JP2014528488A - 硬化性シリコーン組成物およびその硬化物 - Google Patents

硬化性シリコーン組成物およびその硬化物 Download PDF

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Abstract

(A)一般式:−(R1R2SiO)m−(式中、R1はC1−6のアルキル基またはフェニル基であり、R2はC2−10のアルケニル基であり、mは5〜50の正数である。)で表される直鎖状ポリシロキサンブロックを少なくとも有するオルガノポリシロキサン、(B)一般式:−(R3HSiO)n−(式中、R3はC1−6のアルキル基またはフェニル基であり、nは10〜100の正数である。)で表される直鎖状ポリシロキサンブロックを少なくとも有するオルガノポリシロキサン、および(C)ヒドロシリル化反応用触媒から少なくともなる硬化性シリコーン組成物であり、硬化して、熱膨張率が小さい硬化物を形成する硬化性シリコーン組成物。

Description

本発明は、硬化性シリコーン組成物およびその硬化物に関する。
2011年9月29日に出願された日本特許出願番号2011−215678について優先権を主張し、参照によってその内容をここに取り込む。
ヒドロシリル化反応により硬化する硬化性シリコーン組成物は、優れた耐熱性、耐寒性、および電気絶縁性を示すことから、電気・電子用途に幅広く使用されている。これらの組成物の硬化によって得られる硬化物は、一般に、大きな熱膨張率を有する。そのため、その硬化物を他の部材と一体化しようとすると、温度変化に伴って、硬化物と他の部材との界面に歪を生じたり、剥離を生じたり、一体化物自体が破壊することがある。硬化物の熱膨張率を低減するため、硬化性シリコーン組成物に大量の無機充填剤を配合することはよく知られているが、得られる組成物の粘度が著しく高くなり、そのために取扱性が悪化し、得られる硬化物の柔軟性が損なわれるという問題がある。
硬化物の熱膨張率を低減した硬化性シリコーン組成物として、例えば、一分子中に少なくとも2個のアルケニル基を含有する直鎖状オルガノポリシロキサン、一分子中に少なくとも3個のアルケニル基を含有する分岐鎖状オルガノポリシロキサン、一分子中に少なくとも3個のケイ素原子結合水素原子を含有する分岐鎖状オルガノポリシロキサン、およびヒドロシリル化反応用触媒からなる硬化性シリコーン組成物(特開2006−335857号公報参照)、アルケニル基およびフェニル基を含有する分岐鎖状オルガノポリシロキサン、一分子中に少なくとも2個のアルケニル基を含有する直鎖状オルガノポリシロキサン、一分子中に少なくとも3個のケイ素原子結合水素原子を含有する分岐鎖状オルガノポリシロキサン、およびヒドロシリル化反応用触媒からなる硬化性シリコーン組成物(特開2007−39483号公報参照)が挙げられる。
しかし、これらの硬化性シリコーン組成物といえども、硬化物の熱膨張率を十分に低減できるものではなかった。
特開2006−335857号公報 特開2007−39483号公報
本発明の目的は、熱膨張率が小さい硬化物を形成する硬化性シリコーン組成物を提供することにある。また、本発明の目的は、熱膨張率が小さい硬化物を提供することにある。
本発明の硬化性シリコーン組成物は、
(A)一般式:
−(RSiO)
(式中、RはC1−6のアルキル基またはフェニル基であり、RはC2−10のアルケニル基であり、mは5〜50の正数である。)
で表される直鎖状ポリシロキサンブロックを少なくとも有するオルガノポリシロキサン{ただし、上記直鎖状ポリシロキサンブロックの含有量が本組成物中のオルガノポリシロキサンの合計の20〜60質量%である。}、
(B)一般式:
−(RHSiO)
(式中、RはC1−6のアルキル基またはフェニル基であり、nは10〜100の正数である。)
で表される直鎖状ポリシロキサンブロックを少なくとも有するオルガノポリシロキサン{(A)成分中のアルケニル基1モルに対して、本成分中のケイ素原子結合水素原子が0.5〜5モルとなる量}、および
(C)触媒量のヒドロシリル化反応用触媒
から少なくともなることを特徴とする。
また、本発明の硬化物は、上記の硬化性シリコーン組成物を硬化してなることを特徴とする。
本発明の硬化性シリコーン組成物は、硬化して、熱膨張率が小さい硬化物を形成するという特徴がある。また、本発明の硬化物は、熱膨張率が小さいという特徴がある。
はじめに、本発明の硬化性シリコーン組成物を詳細に説明する。
(A)成分は、一般式:
−(RSiO)
で表される直鎖状ポリシロキサンブロックを少なくとも有するオルガノポリシロキサンである。
式中、RはC1−6のアルキル基またはフェニル基である。Rのアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基が例示される。式中、RはC2−10のアルケニル基であり、ビニル基、アリル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基が例示される。また、式中、mは5〜50の正数であり、好ましくは、5〜30の正数である。これは、mが上記範囲の下限以上であると、得られる硬化物の熱膨張率が著しく低減され、一方、上記範囲の上限以下であると、得られる硬化物の機械的強度が向上するからである。
