刈り穀稈に対する刈取装置16の高さ位置を変更する刈り高さ調節などを行うことができる。
図1,2に示すように、脱穀装置5には、フィーダ18が供給する刈取り穀稈を脱穀処理物として、この脱穀処理物に脱穀処理を施す脱穀部5A、脱穀処理後の処理物に選別処理を施す選別部5B、及び、選別処理後の回収対象の処理物を回収する回収部5Cを備えてある。この脱穀装置5においては、脱穀部5Aにおける脱穀処理方向及び選別部5Bにおける選別処理方向が車体の前後方向と一致し、脱穀処理方向の上手側及び選別処理方向の上手側が車体の前側に位置するように設定してある。
脱穀部5Aには、脱穀装置5の上部に形成した扱室20を備えてある。扱室20には、バータイプの扱胴21を脱穀装置前後向きの扱胴軸芯P2まわりに、かつ背面視左回り方向F(図4参照)に回転するように支持してある。扱胴21の前端部に、螺旋羽根40A,40Bを備えた掻込送り部37を連設してある。扱室20の前下部には、フィーダ18が掻き上げ搬送した脱穀処理物の扱室20への供給を可能にする供給口22を形成してある。扱室20の後下部には、脱穀処理後の排出対象の処理物の扱室20からの排出を可能にする排塵口23を形成してある。扱室20は、扱胴21を支持する前支持板24と後支持板25、扱胴21の上方に設けた上部カバー26、及び、扱胴21の下方に設けた前後方向視U字状の受網27などによって区画形成してある。
従って、脱穀部5Aは、フィーダ18によって供給口22から扱室20に供給された刈取り穀稈の株元から穂先までの全体を、脱穀処理物として掻込送り部37によって扱胴21と受網27との間に送り込んで扱胴21と受網27とによって脱穀処理し、脱穀処理によって得た穀粒を受網27から選別部5Bに漏下させ、脱穀処理によって発生した脱穀排稈や切れワラなどを排塵口23から排稈細断装置10へ排出する。
選別部5Bには、受網27の下方に設けた揺動選別装置29を備えてある。揺動選別装置29は、後端部に備えた偏心カム式の駆動機構28が作動することで前後方向に揺動する。又、揺動選別装置29の前下方に唐箕30aを配備し、揺動選別装置29の前方に副唐箕30bを配備してある。唐箕30a及び副唐箕30bは、左側面視左回り方向に回転する回転羽根によって選別風を発生させる。揺動選別装置29は、揺動しながら受網27から漏下した処理物などを受け止め、受け止めた処理物を選別対象の処理物として選別処理方向下手側に移送しながら篩い選別し、かつ唐箕30a及び副唐箕30bからの選別風によって風力選別する。
回収部5Cでは、揺動選別装置29の選別処理方向上手側の下方に1番回収部31を形成してある。又、揺動選別装置29の選別処理方向下手側の下方に2番回収部32を形成してある。1番回収部31は、側面視底窄まり形状に形成してあり、揺動選別装置29の選別処理方向上手側から流下した単粒化穀粒を1番物として底部に流下案内する。1番回収部31の底部には、1番物搬出用の1番スクリュー33を左右向きに配備してある。1番スクリュー33は、1番回収部31の底部に流下した1番物を、1番スクリュー33の右端部に連通接続した揚送装置6に搬送する。2番回収部32は、側面視底窄まり形状に形成してあり、揺動選別装置29の選別処理方向下手側から流下した枝梗付き穀粒などを2番物として底部に流下案内する。2番回収部32の底部には、2番物搬出用の2番スクリュー34を左右向きに配備してある。2番スクリュー34は、2番回収部32の底部に流下した2番物を、2番スクリュー34の右端部に連通接続した2番還元装置35に供給する。2番還元装置35は、2番スクリュー34からの2番物を揚送して揺動選別装置29に還元する。
