JP2011207538A - エレベータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、利用者自らに省電力モードへの切り替えを選択可能とさせ、消費電力を削減することができるエレベータ制御装置を提供することを目的とする。
【解決手段】かご5の複数の運行モードを制御するエレベータ運行制御部20と、運行モード制御パラメータを備える運行モード制御パラメータテーブル21と、かごの行先階を登録するかご内行先階登録部19からの信号、かごの呼びを登録する乗場呼び登録部13からの信号、かご内行先階登録部19または乗場呼び登録部13の少なくとも一方とともに設けられる運行モード切替要求部14からの信号に基づいて運行モードを判断する運行モード判断部22と、判断された運行モードにおける運行モード制御パラメータを運行モード制御パラメータテーブル21から選択しエレベータ運行制御部20に出力する運行モード制御パラメータ出力装置23とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータ利用者が任意にエレベータの運転モードを切り替えて、消費電力を削減することができるようにしたエレベータ制御装置に関する。
近年、さまざまな分野において省エネルギー化が進められており、エレベータにおいても消費電力削減のニーズに対応した省電力化が進んでいる。これまで、エレベータの消費電力量を表示することにより無駄な電力の消費を抑制するようにした提案や(たとえば特許文献1参照)、待機時にエレベータ機器への電力供給を遮断することで消費電力を削減する提案(たとえば特許文献2参照)、さらには、時間帯によってかごの運転速度を制御して消費電力を削減する提案(たとえば特許文献3参照)がなされている。
特開2008−254886号公報 特開2009−91132号公報 特開昭57−57168号公報
上記で述べたような、従来のエレベータ制御装置においては、エレベータを運行させない場合には確かに消費電力の削減となるが、運転中は通常通りの消費電力となってしまう。また、利用者によっては省電力運転をサービス低下に感じてしまい、不快感を与えてしまう恐れがある。
そこで、本発明は、利用者自らに通常の運行モードよりも消費電力を削減できる省電力モードへの切り替え選択を可能とさせて、省エネへの意識付けを行うとともに、利用者自らの省電力モード選択によるものであることからサービス低下に対する不満を抱かせずに消費電力を削減することができるエレベータ制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のエレベータ制御装置は、エレベータかごの第1の運行モードおよび第2の運行モードを制御するエレベータ運行制御部と、前記かごの運行モードにおける前記第1の運行モードを定める第1の運行モード制御パラメータおよび前記かごの運行モードにおける前記第1の運行モードよりも省電力運行を行う前記第2の運行モードを定める第2の運行モード制御パラメータとを備える運行モード制御パラメータテーブルと、前記かご内に設けられ前記かごの行先階を登録するかご内行先階登録部からの信号、乗場に設けられ前記かごの呼びを登録する乗場呼び登録部からの信号、さらに前記かご内行先階登録部または前記乗場呼び登録部の少なくとも一方とともに設けられ前記運行モードの切り替えを要求する運行モード切替要求部からの信号に基づいて運行モードを判断する運行モード判断部と、前記運行モード判断部によって決定した運行モードにおける前記運行モード制御パラメータを前記運行モード制御パラメータテーブルから選択し前記エレベータ運行制御部に出力する運行モード制御パラメータ出力装置と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、利用者自らにエレベータの消費電力を削減する省電力モードへの切り替え選択を可能とさせて、省エネへの意識付けを行うとともに、利用者自らの省電力モード選択によることでサービス低下に対する不満を抱かせずに消費電力を削減できるようにしたエレベータ制御装置を提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係るエレベータの構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る乗場を示した正面図である。 本発明の第1の実施形態に係るエレベータのかご内を表した概略図である。 本発明の第1の実施形態に係るエレベータ制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る通常モードおよび省電力モードを示す制御パラメータテーブルである。 本発明の第1の実施形態に係る運行モード判断部による運行モードの切替判断を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る乗場での省電力モード表示装置を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る複数の運行モードを示した制御パラメータテーブルである。 