(A)成分としては、上記直鎖状ポリシロキサンブロックのみからなり、その分子鎖両末端が封鎖されたオルガノポリシロキサンが例示される。この分子鎖末端の基としては、水酸基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等のアルコキシ基;トリメチルシロキシ基、ジメチルビニルシロキシ基、ジメチルフェニルシロキシ基、メチルフェニルビニルシロキシ基等のオルガノシロキシ基が例示される。また、(A)成分としては、上記直鎖状ポリシロキサンブロック(X)と他のシロキサンブロック(Y)とが連結したブロック共重合体が例示される。このようなブロック共重合体としては、X、Yが1個ずつ連結したXY共重合体;Yの両端にXを連結したXYX共重合体;X、Yが交互にz回繰り返して連結した(XY)z共重合体が例示される。シロキサンブロック(Y)の分子構造は限定されず、例えば、直鎖状、一部分岐を有する直鎖状、分岐鎖状が挙げられる。直鎖状のシロキサンブロック(Y)としては、一般式:
−(R SiO)−
で表されるシロキサンもしくはその繰り返しからなるポリシロキサンが例示される。一部分岐を有する直鎖状または分岐鎖状のシロキサンブロック(Y)は少なくとも2つのシロキサン結合を介してポリシロキサンブロック(X)に結合しており、RSiO3/2のシロキサン単位とR SiO2/2のシロキサン単位からなるポリシロキサン;R SiO1/2のシロキサン単位とRSiO3/2のシロキサン単位とR SiO2/2のシロキサン単位からなるポリシロキサン;RSiO3/2のシロキサン単位とR SiO2/2のシロキサン単位とSiO4/2のシロキサン単位からなるポリシロキサン;R SiO1/2のシロキサン単位とSiO4/2のシロキサン単位からなるポリシロキサン;R SiO1/2のシロキサン単位とR SiO2/2のシロキサン単位とSiO4/2のシロキサン単位からなるポリシロキサンが例示される。式中、Rは上記と同様のC1−6のアルキル基またはフェニル基である。また、このブロック共重合体の分子鎖末端の基としては、水酸基、上記と同様のアルコキシ基、または上記と同様のオルガノシロキシ基が例示される。
オルガノポリシロキサンは、一般には、環状ジオルガノシロキサンを、塩基触媒もしくは酸触媒の存在下、再平衡化反応により重合して調製するが、このような方法では、上記直鎖状ポリシロキサンブロックを保持したブロック共重合体を調製することは難しい。このため、上記のようなブロック共重合体を調製する方法としては、上記直鎖状ポリシロキサンブロックを有するポリシロキサンと、他のシロキサンブロック(Y)を有するシロキサンもしくはポリシロキサンを縮合反応する方法が例示される。
本組成物において、(A)成分の含有量は、上記直鎖状ポリシロキサンブロックの含有量が本組成物中のオルガノポリシロキサンの合計の20〜60質量%となる量であり、好ましくは、30〜50質量%となる量である。これは、上記の直鎖状ポリシロキサンブロックの含有量が上記範囲の下限以上であると、得られる硬化物の熱膨張率が著しく低減され、一方、上記範囲の上限以下であると、得られる硬化物の柔軟性と機械的強度が向上するからである。
(B)成分は、一般式:
−(RHSiO)
で表される直鎖状ポリシロキサンブロックを少なくとも有するオルガノポリシロキサンである。
式中、RはC1−6のアルキル基またはフェニル基である。Rのアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基が例示される。また、式中、nは10〜100の正数であり、好ましくは、20〜80の正数である。これは、nが上記範囲の下限以上であると、得られる硬化物の熱膨張率が著しく低減され、一方、上記範囲の上限以下であると、得られる硬化物の機械的強度が向上するからである。
(B)成分としては、上記直鎖状ポリシロキサンブロックのみからなり、その分子鎖両末端が封鎖されたオルガノポリシロキサンが例示される。この分子鎖末端の基としては、水酸基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等のアルコキシ基;トリメチルシロキシ基、ジメチルハイドロジェンシロキシ基、ジメチルフェニルシロキシ基、メチルフェニルハイドロジェンシロキシ基等のオルガノシロキシ基が例示される。また、(B)成分としては、上記直鎖状ポリシロキサンブロック(X')と他のシロキサンブロック(Y)とが連結したブロック共重合体が例示される。このようなブロック共重合体としては、X'、Yが1個ずつ連結したX'Y共重合体、Yの両端にX'を連結したX'YX'共重合体、X'、Yが交互にz回繰り返して連結した(X'Y)z共重合体が例示される。このシロキサンブロック(Y)としては、前記と同様のものが例示される。なお、このブロック共重合体の分子鎖末端の基としては、水酸基、上記と同様のアルコキシ基、または上記と同様のオルガノシロキシ基が例示される。
(B)成分の含有量は、(A)成分中のアルケニル基1モルに対して、本成分中のケイ素原子結合水素原子が0.5〜5モルの範囲内となる量であり、好ましくは、0.7〜2モルの範囲内となる量である。これは、(B)成分の含有量が上記範囲の下限以上であると、得られる硬化物の熱膨張率が著しく低減され、一方、上記範囲の上限以下であると、得られる硬化物の機械的強度が向上するからである。