掻込送り部37について詳述する。
図2,5,7に示すように、掻込送り部37には、扱胴21の処理方向始端部に連結された掻込み部39を備えてある。掻込み部39の外周面に2つの螺旋羽根40A,40Bを支持してある。2つの螺旋羽根40A,40Bは、掻込み部39の周方向に所定間隔を空けて並んだ2重螺旋状に配備してある。掻込み部39の後方に、2つの螺旋羽根40A,40Bそれぞれの掻込み方向終端側に対して連続的に位置する送出部材41A,41Bを設けてある。
従って、掻込送り部37は、掻込み部39が扱胴21と一体に回転駆動されることによって、2つの螺旋羽根40A,40B及び送出部材41A,41Bが掻き込み方向や送り出し方向に回転する。掻込送り部37は、フィーダ18によって供給口22から扱室20に送り込まれた刈取り穀稈の株元から穂先までの全体を、脱穀処理物として、2つの螺旋羽根40A,40Bによって案内底板49に沿わせて扱胴21と受網27の間に向けて掻き込む。螺旋羽根40Aからの脱穀処理物を、送出部材41Aによって扱胴21と受網27の間の扱き処理空間S1に送り出し、螺旋羽根40Bからの脱穀処理物を、送出部材41Bによって扱き処理空間S1に送り出す。
掻込み部39は、円錐台状に形成された掻込み胴体を備えて構成してある、掻込み胴体の長径側の後端部は、扱胴21を構成する前壁部材51に連結され、前壁部材51を介して扱胴支軸50に一体回転自在に連結されている。掻込み胴体の短径側の前端部は、扱胴支軸50に一体回転自在に取付けられた壁部材42に連結されている。
図3,5,6に示すように、2つの螺旋羽根40A,40Bそれぞれに対応する送出部材41A,41Bは、螺旋羽根40A,40Bと、扱胴21を構成する扱歯支持部材54とに取付けてある。
詳述すると、2つの螺旋羽根40A,40Bそれぞれは、掻込み部39の外周面に立設された螺旋羽根本体43と、螺旋羽根本体43の側面に取付けられ、螺旋羽根40A,40Bの作用面44を形成する補強部材45とを備えて構成してある。螺旋羽根本体43の作用面44とは反対側の側面と、掻込み部39の外周面とにわたり、螺旋羽根40A,40Bの支持強度を高める支持体43aを取り付けてある。補強部材45は、螺旋羽根本体43よりも優れた耐摩耗性を備え、螺旋羽根本体43よりも磨滅しにくい作用面44を形成している。2つの螺旋羽根40A,40Bそれぞれに対応する送出部材41A,41Bの螺旋羽根側の端部47は、螺旋羽根40A,40Bの作用面44に連結ねじ47aによって取付けてある。一方の螺旋羽根40Aに対応する送出部材41Aの扱胴側の端部は、この端部に筒体を付設して設けた環状の連結部46を扱歯55に扱胴21の径方向での外側から差し込むことにより、扱歯55を介して扱歯支持部材54に取付けてある。他方の螺旋羽根40Bに対応する送出部材41Bの扱胴側の端部48は、扱歯55に設けたブラケット56に連結ねじ48aによって連結することにより、扱歯55を介して扱歯支持部材54に連結してある。連結ねじ47a,48aは、頭部が螺旋羽根40A,40Bに対して脱穀処理物移動方向上手側に位置する取付姿勢で装着されているので、磨滅し難い。
扱胴21について詳述する。
図2に示すように、扱胴21は、扱室20に回転自在に支持されている扱胴支軸50と、扱胴支軸50に沿った状態で、かつ扱胴21の周方向に所定間隔を空けて並んだ状態で扱胴支軸50に一体回転自在に支持された6本の棒状の扱歯支持部材54と、6本の扱歯支持部材54それぞれに扱胴支軸50に沿った方向に所定間隔を空けて並んだ状態で支持された複数の棒状の扱歯55とを備えて構成してある。
