JP2014527059A - ピレスロイド配合物 - Google Patents
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Abstract
Description
本明細書において用いられるところ、「接種」という用語は、本開示の配合物を植物または有害生物の標的領域に与薬または適用するために用いられる方法を指す。接種方法は、特に限定されないが、エアロゾルスプレー、加圧噴霧、直接の灌水および浸漬であることが可能である。植物の標的領域としては、これらに限定されないが、葉、根、茎、蕾、花、果実および種子を挙げることが可能である。有害生物(例えば昆虫)の標的領域としては、これらに限定されないが、頭部、眼、上顎、下顎、触覚、胸部、脚部、翅部および腹部を挙げることが可能である。接種は、植物を一部の領域(例えば、根群域または群葉)において処理すると、その植物の他の領域が保護されることとなる(例えば、根群域に適用した場合に群葉が保護され、または、群葉に適用した場合に新たな成長部が保護される)方法を含むことが可能である。
ピレスロイドは典型的には水にきわめて難溶性であり、通常、溶解度は十億分率(ppb)以下のレベルである。アセトン、メタノールまたはアセトニトリルなどの極性有機溶剤におけるピレスロイドの溶解度はより高い。典型的なピレスロイドおよび異なる一般的な溶剤におけるその溶解度のリストについては表2を参照のこと(the e−pesticide manual,Ver.5.British Crop Protection Council;National Pesticide Telecommunications Network General and Technical Fact Sheetsから引用)。
ピレスロイドは、典型的に、酸性および中性pHで水中に分散された場合にはかなり安定であるが、アルカリ性条件下では次第に加水分解されやすくなってしまう。いく種かのピレスロイドに係る安定性データが表3に提供されている(The e−pesticide manual,Ver.5.British Crop Protection Councilから引用)。
ピレスロイドは土壌および堆積粒状物質に対して高い親和性を有する。いずれかの理論に束縛されることは望まないが、これは、主にきわめて非極性の性質と水溶解度の欠如とに起因すると考えられる。ピレスロイドが水中に分散される場合、ピレスロイドは、従って、土壌中において見出される天然の有機物と会合する傾向にあり、土壌中における易動性は低い。特定のピレスロイド固体の残留性および易動性に係る一般的な情報は、the General and Technical Fact Sheets,the National Pesticide Telecommunications Network;the e−pesticide manual,Ver.5.British Crop Protection Council;および、Laskowski DA,“Physical and Chemical Properties of Pyrethroids”,Rev.Environ.Contam.Toxicol.2002;174:49−170に見出されることが可能である。この土壌易動性の欠如によってピレスロイドによって標的とされることが可能である有害生物が限定されてしまう。特に、地虫などの土壌伝播性有害生物は、通常、ピレスロイドの標的とはされない。落ち葉または圃場に残された作物廃棄物などの土壌表面上の生物学的バリアにピレスロイドが浸透する必要性がある場合にも同様の問題が生じる。従って、高い土壌易動性を有するピレスロイド配合物を提供することが望ましいであろう。
ピレスロイドは非浸透性である。これは、ピレスロイドが、適用後に葉のクチクラに浸透せず、植物組織中に取り込まれないことを意味する。ピレスロイドはまた、根吸収から非浸透性であり;すなわち、ピレスロイドは、根から取り込まれて植物組織全体に分配されない。これは、保護される必要がある植物組織が適用プロセスによって効率的にカバーされている必要性があることを意味するため、問題となる可能性がある。空中噴霧または葉面散布は度々不均一であり、植物の外面を完全にカバーしない(例えば、Henriet and Baur,Bayer CropScience Journal 62(2):243,2009を参照のこと)。加えて、植物は成長するに伴って、ピレスロイドにより処理されておらず、従って、次の適用まで昆虫による脅威から保護されていないこととなる新たな葉組織を伸ばす。それ故、近年のピレスロイド配合物の概要において、HoussetおよびDickmannは、「活性処方成分は直接標的昆虫に効率的に送達されなければならないために、ピレスロイドの非浸透性性質により課題が呈されている(the non−systemic nature of pyrethroids presents a challenge for use as the active ingredient must be efficiently delivered directly to the target insect)」(Bayer CropScience Journal 62(2):138,2009を参照のこと)と記載している。換言すると、効率的であるために、殺虫剤は、昆虫と直接的に接触することとなる植物の外表面上になければならない。現在、浸透活性を有するピレスロイドの配合物は市販されていない。配合における改良を通してピレスロイド殺虫剤に浸透性を備えさせることが可能であれば、個々の植物にわたって全体を通したカバーの度合いの向上、ならびに、新たな成長部の保護により、作物に対する使用可能性が劇的に改善されることとなる。
ピレスロイド化合物は、農業および構造物における有害生物の防除用途において、汎用の殺虫剤およびダニ駆除剤として広く用いられている。しかしながら、ビフェントリンなどのピレスロイド化合物の配合物は、いく種かの重要な吸汁有害生物に対して効果的ではないという限定があるという欠点を有する。多くのピレスロイドは吸汁有害生物を防除するための使用には推奨されないか、または、推奨されるとしても、一般に、他の有害生物(例えば、鱗翅目)の防除に用いられる量と比して使用量が多くなってしまう。本明細書において用いられるところ、「吸汁有害生物」または「吸収有害生物」とは、穿孔または咀嚼口器を用いて植物に穴をあけて師管液、道管液および細胞液などの植物汁液に達してこれらを摂食する昆虫を指す。例示的な吸汁有害生物としては、これらに限定されないが、半翅目の構成員(例えば、アブラムシ、リーフホッパー(Leafhopper)、カメムシ、コナジラミ、カイガラムシ、イボタムシ、メクラカメムシ科の構成員)、総翅目の構成員(例えば、アザミウマ)が挙げられる。
様々の種のダニが、多くの重要な農作物を含む植物に係る有害生物である。ダニは、ダニ亜綱の構成員であるクモ類である。ピレスロイドは一般にダニの防除には推奨されず、アベルメクチンおよびカルバメートなどの殺ダニ剤がとりわけ好まれる。ダニの防除にピレスロイドが用いられる場合には、推奨される用量は、他の有害生物(例えば鱗翅目)に対して推奨される用量よりも一般的に多い。表4に、典型的な市販されているビフェントリン乳化物濃縮物(25.1%ビフェントリン)であるBrigade(登録商標)2ECによる、タマチシャにおける種々の有害生物の防除に係る施用量の代表的な例が挙げられている。表記されたダニ有害生物の防除について列挙された最低用量は主な表記された昆虫有害生物に係る最低用量よりも多いことに注目すべきである。例示的なダニ有害生物としては、これらに限定されないが、ケダニ亜目の構成員およびリゾグリフス属(Rhizoglyphus)の構成員が挙げられる。
いく種かのピレスロイドは、エンドユーザーの皮膚に接触すると皮膚刺激作用(例えばそう痒または感作)を生じさせる。エンドユーザーをこの作用から保護するために、エンドユーザーと配合物との間の相互作用が最低限となる、例えばマイクロカプセル化といった配合物が開発されている。
1つの分類としてのピレスロイドの前述の限定により、これらが(a)現在、どのようにして植物に適用されているか、および、(b)どのようにして製造業者によって配合されているかが明らかである。一例として、ピレスロイドはUV分解され易いために、エンドユーザー(例えば、農業従事者またはゴルフ場の維持管理人)は、より持続性である場合よりもピレスロイドを頻繁に適用する必要がある。他の例として、ピレスロイドは浸透活性(これは、作物の新たな成長部を保護することとなる)を欠くため、エンドユーザーは、成長の速い作物または果実ができる作物を保護するために、ピレスロイドを継続的に再適用する必要がある。同様に、ピレスロイドはまた、いく種かのピレスロイド配合物は耐雨性ではなく、適用後直ぐに大量の降雨があると群葉から容易に洗い流されてしまう可能性があるため、一定の事例においては再適用する必要性があるであろう。これらの限定は、有害生物防除剤の使用の削減を求める規制および消費者からのプレッシャーの増大に対面するエンドユーザーに対して現実的な問題を呈する。製造の観点においては、ピレスロイド配合物においては、ピレスロイドのUV不安定性、不水溶性、非浸透性の性質および低土壌易動性に対処するために多様な複雑な配合技術および/または配合剤の使用が必要とされる。例えば、既述のとおり、多くの配合物においてピレスロイドの保護のためにUV−遮断剤が用いられており、一般的なピレスロイドの多様な合成変異体が、UVに対して安定なピレスロイドを提供する試みにおいて開発されてきている。
顆粒化、粉末化および高濃度液体懸濁配合物を製造した後、本発明者らは、一連の生物学的活性を評価することを決定した。実施例によって、実施された実験の詳細な説明がなされている。ここで、本発明者らは概要を提供している。
種々の態様において、本開示は、活性処方成分会合ポリマーのナノ粒子(任意により凝集体形態で)を種々の配合剤と共に含む配合物を提供する。
本明細書において用いられるところ、「活性処方成分」(「AI」、「ai」)という用語は、ピレスロイド化合物(すなわち、ピレスロイド)を指す。ピレスロイドは、ジョチュウギクの花により産生される天然のピレトリンと同様の有害生物防除特性を有する天然または合成化学化合物である。いくつかの実施形態において、ピレスロイドはピレトリンから誘導される合成エステルであり、より安定した有害生物防除特性を有する。一般的なピレトリン構造は以下の通りである。
本明細書において用いられるところ、「活性処方成分会合ポリマーのナノ粒子」、「ピレスロイド化合物会合ポリマーのナノ粒子」または「活性処方成分が会合したポリマーナノ粒子」という用語は、活性処方成分と会合する1種以上の解離したポリマーを含むナノ粒子を指す。いくつかの実施形態において、解離したポリマーは架橋されている。以下に示されているとおり、いくつかの実施形態において、本発明者らによる配合物はナノ粒子の凝集体を含んでいてもよい。例示的なポリマー、および、活性処方成分会合ポリマーのナノ粒子の調製方法が、以下により詳細に記載されている。
本明細書において用いられるところ、「配合剤」という用語は、活性処方成分会合ポリマーのナノ粒子以外の配合物において用いられる他の材料を指す。配合剤としては、これらに限定されないが、分散剤または湿潤剤、不活性充填材、溶剤、界面活性剤、凍結防止剤、沈降防止剤または増粘剤、崩壊剤、および、防腐剤として作用することが可能である化合物をあげることが可能である。
上記のとおり、活性処方成分会合ポリマーのナノ粒子は、異なる用途のために異なるタイプの配合物に配合されることが可能である。例えば、配合物のタイプは、湿潤性顆粒、水和剤および高固体液体懸濁液を含むことが可能である。しかも、上記において検討されているとおり、配合剤は、これらに限定されないが、分散剤、湿潤剤、界面活性剤、沈降防止剤または増粘剤、防腐剤、凍結防止剤、消泡剤、凝結防止剤、不活性充填材およびUV−遮断剤を含んでいることが可能である。
いくつかの実施形態において、乾燥した固体は、他の配合剤を添加することにより、および、配合物を押出して顆粒を形成することにより、湿潤性顆粒(WG)である配合物に形成することが可能である。いくつかの実施形態において、WG配合物は、活性処方成分会合ポリマーのナノ粒子(または、その凝集体)を含む乾燥させた(例えば、噴霧乾燥、凍結乾燥等)または粉砕した固体、湿潤剤(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどの界面活性剤)および/または分散剤(例えば、Reax 88B等などのリグノスルホネート)、ならびに、不活性充填材(例えばラクトース)を一緒に混合することにより形成され得る。いくつかの実施形態において、WGは、湿潤剤(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどの界面活性剤)および分散剤(例えば、Reax 88B等などのリグノスルホネート)を用いて形成することが可能である。
いくつかの実施形態において、乾燥された固体は、水和剤(WP)である配合物に形成可能である。いくつかの実施形態において、活性処方成分会合ポリマーのナノ粒子(任意により凝集体形態で)を含むWP配合物は、乾燥(例えば、噴霧乾燥、凍結乾燥等)したポリマーナノ粒子および活性処方成分の分散体から形成可能である。いくつかの実施形態において、活性処方成分会合ポリマーのナノ粒子(任意により凝集体形態で)を含むWP配合物は、活性処方成分のポリマーナノ粒子の粉砕された固体から形成可能である。いくつかの実施形態において、WPは、乾燥または粉砕された固体を分散剤および湿潤剤と混合することにより形成される。いくつかの実施形態において、WPは、乾燥された固体を分散剤および湿潤剤と混合することにより形成される。いくつかの実施形態において、最終的なWPの配合は(重量基準で):約98%以下の活性処方成分会合ポリマーのナノ粒子(任意により凝集体形態である、活性処方成分およびポリマーの両方を含む)であることが可能である。いくつかの実施形態において、WP配合物は(重量基準で):0〜5%分散剤、0〜5%湿潤剤、5〜98%活性処方成分会合ポリマーのナノ粒子(任意により凝集体形態で)、および、100%までの不活性充填材を含む。いくつかの実施形態において、最終的なWPの配合は(重量基準で):0.5〜5%分散剤、0.5%〜5%湿潤剤、5〜98%活性処方成分会合ポリマーのナノ粒子(任意により凝集体形態で)であることが可能である。配合剤および活性処方成分会合ポリマーのナノ粒子の段落において上記されているとおり、広く多様な配合剤および種々の濃度のナノ粒子(凝集体を含む)、湿潤剤、分散剤、充填材、ならびに、他の配合剤を用いて、例えば水和剤といった例示的な配合物を調製することが可能である。
本開示に従って利用可能である一タイプの配合物は高固形分液体懸濁液である。既述のとおり、このような配合物は、活性処方成分が会合したポリマーナノ粒子の少なくともナノ粒子(潜在的に同じものの凝集体を含む)を含有する液体配合物であることにより一般に特徴付けられる。
いくつかの実施形態において、活性処方成分会合ポリマーのナノ粒子(任意により凝集体形態で)を含むHSLSは、一般的な溶剤中のポリマーナノ粒子および活性処方成分の分散体から、または、乾燥形態の分散体(例えば、噴霧乾燥されたもの)から形成可能である。いくつかの実施形態において、活性処方成分会合ポリマーのナノ粒子(任意により凝集体形態で)を含むHSLS配合物は、活性処方成分のポリマーナノ粒子を含む粉砕された固体から形成可能である。
いくつかの実施形態において、活性処方成分会合ポリマーのナノ粒子(任意により凝集体形態で)を含むHSLS配合物は、粉砕を介して調製可能である。数々の例示的な方法および得られるHSLS配合物が、以下および実施例中に記載されている。いくつかの実施形態において、本開示に記載のとおり調製された(例えば、粉砕、噴霧乾燥等を介して)活性処方成分会合ポリマーのナノ粒子(任意により凝集体形態で)の固体配合物は、1種以上の配合剤および水の存在下でさらに粉砕されてもよい。いくつかの実施形態において、HSLSは、固体配合物活性処方成分会合ポリマーのナノ粒子を、水、および、1種以上の凍結防止剤、(任意により2種以上の)浸潤剤および/または分散剤、消泡剤、防腐剤、ならびに、増粘剤の存在下で粉砕することにより形成可能である。さらに、いくつかの実施形態において、活性処方成分およびポリマーナノ粒子は、配合物のこれらの2種の成分だけで、または、1種以上の追加の配合剤と共に粉砕されて、活性処方成分会合ポリマーのナノ粒子を含むものが得られ、次いで、これが、以下に記載のプロセスに従ってさらに粉砕され得る。
いくつかの実施形態において、HSLS配合物は、粉砕を伴わないが、代わりに、配合物の成分を混合することにより調製される。これらの方法はまた、HSLSとして好適であるよう、配合物を乾燥させて配合物の固形分含有量を高めるステップを含み得る。これらの方法のすべては以下においてより詳細に記載されており、例示的な方法が実施例中に示されている。
いくつかの実施形態において、本開示は、低融点活性成分を含むHSLS配合物の製造方法を提供する。いくつかの実施形態において、活性成分は、約100℃未満、約90℃未満、約80℃未満、約70℃未満、約60℃未満、約50℃未満または約40℃未満の融点を有する。低融点活性成分の従来の懸濁液濃縮物の調製は自明なプロセスではない。既述のとおり、典型的な懸濁液濃縮物の配合は、活性処方成分を粉砕して約1〜約10ミクロンの粒子を生成するステップ、これに続く、界面活性剤の存在下における水性相中へのこれらの粒子の分散を含む。標準的な粉砕器具を使用すると低融点活性成分が溶融してしまい、小径化プロセスを複雑化するか、または、妨げてしまう。それ故、低融点活性成分のHSLS配合物が本開示に従って調製され得ることは有用である。いくつかの実施形態において、HSLS配合物が、予め形成されたポリマーナノ粒子の存在下における活性処方成分の粉砕により、本開示に従って調製可能であることも意外である。いくつかの実施形態において、本開示のHSLS配合物の活性処方成分は、ビフェントリン、シハロトリン(すべての異性体組成物および比を含む)、γ−シハロトリン、λ−シハロトリン、シペルメトリン(すべての異性体組成物および比を含む)、α−シペルメトリン、β−シペルメトリン、θ−シペルメトリン、ζ−シペルメトリン、デルタメトリン、エスフェンバレレート、フェンバレレートペルメトリン、アクリナトリンおよびレスメスリンである。
一般的な用途および効力
上記において詳述されている本開示の配合物は、広く多様な用途(例えば、他の農業用化学物質との組み合わせによる、特定の植物、特定のペットへの適用)に適用可能であり、多数の意外な特性を示す。例えば、他の機能のうち、本明細書に開示の配合物のいく種かは高イオン強度の溶液中における著しい安定性を示し、いく種かの配合物は、植物中で移行可能であることを意外にも示しており、これは、浸透効果およびより高い残存活性をもたらす。これらの特定の機構は、一般に、市販されている同一の有効化合物の配合物に匹敵するものである。それ故、本開示の配合物の意外な機能により、技術分野における現状と比して必要とされる活性処方成分の用量は少ない。以下の段落には、本開示の配合物に適用されるいくつかの基本的な適用原理、得られた意外な結果、および、いくつかの特定の用途の詳細が記載されている。
いくつかの実施形態において、本開示は、例えば、同一の活性処方成分を含む乳化物濃縮物(EC)配合物(例えば、λシハロトリンの場合MATADOR 120EC)と比して葉損傷が低減されたピレスロイド化合物の配合物を提供する。いくつかの実施形態においては、浸漬または噴霧により活性処方成分会合ポリマーのナノ粒子を含有する配合物が接種されたアブラナ属の作物(例えばキャベツ)の葉に対する葉損傷が低減している。いくつかの例示的な実施形態においては、0.1〜0.5ppmの範囲内のピレスロイド濃度で浸漬または噴霧により活性処方成分会合ポリマーのナノ粒子を含有する配合物が接種されたアブラナ属の作物(例えばキャベツ)の葉に対する葉損傷が低減している。