(C)成分は、本組成物中のアルケニル基とケイ素原子結合水素原子とのヒドロシリル化反応を促進するためのヒドロシリル化反応用触媒である。(C)成分としては、白金系触媒、ロジウム系触媒、パラジウム系触媒が例示される。本組成物の硬化を著しく促進できることから、(C)成分は白金系触媒が好ましい。この白金系触媒としては、白金微粉末、塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール溶液、白金−アルケニルシロキサン錯体、白金−オレフィン錯体、白金−カルボニル錯体が例示される。このアルケニルシロキサンとしては、1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラビニルシクロテトラシロキサン、これらのアルケニルシロキサンのメチル基の一部をエチル基、フェニル基等で置換したアルケニルシロキサン、これらのアルケニルシロキサンのビニル基をアリル基、ヘキセニル基等で置換したアルケニルシロキサンが例示される。また、この白金−アルケニルシロキサン錯体の安定性を向上できることから、この錯体に1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、1,3−ジアリル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、1,3−ジビニル−1,3−ジメチル−1,3−ジフェニルジシロキサン、1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラフェニルジシロキサン、1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラビニルシクロテトラシロキサン等のアルケニルシロキサンやジメチルシロキサンオリゴマー等のオルガノシロキサンオリゴマーを添加することが好ましい。
(C)成分の含有量は触媒量であり、ヒドロシリル化反応を促進するに十分な量であれば特に限定されない。(C)成分の含有量は、本組成物に対して、本成分中の金属原子が質量単位で0.01〜500ppmの範囲内となる量であることが好ましく、さらには、0.01〜100ppmの範囲内となる量であることが好ましく、特には、0.01〜50ppmの範囲内となる量であることが好ましい。これは、(E)成分の含有量が上記範囲の下限以上であると、得られる組成物の硬化が良好であり、一方、上記範囲の上限以下であると、得られる硬化物に着色を生じ難くなるからである。
本組成物は、上記(A)成分〜(C)成分から少なくともなるが、その他任意の成分として、(D)一分子中に少なくとも2個のアルケニル基を含有するオルガノポリシロキサン{ただし、上記(A)成分を除く}を含有してもよい。
(D)成分としては、直鎖状あるいは分岐鎖状のオルガノポリシロキサンが例示される。直鎖状のオルガノポリシロキサンとしては、分子鎖中のケイ素原子に、ビニル基、アリル基、イソプロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基、シクロヘキセニル基等のアルケニル基を結合し、その他の基として、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル基等のアリール基;ベンジル基、フェネチル基等のアラルキル基;3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフロロプロピル基等のハロゲン化アルキル基等を有するものである。具体的には、分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサンランダム共重合体、分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサンランダム共重合体等の直鎖状のオルガノポリシロキサン、およびこれらの2種以上の混合物が例示される。
また、分岐鎖状のオルガノポリシロキサンとしては、式:SiO4/2で表されるシロキサン単位、一般式:R SiO1/2で表されるシロキサン単位、および一般式:R SiO1/2で表されるシロキサン単位からなるものが例示される。式中、RはC1−6のアルキル基またはフェニル基である。Rのアルキル基としては、前記と同様の基が例示される。また、式中、RはC2−10のアルケニル基であり、前記と同様の基が例示される。このオルガノポリシロキサンにおいて、式:SiO4/2で表されるシロキサン単位に対する、一般式:R SiO1/2で表されるシロキサン単位および一般式:R SiO1/2で表されるシロキサン単位の合計は、0.5〜1.5の範囲内であることが好ましい。また、このオルガノポリシロキサンには、分子中のケイ素原子にごく少量の水酸基、アルコキシ基等を結合していてもよい。
(D)成分の含有量は特に限定されないが、(A)成分中のアルケニル基と本成分中のアルケニル基の合計に対して、本成分中のアルケニル基が多くとも10モル%となる量であることが好ましい。これは、本成分の含有量が上記範囲の上限以下であると、得られる硬化物の熱膨張率が著しく低減されるからである。
さらに、本組成物には、その他任意の成分として、(E)無機充填剤を含有してもよい。(E)成分としては、フュームドシリカ、沈降性シリカ、焼成シリカ、溶融シリカ、石英微粉末、炭酸カルシウム、二酸化チタン、けいそう土、水酸化アルミニウム、微粒子状アルミナ、マグネシア、酸化亜鉛、炭酸亜鉛、金属微粉末等の無機充填剤;およびこれらの充填剤をシラン類、シラザン類、低重合度シロキサン類、有機化合物等で表面処理した無機充填剤が例示される。
(E)成分の含有量は特に限定されないが、本組成物の取扱作業性が優れることから、多くとも本組成物の90質量%であることが好ましい。
また、本組成物には、硬化反応速度を適切に制御するために(F)反応抑制剤を含有することが好ましい。(F)成分としては、1−エチニルシクロヘキサノール、2−メチル−3−ブチン−2−オール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール、2−フェニル−3−ブチン−2−オール等のアルキンアルコール;3−メチル−3−ペンテン−1−イン、3,5−ジメチル−3−ヘキセン−1−イン等のエンイン化合物;1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラビニルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラヘキセニルシクロテトラシロキサン、ベンゾトリアゾールが例示される。(F)成分の含有量は限定されないが、本組成物に対して、質量単位で1〜5,000ppmの範囲内であることが好ましい。