本発明の第3の実施形態に係る運行モード判断部による運行モードの切替判断を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る乗場での省電力モード表示装置を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る乗場での省電力呼び登録ボタンを示した正面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るエレベータの簡略化した構成図である。図2は本発明の第1の実施形態に係る乗場を表した正面図である。図3は本発明の第1の実施形態に係るエレベータのかご内を表した概略図である。図4は本発明の第1の実施形態に係るエレベータ制御装置の構成を示すブロック図である。図5は本発明の第1の実施形態に係る通常モードおよび省電力モードを示す制御パラメータである。図6は本発明の第1の実施形態に係る運行モード判断部による運行モードの切替判断を示すフローチャートである。図7は本発明の第1の実施形態に係る省電力モード表示装置を示す図である。
まず、図1を用いて本発明の第1の実施形態に係るエレベータの構成について説明する。
図1に示すように、機械室には巻上機1、制御盤2およびそらせシーブ3が設けられている。巻上機1にはモータの回転を計測するパルスジェネレータ4が設けられている。かご5はロープ6を介して巻上機1によって昇降路7内を昇降する。
かご5を吊り下げるロープ6の他端ではカウンターウェイト8が備えられている。かご5の出入口には開閉自在なかごドア10が設けられ、階床の乗場100にはかご5の着床時にかごドア10と係合し戸開動作を連動して行う乗場ドア11が設けられている。
かご5上部にはかご制御装置9が設けられ、かご5の着床時にかごドア10を戸開閉させ、利用客の乗り降りを可能とする。かご制御装置9はテールコード12により制御盤2と接続され通信可能となっている。またかご制御装置9は戸開閉動作の他に、図示しない、かご照明、空調装置、アナウンス装置をそれぞれ制御するように設定されている。
図2に示すように、乗場100には乗場呼び登録ボタン13(乗場呼び登録部)および省電力モード切替要求ボタン14a(省電力モード切替要求部)が備えられている。さらに昇降路7内には信号ケーブル16が敷設されており、制御盤2と乗場呼び登録ボタン13および省電力モード切替要求ボタン14aとがそれぞれ接続され、通信可能となっている。
また、図3に示すように、かご5内には、操作盤17が設けられ、操作盤17にはかご内インジケータ18、かご内行先階登録ボタン19(かご内行先階登録部)、省電力モード切替要求ボタン14bが備えられている。かご内インジケータ18、かご内行先階登録ボタン19、省電力モード切替要求ボタン14bはそれぞれかご制御装置9に接続されており、図3には示さないが、テールコード12を介して制御盤2と通信可能となっている。
次に、図4を用いて制御盤2の構成について説明する。
制御盤2は、かご5の運行モードを制御するエレベータ運行制御部20と、通常モードや省電力モードなど複数の運行モードの制御パラメータを有する運行モード制御パラメータテーブル21と、利用者からの要求によりエレベータの運行モードを判断する運行モード判断部22と、運行モード判断部22により決定した運行モードを運行モード制御パラメータテーブル21から選択し、エレベータ運行制御部20およびかご制御装置9へ出力する運行モード制御パラメータ出力装置23を備えて構成されている。
かご5の運行モードはかご内行先階登録ボタン19と乗場呼び登録ボタン13および省電力モード切替要求ボタン14a、14bとからの出力信号の有無によって運行モード判断部22が判断する。そして運行モード判断部22は判断結果を運行モード制御パラメータ出力装置23へ出力するよう設定されている。運行モードの具体的な判断手法については後述する。
運行モード制御パラメータ出力装置23は、運行モード判断部22によって判断された運行モードにおける運行モード制御パラメータを運行モード制御パラメータテーブル21から選択し、エレベータ運行制御部20およびかご制御装置9へ出力するように設定されている。
次に図4、図5および図6を用いて本発明の第1の実施形態における通常モードから省電力モードへの運行モードの切り替えについて説明する。
図5は本発明の第1の実施形態に係る運行モードごとの制御パラメータを有する制御パラメータテーブル21aを示す。
ここでは、本実施形態におけるエレベータの運行モードを通常モードと省電力モードの2つとする。そして運行モード制御パラメータテーブル21を通常モード制御パラメータと省電力モード制御パラメータとを備える運行モード制御パラメータテーブル21aとして以下、説明する。