既述のとおり、および、実施例に記載されているとおり、いくつかの実施形態において、本開示は、向上した昆虫死亡率を有するピレスロイド化合物の配合物を提供する。いくつかの実施形態においては、活性処方成分会合ポリマーのナノ粒子を含有する配合物が浸漬または噴霧を介して接種されたアブラナ属の作物(例えばキャベツ)の葉に露出された鱗翅目の種(例えば、イラクサキンウワバ)における死亡率が高くなっている。以下の実施例においてより詳述されているいくつかの例示的な実施形態において、死亡率の増大は、例えば同一の活性処方成分を含む乳化物濃縮物(EC)配合物(例えば、λシハロトリンの場合MATADOR 120ECおよびビフェントリンの場合Brigade(登録商標)2EC)と比して、1.25倍〜5倍の配合物のLC50の低減に対応する。いくつかの実施形態において、死亡率の増大は、1.5倍〜5倍の配合物のLC50の低減に対応する。いくつかの実施形態において、死亡率の増大は、2.5倍〜5倍の配合物のLC50の低減に対応する。いくつかの実施形態において、死亡率の増大は、3倍〜5倍の配合物のLC50の低減に対応する。いくつかの実施形態において、死亡率の増大は、5倍を超えて配合物のLC50の低減に対応する。いくつかの実施形態において、死亡率の増大は、2倍〜3倍の配合物のLC50の低減に対応する。
いくつかの実施形態において、本開示は、例えば同一の活性処方成分を含む乳化物濃縮物(EC)配合物(例えば、λシハロトリンの場合MATADOR 120ECおよびビフェントリンの場合TALSTAR)と比して、残存活性および耐雨性が増大したピレスロイド化合物の配合物を提供する。以下の実施例において実証されているとおり、本開示の配合物は、市販の配合物と比して同じ量で適用された場合、高い活性を示した(例えば、ノックダウンレート、ならびに、残存および浸透活性)。
いくつかの実施形態において、本開示は、例えば、同一の活性処方成分を含む乳化物濃縮物(EC)配合物(例えば、λシハロトリンの場合MATADOR 120EC)と比して、根吸収が増大したピレスロイド化合物の配合物を提供する。いくつかの例示的な実施形態においては、アブラナ属の作物(例えばキャベツ)の根群域に配合物が接種された後(例えば、48時間後)のピレスロイド化合物の吸収が増大する。
以下に記載のとおり、従来の配合物のほとんどが、高塩、硬水または肥料溶液と混合されると固体粒子(フロック)または沈殿物を形成してしまう。驚くべきことに、本開示のピレスロイド(例えば、ビフェントリン)の分散固体配合物は、濃縮/高塩溶液(例えば硬水、緩衝剤、濃縮肥料配合物)と混合された場合でも、少なくとも3時間は、安定(例えば成分、ビフェントリンおよび塩は溶解したままであり、すなわち、視認できる沈殿物またはフロックは形成されない)であった。これは、8000ppm Mg2+(a.k.a.CIPAC 「G」硬水)もの高さのイオン強度を有する水についてさえ当てはまっていた。比較のために、市販されている固体配合物もまた同一の様式で再分散させたが、高塩溶液と混合されると、10分間以内にフロックを形成し始めた。このような混合物がエンドユーザーにとって有用であるためには、混合物は、混合物を植物に適用するために必要な時間である少なくとも約30〜40分間以内は、安定なまま(すなわち、堆積物および/またはフロックが形成されない)であるべきことに注目することが重要である。本開示の配合物がこのような高塩条件において安定であることは意外である。本開示のナノ粒子において用いられているポリマーが負に荷電されているため、技術分野の専門家は、このような大量の二価塩と混合されると本開示の配合物は凝結すると予想していた。理論に制限されることはないが、本開示の配合物の高い安定性は送達系としてナノ微粒子状ポリマーを使用していることに起因しており、標準的な非ナノ粒子ポリマーが用いられた場合は凝結が生じてしまうと考えられている。
いくつかの実施形態において、本開示の配合物の適用(例えば、本明細書に記載のとおり、作物植物への接種または土壌への適用)は、収量の増加(例えば、作物収量の増加)をもたらす。いくつかの実施形態において、未処理の植物(例えば、未処理の作物)と比して収量の増加が見られる。いくつかの実施形態においては、同一の活性処方成分の市販の配合物で処理された植物と比して増加が見られる。いくつかの実施形態において、約2〜約100%、例えば2〜3%、2〜5%、2〜10%、2〜30%、2〜50%、2〜100%、5〜7%、5〜10%、5〜20%、5〜30%、5〜40%、5〜50%、5〜60%、5〜70%、5〜80%、5〜90%、5〜100%、10〜20%、10〜30%、10〜40%、10〜50%、10〜60%、10〜70%、10〜80%、10〜90%、20〜40%、20〜60%、20〜80%、20〜100%、30〜50%、30〜60%、30〜80%、30〜100%、40〜60%、40〜80%、40〜100%、50〜80%、50〜100%、60〜80%、60〜100%、70〜90%、70〜100%または80〜100%の収量の増加が見られる。いくつかの実施形態において、本ピレスロイド配合物の使用は、約2%超、約3%超、約4%超、約5%超、約6%超、約7%超、約10%超、約20%超、約30%超、約40%超、約50%超、約60%超、約70%超、約80%超、約90%超または約100%超の収量の増加をもたらす。
いくつかの実施形態において、本開示の配合物は、土壌への適用(土壌への接種)により植物の有害生物の防除に用いられ得る。いくつかの実施形態において、本開示の配合物は、植栽に先だって植物が植えられることとなる土壌への適用(すなわち、栽培前取込適用として)を介する有害生物の防除に用いられ得る。いくつかの実施形態において、本開示の配合物は、種子を植える際の種子および土壌の接種により(例えば、畝間適用またはT−バンド適用により)有害生物の防除に用いられ得る。いくつかの実施形態において、本開示の配合物は、播種後であるが植物の出芽前に土壌に適用され得る(すなわち、出芽前適用として)。いくつかの実施形態において、土壌は、エアロゾルスプレーまたは流しかけにより本開示の配合物が接種される。いくつかの実施形態において、本開示のピレスロイド配合物は、前述の適用において、同一の活性処方成分の市販されている配合物のラベルに列挙されている使用量よりも少ない活性処方成分使用量で有害生物の防除に用いられ得る。いくつかの実施形態において、本開示の配合物は、同一の活性処方成分の市場で入手可能なピレスロイド生成物のラベルに列挙されている使用量の約75%未満、約60%未満、約50%未満、約40%未満、約30%未満、約20%未満または約10%未満である活性処方成分使用量で有害生物の防除に用いられる。いくつかの実施形態において、本開示の配合物は、同一の活性処方成分の市場で入手可能なピレスロイド生成物のラベルに列挙されている一連の使用量の最低使用量の約75%未満、約60%未満、約50%未満、約40%未満、約30%未満、約20%未満または約10%未満である活性処方成分使用量で有害生物の防除に用いられる。
増大された効力および残存活性のために、いくつかの実施形態において、本開示の配合物は、同一の活性処方成分の現在入手可能な配合物よりも長い時間間隔(すなわち、別個の接種間の時間)で適用されて有害生物の防除に用いられることが可能である。接種間隔(反復適用の間隔、再処理間隔等としても称される)は、現在入手可能な市販の配合物のラベルに見出すことが可能であり、アクセスおよび入手が容易である。いくつかの実施形態において、本開示の配合物は、同一の活性処方成分の市販の配合物よりも1日間、2日間、3日間、4日間、5日間、6日間、7日間、8日間、9日間、10日間、11日間、12日間、13日間、14日間または15日間長い間隔で適用される。いくつかの場合において、市販の配合物は、一連の間隔(例えば、7〜14日間)に相当する間隔で適用される。このような事例においては、本開示の配合物は、最短の終点、最長の終点、または、最短の終点および最長の終点の両方が現在入手可能な市販の配合物の対応する終点よりも上記の値のいずれかだけ長い一連の間隔で適用されることが可能であると予期される。いくつかの実施形態において、本開示のピレスロイド配合物は、5日間、6日間、7日間、8日間、9日間、10日間、11日間、12日間、13日間、14日間、15日間、16日間、17日間、18日間、19日間、20日間、21日間、22日間、23日間、24日間、25日間、26日間、27日間、28日間、29日間、30日間、31日間、32日間、33日間、34日間、35日間、36日間、37日間、38日間、39日間または40日間の間隔で適用されることが可能である。いくつかの実施形態において、本開示の配合物は、最短および最長の間隔(終点)が前述の値のいずれかからとられた範囲で適用されることが可能である。
上記のとおり、本開示は、活性処方成分会合ポリマーのナノ粒子の配合物の使用方法を提供し、これは、特定の植物および/または有害生物への適用に関連している。配合物は、植物または昆虫の標的領域への接種に用いられ得る。いくつかの実施形態において、配合物は、例えば、葉、茎、根、花、樹皮、蕾、枝および/または新芽といった植物の一部または複数の部分への接種に用いられる。いくつかの実施形態において、配合物は、例えば、頭部、眼、上顎、下顎、触覚、胸部、脚部、翅部および/または腹部といった昆虫の一部または複数の部分への接種に用いられる。
本明細書において用いられるところ、市販されている生成物のラベルに列挙された「一連の使用量」とは、一定の用途(例えば作物への)における有害生物の防除に係る列挙された量範囲を指す。例えば、Talstar(登録商標)100 ECによる綿におけるスポドプテラフルギペルダ(Spodoptera frugiperda)の防除に係るラベル上の使用量は、50〜60g/haの「量の範囲」である。
種々の実施形態において、本開示のビフェントリン配合物は、市販されているビフェントリン生成物のラベルに列挙されている使用量よりも少ない活性処方成分の使用量で有害生物を防除するために用いられ得る。いくつかの実施形態において、本開示のビフェントリン配合物は、市販されているビフェントリン生成物のラベルに列挙されている使用量の約75%未満、約60%未満、約50%未満、約40%未満、約30%未満、約20%未満または約10%未満である使用量で有害生物を防除するために用いられ得る。
Brigade(登録商標)2ECおよびTalstar(登録商標)100EC(2種の市販されているビフェントリン乳化物濃縮物)によるダイズの種々の有害生物の防除に係るラベルに記載された使用量が表5に記載されている。
Brigade(登録商標)2ECおよびTalstar(登録商標)100EC(2種の市販されているビフェントリン乳化物濃縮物)による綿の種々の有害生物の防除に係るラベルに記載された使用量が表6に記載されている。
いくつかの実施形態において、本開示のビフェントリン配合物は、芝生、観賞用作物および非作物有害生物の防除用途に用いられ得る。このような用途の例としては、Talstar(登録商標)P Professional Insecticide(市販されているビフェントリン生成物)のラベルに見出され、これらに限定されないが、芝生(例えば芝)、観賞用植物(低木、観賞用高木、群葉植物等)、建築物(屋内および周囲の有害生物防除)、公園および運動場の有害生物の防除が挙げられる。本開示のビフェントリン配合物が用いられ得る芝生、観賞用作物および非作物有害生物の防除用途の他の例としては、他の市販されているビフェントリン生成物のラベルに見出されるもの、ならびに、本明細書のいずれかの箇所に記載されている用途が挙げられる。
Talstar(登録商標)P Professional Insecticide(市販されているビフェントリン懸濁液濃縮物)による芝の種々の有害生物の防除に係るラベルに記載された使用量が以下に記載されている。
Talstar(登録商標)P Professional Insecticide(市販されているビフェントリン懸濁液濃縮物)による観賞用植物および温室の種々の有害生物の防除に係るラベルに記載された使用量が以下に記載されている。
いくつかの実施形態において、本開示のビフェントリン配合物は、市販されているビフェントリン有害生物防除剤のラベルに列挙されている使用量よりも少ない活性処方成分の使用量で果実および野菜の有害生物を防除するために用いられ得る。いくつかの実施形態において、本開示のビフェントリン配合物は、市販されているビフェントリン生成物のラベルに列挙されている使用量の約75%未満、約60%未満、約50%未満、約40%未満、約30%未満、約20%未満または約10%未満である使用量で果実および野菜の有害生物を防除するために用いられ得る。
Brigade(登録商標)2EC(市販されているビフェントリン乳化物濃縮物)による葉面処理を介した飼料用トウモロコシおよびポップコーンの種々の有害生物の防除に係るラベルに記載された使用量が表9に記載されている。
種々の実施形態において、本開示のλ−シハロトリン配合物は、市販されているλ−シハロトリン生成物のラベルに列挙されている使用量よりも少ない活性処方成分の使用量で有害生物を防除するために用いられ得る。いくつかの実施形態において、本開示のλ−シハロトリン配合物は、市販されているλ−シハロトリン生成物のラベルに列挙されている使用量の約75%未満、約60%未満、約50%未満、約40%未満、約30%未満、約20%未満または約10%未満である使用量で有害生物を防除するために用いられ得る。
Karate(登録商標) with Zeon Technology(商標)およびKarate Zeon(登録商標)250 CS(2種の市販されているλ−シハロトリンカプセル懸濁液)によるダイズの種々の有害生物の防除に係るラベルに記載された使用量が表10に記載されている。
Karate(登録商標) with Zeon Technology(商標)(市販されているλ−シハロトリンカプセル懸濁液)による種々の穀類の種々の有害生物の防除に係るラベルに記載された使用量が表11に記載されている。
Karate(登録商標)with Zeon Technology(商標)およびKarate Zeon(登録商標)250 CS(2種の市販されているλ−シハロトリンカプセル懸濁液)によるコーンの種々の有害生物の防除に係るラベルに記載された使用量が表12に記載されている。
Karate(登録商標)with Zeon Technology(商標)(市販されているλ−シハロトリンカプセル懸濁液)によるカノーラの種々の有害生物の防除に係るラベルに記載された使用量が表13に記載されている。
Karate(登録商標)with Zeon Technology(商標)(市販されているλ−シハロトリンカプセル懸濁液)によるジャガイモの種々の有害生物の防除に係るラベルに記載された使用量が以下に記載されている。
いくつかの実施形態において、本開示のλ−シハロトリン配合物は、芝生、観賞用作物および非作物有害生物の防除用途に用いられ得る。このような用途の例としては、本明細書のいずれかの箇所に記載されているもの、市販されているλ−シハロトリン生成物のラベルに見出されるもの、ならびに、有害生物の防除に現在のλ−シハロトリン生成物が用いられるすべての他の芝生、観賞用作物および非作物用途が挙げられる。Demand(登録商標)CS殺虫剤などの市販されているλ−シハロトリン生成物が用いられる芝生、観賞用作物および非作物有害生物の防除用途の例としては、これらに限定されないが、芝生(例えば、芝、切芝)、観賞用植物(低木、観賞用高木、群葉植物等)、建築物(屋内および周囲の有害生物防除)、ならびに、公園および運動場などのレクリエーションエリアの有害生物の防除が挙げられる。
Demand(登録商標)CS殺虫剤(市販されているλ−シハロトリンカプセル懸濁液)による芝および芝草の種々の有害生物の防除に係るラベルに記載された使用量が表15に記載されている。
種々の実施形態において、本開示のシペルメトリン配合物は、市販されているシペルメトリン生成物のラベルに列挙されている使用量よりも少ない活性処方成分の使用量で有害生物を防除するために用いられ得る。いくつかの実施形態において、本開示のシペルメトリン配合物は、市販されているシペルメトリン生成物のラベルに列挙されている使用量の約75%未満、約60%未満、約50%未満、約40%未満、約30%未満、約20%未満または約10%未満である使用量で有害生物を防除するために用いられ得る。
Cipermetrina Nortox 250 EC(市販されているシペルメトリン乳化物濃縮物)によるダイズの種々の有害生物の防除に係るラベルに記載された使用量が表16に記載されている。
Cipermetrina Nortox 250 ECおよびAmmo(登録商標)2.5 EC(2種の市販されているシペルメトリン乳化物濃縮物)による綿の種々の有害生物の防除に係るラベルに記載された使用量が表17に記載されている。
Cipermetrina Nortox 250 EC(市販されているシペルメトリン乳化物濃縮物)によるイネの種々の有害生物の防除に係るラベルに記載された使用量が表18に記載されている。
Cipermetrina Nortox 250 EC(市販されているシペルメトリン乳化物濃縮物)によるコーンの種々の有害生物の防除に係るラベルに記載された使用量が表19に記載されている。
いくつかの実施形態において、本開示のシペルメトリン配合物は、芝生、観賞用作物および非作物有害生物の防除用途に用いられ得る。芝生、観賞用作物および非作物有害生物の防除用途の例としては、市販されているピレスロイド生成物のラベルに見出されるもの、ならびに、本明細書の効力および用途の段落またはいずれかの他の箇所において記載されている他の芝生、観賞用作物および非作物用途のすべてが挙げられる。
種々の実施形態において、本開示のα−シペルメトリン配合物は、市販されているα−シペルメトリン生成物のラベルに列挙されている使用量よりも少ない活性処方成分の使用量で有害生物を防除するために用いられ得る。いくつかの実施形態において、本開示のα−シペルメトリン配合物は、市販されているα−シペルメトリン生成物のラベルに列挙されている使用量の約75%未満、約60%未満、約50%未満、約40%未満、約30%未満、約20%未満または約10%未満である使用量で有害生物を防除するために用いられ得る。
いくつかの実施形態において、本開示のα−シペルメトリン配合物は、市販されているα−シペルメトリン有害生物防除剤のラベルに列挙されている使用量よりも少ない活性処方成分の使用量で穀類の有害生物を防除するために用いられ得る。いくつかの実施形態において、本開示のα−シペルメトリン配合物は、市販されているα−シペルメトリン生成物のラベルに列挙されている使用量の約75%未満、約60%未満、約50%未満、約40%未満、約30%未満、約20%未満または約10%未満である使用量で穀類の有害生物を防除するために用いられ得る。
いくつかの実施形態において、本開示のα−シペルメトリン配合物は、芝生、観賞用作物および非作物有害生物の防除用途に用いられ得る。芝生、観賞用作物および非作物有害生物の防除用途の例としては、市販されているピレスロイド生成物のラベルに見出されるもの、および、効力および用途の段落または本明細書の他の箇所のいずれかに記載されているすべての他の芝生、観賞用作物および非作物用途が挙げられる。
種々の実施形態において、本開示のテフルトリン配合物は、市販されているテフルトリン生成物のラベルに列挙されている使用量よりも少ない活性処方成分の使用量で有害生物を防除するために用いられ得る。いくつかの実施形態において、本開示のテフルトリン配合物は、市販されているテフルトリン生成物のラベルに列挙されている使用量の約75%未満、約60%未満、約50%未満、約40%未満、約30%未満、約20%未満または約10%未満である使用量で有害生物を防除するために用いられ得る。
いくつかの実施形態において、本開示のテフルトリン配合物は、市販されているビフェントリン生成物のラベルに列挙されている使用量より少ない活性処方成分使用量でコーンの有害生物の防除に使用され得る。いくつかの実施形態において、本開示の配合物が用いられて有害生物が防除され得るコーンは、飼料用トウモロコシ、スイートコーンおよびポップコーン(種子のために栽培されるコーンを含む)から選択される。いくつかの実施形態において、本開示の配合物は、種子の播種に先だつ、コーンが植えられることとなる土壌への適用(すなわち、栽培前取込適用として)を介してコーンを保護するために用いられる。いくつかの実施形態において、本開示の配合物は、種子を植える際の適用(例えば、畝間適用またはT−バンド適用により)、または、播種後であるがコーン植物の出芽前の適用(すなわち出芽前適用として)を介してコーンを保護するために用いられ得る。