また、本組成物には、硬化途上で接触している基材への接着性を更に向上させるために(G)接着促進剤を含有することが好ましい。(G)成分としては、トリアルコキシシロキシ基(例えば、トリメトキシシロキシ基、トリエトキシシロキシ基)もしくはトリアルコキシシリルアルキル基(例えば、トリメトキシシリルエチル基、トリエトキシシリルエチル基)と、ヒドロシリル基もしくはアルケニル基(例えば、ビニル基、アリル基)を有するオルガノシラン、またはケイ素原子数4〜20程度の直鎖状、分岐鎖状または環状のオルガノシロキサンオリゴマー;トリアルコキシシロキシ基もしくはトリアルコキシシリルアルキル基とメタクリロキシアルキル基(例えば、3−メタクリロキシプロピル基)を有するオルガノシラン、またはケイ素原子数4〜20程度の直鎖状、分岐鎖状または環状のオルガノシロキサンオリゴマー;トリアルコキシシロキシ基もしくはトリアルコキシシリルアルキル基とエポキシ基結合アルキル基(例えば、3−グリシドキシプロピル基、4−グリシドキシブチル基、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル基、3−(3,4−エポキシシクロヘキシル)プロピル基)を有するオルガノシランまたはケイ素原子数4〜20程度の直鎖状、分岐鎖状または環状のオルガノシロキサンオリゴマー;アミノアルキルトリアルコキシシランとエポキシ基結合アルキルトリアルコキシシランの反応物、エポキシ基含有エチルポリシリケートが例示される。具体的には、ビニルトリメトキシシラン、アリルトリメトキシシラン、アリルトリエトキシシラン、ハイドロジェントリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシランと3−アミノプロピルトリエトキシシランの反応物、シラノール基封鎖メチルビニルシロキサンオリゴマーと3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランの縮合反応物、シラノール基封鎖メチルビニルシロキサンオリゴマーと3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシランの縮合反応物、トリス(3−トリメトキシシリルプロピル)イソシアヌレートが例示される。(G)成分の含有量は限定されないが、(A)成分と(B)成分の合計100質量部に対して、0.1〜10質量部の範囲内であることが好ましい。
本組成物の25℃における粘度は特に限定されないが、好ましくは、100〜1,000,000mPa・sの範囲内であり、さらに好ましくは、500〜500,000mPa・sの範囲内であり、特に好ましくは、1,000〜200,000mPa・sの範囲内である。これは、粘度が上記範囲の下限以上、上記範囲の上限以下であると、得られる組成物の取扱作業性が良好であるからである。
次に、本発明の硬化物について詳細に説明する。
本発明の硬化物は、上記組成物を硬化してなるものであり、熱膨張率が小さいという特徴がある。本組成物の硬化物の熱膨張率は、無機充填剤の種類、含有量、形状、粒子径や硬化物の硬さなどに依存するため、一律に値を限定することはできないが、例えば、無機充填剤を含有しない硬化物の場合、JIS K 7197-1991「プラスチックの熱機械分析による線膨張率の試験方法」に規定の方法により測定した25〜200℃の温度範囲における平均の線膨張率が200ppm/℃以下であることが好ましく、一方、無機充填剤を含有する硬化物の場合、25〜200℃の温度範囲における平均の線膨張率が100ppm/℃以下であることが好ましい。
本発明の硬化性シリコーン組成物およびその硬化物を実施例により詳細に説明する。なお、粘度は25℃における値である。また、式中のMe、Ph、およびViは、それぞれメチル基、フェニル基、およびビニル基を表している。なお、硬化物の硬さ、曲げ強度、および線膨張率を次のようにして測定した。
[硬化物の硬さ]
硬化性シリコーン組成物を150℃で2時間加熱して硬化させ、硬化物を形成した。この硬化物の硬さを、JIS K 7215-1986「プラスチックのデュロメータ硬さ試験方法」に規定のタイプDデュロメータにより測定した。
[硬化物の曲げ強度]
硬化性シリコーン組成物を150℃で2時間加熱して硬化させ、硬化物を形成した。この硬化物の曲げ強度を、JIS K 6911-1995「熱硬化性プラスチック一般試験方法」に規定の方法により測定した。
[硬化物の線膨張率]
硬化性シリコーン組成物を150℃で2時間加熱して硬化させ、硬化物を形成した。この硬化物の線膨張率を、JIS K 7197-1991「プラスチックの熱機械分析による線膨張率の試験方法」に規定の方法により測定した。
[実施例1]
式:
−(MeViSiO)20
で表されるメチルビニルポリシロキサンブロックからなり、その分子鎖両末端が水酸基で封鎖されたメチルビニルポリシロキサン 5.76質量部(本組成物中のオルガノポリシロキサンの合計に対して、本成分中のメチルビニルポリシロキサンブロックの含有量は32.4質量%)、式:
−(MeHSiO)50
で表されるメチルハイドロジェンポリシロキサンブロックからなり、その分子鎖両末端がトリメチルシロシキ基で封鎖されたメチルハイドロジェンポリシロキサン 5.93質量部(上記メチルビニルポリシロキサン中のビニル基1モルに対して、本成分中のケイ素原子結合水素原子が1.4モルとなる量)、式:
MeViSiO(MeSiO)160SiMeVi