扱胴支軸50は、扱室20を形成する前支持板24と後支持板25とに回転自在に架設されていることにより、扱室20に回転自在に支持されている。
扱胴支軸50の前端部に円盤状の前壁部材51を取付け、扱胴支軸50の中間部に円盤状の中壁部材52を取付け、扱胴支軸50の後端部に円盤状の後壁部材53を取付けてある。前壁部材51、中壁部材52及び後壁部材53は、扱胴支軸50に溶接によって一体回転自在に連結している。6本の扱歯支持部材54は、前壁部材51、中壁部材52及び後壁部材53の外周部に支持してあることにより、扱胴支軸50に一体回転自在に支持されている。各扱歯支持部材54は、丸パイプ鋼材によって構成してある。扱歯支持部材54には、丸パイプ鋼材の他、丸棒鋼材、角棒鋼材、角パイプ鋼材などの棒状部材を採用することができる。アングル材やチャンネル材も採用可能であるが、これらの端部に脱穀処理物が引っ掛かる可能性があるので、丸パイプ鋼材、丸棒鋼材、角棒鋼材、角パイプ鋼材などがより好ましい。
6本の扱歯支持部材54それぞれに支持されている各扱歯55は、扱歯支持部材54から扱胴21の径方向外側に向けて突出する状態で、かつ後退角を備えた状態で支持されている。各扱歯55は、丸棒鋼材によって構成してある。扱歯55には、丸棒鋼材の他、角棒鋼材、丸パイプ材、又は角パイプ材などの棒状部材を採用することができる。
扱胴21のうちの扱歯55が存在する領域に、扱胴支軸50に沿う方向及び扱胴21の周方向に並ぶ複数の送り部材57を設けてある。各送り部材57は、扱歯支持部材54に取付てあり、扱歯支持部材54と一体回転して脱穀処理物を扱胴21の処理方向終端側へ送るように構成してある。
つまり、扱胴21は、受網27との間の扱き処理空間S1に扱歯支持部材54どうしの間を介して連通する内部空間S2を備えた籠状に構成し、かつ、外方に向けて突出する複数の扱歯55を扱胴21の周方向と処理方向とに設定間隔をあけて整列した状態で備えるように構成してある。
従って、扱胴21は、処理方向の扱胴軸芯P2を支点にして背面視左回り方向Fに回転することにより、受網27との間の扱き処理空間S1に位置する脱穀処理物に扱歯支持部材54及び扱歯55の打撃や扱歯55の梳き込みなどによる脱穀処理を施し、この脱穀処理で得た処理物の内部空間S2への入り込みを許容し、扱き処理空間S1の処理物と内部空間S2の処理物とを攪拌しながら、これらの処理物に扱歯支持部材54及び扱歯55の打撃や扱歯55の梳き込みなどによる脱穀処理を施す。扱胴21は、扱胴軸芯P2まわりに扱歯支持部材54と共に回転する送り部材57によって脱穀処理物を扱胴21の回転方向と同じ回転方向の回動させながら、脱穀処理物に処理方向終端側への移動力を付与し、脱穀処理物の処理方向への移動及び脱穀処理後の処理物の排塵口23への移動を促進させながら脱穀処理を施す。
送り部材57について詳述する。
図7は、展開状態の扱胴21を示す平面図である。図2,4,5,7に示すように、各送り部材57は、扱胴支軸50に沿った方向に対して傾斜した状態で、扱胴21の周方向において隣り合う一対の扱歯支持部材54,54にわたって取付けてある。送り部材57の扱胴径方向外側端57aが、扱胴支軸50に沿う方向視において、扱歯55の扱歯支持部材54から扱胴径方向外側への突出端55aの回転軌跡Tの上に位置する状態で、各送り部材57を扱歯支持部材54に取付けてある。