いくつかの実施形態において、本開示のテフルトリン配合物は、芝生、観賞用作物および非作物有害生物の防除用途に用いられ得る。芝生、観賞用作物および非作物有害生物の防除用途の例としては、市販されているピレスロイド生成物のラベルに見出されるもの、および、効力および用途の段落または本明細書の他の箇所のいずれかに記載されているすべての他の芝生、観賞用作物および非作物用途が挙げられる。
種々の実施形態において、本開示のシフルトリン(異性体のすべての異性体および混合物を含む)配合物は、市販されているシフルトリン生成物のラベルに列挙されている使用量よりも少ない活性処方成分の使用量で有害生物を防除するために用いられ得る。いくつかの実施形態において、本開示のシフルトリン配合物は、市販されているシフルトリン生成物のラベルに列挙されている使用量の約75%未満、約60%未満、約50%未満、約40%未満、約30%未満、約20%未満または約10%未満である使用量で有害生物を防除するために用いられ得る。
Baythroid(登録商標)XL(市販されているβ−シフルトリン濃縮物)の葉面処理によるコーン(飼料用トウモロコシ、ポップコーン、種子コーンおよびブタモロコシ)の種々の有害生物の防除に係るラベルに記載された使用量が表22に記載されている。
Baythroid(登録商標)XL(市販されているβ−シフルトリン濃縮物)によるダイズの種々の有害生物の防除に係るラベルに記載された使用量が表23に記載されている。
いくつかの実施形態において、本開示のシフルトリン配合物は、芝生、観賞用作物および非作物有害生物の防除用途に用いられ得る。芝生、観賞用作物および非作物有害生物の防除用途の例としては、市販されているピレスロイド生成物のラベルに見出されるもの、ならびに、本明細書の効力および用途の段落またはいずれかの他の箇所において記載されている他の芝生、観賞用作物および非作物用途のすべてが挙げられる。
種々の実施形態において、本開示のデルタメトリン配合物は、市販されているデルタメトリン生成物のラベルに列挙されている使用量よりも少ない活性処方成分の使用量で有害生物を防除するために用いられ得る。いくつかの実施形態において、本開示のデルタメトリン配合物は、市販されているデルタメトリン生成物のラベルに列挙されている使用量の約75%未満、約60%未満、約50%未満、約40%未満、約30%未満、約20%未満または約10%未満である使用量で有害生物を防除するために用いられ得る。
いくつかの実施形態において、本開示のデルタメトリン配合物は、市販されているデルタメトリン有害生物防除剤のラベルに列挙されている使用量よりも少ない活性処方成分の使用量で穀類の有害生物を防除するために用いられ得る。いくつかの実施形態において、本開示のデルタメトリン配合物は、市販されているデルタメトリン生成物のラベルに列挙されている使用量の約75%未満、約60%未満、約50%未満、約40%未満、約30%未満、約20%未満または約10%未満である使用量で穀類の有害生物を防除するために用いられ得る。
いくつかの実施形態において、本開示のデルタメトリン配合物は、市販されているデルタメトリン有害生物防除剤のラベルに列挙されている使用量よりも少ない活性処方成分の使用量で綿の有害生物を防除するために用いられ得る。いくつかの実施形態において、本開示のデルタメトリン配合物は、市販されているデルタメトリン生成物のラベルに列挙されている使用量の約75%未満、約60%未満、約50%未満、約40%未満、約30%未満、約20%未満または約10%未満である使用量で綿の有害生物を防除するために用いられ得る。
いくつかの実施形態において、本開示のデルタメトリン配合物は、芝生、観賞用作物および非作物有害生物の防除用途に用いられ得る。芝生、観賞用作物および非作物有害生物の防除用途の例としては、市販されているピレスロイド生成物のラベルに見出されるもの、ならびに、本明細書の効力および用途の段落またはいずれかの他の箇所において記載されているすべての他の芝生、観賞用作物および非作物用途が挙げられる。
実施例1:ポリ(メタクリル酸−コ−エチルアクリレート)(P(MAA−コ−EA))からの1gのポリマーナノ粒子の調製。
P(MAA−コ−EA)由来の1gのポリマーナノ粒子を以下のとおり形成した。簡潔には、1gの固体P(MAA−コ−EA)(MAA:EA=90:10または80:20、MW450K−800K)を、3Lビーカ中の500mLの脱イオン水にオーバーヘッド攪拌機を用いて溶解させ、1M NaOHでpHを約7に維持した。この溶液を、一晩撹拌して固体を完全に溶解させた。次の日に、500mLの3M NaClを激しく攪拌しながら溶液に添加した。添加の後、溶液を500rpmでさらに1時間撹拌させた。この時点で、溶液の粘度は低下しており、解離したポリマーの形成が示されていた。次いで、この溶液を磁気攪拌棒を備えた3Lの再結晶化皿に移した。この溶液を、一定の攪拌下で2時間、4〜254nmのUV殺菌灯(G25T8)に露出させた。2時間後、溶液をUV源から取り出し、ダイアフィルトレーションを用いてイオンを除去した。次いで、得られた濃縮水を凍結乾燥してポリマーナノ粒子の粉末を得た。あるいは、濃縮水を噴霧乾燥させてポリマーナノ粒子の粉末を得ることも可能であった。20〜50nmの粒径を、0.1M NaCl溶液中に再分散させ、pHを約6.8に調節し、一晩撹拌した、回収した凍結乾燥した固体または噴霧乾燥した固体のいずれかの溶液の動的光散乱により計測した。
P(MAA−コ−EA)由来の5gのポリマーナノ粒子を実施例1に概説した手法に従って形成した。5gのポリマー粉末を、500mLのガラスビーカ中の250mLの工業銘柄のメタノール中に、清透な溶液が形成されるまで分散させ、次いで、粗目のろ紙でろ過してすべての未分散の固形分を除去した。5gの工業銘柄のλシハロトリン(Pacific Agrosciences)をろ過した分散体に添加した。得られた溶液は清透であり、磁気攪拌棒を用いて、攪拌機ホットプレート上で1時間500rpmで撹拌した。次いで、この溶液を、入口温度を170℃、アスピレータガス流量をおよそ35m3/h、供給量をおよそ7mL/分、および、空気流を601L/hrに設定したBuchi mini Spray dryer B290で噴霧乾燥した。固体を噴霧乾燥機のコレクタレセプタクルから回収した。約300nmの体積平均動的光散乱(DLS)粒径が、脱イオン水またはCIPAC D硬水のいずれかに400ppm(固形分)で再分散させた固体について計測された。DLS粒径は、Malvern Zetasizer ZSを用いて計測した。
P(MAA−コ−EA)由来の5gのポリマーナノ粒子を実施例1に概説した手法に従って形成した。5gのポリマー粉末を、500mLのガラスビーカ中の250mLの工業銘柄のメタノール中に、清透な溶液が形成されるまで分散させ、次いで、粗目のろ紙でろ過してすべての未分散の固形分を除去した。5gの工業銘柄のシペルメトリン(Pacific Agrosciences)をろ過した分散体に添加した。得られた溶液は清透であり、磁気攪拌棒を用いて、攪拌機ホットプレート上で1時間500rpmで撹拌した。次いで、この溶液を、入口温度を170℃、アスピレータガス流量をおよそ35m3/h、供給量をおよそ7mL/分、および、空気流を601L/hrに設定したBuchi mini Spray dryer B290で噴霧乾燥した。固体を噴霧乾燥機のコレクタレセプタクルから回収した。約400nmの体積平均DLS粒子サイズが、脱イオン水またはCIPAC D硬水のいずれかに400ppm(固形分)で再分散させた固体について計測された。DLS粒径は、Malvern Zetasizer ZSを用いて計測した。
P(MAA−コ−EA)由来の5gのポリマーナノ粒子を実施例1に概説した手法に従って形成した。5gのポリマー粉末を、500mLのガラスビーカ中の250mLの工業銘柄のメタノール中に、清透な溶液が形成されるまで分散させ、次いで、粗目のろ紙でろ過してすべての未分散の固形分を除去した。5gの工業銘柄のビフェントリン(Pacific Agrosciences)をろ過した分散体に添加した。得られた溶液は清透であり、磁気攪拌棒を用いて、攪拌機ホットプレート上で1時間500rpmで撹拌した。次いで、この溶液を、入口温度を170℃、アスピレータガス流量をおよそ35m3/h、供給量をおよそ7mL/分、および、空気流を601L/hrに設定したBuchi mini Spray dryer B290で噴霧乾燥した。固体を噴霧乾燥機のコレクタレセプタクルから回収した。約500nmの体積平均DLS粒子サイズが、脱イオン水に400ppm(固形分)で再分散された固体について計測された。DLS粒径は、Malvern Zetasizer ZSを用いて計測した。
P(MAA−コ−EA)[質量基準でMAA:EA=90:10]由来の14.0gのポリマーナノ粒子を実施例1に概説されている手法に従って形成した。14.0gのポリマー粉末を、攪拌棒を備えたフラスコ中の約100mLの工業銘柄のメタノールに分散させた。攪拌した後、分散体を、3000rpmで30分間遠心分離し、上澄みを傾瀉して不溶性画分をすべて取り除いた。別のフラスコで、14.6gのビフェントリンを600mLの工業銘柄のメタノールに溶解させた。液体を組み合わせ、室温で暗中に一晩撹拌した。次いで、この溶液を、入口温度を220℃、アスピレータガス流量をおよそ35m3/h、供給量をおよそ7mL/分、および、空気流を601L/hrに設定したBuchi mini Spray dryer B290で噴霧乾燥した。
P(MAA−コ−EA)由来の2gのポリマーナノ粒子を実施例1に概説した手法に従って形成した。2gのポリマー粉末を、500mLのガラスビーカ中の250mLの工業銘柄のメタノール中に、清透な溶液が形成されるまで分散させ、次いで、粗目のろ紙でろ過してすべての未分散の固形分を除去した。8gの工業銘柄のシペルメトリン(Pacific Agrosciences)をろ過した分散体に添加した。得られた溶液は清透であり、磁気攪拌棒を用いて、攪拌機ホットプレート上で1時間500rpmで撹拌した。次いで、この溶液を、入口温度を170℃、アスピレータガス流量をおよそ35m3/h、供給量をおよそ7mL/分、および、空気流を601L/hrに設定したBuchi mini Spray dryer B290で噴霧乾燥した。固体を噴霧乾燥機のコレクタレセプタクルから回収した。約600nmの体積平均DLS粒子サイズが、脱イオン水に250ppm(固形分)で再分散された固体について計測された。DLS粒径は、Malvern Zetasizer ZSを用いて計測した。
P(MAA−コ−EA)由来の1gのポリマーナノ粒子を実施例1に概説した手法に従って形成した。この固体を、250mLのガラスビーカ中の50mLの工業銘柄のメタノール中に、清透な溶液が形成されるまで分散させ、次いで、粗目のろ紙でろ過してすべての未分散の固形分を除去した。1gの工業銘柄のλシハロトリン(Pacific Agrosciences)を、次いでろ過した分散体に添加した。得られた溶液は清透であり、磁気攪拌棒を用いて、攪拌機ホットプレート上で1時間500rpmで撹拌した。次いで、2Lの脱イオン水を3Lガラスビーカに入れ、オーバーヘッドミキサを用いて500rpmで撹拌した。次いで、ナノ粒子およびλシハロトリンを含有するメタノール溶液をぜん動ポンプを用いて約1〜2mL/分の流量で撹拌した水にゆっくりと滴下した。すべてのメタノールを添加した後、得られた乳白色の溶液を次いでさらに20分間混合させた。次いで、この溶液を、ロータリーエバポレータを用いて水/溶剤を除去することにより最初の体積の約半分に濃縮した。次いで、濃縮溶液を凍結乾燥させて、λシハロトリンの固体配合物を得た。この固体は、約200ppm活性処方成分の濃度で水中に再分散可能であった。約300nmの体積平均DLS粒子サイズが、計測した分散体中で400ppmの総固形分で脱イオン水中に再分散させた固体について計測された。DLS粒径は、Malvern Zetasizer ZSを用いて計測した。
P(MAA−コ−EA)由来の1gのポリマーナノ粒子を実施例1に概説した手法に従って形成した。この固体を、250mLのガラスビーカ中の50mLの工業銘柄のメタノール中に、清透な溶液が形成されるまで分散させ、次いで、粗目のろ紙でろ過してすべての未分散の固形分を除去した。次いで、1gの工業銘柄のシペルメトリン(Pacific Agrosciences)をろ過した分散体に添加した。得られた溶液は清透であり、磁気攪拌棒を用いて、攪拌機ホットプレート上で1時間500rpmで撹拌した。次いで、2Lの脱イオン水を3Lガラスビーカに入れ、オーバーヘッドミキサを用いて500rpmで撹拌した。次いで、ナノ粒子およびシペルメトリンを含有するメタノール溶液をぜん動ポンプを用いて約1〜2mL/分の流量で撹拌した水にゆっくりと滴下した。すべてのメタノールを添加した後、得られた乳白色の溶液を次いでさらに20分間混合させた。次いで、この溶液を、ロータリーエバポレータを用いて水/溶剤を除去することにより最初の体積の約半分に濃縮した。次いで、濃縮溶液を凍結乾燥させて、シペルメトリンの固体配合物を得た。この固体は、約200ppm活性処方成分の濃度で水中に完全に再分散可能であった。約500nmの体積平均DLS粒子サイズが、計測した分散体中で400ppmの総固形分で脱イオン水中に再分散させた固体について計測された。DLS粒径は、Malvern Zetasizer ZSを用いて計測した。
P(MAA−コ−EA)由来の1gのポリマーナノ粒子を実施例1に概説した手法に従って形成した。この固体を、250mLのガラスビーカ中の50mLの工業銘柄のメタノール中に、清透な溶液が形成されるまで分散させ、次いで、粗目のろ紙でろ過してすべての未分散の固形分を除去した。次いで、1gの工業銘柄のビフェントリン(Pacific Agrosciences)をろ過した分散体に添加した。得られた溶液は清透であり、磁気攪拌棒を用いて、攪拌機ホットプレート上で1時間500rpmで撹拌した。次いで、2Lの脱イオン水を3Lガラスビーカに入れ、オーバーヘッドミキサを用いて500rpmで撹拌した。次いで、ナノ粒子およびビフェントリンを含有するメタノール溶液をぜん動ポンプを用いて約1〜2mL/分の流量で撹拌した水にゆっくりと滴下した。すべてのメタノールを添加した後、得られた乳白色の溶液を次いでさらに20分間混合させた。次いで、この溶液を、ロータリーエバポレータを用いて水/溶剤を除去することにより最初の体積の約半分に濃縮した。次いで、濃縮溶液を凍結乾燥させて、ビフェントリンの固体配合物を得た。この固体は、約200ppm活性処方成分の濃度で水中に再分散可能であった。約500nmの体積平均DLS粒子サイズが、計測した分散体中で400ppmの総固形分で脱イオン水中に再分散させた固体について計測された。DLS粒径は、Malvern Zetasizer ZSを用いて計測した。
熱分析(DSC)を、Perkin Elmer Diamond Differential Scanning Calorimeterを用いてN2雰囲気下で行った。6.05mgのλシハロトリンの熱挙動を、5℃/分の昇温速度で25℃〜100℃で、アルミニウムサンプルパンの中で分析した。同様に、実施例7に従って調製した5.3mgの固体配合物の熱挙動を、5℃/分の昇温速度で25℃〜100℃で、アルミニウムパンの中で分析した。両サンプルの熱流(mW/℃)が以下の図1に示されている。51℃に吸熱(溶融)ピークを有する純粋な未配合のλシハロトリンと比して、実施例7に従って調製したλシハロトリンの固体配合物では融点は観察されていない。
実施例11:水に添加した一般的な溶剤における、λ−シハロトリン会合ポリマーのナノ粒子またはナノ粒子の凝集体からのλ−シハロトリンの高固形分液体懸濁液(HSLS)配合物の形成。
P(MAA−コ−EA)由来の1gのポリマーナノ粒子を実施例1に概説した手法に従って形成した。この固体を、250mLのガラスビーカ中の50mLの工業銘柄のメタノール中に、清透な溶液が形成されるまで分散させ、次いで、粗目のろ紙でろ過してすべての未分散の固形分を除去した。次いで、1gの工業銘柄のλシハロトリン(Pacific Agrosciences)をろ過した分散体に添加した。得られた溶液は清透であり、磁気攪拌棒を用いて、攪拌機ホットプレート上で1時間500rpmで撹拌した。次いで、1Lの脱イオン水を3Lガラスビーカに入れ、オーバーヘッドミキサを用いて500rpmで撹拌した。これに、165mgのReax88B分散剤を添加し、33mgのドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを添加した。次いで、ナノ粒子およびλシハロトリンを含有するメタノール溶液をぜん動ポンプを用いて約1〜2mL/分の流量で水にゆっくりと滴下した。すべてのメタノールを添加した後、得られた乳白色の溶液を次いでさらに20分間混合させた。次いで、この溶液を、ロータリーエバポレータを用いて溶剤(水およびメタノールの両方)を除去することにより、約25〜30%の固形分溶液がフラスコに残るまで濃縮した(約7〜8mLの液体が残った)。混合物を20mLガラスバイアルに移した。これに、165mgのグリセロール、3mgのキサンタンガム(水中の0.1重量%溶液から)および1.9mg1,2−ベンズイソチアザリン−3−オン防腐剤(Proxel GXL,Arch Chemicals,Inc.)を添加した。混合物を攪拌棒で十分に混合した。HSLS配合物は55℃で2週間の期間にわたって安定であり、視認可能な結晶または凝結の形成は示さなかった。沈降が生じた場合には、溶液を撹拌して最初の粘度に戻した。
P(MAA−コ−EA)由来の1gのポリマーナノ粒子を実施例1に概説した手法に従って形成した。この固体を、250mLのガラスビーカ中の50mLの工業銘柄のメタノール中に、清透な溶液が形成されるまで分散させ、次いで、粗目のろ紙でろ過してすべての未分散の固形分を除去した。次いで、1gの工業銘柄のシペルメトリン(Pacific Agrosciences)をろ過した分散体に添加した。得られた溶液は清透であり、磁気攪拌棒を用いて、攪拌機ホットプレート上で1時間500rpmで撹拌した。次いで、1Lの脱イオン水を3Lガラスビーカに入れ、オーバーヘッドミキサを用いて500rpmで撹拌した。これに、165mgのReax88B分散剤を添加し、33mgドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを添加した。次いで、ナノ粒子およびシペルメトリンを含有するメタノール溶液をぜん動ポンプを用いて約1〜2mL/分の流量で水にゆっくりと滴下した。すべてのメタノールを添加した後、得られた乳白色の溶液を次いでさらに20分間混合させた。次いで、この溶液を、ロータリーエバポレータを用いて溶剤(水およびメタノールの両方)を除去することにより、約30〜40%の固形分溶液がフラスコに残るまで濃縮した(約7mL液体が残った)。混合物を20mLガラスバイアルに移した。これに、165mgのグリセロール、3mgのキサンタンガム(水中の0.1重量%溶液から)および1.9mg1,2−ベンズイソチアザリン−3−オン防腐剤(Proxel GXL,Arch Chemicals,Inc.)を添加した。混合物を攪拌棒で十分に混合した。HSLS配合物は55℃で2週間の期間にわたって安定であり、視認可能な結晶または凝結の形成は示さなかった。沈降が生じた場合には、溶液を撹拌して最初の粘度に戻した。