で表される分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン 5.93質量部、粘度20mPa・sの分子鎖両末端水酸基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合オリゴマーと3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランとの質量比1:2の縮合反応物 1.08質量部、平均一次粒子径0.2μmの酸化チタン(堺化学工業製のSX−3103) 25.0質量部、平均粒子径15μmの球状シリカ(新日鉄マテリアルズ マイクロン社製のHS−202) 56.3質量部、白金の1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンの1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン溶液(本組成物に対して白金金属が質量単位で3.5ppmとなる量)、1−エチニルシクロヘキサノール(本組成物に対して質量単位で200ppmとなる量)を混合して、粘度54Pa・sの硬化性シリコーン組成物を調製した。
この組成物の硬化物は、タイプDデュロメータ硬さが75であり、曲げ強度が19MPaであり、25〜200℃の温度範囲における平均の線膨張率が18ppm/℃であった。
[実施例2]
式:
−(MeViSiO)20
で表されるメチルビニルポリシロキサンブロックからなり、その分子鎖両末端が水酸基で封鎖されたメチルビニルポリシロキサン 7.70質量部(本組成物中のオルガノポリシロキサンの合計に対して、本成分中のメチルビニルポリシロキサンブロックの含有量は32.4質量%)、式:
−(MeHSiO)50
で表されるメチルハイドロジェンポリシロキサンブロックからなり、その分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたメチルハイドロジェンポリシロキサン 7.70質量部(上記メチルビニルポリシロキサン中のビニル基1モルに対して、本成分中のケイ素原子結合水素原子が1.4モルとなる量)、式:
MeViSiO(MeSiO)160SiMeVi
で表される分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン 8.10質量部、粘度20mPa・sの分子鎖両末端水酸基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合オリゴマーと3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランとの質量比1:2の縮合反応物 1.50質量部、平均粒子径15μmの球状シリカ(新日鉄マテリアルズ マイクロン社製のHS−202) 75.0質量部、白金の1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンの1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン溶液(本組成物に対して白金金属が質量単位で3.5ppmとなる量)、1−エチニルシクロヘキサノール(本組成物に対して質量単位で200ppmとなる量)を混合して、粘度74Pa・sの硬化性シリコーン組成物を調製した。
この組成物の硬化物は、タイプDデュロメータ硬さが72であり、曲げ強度が13MPaであり、25〜200℃の温度範囲における平均の線膨張率が30ppm/℃であった。
[実施例3]
式:
−(MeViSiO)
で表されるメチルビニルポリシロキサンブロックからなり、その分子鎖両末端が水酸基で封鎖されたメチルビニルポリシロキサン 36.0質量部(本組成物中のオルガノポリシロキサンの合計に対して、本成分中のメチルビニルポリシロキサンブロックの含有量は34.8質量%)、式:
−(MeHSiO)50
で表されるメチルハイドロジェンポリシロキサンブロックからなり、その分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたメチルハイドロジェンポリシロキサン 32.0質量部(上記メチルビニルポリシロキサン中のビニル基1モルに対して、本成分中のケイ素原子結合水素原子が1.3モルとなる量)、式:
MeViSiO(MeSiO)46SiMeVi
で表される分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン 11.0質量部、平均単位式:
(MeViSiO1/2)0.08(MeSiO1/2)0.42(SiO4/2)0.50(HO1/2)0.02
で表されるメチルビニルポリシロキサン 21.0質量部、白金の1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンの1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン溶液(本組成物に対して白金金属が質量単位で5.0ppmとなる量)、1−エチニルシクロヘキサノール(本組成物に対して質量単位で300ppmとなる量)を混合して、粘度1.3Pa・sの硬化性シリコーン組成物を調製した。
この組成物の硬化物は、タイプDデュロメータ硬さが62であり、曲げ強度が4.5MPaであり、25〜200℃の温度範囲における平均の線膨張率が197ppm/℃であった。
[実施例4]
式:
−(MeViSiO)
で表されるメチルビニルポリシロキサンブロックからなり、その分子鎖両末端が水酸基で封鎖されたメチルビニルポリシロキサン 9.60質量部(本組成物中のオルガノポリシロキサンの合計に対して、本成分中のメチルビニルポリシロキサンブロックの含有量は31.4質量%)、式:
−(MeHSiO)50
で表されるメチルハイドロジェンポリシロキサンブロックからなり、その分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたメチルハイドロジェンポリシロキサン 8.70質量部(上記メチルビニルポリシロキサン中のビニル基1モルに対して、本成分中のケイ素原子結合水素原子が1.3モルとなる量)、式:
MeViSiO(MeSiO)46SiMeVi
で表される分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン 4.2質量部、平均単位式:
(MeViSiO1/2)0.08(MeSiO1/2)0.42(SiO4/2)0.50(HO1/2)0.02
で表されるメチルビニルポリシロキサン 7.0質量部、平均一次粒子径0.2μmの酸化チタン(堺化学工業製のSX−3103) 70.0質量部、白金の1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンの1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン溶液(本組成物に対して白金金属が質量単位で3.0ppmとなる量)、1−エチニルシクロヘキサノール(本組成物に対して質量単位で200ppmとなる量)を混合して、粘度68Pa・sの硬化性シリコーン組成物を調製した。
この組成物の硬化物は、タイプDデュロメータ硬さが87であり、曲げ強度が20MPaであり、25〜200℃の温度範囲における平均の線膨張率が52ppm/℃であった。
[実施例5]
式:
−(MeViSiO)
で表されるメチルビニルポリシロキサンブロック5個と式:
−(MePhSiO)
で表されるメチルフェニルポリシロキサンブロック5個が交互に連結し、分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたメチルビニルシロキサン・メチルフェニルシロキサンブロック共重合体 76.0質量部(本組成物中のオルガノポリシロキサンの合計に対して、本成分中のメチルビニルポリシロキサンブロックの含有量は28.7質量%)、式:
−(MeHSiO)20
で表されるメチルハイドロジェンポリシロキサンブロックからなり、その分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたメチルハイドロジェンポリシロキサン 24.0質量部(上記メチルビニルシロキサン・メチルフェニルシロキサンブロック共重合体中のビニル基1モルに対して、本成分中のケイ素原子結合水素原子が1.1モルとなる量)、白金の1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンの1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン溶液(本組成物に対して白金金属が質量単位で3.0ppmとなる量)、1−エチニルシクロヘキサノール(本組成物に対して質量単位で200ppmとなる量)を混合して、粘度3.5Pa・sの硬化性シリコーン組成物を調製した。
この組成物の硬化物は、タイプDデュロメータ硬さが35であり、25〜200℃の温度範囲における平均の線膨張率が140ppm/℃であった。
[比較例1]
式:
−(MeViSiO)−
で表されるメチルビニルシロキサン単位3個と式:
−(MeSiO)−
で表されるジメチルシロキサン単位6個がランダムに連結し、分子鎖両末端が水酸基で封鎖されたジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサンランダム共重合体 8.50質量部(本組成物中のオルガノポリシロキサンの合計に対して、本成分中のメチルビニルシロキサンの含有量は15.1質量%)、式:
−(MeHSiO)50
で表されるメチルハイドロジェンポリシロキサンブロックからなり、分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたメチルハイドロジェンポリシロキサン 5.77質量部(上記ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサンランダム共重合体中のビニル基1モルに対して、本成分中のケイ素原子結合水素原子が2.6モルとなる量)、式:
MeViSiO(MeSiO)160SiMeVi
で表される分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン 5.92質量部、粘度20mPa・sの分子鎖両末端水酸基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合オリゴマーと3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランとの質量比1:2の縮合反応物 1.08質量部、平均一次粒子径0.2μmの酸化チタン(堺化学工業製のSX−3103) 25.0質量部、平均粒子径15μmの球状シリカ(新日鉄マテリアルズ マイクロン社製のHS−202) 56.3質量部、白金の1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンの1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン溶液(本組成物に対して白金金属が質量単位で3.5ppmとなる量)、1−エチニルシクロヘキサノール(本組成物に対して質量単位で200ppmとなる量)を混合して、粘度41Pa・sの硬化性シリコーン組成物を調製した。