扱胴21の周方向での6箇所に存在する扱歯支持部材間のうちの3つの扱歯支持部材間に送り部材57が存在する状態で、かつ送り部材57が存在する扱歯支持部材間と、送り部材57が存在しない扱歯支持部材間とが交互に存在する状態で、各送り部材57を扱胴21の周方向において隣り合う一対の扱歯支持部材54,54にわたって取付けてある。全ての送り部材57のうちの一部の送り部材57が扱胴支軸50に沿った方向に対して傾斜した方向で、かつ扱胴21の全周にわたる状態の3列の送り部材列Rをなし、この3列の送り部材列Rそれぞれをなす3つの送り部材57が扱胴21の全周にわたる扱胴支軸50まわりの螺旋上に位置する状態で、各送り部材57を扱歯支持部材54に取付けてある。
送り部材57の取付構造について詳述する。
図4,6に示すように、各送り部材57の回転方向での一端部であって、回転方向前方側の端部57bにねじ孔57cを設けてある。このねじ孔57cと、扱歯55に設けたブラケット58のねじ孔58aとに連結ねじ59を装着することにより、各送り部材57の回転方向前方側の端部57bを、扱歯55を介して扱歯支持部材54に取付けてある。連結ねじ59は、頭部がブラケット58に対して扱胴前端側に位置する状態で装着してあるので、磨滅し難い。
各送り部材57の回転方向での他端部であって、回転方向後方側の端部に、筒体を取付けて成る環状の連結部57dを設けてある。この連結部57dを扱歯55に扱胴21の径方向での外方から差し込むことにより、各送り部材57の回転方向後方側の端部を扱歯55を介して扱歯支持部材54に取付けてある。
受網27について詳述する。
受網27は、格子状に形成したコンケーブ受網であり、扱胴21との間の扱き処理空間S1に供給された脱穀処理物を扱胴21に対向する脱穀処理面27aで受け止めて扱胴21の回転による脱穀処理を補助し、この脱穀処理で得た単粒化穀粒や枝梗付き穀粒、あるいは、脱穀処理で発生した稈屑などを下方の揺動選別装置29に向けて漏下させ、脱穀排稈などの揺動選別装置29への漏下を防止する。
図8は、受網27を示す平面図である。図2,4,5,8に示すように、受網27の脱穀処理面27aに処理方向に所定間隔を空けて並ぶ3つの案内体61,62,63を設けてある。3つの案内体61,62,63は、扱胴21が備える扱歯支持部材54、扱歯55及び送り部材57の扱胴軸芯P2まわりの回転によって回動力を付与されて回動しながら案内体61,62,63に触れた脱穀処理物を処理方向終端側へ移動させる案内を行なうよう構成してあり、脱穀処理物の排塵口23への移動を促進させる。
具体的には、3つの案内体61,62,63は、棒状鋼材によって構成してある。3つの案内体61,62,63のうちの処理方向始端側用の案内体61は、受網27の前端部における扱胴周方向での中間箇所から受網27の右横側端部に至る状態で、かつ扱胴支軸50まわりに螺旋上に位置する状態で受網27の脱穀処理面27aに取り付けてある。
3つの案内体61,62,63のうちの処理方向中間用の案内体62は、受網27の左横側端部から右横側部に至る状態で、かつ扱胴支軸50まわりに螺旋上に位置する状態で受網27の脱穀処理面27aに取り付けてある。3つの案内体61,62,63の螺旋方向は、送り部材57の螺旋方向と逆方向の螺旋方向に設定してある。
3つの案内体61,62,63のうちの処理方向終端側用の案内体63は、受網27の左横側端部から後端部における扱胴周方向での中間箇所に至る状態で、かつ扱胴支軸50まわりに螺旋上に位置する状態で受網27の脱穀処理面27aに取り付けてある。
