上記目的を達成するためのエレベータの操作状況認知システムは、建物内部の複数の階の間を上昇または下降して移動し、前記エレベータを停止させようと階を選択することができる内部操作盤を備えるエレベータ、前記建物内部の複数の階それぞれに配置され、前記エレベータを呼び出し、前記内部操作盤により選択された階と、他の複数の階のうちで前記エレベータを呼び出した階とを両方とも表示する複数個の階別操作盤、前記内部操作盤により選択された階と、前記複数個の階別操作盤のうちで前記エレベータを呼び出した階別操作盤とを判別し、前記エレベータの移動方向と移動速度とを調整するシステム制御部、および前記システム制御部の制御によって駆動され、前記エレベータを移動させる駆動部、を備える。
上記目的を達成するための複数個の階別操作盤はそれぞれ、前記複数の階のうちで前記内部操作盤で選択された階、および前記複数の階それぞれに配置された前記複数個の階別操作盤で前記エレベータを呼び出した階を表示する停止予定階表示部、上昇中の前記エレベータを呼び出すための上昇ボタン、下降中の前記エレベータを呼び出すための下降ボタン、および複数の階のうちで前記エレベータが現在位置している階を表示する現在階表示部を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するための停止予定階表示部は、前記複数の階それぞれに対応して複数個備えられ、前記複数の階のうちで前記内部操作盤で選択階に対応して点灯される複数個の内部ランプ、および前記複数の階それぞれに対応して複数個備えられ、前記複数の階それぞれに配置された前記複数個の階別操作盤のうちで、前記エレベータを呼び出した階別操作盤が配置された階に対応して点灯される複数個の外部ランプ、を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するための複数個の外部ランプは、前記利用者が移動しようとする目的階を選択できるようにボタンにより具現されることを特徴とする。
上記目的を達成するための複数個の階別操作盤はそれぞれ、前記現在階表示部の上部に配置され、前記エレベータの内部に設けられたカメラを介して獲得された映像イメージを表示する内部状況モニタ、およびお知らせ事項や広告を表示するお知らせ/広告モニタをさらに備えることを特徴とする。
上記目的を達成するための複数個の階別操作盤はそれぞれ、前記エレベータの移動方向に応じて前記内部状況モニタと前記お知らせ/広告モニタが、前記映像イメージ、および前記のお知らせ事項や広告とを相互に切り替えて表示することを特徴とする。
上記目的を達成するための内部操作盤は、前記複数の階それぞれに配置された前記複数個の階別操作盤で前記エレベータを呼び出した階を表示し、前記複数の階のうちで前記利用者が移動しようとする目的階を選択可能とする複数個の内部選択ボタンを備えた一つの停止予定階表示部、前記エレベータの移動方向を表示する上昇および下降ランプ、および複数の階のうちで前記エレベータが現在位置している階を表示する現在階表示部、を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するための停止予定階表示部は、前記複数の階それぞれに対応して複数個備えられ、前記複数の階のうちで前記利用者が移動しようとする目的階を選ぶことができる複数個の内部選択ボタン、および前記複数の階それぞれに対応して複数個備えられ、前記複数の階それぞれに配置された前記複数個の階別操作盤のうちで、前記エレベータを呼び出した階別操作盤が配置された階に対応して点灯される複数個の外部ランプ、を備えることを特徴とする。
(発明を実施するための形態)
本発明と本発明の動作上の利点および本発明の実施により達成される目的を十分に理解するためには、本発明の好適な実施例を例示する添付図面及び添付図面に記載された内容を参照しなければならない。
以下、添付した図面を参照して本発明の好適な実施例を説明することにより、本発明を詳細に説明する。しかし、本発明は、様々な異なる様態で具現されることができ、説明する実施例に限定されない。そして、本発明を明確に説明するために、説明と関係ない部分は省略されており、図面の同じ参照符号は同じ部材であることを示す。