省電力モード時は通常モード時に比べて定格速度、加減速度、加加速度(加減速度の変化率)、戸開閉速度、かご5内照明の照度をそれぞれ低くするとともに、図示しないかご5内のアナウンス装置や空調装置の動作を変更しエレベータの運行における消費電力を削減するように設定されている。
まず、かご5が予め設計者等によって値が定められている通常モード制御パラメータによる通常モード運行を行っている場合を考える。
ここでは、かご5内に乗客がいない状態において、所定階床乗場で利用者が省電力モードによるかご呼びを行う場合について説明する。
たとえば、本実施形態では、5階建てビルにおいて、現在かご5が5階に停止している。そして、2階乗場にいる利用者が省電力モードにて1階へ移動しようとする場合を考える。まず、利用者は2階乗場で省電力モード切替要求ボタン14aを押し、その後乗場呼び登録ボタン13を押すことによってかご5は省電力モードによる運転で2階へ移動し着床する。そして利用者をかご5に乗せて、1階まで省電力モードによって運行する。
ここでの運行モード判断部22は、省電力モード切替要求ボタン14aからの出力信号を受信した後に一定時間内、たとえばここでは5秒以内に乗場呼び登録ボタン13からの出力信号が運行モード判断部22に入力された場合に、運行モード判断部22は省電力モード制御パラメータによるかご5の運行を決定する。
ここで運行モード判断部22による運行モード判断の手順を図6を参照にして説明する。
まず、運行モード判断部22は乗場呼び登録ボタン13またはかご内行先階登録ボタン19からの出力信号を検出しているか否かを判断する(S1)。乗場呼び登録ボタン13またはかご内行先階登録ボタン19のどちらからも信号を検出していない場合(S1のNO)は、かご5は停止する(S7)。
乗場呼び登録ボタン13またはかご内行先階登録ボタン19からの出力信号を受信している場合(S1のYES)には、一定時間内に省電力モード切替要求ボタン14aからの出力信号を受信していたか否かを判断する(S2)。
省電力モード切替要求ボタン14aからの出力信号を受信していない場合(S2のNO)は、運行モード判断部22は通常モードによるかご5の運行を判断する(S6)。
省電力モード切替要求ボタン14aからの出力信号を受信した後、一定時間内に乗場呼び登録ボタン13またはかご内行先階登録ボタン19からの出力信号を受信した場合は、利用者から省電力モードへの切替要求があったと判断する(S2のYES)。
そして、さらに運行モード判断部22はかご5が通常モードにて走行中か否かを判断し(S3)、かご5が通常モードにて走行中ではないと判断した場合(S3のNO)は、省電力モードによる運行に切り替えるよう判断する(S4)。かご5が通常モードによる走行を行っている場合(S3のYES)には、省電力モード切替要求ボタン14aからの出力信号の有無に関係なく、利用者による省電力モードへの切替要求は適用されず、通常モードによる運行を継続する(S5)。
運行モード判断部22は省電力モードでの運行を行うと判断した場合、その判断結果を運行モード制御パラメータ出力装置23へ出力する。運行モード制御パラメータ出力装置23は複数の運行パターンの制御パラメータを有する運行モード制御パラメータテーブル21から運行モード判断部22が判断した運行モード制御パラメータを選択し、エレベータ運行制御部20へ出力することによってエレベータ運行制御部20は運行モードを省電力モードへと切り替える。
すなわち、本実施形態においては、運行モード制御パラメータ出力装置23は、図5に示す通常モード制御パラメータと省電力モード制御パラメータとを有する運行モード制御パラメータテーブル21aから、省電力モード制御パラメータを選択し、エレベータ運行制御部20へ出力する。
なお、図2では図示していないが、省電力モード中は、図7に示すように利用者が省電力モードによる運転であることを認識できるように乗場に省電力モード表示装置15を設け、省電力モード表示装置15に省電力モード中であることを表示しておいてもよい。省電力モード表示装置15は上述した乗場呼び登録ボタン13等と同様に制御盤2と接続されており、かご5が省電力モードによる運行である場合に、その旨を表示することが可能となる。
ただし、上記実施形態においては他階での乗場呼び登録は発生していないものとする。
次に、かご5内に乗客がいる場合について説明する。
まず、5階に停止中のかご5が乗客を乗せ、通常モードで運行しており、2階乗場で利用者が1階までの省電力モードによるかご呼びを行う場合を考える。
このとき2階で待機している利用者が省電力モードによる運行を希望して、省電力モード切替要求ボタン14aを利用した乗場呼び登録を行った場合、かご5内にいる乗客が通常モードによる運行を希望している限り、エレベータ運行制御部20は通常モードによる運行を継続する。
この場合に通常モードから省電力モードへの切り替えが行われるのは、乗客が5階ないし3階までにかご5から降りてかご5内に乗客がいなくなったときであって、利用者からの省電力モード切替要求あった場合、乗客降車階から省電力モード呼び登録階すなわち2階までの運行および2階から1階への運行が省電力モードになる。