受網27は、扱胴支軸50の方向に沿った方向の分割線L1と、扱胴21の周方向に沿った方向の分割線L1とで、面積及び大きさが等しいまたはほぼ等しい4つの分割受網27bに分割自在に構成してある。処理方向始端側用の案内体61、及び処理方向終端側用の案内体63は、1つの分割受網27bに設けた棒状鋼材によって構成し、処理方向中間用の案内体62は、2つの分割受網27bに設けた棒状鋼材によって構成してある。
つまり、分割受網27bを、受網27の4箇所の受網部分を構成する分割受網27bに共用可能に構成し、同一仕様の4つの分割受網27bを準備し、4つの分割受網27bを所定の組付け向きで組み付けることにより、3つの所定の案内体61,62,63を備えた受網27を得るようになっている。
図2,4,9に示すように、扱室20を形成する上部カバー26の内面側に、扱胴21の処理方向に並んだ複数の送塵弁65を設けてある。各送塵弁65は、扱胴支軸50の方向に沿った方向に対して傾斜した方向の送塵面65aを備え、扱胴21が備える扱歯支持部材54、扱歯55及び送り部材57の扱胴軸芯P2まわりの回転によって回動力を付与された脱穀処理物が送塵面65aに触れることにより、脱穀処理物を送塵面65aによって処理方向終端側へ移動するよう案内する。従って、送塵弁65は、脱穀処理物の排塵口23からの排出を促進させる。
〔別実施形態〕
〔1〕上記した実施例では、6本の扱歯支持部材54を備えた例を示したが、5本あるいは7本以上の扱歯支持部材54を備えて実施してもよい。
〔2〕上記した実施例では、送り部材57を隣り合う一対の扱歯支持部材54,54にわたって取り付けた例を示したが、1本だけの扱歯支持部材54に取付けて実施してもよい。また、3本以上の扱歯支持部材54にわたって取付けて実施してもよい。
〔3〕上記した実施例では、送り部材57が存在しない扱歯支持部材間を備えた例を示したが、送り部材57を全ての扱歯支持部材間に存在する状態で扱歯支持部材54に取り付けて実施してもよい。
〔4〕上記した実施例では、送り部材57を扱歯55を介して扱歯支持部材54に支持する例を示したが、扱歯55を利用せずに扱歯支持部材54に支持する構成を採用してもよい。この場合、扱歯支持部材54よりも扱胴内周側で扱歯支持部材54に支持するよう構成してもよい。
〔5〕上記した実施例では、送り部材57を螺旋上に位置する配置構成を示したが、扱胴21の周方向に環状に位置する配置構成を採用して実施してもよい。
〔6〕上記した実施例では、送り部材57及び送出部材41A,41Bを取付ける連結ねじ59,47a,47bとして、頭部が処理物移動方向上手側に位置する装着姿勢の連結ねじを採用した例を示したが、頭部が処理物移動方向下手に位置する装着姿勢の連結ねじを採用して実施してもよい。
〔7〕上記した実施例では、送り部材57及び送出部材41A,41Bの取付けに、脱着自在な連結ねじ59,47a,47b及びナットを採用した例を示したが、溶接ナットや、スタッドボルトを採用して実施してもよい。
〔8〕上記した実施例では、送出部材41A,41Bを備えた例を示したが、送出部材41A,41Bを省略して実施してもよい。
本発明は、クローラ走行装置を有したコンバインに備えられる脱穀装置の他、車輪を走行用に有したコンバインに備えられる脱穀装置に利用できる。
20 扱室
21 扱胴
27 受網
27a 脱穀処理面
39 掻込み部
40A,40B 螺旋羽根
41A,41B 送出部材
43 螺旋羽根本体
44 作用面
45 補強部材
50 扱胴支軸
54 扱歯支持部材
55 扱歯
55a 突出端
57 送り部材
57a 扱胴径方向外側端
58 ブラケット
58a ねじ孔
59 連結ねじ
61,62,63 案内体

Claims (18)

  1. 扱室に回転自在に支持された扱胴を備え、