P(MAA−コ−EA)由来の1gのポリマーナノ粒子を実施例1に概説した手法に従って形成した。この固体を、250mLのガラスビーカ中の50mLの工業銘柄のメタノール中に、清透な溶液が形成されるまで分散させ、次いで、粗目のろ紙でろ過してすべての未分散の固形分を除去した。1gの工業銘柄のビフェントリン(Pacific Agrosciences)を、次いでろ過した分散体に添加した。得られた溶液は清透であり、磁気攪拌棒を用いて、攪拌機ホットプレート上で1時間500rpmで撹拌した。次いで、1Lの脱イオン水を3Lガラスビーカに入れ、オーバーヘッドミキサを用いて500rpmで撹拌した。これに、165mgのReax88B分散剤および33mgドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを添加した。次いで、ナノ粒子およびビフェントリンを含有するメタノール溶液をぜん動ポンプを用いて約1〜2mL/分の流量で水にゆっくりと滴下した。すべてのメタノールを添加した後、得られた乳白色の溶液を次いでさらに20分間混合させた。次いで、この溶液を、ロータリーエバポレータを用いて溶剤(水およびメタノールの両方)を除去することにより、約30〜40%の固形分溶液がフラスコに残るまで濃縮した(約7mL液体が残った)。混合物を20mLガラスバイアルに移した。これに、165mgのグリセロール、3mgのキサンタンガム(水中の0.1重量%溶液から)および1.9mg1,2−ベンズイソチアザリン−3−オン防腐剤(Proxel GXL,Arch Chemicals,Inc.)を添加した。混合物を攪拌棒で十分に混合した。HSLS配合物は55℃で2週間の期間にわたって安定であり、視認可能な結晶または凝結の形成は示さなかった。沈降が生じた場合には、溶液を撹拌して最初の粘度に戻した。
2gのλシハロトリンの固体配合物を実施例2に概説されている手法に従って調製した。20mLバイアルにおいて、次いで、この固体を:165mgのReax88B分散剤;33mgドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム;165mgのグリセロール、3mgのキサンタンガム(水中の0.1重量%溶液から)および1.9mg1,2−ベンズイソチアザリン−3−オン防腐剤(Proxel GXL,Arch Chemicals,Inc.)を含有する7mLの水に分散させた。この溶液を、攪拌棒で十分に混合した。HSLS配合物は55℃で2週間の期間にわたって安定であり、視認可能な結晶または凝結の形成は示さなかった。沈降が生じた場合には、溶液を撹拌して最初の粘度に戻した。
2gのシペルメトリンの固体配合物を実施例3に概説されている手法に従って調製した。20mLバイアルにおいて、次いで、この固体を、:165mgのReax88B分散剤;33mgドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム;165mgのグリセロール、3mgのキサンタンガム(水中の0.1重量%溶液から)および1.9mg1,2−ベンズイソチアザリン−3−オン防腐剤(Proxel GXL,Arch Chemicals,Inc.)を含有する7mLの水に分散させた。この溶液を、攪拌棒で十分に混合した。HSLS配合物は55℃で2週間の期間にわたって安定であり、視認可能な結晶または凝結の形成は示さなかった。沈降が生じた場合には、溶液を撹拌して最初の粘度に戻した。
3.2gのビフェントリンの固体配合物を実施例5に概説されている手法に従って調製し、20mLテストチューブに移した。6mLの水、0.16mgのGerapon T−77(浸潤剤)および0.16gのGerapon TA/72(分散剤)をチューブに添加し、懸濁液を室温で一晩静置した。次いで、0.64gのプロピレングリコール(不凍剤)、0.64g消泡剤FG−10(脱泡剤、Arch Chemicals,Inc.)、0.4gのProxel BD−20(殺生剤)および3.75mLの水をチューブに添加した結合。次いで、懸濁液をオーバーヘッド攪拌機で200rpmでおよそ3.5時間混合し、次いで、500rpmでおよそ3時間、次いで、2200rpmで合計4時間混合した。
2gのビフェントリンの固体配合物を実施例4に概説されている手法に従って調製した。20mLバイアルにおいて、次いで、この固体を:165mgのReax88B分散剤;33mgドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム;165mgのグリセロール、3mgのキサンタンガム(水中の0.1重量%溶液から)および1.9mg1,2−ベンズイソチアザリン−3−オン防腐剤(Proxel GXL,Arch Chemicals,Inc.)を含有する7mLの水に分散させた。この溶液を、攪拌棒で十分に混合した。HSLS配合物は55℃で2週間の期間にわたって安定であり、視認可能な結晶または凝結の形成は示さなかった。沈降が生じた場合には、溶液を撹拌して最初の粘度に戻した。
20gのλ−シハロトリンの固体配合物を実施例2に概説されている手法に従って調製した。ビーカ中で、17.6gのラクトース、2gのReax88Bおよび400mgのドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを10〜12gの水と一緒に添加した。混合物を十分に撹拌し、わずかに加熱(約60℃)して、すべての固形分を完全に分散させた。一旦固形分が分散したら、得られた溶液を室温に冷却させた。次いで、λシハロトリンの固体配合物を、充填材、分散剤および浸潤剤を含有する冷却した水溶液に直ぐに添加した。得られたスラリーを、混合物が生地様の粘度を有するまでスパチュラで十分に混合した。次いで、生地様混合物を、5mL使い捨ての皮下注射のオリフィスを通して15cmのストリップに押出した。これらのストリップを1時間乾燥させ、次いで、小さい2〜5mm顆粒に切断した。WG配合物は粉塵性が最低限であり、複数回の凍解サイクルに対して安定であり(−5℃〜30℃)、および、200ppm活性成分濃度で300nmの分散粒径を有していた。25℃〜54℃の複数回の温度サイクル後においても、活性処方成分は相分離を生じていなかった。
20gのシペルメトリンの固体配合物を実施例3に概説されている手法に従って調製した。ビーカ中で、17.6gのラクトース、2gのReax88Bおよび400mgのドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを10〜12gの水と一緒に添加した。混合物を十分に撹拌し、わずかに加熱(約60℃)して、すべての固形分を完全に分散させた。一旦固形分が分散したら、得られた溶液を室温に冷却させた。次いで、シペルメトリンの固体配合物を、充填材、分散剤および浸潤剤を含有する冷却した水溶液に直ぐに添加した。得られたスラリーを、混合物が生地様の粘度を有するまでスパチュラで十分に混合した。次いで、生地様混合物を、5mL使い捨ての皮下注射のオリフィスを通して15cmのストリップに押出した。これらのストリップを1時間乾燥させ、次いで、小さい2〜5mm顆粒に切断した。WG配合物は粉塵性が最低限であり、複数回の凍解サイクルに対して安定であり(−5℃〜30℃)、および、200ppm活性成分濃度で300nmの分散粒径を有していた。25℃〜54℃の複数回の温度サイクル後においても、活性処方成分は相分離を生じていなかった。
20gのビフェントリンの固体配合物を実施例4に概説されている手法に従って調製した。ビーカ中で、17.6gのラクトース、2gのReax88Bおよび400mgのドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを10〜12gの水と一緒に添加した。混合物を十分に撹拌し、わずかに加熱(約60℃)して、すべての固形分を完全に分散させた。一旦固形分が分散したら、得られた溶液を室温に冷却させた。次いで、ビフェントリンの固体配合物を、充填材、分散剤および浸潤剤を含有する冷却した水溶液に直ぐに添加した。得られたスラリーを、混合物が生地様の粘度を有するまでスパチュラで十分に混合した。次いで、生地様混合物を、5mL使い捨ての皮下注射のオリフィスを通して15cmのストリップに押出した。これらのストリップを1時間乾燥させ、次いで、小さい2〜5mm顆粒に切断した。WG配合物は粉塵性が最低限であり、複数回の凍解サイクルに対して安定であり(−5℃〜30℃)、および、200ppm活性成分濃度で300nmの分散粒径を有していた。25℃〜54℃の複数回の温度サイクル後においても、活性処方成分は相分離を生じていなかった。
P(MAA−コ−EA)由来の10gのポリマーナノ粒子を実施例1に概説した手法に従って形成した。この固体を、500mLのガラスビーカ中の250mLの工業銘柄のメタノール中に、清透な溶液が形成されるまで分散させ、次いで、粗目のろ紙でろ過してすべての未分散の固形分を除去した。次いで、10gの工業銘柄のλ−シハロトリン(Pacific Agrosciences)をろ過した分散体に添加した。得られた溶液は清透であり、磁気攪拌棒を用いて、攪拌機ホットプレート上で1時間500rpmで撹拌した。次いで、2Lの脱イオン水を3Lガラスビーカに入れ、500rpmでオーバーヘッドミキサを用いて撹拌し、これに、17.6gのラクトース、2gのReax88Bおよび400mgのドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを添加した。次いで、ポリマーナノ粒子およびλ−シハロトリンを含有するメタノール溶液を、ぜん動ポンプを用いて約5〜10mL/分の流量で水にゆっくりと滴下した。すべてのメタノール溶液を添加した後、得られた乳白色の溶液をさらに20分間混合させた。次いで、この溶液を、ロータリーエバポレータを用いて、元の体積の約30〜40%が残されるまで、溶剤(水およびメタノールの両方)を除去することにより濃縮した。濃縮混合物を凍結乾燥させて乾燥粉末を得た。次いで、40gの凍結乾燥した粉末をビーカに入れた。この固体に、約10〜12gの水を、得られた混合物が生地様の粘度を有するまで、一定に混合しながらゆっくりと添加した。次いで、生地様混合物を、5mL使い捨ての皮下注射のオリフィスを通して15cmのストリップに押出した。押出したストリップを1時間乾燥させ、次いで、2〜5mm顆粒に切断した。WG配合物は粉塵性が最低限であり、複数回の凍解サイクルに対して安定であり(−5℃〜30℃)、および、200ppm活性成分濃度で300nmの分散粒径を有していた。25℃〜54℃の複数回の温度サイクル後においても、活性処方成分は相分離を生じていなかった。
P(MAA−コ−EA)由来の10gのポリマーナノ粒子を実施例1に概説した手法に従って形成した。この固体を、500mLのガラスビーカ中の250mLの工業銘柄のメタノール中に、清透な溶液が形成されるまで分散させ、次いで、粗目のろ紙でろ過してすべての未分散の固形分を除去した。次いで、10gの工業銘柄のシペルメトリン(Pacific Agrosciences)をろ過した分散体に添加した。得られた溶液は清透であり、磁気攪拌棒を用いて、攪拌機ホットプレート上で1時間500rpmで撹拌した。次いで、2Lの脱イオン水を3Lガラスビーカに入れ、オーバーヘッドミキサを用いて500rpmで撹拌した。これに、17.6gのラクトース、2gのReax88Bおよび400mgのドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを添加した。次いで、ポリマーナノ粒子およびシペルメトリンを含有するメタノール溶液を、ぜん動ポンプを用いて約5〜10mL/分の流量で水にゆっくりと滴下した。すべてのメタノール溶液を添加した後、得られた乳白色の溶液を次いでさらに20分間混合させた。次いで、この溶液を、ロータリーエバポレータを用いて、元の体積の約30〜40%が残されるまで、溶剤(水およびメタノールの両方)を除去することにより濃縮した。濃縮混合物を凍結乾燥させて乾燥粉末を得た。次いで、40gの凍結乾燥した粉末をビーカに入れた。この固体に、約10〜12gの水を、得られた混合物が生地様の粘度を有するまで、一定に混合しながらゆっくりと添加した。次いで、生地様混合物を、5mL使い捨ての皮下注射のオリフィスを通して15cmのストリップに押出した。押出したストリップを1時間乾燥させ、次いで、2〜5mm顆粒に切断した。WG配合物は粉塵性が最低限であり、複数回の凍解サイクルに対して安定であり(−5℃〜30℃)、および、200ppm活性成分濃度で300nmの分散粒径を有していた。25℃〜54℃の複数回の温度サイクル後においても、活性処方成分は相分離を生じていなかった。
P(MAA−コ−EA)由来の10gのポリマーナノ粒子を実施例1に概説した手法に従って形成した。この固体を、500mLのガラスビーカ中の250mLの工業銘柄のメタノール中に、清透な溶液が形成されるまで分散させ、次いで、粗目のろ紙でろ過してすべての未分散の固形分を除去した。次いで、10gの工業銘柄のビフェントリン(Pacific Agrosciences)をろ過した分散体に添加した。得られた溶液は清透であり、磁気攪拌棒を用いて、攪拌機ホットプレート上で1時間500rpmで撹拌した。次いで、2Lの脱イオン水を3Lガラスビーカに入れ、オーバーヘッドミキサを用いて500rpmで撹拌した。これに、17.6gのラクトース、2gのReax88Bおよび400mgのドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを添加した。次いで、ポリマーナノ粒子およびビフェントリンを含有するメタノール溶液を、ぜん動ポンプを用いて約5〜10mL/分の流量で水にゆっくりと滴下した。すべてのメタノール溶液を添加した後、得られた乳白色の溶液を次いでさらに20分間混合させた。次いで、この溶液を、ロータリーエバポレータを用いて、元の体積の約30〜40%が残されるまで、溶剤(水およびメタノールの両方)を除去することにより濃縮した。濃縮混合物を凍結乾燥させて乾燥粉末を得た。次いで、40gの凍結乾燥した粉末をビーカに入れた。この固体に、約10〜12gの水を、得られた混合物が生地様の粘度を有するまで、一定に混合しながらゆっくりと添加した。次いで、生地様混合物を、5mL使い捨ての皮下注射のオリフィスを通して15cmのストリップに押出した。押出したストリップを1時間乾燥させ、次いで、2〜5mm顆粒に切断した。WG配合物は粉塵性が最低限であり、複数回の凍解サイクルに対して安定であり(−5℃〜30℃)、および、200ppm活性成分濃度で300nmの分散粒径を有していた。25℃〜54℃の複数回の温度サイクル後においても、活性処方成分は相分離を生じていなかった。
P(MAA−コ−EA)由来の5gのポリマーナノ粒子を実施例1に概説した手法に従って形成した。この固体を、500mLのガラスビーカ中の250mLの工業銘柄のメタノール中に、清透な溶液が形成されるまで分散させ、次いで、粗目のろ紙でろ過してすべての未分散の固形分を除去した。次いで、15gの工業銘柄のシペルメトリン(Pacific Agrosciences)をろ過した分散体に添加した。得られた溶液は清透であり、磁気攪拌棒を用いて、攪拌機ホットプレート上で1時間500rpmで撹拌した。次いで、2Lの脱イオン水を3Lガラスビーカに入れ、オーバーヘッドミキサを用いて500rpmで撹拌した。これに、17.6gのラクトース、2gのReax88Bおよび400mgのドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを添加した。次いで、ポリマーナノ粒子およびシペルメトリンを含有するメタノール溶液を、ぜん動ポンプを用いて約5〜10mL/分の流量で水にゆっくりと滴下した。すべてのメタノール溶液を添加した後、得られた乳白色の溶液を次いでさらに20分間混合させた。次いで、この溶液を、ロータリーエバポレータを用いて、元の体積の約30〜40%が残されるまで、溶剤(水およびメタノールの両方)を除去することにより濃縮した。濃縮混合物を凍結乾燥させて乾燥粉末を得た。次いで、40gの凍結乾燥した粉末をビーカに入れた。この固体に、約10〜12gの水を、得られた混合物が生地様の粘度を有するまで、一定に混合しながらゆっくりと添加した。次いで、生地様混合物を、5mL使い捨ての皮下注射のオリフィスを通して15cmのストリップに押出した。押出したストリップを1時間乾燥させ、次いで、2〜5mm顆粒に切断した。WG配合物は粉塵性が最低限であり、複数回の凍解サイクルに対して安定であり(−5℃〜30℃)、および、200ppm活性成分濃度で300nmの分散粒径を有していた。25℃〜54℃の複数回の温度サイクル後においても、活性処方成分は相分離を生じていなかった。
P(MAA−コ−EA)由来の10gのポリマーナノ粒子を実施例1に概説した手法に従って形成した。この固体を、500mLのガラスビーカ中の250mLの工業銘柄のメタノール中に、清透な溶液が形成されるまで分散させ、次いで、粗目のろ紙でろ過してすべての未分散の固形分を除去した。次いで、10gの工業銘柄のシペルメトリン(Pacific Agrosciences)をろ過した分散体に添加した。得られた溶液は清透であり、磁気攪拌棒を用いて、攪拌機ホットプレート上で1時間500rpmで撹拌した。次いで、2Lの脱イオン水を3Lガラスビーカに入れ、オーバーヘッドミキサを用いて500rpmで撹拌した。これに、17.6gのラクトース、2gのReax88Bおよび400mgのドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを添加した。次いで、ポリマーナノ粒子およびシペルメトリンを含有するメタノール溶液を、ぜん動ポンプを用いて約5〜10mL/分の流量で水にゆっくりと滴下した。すべてのメタノール溶液を添加した後、得られた乳白色の溶液を次いでさらに20分間混合させた。次いで、この溶液を、ロータリーエバポレータを用いて、元の体積の約30〜40%が残されるまで、溶剤(水およびメタノールの両方)を除去することにより濃縮した。濃縮混合物を凍結乾燥させて乾燥粉末を得た。次いで、40gの凍結乾燥した粉末をビーカに入れた。別のビーカにおいて、4gの(NH4)2CO3を10mLの脱イオン水と混合した。次いで、この溶液を、一定に混合しながら、得られた混合物が生地様の粘度となるまで、凍結乾燥させた粉末にゆっくりと添加した。次いで、生地様混合物を、5mL使い捨ての皮下注射のオリフィスを通して15cmのストリップに押出した。押出したストリップを10分間乾燥させ、次いで、2〜5mmの顆粒に切断した。切断した顆粒をTeflonパンで約100℃に加熱して、(NH4)2CO3を脱配合させた。顆粒のサイズがおおよそ二倍になったら加熱を停止した。冷却した配合物は粉塵性が最低限であり、複数回の凍解サイクルに対して安定であり(−5℃〜30℃)、および、元の溶液pHが8.0で、200ppm活性成分濃度で300nmの分散粒径を有していた。顆粒は、溶液中に40秒間未満で分散した。25℃〜54℃の複数回の温度サイクルに供された後においても、顆粒において活性処方成分の相分離は生じていなかった。
P(MAA−コ−EA)由来の10gのポリマーナノ粒子を実施例1に概説した手法に従って形成した。この固体を、500mLのガラスビーカ中の250mLの工業銘柄のメタノール中に、清透な溶液が形成されるまで分散させ、次いで、粗目のろ紙でろ過してすべての未分散の固形分を除去した。次いで、10gの工業銘柄のシペルメトリン(Pacific Agrosciences)をろ過した分散体に添加した。得られた溶液は清透であり、磁気攪拌棒を用いて、攪拌機ホットプレート上で1時間500rpmで撹拌した。次いで、2Lの脱イオン水を3Lガラスビーカに入れ、オーバーヘッドミキサを用いて500rpmで撹拌した。これに、17.6gのラクトース、2gのReax88Bおよび400mgのドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを添加した。次いで、ポリマーナノ粒子およびシペルメトリンを含有するメタノール溶液を、ぜん動ポンプを用いて約5〜10mL/分の流量で水にゆっくりと滴下した。すべてのメタノール溶液を添加した後、得られた乳白色の溶液を次いでさらに20分間混合させた。次いで、この溶液を、ロータリーエバポレータを用いて、元の体積の約30〜40%が残されるまで、溶剤(水およびメタノールの両方)を除去することにより濃縮した。濃縮混合物を凍結乾燥させて乾燥粉末を得た。次いで、40gの凍結乾燥した粉末をビーカに入れた。別のビーカにおいて、0.689gの(NH4)HCO3および0.680gの(NH4)2C2O4を10mLの脱イオン水と混合した。次いで、この溶液を一定に混合しながら、得られた混合物が生地様の粘度となるまで、凍結乾燥させた粉末にゆっくりと添加した。次いで、生地様混合物を、5mL使い捨ての皮下注射のオリフィスを通して15cmのストリップに押出した。押出したストリップを10分間乾燥させ、次いで、2〜5mmの顆粒に切断した。切断した顆粒をTeflonパンで約130℃に加熱して、(NH4)2CO3および(NH4)2C2O4を脱配合させた。顆粒のサイズがおおよそ二倍になったら加熱を停止した(約20分間)。冷却した配合物は粉塵性が最低限であり、複数回の凍解サイクルに対して安定であり(−5℃〜30℃)、および、元の溶液pHが5.6で、200ppm活性成分濃度で300nmの分散粒径を有していた。顆粒は、溶液中に30秒間未満で分散した。25℃〜54℃の複数回の温度サイクルに供された後においても、顆粒において活性処方成分の相分離は生じていなかった。