このように通常モードから省電力モードに切り替わるのは、通常モードでの着床動作の後、かご5内が無積載と判断し、かつかご内行先階登録ボタン19および他階での乗場呼び登録ボタン13からの出力信号もないときに、上述した省電力モード要求動作が行われた場合である。
なお、かご5内の省電力モード切替要求ボタン14bを利用した場合については、運行モード判断部22はかご内荷重の有無についての要件は判断しないものとする。
次に、かご5が省電力モードで運行しており、かご5内で通常モードによる行先階登録または所定階乗場で利用者が通常モードによるかご呼びを行った場合を考える。
省電力モードによる運行中に通常モードによるかご呼びが発生したことを運行モード判断部22が判断した場合は、通常モードによる運転を優先適用する。たとえば上述したように通常モードでの運行を要求していた乗客が一旦いなくなり、省電力モードによる運行に切り替わった後に、かご5内の乗客の有無に関わらず所定階乗場で通常モードによるかご呼び登録があった場合または、かご5内で通常モードによる行先階登録があった場合は、エレベータ運行制御部20は徐々にかご5の運行を通常モードによる運行に切り替える。
これは急激な速度変化等により省電力モード利用中の乗客に不快な思いをさせないためである。ただし、エレベータ運行制御部20が省電力モードによる走行中に通常モードに切り替えるのは、かご5の減速開始位置までに加速が可能である場合に限られ、かご5の減速開始直前等のような場合に通常モードによるかご呼びが発生したときは、エレベータ運行制御部20は、通常モードによる運行に切り替えることなく省電力モードによる運行のまま目的階への着床動作を行い、その後の運行を通常モードによるかご5の運行に切り替える。
また、本実施形態では、図6に示す運行モード判断部22の運行モード切替判断におけるステップ(S1)と(S2)の判断手順を入れ替えてもよい。
すなわち、運行モード判断部22で利用者による省電力モード切替要求ボタン14aからの出力信号を受信し、その後、乗場呼び登録ボタン13からの出力信号を受信した場合、利用者から省電力モードへの切替要求があったとして判断する。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態について説明する。
本発明の第2の実施形態では図示しないが、前述のエレベータ運行制御部20は省電力モード運行予約機能を備えている。
本実施形態では、かご5が通常モードによる運行中に省電力モード切替要求があった場合について説明する。
上述のとおり、エレベータ運行制御部20は通常モードによる運行を優先させるため、通常モードによる運行中は省電力モードに切り替えることは出来ない。しかし、それでは省電力モードによる運行を希望する利用客にとっては、省電力モードに切り替わるまで何度も省電力モード切替要求ボタン14aを押さなければならず不便である。
そこで、エレベータ運行制御部20に省電力モード運行予約機能持たせることにより上記問題を解決する。たとえば、省電力モード運行予約機能はエレベータ運行制御部20内に設けられる図示しない記憶装置に利用者からの省電力モード切替要求を記憶しておくことによって発揮される。以下、省電力モード運行予約機能について詳細に説明する。
たとえば、2階に待機している利用者が1階まで省電力モードにより移動しようとしており、かご5内には5階から3階へ移動しようとしている乗客がいる場合について考える。
かご5が5階から3階へ通常モードによる運行を行っているときに、2階で待機中の利用者が省電力モード切替要求を行った場合、運行モード判断部22は、省電力モード切替要求ボタン14aからの出力信号を受信し、エレベータ運行制御部20へ出力する。エレベータ運行制御部20は、運行モード判断部22からの出力信号を記憶しておく。
そしてかご5が通常モードによる運行で3階への着床動作の後、かご5内が無積載と判断し、かつ運行モード判断部22がかご内行先階登録ボタン19および省電力モード切替要求を伴わない乗場呼び登録ボタン13からの出力信号も受信していない場合、エレベータ運行制御部20は、記憶しておいた省電力モード切替要求ボタン14aからの出力信号に基づいて、かご5の運行モードを省電力モードに切り替える。
このようにすることで、省電力モードによる運行を希望する利用者は省電力モードによるかご5の運行を予約することができる。
なお、省電力モード運行予約があった場合は、省電力モード表示装置15に、省電力モード予約中であることを表示しておいてもよい。
(第3の実施形態)
次に第3の実施形態について説明する。
図8は本発明の第3の実施形態に係る複数の運行モードを示した制御パラメータテーブルである。図9は本発明の第3の実施形態に係る運行モード判断部による運行モードの切替判断を示すフローチャートである。図10は本発明の第3の実施形態に係る乗場での省電力モード表示装置を示す図である。