明細書全体では、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、これは特に断りのない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに含むことができることを意味する。また、明細書に記載された「…部」、「…基」、「モジュール」、「ブロック」などの用語は、少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェアやソフトウェア、或いはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせで具現することができる。
図1は、本発明に係るエレベータの操作状況認知システムの一例を示す。
図1を参照すると、本発明に係るエレベータの操作状況認知システム10は、階別操作部100、システム制御部200、駆動部300、および少なくとも一つのエレベータ400を備える。階別操作部100は、複数個の階別操作盤101〜10nを含む。複数個の階別操作盤101〜10nは、それぞれ複数の階で構成される建物において対応する階のエレベータ搭乗口の一側に配置され、各階のエレベータ400に搭乗しようとする利用者は、エレベータ400を呼び出すようにする。複数個の階別操作盤101〜10nの数は、一般的には、建物の各階に1つずつ配置されるので、建物の階数と同じ数で備えられるが、最近では、大型高層ビルが多く、このような大型高層ビルには、利用者の数が増加した。また、建物内のすべてのエレベータ400は、すべての階に停止するように設定すると、エレベータ400の使用効率が悪くなる。それで、最近の大型高層ビルは、複数個のエレベータ400を備え、それぞれのエレベータが停止する階を別々に設定している。したがって、複数個の階別操作盤101〜10nの数は、各建物に設置されるエレベータシステムの運用形態に応じて変わることができる。
既存の複数個の階別操作盤は、単にエレベータの上昇方向の呼び出しボタンと下降方向の呼び出しボタン、および現在エレベータ400がある階の数とエレベータ400が上昇中であるか下降中であるかを知らせるエレベータの位置表示部しか備えていない。しかし、本発明のエレベータの操作状況認知システム10における複数個の階別操作盤101〜10nはそれぞれ、従来のエレベータシステムとは異なり、エレベータ400が停止可能なすべての階に対する停止有無についての情報を利用者に提供することができる。したがって、利用者は、単にエレベータが上昇中であるか下降中であるかだけでなく、どの階にエレベータが停止するか、また、いくつかの階に停止するかについての正確な情報を獲得することができる。そして、このようなエレベータの停止情報を獲得した利用者は、自らの判断に従ってエレベータに搭乗するかどうかを決定することができる。たとえば、20階以上の高層ビルにおいて、5階以下の低階でエレベータの搭乗を待っている利用者は、エレベータの現在位置がたとえ8階であっても、自分が搭乗を待っている階とエレベータの現在の階の間のすべての階にエレベータが停止すると予測された場合、エレベータを待つよりも階段を利用する可能性が高い。しかし、従来のエレベータの場合には、エレベータの現在位置のみが表示され、エレベータが停止する各階についての情報を提供しないため、利用者がエレベータの到着時間を予測することができなく、エレベータが到着することを待つだけであった。この後、エレベータの到着を待っていた利用者がエレベータが停止する階の数が多くなって初めてエレベータの搭乗を止めて、階段を利用した。結果として、利用者はエレベータ搭乗を待機することにより、時間を無駄にするようになり、エレベータは、利用者が搭乗しない階に不必要に停止することになり、なおさら移動速度が遅くなるようになった。
しかし、本発明に係るエレベータシステム10は、各階に備えられた複数個の階別操作盤101〜10nのそれぞれが、エレベータ400が停止可能なすべての階に対する停止有無についての情報を利用者に提供できるようになるので、この利用者がエレベータ400が到着するまでの時間を大まかに予測が可能となり、これによって、エレベータ400に搭乗するかどうかを迅速に判断することができる。このような判断の結果として、利用者がエレベータに搭乗しないと判断し、階段を利用することになれば、時間を無駄にする必要がないだけでなく、エレベータ400が停止する階の数か減少してエレベータの移動速度が速くなる。つまりエレベータ400に搭乗しようとする利用者だけでなく、エレベータに搭乗している利用者の時間の消費も減らすことができる。また、エレベータが不必要に停止しないため、エレベータを駆動するための電力消費量を減らすことができる。