1.70gのλ−シハロトリン会合ポリマーのナノ粒子またはそのナノ粒子の凝集体の固体配合物を実施例2に従って噴霧乾燥を介して調製した(ポリ(MAA−コ−EA)由来のナノ粒子、MAA:EA=90:10)。100mgのGeropon TA−72および100mgのGeropon T−77をバイアルに添加し、一緒に粉砕した。次いで、これらの成分のすべてを、300mgのAerosil 380(ヒュームドシリカ)と一緒にバイアルに添加し、これをシールし、ボルテックスに固定し、およそ20〜30分間振盪した。ボルテックスに供したサンプルをNo.18メッシュ(1mm)の開口を通してフルイにかけ、残存する凝集塊を優しく乳鉢および乳棒で砕いた。WPは、2週間の45℃での保管、および、温度サイクル(−10℃〜45℃)に安定であり、これらの両方のテストの後に水中に再分散性であった。
シペルメトリンの固体配合物を以下の方法により調製した。P(MAA−コ−EA)由来の10gのポリマーナノ粒子を実施例1に概説した手法に従って形成した。この固体を、500mLのガラスビーカ中の250mLの工業銘柄のメタノール中に、清透な溶液が形成されるまで分散させ、次いで、粗目のろ紙でろ過してすべての未分散の固形分を除去した。次いで、10gの工業銘柄のシペルメトリン(Pacific Agrosciences)をろ過した分散体に添加した。得られた溶液は清透であり、磁気攪拌棒を用いて、攪拌機ホットプレート上で1時間500rpmで撹拌した。次いで、2Lの脱イオン水を3Lガラスビーカに入れ、オーバーヘッドミキサを用いて500rpmで撹拌した。これに、17.6gのラクトース、2gのReax88Bおよび400mgのドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを添加した。次いで、ポリマーナノ粒子およびシペルメトリンを含有するメタノール溶液を、ぜん動ポンプを用いて約5〜10mL/分の流量で水にゆっくりと滴下した。すべてのメタノール溶液を添加した後、得られた乳白色の溶液を次いでさらに20分間混合させた。次いで、この溶液を、ロータリーエバポレータを用いて、元の体積の約30〜40%が残されるまで、溶剤(水およびメタノールの両方)を除去することにより濃縮した。濃縮混合物を凍結乾燥させて乾燥粉末を得た。約25mgの粉末を、Monosol製のPVAシート(ビニルアルコール/酢酸ビニルのコポリマー、88%加水分解)を用いて形成した1インチ×1インチポリビニルアルコール(PVA)ポーチ(約125mg)の中に入れた。ポーチを中温に設定したアイロンでシールした。ポーチを、攪拌棒を用いて25mLの水道水中に分散させて、シペルメトリンの配合物の分散体を1分間以内に得た。
質量基準で20%α−シペルメトリンを含有するHSLS配合物を、以下の手法に従って調製した。80mLステンレス鋼粉砕ジャー(EQ−MJ−3−80SS,MTI Corporation,Richmond CA,USA)に、100gのステンレス鋼ボール(2mm直径)、5.4gの工業銘柄のα−シペルメトリンおよび1.3gのポリ(MAA−コ−EA)由来のポリマーナノ粒子[質量基準でMAA:EA=75:25、実施例1に従って調製]を添加した。ジャーをシールし、卓上高速振動ボールミル(MSK−SFM−3,MTI Corporation,Richmond CA,USA)で5分間粉砕し、次いで、氷浴中で5分間冷却した。次いで、0.750gのMorwet D−425(浸潤剤、ナフタレンスルホン酸縮合物のナトリウム塩)、0.250gのRhodasurf BC720(分散剤、エトキシル化トリデシルアルコール)、0.250gのAerosil(登録商標)380(ヒュームドシリカ)、1.565gのプロピレングリコール(凍結防止剤)、0.250gのTrans10−A(Trans−Chemo,Inc.、消泡剤、10%シリコーン消泡剤;水性;Ag−グレード)、0.0658gのProxel BD−20(殺生剤、Industrial Microbiostat、19.3%活性殺生剤処方成分、Arch Chemicals Inc.)および14.47mLのRO水(逆浸透による脱イオン化)をジャーに添加した。ジャーをシールし、5分間粉砕し、次いで、氷浴中で5分間冷却した。3回目の粉砕の前に、ジャーを開けて、0.500gのキサンタンガム溶液(Kelzan(登録商標)M,CP Kelco U.S.,Inc.から調製した5%水性キサンタンガム)および0.250gのTrans10−A(Trans−Chemo,Inc.、消泡剤、10%シリコーン消泡剤;水性;Ag−グレード)を添加した。ジャーを再度シールし、次いで、さらに5分間粉砕した。粉砕した後、ジャーを氷浴中で5分間冷却し、次いで、周囲温度とさせた。
質量基準で約25%ビフェントリンを含有するHSLS配合物を、以下の手法に従って調製した。以下のものを80mLステンレス鋼粉砕ジャー(EQ−MJ−3−80SS,MTI Corporation,Richmond CA,USA)に仕込んだ:100gのステンレス鋼ボール(2mm直径)、6.4gの工業銘柄のビフェントリン、1.27gのポリ(MAA−コ−EA)由来のポリマーナノ粒子[質量基準でMAA:EA=75:25、実施例1に従って調製]、1.0gのMorwet D−425(浸潤剤、ナフタレンスルホン酸縮合物のナトリウム塩)、0.25gのRhodasurf BC720(分散剤、エトキシル化トリデシルアルコール)、0.250gのAerosil 380(ヒュームドシリカ)、1.439gのプロピレングリコール(凍結防止剤)、0.250gのTrans10−A(Trans−Chemo,Inc.、消泡剤、10%シリコーン消泡剤;水性;Ag−グレード)、0.0658gのProxel BD−20(殺生剤、Industrial Microbiostat、19.3%活性殺生剤処方成分、Arch Chemicals Inc.)、0.25gのキサンタンガム溶液(Kelzan(登録商標)M、CP Kelco U.S.,Inc.から調製した5%水性キサンタンガム)および13.35mLのRO(逆浸透精製)水。次いで、ジャーをシールし、卓上高速振動ボールミル(MSK−SFM−3,MTI Corporation,Richmond CA,USA)で5分間粉砕した。次いで、ジャーを氷浴中で5分間冷却し、さらに5分間粉砕し、次いで、氷浴中でさらに5分間冷却した。3回目の粉砕の前に、ジャーを開けて、0.25gのキサンタンガム溶液(上記のとおり調製した5%水性キサンタンガム)および0.250gのTrans10−A(上記の消泡剤)を添加した。次いで、ジャーを再度シールし、さらに5分間粉砕した。粉砕した後、ジャーを氷浴中で5分間冷却し、次いで、周囲温度とさせた。1週間の期間にわたって、水性相および懸濁相の分離は観察されなかった。
質量基準で約20%ビフェントリンを含有するHSLS配合物を、以下の手法に従って調製した。80mLステンレス鋼粉砕ジャー(EQ−MJ−3−80SS,MTI Corporation,Richmond CA,USA)に、44gのステンレス鋼ボール(1/2インチ〜1/4インチ直径)、6.26gの工業銘柄のビフェントリン、1.2gのポリ(MAA−コ−EA)由来のポリマーナノ粒子[質量基準でMAA:EA=90:10、実施例1に従って調製]、0.9gのGeropon T−77、1.5gのGeropon TA/72、0.150gのAerosil 380(ヒュームドシリカ)、2.03gのプロピレングリコール(凍結防止剤)、3.00gのTrans10−A(Trans−Chemo,Inc.、消泡剤、10%シリコーン消泡剤;水性;Ag−グレード)、0.0789gのProxel BD−20(殺生剤、Industrial Microbiostat、19.3%活性殺生剤処方成分、Arch Chemicals Inc.)、1.2gのキサンタンガム溶液(Kelzan(登録商標)M、CP Kelco U.S.,Inc.から調製した5%水性キサンタンガム)および13.68gのRO(逆浸透精製)水を添加した。次いで、ジャーをシールし、卓上高速振動ボールミル(MSK−SFM−3,MTI Corporation,Richmond CA,USA)で6分間粉砕し、氷浴でおよそ10分間冷却した。記載されている粉砕および冷却サイクルをさらに3回、合計で4サイクル実施した。単離したHSLSは50cpsの粘度、および、CIPAC D水中の200ppm活性成分濃度で約500nmのDLS粒径を有していた。HSLSは安定であり、温度サイクル(−10℃〜45℃)に供された後においても分離または凝結を示さなかった。
質量基準で約20%ビフェントリンを含有するHSLS配合物を、以下の手法に従って調製した。80mLステンレス鋼粉砕ジャー(EQ−MJ−3−80SS,MTI Corporation,Richmond CA,USA)に、44gのステンレス鋼ボール(1/2インチ〜1/4インチ直径)、6.26gの工業銘柄のビフェントリン、1.2gのポリ(MAA−コ−EA)由来のポリマーナノ粒子[質量基準でMAA:EA=75:25、実施例1に従って調製]、0.9gのGeropon T−77、1.5gのGeropon TA/72、0.150gのAerosil 380(ヒュームドシリカ)、2.03gのプロピレングリコール(凍結防止剤)、3.00gのTrans10−A(Trans−Chemo,Inc.、消泡剤、10%シリコーン消泡剤;水性;Ag−グレード)、0.0789gのProxel BD−20(殺生剤、Industrial Microbiostat、19.3%活性殺生剤処方成分、Arch Chemicals Inc.)、0.66gのキサンタンガム溶液(Kelzan(登録商標)M、CP Kelco U.S.,Inc.から調製した5%水性キサンタンガム)および14.277gのRO(逆浸透精製)水を添加した。次いで、ジャーをシールし、卓上高速振動ボールミル(MSK−SFM−3,MTI Corporation,Richmond CA,USA)で6分間粉砕し、次いで、氷浴でおよそ10分間冷却した。記載されている粉砕/冷却サイクルをさらに3回実施した(合計で4サイクル)。単離したHSLSは50cpsの粘度、および、CIPAC D水中の200ppm活性成分濃度で約500nmのDLS粒径を有していた。HSLSは安定であり、温度サイクル(−10℃〜45℃)に供された後においても分離または凝結を示さなかった。
質量基準で18%ビフェントリンを含有するHSLS配合物を以下の手法に従って調製した。氷水浴中に浸漬した100mLガラスビーカに、8.35gの工業銘柄のビフェントリン、2.41gのポリ(MAA−コ−S)由来のポリマーナノ粒子(質量基準でMAA:S=75:25、実施例1に従って調製した)、0.44gのGeropon T77(浸潤剤)、2.2gのGeropon TA/72(分散剤)、2.95gのプロピレングリコール(凍結防止剤)、0.18gのTrans10−A(Trans−Chemo,Inc.、消泡剤、10%シリコーン消泡剤;水性;Ag−グレード)、0.12gのProxel BD−20(殺生剤、Industrial Microbiostat、19.3%活性殺生剤処方成分、Arch Chemicals Inc.)、および27.98gのRO(逆浸透精製)水を添加した。混合物を3時間撹拌(氷水浴中)した。攪拌した後、混合物を、54gのステンレス鋼ボール(1/2インチ〜1/4インチ直径)と一緒にステンレス鋼粉砕ジャー(EQ−MJ−3−80SS,MTI Corporation,Richmond CA,USA)に入れた。次いで、ジャーをシールし、氷浴で10分間冷却し、次いで、卓上高速振動ボールミル(MSK−SFM−3,MTI Corporation,Richmond CA,USA)で6分間粉砕した。粉砕した後、ジャーを氷浴中で5分間冷却し、さらに6分間粉砕した。3回目の冷却/粉砕サイクルを繰り返した。最終(3回目の)粉砕ステップの後、ジャーを氷浴中で5分間冷却し、次いで、周囲温度とさせた。単離したHSLSは50cpsの粘度、および、CIPAC D水中の200ppm活性処方成分濃度で約380nmのDLS粒径を有していた。HSLSは安定であり、温度サイクル(−10℃〜45℃)に供された後においても、および、54℃および45℃での2週間の保管後においても分離または凝結を示さなかった。
質量基準で約21%ビフェントリンを含有するHSLS配合物を以下の手法に従って調製した。氷水浴中に浸漬した100mLガラスビーカに、6.5gの工業銘柄のビフェントリン;2.21gのポリ(MAA−コ−BUMA)由来のポリマーナノ粒子(質量基準でMAA:BUMA=75:25、実施例1に従って調製した)、0.9gのGeropon T77(浸潤剤);0.9gのGeropon TA/72(分散剤)、2.01gのプロピレングリコール(凍結防止剤、10%溶液)、0.12gのTrans10−A(Trans−Chemo,Inc.、消泡剤、10%シリコーン消泡剤;水性;Ag−グレード)、0.078gのProxel BD−20(殺生剤、Industrial Microbiostat、19.3%活性殺生剤処方成分、Arch Chemicals Inc.)、0.6mL(約0.6g)のキサンタンガム溶液(Kelzan(登録商標)M、CP Kelco U.S.,Inc.から調製した5%水性キサンタンガム)および15.74gのRO(逆浸透精製)水を添加した。混合物を3時間撹拌(氷水浴中)した。攪拌した後、混合物を、54gのステンレス鋼ボール(1/2インチ〜1/4インチ直径)と一緒にステンレス鋼粉砕ジャー(EQ−MJ−3−80SS,MTI Corporation,Richmond CA,USA)に入れた。次いで、ジャーをシールし、氷浴で10分間冷却し、次いで、卓上高速振動ボールミル(MSK−SFM−3,MTI Corporation,Richmond CA,USA)で6分間粉砕した。粉砕した後、ジャーを氷浴中で5分間冷却し、さらに6分間粉砕した。3回目の冷却/粉砕サイクルを繰り返した。最終(3回目の)粉砕ステップの後、ジャーを氷浴中で5分間冷却し、次いで、周囲温度とさせた。単離したHSLSは50cpsの粘度、および、CIPAC D水中の200ppm活性処方成分濃度で約380nmのDLS粒径を有していた。HSLSは安定であり、温度サイクル(−10℃〜45℃)に供された後においても、および、54℃および45℃での2週間の保管後においても分離または凝結を示さなかった。
質量基準で約25%α−シペルメトリンを含有するHSLS配合物を、以下の手法に従って調製した。80mLステンレス鋼粉砕ジャー(EQ−MJ−3−80SS,MTI Corporation,Richmond CA,USA)に、100gのステンレス鋼ボール(2mm直径)、6.72gの工業銘柄のα−シペルメトリン、1.27gのポリ(MAA−コ−EA)由来のポリマーナノ粒子[質量基準でMAA:EA=75:25、実施例1に従って調製]、1.0gのMorwet D−425(浸潤剤、ナフタレンスルホン酸縮合物のナトリウム塩)、0.25gのRhodasurf BC720(分散剤、エトキシル化トリデシルアルコール)、0.250gのAerosil(登録商標)380(ヒュームドシリカ)、1.44gのプロピレングリコール(凍結防止剤)、0.250gのTrans10−A(Trans−Chemo,Inc.、消泡剤、10%シリコーン消泡剤;水性;Ag−グレード)、0.0658gのProxel BD−20(殺生剤、Industrial Microbiostat、19.3%活性殺生剤処方成分、Arch Chemicals Inc.)、および13.01mLのRO水を添加した。次いで、ジャーをシールし、卓上高速振動ボールミル(MSK−SFM−3,MTI Corporation,Richmond CA,USA)で5分間粉砕した。次いで、ジャーを氷浴中で5分間冷却し、さらに5分間粉砕し、次いで、氷浴中でさらに5分間冷却した。3回目の粉砕の前に、ジャーを開けて、0.500gのキサンタンガム(Kelzan(登録商標)M,CP Kelco U.S.,Inc.から調製した5%水性キサンタンガム)および0.250gのTrans10−Aを添加した。次いで、ジャーを再度シールし、さらに5分間粉砕した。粉砕した後、ジャーを氷浴中で5分間冷却し、次いで、周囲温度とさせた。単離したHSLSは51cpsの粘度、および、CIPAC D水中の200ppm活性成分濃度で約719nmのDLS Z−平均粒径を有している。HSLSは安定であり、温度サイクル(−10℃〜45℃)に供された後においても分離または凝結を示さなかった。室温で1週間の期間にわたって、水性相および懸濁相の分離は観察されなかった。
質量基準で約20%α−シペルメトリンを含有するHSLS配合物を、以下の手法に従って調製した。80mLのステンレス鋼製粉砕ジャー(EQ−MJ−3−80SS,MTI Corporation,Richmond CA,USA)に、ステンレス鋼ボール(2mm)を充填した。7.993gの工業銘柄のα−シペルメトリンおよび2.036gのポリ(MAA−コ−S)由来のポリマーナノ粒子[質量基準でMAA:S=75:25、実施例1に従って調製]をジャーに加えた。ジャーをシールし、卓上高速振動ボールミル(MSK−SFM−3,MTI Corporation,Richmond CA,USA)で20分間粉砕し、次いで、氷浴で10分間冷却した。ジャーを開け、1.00gのMorwet D−425(界面活性剤/浸潤剤、ナフタレンスルホン酸縮合物のナトリウム塩)、1.0gのProxel BD−20(殺生剤、Industrial Microbiostat、19.3%活性殺生剤処方成分、Arch Chemicals Inc.)、0.80gのTrans10−A(Trans−Chemo,Inc.、消泡剤、10%シリコーン消泡剤;水性;Ag−グレード)、0.406gのAerosil 380(ヒュームドシリカ)、2.398gのプロピレングリコール(不凍剤)および20.00gのRO(逆浸透精製)水を添加した。ジャーをシールし、ローラ上で1時間回転(粉砕ではなく)させた。回転させた後にジャーを開け、0.4004gのRhodasurf BC420(浸潤剤)を添加した。ジャーをシールし、ローラ上で1時間回転させ、10分間粉砕し、次いで、氷浴中で10分間冷却した。次いで、4.0gのキサンタンガム溶液(Kelzan(登録商標)M、CP Kelco U.S.,Inc.から調製した1%水性キサンタンガム)を粉砕ジャーに加えて、ローラ上でジャーを1時間回転させることにより混合物に取込んで、最終的な濃縮物を得た。CIPAC D中に200ppmα−シペルメトリンで分散した配合物のDLS Z−平均粒径は864nmであった。
質量基準で20%α−シペルメトリンを含有するHSLS配合物を、以下の手法に従って調製した。80mLのステンレス鋼製粉砕ジャー(EQ−MJ−3−80SS,MTI Corporation,Richmond CA,USA)にステンレス鋼ボール(2mm)を充填した。8.00gの工業銘柄のα−シペルメトリンおよび2.01gのポリ(MAA−コ−BUMA)由来のポリマーナノ粒子[質量基準でMAA:BUMA=75:25、実施例1に従って調製]をジャーに加えた。ジャーをシールし、卓上高速振動ボールミル(MSK−SFM−3,MTI Corporation,Richmond CA,USA)で20分間粉砕し、次いで、氷浴で5分間冷却した。ジャーを開け、1.00gのMorwet D−425(界面活性剤/浸潤剤、ナフタレンスルホン酸縮合物のナトリウム塩)、1.0Proxel BD−20(殺生剤、Industrial Microbiostat、19.3%活性殺生剤処方成分、Arch Chemicals Inc.)、0.796gのTrans10−A(Trans−Chemo,Inc.、消泡剤、10%シリコーン消泡剤;水性;Ag−グレード)、0.406gのAerosil 380(ヒュームドシリカ)、2.40gのプロピレングリコール(不凍剤)および20.00gのRO(逆浸透精製)水を添加した。ジャーをシールし、ローラ上で1時間回転(粉砕ではなく)させた。回転させた後にジャーを開け、0.4004gのRhodasurf BC420(浸潤剤)を添加した。ジャーをシールし、ローラ上で1時間回転させ、10分間粉砕し、次いで、氷浴中で10分間冷却した。次いで、4.0gのキサンタンガム溶液(Kelzan(登録商標)M、CP Kelco U.S.,Inc.から調製した1%水性キサンタンガム)を粉砕ジャーに加えて、ローラ上でジャーを1時間回転させることにより混合物に取込んで、最終的な濃縮物を得た。CIPAC D中に200ppmα−シペルメトリンで分散した配合物のDLS Z−平均粒径は656nmであった。