この組成物の硬化物は、タイプDデュロメータ硬さが85であり、曲げ強度が12MPaであり、25〜200℃の温度範囲における平均の線膨張率が26ppm/℃であった。
[比較例2]
式:
−(MeViSiO)20
で表されるメチルビニルポリシロキサンブロックからなり、その分子鎖両末端が水酸基で封鎖されたメチルビニルポリシロキサン 3.66質量部(本組成物中のオルガノポリシロキサンの合計に対して、本成分中のメチルビニルポリシロキサンブロックの含有量は20.6質量%)、式:
−(MeSiO)−
で表されるジメチルシロキサン3個と式:
−(MeHSiO)−
で表されるメチルハイドロジェンシロキサン7個とがランダムに連結し、分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたメチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサンランダム共重合体 8.05質量部(上記メチルビニルポリシロキサン中のビニル基1モルに対して、本成分中のケイ素原子結合水素原子が1.7モルとなる量)、式:
MeViSiO(MeSiO)160SiMeVi
で表される分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン 5.91質量部、粘度20mPa・sの分子鎖両末端水酸基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合オリゴマーと3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランとの質量比1:2の縮合反応物 1.08質量部、平均一次粒子径0.2μmの酸化チタン(堺化学工業製のSX−3103) 25.0質量部、平均粒子径15μmの球状シリカ(新日鉄マテリアルズ マイクロン社製のHS−202) 56.3質量部、白金の1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンの1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン溶液(本組成物に対して白金金属が質量単位で3.5ppmとなる量)、1−エチニルシクロヘキサノール(本組成物に対して質量単位で200ppmとなる量)を混合して、粘度53Pa・sの硬化性シリコーン組成物を調製した。
この組成物の硬化物は、タイプDデュロメータ硬さが77であり、曲げ強度が10MPaであり、25〜200℃の温度範囲における平均の線膨張率が30ppm/℃であった。
[比較例3]
式:
−(MeViSiO)
で表されるメチルビニルポリシロキサンブロックからなり、その分子鎖両末端が水酸基で封鎖されたメチルビニルポリシロキサン 27.7質量部(本組成物中のオルガノポリシロキサンの合計に対して、本成分中のメチルビニルポリシロキサンブロックの含有量は26.8質量%)、平均単位式:
(MeHSiO1/2)0.65(SiO4/2)0.35
で表されるメチルハイドロジェンポリシロキサン 40.3質量部(上記メチルビニルポリシロキサン中のビニル基1モルに対して、本成分中のケイ素原子結合水素原子が1.3モルとなる量)、式:
MeViSiO(MeSiO)46SiMeVi
で表される分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン 11.0質量部、平均単位式:
(MeViSiO1/2)0.08(MeSiO1/2)0.42(SiO4/2)0.50(HO1/2)0.02
で表されるメチルビニルポリシロキサン 21.0質量部、白金の1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンの1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン溶液(本組成物に対して白金金属が質量単位で5.0ppmとなる量)、1−エチニルシクロヘキサノール(本組成物に対して質量単位で300ppmとなる量)を混合して、粘度2.2Pa・sの硬化性シリコーン組成物を調製した。
この組成物の硬化物は、タイプDデュロメータ硬さが64であり、曲げ強度が5.2MPaであり、25〜200℃の温度範囲における平均の線膨張率が227ppm/℃であった。
[比較例4]
1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラビニルシクロテトラシロキサン 9.40質量部(本組成物中のオルガノポリシロキサンの合計に対して、本成分中のメチルビニルシロキサンの含有量は31.9質量%)、式:
−(MeHSiO)50
で表されるメチルハイドロジェンポリシロキサンブロックからなり、その分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたメチルハイドロジェンポリシロキサン 8.90質量部(上記シクロテトラシロキサン中のビニル基1モルに対して、本成分中のケイ素原子結合水素原子が1.2モルとなる量)、式:
MeViSiO(MeSiO)46SiMeVi
で表される分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン 4.2質量部、平均単位式:
(MeViSiO1/2)0.08(MeSiO1/2)0.42(SiO4/2)0.50(HO1/2)0.02