上記では、利用者が予測したエレベータ400の到着予想時間に応じて搭乗するかどうかを決定することを説明したが、複数個の階別操作盤101〜10nのそれぞれがエレベータが停止可能なすべての階についての情報を提供するため、エレベータ400の到着時間だけでなく、利用者が搭乗した後、利用者が到着を希望する階、すなわち、目的階までの到着時間も予測することができる。たとえば、利用者が10階から5階に移動するためにエレベータを待っている場合は、現在のエレベータが13階に位置し、11〜13階の間に停止する階がなくても、利用者の搭乗階10階と目的階5階との間のすべての階にエレベータが停止すると表示されている場合は、利用者は、エレベータに乗らない可能性が高い。このような判断は、利用者それぞれの状況によって異なるが、それにもかかわらず、本発明に係るエレベータの操作状況認知システムは、利用者が自分で自分の時間をいかに効果的に使用できるかについての判断根拠を提供するという点で有用である。例えば、時間が重要なユーサは、階段で移動することになり、時間的余裕のある利用者や身体が不自由な利用者は、エレベータを待つことになるであろう。つまり、利用者が時間をより重要視するか、利便性をより重要視するかによって、エレベータに搭乗するかどうかを自分で決めることができる。
複数個の階別操作盤101〜10nの詳細な説明は、後述する。
システム制御部200は、複数個の階別操作盤101〜10nのそれぞれからエレベータの呼び出し信号を受信し、少なくとも一つのエレベータ400のそれぞれの内部に備えられた内部操作盤410からのエレベータの操作信号を受信して、エレベータ400の上昇、下降および停止を駆動部300を介して制御する。すなわち、システム制御部200は、複数個の階別操作盤101〜10nと内部操作盤410で、利用者が入力した操作状態に応じて発生した信号を受信して分析し、エレベータ400の移動方向と停止などのエレベータの動作を決定し、決定されたエレベータの動作を実行するために、駆動部300を制御する。
駆動部300は、システム制御部200の制御により駆動される大型モータによって具現される。駆動部300は、システム制御部200から印加される駆動信号に従ってモータを一方向に回転したり、他の方向に回転したりしてエレベータ400が上昇または下降されるようにするだけでなく、エレベータ400を停止させる。
システム制御部200は、単にエレベータ400の上昇、下降および停止のみを調節するだけではなく、エレベータ400に搭乗している利用者の便宜のために、エレベータの上昇および下降速度を調節する。すなわち、駆動部300は、システム制御部200の制御によりモータの回転速度が制御される。
エレベータ400は、システム制御部200により駆動される駆動部300により建物内の各階の間を上昇または下降して移動する。そして、駆動部300がエレベータ400を指定された階に停止させると、エレベータのドア(図示せず)を駆動し、エレベータのドアを開閉する。そして、利用者が内部操作盤410に備えられた複数の階のボタンのうちで少なくとも一つのボタンを選択すると、選択された階についての情報をシステム制御部200に転送し、システム制御部200が駆動部300を制御するようにする。
図2は、本発明の一例に係る階別操作盤を示す。
図2を参照すると、本発明による階別操作盤108、少なくとも1つの停止予定階表示部FLD、内部状況モニタICM、上昇ボタンUBと下降ボタンDBは、現在階表示部CFMおよびお知らせ/広告モニタCAMを備える。図2では、一例として、4階に備えられた一つの階別操作盤108のみを示したが、上述したように、階別操作盤101〜10nは、エレベータが停止可能なすべての階に設けられてもよい。
少なくとも一つの停止予定階表示部FLDは、それぞれ複数個の外部ランプOLと複数個の内部ランプILとを備える。複数個の外部ランプOLと複数個の内部ランプILとは、エレベータ400が停止可能な階の数に対応する数で備えられる。そしてエレベータ400が停止可能な階の数が多い場合には、停止予定階表示部FLDが複数備えられ、複数個の停止予定階表示部FLDを区別してそれぞれに対応する階を表示するようにする。図2では、2つの停止予定階表示部FLDが備えられた階別操作盤101の一例を示した。