実施例38:実施例7に従って調製したλシハロトリンの配合物の経口毒性バイオアッセイ。
実施例7に従って調製したλシハロトリンの配合物の毒性を市販されているλシハロトリン乳化物濃縮物(EC)配合物(MATADOR 120EC)と比較した。簡潔には、有機栽培したキャベツ植物の葉から4cmの葉片を切り取り、実施例7に従って調製した様々な濃度で配合物を含有する溶液を接種した。接種溶液を、先ず、既知の量の配合物を(活性処方成分の0.5〜1000ppm溶液を形成するため)必要な量の半分の水の中に分散させることにより調製した。一旦配合物が完全に分散したら、溶液を、1%ノニオン性界面活性剤(NIS)溶液(Tween 20,Sigma)で最終的な体積に希釈した。接種溶液中の最終的なNIS濃度は0.5重量%であった。各葉片を接種溶液中におよそ20秒間浸漬し、Pall 45mm×9mmのフタがしっかりとしまるペトリ皿に入れた。0.1mlの蒸留水で湿らせた40mmの円形のろ紙を植物組織の保存を助けるために各反復試験の底に敷いた。10匹のイラクサキンウワバ(2齢)を各ディッシュに入れたが、2つのディッシュが1回の反復試験に相当する。反復試験をリサーチ実験室に置いた。環境条件は平均で69F〜75Fであり、1日12時間を明るくした。死亡したイラクサキンウワバについて、外寄生から48時間後に評価を行った(%死亡率として報告)。以下の表4に、イラクサキンウワバに対するλシハロトリンの配合物の効果がまとめられている。実施例7に従って調製したλシハロトリンの配合物は、分散剤、浸潤剤、充填材等などの配合剤がいずれも添加されていないにも関わらず、λシハロトリンの使用量(100〜200ppm)で市販の配合物に匹敵する性能を示したが、使用量が少ない(<1ppm)場合には性能は低かった。
本開示に従って調製したビフェントリン配合物の効力を、48時間ルーパー死亡率アッセイにおいて市販の配合物と比較した。各配合物を、0.1、0.5または1ppm活性処方成分の濃度で、0.5重量%NIS(Induce)において示された濃度に調製した。アッセイを実施例38に概説されている手法に従って行い、結果が以下の表6に記載されている。示されているとおり、本開示のビフェントリン配合物は、市販の配合物に匹敵するか、または、市販の配合物と比して高い性能を示した。
λシハロトリン会合ポリマーのナノ粒子またはそのナノ粒子の凝集体のWG配合物の残存活性を市販の配合物(KARATE WITH ZEON)に対して比較した。圃場試験区を、土壌を4〜6インチの深さに耕耘することにより用意した。地元の苗畑から購入した高さ4インチのレタスプラグを30インチ間隔で完全乱塊法で配置された試験区に移植した。反復試験当たり2つの植物からなる3つの反復試験(各反復試験はブロックの異なる領域に位置されている)に、実施例21に記載のλシハロトリン会合ポリマーのナノ粒子のWG配合物またはそのナノ粒子の凝集体を接種した。接種溶液を調製するために、先ず、既知の量のWG(18gのλシハロトリン/ヘクタールが得られるよう計量した)を、少なくとも4分間混合することにより必要な量の半分の水に完全に分散させ、次いで、1%ノニオン性界面活性剤(NIS)溶液(Induce,Helena Chemical Company)で最終的に所望される濃度に希釈した。溶液中のNISの最終的な濃度は0.5%であった。各反復試験の各々を、直ぐに、抗ウイルス昆虫スクリーンで覆われた30インチの高さ、12インチの直径のワイヤトマトケージの中に入れた。接種溶液を、15GPA噴霧体積で3−ノズルサラウンドブームを用いることにより適用した。WG配合物を含有する噴霧が農業従事者に接触してしまった場合においても、配合物は、如何なる皮膚刺激作用の徴候も示すことなく容易に洗い流すことが可能であった。すべての植物を接種前の7日間の間気候順応させた。同様に、3つの反復試験において、WGについて用いたものと同一の活性処方成分濃度およびNISを用いて市販のλシハロトリン配合物を接種した。3つの反復試験を接種を行わず、対照として用いた。
λシハロトリン会合ポリマーのナノ粒子またはそのナノ粒子の凝集体のWG配合物の葉上昇易動活性を市販の配合物(Karate w/Zeon)に対して比較した。圃場試験区を、土壌を4〜6インチの深さに耕耘することにより用意した。地元の苗畑から購入した高さ4インチのレタスプラグを30インチ間隔で完全乱塊法で配置された試験区に移植した。反復試験当たり2つの植物からなる3つの反復試験(各反復試験はブロックの異なる領域に位置されている)に、実施例21に記載のλシハロトリン会合ポリマーのナノ粒子のWG配合物またはそのナノ粒子の凝集体を接種した。接種の最中、各植物の成長点を、高さ4cm×直径3.5cmのプラスチックカップで噴霧から保護した。接種溶液を調製するために、先ず、既知の量のWG(18gのλシハロトリン/ヘクタールが得られるよう計量した)を、少なくとも4分間混合することにより必要な量の半分の水に完全に分散させ、次いで、1%ノニオン性界面活性剤(NIS)溶液(Induce,Helena Chemical Company)で最終的に所望される濃度に希釈した。溶液中のNISの最終的な濃度は0.5%であった。各反復試験の各々を、直ぐに、抗ウイルス昆虫スクリーンで覆われた30インチの高さ、12インチの直径のワイヤトマトケージの中に入れた。接種溶液を、15GPA噴霧体積で3−ノズルサラウンドブームを用いることにより適用した。WG配合物を含有する噴霧が農業従事者に接触してしまった場合においても、配合物は、如何なる皮膚刺激作用の徴候も示すことなく容易に洗い流すことが可能であった。すべての植物を接種前の6日間の間気候順応させた。同様に、3つの反復試験において、WGについて用いたものと同一の活性処方成分濃度およびNISを用いて市販のλシハロトリン配合物を接種した。3つの反復試験を接種を行わず、対照として用いた。
λシハロトリン会合ポリマーのナノ粒子またはそのナノ粒子の凝集体のWG配合物の安定性をUV−遮断剤を含有する市販の配合物(MATADOR 120 EC)と比較した。λシハロトリンのWG配合物は実施例21に従って調製した。顆粒を水に分散させてλシハロトリンが2mg/mLである溶液を生成した。同様に、市販の配合物を水で希釈してλシハロトリンが2mg/mLである溶液を得た。界面活性剤および工業銘柄のλシハロトリンを含有する溶液もまた同一の活性処方成分濃度(2mg/mL)で調製した。次いで、各溶液の薄膜を顕微鏡スライド上にキャストし、これを、ソーラーシミュレータ(Fade Test UVシミュレータ、モデル16S−300−003;Solar Light Co,Glenside,PA USA)に、異なる時間(5分間〜240分間)露出させた。光分解されていないλシハロトリンの量を、露出後に薄膜から活性成分を抽出し、次いで、薄層クロマトグラフィ(TLC)を用いて光分解の程度を判定することによりアッセイを行った。
λ−シハロトリンおよびベンゾフェノンのHSLS配合物をλ−シハロトリンおよび固体配合物ベンゾフェノン(実施例2に概説されている噴霧乾燥手法に従って調製した)の2種の固体配合物から調製した。先ず、固体「1:1固体」を、3gの工業銘柄のλ−シハロトリンおよび3gポリマーナノ粒子(ポリ(MAA−コ−EA)由来、MAA:EA=90:10、実施例1に従って調製した)と200mL MeOHとを混合し、続いて噴霧乾燥することにより調製した。第2の固体「1:2固体」を、1.5gの工業銘柄のλ−シハロトリンおよび3gのポリマーナノ粒子(1:1固体と同じ粒子)と200mL MeOHとを混合し、続いて噴霧乾燥することにより調製した。同様に、ベンゾフェノンの固体配合物である「ベンゾフェノン−ポリマーナノ粒子固体」を、160mgのベンゾフェノンおよび1gのポリマーナノ粒子(上記の1:1固体と同じ粒子)と200mL MeOHとを混合し、噴霧乾燥することにより調製した。HSLS配合物を:1.2gの「1:1固体」;1.8gの「1:2固体」、100mgのGeropon T−77(浸潤剤)、200mgのGeropon TA172(分散剤)、500mgのプロピレングリコール(凍結防止剤)、400mg Dow Corning FG−10(消泡剤)、250mgのProxel BD−20(殺生剤、Industrial Microbiostat、19.3%活性殺生剤処方成分、Arch Chemicals Inc.)、42mgベンゾフェノン−ポリマーナノ粒子固体および5.41gのRO(逆浸透精製)水を、音叉攪拌機と共に20mLシンチレーションバイアルに添加することにより調製した。混合物を1500rpmで一晩撹拌した。HSLSはサイクル(−10℃〜45℃)下で安定であり、CIPAC D水中の200ppm活性成分濃度で1000nmのDLS粒径をもたらした。
λ−シハロトリンおよびベンゾフェノンのWP配合物をλ−シハロトリンの固体配合物およびベンゾフェノンの固体配合物(実施例2に概説されている噴霧乾燥手法に従って調製した)から調製した。λ−シハロトリンの固体配合物を、5gの工業銘柄のλ−シハロトリンおよび10gのポリマーナノ粒子(ポリ(MAA−コ−EA)由来、MAA:EA=90:10、実施例1に従って調製した)と200mL MeOHとを混合し、続いて噴霧乾燥することにより調製した。同様に、ベンゾフェノンの固体配合物である「ベンゾフェノン−ポリマーナノ粒子固体」を、160mgのベンゾフェノンおよび1gのポリマーナノ粒子(上記のλ−シハロトリン固体のものと同じ粒子)と200mL MeOHとを混合し、噴霧乾燥することにより調製した。WPを形成するために、乳鉢および乳棒を用いて以下を一緒に混合した:7.5g1:2固体;1.9gのポリマーナノ粒子(ポリ(MAA−コ−EA)由来、MAA:EA=90:10、実施例1に従って調製した)、0.0225gベンゾフェノン−ポリマーナノ粒子固体;0.1gナトリウムドデシルベンジルスルホネート;0.5gのReax88B。得られた固体混合物は、サイクル(−10℃〜45℃)下で安定であり、CIPAC D水中の200ppm活性成分濃度で1000nmのDLS粒径をもたらした。
本開示のλシハロトリン配合物のHSLSおよびWP配合物のUV安定性(それぞれ、実施例43および実施例44に従って調製した)を市販の生成物Matador(登録商標)およびWarrior(登録商標)と比較した。
鱗翅目に対する実施例24に従って調製したシペルメトリンのWG配合物の効果を市販のシペルメトリン配合物(AMMO)と比較した。有機栽培したキャベツ植物の葉から4cmの葉片を切り取り、様々な濃度でWG配合物を含有する溶液を接種した。接種溶液を、先ず、既知の量のWG配合物を(活性処方成分の0.5および0.1ppm溶液を形成するため)必要な量の半分の水の中に分散させることにより調製した。一旦WG配合物が完全に分散したら、溶液を、1%ノニオン性界面活性剤(NIS)溶液(Induce,Helena Chemical Company)で最終的な体積に希釈した。接種溶液中の最終的なNIS濃度は0.5重量%であった。各葉片を接種溶液中におよそ20秒間浸漬し、Pall 45mm×9mmのフタがしっかりとしまるペトリ皿に入れた。0.1mlの蒸留水で湿らせた40mmの円形のろ紙を植物組織の保存を助けるために各反復試験の底に敷いた。10匹のイラクサキンウワバ(2齢)を各ディッシュに入れたが、2つのディッシュが1回の反復試験に相当する。反復試験をリサーチ実験室に置いた。環境条件は平均で69F〜75Fであり、1日12時間を明るくした。死亡したイラクサキンウワバについて、外寄生から48時間後に評価を行った(%死亡率として報告)。圃場において、WG配合物の効力をキャベツ植物でテストしたところ、同様の結果がもたらされた。
鱗翅目に対する実施例22に従って調製したシペルメトリンのWG配合物の効果を市販のシペルメトリン配合物(AMMO)と比較した。有機栽培したキャベツ植物の葉から4cmの葉片を切り取り、様々な濃度でWG配合物を含有する溶液を接種した。接種溶液を、先ず、既知の量のWG配合物を(活性処方成分の1、0.5および0.1ppm溶液を形成するため)必要な量の半分の水の中に分散させることにより調製した。一旦WG配合物が完全に分散したら、溶液を、1%ノニオン性界面活性剤(NIS)溶液(Induce,Helena Chemical Company)で最終的な体積に希釈した。接種溶液中の最終的なNIS濃度は0.5重量%であった。各葉片を接種溶液中におよそ20秒間浸漬し、Pall 45mm×9mmのフタがしっかりとしまるペトリ皿に入れた。0.1mlの蒸留水で湿らせた40mmの円形のろ紙を植物組織の保存を助けるために各反復試験の底に敷いた。10匹のイラクサキンウワバ(2齢)を各ディッシュに入れたが、2つのディッシュが1回の反復試験に相当する。反復試験をリサーチ実験室に置いた。環境条件は平均で69F〜75Fであり、1日12時間を明るくした。死亡したイラクサキンウワバについて、外寄生から48時間後に評価を行った(%死亡率として報告)。
実施例21に従って調製したλシハロトリンのWG配合物の根吸収を市販の配合物(KARATE WITH ZEON)と比較した。キャベツ植物は地元の苗畑から入手し、シルトローム土壌を詰めた4−インチの容器に移植した。1つの植物が1つの反復試験に相当する。反復試験植物を、ワイヤ−メッシュの高くしたベンチ上の、完全乱塊法で配置されたリサーチ温室のゾーン3に置いた。リサーチ温室を、Procom,Micro Grow Greenhouse System温度制御システムにより監視した。試験日の最中、環境条件は平均で高温87F〜低温72Fであった。平均湿度レベルは、40%〜75%の範囲であった。反復試験は、試験の期間中自然照明を受けていた。水は接種前1週間監視し;植物には毎日50mlの水を与えた。接種の前に、各植物に20mlの水を与えて土壌を湿らせた。
実施例4に従って調製したビフェントリンのWG配合物の雨性を市販のビフェントリン配合物(TALSTAR)と比較した。有機栽培したキャベツ植物の葉から4cmの葉片を切り取り、様々な濃度でWG配合物を含有する溶液を接種した。接種溶液を、先ず、既知の量のWG配合物を(活性処方成分の1、0.5および0.1ppm溶液を形成するため)必要な量の半分の水の中に分散させることにより調製した。一旦WG配合物が完全に分散したら、溶液を、1%ノニオン性界面活性剤(NIS)溶液(Induce,Helena Chemical Company)で最終的な体積に希釈した。接種溶液中の最終的なNIS濃度は0.5重量%であった。各葉片を接種溶液におよそ5秒間浸漬し、2時間かけて空気乾燥させた(非降雨)。耐雨性のテストのために、接種した葉のいくつかを、次いで、脱イオン水に5秒間浸漬し、さらに2時間かけて空気乾燥させた(降雨)。次いで、接種した葉の各々(降雨および非降雨)をPall 45mm×9mmのフタがしっかりとしまるペトリ皿に入れた。0.1mlの蒸留水で湿らせた40mmの円形のろ紙を植物組織の保存を助けるために各反復試験の底に敷いた。4匹のイラクサキンウワバ(2齢)を各ディッシュに入れたが、2つのディッシュが1回の反復試験に相当する。反復試験をリサーチ実験室に置いた。環境条件は平均で69F〜75Fであり、1日12時間を明るくした。死亡したイラクサキンウワバについて、外寄生から48時間後に評価を行った(%死亡率として報告)。
実施例4に従って調製したビフェントリンの固体配合物140mgを、140mLの水道水に分散させた。これに、50mLの高塩濃縮肥料((組成(11.7lb/galで10−34−0肥料(sp.gr.1.403g/L))を添加した。混合直後に乳白色の溶液が形成され、3時間の間にはフロックの沈降は観察されなかった。市販されているWPビフェントリン配合物(Brigade)を同様に処理し、同一の高塩濃縮肥料組成物と混合した。乳白色の溶液が形成され、10分間以内にフロックの沈降が観察された。高塩条件下での本開示のビフェントリンのHSLS配合物の安定性もまたテストした。高塩濃縮肥料を含むHSLSから調製した分散体の混合では、上記のとおり、3時間の間にはフロックの沈降は観察されなかった。
ポリ(メタクリル酸(MAA)−コ−エチルアクリレート(EA))(MAA:EA=90:10)由来の300mgのポリマーナノ粒子を実施例1に概説した手法に従って形成した。この固体を、50mLのガラスビーカ中の15mLの工業銘柄のメタノール中に、清透な溶液が形成されるまで分散させ、次いで、粗目のろ紙でろ過してすべての未分散の固形分を除去した。次いで、300mgの工業銘柄のλ−シハロトリンをろ過した分散体に添加した。得られた溶液は清透であり、磁気攪拌棒を用いて、攪拌機ホットプレート上で1時間500rpmで撹拌した。次いで、1LのPBS緩衝剤(Invitrogen,1×、pH7.4で以下を含有する:137mM NaCl;2.7mM KCl;10mM Na2HPO−4;2mM KH2PO4)を2Lガラスビーカに入れ、オーバーヘッドミキサを用いて500rpmで撹拌した。次いで、ナノ粒子およびλシハロトリンを含有するメタノール溶液を、撹拌した緩衝剤にぜん動ポンプを用いて約1〜2mL/分の流量でゆっくりと供給した。添加プロセスの全体を通して供給チューブは緩衝剤の中に沈めた。すべてのメタノールを添加した後、得られた乳白色の溶液を次いでさらに20分間混合させた。次いで、この溶液を、ロータリーエバポレータを用いて水/溶剤を除去することにより最初の体積の約半分に濃縮した。次いで、濃縮溶液を凍結乾燥させて、λシハロトリンの固体配合物を得た。この固体は、約200ppm活性処方成分の濃度で水中に再分散可能であった。約300nmの体積平均DLS粒子サイズが、計測した分散体中で400ppmの総固形分で脱イオン水中に再分散させた固体について計測された。
実施例2に従って調製したλシハロトリン配合物の親和性/分散性を、CIPAC(Collaborative International Pesticides Analytical Council)標準水G(8000ppm硬度、pH7.0〜7.0、Mg2+のみ)中でテストした。CIPAC標準水Gは、CIPAC handbook F、第59ページのMT18に従って調製した。200ppmλシハロトリン溶液を調製するために、8〜10mgの実施例2に従って調製した固体配合物を20mLシンチレーションバイアルに入れた。これに、20mLのCIPAC標準水Gを添加した。液体を添加した後、固体配合物を数分間かけて湿らせ、次いで、バイアルを覆い、20回はじいて配合物を完全に分散させた。混合直後に乳白色の溶液が形成され、3時間の間にはフロックの沈降は観察されなかった。
ビフェントリンのHSLSを、1gのMorwet D−425(浸潤剤、ナフタレンスルホン酸縮合物のナトリウム塩)を添加する代わりに、1gのReax88B(浸潤剤、リグノスルホン酸ナトリウム)を用いたこと以外は実施例30に概説されている手法に従って調製した。粉砕した後、上記のとおり、HSLSのはっきりとした分離が観察された。変更した成分は浸潤剤のみであり、両方の成分が同様の官能基(スルホン酸塩)を有しているため、HSLSの分離は予想外であった。
以下の実験を実施して、活性処方成分会合ポリマーのナノ粒子またはナノ粒子の凝集体を生成するために活性処方成分と会合されている、予め形成されたポリマーナノ粒子を活性処方成分の抽出後に回収することが可能であることを実証した。以下の実施例の目的のために、DLS結果は、計測サイズとこれに続く(括弧内の%体積)として報告されている。DLS粒径は、Malvern Zetasizer ZSを用いて計測した。