上述した実施形態においては、エレベータの運行モードを通常モードと省電力モードの2つであるとして説明したが、その他複数の省電力モードを有するものとしてもよい。たとえば、通常モードにおける通常モード制御パラメータや第1の省電力モードにおける第1の省電力モード制御パラメータと、制御パラメータ値が異なる第2の省電力モード制御パラメータを有する第2の省電力モード等を有するものとする。
本実施形態では運行モード制御パラメータテーブル21を、図8に示すように通常モード、第1の省電力モードおよび第2の省電力モードにおける制御パラメータの3パターンの制御パラメータを有する運行モード制御パラメータ21bとする。
具体的には、第2の省電力モードにおける制御パラメータは、定格速度、加減速度、加加速度、戸開閉速度の点では通常モード制御パラメータと同様であるが、かご内照明の照度を半減させ、アナウンス装置および空調装置を停止させている点で第1の省電力モードとは異なる。以下、本実施形態について図9を用いて説明する。なお、図9のフローチャートでは上記第1の実施形態に示したフローチャートにおけるステップ(S3)までと同様なので説明を省略する。
運行モード判断部22は、利用者から省電力モード切替要求があった場合、何回省電力モード切替要求ボタン14aが押されたかにより、要求されている運行モードへの切り替えを判断する。
たとえば、本実施形態においては利用者からα回、省電力モード切替要求ボタン14aが押されたものとする。
運行モード判断部22は、省電力モード切替要求ボタン14aからの出力信号をα回受信した場合(S101)、省電力モード切替要求ボタン14aからの出力信号の受信回数が省電力モード制御パラメータの数以下の場合、つまり本実施形態においては受信回数が2回以下の場合、運行モード判断部22は利用者が省電力モード切替要求ボタン14aを押した回数に見合った省電力モードに切り替えることを判断する(S102)。
たとえば押下回数が1回の場合は、運行モード判断部22は第1の省電力モード制御パラメータによる運行を判断し、判断結果を運行モード制御パラメータ出力装置23へ出力する。そして運行モード制御パラメータ出力装置23は入力された結果に基づいて第1の運行モード制御パラメータを運行モード制御パラメータテーブル21bから選択し、エレベータ運行制御部20へ出力することによって、エレベータの運行を第1の省電力モードによる運行に切り替える(S104)。
なお、省電力モード切替要求ボタン14aからの出力信号の受信回数が省電力モード制御パラメータ数よりも多い場合(S102のNO)、押下回数と省電力モード制御パラメータ数との比較により、適切な省電力モードへの切り替えを判断する。
本実施形態では、押下回数をα、省電力モード制御パラメータ数をnとし、(α−n)の値を求める(S103)。ここで求めた値を省電力モード切替要求ボタン14aの押下回数、つまり省電力モード切替要求ボタン14aからの出力信号の受信回数として運行モード判断部22は再び(S102)での判断を行う。
たとえば、押下回数が3回の場合は、押下回数が省電力モード制御パラメータの数よりも多いため(S102のNO)、(α−n)の値つまり(3−2)=1が求められる(S103)。つまり、この場合は利用者による押下回数が1回であるとみなされる。
そして、再び運行モード判断部22によって運行モードの切替が判断される(S102)。つまり、今回は押下回数が1回であるとみなされていることにより、運行モード判断部22は第1の省電力モード制御パラメータによる運行を判断し、判断結果を運行モード制御パラメータ出力装置23へ出力する。
本実施形態においても、上記第1の実施形態と同様に、図10に示すように本実施形態における現在の運行状況を利用者に知らせるために乗場に設けられた運行モード表示装置15に、現在の運行モードを表示してもよい。
その他の切替判断については、上記第1の実施形態でのフローチャートと同様であるため説明を省略する。
以上のように、本実施形態のように運行モードを複数設けることによって、利用者の利便性を図ることが可能となる。
(第4の実施形態)
次に第4の実施形態について説明する。
図11は本発明の第4の実施形態に係る乗場での省電力呼び登録ボタンを示した正面図である。
図11に示すように第4の実施形態では、乗場に乗場呼び登録ボタン13の他に省電力呼び登録ボタン24が設けられていることを特徴とする。省電力呼び登録ボタン24は上記第1の実施形態および第3の実施形態での図6および図9に示すフォローチャートにおける(S1)および(S2)の判断機能を同時に発揮するものである。
具体的には、利用者が省電力モードによるかご5の運行を希望している場合、乗場にて省電力呼び登録ボタン24を押すことで省電力呼び登録ボタン24からの出力信号が運行モード判断部22へ入力され、運行モード判断部22は省電力モードでの運行を判断する。
そして、運行モード判断部22は、その判断結果を運行モード制御パラメータ出力装置23へ出力するように設定されている。その後の運行モード判断手法は上述した実施形態と同様であるため省略する。
また、その他の構成についても、上述した実施形態と同様である。
1…巻上機