図中左側の第1停止予定階表示部FLD1は、地下4階B4から24階まで合計28つの階に停止可能なエレベータにおいて、地下4階B4から10階までの停止予定階を表示し、右側の第2停止予定階表示部FLD2は、11階から24階までの停止予定階を表示する。図2では、建物の階が地下4階B4から24階までの合計28階であり、エレベータは、建物のすべての階に停止可能なものと仮定する。したがって、エレベータが停止可能な28階の各階別操作盤101〜128が備えられると仮定する。
また、停止予定階表示部FLD1、FLD2は、対応する複数の階のそれぞれで停止予定階を内部選択階と外部選択階に区分して表示する。ここで内部選択階とは、エレベータ400内部の内部操作盤410で選択された階を意味し、外部選択階とは複数個の階別操作盤101〜128で選択された階を示す。
内部選択階は、エレベータ400内部の内部操作盤410のみによって選択された階しか表示しないが、外部選択階は、複数個の階別操作盤101〜128のそれぞれでの選択をすべてまとめて表示される。
図2を参照すると、内部選択階は、6階、15階および21階が点灯されている。したがって、現在エレベータの搭乗者が選択した階は6階、15階および21階の3つの階である。しかし、外部の選択階は、2階、9階、13階および22階の4つの階が点灯されている。これは、複数個の階別操作盤101〜128のうちで4つの階別操作盤106、110、113、117、126は、利用者によって選択されており、2階、9階、13階および22階では、利用者がエレベータの搭乗を待っているという意味である。
上昇ボタンUBおよび下降ボタンDBは、それぞれに対応する階の利用者が現在階よりも上の階に移動しようとするか下降しようとするかを選択するボタンであり、従来のエレベータシステムでの階別操作部と同じ機能を実行する。また、現在エレベータが上昇中であるか下降中であるかを表示できるように、上昇ボタンUBと下降ボタンDBの内部には、ランプが備えられてもよい。そして、エレベータが移動可能な階のうちで最上階(図2では24階)は、上昇ボタンUBが不要であるので、階別操作盤128は、下降ボタンDBだけを備えてもよい。また、エレベータが移動可能な階のうちで最下階(図2ではB4階)は、下降ボタンDBが不要であるので、階別操作盤101は上昇ボタンUBだけを備えてもよい。
現在階表示部CFMは、複数の階のうちでエレベータが現在位置している階を表示する。現在階表示部CFMは、単に現在の階だけを表示することもできるが、エレベータの移動方向を共に表示することもできる。すなわち、エレベータが上昇中であるか下降中であるかを共に表示することができる。現在階表示部CFMのエレベータの上昇と下降を表示できれば、上昇ボタンUBと下降ボタンDBは、別々に移動方向を表示する必要はない。
内部状況モニタICMとお知らせ/広告モニタCAMとは、本発明の階別操作盤101に不可欠な要素ではなく、一種のオプション事項である。内部状況モニタICMは、エレベータの内部に設けられたカメラを介して獲得される映像イメージを表示するものであり、エレベータの内部で発生する可能性のある事故を外部に知らせるためのモニタである。そして、お知らせ/広告モニタCAMは、エレベータ搭乗予定の利用者に知らせたいお知らせ事項や広告を表示する。
内部状況モニタICMとお知らせ/広告モニタCAMとの位置は、互いに変更されてもよく、場合によっては、エレベータの移動方向に応じて、内部状況モニタICMとお知らせ/広告モニタCAMが表示する内容を変更することもできる。例えば、エレベータが上昇している場合には、階別操作盤108の上部に配置された内部状況モニタICMにお知らせと広告が表示され、エレベータが下降している場合には、階別操作盤108の下部に配置されているお知らせ/広告モニタCAMにお知らせおよび広告が表示されるように設定することができる。
図2の階別操作盤108は、現在停止予定階表示部FLD1の外部選択階および内部選択階のいずれも選択されていない。したがって、現在4階にはエレベータに搭乗しようとする利用者がいないと判別することができる。しかし、新しい利用者が4階でエレベータに乗って10階に移動しようとする場合に、エレベータの現在階表示部CFMが1階を表示している場合、利用者は、エレベータが2階から1回停止した後に4階に達すると予測することができ、4階で搭乗後6階と9階で停止した後、10階に到着すると予測することができる。したがって、利用者は、それに伴う時間を予測して階段を利用するかエレベータを待つかを判別することができる。
図2では階別操作盤101〜128の停止予定階表示部FLD1、FLD2が内部操作盤410により選択された内部選択階と、複数個の階別操作盤101〜128で選択された外部の選択階とを区分して表示することで示したが、内部選択階と外側選択階とを区別せずに停止予定階を表示してもよい。