実施例5(固体粉末)および実施例16(HSLS配合物)に従って調製したビフェントリンの配合物の毒性を市販されているビフェントリン乳化物濃縮物(EC)配合物と比較する。簡潔には、先ず、接種溶液を、既知の量の配合物(0.1、1、10、50、100、200、300および500ppmで活性処方成分の最終接種溶液を形成するため)を必要な体積の半分の水(体積基準で20%のBilly Bee蜂蜜を含む)に分散することにより調製する。一旦配合物を完全に分散させたら、溶液を、ノニオン性界面活性剤(NIS)溶液(Tween 20,Sigma)を含有する水溶液で最終的な体積に希釈する。接種溶液中の最終的なNIS濃度は体積基準で0.5%であり、蜂蜜の最終的な濃度は体積基準で10%である。
実施例5(固体粉末)および実施例16(HSLS配合物)に従って調製したビフェントリンの配合物の毒性を市販されているビフェントリン乳化物濃縮物(EC)配合物と比較する。簡潔には、接種溶液は、先ず、既知の量の配合物(0.1、1、10、50、100、200、300および500ppmで活性処方成分の最終接種溶液を形成するため)を必要な体積の半分の水に分散させることにより調製される。一旦配合物を完全に分散させたら、接種溶液を、ノニオン性界面活性剤(NIS)溶液(Tween 20,Sigma)を含有する水溶液で最終的な体積に希釈する。接種溶液中の最終的なNIS濃度は体積基準で0.5%である。
以下の静的土壌結合実験を行って、本開示に従って調製した配合物の土壌易動性特徴を市販されている配合物のものと比較して調べた。土壌易動性は土壌結合性および吸着に関連しており、ならびに、土壌に対する活性処方成分の結合性または吸着を低減または妨げる配合物は、活性成分に対して高い土壌易動性特性を与えることが可能であることに留意すべきである。
Claims (163)
- 約1nm〜約500nmの平均直径を有するピレスロイド化合物会合ポリマーを含むナノ粒子であって;前記ポリマーが高分子電解質であるナノ粒子;および
分散剤または湿潤剤
を含む配合物。 - 前記ナノ粒子が約1nm〜約100nmの直径を有する、請求項1に記載の配合物。
- 前記ナノ粒子が約1nm〜約20nmの直径を有する、請求項1に記載の配合物。
- 複数のナノ粒子を含み、前記ナノ粒子は凝集体であり、前記凝集体は約10nm〜約5000nmの直径を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の配合物。
- 複数のナノ粒子を含み、前記ナノ粒子は凝集体であり、前記凝集体は約100nm〜約2500nmの直径を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の配合物。
- 複数のナノ粒子を含み、前記ナノ粒子は凝集体であり、前記凝集体は約100nm〜約1000nmの直径を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の配合物。
- 複数のナノ粒子を含み、前記ナノ粒子は凝集体であり、前記凝集体は約100nm〜約300nmの直径を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記ナノ粒子中のピレスロイド化合物対ポリマーの比が約10:1〜約1:10である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記ナノ粒子中のピレスロイド化合物対ポリマーの比が約5:1〜約1:5である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記ナノ粒子中のピレスロイド化合物対ポリマーの比が約2:1〜約1:2である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記ナノ粒子中のピレスロイド化合物対ポリマーの比が約1:1である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記ナノ粒子中のピレスロイド化合物対ポリマーの比が約5:1である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記ナノ粒子中のピレスロイド化合物対ポリマーの比が約4:1である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記ピレスロイド化合物がシハロトリンである、請求項1〜11のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記ピレスロイド化合物がλ−シハロトリンである、請求項14に記載の配合物。
- 前記ピレスロイド化合物がシペルメトリンである、請求項1〜11のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記ピレスロイド化合物がビフェントリンである、請求項1〜11のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記ポリマーが、ポリ(メタクリル酸コ−エチルアクリレート);ポリ(メタクリル酸−コ−スチレン);ポリ(メタクリル酸−コ−ブチルメタクリレート);ポリ[アクリル酸−コ−ポリ(エチレングリコール)メチルエーテルメタクリレート];ポリ(n−ブチルメタクリルケート−コ−メタクリル酸)からなる群から選択される、請求項1〜17のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記ポリマーがホモポリマーである、請求項1〜18のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記ポリマーがコポリマーである、請求項1〜18のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記ポリマーがランダムコポリマーである、請求項19に記載の配合物。
- 前記分散剤および/または湿潤剤が、リグノスルホネート、有機シリコーン、メチル化またはエチル化種子油、エトキシレート、スルホン酸塩、硫酸塩およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1〜21のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記分散剤および/または湿潤剤がリグノスルホン酸ナトリウムである、請求項22に記載の配合物。
- 前記分散剤および/または湿潤剤がスルホン酸ナトリウムである、請求項1〜22のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記分散剤および/または湿潤剤がドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムである、請求項24に記載の配合物。
- 前記湿潤剤および前記分散剤が同一の化合物である、請求項1〜25のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記湿潤剤および前記分散剤が異なる化合物である、請求項1〜25のいずれか一項に記載の配合物。
- いずれかの湿潤剤が含まれない、請求項1〜25のいずれか一項に記載の配合物。
- いずれかの分散剤が含まれない、請求項1〜25のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記湿潤剤が前記配合物の約30重量%未満である、請求項1〜27または29のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記湿潤剤が前記配合物の約5重量%未満である、請求項30に記載の配合物。
- 前記分散剤が前記配合物の約30重量%未満である、請求項1〜28のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記分散剤が前記配合物の約5重量%未満である、請求項32に記載の配合物。
- 前記配合物が高固形分液体懸濁液の形態である、請求項1〜33のいずれか一項に記載の配合物。
- 約0.05重量%〜約5重量%の増粘剤をさらに含む、請求項34に記載の配合物。
- 前記増粘剤が前記配合物の約1重量%未満である、請求項34に記載の配合物。
- 前記増粘剤が前記配合物の約0.5重量%未満である、請求項34に記載の配合物。
- 前記増粘剤が前記配合物の約0.1重量%未満である、請求項34に記載の配合物。
- 前記増粘剤が、グアーガム;ローカストビーンガム;キサンタンガム;カラゲーナン;アルギン酸塩;メチルセルロース;カルボキシメチルセルロースナトリウム;ヒドロキシエチルセルロース;改質デンプン;多糖および他の変性多糖;ポリビニルアルコール;グリセロールアルキド、ヒュームドシリカ、ならびに、これらの組み合わせからなる群から選択される、請求項34に記載の配合物。
- 約0.01重量%〜約0.2重量%の防腐剤をさらに含む、請求項1〜39のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記防腐剤が前記配合物の約0.1重量%未満である、請求項40に記載の配合物。
- 前記防腐剤が前記配合物の約0.05重量%未満である、請求項40に記載の配合物。
- 前記防腐剤が、トコフェロール、アスコルビン酸パルミテート、没食子酸プロピル、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、プロピオン酸およびそのナトリウム塩;ソルビン酸およびそのナトリウムもしくはカリウム塩;安息香酸およびそのナトリウム塩;p−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム塩;メチルp−ヒドロキシ安息香酸塩;1,2−ベンズイソチアザリン−3−オン、ならびに、これらの組み合わせからなる群から選択される、請求項40に記載の配合物。
- 約0.05重量%〜約10重量%の凍結防止剤をさらに含む、請求項1〜43のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記凍結防止剤が前記配合物の約5重量%未満である、請求項44に記載の配合物。
- 前記凍結防止剤が前記配合物の約1重量%未満である、請求項44に記載の配合物。
- 前記凍結防止剤が、エチレングリコール;プロピレングリコール;尿素およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項44に記載の配合物。
- 水をさらに含む、請求項1〜47のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記水が前記配合物の約50重量%未満である、請求項48に記載の配合物。
- 前記水が前記配合物の約25重量%未満である、請求項48に記載の配合物。
- 前記水が前記配合物の約10重量%未満である、請求項48に記載の配合物。
- ピレスロイド化合物会合ポリマーの前記ナノ粒子が前記配合物の約80重量%未満を構成する、請求項1〜51のいずれか一項に記載の配合物。
- ピレスロイド化合物会合ポリマーの前記ナノ粒子が前記配合物の約20重量%〜約80重量%を構成する、請求項1〜52のいずれか一項に記載の配合物。
- ピレスロイド化合物会合ポリマーの前記ナノ粒子が前記配合物の約20重量%〜約60重量%を構成する、請求項1〜53のいずれか一項に記載の配合物。
- ピレスロイド化合物会合ポリマーの前記ナノ粒子が前記配合物の約20重量%〜約50重量%を構成する、請求項1〜54のいずれか一項に記載の配合物。
- ピレスロイド化合物会合ポリマーの前記ナノ粒子が前記配合物の約25重量%〜約50重量%を構成する、請求項1〜55のいずれか一項に記載の配合物。
- ピレスロイド化合物会合ポリマーの前記ナノ粒子が前記配合物の約30重量%〜約40重量%を構成する、請求項1〜56のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記ピレスロイド化合物会合ポリマーが前記配合物の約5重量%〜約40重量%である、請求項1〜57のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記ピレスロイド化合物会合ポリマーが前記配合物の約5重量%〜約25重量%である、請求項1〜58のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記ピレスロイド化合物会合ポリマーが前記配合物の約10重量%〜約25重量%である、請求項1〜59のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記ピレスロイド化合物会合ポリマーが前記配合物の約15重量%〜約25重量%である、請求項1〜60のいずれか一項に記載の配合物。
- 約1nm〜約500nmの平均直径を有するピレスロイド化合物会合ポリマーを含むナノ粒子であって、前記ポリマーが高分子電解質であるナノ粒子、
分散剤または湿潤剤
増粘剤
防腐剤
凍結防止剤;および
水
を含む配合物。 - 約1nm〜約500nmの平均直径を有するピレスロイド化合物会合ポリマーを含むナノ粒子であって、前記ポリマーが高分子電解質であるナノ粒子、
約1重量%〜約30重量%の分散剤または湿潤剤
約0.05重量%〜約5重量%の増粘剤
約0.01重量%〜約0.2重量%の防腐剤
約0.05重量%〜約10重量%の凍結防止剤;および
水
を含む配合物。 - ピレスロイド会合ポリマーの前記ナノ粒子が前記配合物の約20重量%〜約80重量%を構成する、請求項62または63に記載の配合物。
- 前記ピレスロイド化合物会合ポリマーが前記配合物の約5重量%〜約25重量%である、請求項62または63に記載の配合物。
- 前記配合物が湿潤性顆粒の形態である、請求項1〜33のいずれか一項に記載の配合物。
- 不活性充填材をさらに含む、請求項1〜33のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記不活性充填材が前記配合物の約90重量%未満を構成する、請求項66に記載の配合物。
- 前記不活性充填材が前記配合物の約40重量%未満を構成する、請求項66に記載の配合物。
- 前記不活性充填材が前記配合物の約5重量%未満を構成する、請求項66に記載の配合物。
- 前記不活性充填材が、サッカライド、セルロース、デンプン、炭水化物、植物油、タンパク質不活性充填材、ポリマーおよびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項66に記載の配合物。
- 水をさらに含む、請求項66に記載の配合物。
- 前記水が前記配合物の約50重量%未満である、請求項72に記載の配合物。
- 前記水が前記配合物の約25重量%未満である、請求項72に記載の配合物。
- 前記水が前記配合物の約10重量%未満である、請求項72に記載の配合物。
- 約1重量%〜約20重量%の崩壊剤をさらに含む、請求項66に記載の配合物。
- 前記崩壊剤が、ポリビニルピロリドン、変性セルロースガム、アルファ化デンプン、コーンスターチ、改質コーンデンプン、カルボキシメチルデンプンナトリウム、微結晶性セルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルメロース、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム、クロスカルメロースナトリウム、カルメロースカルシウム、カルボキシメチルデンプンナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、大豆多糖、アルキルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース、アルギン酸塩、デキストランおよびポリ(アルキレンオキシド)、クエン酸または重炭酸塩の組み合わせ、アスコルビン酸および重炭酸塩の組み合わせ、ラクトース、無水第二リン酸カルシウム、第二リン酸カルシウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ハイドロタルサイト、無水ケイ酸、合成ケイ酸アルミニウム、ならびに、これらの組み合わせからなる群から選択される、請求項76に記載の配合物。
- 前記ピレスロイド化合物会合ポリマーが100℃未満の融点を有する、請求項1〜77のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記ピレスロイド化合物会合ポリマーが80℃未満の融点を有する、請求項78に記載の配合物。
- 前記ピレスロイド化合物会合ポリマーが、以下のビフェントリン、γ−シハロトリン、λ−シハロトリン、シペルメトリン、ζ−シペルメトリン、β−シペルメトリン、エスフェンバレレート、フェンバレレート、ペルメトリン、レスメスリン、アクリナトリンおよびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項78に記載の配合物。
- UV−遮断剤を伴わない、請求項1〜80のいずれか一項に記載の配合物。
- 増粘剤を伴わない、請求項1〜34または40〜81のいずれか一項に記載の配合物。
- 約1重量%〜約20重量%のノニオン性界面活性剤をさらに含む、請求項1〜82のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記ノニオン性界面活性剤が前記配合物の約1重量%未満である、請求項83に記載の配合物。
- 前記ノニオン性界面活性剤が前記配合物の約0.5重量%未満である、請求項83に記載の配合物。
- 前記ノニオン性界面活性剤が、アルキルフェノールエトキシレート、脂肪族アルコールエトキシレート、脂肪族アルキルアミンエトキシレート、ソルビタンエステルおよびこれらのエトキシレート、ヒマシ油エトキシレート、エチレンオキシド/プロピレンオキシドコポリマー、高分子界面活性剤、ならびに、これらの組み合わせからなる群から選択される、請求項83に記載の配合物。
- 約0.1重量%〜約90重量%の溶剤をさらに含む、請求項1〜86のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記溶剤が前記配合物の約20重量%未満である、請求項87に記載の配合物。
- 前記溶剤が前記配合物の約10重量%未満である、請求項87に記載の配合物。
- 前記溶剤が、アルコール、アルケン、アルカン、アルキン、フェノール、炭化水素、塩素化炭化水素、ケトン、エーテルおよびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項87に記載の配合物。
- 約0.05重量%〜約5重量%の消泡剤をさらに含む、請求項1〜90のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記消泡剤が前記配合物の約1重量%未満である、請求項91に記載の配合物。
- 前記消泡剤が、リン酸ナトリウムまたはアンモニウム、炭酸または重炭酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、硫酸マグネシウムまたは亜鉛、水酸化マグネシウム、既述のいずれかのものの水和物、アルキルスルホコハク酸ナトリウム、ケイ質化合物、マグネシウム化合物、C10〜C22脂肪酸、多価金属塩化合物およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項91に記載の配合物。
- 約0.05重量%〜約3重量%の凝結防止剤をさらに含む、請求項1〜93のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記凝結防止剤が前記配合物の約1重量%未満である、請求項94に記載の配合物。