2…制御盤
3…そらせシーブ
4…パルスジェネレータ
5…かご
6…ロープ
7…昇降路
8…カウンターウェイト
9…かご制御装置
10…かごドア
11…乗場ドア
12…テールコード
13…乗場呼び登録ボタン
14a、14b…省電力モード切替要求ボタン
15…省電力モード表示装置
16…信号ケーブル
17…操作盤
18…かご内インジケータ
19…かご内行先階登録ボタン
20…エレベータ運行制御部
21a、21b…運行モード制御パラメータテーブル
22…運行モード判断部
23…運行モード制御パラメータ出力装置
24…省電力呼び登録ボタン

Claims (6)

  1. エレベータかごの第1の運行モードおよび第2の運行モードを制御するエレベータ運行制御部と、
    前記かごの運行モードにおける前記第1の運行モードを定める第1の運行モード制御パラメータおよび前記かごの運行モードにおける前記第1の運行モードよりも省電力運行を行う前記第2の運行モードを定める第2の運行モード制御パラメータとを備える運行モード制御パラメータテーブルと、
    前記かご内に設けられ前記かごの行先階を登録するかご内行先階登録部からの信号、乗場に設けられ前記かごの呼びを登録する乗場呼び登録部からの信号、さらに前記かご内行先階登録部または前記乗場呼び登録部の少なくとも一方とともに設けられ前記運行モードの切り替えを要求する運行モード切替要求部からの信号に基づいて運行モードを判断する運行モード判断部と、
    前記運行モード判断部によって決定した運行モードにおける前記運行モード制御パラメータを前記運行モード制御パラメータテーブルから選択し前記エレベータ運行制御部に出力する運行モード制御パラメータ出力装置と、
    を備えることを特徴とするエレベータ制御装置。
  2. 前記エレベータ運行制御部は、前記乗場に設けられた運行モード表示装置へ現在運行しているかごの運行モードを表示するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御装置。
  3. 前記エレベータ運行制御部は、前記運行モード制御パラメータ出力装置によって前記かごの運行モードが前記第2の運行モードに切り替わったとき、前記第2の運行モードで運行していることを前記乗場に設けられた前記運行モード表示装置に表示するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御装置。
  4. 前記運行モード判断部は、前記運行モード切替要求部からの出力信号がなく、前記かご内行先階登録部または前記乗場呼び登録部の少なくとも一方からの信号を受信したときは、前記第1の運行モード制御パラメータによる前記エレベータかごの運行を決定し、前記エレベータ運行制御部により前記第1の運行モードによる運行を行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御装置。
  5. 前記運行モード判断部は、前記運行モード切替要求部からの信号を受信した後、一定時間内に前記かご内行先階登録部または前記乗場呼び登録部からの信号を受信したときは、前記第2の運行モード制御パラメータによる前記エレベータかごの運行を決定し、前記エレベータ運行制御部により前記第2の運行モードによる運行を行うようにしたこと特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御装置。
  6. 前記運行モード判断部は、前記運行モード切替要求部からの信号を複数回連続して受信した後、一定時間内に前記かご内行先階登録部または前記乗場呼び登録部からの信号を受信したとき、前記運行モード切替要求部からの信号を受信した回数によって前記運行モードを決定し、前記エレベータ運行制御部により任意の運行モードによる運行を行うようにしたことを特徴とする請求項5に記載のエレベータ制御装置。
JP2010074170A 2010-03-29 2010-03-29 エレベータ制御装置 Pending JP2011207538A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103863921A (zh) * 2012-12-18 2014-06-18 东芝电梯株式会社 电梯
EP3290378A1 (en) * 2016-08-31 2018-03-07 Inventio AG Method and device for operating a car light and a car fan in an elevator car
JP2020026325A (ja) * 2018-08-09 2020-02-20 東芝エレベータ株式会社 エレベータシステム
CN111573465A (zh) * 2020-04-17 2020-08-25 日立楼宇技术(广州)有限公司 应用于电梯轿厢的节能方法、装置和计算机设备

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