で表されるメチルビニルポリシロキサン 7.0質量部、平均一次粒子径0.2μmの酸化チタン(堺化学工業製のSX−3103) 70.0質量部、白金の1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンの1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン溶液(本組成物に対して白金金属が質量単位で3.0ppmとなる量)、1−エチニルシクロヘキサノール(本組成物に対して質量単位で200ppmとなる量)を混合して、粘度54Pa・sの硬化性シリコーン組成物を調製した。
この組成物の硬化物は、タイプDデュロメータ硬さが86であり、曲げ強度が16MPaであり、25〜200℃の温度範囲における平均の線膨張率が113ppm/℃であった。
[比較例5]
式:
−(MeViSiO)−
で表されるメチルビニルシロキサン30個と式:
−(MePhSiO)−
で表されるメチルフェニルシロキサン30個とがランダムに連結し、その分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたメチルビニルシロキサン・メチルフェニルシロキサンランダム共重合体 76.0質量部(本組成物中のオルガノポリシロキサンの合計に対して、本成分中のメチルビニルシロキサンの含有量は28.7質量%)、式:
−(MeHSiO)20
で表されるメチルハイドロジェンポリシロキサンブロックからなり、その分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたメチルハイドロジェンポリシロキサン 24.0質量部(上記メチルビニルシロキサン・メチルフェニルシロキサンランダム共重合体中のビニル基1モルに対して、本成分中のケイ素原子結合水素原子が1.1モルとなる量)、白金の1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンの1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン溶液(本組成物に対して白金金属が質量単位で3.0ppmとなる量)、1−エチニルシクロヘキサノール(本組成物に対して質量単位で200ppmとなる量)を混合して、粘度3.8Pa・sの硬化性シリコーン組成物を調製した。
この組成物の硬化物は、タイプDデュロメータ硬さが40であり、25〜200℃の温度範囲における平均の線膨張率が230ppm/℃であった。
本発明の硬化性シリコーン組成物は、硬化して得られる硬化物の熱膨張率が小さいので、他部材と一体化して使用する複合用材料として好適である。

Claims (8)

  1. (A)一般式:
    −(RSiO)
    (式中、RはC1−6のアルキル基またはフェニル基であり、RはC2−10のアルケニル基であり、mは5〜50の正数である。)
    で表される直鎖状ポリシロキサンブロックを少なくとも有するオルガノポリシロキサン{ただし、上記直鎖状ポリシロキサンブロックの含有量が本組成物中のオルガノポリシロキサンの合計の20〜60質量%}、
    (B)一般式:
    −(RHSiO)
    (式中、RはC1−6のアルキル基またはフェニル基であり、nは10〜100の正数である。)
    で表される直鎖状ポリシロキサンブロックを少なくとも有するオルガノポリシロキサン{(A)成分中のアルケニル基1モルに対して、本成分中のケイ素原子結合水素原子が0.5〜5モルとなる量}、および
    (C)触媒量のヒドロシリル化反応用触媒
    から少なくともなる硬化性シリコーン組成物。
  2. (A)成分が、一般式:
    −(RSiO)
    (式中、RはC1−6のアルキル基またはフェニル基であり、RはC2−10のアルケニル基であり、mは5〜50の正数である。)
    で表される直鎖状ポリシロキサンブロックからなり、その分子鎖末端が封鎖されているオルガノポリシロキサンである、請求項1記載の硬化性シリコーン組成物。
  3. (A)成分が、一般式:
    −(RSiO)
    (式中、RはC1−6のアルキル基またはフェニル基であり、RはC2−10のアルケニル基であり、mは5〜50の正数である。)
    で表される直鎖状ポリシロキサンブロックと一般式:
    −(R SiO)−
    (式中、RはC1−6のアルキル基またはフェニル基である。)
    で表されるシロキサンもしくはその繰り返しからなるポリシロキサンとが連結してなり、その分子鎖末端が封鎖されているオルガノポリシロキサンである、請求項1記載の硬化性シリコーン組成物。
  4. (B)成分が、一般式:
    −(RHSiO)
    (式中、RはC1−6のアルキル基またはフェニル基であり、nは10〜100の正数である。)
    で表される直鎖状ポリシロキサンブロックからなり、その分子鎖末端が封鎖されているオルガノポリシロキサンである、請求項1記載の硬化性シリコーン組成物。
  5. さらに、(D)一分子中に少なくとも2個のアルケニル基を含有するオルガノポリシロキサン{ただし、(A)成分を除く}を、(A)成分中のアルケニル基と本成分中のアルケニル基の合計に対して、本成分中のアルケニル基が多くとも10モル%となる量含有する、請求項1乃至4のいずれか1項記載の硬化性シリコーン組成物。
  6. さらに、(D)無機充填剤を多くとも本組成物の90質量%含有する請求項1乃至5のいずれか1項記載の硬化性シリコーン組成物。
  7. 硬化して、25〜200℃の温度範囲における平均の線膨張率が200ppm/℃以下である硬化物を形成する、請求項1乃至6のいずれか1項記載の硬化性シリコーン組成物。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項記載の硬化性シリコーン組成物を硬化してなる硬化物。
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