- 前記凝結防止剤が、アタパルジャイトクレイ、キースラガー、シリカエアロゲル、シリカキセロゲル、パーライト、タルク、バーミキュライト、アルミノケイ酸ナトリウム、オキシ塩化ジルコニウム、デンプン、フタル酸ナトリウムまたはカリウム、ケイ酸カルシウム、リン酸カルシウム、窒化カルシウム、窒化アルミニウム、酸化銅、炭酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、窒化マグネシウム、燐酸マグネシウム、酸化マグネシウム、硝酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化マグネシウム、ならびに、前記C10〜C22脂肪酸のマグネシウムおよびアルミニウム塩、精製カオリンクレイ、アモルファス沈降二酸化シリカ、精製クレイ、ヒュームドシリカ、ならびに、これらの組み合わせからなる群から選択される、請求項94に記載の配合物。
- 前記ピレスロイド化合物会合ポリマーの濃度が約0.1〜約1000ppmであるよう希釈された、請求項1〜96のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記ピレスロイド化合物会合ポリマーの濃度が約10〜約1000ppmであるよう希釈された、請求項1〜97のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記ピレスロイド化合物会合ポリマーの濃度が約10〜約500ppmであるよう希釈された、請求項1〜98のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記ピレスロイド化合物会合ポリマーの濃度が約10〜約100ppmであるよう希釈された、請求項1〜99のいずれか一項に記載の配合物。
- 水性分散体である、請求項1〜100のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記分散体中の前記ピレスロイドの濃度が前記ピレスロイドの水中における溶解限度未満である、請求項101に記載の配合物。
- 前記ピレスロイドが前記分散体において前記ポリマーと会合している、請求項102に記載の配合物。
- 前記分散体の形成に用いられる前記水が、約0〜約8000ppmカルシウム+2当量のイオン強度を有する、請求項101に記載の配合物。
- 前記分散体の形成に用いられる前記水が、約100〜約2000ppmカルシウム+2当量のイオン強度を有する、請求項101に記載の配合物。
- 前記分散体の形成に用いられる前記水が、約100〜約400ppmカルシウム+2当量のイオン強度を有する、請求項101に記載の配合物。
- 前記分散体の形成に用いられる前記水が、約50〜約400ppmカルシウム+2当量のイオン強度を有する、請求項101に記載の配合物。
- 前記分散体の形成に用いられる前記水が、約1000〜約4000ppmカルシウム+2当量のイオン強度を有する、請求項101に記載の配合物。
- 前記水性分散体が除草剤をさらに含有する、請求項101〜108のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記除草剤がグリホサートである、請求項109に記載の配合物。
- 肥料をさらに含む、請求項1〜110のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記肥料が液体肥料である、請求項111に記載の配合物。
- 前記肥料が、以下の:ホウ素、銅、マンガン、鉄、塩素、モリブデン、亜鉛 硫黄、窒素、リンおよびカリウムからなる群から選択される要素の少なくとも1つを含む、請求項111または112に記載の配合物。
- 約1重量%〜約20重量%のノニオン性界面活性剤をさらに含む、請求項97〜100のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記ノニオン性界面活性剤が前記配合物の約1重量%未満である、請求項114に記載の配合物。
- 前記ノニオン性界面活性剤が前記配合物の約0.5重量%未満である、請求項114に記載の配合物。
- 前記ノニオン性界面活性剤が、アルキルフェノールエトキシレート、脂肪族アルコールエトキシレート、脂肪族アルキルアミンエトキシレート、ソルビタンエステルおよびこれらのエトキシレート、ヒマシ油エトキシレート、エチレンオキシド/プロピレンオキシドコポリマー、高分子界面活性剤、ならびに、これらの組み合わせからなる群から選択される、請求項114に記載の配合物。
- 前記配合物が、適用7日後に示される死亡率の低下が、適用日と比して約10%未満である、請求項1〜117のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記配合物が、適用14日後に示される死亡率の低下が、適用日と比して約25%未満である、請求項1〜118のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記死亡率の低下が、適用後7日〜14日の間に15%未満である、請求項1〜119のいずれか一項に記載の配合物。
- 前記配合物を植物に適用するステップを含む、請求項1〜120のいずれか一項に記載の配合物の使用方法。
- 前記配合物が前記植物の根群域に適用される、請求項121に記載の方法。
- 前記配合物が植物の一部分に適用され、前記ピレスロイドが前記植物の未適用部分に移行する、請求項121に記載の方法。
- 前記植物の前記未適用部分が前記適用後における植物の新たな成長部を含む、請求項123に記載の方法。
- 有害生物に対してピレスロイドを植物に接種する方法であって、請求項1〜120のいずれか一項に記載の配合物を前記植物の根に適用することによる方法。
- 植物の有害生物耐性を高める方法であって、請求項1〜120のいずれか一項に記載の配合物を前記植物の根に適用することによる方法。
- 土壌感染性有害生物を標的とする、請求項121〜126のいずれか一項に記載の方法。
- 前記植物が、マメ科、アブラナ科、バラ科、ナス科、ヒルガオ科、イネ科、ヒユ科、シソ科およびセリ科から選択される、請求項121〜127のいずれか一項に記載の方法。
- 前記植物が、油作物、穀類、牧草、芝生、観賞用植物、果実、マメ科の野菜、鱗茎野菜、アブラナ属の作物、タバコ、ダイズ、綿、スイートコーン、飼料用トウモロコシ、ジャガイモおよび温室作物から選択される、請求項128に記載の方法。
- 有害生物を標的とする請求項121〜129のいずれか一項に記載の方法であって、前記有害生物が、鱗翅目、双翅目、ノミ目、マダニ科、ゴキブリ類、等翅目、膜翅目、半翅目、甲虫類、総翅目およびこれらの組み合わせから選択される方法。
- 前記有害生物が、植物組織を穿孔または咀嚼して、植物汁液を摂取することにより摂食する、請求項121〜129のいずれか一項に記載の方法。
- 前記有害生物が昆虫である、請求項130に記載の方法。
- 前記有害生物が前記半翅目の構成員である、請求項130に記載の方法。
- 前記有害生物がダニ亜綱の構成員である、請求項121〜129のいずれか一項に記載の方法。
- 前記有害生物がケダニ亜目の構成員である、請求項134に記載の方法。
- 前記有害生物がダニである、請求項134に記載の方法。
- 請求項1〜120のいずれか一項に記載の配合物を高木、潅木または低木に適用するステップ
を含む、請求項1〜120のいずれか一項に記載の配合物の使用方法。 - 有害生物を標的とする請求項121に記載の方法であって、前記配合物が、約4〜約37グラムのビフェントリン/ヘクタールの濃度でダイズ植物に適用され、前記有害生物が、アルファルファキャタピラ(Alfalfa Caterpillar)、アブラムシ、フタテンヨコバイ、ビーンリーフビートル(Bean leaf beetle)、シロイチモジヨトウ、クローバーワーム(Cloverworm)、オオタバコガ(Corn Earworm)、コーンルートワーム(Corn Rootworm)(成体)、ウリハムシ、ヨトウムシ、アワノメイガ、ツマジロクサヨトウ、ノミハムシ、バッタ、モンシロチョウ、マメコガネ(成体)、リーフホッパー(Leafhopper)、葉もぐり虫、ルーパー、インゲンテントウ(成体)、アカアシチビコフキゾウムシ、インゲンマメゾウムシ、カスミカメムシ、ソルトマーシュキャタピラ(Saltmarsh Caterpillar)、サップビートル(Sap Beetle)、サウザンアーミーワーム(Southern armyworm)、カメムシ、ミドリヘリカメムシ、アザミウマ、ニセアメリカタバコガ、ウェブワーム(Webworm)、ウェスターンビーンカットワーム(Western Bean Cutworm)、コナジラミおよびイエローストライプドアーミーワーム(Yellowstriped armyworm)からなる群から選択される方法。
- 有害生物を標的とする請求項121に記載の方法であって、前記配合物が、約9〜約90グラムのビフェントリン/ヘクタールの濃度でダイズ植物に適用され、前記有害生物が、メクラカメムシ種、コナジラミおよびナミハダニからなる群から選択される方法。
- 有害生物を標的とする請求項121に記載の方法であって、前記配合物が、約4〜約37グラムのビフェントリン/ヘクタールの濃度でコーン植物に適用され、前記有害生物が、アブラムシ、アーミーカットワーム(Army Cutworm)、シロイチモジヨトウ、クビアカクビボソハムシ、ナガカメムシ、コモンストークボーラー(Common Stalk Borer)、オオタバコガ(Corn Earworm)、コーンルートワーム(Corn Rootworm)(成体)、ウリハムシ(成体)、ヨトウムシ種、アワノメイガ、ツマジロクサヨトウ、ノミハムシ、バッタ、ムギミドリアブラムシ、マメコガネ(成体)、サップビートル(Sap Beetle)、サウザンアーミーワーム(Southern armyworm)、サウザンコーンリーフビートル(Southern corn leaf beetle)、サウスウェスターンコーンボーラー(Southwestern Corn Borer)、カメムシ、ミドリヘリカメムシ、トゥルーアーミーワーム(True Armyworm)またはアーミーワーム(Armyworm)種、ウェブワーム(Webworm)、ウェスターンビーンカットワーム(Western Bean Cutworm)およびイエローストライプドアーミーワーム(Yellowstriped armyworm)からなる群から選択される方法。
- 有害生物を標的とする請求項121に記載の方法であって、前記配合物が、約2〜約17グラムのλ−シハロトリン/ヘクタールの濃度でダイズ植物に適用され、前記有害生物が、ビーンリーフビートル(Bean leaf beetle)、イラクサキンウワバ、オオタバコガ(Corn Earworm)、ヨトウムシの一種、グリーンクローバーワーム(Green Cloverworm)、インゲンテントウ、メキシカンコーンルートワームビートル(Mexican Corn Rootworm Beetle)(成体)、ノーザンコーンルートワームビートル(Northern Corn Rootworm Beetle)(成体)、ヒメアカタテハ(アザミ)の幼虫、ジャガイモヒゲヨコバイ、ソルトマーシュキャタピラ(Saltmarsh Caterpillar)、サザンコーンルートワームビートル(Southern Corn Rootworm Beetle)(成体)、ダイズアブラムシ、スリーコーナードアルファルファホッパー(Three−cornered Alfalfa Hopper)、アザミウマ、ベルベットビーンキャタピラー(Velvetbean caterpillar)、ウェスタンコーンルートワームビートル(Western Corn Rootworm Beetle)(成体)およびウーリーベアキャタピラ(Woollybear Caterpillar)からなる群から選択される方法。
- 有害生物を標的とする請求項121に記載の方法であって、前記配合物が、約3〜約29グラムのλ−シハロトリン/ヘクタールの濃度でダイズ植物に適用され、前記有害生物が、アーミーワーム(Armyworm)、ツチハンミョウ科の一種(Blister Beetle spp.)、アワノメイガ、ツマジロクサヨトウ、バッタ種、マメコガネ(成体)、カスミカメムシ種、ホソバセセリ、カメムシ種、ニセアメリカタバコガおよびウェブワーム(Webworm)種からなる群から選択される方法。
- 有害生物を標的とする請求項121に記載の方法であって、前記配合物が、約2〜約17グラムのλ−シハロトリン/ヘクタールの濃度でコーン植物に適用され、前記有害生物が、オオタバコガ(Corn Earworm)、ヨトウムシ種、グリーンクローバーワーム(Green Cloverworm)、ホソアワフキおよびウェスターンビーンカットワーム(Western Bean Cutworm)からなる群から選択される方法。
- 有害生物を標的とする請求項121に記載の方法であって、前記配合物が、約2〜約23グラムのλ−シハロトリン/ヘクタールの濃度でコーン植物に適用され、前記有害生物が、アーミーワーム(Armyworm)、ビーンリーフビートル(Bean leaf beetle)、ムギクビレアブラムシ、クビアカクビボソハムシ、トウモロコシアブラムシ、ムギヒゲナガアブラムシ、アワノメイガ、ノミハムシ種およびバッタ種からなる群から選択される方法。
- 有害生物を標的とする請求項121に記載の方法であって、前記配合物が、約1〜約8グラムのシフルトリン/ヘクタールの濃度でコーン植物に適用され、前記有害生物が、ヨトウムシ、タマナヤガ、グラニュレートカットワーム(Granulate Cutworm)、サンドヒルカットワーム(Sand Hill Cutworm);および、ノミハムシからなる群から選択される方法。
- 有害生物を標的とする請求項121に記載の方法であって、前記配合物が、約1〜約15グラムのシフルトリン/ヘクタールの濃度でコーンまたはコーン植物に適用され、前記有害生物が、アーミーワーム(Armyworm)、ビーンリーフビートル(Bean leaf beetle)、クビアカクビボソハムシ、ナガカメムシ、コメツキムシ(Click beetle)、オオタバコガ(Corn Earworm)、ハムシモドキ、アワノメイガ、グレープコラスピス(Grape colaspis)、マメコガネ、コフキコガネ、リーフホッパー(Leafhopper)、スジコガネモドキ(Masked chafer)、サウザンアーミーワーム(Southern armyworm)、サウザンコーンリーフビートル(Southern corn leaf beetle)、サウスウェスターンコーンボーラー(Southwestern Corn Borer)、ストークボーラー(Stalk Borer)、カメムシ、ウェブワーム(Webworm)、ウェスターンビーンカットワーム(Western bean cutworm)およびイエローストライプドアーミーワーム(Yellowstriped armyworm)からなる群から選択される方法。
- 有害生物を標的とする請求項121に記載の方法であって、前記配合物が、約1〜約8グラムのシフルトリン/ヘクタールの濃度でダイズ植物に適用され、前記有害生物が、ビーンリーフビートル(Bean leaf beetle)、ヨトウムシ、ジャガイモヒゲヨコバイ、アザミウマおよびグリーンクローバーワーム(Green cloverworm)からなる群から選択される方法。
- 有害生物を標的とする請求項121に記載の方法であって、前記配合物が、約1〜約15グラムのシフルトリン/ヘクタールの濃度でダイズ植物に適用され、前記有害生物が、アーミーワーム(Armyworm)、ビーンリーフビートル(Bean leaf beetle)、ヒメキバネサルハムシ(Bean leaf webber)、シロイチモジヨトウ、ツチハンミョウ(Blister beetle)、イラクサキンウワバ、コメツキムシ(Click beetle)、オオタバコガ(Corn Earworm)、ハムシモドキ、ウリハムシ、アワノメイガ、ツマジロクサヨトウ、グレープコラスピス(Grape colaspis)、マメコガネ、コフキコガネ、リグスバグ(Lygus bug)、スジコガネモドキ(Masked chafer)、インゲンテントウ、ソルトマーシュキャタピラ(Saltmarsh caterpillar)、ホソバセセリ、サウザンアーミーワーム(Southern armyworm)、カメムシ、ミドリヘリカメムシ、スリーコーナードアルファルファホッパー(Three−cornered Alfalfa Hopper)、ニセアメリカタバコガ、ベルベットビーンキャタピラー(Velvetbean caterpillar)、ウェブワーム(Webworm)、ウーリーベアキャタピラ(Woollybear caterpillar)およびイエローストライプドアーミーワーム(Yellowstriped armyworm)からなる群から選択される方法。
- ピレスロイド化合物会合ポリマーのナノ粒子を、
分散剤および/または湿潤剤;ならびに
水
と共に粉砕するステップ
を含む高固形分液体懸濁配合物を形成する方法。 - 高分子電解質ナノ粒子を、
ピレスロイド化合物、
分散剤および/または湿潤剤;ならびに
水
と共に粉砕するステップ
を含む高固形分液体懸濁配合物を形成する方法。 - 乾燥したピレスロイド化合物会合ポリマーのナノ粒子を水と混合するステップ、
オリフィスを通して前記混合物を押出すステップ;および
前記押出した材料を顆粒に分けるステップ
を含む湿潤性顆粒配合物を形成する方法。 - 前記ピレスロイド化合物が100℃未満の融点を有する、請求項149〜151のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ピレスロイド化合物が80℃未満の融点を有する、請求項149〜151のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ピレスロイド化合物会合ポリマーが、以下のビフェントリン、γ−シハロトリン、λ−シハロトリン、シペルメトリン、ζ−シペルメトリン、β−シペルメトリン、エスフェンバレレート、フェンバレレート、ペルメトリン、レスメスリン、アクリナトリンおよびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項149〜151のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ピレスロイド化合物が前記配合物の約5重量%〜約25重量%を構成する、請求項149〜151のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ピレスロイド化合物が前記配合物の約10重量%〜約25重量%を構成する、請求項149〜151のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ピレスロイド化合物が前記配合物の約15重量%〜約25重量%を構成する、請求項149〜151のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ポリマーナノ粒子および前記ピレスロイド化合物が、前記配合物の約20重量%〜約80重量%を構成する、請求項149〜151のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ポリマーナノ粒子および前記ピレスロイド化合物が、前記配合物の約20重量%〜約60重量%を構成する、請求項149〜151のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ポリマーナノ粒子および前記ピレスロイド化合物が、前記配合物の約20重量%〜約50重量%を構成する、請求項149〜151のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ポリマーナノ粒子および前記ピレスロイド化合物が、前記配合物の約30重量%〜約50重量%を構成する、請求項149〜151のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ナノ粒子中のピレスロイド化合物対ポリマーの比が、約5:1〜約1:5である、請求項149〜151のいずれか一項に記載の方法。
- 以下の配合剤の1種以上:凍結防止剤、消泡剤、増粘剤、防腐剤をさらに含む、請求項149〜151のいずれか一項に記載の方法。
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