図3は、本発明の一例に係る内部操作盤を示す。
本発明のエレベータ400の内部に配置される内部操作盤410は、従来の内部操作盤と同じ構成であってもよいが、エレベータに搭乗した利用者の便宜のために提供する構成である。
図3を参照すると、本発明による内部操作盤410は、図2の階別操作盤101〜10nと類似な構成を有する。内部操作盤410、少なくとも1つの停止予定階選択表示部FSD、内部状況モニタICM、上昇ランプULと下降ランプDL、現在階表示部CFM、およびお知らせ/広告モニタCAMを備える。
図3における停止予定階選択表示部FSD1、FSD2も図2の停止予定階表示部FLD1、FLD2と同様に、エレベータの停止階の数が多いので、2つの第1及び第2の停止予定階選択表示部FSD1、FSD2に区分されている。また、停止予定階選択表示部FSD1、FSD2は、それぞれ複数個の外部ランプOLと複数個の内部選択ボタンILBとを備える。複数個の外部ランプOLは、図2の外部ランプOLと同じであるので、別に説明はしない。しかし、内部操作盤410は、エレベータの内部に搭乗した利用者が移動しようとする目的階を直接入力する必要があるため、図3の内部操作盤410は、図2の階別操作盤101〜10nと異なり、内部ランプILではなく、内部選択ボタンILBを備える。内部選択ボタンILBは、エレベータに搭乗した利用者が移動を希望する階を選択可能とするだけでなく、現在エレベータの内部で選択された階を表示できるようにする。このため、内部選択ボタンILBは、内部にランプを備えることができる。そして、図示しないが、場合によっては階別操作盤101〜10nも外部ランプOLではなく、外部の選択ボタンOLBを備えることができる。これは、利用者がエレベータの搭乗を待っている階で、即座に目的階を入力できるようにして、エレベータの移動時間をより正確に判断できるようにする。この際、入力される目的階は、複数個の階別操作盤のそれぞれの停止予定階表示部FLD1、FLD2で外部選択ボタンOLBに表示されることができる。
現在階表示部CFMと内部状況モニタICM、およびお知らせ/広告モニタCAMは、図2の階別操作盤101〜10nの現在階表示部CFM、内部状況モニタICM、およびお知らせ/広告モニタCAMと同じであるので、別に説明はしない。
上昇ランプULおよび下降ランプDLは、現在エレベータが上昇中であるか下降中であるかを表示するランプである。階別操作盤101〜10nは、利用者が上昇するエレベータに搭乗するか、下降するエレベータに搭乗するかを上昇ボタンUBと下降ボタンDBを選択するので、ボタンの形で具現する必要があったが、エレベータの内部では、利用者が目的階に対応する内部選択ボタンILBを選択するため、上昇または下降ボタンUB、DBにより具現されなくてもよい。つまりエレベータ400が上昇中であるか下降中であるか、表示できればよいので、図3では上昇ランプULと下降ランプDLのようなランプにより具現されている。そして、もし現在階表示部CFMがエレベータの現在の階だけでなく、移動方向を表示する場合には、上昇ランプULと下降ランプDLとを省くことができる。
さらに、図2の階別操作盤101〜10nが内部ランプILではなく、内部選択ボタンILBを備えている場合には、図3のように、上昇または下降のボタンUB、DBの代わりに上昇ランプULと下降ランプDLを備えてもよい。
それで、本発明に係るエレベータの操作状況認知システムは、エレベータが停止可能な各階ごとに備えられる階別操作盤101〜10nが単に上昇ボタンUBおよび下降ボタンDBと現在階表示部だけでなく、エレベータが停止すると予定されたすべての階が表示される停止予定階表示部FLDを備えているため、エレベータの搭乗を希望する利用者は、エレベータの到着時間および目的地の到着時間を予測し、エレベータに搭乗するかどうかを自分で素早く決定できるようにする。したがって、利用者は、時間の無駄遣いがなくなる。そして、エレベータも不必要に停止することがなくなるため、移動速度が速くなり、消費電力を低減することができる。
本発明は、図面に示された実施例を参考として説明されたが、これは例示に過ぎず、本技術分野の通常の知識を有する者であれば、それから多様な変形及び均等な他の実施例が可能であることを理解するはずである。
したがって、本発明の技術的保護範囲は、添付された登録請求の範囲の技術的思想により定められなければならない。