    前記扱胴に、
    前記扱室に回転自在に支持される扱胴支軸と、
    前記扱胴支軸に沿った状態、かつ、前記扱胴の周方向に所定間隔を空けた状態で、前記扱胴支軸に支持された複数の棒状の扱歯支持部材と、
    複数の前記扱歯支持部材それぞれにおいて、前記扱歯支持部材から前記扱胴の径方向外側に向けて突出する状態、かつ、前記扱胴支軸に沿った方向に所定間隔を空けた状態で、前記扱歯支持部材に支持された複数の棒状の扱歯と、
    前記扱歯が存在する領域に位置するように前記扱歯支持部材に取付けられ、前記扱歯支持部材と一体回転して脱穀処理物を処理方向終端側へ送る送り部材と、を備えてある脱穀装置。
  2. 前記送り部材を、前記扱歯支持部材の複数にわたって取付けてある請求項1に記載の脱穀装置。
  3. 前記送り部材を、前記扱胴の周方向において隣り合う前記扱歯支持部材にわたって取付けてある請求項1又は2に記載の脱穀装置。
  4. 前記送り部材は、前記扱胴支軸に沿った方向に対して傾斜した状態で、前記扱歯支持部材に取付けられている請求項1〜3のいずれか一項に記載の脱穀装置。
  5. 前記送り部材は、前記扱胴支軸まわりの螺旋上に位置する状態で、前記扱歯支持部材に取付けられている請求項1〜4のいずれか一項に記載の脱穀装置。
  6. 前記扱胴支軸に沿った方向において隣り合う前記送り部材の間に前記扱歯が位置する請求項1〜5のいずれか一項に記載の脱穀装置。
  7. 前記送り部材の扱胴径方向外側端が、前記扱胴支軸に沿う方向視において、前記扱歯の前記扱歯支持部材からの突出端の回転軌跡上に位置する請求項1〜6のいずれか一項に記載の脱穀装置。
  8. 前記送り部材を前記扱歯に連結してある請求項1〜7のいずれか一項に記載の脱穀装置。
  9. 前記送り部材に、前記扱歯に対して差し込み連結可能な環状の連結部を備えてある請求項8に記載の脱穀装置。
  10. 前記扱歯に、前記送り部材を連結ねじによって連結可能なブラケットを備えてある請求項8又は9に記載の脱穀装置。
  11. 前記扱胴の処理方向始端部に連結された掻込み部を備え、
    前記掻込み部の外周面に支持され、脱穀処理物を処理方向終端側へ掻き込む螺旋羽根を備えてある請求項1〜10のいずれか一項に記載の脱穀装置。
  12. 前記螺旋羽根に対して連続的に位置し、前記螺旋羽根からの脱穀処理物を処理方向終端側へ送り出す送出部材を備えてある請求項11に記載の脱穀装置。
  13. 2つの前記螺旋羽根を、2重螺旋状に備え、
    2つの前記送出部材を前記2つの螺旋羽根それぞれに対応させて備えてある請求項12に記載の脱穀装置。
  14. 前記送出部材を前記螺旋羽根に取付けてある請求項12又は13に記載の脱穀装置。
  15. 前記送出部材を前記螺旋羽根の作用面に取付けてある請求項14に記載の脱穀装置。
  16. 前記螺旋羽根に、前記掻込み部の外周面に立設された螺旋羽根本体と、前記螺旋羽根本体の側面に取付けられ、前記螺旋羽根の作用面を形成する補強部材とを備え、
    前記送出部材を前記作用面に取付けてある請求項14に記載の脱穀装置。
  17. 前記扱胴の下方に受網を設け、
    前記受網の脱穀処理面に、脱穀処理物を処理方向終端側へ案内する案内体を取付けてある請求項1〜16のいずれか一項に記載の脱穀装置。
  18. 前記案内体は、前記扱胴支軸まわりに螺旋上に位置する状態で取付けられている請求項17に記載の脱穀装置。
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